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(1) 所得金額所得金額とは, 前年の 1 月 1 日から 12 月 31 日までの 1 年間の収入から必要経費や給与所得控除額などを差し引いたものです 所得が多数ある場合は, それぞれの所得金額を算出し, それらを合計します 所得の種類とその概要 事業所得 所得の種類 農業, 漁業, 製造業, 卸

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1.個人市民税を納める方(納税義務者)

(1) その年の1月1日に守谷市に住所がある方【均等割と所得割】 (2) その年の1月1日に守谷市に住所はないが,事務所・事業所又は家屋敷があ る方(事業者課税又は家屋敷課税)【均等割】

2.個人市民税のかからない方

(1) 均等割も所得割もかからない方 ①生活保護法の規定による生活扶助を受けている方 ②障がい者,未成年者,寡婦又は寡夫で,前年の合計所得金額が 125 万円以下 の方(給与収入額では 204 万 4,000 円未満) (2) 均等割がかからない方(生活保護の級地区分により異なる。守谷市:3級地) 前年中の合計所得金額が,次の算式で求めた額以下の方 28 万円×(1+控除対象配偶者及び扶養親族の数)+16 万 8,000 円 (ただし,控除対象配偶者及び扶養親族がいない場合は 28 万円) (3) 所得割がかからない方 前年中の総所得金額等が,次の算式で求めた額以下の方 35 万円×(1+控除対象配偶者及び扶養親族の数)+32 万円 (ただし,控除対象配偶者及び扶養親族がいない場合は 35 万円)

3.個人市民税の計算

個人市民税は次の手順によって算出します。

■税額の計算方法

所得金額

(1)所得金額

所 得 割 額

課税所得金額

×

所得金額

(2)

6 (1)所得金額 所得金額とは,前年の1月1日から 12 月 31 日までの1年間の収入から必要 経費や給与所得控除額などを差し引いたものです。所得が多数ある場合は,それ ぞれの所得金額を算出し,それらを合計します。 【所得の種類とその概要】 所 得 の 種 類 所 得 金 額 総 合 課 税 事業所得 農業,漁業,製造業,卸 売業,小売業,サ-ビス 業,医師,その他の事業 から生じる所得 収入金額-必要経費 不動産所得 家賃,地代,権利金等 収入金額-必要経費 給与所得 給与,賃金,賞与等 収入金額-給与所得控除額…① 雑所得 国民年金,厚生年金等の 公的年金 収入金額-公的年金等控除額…② 他 の い ず れ に も 該 当 し ない所得 収入金額-必要経費 利子所得 公債,社債,預貯金等の 利子 収入金額 配当所得 株式や出資金の配当等 収入金額-株式等取得のための負債の 利子 総合譲渡所得 資産の売却による所得 収入金額-必要経費-特別控除額(最 高 50 万円) (長期譲渡所得の場合は,上記の1/2 の金額) 一時所得 賞 金 , 懸 賞 当 選 金 , 競 輪・競馬の払戻金等 {収入金額-必要経費-特別控除額 (最高 50 万円)}×1/2 分 離 課 税 退職所得 退職金,退職手当等 (収入金額-退職所得控除額)×1/2 山林所得 山林(立木)の売却によ る所得 収入金額-必要経費-特別控除額(最 高 50 万円) 譲渡所得 土地・建物,株式等の売 却による所得 土 地 家 屋 収入金額-取得費・譲渡費用 -特別控除額 株 式 収入金額-取得費・譲渡費用 ※退職所得,山林所得,土地・家屋の譲渡所得,株式所得については,他の所得と 区分してそれぞれの計算方法により税額を計算します。(18・19ページ参照)

(3)

7 ①給与所得金額 給与所得については,必要経費に代わるものとして収入金額から給与所得控除 額を差し引くことになっています。給与所得金額の計算方法は下表のとおりです。 給与収入金額 給与所得金額 650,999 円まで 0 円 651,000 円~1,618,999 円 収入金額-65 万円 1,619,000 円~1,619,999 円 969,000 円 1,620,000 円~1,621,999 円 970,000 円 1,622,000 円~1,623,999 円 972,000 円 1,624,000 円~1,627,999 円 974,000 円 1,628,000 円~1,799,999 円 A= 収入金額÷4 (千円未満切捨) A×2.4 1,800,000 円~3,599,999 円 A×2.8-180,000 円 3,600,000 円~6,599,999 円 A×3.2-540,000 円 6,600,000 円~9,999,999 円 収入金額×90%-1,200,000 円 10,000,000 円以上 収入金額-2,200,000 円 ②公的年金等に係る雑所得 公的年金等については,収入金額から公的年金等控除額を差し引いたものが,所 得(雑所得)となります。雑所得の計算方法は下表のとおりです。 年齢 公的年金等収入金額 公的年金等に係る雑所得金額 65 歳未満 S28.1.2以後生 1,299,999 円まで 収入金額-700,000 円 1,300,000 円~4,099,999 円 収入金額×75%-375,000 円 4,100,000 円~7,699,999 円 収入金額×85%-785,000 円 7,700,000 円以上 収入金額×95%-1,555,000 円 65 歳以上 S28.1.1以前生 3,299,999 円まで 収入金額-1,200,000 円 3,300,000 円~4,099,999 円 収入金額×75%-375,000 円 4,100,000 円~7,699,999 円 収入金額×85%-785,000 円 7,700,000 円以上 収入金額×95%-1,555,000 円 ③非課税所得 次のような所得は,収入金額の多少にかかわらず非課税所得として,課税の対象 にはなりません。(※代表的な非課税所得) (ア) 傷病者や遺族等の受け取る恩給・年金(遺族年金)や障害年金など (イ) 給与所得者の出張旅費,通勤手当(通勤手当は 15万円/月以下) (ウ) 損害保険金,損害賠償金,慰謝料など (エ) 雇用保険の失業給付 (それぞれ元本 350 万円以下) (オ) 障がい者等の少額郵便貯金,少額預金,少額公債の利子

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8 (2)課税所得金額 課税所得金額とは,所得金額からそれぞれの方の生活の実情に応じた所得控除の 合計額を差し引いたものです。 【所得控除の種類と概要】 種 類 要 件 控 除 額 雑損控除 災害等により日常生活に必要 な資産に損害を受けた場合 次の①と②のいずれか多い額 ①(損失額-保険金等の補填額) -(総所得金額等の 10%) ②災害関連支出額-5万円 医療費控除 本人や生計を一にする親族の ために医療費を支払った場合 (支払った医療費の総額-保険 金等の補填額)-(総所得金額 等の5%又は 10 万円のいずれ か少ない額)※最高 200 万円 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例) 健康の保持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行 っている納税者が,平成29年1月1日から平成33年12月3 1日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の 親族のために特定一般用医薬品等購入費を支払った場合 (特定一般用医薬品等購入費の合計額-保険金等の補填額) -1万2千円 ※最高8万8千円 (注)医療費控除の特例であるため,従来の医療費控除との併用 はできません 社会保険料控除 本人や生計を一にする親族の ために社会保険料(国民健康保 険,国民年金など)を支払った 場合 支払った金額 小規模企業共済 等掛金控除 小規模企業共済掛金(旧第2種 共済掛金を除く)、確定拠出年 金法の企業型年金加入者掛金 若しくは個人型年金加入者掛 金又は心身障がい者扶養共済 掛金を支払った場合 支払った金額

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9 生命保険料控除 一般生命保険料,介護医療保険料,個人年金保険料を支払った場 合,それぞれ計算した金額の合計額を控除(限度額 70,000 円) ①新契約保険料(平成24年1月1日以後に締結した保険契約等) 年間の支払保険料 控除額 12,000 円まで 支払保険料の全額 12,001 円~32,000 円 支払保険料÷2+6,000 円 32,001 円~56,000 円 支払保険料÷4+14,000 円 56,001 円以上 28,000 円(限度額) ②旧契約保険料(平成23年12月31日以前に締結した保険契約等) 年間の支払保険料 控除額 15,000 円まで 支払保険料の全額 15,001 円~40,000 円 支払保険料÷2+7,500 円 40,001 円~70,000 円 支払保険料÷4+17,500 円 70,001 円以上 35,000 円(限度額) ※一般生命保険料又は個人年金保険料については,新契約と旧契 約の双方について控除の適用を受ける場合,新契約と旧契約そ れぞれ上記の算式により計算した控除額の合計額を控除(限度 額 28,000 円) ただし,旧契約分の控除額が,限度額を上回る場合は,旧契約 のみの控除額(限度額 35,000 円)を適用します。 地震保険料控除 地震保険料,長期損害保険料(平成 18 年 12 月 31 日までに締 結したもの)を支払った場合,それぞれ計算した金額の合計額を 控除(限度額 25,000 円) ①地震保険料 支払保険料÷2(最高 25,000 円) ②旧長期損害保険料 年間の支払保険料 控除額 5,000 円まで 支払保険料の全額 5,001 円~15,000 円 支払保険料÷2+2,500 円 15,001 円以上 10,000 円(限度額) ①と②両方がある場合 各々の方法で計算した金額の合計額(最高 25,000 円) ※ただし,1つの契約で地震保険と長期損害保険がある場合は, いずれか一方のみ選択する。

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10 障害者控除 本人,控除対象配偶者又は扶養 親族が障がい者である場合 ①障がい者 26 万円 ②特別障がい者 30 万円 ※特別障がい者:11 ページ参 照 ③同居特別障がい者 53 万円 寡婦控除 夫と死別,離別した後再婚して いない方や夫が生死不明の方 で,次のいずれかに該当する場 合 ※ ① の 生 計 を 一 に す る 子 の う ち,他の納税者の控除対象配 偶者や扶養親族とされている 方は除きます。 ①扶養親族や生計を一にする 子(合計所得が 38 万円以下) のある方 26 万円 ②合計所得が 500 万円以下の 方(死別又は夫が生死不明の 場合に限ります) 26 万円 ③扶養親族である子があり,合 計所得金額が 500 万円以下 の方 30 万円 寡夫控除 妻と死別,離婚した後再婚して いない方や妻が生死不明の方 で,合計所得金額が 500 万円 以下であり,かつ,生計を一に する子(合計所得が 38 万円以 下)のある方 ※生計を一にする子のうち,他 の納税者の控除対象配偶者 や扶養親族とされている方 は除きます。 26 万円 勤労学生控除 各種学校や専修学校等の生徒 で合計所得金額が 65 万円以下 であり,勤労によらない所得が 10 万円以下の場合 26 万円 配偶者控除 生計を一にする配偶者の合計 所得金額が 38 万円以下の場合 ※平成 31年度から改正になり ます。(詳細は 22ページ参照) ① 一般の配偶者 33 万円 S23.1.2 以後生 ②老人(70 歳以上)の配偶者 38 万円 S23.1.1 以前生

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11 配偶者特別控除 本人の合計所得金額が 1,000 万円以下の場合は,生計を一にす る配偶者(他の納税義務者の扶養親族又は事業専従者を除く)の 合計所得金額に応じ,最高 33 万円の配偶者特別控除が受けられ ます。控除額は下の表のとおりです。 ※平成 31年度から改正になります。(詳細は 22ページ参照) 【配偶者特別控除早見表】 配偶者の合計所得金額 対応する給与収入金額 控除額 380,001 円~449,999 円 1,030,001 円~1,099,999 円 33 万円 450,000 円~499,999 円 1,100,000 円~1,149,999 円 31 万円 500,000 円~549,999 円 1,150,000 円~1,199,999 円 26 万円 550,000 円~599,999 円 1,200,000 円~1,249,999 円 21 万円 600,000 円~649,999 円 1,250,000 円~1,299,999 円 16 万円 650,000 円~699,999 円 1,300,000 円~1,349,999 円 11 万円 700,000 円~749,999 円 1,350,000 円~1,399,999 円 6 万円 750,000 円~759,999 円 1,400,000 円~1,409,999 円 3 万円 760,000 円以上 1,410,000 円以上 0 円 扶養控除 生計を一にする親族の合計所 得金額が 38 万円以下の場合 平成24年度から16歳未満 の年少扶養控除が廃止され,1 6歳以上19歳未満までの特 定扶養控除の加算分の12万 円が縮減となりました。 ※16歳未満の扶養親族は,控 除の対象にはなりませんが, 非課税限度額の計算等(5ペ ージ参照)には人数が含まれ ます。 ①一般の扶養親族 33 万円 (16 歳以上19歳未満, 23歳以上70歳未満) H11.1.2 生~H14.1.1 生 S23.1.2 生~H7.1.1 生 ②特定の扶養親族 45 万円 (19歳以上 23 歳未満) H7.1.2 生~H11.1.1 生 ③老人(70 歳以上) の扶養親族 38 万円 S23.1.1 以前生 ④同居老親等の扶養親族 45 万円 ※ 本 人 又 は 配 偶 者 の 直 系 尊 属 で,本人又は配偶者のいずれ かと同居を常況としている方 基礎控除 全ての納税義務者 33 万円 ※特別障がい者 身体障害 精神障害 療育手帳 要介護 戦傷病者 被後見人 被爆者 1級・2級 1級

A ・A 要介護5, 4(一部3 も含む) 特別項症から 第3項症まで ○ ○

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12 (3)所得割額 課税所得金額に税率を乗じ,税額控除を差し引いたものが,所得割の税額です。 × - = (4)税額控除 ①調整控除 調整控除は,所得税(国)から市・県民税(地方)へ税源移譲したことにより 生じる所得税と市・県民税の人的控除の差に基づく負担の増加を調整するために 設けられ,次の算式によって求めた金額を所得割から控除します。 【調整控除額の算出方法】 区 分 控 除 額 合計課税所得金額 200 万円以下 ①又は②のいずれか小さい額の5%(市民税3%,県民税2%) ①人的控除の差の合計額,②合計課税所得金額 合計課税所得金額 200 万円超 {人的控除額の差の合計額-(合計課税所得金額-200 万円)} ×5%(市民税3%,県民税2%) ただし,この額が 2,500 円未満の場合は 2,500 円 【人的控除の差額表】 所得控除の種類 差 額 障がい者(一般)控除・寡婦(寡夫)控除・勤労学生控除 10,000 円 配偶者特別控除(合計所得金額 40 万円以上 45 万円未満) 30,000 円 寡婦(特別)控除・配偶者特別控除(合計課税所得 40 万円未満) 50,000 円 基礎控除 50,000 円 配偶者控除(一般)・扶養控除(一般) 50,000 円 障がい者(特別)控除 100,000 円 配偶者控除(老人)・扶養控除(老人) 100,000 円 扶養控除(同居老親) 130,000 円 扶養控除(特定扶養) 180,000 円 障がい者(同居特別)控除 220,000 円 ②外国税額控除 所得税で外国税額控除を受けた場合で,所得税から控除しきれない部分がある 時には,県民税,市民税の順序で一定の限度額を所得割額から控除します。 課税所得金額 (1,000 円未満切捨て) 税 率 税額控除額 所 得 割 額 (100 円未満切捨て) 市民税 6% 県民税 4%

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13 ③配当控除 配当所得がある場合,次の額を所得割額から控除します。 配当所得の金額×配当控除の控除率=配当控除額(税額控除額) 【配当控除の控除率】 課税所得金額等 配当の種類 1,000 万円以下の部分 に含まれる配当所得 1,000 万円超の部分に 含まれる配当所得 市民税の 控除率 県民税の 控除率 市民税の 控除率 県民税の 控除率 利益の配当等 1.6% 1.2% 0.8% 0.6% 一般外貨建等証券投資信託以外の配当所得 0.8% 0.6% 0.4% 0.3% 一般外貨建等証券投資信託の配当所得 0.4% 0.3% 0.2% 0.15% ④寄附金控除 都道府県や市区町村に対する寄附金(ふるさと納税)や茨城県や守谷市が条例 で指定した寄附金のうち,2,000 円を超える部分について,下記の税額控除率 により算出した金額を所得割額から税額控除します。 (ア)地方自治体に対する寄附金(ふるさと納税) 控除対象者 個人市・県民税所得割の納税義務者 寄附金控除の対象 都道府県又は市区町村 控 除 率 地方自治体に対する寄附金のうち,適用下限額を超える 部分について,一定の限度額まで税額を控除 (税額控除の計算式) ① と②の合計額を税額控除 ① 基本控除 (寄附金-2,000 円)×10% ② 特例控除 (寄附金-2,000 円)×(90%-0~45%×1.021) [寄附金に適用される所得税の限界税率] ※②の額については,個人市・県民税所得割額の20%が限度 控除対象限度額 総所得金額等の 30% 適用下限額 2,000 円 (イ)地方自治体以外に対する寄附金 控除対象者 個人市・県民税所得割の納税義務者 寄附金控除の対象 ② 住所地の都道府県共同募金会及び日本赤十字社支部 ②茨城県又は守谷市が条例で指定した団体 控 除 率 ・茨城県指定寄附金は,県民税から 4%税額控除 ・守谷市指定寄附金は,市民税から 6%税額控除 控除対象限度額 総所得金額等の 30% 適用下限額 2,000 円

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14 ⑤住宅借入金等特別税額控除 所得税の住宅ローン控除の適用を受けた方について,所得税から控除しきれなか った額を翌年度の個人市・県民税から控除します。 対 象 者 控 除 額 平成11年から平成1 8年まで又は平成21 年から平成33年まで に入居した方 ① 又は②のいずれか小さい額 ①所得税における住宅ローン控除額のうち所得税で控 除しきれなかった額 ②前年分の所得税の課税総所得金額等の 5%(最高 97,500 円) ただし,平成26年4月から平成33年12月の入 居で,住宅取得費用に含まれる消費税等が税率8%又 は10%により計算される場合は,前年分の所得税の 課税総所得金額等の7%(最高 136,500 円) 平成19・20年入居の方は,所得税の住宅ローン控除において特例措置を選択 できるため,所得税から控除しきれなかった額があっても個人市・県民税から控除 することはできません。 ⑥配当割額控除額・株式等譲渡所得割額控除額 配当割,株式等譲渡所得割を課税された場合で,申告書にこれらに関する必要事 項を記載した場合には,個人市・県民税(所得割)から差し引かれます。 控 除 額 県民税 配当割額または株式等譲渡所得割額×2/5 市民税 配当割額または株式等譲渡所得割額×3/5 なお,控除しきれなかった金額があるときは,当該年度の個人住民税,未納の徴 収金に充当します。また,充当することができなかった金額があるときは,当該金 額を還付します。 (5)所得割の調整措置(地方税法 附則第 3 条の 3 第 5 項) 所得割の非課税基準を若干上回る所得の方の税引き後の所得金額が,非課税基 準の金額を下回ることのないように税額を減額する調整措置です。 【調整額の算出方法】 扶養親族がいない場合 35万円―(総所得金額等―算出所得割額)=調整額 扶養親族がいる場合 35 万円×(1+控除対象配偶者及び扶養親族の数) +32 万円―(総所得金額等―算出所得割額)=調整額 ※上記の算式により調整額が 0 やマイナスになった場合は該当しません。

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15 (6)均等割と個人市・県民税の計算 + = ※市民税の中には,防災費用充当分の 500 円(平成35年度まで)が含まれます。 ※県民税の中には,森林湖沼環境税 1,000 円(平成33年度まで)と防災費用充 当分の500 円(平成35年度まで)が含まれます。

4.申告について

その年の 1 月 1 日現在守谷市に住所があり,かつ,次のいずれかに該当する方 は,前年中の所得等を 3 月 15 日までに申告していただくことになります。ただし, 所得税の確定申告を提出する方は,その必要はありません。 (1) 営業,農業,その他の事業を営んでいる方 (2) 不動産,利子などの所得があった方 (3) 給与所得者で,給与所得以外の所得があった方 (4) 給与所得者で,事業所から給与支払報告書が守谷市に提出されていない方 (5) 公的年金以外の年金,原稿料,講演料,印税などの雑所得があった方 (6) 生命保険,郵便貯金の満期保険金などの一時所得があった方

5.納税の方法

個人市県民税の納税方法には,納税通知書で納める普通徴収と勤務先の給与から 差し引いて納める特別徴収と公的年金から差し引いて納める年金特別徴収の3つ の方法があります。 納税方法 納税方法の詳細 納 期 限 等 普通徴収 市が送付する納税通知書によって,税額 を年4回に分けて納める。 6月,8月,10 月,翌 年1月の末日 特別徴収 給与支払者(「特別徴収義務者」という。) が,6月から翌年5月までの年 12 回に 分けた税額を毎月の給与支払いの際に, 納税者の給与から差し引き,納税者に代 わって納める。 徴収した月の翌月 10 日 年金特別徴収 年金支払者が,4月,6月,8月の年金 から前年度の2月分と同額を仮徴収し, 年税額から仮徴収分を差し引いた残額を 10月,12月,2月の年金から本徴収 し,納税者に代わって納める。 徴収した月の翌月 10 日 ※納期限が休日,祝日に当たる場合は,翌日以降の最初の平日が納期限となります。 所 得 割 額 均 等 割 額 (市民税:3,000 円) (県民税:2,000 円) 個人市・県民税額 県民税 2,500 円 市民税 3,500 円

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6.公的年金からの特別徴収

(1)対象者(以下の条件が全て該当する方) ①4月1日現在65 歳以上の公的年金受給者で,今年度個人市・県民税が課税さ れる方 ②介護保険料が4月受給分の年金から天引きされている方 ③守谷市に住所を有する方 (2)徴収する税額 公的年金分の所得金額から計算した個人市・県民税の額のみです。 ※給与所得や事業所得等の金額から計算した個人市・県民税は,これまでどおり 給与からの天引きによる納付(特別徴収),又は納付書による納付(普通徴収) となります。 (3)特別徴収の対象年金 老齢基礎年金又は昭和60年以前の制度による老齢年金・退職年金等 ※特別徴収の対象となる年金等や税額については,毎年6月に市から送付する 「市民税・県民税税額決定通知書兼納税通知書」に記載されています。 (4)特別徴収の中止 特別徴収開始後,税額の変更,年金の支給停止等が発生した場合は,特別徴収が 中止となり,納付書による納付(普通徴収)となります。 【新たに対象者となった年度】(前年度途中に特別徴収が中止になった方を含む。) 普 通 徴 収 特 別 徴 収 6月 8月 10 月 12 月 2 月 税 額 年税額の 4 分の 1 年税額の 4 分の 1 年税額の 6 分の 1 年税額の 6 分の 1 年税額の 6 分の 1 【次年度以降】 特 別 徴 収 仮 徴 収 本 徴 収 4 月 6月 8月 10 月 12 月 2 月 税 額 前年度 の年税 額の6 分の1 に相当 する額 前年度 の年税 額の6 分の1 に相当 する額 前年度 の年税 額の6 分の1 に相当 する額 年税額から 仮徴収した 額を控除し た額の 3 分 の1 年税額から 仮徴収した 額を控除し た額の 3 分 の1 年税額から 仮徴収した 額を控除し た額の 3 分 の1

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7.外国人に対する課税

外国人に対する課税所得の範囲は,居住形態により決定されます。居住形態は課 税上,居住者と非居住者とに区分され,居住者はさらに非永住者と永住者に細分さ れます。 (1)居住者 日本国内に「住所」を有するか,又は現在まで引き続いて 1 年以上「居所」を有 する方(一般的に,生活の本拠が日本にある場合には,日本に住所があるものとさ れ,住所はないが日本に滞在又は居住している場合には,日本に居所を有すること になります。) ①非永住者 居住者のうち,日本の国籍を有しておらず,過去 10 年以内において国内に住 所又は居所を有していた期間の合計が 5 年以下である方。 ②永住者 非永住者以外の居住者 (2)非居住者 居住者以外の方 【居住形態に応じた課税所得の範囲】 区 分 課 税 範 囲 国内源泉所得 国外源泉所得 国内支払 国外支払 国内支払 国外支払 居住者 非永住者 全額課税 全額課税 全額課税 国外で支払われるも ののうち国内に送金 されたとみなされる 金額のみ課税 永住者 全額課税 全額課税 全額課税 全額課税 非居住者 原則として課税 非課税 (3)租税条約 日本国との間で,租税条約が締結されている国の方の場合には,その租税条約の 定めるところにより,市民税が免除される場合があります。 免除を受けるには,納税地の税務署に提出した「租税条約に関する届出書」の写 しを添えて,「市民税・県民税の租税条約に関する届出書」を市長に提出する必要 があります。

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18 特定役員退職 手当等の収入 金額 特定役員 退職所得 控除額ⓐ 一般退職 手当等の 収入金額 退職所得 控除額 ⓐ ×1/2×税率 ― + ― ―

8.課税の特例(分離課税)

退職所得や土地・建物の譲渡所得などについては,他の所得と区分して分離課税 の方法により課税する特例が設けられています。 (1)退職所得の源泉分離課税 退職所得にかかる市・県民税は,退職金などの支払いを受けるときに,次の計 算方法(税率:市民税6%,県民税4%)による税額が,所得税と同様に差し引 かれます。(源泉分離課税) 【退職所得に対する市・県民税額の算出方法】 一般退職手当等 (退職金-退職所得控除)×1/2×税率 特定役員退職手当等 (退職金-退職所得控除)×税率 上記の両方がある場合 ※特定役員退職手当等とは,法人役員等の勤続年数が 5 年以下である者が支払いを 受ける退職手当等です。 【退職所得控除額の算出方法】 勤続年数(1年未満は切上げ) 退 職 所 得 控 除 20年以下の場合 40 万円×勤続年数(最低 80 万円) 20年を超える場合 800 万円+70 万円×(勤続年数-20 年) ※障がい者になったことに直接起因して退職した場合は 100 万円が加算されます。 ※勤続年数に 1 年未満の端数がある場合は,1 年で計算します。 (2)土地・建物を譲渡したときの分離課税 土地や建物を売った場合の所得は,他の所得と分離して税額の計算を行います。 土地や建物の所有期間が,譲渡した年の1月1日現在で5年を超えるものを長期 譲渡,5年以下のものを短期譲渡といいます。 区 分 市民税 県民税 短期譲渡 所得金額 国又は地方公共団体等に対する譲渡(措法32③) 3.0% 2.0% 上記のもの以外の譲渡(措法32①) 5.4% 3.6% 長期譲渡 所得金額 一 般(措法 31) 一 律 3.0% 2.0% 優良住宅地(措法 31 の 2) 2千万円以下の部分 2.4% 1.6% 2千万円を超える部分 3.0% 2.0% 居住用財産(所有期間 10 年 超)(措法 31 の 3) 6千万円以下の部分 2.4% 1.6% 6 千万円を超える部分 3.0% 2.0% ○土地・建物の譲渡所得に係る税額の計算 収入金額 - (取得費 + 譲渡経費) - 【特別控除】 = 譲渡所得金額 ※総所得金額から控除しきれなかった所得控除がある場合は,土地・建物の譲渡所得金額から差し引くことができます。 ※取得費が不明の場合は,収入金額×5%を取得費とすることができます。 譲渡所得金額 × 税率 = 譲渡所得に係る税額

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19 【特別控除】 特別控除を受けられる場合 特別控除 特例適用条文 土地収用法等で土地・建物等を収用等された場合 5,000 万円 措法 33 の 4 自己の居住用財産(家屋・敷地)を譲渡した場合 3,000 万円 措法 35 国,地方公共団体等の特定土地区画整理事業等のため に土地等を譲渡した場合 2,000 万円 措法 34 特定住宅地造成事業等のために土地等を譲渡した場合 1,500 万円 措法 34 の 2 特定土地等を長期譲渡した場合 1,000 万円 措法 35 の 2 農地保有の合理化等のために農地等を譲渡した場合 800 万円 措法 34 の 3 (3)上場株式等に係る配当所得の申告分離課税 上場株式等の配当所得については,申告分離課税を選択した場合,他の所得と分 離して次の税率で課税されます。 区 分 市民税 県民税 上場株式等に係る配当所得 3.0% 2.0% (4)株式等に係る譲渡所得の分離課税 株式等の譲渡所得については,他の所得と分離して次の税率で課税されます。 区 分 市民税 県民税 株式等に係る譲渡所得等 3.0% 2.0% (5)先物取引に係る雑所得等の所得の分離課税 先物取引による所得については,他の所得と分離して次の税率で課税されます。 区 分 市民税 県民税 先物取引に係る雑所得等 3.0% 2.0% 参考

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個人市民税Q&A

1.パート収入…いくらで税金が?

Q1 私の妻はパートに出ていますが,年間収入がいくらになると市・県民税が かかりますか?また,配偶者控除の対象になるのはいくらまででしょうか? A1 パートの収入が 93 万円以下ですと,給与所得控除(65 万円)を差し引 いた残額が市県民税の非課税限度額(28 万円)以下となりますので市・県 民税はかかりません。また,パートの年収が 103 万円までは,ご主人が配 偶者控除を受けることができます。なお,配偶者特別控除は141万円以下 まで受けることができますが,収入金額により控除額が違ってきます。(11 ページの表を参照) ■奥さんのパート収入と税 パート収入 奥さんに税金がかかるか あなたが配偶者控除を受けられるか 所得税 市・県民税 配偶者控除 配偶者特別控除 93 万円以下 かからない かからない 受けられる 受けられない 93 万円を超え 103 万円以下 かからない かかる 受けられる 受けられない 103 万円を超え 141 万円以下 かかる かかる 受けられない 受けられる ※ あなたの合計所得金額が 1,000 万円(給与収入で 12,200,000 円)を超え る場合には,配偶者特別控除を受けることはできません。 ※ 「税金の扶養」と「健康保険の扶養」は異なります。「健康保険の扶養」につ いては,あなたの職場の健康保険担当者にお問い合わせください。国民健康保 険には扶養の制度はありません。 ※ 「配偶者控除」,「配偶者特別控除」は,平成 31 年度課税分から変更になりま す。詳しくは 22ページを参照してください。

2.引っ越した場合の市・県民税は?

Q2 私は平成30年4月1日に守谷市からつくば市に引っ越しました。ところ が6月に守谷市から平成30年度の個人市・県民税の納税通知書が送られて きました。私の個人市・県民税はつくば市に納めるのではないでしょうか? A2 個人市・県民税は,毎年1月1日現在に住所のある市区町村で前年中の所 得に基づいて課税されることになります。あなたの場合は,平成30年1月 1日現在は守谷市に住所がありましたので,その後4月1日につくば市に引 っ越しされても,平成30年度の個人市・県民税は守谷市に納めていただく ことになります。

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個人市・県民税の計算例

(平成30年4月1日現在の法律に基づいて作成。) 守谷市在住で下記のような条件の方の個人市・県民税は,いくらになるでしょう。 家族構成 平成29年中の収入等 本人 サラリーマン 収入 6,000,000 円 妻 専業主婦 社会保険料 600,000 円 子(長男) 高校2年生(17歳) 生命保険料(旧一般) 100,000 円 子(長女) 中学2年生(14歳) 地震保険料 20,000 円 課税標準 額, 2,625,000円 所得控 除, 1,635,000円 給与所得控 除, 1,740,000円 収入金額 6,000,000 円 所得金額 4,260,000 円 (収入金額 – 給与所得控除) 基礎控除 330,000 円(11 ページ参照) 配偶者控除 330,000 円(10 ページ参照) 扶養控除 330,000 円+ 0 円=330,000 円(11 ページ参照) 社会保険料控除 600,000 円(8 ページ参照) 生命保険料控除 100,000 円(70,001 円以上)=35,000 円(9 ページ参照) 地震保険料控除 20,000 円÷2=10,000 円(9 ページ参照) 合 計 1,635,000 円 6,000,000 円×20%+540,000 円 =1,740,000 円 調整控除 市民税 1,500 円 県民税 1,000 円 (12 ページ参照) 均等割 市民税 3,500 円 県民税 2,500 円(うち森林湖沼環境税分 1,000 円)

合 計 6,000 円 所得割 市民税 2,625,000 円×6%-1,500 円= 156,000 円 県民税 2,625,000 円×4%-1,000 円= 104,000 円 合 計 260,000 円

個人市・県民税額

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,

(千円未満切り捨て) (千円未満切り捨て) (百円未満切り捨て) (百円未満切り捨て) (調整控除) (調整控除) (長男) (長女)

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平成30年分(平成 31 年度課税分)の主な改正点

○配偶者控除・配偶者特別控除の見直し

(1)合計所得金額900 万円(給与収入1,120 万円)超の納税義務者に 係る配偶者控除及び配偶者特別控除について、控除額が逓減・消失する規定 を創設されました。 合計所得金額が900万円を超え,1,000万円(給与収入1,220 万円)までの納税義務者は控除額が段階的に減額され,1,000万円を超 える納税義務者は,配偶者控除の適用ができなくなりました。 (2)配偶者特別控除の対象となる配偶者の合計所得金額の範囲が拡充され,満 額控除の対象範囲も拡充されました。詳細は下記の表のとおりです。 配偶者控除・配偶者特別控除表 配偶者の給与収入 配偶者特別控除改正対照表 配偶者特別控除の控除額 配偶者の所得制限 改正前 改正後 33万円 ~45万円(給与収入110万円) ~90万円(給与収入155万円) 31万円 ~50万円(給与収入115万円) ~95万円(給与収入160万円) 26万円 ~55万円(給与収入120万円) ~100万円(給与収入167万円) 21万円 ~60万円(給与収入125万円) ~105万円(給与収入175万円) 16万円 ~65万円(給与収入130万円) ~110万円(給与収入183万円) 11万円 ~70万円(給与収入135万円) ~115万円(給与収入190万円) 6万円 ~75万円(給与収入140万円) ~120万円(給与収入197万円) 3万円 ~76万円(給与収入141万円) ~123万円(給与収入201万円) 配偶者控除 配偶者特別控除 所得金額 給与収入 ~38 ~103 ~90 ~155 ~95 ~160 ~100 ~167 ~105 ~175 ~110 ~183 ~115 ~190 ~120 ~197 ~123 ~201 ~900 ~1,120 33 33 31 26 21 16 11 6 3 ~950 ~1,170 22 22 21 18 14 11 8 4 2 ~1,000 ~1,220 11 11 11 9 7 6 4 2 1 (単位:万円) 納 税 者 本 人 の 給 与 収 入

参照

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