爆発の粒子ベースビジュアルシミュレーションにおける燃焼モデルに関する検討
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(2) 情報処理学会第 74 回全国大会. 現する.燃焼状態にある燃料粒子は燃焼率 z に よって,燃料粒子に設定した質量 m を消費し, 質 量 が ゼ ロ と な っ た 燃 料 粒 子は消失する.ま た,燃焼中は以下に式によって,熱エネルギー を生成する. ∂Hi = bh z ∂t. (5). H i は燃料粒子 i における熱エネルギーであり, bh. は燃えた燃料の単位質量あたりにおいて解放さ れる熱量である.また,以下の式によって,燃 料粒子 i は流体粒子との間で熱の変換を行う. ∂H i 2 = α h ri (Ti − Yi ) ∂t. (6). α h は燃料粒子と流体粒子間の熱伝導係数, ri は燃. は CPU Core i7 3.5GHz で行われた.粒子総数に は流体粒子(空気粒子,炎粒子),マーカー粒 子,燃料粒子の数が含まれる.シミュレーショ ンに用いた空気粒子数は 44,694 個であり,炎粒 子は 1,000 個である.図1(b),(c)では図 1(a) のシミュレーションにマーカー粒子と燃料粒子 をそれぞれ 100,000 個追加して行っている. 爆発の粒子ベースビジュアルシミュレーション を基に,燃焼モデルの検討を行った.結果,シ ミュレーションに用いる粒子総数を抑えながら, レンダリングに用いる粒子数を増やすことが可 能であることを確認した.また,燃焼モデルを 採用することで,熱の生成と流体の運動との相 互作用を考慮し,単純なマーカーの移流よりも 実際の爆発現象に則したモデリング手法となっ た.今後については,流体粒子と燃料粒子との 間における抗力の実現を検討していく予定であ る.. 料粒子の半径, Yi は燃料粒子 i の温度である. Ti は周囲に存在する流体粒子 j の温度 T j の加重平 均によって求められる温度であり,(4)式によっ て計算する.また,以下の式によって,燃料粒 子の温度を更新する. ∂Yi 1 ∂H i = ∂t cm ∂t. (7). (b)マーカー粒子. (a)炎粒子. c m は熱容量である.燃料粒子の温度は以下の式. によって,流体粒子 j の温度 T j に反映する. ∂T j ∂t. =. 1 ∂H i ω j (d r ) cv ∂t ∑ ω j (d r ). (8). j. (c)燃料粒子 図1 シミュレーション結果. cv は流体粒子の熱容量である.. 4.まとめ 図1にシミュレーション結果を示す.これら は簡易的に粒子を点でレンダリングしたもので ある.図1(a)は文献[1]による流体モデルであ り,マーカー粒子や燃料粒子を用いておらず, 炎粒子をレンダリングしたものである.図1(b) は文献[2]による手法であり,マーカー粒子をレ ンダリングしたものである.図 1(c)は本研究の 燃焼モデルによるもので,燃料粒子をレンダリ ングしたものである.これらの粒子の色は温度 を基にして決定している.表1にシミュレーシ ョンデータとして,1 ステップあたりの計算時間 と粒子総数を示す.これらのシミュレーション. 4-30. 表1. 計算時間. シミュレーション例 計算時間[秒/ステップ] 粒子総数[個]. 図 1(a) 0.068 45,694. 図 1(b) 1.023 145,694. 図 1(c) 1.923 145,694. 参考文献 [1]D. Takeshita,S. Ota,M. Tamura,T. Fujimoto,K. Muraoka , N. Chiba. Particle-based Visual Simulation of Explosive Flames, In Proceedings of Pacific Graphics 2003, pp.482-486 [2]竹下大樹 爆発の粒子ベースビジュアルシミュレーシ ョンにおけるマーカー粒子に関する検討. 平成 23 年度 電気・情報関係学会北海道支部連合大会, 170. [3]B. E. Feldman, J. F. O’Brien and O. Arikan. Animating Suspended Particle Explosions. In Proceedings of ACM SIGGRAPH 2003, 708-715, 2003.. Copyright 2012 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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