文部科学省のライフサイエンスに関連する事業概要について
◆世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラム ◆先端融合領域イノベーション創出形成プログラム ◆地域イノベーション戦略支援プログラム ○担当課:研究振興局基礎研究振興課 ○経費の種類:補助金※1 ○事業概要 世界的な著名研究者を拠点長として責任者に位置づけ、その強力な リーダーシップの下で、厳格な評価システムの確立や使用言語の完全 英語化など、グローバルスタンダードに合致した優れた研究環境への システム改革を行うとともに、新たな融合領域の創出を目指した世界 最高レベルの研究を行う「目に見える」世界トップレベルの研究拠点を 形成する。 ○ライフサイエンスに関連する拠点 ・物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)(京都大学) ・免疫学フロンティア研究センター(IFReC)(大阪大学) ※各拠点の詳細は参考資料10-2 P1参照 ○担当課:科学技術・学術局産業連携・地域支援課 ○経費の種類:補助金 ○事業概要 長期的な観点からイノベーションの創出のために特に重要と考えられ る先端的な融合領域において、入り口から出口まで一貫した産学協働 により、次世代を担う研究者・技術者の育成を図りつつ、将来的な実用 化を見据えた基礎的段階からの研究開発を行う拠点を形成する。 ○ライフサイエンスに関連するプログラム ・再生医療本格化のための最先端技術融合拠点(東京女子医 科大学) ・システム疾患生命科学による先端医療開発(東京大学) ・次世代免疫制御を目指す創薬医学融合研究(京都大学) 等 ※各プログラムの詳細は参考資料10-2 P1、2参照 ○担当課:科学技術・学術局産業連携・地域支援課 ○経費の種類:補助金 ○事業概要 地域イノベーションの創出に向けた地域主導の優れた構想を効果的 に支援するため、関係府省の施策を総動員して支援するシステムを構 築。文科省では大学等研究機関の連携による地域貢献機能の強化を 図るためソフト・ヒューマンに対する重点的な支援を実施。 ○ライフサイエンスに関連する構想 ・さっぽろバイオクラスター構想“Bio-S”(さっぽろ周辺を核とする道央 地域) ・ほくりく健康創造クラスター(富山・石川地域) ・徳島 健康医療クラスター(徳島地域) 等 ※各プログラムの詳細は参考資料10-2 P2、3参照 ◆最先端研究基盤事業 ○担当課:研究振興局振興企画課 ○経費の種類:補助金(交付は日本学術振興会が実施) ○事業概要 グリーンイノベーション及びライフイノベーションを中心に、基礎研究 から出口を見据えた研究開発を行う最先端の研究設備の整備・運用に 必要な支援を行い、「頭脳循環」の実現による研究開発力の強化を図 る。 ○ライフサイエンスに関連する事業 ・生命動態システム科学研究の推進(大阪大学、理化学研究 所) ・ゲノム機能医学研究環境整備(熊本大学) ・化合物ライブラリーを活用した創薬等最先端研究・教育基盤 の整備(北海道大学 等) 等 ※各事業の詳細は参考資料10-2 P5参照 ※1 本事業はマッチングファンドでの運営を求めているため、本補助金は拠点形成に必要となる人件費や事業推進費等 の基盤的経費に使途が限られており、研究資金としては使用することができない。そのため各拠点はWPI補助金と同等 額以上の研究費を外部資金等から自ら獲得し研究を実施していくことが求められている。 参考資料10-11
◆最先端研究開発支援プログラム ◆最先端・次世代研究開発支援プログラム ○担当課:研究振興局振興企画課(選考はCSTPが実施) ○経費の種類:日本学術振興会に造成した基金 ○事業概要 新たな知を創造する基礎研究から出口を見据えた研究開発まで、さ まざまな分野及びステージを対象とした、3~5年で世界のトップを目 指した先端的研究を推進することにより、産業、安全保障等の分野に おける我が国の中長期的な国際的競争力、底力の強化を図るとともに、 研究開発成果の国民及び社会への確かな還元を図る。 ○ライフサイエンスに関連する研究課題 ・iPS細胞再生医療応用プロジェクト(山中伸弥教授(京都大 学)) ・未解決のがんと心臓病を撲滅する最適医療開発(児玉龍彦教 授(東京大学)) ・心を生み出す神経基盤の遺伝学的解析の戦略的展開(岡野 栄之教授(慶應義塾大学)) 等 ※各研究課題の詳細は参考資料10-2 P3~P5参照 ○担当課:研究振興局振興企画課(選考はCSTPが実施) ○経費の種類:日本学術振興会に造成した基金 ○事業概要 若手、女性、地域の研究者を対象として、新たな科学・技術を創造す る基礎研究から出口を見据えた研究開発まで、人文・社会科学的側面 からの取組を含め、グリーンイノベーション及びライフイノベーションの 推進に貢献する挑戦的な研究課題を支援する。 ○ライフサイエンスに関連する研究課題 ・地域性も配慮しつつ、ライフイノベーションに関する若手、女性 研究者の188課題を採択。 ※各研究課題の一覧は参考資料 P9~参照 ◆科学技術戦略推進費 ○担当課:科学技術・学術政策局戦略官付(調整・システム改革担 当) ○経費の種類:補助金 ○事業概要 総合科学技術会議が科学技術政策の司令塔機能を発揮し、各府省 を牽引して自ら策定した科学技術イノベーション政策を戦略的に推進 するために、総合科学技術会議が各府省の施策を俯瞰し、それを踏ま えて立案するために必要な事業を実施する。 ○ライフサイエンスに関連するプログラム ・ゲノム情報と電子医療情報等の統合によるゲノムコホート研 究の推進 ・途上国におけるイノベーションを促進する国際協力の戦略的 推進 ・健康研究成果の実用化促進のための研究・開発システム関 連の隘路解消を支援するプログラム 等 ※各プログラム、個別課題の詳細は参考資料10-2 P6~P 8参照
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世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)
World Premier International Research Center Initiative (WPI)
〈取組内容〉 ○対象 ・基礎研究分野 ○期間 ・10~15年 ○支援額 ・1拠点あたり約14億円/年 ○研究拠点のイメージ ・世界トップレベルの主任研究者 10~20人 ・総勢200人 ・研究者のうち30%以上は外国人 ○国際水準の研究環境と生活環境 ・拠点長の強力なリーダーシップ ・厳格な評価に基づく給与 ・言語は事務部門も含め英語 〈世界トップレベル研究拠点の拡充〉 環境分野の技術革新で世界をリードし、低炭素社会を実現する観点から、新規に九州大学の「カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 (International Institute for Carbon-Neutral Energy Research)」を採択し、平成22年12月より事業を開始した。
〈背景〉 近年、優れた頭脳の獲得競争が世界的に激化してきている中で、我が国が科学技術の力で世界をリードしていくためには、優秀な人材の世界的な流動 の「環」の中に位置づけられ、内外の研究人材が自然に蓄積されるような研究機関を我が国にも作っていくことが必要。 〈事業概要〉 世界的な著名研究者を拠点長として責任者に位置付け、その下に高いレベルの研究者が結集する、優れた研究環境と高い研究水準を誇る世界トップレ ベルの研究拠点を形成する。 (平成19年度採択5拠点) 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター
(IFReC:Immunology Frontier Research Center) -生体イメージング技術を用い、 動的な免疫系の解明- 拠点長:審良 静男 5年連続論文被引用数 が世界一の免疫研究者 東京大学 数物連携宇宙研究機構
(IPMU:Institute for the Physics and Mathematics of the Universe)
-数学、物理学、天文学の連携による 宇宙の起源と進化の解明- 拠点長:村山 斉 日本人の素粒子理論・初期 宇宙論で45歳にして論文被 引用総数世界一 (平成22年度採択1拠点) 京都大学 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS:Institute for Integrated Cell- Material Sciences) -物質科学と細胞科学を統合した学際領域 を創出し、幹細胞(ES/iPS細胞など) 研究とメゾ科学を発展- 拠点長:中辻 憲夫 日本で初めてヒトES細胞株 を樹立し、分配体制を確立。 ES/iPS細胞の創薬活用を リード 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクト二クス研究拠点
(MANA:International Center for Materials Nanoarchitectonics) -ナノアーキテクトニクスに基づく 持続可能な発展に資する材料の開発- 拠点長:青野 正和 世界のナノテクノロジー をリードしてきたパイオ ニア。その業績によって ファインマン賞を受賞 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR:Advanced Institute for Materials Research) -原子分子制御法を駆使した革新的な 物質創製とデバイス・システムの構築- 拠点長:山本 嘉則 有機化学の国際的権威で、 独のフンボルト賞を受賞 九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
(I2CNER: International Institute for Carbon-
Neutral Energy Research)
-水素の製造・貯蔵・利用およびCO2回収・ 貯留に関する種々の課題等を究明- 拠点長:Petros Sofronis (ペトロス ソフロニス) 水素が金属の変形に及ぼす 実験的マクロ現象を、ミクロ の力学的分析によって合理 的に説明 平成23年度予算額 8,125百万円 (平成22年度予算額: 7,283百万円)
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〔イノベーションシステム整備事業〕
地域イノベーション戦略支援プログラム
地域イノベーション戦略支援プログラム
○新成長戦略(平成22年6月18日閣議決定)において、「産学連携など大学・研究機関における研究成果を地域の活性化につなげる取組を進める」と盛 り込まれたこと等を踏まえ、これまでのクラスター形成活動等の成果を着実に発展させるとともに、2020年を目標に経済波及効果と雇用創出効果を明 確にした、グリーンイノベーション、ライフイノベーションなどの地域イノベーションの創出に向けた地域主導の優れた構想を効果的に支援するため、大学 の研究段階から事業化に至るまでシームレスに展開できるよう、関係府省の施策を総動員して支援するシステムを構築。 ○文科省では、地域の大学等研究機関の連携による地域貢献機能の強化を図るため、ソフト・ヒューマンに対する重点的な支援を実施。 「地域イノベーションクラスタープログラム」 の実施地域を、「地域イノベーション戦略支援 プログラム」の継続地域として、事業の継続 性・整合性を考慮しつつ、継続課題が終了す る平成25年度まで着実に支援。 継続地域について 地域の戦略の実効的な推進のための、 自治体、企業、大学、公設試等からなるイ ノベーション推進協議会(仮称)の設置や、 地域資金投入要件の設定などにより、地 域主導の取組を推進する。 人材育成機能や事業化支援機能などの 地域に不足している機能については、国 の施策を活用し、地域イノベーション創出 のための共同研究開発を実施。 大学の研究段階から事業化に至るまで シームレスに展開できるよう、関係府省の施 策を総動員して支援するシステムを構築する。 (経済産業省) ◇産業界ネットワークの形成支援 ◇事業化フェーズの研究開発費 ◇産業集積のための企業立地支援 (農林水産省) ◇農林水産分野の技術開発支援 等 地域主導の取組を推進 地域主導の取組を推進 関係府省の施策を総動員 関係府省の施策を総動員 共同選定 国 地域ポテンシャルの優位性、戦略の妥当性・実現可能性、出口戦略の明確性等の観点から審査 金融機関 イノベ推進機関等 提案 地域の戦略を実効的に推進するためのイノベーション推進協議会(仮称) 関係府省 自治体 オブザーバー参加 オブザーバー参加 文科省 地域の大学等 A大学 中核となる研究機関 B高専 C 公設試 D大学 知のネットワーク 企業群 地域 ソフト・ヒューマンを重点支援 ソフト・ヒューマンを重点支援 地域の大学等研究機関の連携による 地域貢献機能の強化を図るため、ソフト・ ヒューマンを重視した支援とする。 ◇大学等の知のネットワーク構築支援 ◇地域の戦略の中核を担う研究者の集積 地域の戦略実現に向けた取組を持続的なものとするため、 地域で活躍し、地域活性化に貢献しうる人材の育成に資する プログラム開発。 ◇地域の戦略実現のための人材育成プログラムの開発 大学等の研究設備・機器等を中小企業等が活用するための、 技術相談・技術指導等を行う技術支援スタッフの配置に係る 経費を支援。 地域発の優れた技術シーズに関する知的財産を活用するた めのデータベース作成に向けた初期の基盤形成の経費を支援。 ◇技術シーズの利活用促進 ◇地域の研究機関等での設備共用化支援 地域戦略の実現に貢献できる研究者を、国内外問 わず当該地域以外から招聘。 また、中間評価の実施等により継続を判断し優れた 地域に限定し継続支援。 地域の大学等研究機関におけるコンソーシアム 等の知のネットワークを構築し、地域の企業等との 連携を図る「地域連携コーディネータ」の配置等に 係る経費を支援。 平成23年度予算案 :111億円 ( 新 規 ) ○新規採択地域 1,900百万円 ○継続地域(地域イノベーションクラスタープログラム実施地域) 9,159百万円 ○平成23年度継続予定地域 グローバル型 都市エリア型 静岡県浜松地域 札幌周辺を核とする道央地域 関西広域地域 福岡・北九州・飯塚地域 広域仙台地域 長野県全域 京都およびけいはんな学研地域 富山・石川地域 東海広域 函館地域 山口地域 久留米地域 徳島地域 ふくしま地域 びわこ南部地域 いわて県央・釜石地域 富士山麓地域 十勝エリア 弘前エリア 鶴岡庄内エリア 石川県央・北部エリア 米子・境港エリア 宍道湖・中海エリア 和歌山県紀北紀中エリア 岐阜県南部エリア 埼玉・圏央エリア ふくおか筑紫エリア 愛媛県南予エリア かずさ・千葉エリア 【文科省の支援メニュー 】 【関係府省の支援メニュー】4
先端融合領域イノベーション創出拠点形成
先端融合領域イノベーション創出拠点形成
プログラム
プログラム
○概
要:
イノベーションの創出のために特に重要と考えられる先端的な融合領域において、企業とのマッ
チングにより、新産業の創出等の大きな社会・経済的インパクトのある成果(イノベーション)を創
出する研究開発を行う拠点の形成を支援することを目的としたプログラム。
入口から出口まで一
貫した産学協働により死の谷を克服することを目指しており、第三期基本計画で初めてのトライア
ル。
○対象機関:
大学、大学共同利用機関、国立試験研究機関及び独立行政法人
(産業界との共同提案を義務化)
○実施期間:
当初の3年間は拠点の本格化に向けた絞り込みのための期間として位置付け、3年目(2年半
後及び3年半後)に再審査を行い、1/3程度に絞り込みを行う。本格的実施に移行する課題はそ
の後7年間継続実施。
○実施規模:
再審査までの3年間
年間3億円程度
本格的実施後
年間5~10億円程度
研究者の
自由な発想に基づく研究
特定の政策
目的に基づく基礎研究
出口志向の
研究開発(シーズと結びつけ)
出口志向の研究開発
(出口が明確)
基礎研究から出口志向の研究開発までを一貫して推進し、先端融合領域において、大学のシーズを核にイノベーションを
実現するシステムを産学協働で実現
振興調整費を活用 企業のコミットメント 平成23年度予算額:75億円 ※科学技術振興調整費より移し替え5
最先端研究開発支援について
将来における我が国の経済社会の基盤となる先端的な研究開発の推進するとともに、潜在的可能性を持った 研究者に対する支援体制を強化する 将来における我が国の経済社会の基盤となる先端的な研究開発の推進するとともに、潜在的可能性を持った 研究者に対する支援体制を強化する 研究者を最優先した従来にない研究者支援のための制度を創設し、我が国の中長期的な国際競争力、底力の 強化を図るとともに、研究開発成果の国民及び社会への成果還元を図る 研究者を最優先した従来にない研究者支援のための制度を創設し、我が国の中長期的な国際競争力、底力の 強化を図るとともに、研究開発成果の国民及び社会への成果還元を図る最先端研究開発支援プログラム
(先端研究助成基金
1,500億円)
※ 平成21年度第一次補正予算により基金を造成最先端研究開発戦略的強化費補助金
平成23年度予算額
175億円
平成22年度予算額
400億円
1,000億円
○ 3~5年で世界のトップを目指した先端的研究 ○ 基礎から応用まで、さまざまな分野が対象 《 研究実施期間 H22.3.10~最長H26.3.31 》500億円
○ 潜在的可能性を持った次世代の若手・女性研究者支援 ○ 研究対象は グリーン・イノベーション又は ライフ・イノベーション ○ 1課題4年間で2億円を上限、329件を採択 ○ 各都道府県から最低1件採択、女性研究者の割合は25% 《 研究実施期間 H23.2.10~最長H26.3.31 》 ○ 最先端研究開発支援プログラムに採択された 30課題の研究開発を一層加速・強化 0億円(97億円) ○ シンポジウム等による公開活動の実施 2億円( 3億円)連 携
○ 国内外の若手研究者を惹きつける研究基盤の整備を強化・ 加速するための最先端研究基盤事業を実施 173億円(280億円) ○ 頭脳循環を活性化する海外への若手研究者派遣 0億円( 20億円)※最先端研究開発支援プログラム(30課題)
最先端研究開発支援プログラム(30課題)の加速・強化
最先端・次世代研究開発支援プログラム
若手等が活躍する研究基盤の強化
相互
補完
※「若手研究者戦略的海外派遣事業費補助金」(平成23年度新規17.5億円)に おいて、本事業からの移行分も支援6
平成23年度予算額:8,000百万円 (平成23年度新規)