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実践報告 団塊世代の講座『地域担い手育成事業』を実施して

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Academic year: 2021

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団塊世代の講座『地域担い手育成事業』を実施して

大津市立瀬田北公民館

はじめに

瀬田北公民館の所在する瀬田北学区は琵琶湖の南端の東部に位置し、 J R瀬田駅をはじめ、付 近には国道1号線や名神高速道路、京滋バイパスなどの主要道路があり交通の便がよい。京阪神の ベッドタウンとして、近年、!日来の大萱地区を取り囲むように宅地開発が進み都市化が急速に進 展している。平成20年1月末現在、 6,343世帯、人口15,492人の大規模学区である。 転入者は、県内はもとより京都、大阪方面への通勤者が多く、また若い世代であるため、 65歳 以上の人口は、大津市の18.3%に対し10.0%と市内で一番高齢者率の低い学区である。なお高齢 者の多くは旧来の大萱地域に居住している。

1.講座を考える.

平成19年度から大津市の公民館事業として『地域担い手育成事業』の取り組みが始まったが、 「団塊の世代J と言ってもそこに該当する人の顔はまったくと言っていいほど思い浮かばない。開 発中の住宅地も多いことから、 60歳定年後も働きつづける方がほとんどなのではないだろうか。 自治会関係や各種団体で活躍しておられるのは、仕事を持っておられない高齢者の方が多いなど、 暗中模索する中で、比較的若そうで(もちろん60歳を越えてはおられるが)活動的な方をターゲ ットに講座を考えてみた。 連続講座などはなかなか思いつかず、まずは自分で企画実施したことがあるもの、市内のセン ターだよりから情報を得たものを頼りに、単発でできそうなものを公民館の企画打ち合わせ会議 で出してみた。男の料理教室、健康講座、パソコン講座、竹細工(木工)…。これらの講座を開 催すれば、団塊の世代が参加してくれるのか。そこで仲間意識が芽生え、次の活動にうつれるの か?では、現在開催している講座との違いはどう考えたらいいのだろう。単発で複数回実施した 時にも同じメンバーが参加するとは限らず、そこから何かが生まれると期待しでも難しいのでは ないだろうかとの意見が出された。 そとで、同じメンバーが参加することを前提に、下記のような三案の連続講座を考えて検討し た。 案 一回目 二回目 一回目 ① 唐橋焼きで皿をつくろう 皿に盛る料理を作ろう 料理を作って家族を招待 ② 寄せ植えを楽しもう 花壇に花を植えよう 地域を花でいっぱいにしよう ③ 庭木の鄭定をしよう 公園などの勇定をしよう 地域の勇定をしよう ①は、個人的な趣味で、終わってしまうのではないか。②は、男性が集まりにくいのではないか。 ③は、男性が参加しやすいのと、地域活動につなげやすいのではないか、という意見があり、③ の勢定を講座に選ぶことになった。 以前、“男定の講座を実施して好評だ、った"という公民館(比叡平)から詳しい情報を得た。 「地域で家を持って庭木の手入れを自分でやりたいという要望があったこと、講座は昼食を持参で 円 i ワ ム

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1日がかりでやったこと、講師が熱心で教え方もよく内容がよかったこと」などの情報が得られた。 さてそれを瀬田北での講座に置き換えて考えてみると、丸一日拘束される設定では気持ちも重 く大変になるだろうから、

10

時から

12

時の

2

時間、講座内容は最低

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時間必要なので

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回と考え た。曜日は、土曜か連休の始めとし、

3

回の内容もわかりやすいように講師の方と相談して“知 識編・管理編・実践“と決定した。

2

.

窮定講座

(1)募集チラシ 平成19年度 瀬田北公民館 F団塊の世代講座』

欝濯す麿』づ〈りから『家事』づ〈りへ

自分で木の関定ができたら、と思ったことありませんか。 “本を見て"“人に聞いて"と自己流でやっていてもなかなかうまくいかないのが実状の ようです。そこで、この機会にみんなでわいわいと交流しながら、すっきりした庭づくり をしませんか。庭から並木道、地域の公翻がきれいになったらすてきですよね。 ; こんな方にオススメ! 縫木の鄭定をしたいけど、どうやったらいいのかわからない

;

自己流でしてきたけど、形鳩くなった

.

地域の清掃で、公園などの木の努定をしたい 地域でボランティアをしたい - 日時と内容 指『木を診る・木を知るJ3回連続講座です

*

いずれも

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:

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-

-

1

2

:

0

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①1

0

27

日(土)… 知識編(講義と実習)この間だけ

9

30

分より受付 ②

1

1

23

日(金・祝) … 管理編(講義と実習)

③1

2

8

E

l

(土)

実技編

4

砂 場 所 瀬回北公民館

2

階 会 議 護 と 公 民 館 周 辺 . 持 ち 物 努定ばさみ・軍手・汗拭きタオル・お茶・筆記用具など *勢定できる服装でお越しください . 費 用 資料代として

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0

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*1

回目の講座で徴収いたします . 申込み 瀬田北市民センター <電話・

7

7

ヴクス

544-2021>

*氏名と電話番号をお知らせください

。 。

つ 臼

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(2 )受講生募集 チラシとセンターだより、あとは市民センターに来られた人にチラシを配つての呼びかけをした。 『団塊の世代』と記載はしたがそこに限定するつもりはなく、“来る人拒まず"の気持ちで臨んだ。 とりあえず講座を開催するために、地域でよく活動されている元・現自治会長さんの二人を勧誘。 しかもチラシを何枚か持って帰ってくださった。電話での申し込みもぼちぼちあった。本当のと ころ、何人集まるかまったく予想がつかなかったので、チラシには募集人数は記載しなかったの だが、「団塊の世代講座って書いてあるんですが、 30代はだめですか?J

r

団塊の世代ゃないけど …Jと70代の方も。結局、団塊の世代と言われる昭和22年から24年に相当するのは「この講座ち ょうどいいわ、俺、団塊の世代やしJ と来てくれた 1名のみで、最終的には30代から70代の男女 20名の申込みとなった。ということは、『団塊の世代講座』の文字より『男定』が魅力だ、ったに違 いない。 ひとつ気がかりだ、ったのは、チラシに「関定で『庭』づくりから『まち』づくりへ」として、 “ボランティアなどでまちをきれいにする"というこちらの思いが伝わっているのか、それを承知 で申し込みをしてくれているのかがつかめなかったことだ。 (3 )講座開催 講座が始まり、すぐに「鄭定には、これからの時期がいちばんいいんですよ。J との講師の言葉 に気持ちよくスタートがきれた。どにかく、パワーポイントとテキスト、市民センターの庭での 実習には、飽きることなく皆さんが熱心に聞き入り活動ができた。 小休憩の時には、館長が「ここでグループを作ってあちこちの勢定ができたらと,思ってるんで すわけとアピールしてくださっていた。それに対して「いいことですなあ、やりましょう。Jと の反応があり、地域育成事業として明るい見通しが持てたのだ、った。 講座は、 10月11月12月と3ヶ月にわたっており、受講した後しばらくの期間、家で実践をして みて次を受講することになる。参加者に「関定されましたか ?J と尋ねると、「以前は何も考えず、 邪魔だと思う枝をバサパサ切っていたけれど、近頃は悩んでなかなか切れない」と返ってきた。 とはいうものの、講師の「現定に失敗はありません。すぐに形が整うものでもないし、 2,3年か けてゆっくり造っていくものです。」との言葉に少しほっとできる。 また、回数に関しては、 3回のうち 1回欠席したあとでも参加がしやすいこともあってか、 20 名のうち l人のキャンセルを省けば、平均17名の参加状況だ、った。 講座 3回目の実践では、市民センター前の木々に挑戦した。秋から冬に向って休眠していそう な木も実際切ってみると、関定時期や切る位置の悪さで死んでいる部分があるなどと講師の説明 にみんなが真剣に聞き入った。実際に木を切る段階では、多くの木がある市民センターの庭で、 少々大胆に鉄を使った。実践での時間はあっという聞に終わってしまい、もっと切りたい・実践 したいの思いを持つての終了となった。 (4)団塊の世代講座一参加者感想 多くの参加者から感想が寄せられたが、その代表的なものは次のとおりであった。 -大変良かったです。春・夏・秋とシーズンごとに行って欲しいですね。また、野菜作りなんかも良 いと思いますが…・・・やっぱり料理教室もいいですね

(

6

4

歳・男)

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-29--同じ講座を再度お願いし、新しい聴講生、仲間を広げていきたい (65歳・男) -何の知識もないまま、いつも家の庭木を 5月頃選定していたのですが、今後役立つことをたくさ ん教えていただきました。ありがとうございました。失敗するとともあるかとは思いますが、声 をかけていただければ協力させていただきたいと思います (42歳・女) -まるっきりの初心者ですが、楽しく学ばせていただきました。ありがとうご、ざ、いました。いい講 師の先生でした!ボランティア、 4月以降の参加ができます。今後ともよろしくお願いいたしま す (30代・女) -公共施設内の樹木の勇定活動を、時間の許す限りお手伝いさせていただくよう心がけたいと思い ます (57歳・男) -楽しく学習できました。主人と二人で庭に出ても、意見の違いがあり困っていましたが、これで 安心です (57歳・女) -大変いい勉強になりました。道を歩いていても街路樹、庭の木により興味がわいてきました (54歳・女)

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今後に向けて

さて、努定の講座を実施して、そこからボランティアの地域活動につなげていくために、 3回 目の講座終了後、連絡先を記入していただくよう「明るく楽しく地域活動」と題して、“グループ を作りボランティア活動に賛同していただける方"と趣旨を記した用紙を配布した。講座の続き という気持ちも手伝ってか、この日の参加者全員から回収することができた。本当にそういった 気持ちがあって書いてくださったのか、流れの中で書いてくださったのか定かではないが、全員 分の連絡先を嬉しい気持ちでいただいた。そして、グループの世話人を決め、解散となった。講 座が終了して2ヶ月が過ぎた。今年度中には一度集まり話合いをもっ予定をしている。 今後の話合いに向け、自主的な活動のために次のような支援が考えられる。 (1)公民館を活動拠点としてまず活動方針を立て、定期的な活動の見とおしが持てるように支 援していく。 (2 )活動資金については今後の課題であり検討していく。 (3 )活動場所の提案と諸団体とのコーデ、ィネート、世代間交流の場として学校や園・ PTAの 活動と連携を図ることも考えていく。 (4)グループの勉強会(講座)が続けていけるようにする。 もちろん、活動の成果があがり、それが地域に認めてもらえることも力となるだろう。 グループができても、実際何人が活動に参加してくれるのかわからないが、地域には関定の学 30一

(5)

習してこられた先輩もおられるし、また新しいメンバーも誘って充実したグループ活動ができれ ばと思う。我が家の庭から町内の児童公園、高齢者世帯の庭の鄭定、学校や園での活動、サクラ が自慢の長沢川沿いの並木道など、地域のボランティア活動の核となって成長して欲しいと願う。

おわりに

最後に、『団塊の世代講座』としているが、実際は幅広い年齢の方々が参加され、今後の講座で もそうなるだろう。その中で、団塊の世代と呼ばれる方々が自分の能力を役立ててくださればよ いし、また幅広い年齢の方々が集まることで、それぞれの役割が出てきてより深い交流ができる のではないだろうか。団塊の世代を核とした異年齢集団の、楽しく生き生きとした活動であれば いいと思う。 以上、考えることはできても実践となると予想もつかない方向にいってしまうこともあるだろ う。そんな時は、館長はじめ職員みんなの知恵と力を借りつつ、地域に根ざした自主活動グルー プとなるよう支援していきたい。 (文責・梅村 日出子) 市 E A q u

参照

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