• 検索結果がありません。

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

臨床成績〔参考情報〕

薬物動態

●体重の推移(長期投与試験[併用療法]) (週) (kg) 体重 平均値±標準偏差 ***:p<0.001  **:p<0.01   *:p<0.05(vs. 投与開始前) 1標本t検定 チアゾリジン系薬剤併用群 インスリン製剤併用群 速効型インスリン分泌促進剤併用群 50 60 65 70 75 90 85 55 80 52 48 44 40 36 32 28 24 20 16 12 8 4 0 投与期間 120 63 102 119 63 101 119 62 100 118 61 99 118 61 98 118 61 98 117 61 95 114 60 96 115 61 95 114 61 95 113 61 94 57 61 65 56 61 64 56 61 64 評価例数

1. 血漿中濃度

(1)健康成人の血漿中濃度(単回経口投与)

8) 健康成人男子にスイニー100mg又は200mgを空腹時に単回経口投与したときの血漿中アナグリプチン 濃度は、投与後約1~2時間でCmaxに達した後、二相性の消失を示し、t1/2αは約2時間、t1/2βは約6時間 であった。Cmax及びAUC0-∞は投与量の増加に伴って増加した。 時間 血 漿 中 ア ナ グ リ プ チン 濃 度 (時間) 10 0.1 1 100 1,000 (ng/mL) 平均値±標準偏差 ●血漿中アナグリプチン濃度推移(単回経口投与、空腹時) ●薬物動態パラメータ(単回経口投与、空腹時) スイニー100mg群(n=6) スイニー200mg群(n=6) 48 30 36 42 24 18 12 6 0 スイニー100mg 投与量 624±176 Cmax (ng/mL) 0.92±0.20 Tmax (h) 2,650±586 AUC0-∞ (ng・h/mL) 2.02±0.208 t1/2α (h) 6.20±3.11 スイニー200mg 1,040±291 1.8±1.2 5,360±457 1.87±0.296 5.75±1.34 t1/2β (h) 平均値±標準偏差、1用量あたりn=6 健康成人男子(1用量あたり6例) スイニー100mg又は200mgを空腹時に単回経口投与 対  象: 方  法: 【用法・用量】 通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、 経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。 (週) (kg) 体重 平均値±標準偏差 ***:p<0.001  **:p<0.01(vs. 投与開始前) 1標本t検定 スルホニルウレア剤併用群 50 60 65 70 75 90 85 55 80 52 48 44 40 36 32 28 24 20 16 12 8 4 0 投与期間 135 135 135 134 133 132 130 129 127 128 126 84 84 84 *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** 評価例数 ** ** *** *** *** *** *** *** *** *** ** ** *** * ** *** *** *** *** *** *** ** *** *** * ** ** *** *** ** ** ** * 59

(2)

薬物動態

(5)腎機能障害患者における血漿中アナグリプチン濃度(外国人データ)

14) 軽度、中等度、重度腎機能障害患者、血液透析治療中の末期腎不全(ESRD)患者及び健康成人に スイニー400mgを空腹時単回経口投与したとき、各腎機能障害患者群(軽度、中等度、重度、ESRD) の健康成人に対する血漿中アナグリプチン濃度のAUC0-∞の幾何平均値の比(90%信頼区間)はそれぞ れ1.65(1.22~2.25)、1.76(1.28~2.43)、2.70(1.99~3.66)、3.22(2.37~4.38)であり、腎機能の 低下に伴うAUC0-∞の増加が認められた。Cmaxは腎機能障害の影響をわずかに受ける程度であった。 ESRD患者がスイニー投与後に血液透析を実施したとき、投与量の12.6%が透析液中に除去された。 ●薬物動態パラメータ 軽度 (n=6) 3,349(26.1) Cmax (ng/mL) 1.0(0.5,2.0) Tmax (h) 12,533(27.1) AUC0-∞ (ng・h/mL) 7.17(45.6) t1/2 (h) 1.40 (0.96~2.03) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.22~2.25)1.65 (0.50~1.11)0.75 中等度 (n=6) 2,769(42.6) 2.0(0.5,3.0) 13,370(36.0) 6.84(44.5) 1.15 (0.79~1.68) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.28~2.43)1.76 (0.47~1.08)0.71 重度 (n=6) 2,991(32.0) 0.8(0.5,3.0) 20,446(26.1) 7.25(20.4) 1.25 (0.85~1.82) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.99~3.66)2.70 (0.51~1.13)0.76 ESRD患者 (n=6) 3,396(38.6) 健康成人 (n=6) 1.0(0.5,4.0) 24,437(28.5) 8.54(18.0) 2,401(34.6) 1.5(0.5,2.0) 7,582(25.5) 9.58(39.9) 1.41 (0.97~2.06) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (2.37~4.38)3.22 (0.60~1.33)0.89 軽度腎機能障害患者、中等度腎機能障害患者、重度腎機能障害患者、血液透析治療中の末期腎不全患者、及び 健康成人(各6例) スイニー400mgを空腹時単回経口投与 対  象: 方  法:

(2)健康成人の血漿中濃度(反復経口投与)

9) 健康成人男子にスイニー200mgを1日2回(朝夕食直前)、7日間反復経口投与したとき、血漿中アナグリ プチン濃度は投与2日目には定常状態に達した。投与7日目におけるCmax及びAUC0-72hの累積係数は それぞれ0.96及び1.03であり、蓄積性は認められなかった。

(3)食事の影響

13) 健康成人男子11例にスイニー100mgを空腹時又は食後(食事開始30分後)に単回経口投与したとき、 Cmax及びAUC0-24hの幾何平均値の比〔食後投与/空腹時投与〕(90%信頼区間)は、それぞれ0.845 (0.655~1.091)及び0.882(0.782~0.995)であり、食事による大きな影響はないと考えられた。

(4)高齢者における血漿中アナグリプチン濃度

1) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者にスイニー100mgを 1日2回(朝夕食直前)、12週間投与し、年齢(高齢者:65歳以上、非高齢者:65歳未満)による層別解析 を実施した。その結果、高齢者の非高齢者に対する血漿中アナグリプチン濃度のCmax及びAUC0-2hの 幾何平均値の比(90%信頼区間)は、それぞれ0.97(0.65~1.45)及び1.05(0.72~1.55)であり、年齢 による大きな差は認められなかった。 ●血漿中アナグリプチン濃度推移(反復経口投与) ●薬物動態パラメータ(反復経口投与) 初回投与 投与日 1,280±214 Cmax (ng/mL) 1.2±0.68 Tmax (h) 4,740±582 AUC0-∞ (ng・h/mL) 2.08±0.301 t1/2α (h) 7.93±2.97 最終投与 1,200±284 1.2±0.68 4,890±820 2.19±0.347 7.03±1.38 t1/2β (h) 平均値±標準偏差 n=6 健康成人男子6例 スイニー200mgを1日2回(朝夕食直前)、7日間経口投与 対  象: 方  法: 幾何平均値(CV%)〔Tmaxは中央値(最小値、最大値)〕

軽度:60≦Ccr<90mL/min/1.73m2、中等度:30≦Ccr<60mL/min/1.73m2、重度:15≦Ccr<30mL/min/1.73m2

ESRD:血液透析で治療中

(6)肝機能障害患者における血漿中アナグリプチン濃度(外国人データ)

15) 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh Class B)及び健康成人にスイニー400mgを空腹時単回経口 投与したとき、肝機能障害患者の健康成人に対する血漿中アナグリプチン濃度のCmax、AUC0-∞及び t1/2の幾何平均値の比(90%信頼区間)は、それぞれ1.07(0.78~1.48)、1.17(0.93~1.47)及び0.71 (0.48~1.04)であった。 【用法・用量】 通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、 経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 腎機能障害患者では、排泄の遅延により本剤の血中濃度が上昇するため、重度以上の腎機能障害患者では、下表を目安 に用量調節すること。 【使用上の注意】─ 一部抜粋 ─ 1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (1)重度腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者 クレアチニンクリアランス (mL/分) 重度腎機能障害患者/ 末期腎不全患者 血清クレアチニン値 (mg/dL)注1) 投与量 Ccr<30 男性:Cr>2.4女性:Cr>2.0 100mg、1日1回 末期腎不全患者については、血液透析との時間関係は問わない。 注1)クレアチニンクリアランスに相当する換算値(年齢60歳、体重65kg) 時間 血 漿 中 ア ナ グ リ プ チン 濃 度 (時間) 1 0.01 0.1 10 10,000 1,000 100 (ng/mL) 288 168 192 216 240 264 144 120 72 96 48 24 0 時期0 時期3 時期8 時期9   :実測値を表す   :初回投与(時期0)の血漿中濃度から 重ね合わせ法により計算した予測濃度曲線を表す 時期0(初回投与日)、時期9(最終投与日):1日1回朝食時投与 時期3~時期8:1日2回朝食時及び夕食時投与 (n=6) 平均値±標準偏差 60

(3)

薬物動態

(5)腎機能障害患者における血漿中アナグリプチン濃度(外国人データ)

14) 軽度、中等度、重度腎機能障害患者、血液透析治療中の末期腎不全(ESRD)患者及び健康成人に スイニー400mgを空腹時単回経口投与したとき、各腎機能障害患者群(軽度、中等度、重度、ESRD) の健康成人に対する血漿中アナグリプチン濃度のAUC0-∞の幾何平均値の比(90%信頼区間)はそれぞ れ1.65(1.22~2.25)、1.76(1.28~2.43)、2.70(1.99~3.66)、3.22(2.37~4.38)であり、腎機能の 低下に伴うAUC0-∞の増加が認められた。Cmaxは腎機能障害の影響をわずかに受ける程度であった。 ESRD患者がスイニー投与後に血液透析を実施したとき、投与量の12.6%が透析液中に除去された。 ●薬物動態パラメータ 軽度 (n=6) 3,349(26.1) Cmax (ng/mL) 1.0(0.5,2.0) Tmax (h) 12,533(27.1) AUC0-∞ (ng・h/mL) 7.17(45.6) t1/2 (h) 1.40 (0.96~2.03) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.22~2.25)1.65 (0.50~1.11)0.75 中等度 (n=6) 2,769(42.6) 2.0(0.5,3.0) 13,370(36.0) 6.84(44.5) 1.15 (0.79~1.68) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.28~2.43)1.76 (0.47~1.08)0.71 重度 (n=6) 2,991(32.0) 0.8(0.5,3.0) 20,446(26.1) 7.25(20.4) 1.25 (0.85~1.82) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (1.99~3.66)2.70 (0.51~1.13)0.76 ESRD患者 (n=6) 3,396(38.6) 健康成人 (n=6) 1.0(0.5,4.0) 24,437(28.5) 8.54(18.0) 2,401(34.6) 1.5(0.5,2.0) 7,582(25.5) 9.58(39.9) 1.41 (0.97~2.06) 幾何平均値の比 (90%信頼区間) ̶ (2.37~4.38)3.22 (0.60~1.33)0.89 軽度腎機能障害患者、中等度腎機能障害患者、重度腎機能障害患者、血液透析治療中の末期腎不全患者、及び 健康成人(各6例) スイニー400mgを空腹時単回経口投与 対  象: 方  法:

(2)健康成人の血漿中濃度(反復経口投与)

9) 健康成人男子にスイニー200mgを1日2回(朝夕食直前)、7日間反復経口投与したとき、血漿中アナグリ プチン濃度は投与2日目には定常状態に達した。投与7日目におけるCmax及びAUC0-72hの累積係数は それぞれ0.96及び1.03であり、蓄積性は認められなかった。

(3)食事の影響

13) 健康成人男子11例にスイニー100mgを空腹時又は食後(食事開始30分後)に単回経口投与したとき、 Cmax及びAUC0-24hの幾何平均値の比〔食後投与/空腹時投与〕(90%信頼区間)は、それぞれ0.845 (0.655~1.091)及び0.882(0.782~0.995)であり、食事による大きな影響はないと考えられた。

(4)高齢者における血漿中アナグリプチン濃度

1) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者にスイニー100mgを 1日2回(朝夕食直前)、12週間投与し、年齢(高齢者:65歳以上、非高齢者:65歳未満)による層別解析 を実施した。その結果、高齢者の非高齢者に対する血漿中アナグリプチン濃度のCmax及びAUC0-2hの 幾何平均値の比(90%信頼区間)は、それぞれ0.97(0.65~1.45)及び1.05(0.72~1.55)であり、年齢 による大きな差は認められなかった。 ●血漿中アナグリプチン濃度推移(反復経口投与) ●薬物動態パラメータ(反復経口投与) 初回投与 投与日 1,280±214 Cmax (ng/mL) 1.2±0.68 Tmax (h) 4,740±582 AUC0-∞ (ng・h/mL) 2.08±0.301 t1/2α (h) 7.93±2.97 最終投与 1,200±284 1.2±0.68 4,890±820 2.19±0.347 7.03±1.38 t1/2β (h) 平均値±標準偏差 n=6 健康成人男子6例 スイニー200mgを1日2回(朝夕食直前)、7日間経口投与 対  象: 方  法: 幾何平均値(CV%)〔Tmaxは中央値(最小値、最大値)〕

軽度:60≦Ccr<90mL/min/1.73m2、中等度:30≦Ccr<60mL/min/1.73m2、重度:15≦Ccr<30mL/min/1.73m2

ESRD:血液透析で治療中

(6)肝機能障害患者における血漿中アナグリプチン濃度(外国人データ)

15) 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh Class B)及び健康成人にスイニー400mgを空腹時単回経口 投与したとき、肝機能障害患者の健康成人に対する血漿中アナグリプチン濃度のCmax、AUC0-∞及び t1/2の幾何平均値の比(90%信頼区間)は、それぞれ1.07(0.78~1.48)、1.17(0.93~1.47)及び0.71 (0.48~1.04)であった。 【用法・用量】 通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、 経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 腎機能障害患者では、排泄の遅延により本剤の血中濃度が上昇するため、重度以上の腎機能障害患者では、下表を目安 に用量調節すること。 【使用上の注意】─ 一部抜粋 ─ 1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (1)重度腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者 クレアチニンクリアランス (mL/分) 重度腎機能障害患者/ 末期腎不全患者 血清クレアチニン値 (mg/dL)注1) 投与量 Ccr<30 男性:Cr>2.4女性:Cr>2.0 100mg、1日1回 末期腎不全患者については、血液透析との時間関係は問わない。 注1)クレアチニンクリアランスに相当する換算値(年齢60歳、体重65kg) 時間 血 漿 中 ア ナ グ リ プ チン 濃 度 (時間) 1 0.01 0.1 10 10,000 1,000 100 (ng/mL) 288 168 192 216 240 264 144 120 72 96 48 24 0 時期0 時期3 時期8 時期9   :実測値を表す   :初回投与(時期0)の血漿中濃度から 重ね合わせ法により計算した予測濃度曲線を表す 時期0(初回投与日)、時期9(最終投与日):1日1回朝食時投与 時期3~時期8:1日2回朝食時及び夕食時投与 (n=6) 平均値±標準偏差 61

(4)

薬物動態

2. 吸収

吸収率(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、総放射能の尿中排 泄率から本剤の吸収率は少なくとも73.2%と見積もられた。

3. 分布

(1)組織分布(ラット)

17) アルビノラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、組織内放射能濃度は 投与後30分又は6時間に最高濃度を示した。胃、小腸、腎臓、肝臓及び膀胱などの組織内放射能 濃度が高く、眼球、中枢組織、白色脂肪の放射能濃度は低く、各組織に移行した放射能は、投与後 72時間では最高濃度の10%以下に、投与後120時間では最高濃度の7%以下に減少した。生殖器 への特異的な分布は認められなかった。 有色ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、メラニン非含有組織の放射能 濃度はアルビノラットと同様であったが、メラニン含有組織においては、虹彩・毛様体、網膜・脈絡膜及 び強膜の放射能濃度が高く、各組織からの消失はメラニン非含有組織と比較して遅延した。

(2)胎盤通過性(ラット)

17) 妊娠ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、胎児組織に移行した放射能 のAUC0-48hは母体血漿の0.51倍以下であった。

(3)乳汁中への移行性(ラット)

18) 哺育中ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、放射能の乳汁中への移行 が認められ、乳汁/血漿中濃度比は3.35~14.25であった。乳汁中に移行した放射能は血漿中濃度 の低下に対応して消失した。

(4)血清たん白結合率(in vitro)

17) [14C]アナグリプチンを10~100,000ng/mLの濃度でヒト血清に添加したとき、たん白結合率は37.1~ 48.2%であった。

(5)血球移行率(in vitro)

17) [14C]アナグリプチンを10~100,000ng/mLの濃度でヒト血液に添加したとき、血球移行率は21.3~ 24.9%であった。

(2)in vitro試験

19) アナグリプチンはヒト肝S9による代謝をほとんど受けなかった。アナグリプチンは100μg/mLにおいて CYP1A2、CYP2C8/9、CYP2C19及びCYP3A4に対するわずかな誘導を示したが、10μg/mLでは いずれに対しても誘導を示さなかった。また、アナグリプチンはCYP1A、CYP2A6、CYP2B6、 CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1及びCYP3A4に対する阻害を示さなかった。 アナグリプチンの不活性代謝物であるSKL-12320への代謝においては、DPP-4、コリンエステラーゼ、 カルボキシルエステラーゼが関与することが示唆された。

4. 代謝

5. 排泄

(1)尿中排泄率

8)9) 健康成人男子6例にスイニー100mgを空腹時単回経口投与したとき、投与72時間後までのアナグリプ チンの尿中排泄率は49.87%であり、投与24時間後までの腎クリアランスは315mL/h/kgであった。 健康成人男子6例にスイニー200mgを1日2回(朝食時及び夕食時・食直前)、7日間反復経口投与した とき、投与216時間後までのアナグリプチンの累積尿中排泄率は54.2%であった。

(2)尿中及び糞中排泄率(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、投与後168時間ま でに総放射能の73.20%が尿中に、24.98%が糞中に排泄され、回収率は98.18%であった。尿及び 糞中に排泄されたアナグリプチンの割合はそれぞれ投与量の46.55%及び4.14%であった。

(3)in vitro試験

18) アナグリプチンはヒトP糖たん白及び有機アニオントランスポーター(hOAT1、hOAT3)などの基質であ ることが示された。また、有機アニオントランスポーター(hOAT3)及び有機カチオントランスポーター (hOCT2)に対する弱い阻害作用が認められた(IC50値:25.2及び33.8μg/mL)。

(1)健康成人(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、血漿中及び尿中に はアナグリプチン及びシアノ基が加水分解された不活性代謝物(SKL-12320)が存在した(12時間後 までの血漿中の存在割合としてアナグリプチン66.0%、SKL-12320 22.3%)。投与後72時間までの 糞中にはアナグリプチン及びSKL-12320が認められ(投与量に対する割合として、それぞれ4.14%、 11.73%)、これら以外にSKL-12277(0.79%)、二水酸化体(0.24%)、SKL-12320の還元体(0.05%)及 び未同定代謝物2種類(0.27%及び0.15%)が認められた。尿糞の総計における存在比は、アナグリプ チンが投与量の50.69%、SKL-12320が29.18%であった。 ●アナグリプチンのヒトにおける推定代謝経路 NN O H CN O H3C H3C CH3 N NH H N N アナグリプチン (血漿、尿、糞) NN O O H3C H3C CH3 N N H H N OH NN O H CO2H O H3C H3C CH3 N N H H N N NN O H CO2H O H3C H3C CH3 N N H H N N +2H NN O H CN O H3C H3C CH3 N N H H N N OH OH SKL-12320 (血漿、尿、糞) SKL-12320の還元体(糞) SKL-12277 (糞) 二水酸化体(糞) 62

(5)

薬物動態

2. 吸収

吸収率(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、総放射能の尿中排 泄率から本剤の吸収率は少なくとも73.2%と見積もられた。

3. 分布

(1)組織分布(ラット)

17) アルビノラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、組織内放射能濃度は 投与後30分又は6時間に最高濃度を示した。胃、小腸、腎臓、肝臓及び膀胱などの組織内放射能 濃度が高く、眼球、中枢組織、白色脂肪の放射能濃度は低く、各組織に移行した放射能は、投与後 72時間では最高濃度の10%以下に、投与後120時間では最高濃度の7%以下に減少した。生殖器 への特異的な分布は認められなかった。 有色ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、メラニン非含有組織の放射能 濃度はアルビノラットと同様であったが、メラニン含有組織においては、虹彩・毛様体、網膜・脈絡膜及 び強膜の放射能濃度が高く、各組織からの消失はメラニン非含有組織と比較して遅延した。

(2)胎盤通過性(ラット)

17) 妊娠ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、胎児組織に移行した放射能 のAUC0-48hは母体血漿の0.51倍以下であった。

(3)乳汁中への移行性(ラット)

18) 哺育中ラットに[14C]アナグリプチンを10mg/kgで単回経口投与したとき、放射能の乳汁中への移行 が認められ、乳汁/血漿中濃度比は3.35~14.25であった。乳汁中に移行した放射能は血漿中濃度 の低下に対応して消失した。

(4)血清たん白結合率(in vitro)

17) [14C]アナグリプチンを10~100,000ng/mLの濃度でヒト血清に添加したとき、たん白結合率は37.1~ 48.2%であった。

(5)血球移行率(in vitro)

17) [14C]アナグリプチンを10~100,000ng/mLの濃度でヒト血液に添加したとき、血球移行率は21.3~ 24.9%であった。

(2)in vitro試験

19) アナグリプチンはヒト肝S9による代謝をほとんど受けなかった。アナグリプチンは100μg/mLにおいて CYP1A2、CYP2C8/9、CYP2C19及びCYP3A4に対するわずかな誘導を示したが、10μg/mLでは いずれに対しても誘導を示さなかった。また、アナグリプチンはCYP1A、CYP2A6、CYP2B6、 CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1及びCYP3A4に対する阻害を示さなかった。 アナグリプチンの不活性代謝物であるSKL-12320への代謝においては、DPP-4、コリンエステラーゼ、 カルボキシルエステラーゼが関与することが示唆された。

4. 代謝

5. 排泄

(1)尿中排泄率

8)9) 健康成人男子6例にスイニー100mgを空腹時単回経口投与したとき、投与72時間後までのアナグリプ チンの尿中排泄率は49.87%であり、投与24時間後までの腎クリアランスは315mL/h/kgであった。 健康成人男子6例にスイニー200mgを1日2回(朝食時及び夕食時・食直前)、7日間反復経口投与した とき、投与216時間後までのアナグリプチンの累積尿中排泄率は54.2%であった。

(2)尿中及び糞中排泄率(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、投与後168時間ま でに総放射能の73.20%が尿中に、24.98%が糞中に排泄され、回収率は98.18%であった。尿及び 糞中に排泄されたアナグリプチンの割合はそれぞれ投与量の46.55%及び4.14%であった。

(3)in vitro試験

18) アナグリプチンはヒトP糖たん白及び有機アニオントランスポーター(hOAT1、hOAT3)などの基質であ ることが示された。また、有機アニオントランスポーター(hOAT3)及び有機カチオントランスポーター (hOCT2)に対する弱い阻害作用が認められた(IC50値:25.2及び33.8μg/mL)。

(1)健康成人(外国人データ)

16) 健康成人男子6例に[14C]アナグリプチン100mgを空腹時単回経口投与したとき、血漿中及び尿中に はアナグリプチン及びシアノ基が加水分解された不活性代謝物(SKL-12320)が存在した(12時間後 までの血漿中の存在割合としてアナグリプチン66.0%、SKL-12320 22.3%)。投与後72時間までの 糞中にはアナグリプチン及びSKL-12320が認められ(投与量に対する割合として、それぞれ4.14%、 11.73%)、これら以外にSKL-12277(0.79%)、二水酸化体(0.24%)、SKL-12320の還元体(0.05%)及 び未同定代謝物2種類(0.27%及び0.15%)が認められた。尿糞の総計における存在比は、アナグリプ チンが投与量の50.69%、SKL-12320が29.18%であった。 ●アナグリプチンのヒトにおける推定代謝経路 NN O H CN O H3C H3C CH3 N NH H N N アナグリプチン (血漿、尿、糞) NN O O H3C H3C CH3 N N H H N OH NN O H CO2H O H3C H3C CH3 N N H H N N NN O H CO2H O H3C H3C CH3 N N H H N N +2H NN O H CN O H3C H3C CH3 N N H H N N OH OH SKL-12320 (血漿、尿、糞) SKL-12320の還元体(糞) SKL-12277 (糞) 二水酸化体(糞) 63

(6)

薬物動態

(6)ジゴキシン(外国人データ)

22) 健康成人20例に定常状態のジゴキシン(0.25mg、1日1回)と併用してスイニー400mgを1日1回、5日間 反復経口投与したとき、ジゴキシンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ49%及び 18%増加した。 ※ジゴキシン:P糖たん白の基質

(7)シクロスポリン(外国人データ)

23) 健康成人19例にスイニー400mgを1日1回、4日間単独投与した後、シクロスポリン600mgと単回併 用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ25%及び 20%増加した。 ※シクロスポリン:P糖たん白の阻害剤

6. 薬物相互作用

(1)ミグリトール

11) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者18例にスイニー 100mg、1日2回とミグリトール50mg、1日3回を3日間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及び AUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ58.4%及び22.9%減少し、ミグリトールはそれぞれ14.2%及 び27.0%増加した。

(2)メトホルミン

12) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者18例にスイニー 100mg、1日2回とメトホルミン500mg、1日2回を3日間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及び AUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ7.2%及び6.2%増加し、メトホルミンはそれぞれ1.3%減少 及び10.5%増加した。

(3)グリベンクラミド(外国人データ)

20) 健康成人15例にスイニー400mgを1日1回、5日間単独投与した後、グリベンクラミド5mgと単回併用 投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ1%増加及び5% 減少し、グリベンクラミドのCmax及びAUC0-∞はそれぞれ44%及び7%増加した。

(4)ピオグリタゾン(外国人データ)

21) 健康成人16例にピオグリタゾン45mgを1日1回、7日間単独投与した後、スイニー400mg1日1回と5日 間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ15%及び 7%増加し、ピオグリタゾンはそれぞれ20%及び7%、ピオグリタゾン代謝物M-Ⅱはそれぞれ11%及び 9%、M-Ⅲはそれぞれ7%及び2%、M-Ⅳはそれぞれ3%及び3%減少した。

(5)プロベネシド

13) 健康成人11例にスイニー100mg単回単独投与後、プロベネシド1,000mgを1日2回、3日間単独投与 した後、スイニー100mgと単回併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時 と比較してそれぞれ53.9%及び80.6%増加した。 ※プロベネシド:有機アニオントランスポーター(hOAT1、hOAT3)の阻害剤 【用法・用量】 通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、 経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。 【使用上の注意】─ 一部抜粋 ─ 1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (2)スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤を投与中の患者[低血糖のリスク が増加するおそれがある。(「重要な基本的注意」、「相互作用」、「副作用」の項参照)] 2. 重要な基本的注意 (1)本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。特にスル ホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増 加するおそれがある。これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、速効型イ ンスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌 促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与」、「相互作用」、「副作用」の項参照) 3. 相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等:糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、ビアグナイド系薬剤、チアゾリジン 系薬剤) 臨床症状・措置方法 糖尿病用薬と本剤を併用する場合には、低血糖症状を発現するおそれがあるので、慎重に投与すること。 特に、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリ スクが増加するおそれがある。これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、 速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与」、「重要な基本的注 意」、「副作用」の項参照) α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与 すること。 機序・危険因子 糖尿病用薬との併用により血糖降下作用が増強され、低血糖症のリスクが増加するおそれがある。 薬剤名等:ジゴキシン 臨床症状・措置方法 本剤との併用によりジゴキシンの血漿中濃度がわずかに増加したとの報告があるので、適切な観察を行う こと。(「薬物動態」の項参照) 機序・危険因子 機序不明 64

(7)

薬物動態

(6)ジゴキシン(外国人データ)

22) 健康成人20例に定常状態のジゴキシン(0.25mg、1日1回)と併用してスイニー400mgを1日1回、5日間 反復経口投与したとき、ジゴキシンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ49%及び 18%増加した。 ※ジゴキシン:P糖たん白の基質

(7)シクロスポリン(外国人データ)

23) 健康成人19例にスイニー400mgを1日1回、4日間単独投与した後、シクロスポリン600mgと単回併 用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ25%及び 20%増加した。 ※シクロスポリン:P糖たん白の阻害剤

6. 薬物相互作用

(1)ミグリトール

11) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者18例にスイニー 100mg、1日2回とミグリトール50mg、1日3回を3日間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及び AUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ58.4%及び22.9%減少し、ミグリトールはそれぞれ14.2%及 び27.0%増加した。

(2)メトホルミン

12) 食事療法又は食事療法・運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者18例にスイニー 100mg、1日2回とメトホルミン500mg、1日2回を3日間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及び AUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ7.2%及び6.2%増加し、メトホルミンはそれぞれ1.3%減少 及び10.5%増加した。

(3)グリベンクラミド(外国人データ)

20) 健康成人15例にスイニー400mgを1日1回、5日間単独投与した後、グリベンクラミド5mgと単回併用 投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ1%増加及び5% 減少し、グリベンクラミドのCmax及びAUC0-∞はそれぞれ44%及び7%増加した。

(4)ピオグリタゾン(外国人データ)

21) 健康成人16例にピオグリタゾン45mgを1日1回、7日間単独投与した後、スイニー400mg1日1回と5日 間併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時と比較してそれぞれ15%及び 7%増加し、ピオグリタゾンはそれぞれ20%及び7%、ピオグリタゾン代謝物M-Ⅱはそれぞれ11%及び 9%、M-Ⅲはそれぞれ7%及び2%、M-Ⅳはそれぞれ3%及び3%減少した。

(5)プロベネシド

13) 健康成人11例にスイニー100mg単回単独投与後、プロベネシド1,000mgを1日2回、3日間単独投与 した後、スイニー100mgと単回併用投与したとき、アナグリプチンのCmax及びAUC0-24hは単独投与時 と比較してそれぞれ53.9%及び80.6%増加した。 ※プロベネシド:有機アニオントランスポーター(hOAT1、hOAT3)の阻害剤 【用法・用量】 通常、成人にはアナグリプチンとして1回100mgを1日2回朝夕に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、 経過を十分に観察しながら1回量を200mgまで増量することができる。 【使用上の注意】─ 一部抜粋 ─ 1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (2)スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤を投与中の患者[低血糖のリスク が増加するおそれがある。(「重要な基本的注意」、「相互作用」、「副作用」の項参照)] 2. 重要な基本的注意 (1)本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。特にスル ホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリスクが増 加するおそれがある。これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、速効型イ ンスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合には、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌 促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与」、「相互作用」、「副作用」の項参照) 3. 相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等:糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、ビアグナイド系薬剤、チアゾリジン 系薬剤) 臨床症状・措置方法 糖尿病用薬と本剤を併用する場合には、低血糖症状を発現するおそれがあるので、慎重に投与すること。 特に、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤と併用する場合、低血糖のリ スクが増加するおそれがある。これらの薬剤による低血糖のリスクを軽減するため、スルホニルウレア剤、 速効型インスリン分泌促進剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。(「慎重投与」、「重要な基本的注 意」、「副作用」の項参照) α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与 すること。 機序・危険因子 糖尿病用薬との併用により血糖降下作用が増強され、低血糖症のリスクが増加するおそれがある。 薬剤名等:ジゴキシン 臨床症状・措置方法 本剤との併用によりジゴキシンの血漿中濃度がわずかに増加したとの報告があるので、適切な観察を行う こと。(「薬物動態」の項参照) 機序・危険因子 機序不明 65

参照

関連したドキュメント

リポ多糖(LPS)投与により炎症を惹起させると、Slco2a1 -/- マウス肺、大腸、胃では、アラキ ドン酸(AA)およびエイコサペンタエン酸(EPA)で補正した PGE 2

DTPAの場合,投与後最初の数分間は,糸球体濾  

1 月13日の試料に見られた,高い ΣDP の濃度及び低い f anti 値に対 し LRAT が関与しているのかどうかは不明である。北米と中国で生 産される DP の

がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断さ

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない こと。動物実験(ウサギ)で催奇形性及び胚・胎児死亡 が報告されている 1) 。また、動物実験(ウサギ

*2 施術の開始日から 60 日の間に 1

放射能濃度は、試料の輸送日において補正。

場所 採卵法 投与日時 投与量 平均体重 1回目 保管水温 採卵日時 放卵魚率 卵重量 生残尾数 採卵法 投与日時 投与量 平均体重 2回目 保管水温 採卵日時