「
やる気はあるんだけど、いっこうに成績が上がらない」
勉強のやる気があれば、成績は上がるのか?
もちろん、やる気が大事なことは言うまでもありませんが、必ずしもやる気さえあれば
成績が上がるわけではありません。
やる気以外に何が必要か分かりますか? それは自分に合った「勉強の仕方」を知って
いるかどうかです。あなたは、自分に合った勉強方法を知っていますか?
最優先で学校の宿題や課題に取り組みましょう。どうしても時間がとれないときは、教科
書やノートを見返すだけでも OK です。教科ごとの好き嫌いをなくすためにも苦手な教科
ほど復習を心がけ、高校受験の入試を見据えて早いうちに弱点を克服しておきましょう。
中間・期末テストの準備は、「2 週間と 2 日前」から始めるのが理想的です。
1 日目は勉強部屋の掃除と机の周りの整理整頓に費やしてください。まんがやゲームを片
づけて、勉強に集中できる環境作りを行うのです。
2 日目はスケジュールの作成にあてます。計画表には「 19:00~20:00 国語」と教
どうやって勉強したら
いいですか?
例えば、こんな勉強方法があります。
【国語・英語】
学習ステップ① 学習の土台を作る
国語の場合は、漢字と文法、英語の場合は、英単語と英文法を身につけましょう
学習ステップ② 長文問題を解いてみる
英語の入試問題も国語の入試問題も、 配点が高く、みんなが苦手と感じる のが長文読解問
題です。しっかりと長文読解力を付けるために、繰り返し問題を解くようにしてください。
学習ステップ③ 過去問で時間配分を身に付ける
学習ステップ①と②で土台を作ったら、最後に問題に慣れるために過去問を解いていきま
しょう。入試問題と言うのは学校や都道府県ごとに特徴があります。この特徴に慣れてい
かないと点数は取れません。過去問を解いていくことで、その学校ごとの問題の特徴を理
解することができます。また高校受験は時間との戦いです。
テスト当日の時間配分を意識して問題を解いておくことがポイントです! 最低でも3年分
は時間を決めて過去問を解いて、時間配分を体に叩き込んでおきましょう!
定期テストはニガテ発見のチャンス。しっかり復習を!
定期テストが返ってきたら、どうしても点数だけに注目してしまいがち。
でも、「点数だけ見て、あとはほったらかし」ではいけません。定期テストは、今まで習っ
た範囲の中にニガテが隠れていないかを知るための絶好のチャンスです。
間違えた問題はしっかり復習するようにしましょう。ニガテをなくすことが、次の定期テ
ストの対策にもなります。がんばって復習しましょう!
全国学力学習実態調査 4月17日(火)
1学期中間テスト 5月28日(月)~29日(火)
第1回実力テスト 6月15日(金)
チャレンジテスト(5教科) 6月20日(水)
1学期期末テスト 6月27日(水)~29日(金)
第2回実力テスト 8月28日(火)
第3回実力テスト 10月3日(水)
2学期中間テスト 10月11日(木)~12日(金)
第4回実力テスト 11月1日(木)
2学期期末テスト 11月28日(水)~30日(金)
第5回実力テスト 1月10日(木)
学年末テスト(中3) 1月30日(水)~2月 1 日(金)
公立特別入試 2月19日(火)
≪国語≫
○日頃の家庭学習は…
たくさん読み、たくさん書くと、力がつきます。
本をたくさん読むと、国語の力がつきます。読むことが基本です。
まずは好きな本から読み、楽しみながら国語力をつけましょう。
古典の学習も読むことが基本です。短い文章でも良いので、古典と触れ合うこと
が大切です。例えば、問題集にある短い古典を読むことでも良いのです。あるいは、
家族や友達と百人一首をするなど、無理せず楽しみながら学習しましょう。まずは
古典を好きになってください。
【予習の仕方】
① 文章を音読します。(すらすらと読めるように繰り返して)
② 読めない漢字や難しい語句を調べましょう。
③ 次回の時間に漢字テストがあれば、漢字テストの勉強をしましょう。
目指すは満点!!
【復習の仕方】
① 今日学習した文章を音読しましょう。(古典や詩は特に)
② ノートやプリントを見直し、今日の学習内容を整理・確認しましょう。
③ ワークの問題集を解いてみましょう。(今日やった学習で解ける部分)
④ 漢字テストでできなかった漢字を確認し、覚えましょう。
【テスト前の学習法は】
・教科書やノートを見て、ワークを何度も解く。
・漢字を繰り返し練習しよう。
[アドバイス]
・普段読む本や、教科書で分からない言葉がでてきたとき、
すぐに調べる習慣をつけよう。
・国語の勉強は毎日の積み重ねが大切です。
≪社会≫
○日頃の家庭学習は…
日頃の授業の積み重ねがそのまま力になります。
毎回の授業を大切にし、復習をしっかりとしましょう。
【復習の仕方】
① 授業中に進んだぶんの教科書 ・資料集等を読み返す。
② 重要だと思うこと(太字)、先生が大切だと言っていたところにアンダーラインをひく。
③ プリント等授業で使ったものを見直し 、大切なところをはっきりさせておく。
④ 教科書の地図や年表、資料、参考書等を使いながら自分なりの「まとめノート」を作っ
ておく。
⑤ 確認テスト等があるときは、テストに向けての勉強をしっかりし、返ってくれば間違え
たところのやり直しやもう1度全ての問題を解くなどしておく。
【テスト前の学習法】
① とにかく時間をかける。社会科は、自分ではどうしても解けない問題は少な いと思う。
コツコツと努力を重ねれば必ず良い点がとれ、かけた時間に比例して点数が伸びると言
ってよい。とにかく早めに準備を始めること。
② 教科書やノートを中心に勉強する。定期テストは、教科書やノート、プリントからの出
題が中心である。特に重点的に学習して欲しいところは太字になってい る所や色をつけ
ている所。
自分の言葉でわかりやすく説明できるようにすること。また、地図や資料にも十分注意
して学習しよう。
③ 問題をたくさんこなす。社会科は問題をたくさんやることによって実力がついていく。
問題に慣れ、解き方のコツがわかり、ミスも少なくなる。特に学校で使っているプリン
トやワーク類は、完全にマスターするまで何回も繰り返しやっておく。
④ 自分で問題を作ってみる。
テスト範囲の中から自分で予想問題をつくり、解答してみる。問 題を作る作業そのもの
が勉強になる。慣れてくるとだんだんと的を射た 問題ができるようになってくる。
⑤ グループや友達と一緒にする時は、その良さを最大限に生かすこと。 定期テストに向
けての特別の勉強法は個人でやるのが原則である。しかし、グループや友達と一 緒に勉
強する時は、例えば、先生役を決めて教えたり、範囲を決めて 問題を出し合うなどは効
果があがる。
≪数学≫
○日頃の家庭学習は…
数学は、復習がとても大切です。授業のあった日は、必ず帰ったら教科書とノー
トを開いてみましょう。教科書やノートを見て、授業の様子を思い出し、今日、学
習したことが理解できているかどうかを見直してみることが大切です。
【予習の仕方】
復習をして、なおかつ時間に余裕のある場合は、次の授業の教科書の
単元を読んでおきましょう。
【復習の仕方】
① 授業でよく分からなかったところは、そのままにせずに 、先生や友人に聞いて、
その日のうちに分かるようにしておきましょう。
② 自宅へ帰り、教科書、ノートを開き、同じ問題を解いてみましょう。ノートに正
解が書いてあるはずですから、自分の力でできたかどうかの確認ができます。
③ 宿題は必ずすること!
④ 用語や記号、あるいは重要な法則や性質は赤字で区別し、きちんと整理しておき
ましょう。
⑤ 教科書・ワークブックなどを使って、その日に学習した問題をもう一度解いてみ
たり、似た問題をやってみたりしましょう。もし、その日の内にでき ないとして
も次の日には絶対すること!
⑥ 余裕のある人、もっと学力を伸ばしたい人は、自分にあった問題集を選んで、自
主学習ノートを作り、どんどん復習していき、分からないところは次の日学校で
質問しましょう。
【テスト前の学習法】
とにかく授業中の話をよく聞いておくこと。教科書、ノート、ワーク、授業中に
配られたプリントをくり返し、何度も確認しておきましょう。
[アドバイス]
数学で分からないところは、先生にどんどん質問することがベストです。
適切なヒントをくれたり、それと関連するような問題にもふれてくれたり
する場合があります。遠慮せず、どんどん先生を活用しましょう。
≪理科≫
○日頃の家庭学習は…
理科は、復習がとても大切です。復習がしっかりできれば、自然と科学的な思考
力も高まります。わからないことはそのままにしないで、先生や友人に聞くなどし
て、わかるようにしましょう。
【復習の仕方】
① 今日の学習を振り返り、ノートに付けたしを したり、
重要箇所にアンダーラインを引いたりしてノートを整理し、要点
を確認
しよう。
② レポートの宿題が出ている場合は、その日の実験・観察の目的や
手順
を確認し、自分の実験データと教科書のデータを見比べ、正しい
考察
をしよう。このことが思考力を高めます。
③ ワークやプリントで問題をやり、重要事項が理解できているかを確かめると共に
応用力をつける練習をしよう。
④ 疑問点は必ず解決しておこう。
【テスト前の学習法】
① 今までの学習内容を確認するために、ノートを見ながら三回以上教科書を読むこ
と。
② 教科書やノートを見て、重要事項を補助ノートにまとめよう。この作業がたいへ
ん効果的です。※テスト用に補助ノートを準備するといいです。
③ ワークの問題を解く。特に毎日の復習でやったときにわからなかった問題に重点
を置きながら取り組む。
④ 配られたプリント内容は、しっかり理解しなければならない内容がぎっしり潜ま
っている。繰り返し問題を解き、暗記できるくらいにする 。
⑤ 参考書、問題集を使って、たくさん問題をこなす。理科は、問題をたくさんする
ことにより実力がつきます。また、ミスも少なくなります。
⑥ 問題をやったときはできても、間違えても解説を読むこと。重要事項の確認がで
きます。
⑦ 理科の問題は、単位がつく場合が多いので、単位を落とさないよう気をつけて問
題に取り組むこと。また、単位のもつ意味や表し方を確実に理解しましょう。単
位がわかれば、公式もわかるようになります 。
[アドバイス]
理科は単元がはっきり分かれているので、学習計画が立てやすい教
≪英語≫
○日頃の家庭学習は…
英語上達のためにはくり返し練習することがとても大切です。
まず授業中にしっかりと先生のまねをして発音練習をすること。
英語は復習がとても大切です。その日に習ったこと(重要語句や文法など)は、そ
の日の
うちに覚えるようにしましょう。音で覚えた英語はすぐに書けるようになります。
【復習の仕方】
① CDや先生のまねをして教科書を読んでみよう。意味を考えながら読むと
GOOD!
② 読めるようになったらすぐに本読みテストを受けましょう。
③ その日に習った単語や重要文を練習して書けるようにしよう。
④ 習った範囲のエイゴラボを解いて、○つけをしましょう。
⑤ 職員室前の学習プリントを活用しよう。
【テスト前の学習法】
① 教科書の本文を正しく読み、文の意味がわかるようにしよう。
② 本読みテストは期限内に計画的に受けに来ましょう 。
③ 授業で使った3分プリントの英文は何回も書いて正確に覚えましょう。
④ エイゴラボはテスト1週間前には終わらせましょう。○つけはしっかりと!
⑤ 受験対策として1,2年生の問題を解いてみましょう
(職員室前のプリントを使おう)
【アドバイス】
まずは英語を読むこと!!
声に出すことで脳にインプットされます。知らない単語は辞書で調べると身に
付きます!
毎日、
教科書の本読みを10回以上練習する
と、
グングンと力がついてきます。
英語が読めると書けるようになります。