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遷移型句構造解析に基づく論文PDF中の数式XML解析

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(1)Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. 遷移型句構造解析に基づく論文 PDF 中の数式 XML 解析 澤井 裕一郎1,a). 進藤 裕之1,b). 松本 裕治1,c). 概要:数式は科学技術論文において多くの情報を担う重要な要素であり,論文の意味理解や高度な検索の ためには,論文中の数式の高精度な構造解析が求められる.本研究では,科学技術論文の PDF ファイル に含まれる数式を対象に,数式の構造記述に特化した XML の一種である MathML 形式を予測するタスク に取り組む.特に,PDF ファイルから抽出した文字・図形情報の系列を入力として,XML の木構造を同 定する句構造解析の問題として捉え,従来の遷移型句構造解析の手法を拡張して適用する.そして,医学 分野の論文に含まれる数式データを用いて評価実験を行い,解析性能を報告する.. <math>. 1. はじめに. められている.科学技術論文は一般的に PDF(Portable. θˆ sin 2. Document Format)ファイルとして公開される.しかし,. !"#$%&'(. 日々出版される科学技術論文の量は膨大であり,最新の 論文を追い続ける必要がある研究者の負担を軽減するため に,計算機による論文からの知識抽出・情報検索技術が求. <mfrac> <mover>. s. PDF は一般的に文や段落,節などの構造情報を保持してい. i. n. !. ^. 2. )"#*+,-*.. ないため,そのままの状態では情報抽出や情報検索に使用 することが困難である.したがって,論文 PDF に含まれ. <mi> <mo> <mn>. <mi>. 図 1. 数式 XML 解析タスク. る段落構成や図表・数式等を解析し,XML のような構造 化された形式に変換する技術が必要である.論文の構成要. 数式 XML 解析タスクに取り組むため,本研究では医学. 素の中でも特に数式は,科学技術論文において多くの情報. 分野のオンライン論文アーカイブである PMC のデータ. を担う重要な要素である.実際,NTCIR-12 MathIR タス. を用いる.PMC では,JATS 形式(科学技術論文の構造. ク [12] のように,論文中の数式を対象とした情報検索に関. を表現するための XML の一種)で論文を投稿することが. する Shared Task が開催されている.そこで本研究では,. 求められているため,JATS 形式のテキストファイルと,. PDF に含まれる数式を,数式の構造記述に特化した XML. それを変換した PDF ファイルの両方を入手可能である.. の一種である MathML 形式に変換するタスク(数式 XML. 我々は,PMC から取得した論文の JATS 形式から数式部. 解析タスク)に取り組む.PDF において,数式は文字や直. 分(MathML 形式)のみを抽出し,それを PDF に変換す. 線の描画命令の系列で表現されている.したがって,上付. ることで,数式 PDF と MathML 形式のペアのデータセッ. き・下付き文字の区別や,sin や cos などのトークン単位. トを作成した.そして,このデータセットを用いて数式. を認識することができない.一方,MathML 形式の数式で. XML 解析モデルの評価実験を行う.. は,上付き,下付き文字の区別や,トークンの単位が XML. Deng ら [5] は,画像キャプション生成の手法 [11] を応. タグによって明示的に表現されており,それらがどのよう. 用して,数式画像から数式の LaTeX 形式を予測する手法. に数式全体を構成しているのかが明らかである.タスクの. を提案した.この手法では,畳み込みニューラルネット. 概要を図 1 に示す.. ワーク(Convolutional Neural Network; CNN)を用いて 数式画像を読み取り,リカレントニューラルネットワーク. 1. a) b) c). 奈良先端科学技術大学院大学 Nara Institute of Science and Technology [email protected] [email protected] [email protected]. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. (Recurrent Neural Network; RNN)を用いて出力を 1 トー クンずつ系列として生成していく.しかしながら,この手 法では,数式 PDF に含まれる文字を重複して生成したり, 逆に一部を生成しないという問題点がある.また,出力が. 1.

(2) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. 木構造であるという制約を考慮せずに系列として生成する ため,生成されたトークン系列が木構造として解釈できな い場合がある. そこで本研究では,数式 XML 解析タスクを,PDF を画 像に変換するのではなく,PDF ファイルから直接抽出し た文字・図形情報の系列に対する句構造解析として捉え, 遷移型句構造解析に基づく解析手法を提案する.この手法 の利点として,数式 PDF 中に含まれる文字・図形情報を 順次過不足なく利用することにより,XML 生成時の文字 の重複や欠損の問題を回避できる点や,句構造解析の手法. <math> <mi mathsize=“9pt”>s</mi> <mi mathsize=“9pt”>i</mi> <mi mathsize=“9pt”>n</mi> <mfrac> <mrow> <mover> <mi>!</mi> <mo>^</mo> </mover> </mrow> <mrow> <mn>2</mn> </mrow> </mfrac> </math>. を適用するため必ず木構造の MathML を生成できる点が. <math> <mi>sin</mi> <mfrac> <mover> <mi>!</mi> <mo>^</mo> </mover> <mn>2</mn> </mfrac> </math>. 図 2 MathML 正規化の例. 挙げられる.. PMC データを使った実験により,PDF から直接抽出し. 表 1 数式 XML 解析データセットの統計量 訓練データ 開発データ 評価データ. た文字・図形情報を使うことと,遷移型句構造解析の手法. 219,064. を適用することで,従来手法に比べて解析精度が大幅に向. 3,000. 3,000. 上することを示す.. 2. 数式 XML 解析データセットの構築. 10 5. MathML. 10 4. MathML は,数式構造を表現するための XML の一種で 別子,演算子,数を意味するタグである.<mover>は上付 き文字,<mfrac>は分数を意味するタグである.<math>は. MathML の根にあたるタグである. PMC データの収集. Frequency. ある.図 1 に例を挙げる.<mi>,<mo>,<mn>はそれぞれ識. 10 3 10 2 10 1. 本研究で行う実験のために,数式 PDF と MathML のペ アのデータセットを構築する.まず,PMC*1 で公開され ている JATS 形式による論文の XML ファイルを取得し,. <math>タグで囲まれた部分のみを抽出する.数式 PDF の. 10 0 0 図 3. 100. 200 300 Number of Tokens. 400. 500. MathML のトークン数の分布(トークン数 500 まで). 表示と無関係な<annotation>タグと<semantics>タグを 削除し,既存のツール*2 を用いて,表示のための情報を持つ. XSL-FO 形式に変換する.そして,AHFormatter. v6.4*3 に. より XSL-FO 形式を数式 PDF に変換する.. MathML の正規化. できる.更に,連続する複数の<mi>タグを 1 つにまとめる などの正規化を追加で行う.正規化の例を図 2 に示す. データセットの統計量 最終的に得られた数式 XML 解析データセットの統計量. 取得した MathML は,そのままでは,スタイル情報な. を表 1 に示す.また,MathML のトークン数の分布を図 3. どの数式の構造以外の情報を多く含み,論文 PDF の構造. に示す.ただし,開きタグ,閉じタグはそれぞれ 1 トークン. 解析の目的では不必要なタグが多い.また,同じ構造の. として扱い,MathML の葉ノードにあたる文字列は 1 文字. 数式に対して複数のタグの付け方が存在する場合があり,. を 1 トークンとした.例えば,図 2 の正規化後の MathML. 曖昧性が高い.そこで,スタイル情報の除去と曖昧性の. は,開きタグが 7 トークン,閉じタグが 7 トークン,文字. 低減のために,予測対象の MathML を正規化する.まず,. が 6 トークンの,合計 20 トークンにトークン化される.. MathMLCan*4 を用いて正規化を行う.このツールは,タ グの属性の削除,不必要な<mrow>タグ(複数のタグが一ま. 3. 数式画像の Encoder-Decoder モデル. とまりであることを表現)の除去などを行う.属性の除去. Deng ら [5] は,画像からのマークアップ言語(LaTeX. により,スタイルに関する情報の大部分を取り除くことが. や HTML)生成のタスクに対して,多層 CNN による画像. *1. Encoder と,Attention 機構付き RNN による Decoder の. *2 *3 *4. ftp://ftp.ncbi.nlm.nih.gov/pub/pmc/oa_package https://github.com/ncbi/JATSPreviewStylesheets/blob/ master/xslt/main/jats-xslfo.xsl http://www.antenna.co.jp/AHF/ https://github.com/michal-ruzicka/MathMLCan. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 組み合わせから成る,Encoder-Decoder モデルに基づく手 法(WYGIWYS)を提案した.この手法により,数式画像 から数式 LaTeX を生成するタスクにおいて,最高精度の商. 2.

(3) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report 表 2. CNN のネットワーク構成(c:出力チャネル数,k:カーネル 幅,s:スライド幅,p:パディング幅,po:pooling 幅) 出力. Batch Normalization. 3.2 Attention 機構付き Decoder Decoder は,Encoder(節 3.1 の画像 Encoder または後 述する節 4.2 の PDF Encoder)が出力する素性ベクトル列. 畳み込み (c:512, k:3x3, s:1x1, p:1x1). {hi }N (前節の画像 Encoder を用いる場合は N = H ′ ×W ′ ) i=1. Max-Pooling (po:1x2, s:1x2, p:0x0). を入力として,Attention 機構 [2] 付き RNN(LSTM を用 いる)により,トークン列を生成する.. Batch Normalization 畳み込み (c:512,k:3x3, s:1x1, p:1x1). 時刻 t において,LSTM の隠れ状態ベクトル dt から,i. Max-Pooling (po:2x1, s:2x1, p:0x0). 番目の素性ベクトル hi に対する Attention 重み αit が以下. 畳み込み (c:256, k:3x3, s:1x1, p:1x1). のように計算される.. Batch Normalization 畳み込み (c:256, k:3x3, s:1x1, p:1x1). eit = hTi dt. Max-Pooling (po:2x2, s:2x2, p:0x0). exp(eit ) αit = ∑N i′ =1 exp(ei′ t ). 畳み込み (c:128, k:3x3, s1x1, p:1x1). Max-Pooling (po:2x2, s:2x2, p:0x0). {hi }N i=1 の Attention 重みによる重み付き和を計算し,時. 畳み込み (c:64, k:3x3, s1x1, p:1x1). 刻 t における文脈ベクトル ct を得る.. 入力. ct =. 用数式 OCR(Optical Character Recognition)ソフトウェ アである InftyReader [10] を上回る精度を報告している. 本研究では,ベースラインとして彼らの手法を用いる.. N ∑. αit hi. i=1. ht と ct に基づき,時刻 t の出力トークンを softmax 関数 で予測する.. 即ち,画像に変換した数式 PDF*5 を入力とし,2 節で述べ た方法でトークン化された MathML のトークン列を出力. ot = tanh(Wo [ht ; ct ]). する.以下に,彼らの手法の概要を説明する.. yt = softmax(Wy ot ) ここで,Wo ,Wy はパラメータ行列である(バイアス項. 3.1 画像 Encoder 画像 Encoder は入力としてグレースケールの数式画像. x ∈ RH×W を受け取る.ここで,H は画像の高さ,W は 画像の幅である.x の各要素は,[-1, 1] の範囲にスケーリ ングされている.この数式画像に対して,画像認識にお いて標準的に用いられている,畳み込み,Max-Pooling,. Batch Normalization を順次適用するような多層 CNN を 適用する.結果として,d 次元素性ベクトルのグリッド. V ∈ RH. ′. ×W ′ ×d. を得る.ただし,H ′ ,W ′ は,それぞれ. Max-Pooling により縮小された画像の高さ,幅である.本 研究では,ベースラインとして表 2 に示す Deng ら [5] が 用いたものと同じ構成のネットワークを用いる. 画素 (i, j) に対応する素性ベクトル Vij には画素の局所 的な情報がエンコードされている.一方,数式の構造認識 のためには,画素間の相対的な位置関係を考慮する必要が ある.そこで,水平方向の位置関係を考慮した素性ベクト ′. ルを作るために,各 i 行目の素性ベクトル列 {Vij }W j=1 に 対して,双方向型 Long Short-Term Memory(LSTM) [6] を適用し,水平方向の大局的な情報をエンコードした素性 ˜ ∈ RH ′ ×W ′ ×d を得る.V ˜ の各行を ベクトルのグリッド V ′. ′. G H ×W 一列に並べた d 次元素性ベクトル列 {hIM }i=1 が画像 i. Encoder の出力である. *5. ImageMagick の convert −density 200 −quality 100 コマンド により数式 PDF を PNG 形式に変換し,数式領域のみをクロッ ピングした.詳細は [5] 参照.. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. は省略している).予測されたトークンの埋め込みベクト ルが,次の時刻 t + 1 における LSTM の入力である.. Deng ら [5] はこれに加えて,Input Feeding [8] (時刻 t + 1 の入力埋め込みベクトルに ot を結合)を行っている. 我々の予備実験では Input Feeding による性能向上が見ら れなかったため,今回の実験では使用していない. 学習時は,各時刻 t における出力 yt に対する交差エント ロピー誤差関数を計算し,時刻 1...T (T はトークン列の長 さ)での和を最小化するようにパラメータ最適化を行う. ただし,時刻 1 における LSTM への入力は<BOS>トークン の埋め込みベクトルとし,時刻 T での出力は<EOS>トーク ンとする.. 4. 提案手法 Deng ら [5] の手法では,数式が画像として与えられるこ とを前提としていた.しかし,今回の問題設定では,数式 の PDF ファイルが利用可能であり,そこから文字・図形 の情報を直接抽出することができる.表 3 に,図 1 の PDF から抽出した文字・図形情報の例を示す. 数式 XML から変換された PDF は,数式 XML 中の文 字の順番と,PDF 中の文字や図形の順番が同じであるこ とが期待できる.実際に,我々の構築したデータセットで は,変換元となる MathML に含まれる文字の順番と,変 換先の PDF に含まれる文字・図形の順番は同じであった.. 3.

(4) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report 表 3 図 1 の数式 PDF から抽出した文字・図形情報の例.各行が 1. (./. !0. つの描画命令に対応する.背景が白の行は文字描画命令,灰色. $%&'())*+,-. の行は図形描画命令を表す.1 つの文字描画命令は 1 つの文. "(./ !012. 字トークンに対応する.図形描画命令は [MOVE TO] から始 まる 1 連のものが,1 つの図形トークンに対応する, トークン番号 文字/図形描画命令 f1 f2 f3 f4 f5. f6. " !0(./ 13. " (./ !014 !"#". 0. 0. eMOVE_TO + WMOVE_TO[f1; f2]. eLINE_TO + WLINE_TO[f1; f2]. eLINE_TO + WLINE_TO[f1; f2]. 0. 0. 1. s. 0.0. 20.4 4.4 6.0 12.0 6.0. 2. i. 4.4. 20.4 3.3 6.0 12.0 6.0. 3. n. 7.7. 20.4 6.5 6.0 12.0 6.0. 4. [MOVE TO]. 17.4 17.4. 的に,数式 PDF からは文字・図形情報からなるトークン. 4. [LINE TO]. 23.2 17.4. 5. θ. 17.4 12.3 5.5 6.0 12.0 6.0. 列 {ti ∈ T }N i=1 が抽出される.. 6. [MOVE TO]. 20.0 2.5. 6. [LINE TO]. 21.4 1.2. 6. [LINE TO]. 22.8 2.5. 7. 2. 17.4 28.6 5.9 6.0 12.0 6.0. DF 図 4 図形トークンに対する PDF Encoder の計算例(hP ) 6. C ,図形トークンの集合を D,T = C ∪ D とすると,最終. 4.2 PDF Encoder 次に,ニューラルネットワークを用いて,数式 PDF か ら抽出したトークン列 {ti }N i=1 から特徴ベクトルを計算す る PDF Encoder について説明する.. したがって,本研究では,PDF から抽出した文字・図形. DF まず,i 番目のトークン ti に対するベクトル表現 hP i. 情報の系列を入力として,MathML の木構造を出力する句. DF を計算する.ti ∈ C の場合,hP は,文字の埋め込みベ i. 構造解析の問題として捉える.PDF 変換ソフトウェアに. クトル ec と,f1 , ..., f6 を線形写像によって変換したもの. よっては,XML に含まれる文字の順序と,PDF に含まれ. の和とする.すなわち,. る文字や図形の順序は異なる可能性があるが,そのような. DF hP = ec + Wchar [f1 ; f2 ; ...; f6 ] i. 場合の取り扱いは今後の課題とする.. ただし,Wchar は d × 6 の実数値パラメータ行列である.. 4.1 PDF からの文字・図形情報の抽出. ti ∈ D の場合,mi を ti が含む図形描画命令の個数(表 3. 前述のように,PDF ファイルは,内部的には文字・図形. の例では,m4 = 2,m6 = 3)とし,j 番目の描画命令のベ. の描画命令の系列で構成されている.数式 PDF からこれ. DF を,文字トークンの場合と同様に,図形 クトル表現 hP i,j. らの命令列を抽出するために,我々は PDFBox v2.0.5*6 を. の描画命令種([MOVE TO],[LINE TO],[CURVE TO]). 用いた.. i の埋め込みベクトルと,{fi }m i=1 を列挙したベクトルを線. 図 1 の数式 PDF から抽出できる情報の例を,表 3 に示. 形写像によって変換したものの和とする.ただし,線形写. す.表 3 で示されているように,PDF の中身は,文字や. 像のパラメータ行列は,描画命令種毎に異なるものを用意. 図形の描画命令の系列となっており,それぞれが複数の. する.. 実数値の情報 {fi } を持っている.例えば,文字であれば,. f1 , ..., f6 はそれぞれ,x 座標,y 座標,幅,高さ,フォントサ. DF 次に,hP に対して畳み込み演算を適用し,周辺の図形 i,j ˜ P DF を得る.ただし, 描画命令を考慮したベクトル表現 h. イズ,フォントにおける空白の幅,を意味する.図形の描画. 畳み込み演算のウィンドウ幅を 5,出力チャネル数は d と. 命令は,[MOVE TO],[LINE TO],[CURVE TO] の三種. し,零ベクトルでパディングする.そして,Max-Pooling. 類が存在する.[MOVE TO] は (f1 , f2 ) から描画を開始す. DF を得る. により,ベクトル表現 hP i. i,j. ることを表す.[LINE TO] は前回の描画位置から,(f1 , f2 ). m. DF DF ˜P hP = max h i,j i. まで直線を描画することを表す.[CURVE TO] は前回の. j=1. 描画位置から,実数値 (f1 , ..., f6 ) で指定されるパラメータ. 表 3 の 6 番目のトークン t6 に対する計算例を図 4 に示す.. を持ったベジェ曲線を描画することを表す.[MOVE TO],. 最後に,周辺のトークンを考慮したベクトル表現を得る. [LINE TO] は 2 つの実数値を持ち,[CURVE TO] は 6 つ. DF T ために,画像 Encoder の場合と同様に,{hP }i=1 に対 i. の実数値を持つ.これらの位置やサイズの情報は,PDF. して双方向型 LSTM を適用して,d 次元素性ベクトル列 ˜ P DF }T を得る. {h. から MathML を予測する際に重要な特徴となり得るので,. i. i=1. それぞれ訓練データ全体で平均 0,分散 1 になるように正 規化し,入力素性として利用することとする.. 4.3 数式 XML 解析のための遷移システム. これらの描画命令に対して,1 つの文字描画命令を 1 トー. 我々の提案する数式 XML 解析のための遷移型句構造解. クン,[MOVE TO] から始まる一続きの図形描画命令を 1. 析手法は,入力のトークン列を保持するバッファと,これ. トークンとして,トークン化する.文字トークンの集合を. までに決定された部分木を保持するスタックから成る.初. *6. 期状態では,入力のトークン列は全てバッファに保持され. https://pdfbox.apache.org/. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 4.

(5) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report 表 4 導出例.[x] は図形トークンを表す. 直前の操作. 0. σ. (初期状態). 部分木 s0 ,s1 をポップし,ノード X が親,s0 が右の子,. β. s1 が左の子である部分木を新たに作成し,スタックにプッ. s i n [–] θ [ˆ] 2. シュする.UNARY-X アクションは,スタックの先頭の部. i n [–] θ [ˆ] 2. 分木 s0 をポップし,ノード X が親,s0 が唯一の子である. 1. SHIFT-COPY. s. 2. SHIFT-COPY. si. 3. SHIFT-COPY. sin. [–] θ [ˆ] 2. 4. REDUCE-<mi>. s <mi>. [–] θ [ˆ] 2. 5. REDUCE-<mi>. <mi>. [–] θ [ˆ] 2. クは空である.1 つずつアクションを適用していき,最終. 6. SHIFT-REMOVE. <mi>. 7. SHIFT-COPY. 8. UNARY-<mi>. 9. SHIFT-DRAW-ˆ. 10. UNARY-<mo>. 11. REDUCE-<mover>. 12. SHIFT-COPY. 13. UNARY-<mn>. 14. REDUCE-<mfrac>. 15. REDUCE-<math>. n [–] θ [ˆ] 2. 部分木を新たに作成し,スタックにプッシュする.初期状 態では,バッファが全ての入力トークンを保持し,スタッ. θ [ˆ] 2. 的に,バッファが空で,スタックの要素数が 1 かつスタッ. <mi> θ. [ˆ] 2. ク先頭の要素が<math>を親に持つ部分木になった状態で終. <mi> <mi>. [ˆ] 2. 了する.. <mi> <mi> ˆ. 2. この遷移システムでは,二分木のみ構築可能である.そ. <mi> <mi> <mo>. 2. のため,従来の句構造解析で行われているのと同様に,事. <mi> <mover>. 2. 前に MathML を right-branching 二分木に変換してから句. <mi> <mover> 2 <mi> <mover> <mn>. 構造解析を行い,解析後に後処理で元の多分木に戻す操作. <mi> <mfrac>. を行う.二分木化の過程で作られる中間ノードは,元の親 ノード名に上線をつけて区別する(例:表 4 の <mi>).. <math>. また,UNARY アクションは任意の回数繰り返すこと アクション. 表 5 アクションと状態遷移 現在の状態 次の状態. が可能であり,解析が終了しない可能性がある.そこで, 前提条件. 訓練データ中で複数回連続する UNARY アクションは 1. SHIFT-COPY. (σ, t|β). (σ|t, β). t∈C. SHIFT-DRAW-X. (σ, t|β). (σ|X, β). t∈D. SHIFT-REMOVE. (σ, t|β). (σ, β). —. REDUCE-X. (σ|s1 s0 , β). (σ|X, β). —. を加える.例えば,UNARY-mn,UNARY-msqrt という 2. UNARY-X. (σ|s0 , β). (σ|X, β). —. つの連続する UNARY アクションは,UNARY-mn|msqrt. つの UNARY アクションに縮約し,アクション予測時に. UNARY アクションを 2 回連続で予測できないような制約. という 1 つの UNARY アクションに縮約する. ており,SHIFT アクションによってバッファ先頭のトーク ンを 1 つ取り出し,ノードとしてスタックにプッシュする. また,REDUCE/UNARY アクションによって,スタック 先頭のノードに対する部分木を決定する.. 4.4 フィードフォワードニューラルネットワークによる アクション予測 各時刻 t でのアクションは,スタックとバッファの状態. 提案手法は,依存構造解析で用いられている shift-reduce. から計算される特徴ベクトルを元に,フィードフォワード. 解析とよく似ているが,予測対象が依存構造ではなく句構. ニューラルネットワーク(Feed Forward Neural Network;. 造であること,入力トークンを削除する SHIFT-REMOVE. FFNN)によって予測する [1], [3].. というアクションが必要であること,入力系列が文字だけ. スタックの特徴ベクトル. でなく図形情報も混在していることなどが異なる点として 挙げられる. 図 1 に対する MathML の導出例を表 4 に示す. 表 5 に,遷移システムの各アクションと状態遷移を示 す.遷移システムの状態は,部分木を要素に持つスタッ. 我々は Zhu ら [13] に従い,以下のスタック上の部分木 に対する実数値ベクトルを結合して,スタックの特徴ベク トル hstack とする.. {s3 , s2 , s1 .lef t, s1 .unary, s1 .right, s1 , s0 .lef t, s0 .unary, s0 .right, s0 }. ク σ と,入力トークンを要素に持つバッファ β の組 (σ, β) である.SHIFT-COPY アクションは,バッファの先頭の. ただし,si はスタックの i 番目の部分木を表し,si .lef t は. トークン t を取り出し,単一のノード t のみからなる部分. si の左の子の部分木,si .unary は si が子を 1 つだけ持つ場. 木をスタックに追加する.ただし,t が文字トークンであ. 合の子の部分木,si .right は si の右の子の部分木を表す.. る場合(t ∈ C )のみ適用可能である.SHIFT-DRAW-X. 対応する部分木が存在しない場合は,零ベクトルを用いる.. アクションは,バッファの先頭のトークン t を取り出し,. 図 5 にスタックと hstack の対応関係の例を示す.. 単一のノード X のみからなる部分木をスタックに追加す. スタック上の部分木 s の特徴ベクトルは,s の根ノード. る.ただし,t が図形トークンである場合(t ∈ D)のみ適. のタグの埋め込みベクトルと,入力トークン列中で s に対. 用可能である.SHIFT-REMOVE アクションは,バッファ. 応するスパンの素性ベクトルを結合したものである.s の. の先頭のトークン t を取り出し,スタックには何も追加し. 根ノードが葉である場合は,<LEAF>という特殊なタグを持. ない.REDUCE-X アクションは,スタックの先頭 2 つの. つと考える.. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 5.

(6) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report !4. !5. !3. !3. !3. !3. !&. ,-.+ /01'2 '()*+. %!"#$%. 0. <mi>. 0. <mi>. !&. !&. !&. (ReLU) を用いた.. ,-.+ /01'2 '()*+. <mo> <mover>. 0. 0. <LEAF>. モデルの学習は,各時刻 t におけるアクションの予測に. <mn>. 対する交差エントロピー誤差関数を計算し,全ての時刻 !"#$. <mi>. <mover>. s. <mi>. 3:::::::::::4. &:::::3. i. 3:::::5. n. 5:::::4. =:::::::::::>. !. う [1], [3].. 2. <mi> <mo>. ;:::::::::::< <:::::::::::=. ;:::::<. における和を最小化するようにパラメータの最適化を行. <mn>. ;:::::::::::::::::::::=. &:::::::::::4. 5. 実験. =:::::>. ^. <:::::=. 2 節で構築した数式 XML 解析データセットを用いて, 従来手法と提案手法の比較実験を行う.. %6. 0. %7 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 0. 5.1 比較手法. 7. 従来手法:ENCDEC-IMG-XML. %89.. 数式 PDF を画像に変換し,3.1 節の画像 Encoder と 3.2 節の Decoder を組み合わせた Encoder-Decoder モデルに s. &'. i. n. [-]. [^]. !. 2. より,MathML のトークン系列を予測する.. 図 5 上:表 4 のステップ 13 におけるスタックの状態とスタック の素性 hstack ,下:LSTM-Minus.灰色の矢印は 4 <mover>6 の LSTM-Minus によるスパン素性を指す.. 提案手法 1:ENCDEC-PDF-XML 数式 PDF から文字・図形情報の系列を抽出し,4.2 節の. PDF Encoder と 3.2 節の Decoder を組み合わせた Encoder-. また,句構造解析では,句に対応する入力スパンの特徴. Decoder モデルにより,MathML のトークン系列を予測. ベクトルを計算する必要がある.我々は,スパンの特徴ベ. する.. クトルとして,Cross ら [4] による LSTM-Minus を使用し. 提案手法 2:ENCDEC-PDF-ACTION. た.これは,スパンの左端と右端の入力トークンに対応す. 数式 PDF から文字・図形情報の系列を抽出し,4.2 節の. る隠れ状態ベクトルの差分を,そのスパンの特徴ベクトル. PDF Encoder と 3.2 節の Decoder を組み合わせた Encoder-. とするモデルである.具体的な計算方法は以下の通りであ. Decoder モデルにより,遷移システムのアクション系列を. DF T る.まず,PDF Encoder が計算する {{hP }i=1 } に対し i ˜ f , ..., h ˜ f }, て,順方向の LSTM による隠れ状態ベクトル {h 0 T ˜ b , ..., h ˜ b } を求 逆方向の LSTM による隠れ状態ベクトル {h 0 T. 予測する.. める.s が入力トークン列中の i 番目から j 番目までに対 ˜b ˜f − h ˜f と h ˜b − h 応しているとすると,スパンの素性は h. FFNN により遷移システムのアクション系列を予測する.. ˜f と h ˜ b を零ベクトルと を結合したものである.ただし,h 0 T. 5.2 実験設定. する.. デコード時の制約. j. i. i. 提案手法 3:FFNN-PDF-ACTION 数式 PDF から文字・図形情報の系列を抽出し,??節の. j. バッファの特徴ベクトル. デコード時は,各時刻においてスコアが最大である予. バッファの特徴ベクトルを計算するために,我々は Zhu. 測(MathML のトークン,遷移システムのアクション)を. ら [13] に従い,バッファ上のトークンの実数値ベクトル. greedy に選択する.ただし,出力が木構造の制約を満たす. を結合してバッファの特徴ベクトル h. buf f er. とする.すな. わち,. ように,その時点で適用可能な予測のみを行うように制約 を与える.即ち,MathML のトークンを予測する場合は,. {q0 , q1 , q2 , q3 }. 閉じタグは直前に開いたタグに対応するもののみ予測でき るようにする.遷移システムのアクションを予測する場合. ただし,qi はバッファ上の i 番目のトークンを表す.また,. は,スタックとバッファの状態に基づき,その時点で適用. qi の特徴ベクトルには,PDF Encoder によって計算され. 可能なアクションのみを予測できるようにする.. た素性ベクトル. DF hP i. を用いる.. 4.4.1 FFNN の構成と学習 上記のスタックやバッファから計算される特徴ベクトル. Encoder-Decoder モデルは<EOS>タグを出力するまで生 成を続けるが,<EOS>タグを生成しないため生成が停止し ないような場合がある.そのような場合に対処するため. をフィードフォワードニューラルネットワーク(FFNN). に,PDF から抽出したトークン数に応じて,出力トークン. へ入力し,各時刻で最適なアクションを決定する.具体的. 数に上限を設定する.MathML のトークンを予測する場合. には,スタックの特徴ベクトル hstack と,バッファの特徴. は入力トークン数の 7 倍(7 倍を超えるものが学習データ. を結合して,中間層が 1 層(d 次元)の. になかったため)遷移システムのアクションを予測する場. FFNN に入力する.活性化関数には rectified linear unit. 合は入力トークン数の 4 倍(理論上 4 倍を超えることはな. ベクトル h. buf f er. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 6.

(7) Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report 表 6 実験結果. BLEU. 句構造. 1.0. 適合率. 再現率. F1 値. ENCDEC-IMG-XML. 81.73. 0.790. 0.804. 0.797. ENCDEC-PDF-XML. 81.05. 0.812. 0.841. 0.826. ENCDEC-PDF-ACTION FFNN-PDF-ACTION. 82.53. 0.790. 0.838. 0.814. 88.96. 0.912. 0.893. 0.902. 0.8 0.6 F1-value. 手法. 0.4. いため)を出力トークン長の上限とする. 0.2. ハイパーパラメータ 各埋め込みベクトルの次元は 128 に,双方向 LSTM の. 0.0 1-20. 隠れ状態ベクトルの次元は 256 に,FFNN の中間層の次元. ENCDEC-IMG-XML ENCDEC-PDF-XML ENCDEC-PDF-ACTION FFNN-PDF-ACTION 21-40. は 512 に設定した.LSTM は全て 1 層のものを用いる. 図 6. パラメータ最適化. 41-60 61-80 Number of Tokens. 81-100. 101-. トークン数ごとの句構造 F1 値. 数式 XML 解析データセットの訓練データを用いてパラ メータ最適化を行った.長さが 200 トークンを超えるもの. 上している.また,全ての評価指標において FFNN-PDF-. は訓練・開発データから取り除いた.ただし,評価データ. ACTION の精度が,他の手法に比べて大幅に高いことが. には 200 トークンを超えるものは含まれている.最適化に. わかる.Encoder-Decoder を用いる手法では,生成が終了. は Adam [7](ハイパーパラメータは論文で提案されてい. しない例が見られ,これが精度低下の大きな原因になって. るものを使用)を用い,1 イテレーション毎に α パラメー. いる.. タを 0.99999 倍した.計算の効率化のために,入力トーク. 正解の MathML のトークン数ごとに句構造評価の F1 値. ン数が同じ事例を 8 つずつ集めてミニバッチを構成し,ミ. をプロットしたものを図 6 に示す.FF-PDF-ACTION は,. ニバッチ単位で勾配の計算,パラメータの更新を行った.. 特に長い数式に対して他の手法より高い精度で解析できて. 学習は 50 エポックまで行い,開発データでの尤度が最大. いることがわかる.これは,Encoder-Decoder モデルと異. となるエポックにおけるモデルを選択した.. なり,FFNN-PDF-ACTION はスタックとバッファから特 徴ベクトルを計算することで,解析途中の部分木と入力位. 5.3 評価手法 第一の評価指標として,MathML のトークン系列に対す. 置を明示的に扱っているからだと考えられる.. 6. おわりに. る BLEU スコア [9] を用いる. 第 二 の 評 価 指 標 と し て ,句 構 造 解 析 で 用 い ら れ る. 本研究では,数式 PDF を MathML 形式に変換するとい. Evalb*7 に基づく,句構造を考慮した評価指標を用いる.. う,数式 XML 解析タスクに取り組んだ.そのために,数. この評価指標では,句構造木中の各中間ノードに対して,. 式 PDF から直接抽出した文字・図形の情報を用いる, 遷. 中間ノードのラベル,ノード以下の部分木のの左端の葉. 移型句構造解析に基づく手法を提案した.実験により,画. ノード,右端の葉ノードの三つ組を抽出する.例えば,図. 像情報のみを用いる従来手法に比べて,大幅に高い解析精. 1 の MathML からは,次のような三つ組の集合が抽出で. 度を達成することを示した.特に長い数式に対して,より. きる: (<math>, s1 , 21 ), (<mi>, s1 , n1 ), (<mfrac>, θ1 , 21 ),. 頑健に解析できることが示された.. (<mover>, θ1 , ˆ1 ), (<mi>, θ1 , θ1 ), (<mo>, ˆ1 , ˆ1 ), (<mn>, 21 , 21 ) . ただし,入力中の同じ文字を区別するために,葉. 参考文献. ノードの文字ごとに,左端から順番に番号を割り振る.正. [1]. 解と予測の句構造木それぞれから三つ組の集合を抽出し, それらの間の適合率,再現率,F1 値で評価する.. 5.4 実験結果 表 6 に,それぞれの手法における BLEU,句構造による. [2]. 適合率,再現率,F1 値を示す.画像情報を用いるベースラ イン手法(ENCDEC-IMG-XML)に比べて,PDF から直 接抽出した情報を用いる提案手法では,再現率と F1 値が向 *7. http://nlp.cs.nyu.edu/evalb/. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. [3]. Andor, D., Alberti, C., Weiss, D., Severyn, A., Presta, A., Ganchev, K., Petrov, S. and Collins, M.: Globally Normalized Transition-Based Neural Networks, Proceedings of the 54th Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (Volume 1: Long Papers), Berlin, Germany, Association for Computational Linguistics, pp. 2442–2452 (2016). Bahdanau, D., Cho, K. and Bengio, Y.: Neural machine translation by jointly learning to align and translate, ICLR 2015 (2014). Chen, D. and Manning, C.: A Fast and Accurate Dependency Parser using Neural Networks, Proceedings of the 2014 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing (EMNLP), Doha, Qatar, Association. 7.

(8) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. [4]. [5]. [6]. [7] [8]. [9]. [10]. [11]. [12] [13]. Vol.2017-NL-231 No.13 Vol.2017-SLP-116 No.13 2017/5/15. for Computational Linguistics, pp. 740–750 (2014). Cross, J. and Huang, L.: Span-Based Constituency Parsing with a Structure-Label System and Provably Optimal Dynamic Oracles, Proceedings of the 2016 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing, Austin, Texas, Association for Computational Linguistics, pp. 1–11 (2016). Deng, Y., Kanervisto, A. and Rush, A. M.: What You Get Is What You See: A Visual Markup Decompiler, CoRR, Vol. abs/1609.04938 (2016). Hochreiter, S. and Schmidhuber, J.: Long Short-Term Memory, Neural Computation, Vol. 9, No. 8, pp. 1735– 1780 (online), DOI: 10.1162/neco.1997.9.8.1735 (1997). Kingma, D. P. and Ba, J.: Adam: A Method for Stochastic Optimization, CoRR, Vol. abs/1412.6980 (2014). Luong, T., Pham, H. and Manning, C. D.: Effective Approaches to Attention-based Neural Machine Translation, Proceedings of the 2015 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing, Lisbon, Portugal, Association for Computational Linguistics, pp. 1412–1421 (2015). Papineni, K., Roukos, S., Ward, T. and Zhu, W.J.: Bleu: a Method for Automatic Evaluation of Machine Translation, Proceedings of 40th Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics, Philadelphia, Pennsylvania, USA, Association for Computational Linguistics, pp. 311–318 (online), DOI: 10.3115/1073083.1073135 (2002). Suzuki, M., Tamari, F., Fukuda, R., Uchida, S. and Kanahori, T.: INFTY: an integrated OCR system for mathematical documents, Proceedings of the 2003 ACM symposium on Document engineering, ACM, pp. 95–104 (2003). Xu, K., Ba, J., Kiros, R., Cho, K., Courville, A., Salakhudinov, R., Zemel, R. and Bengio, Y.: Show, Attend and Tell: Neural Image Caption Generation with Visual Attention, Proceedings of the 32nd International Conference on Machine Learning (ICML-15) (Blei, D. and Bach, F., eds.), JMLR Workshop and Conference Proceedings, pp. 2048–2057 (2015). Zanibbi, R., Aizawa, A., Kohlhase, M., Ounis, I. and Davila, K.: NTCIR-12 MathIR Task Overview. Zhu, M., Zhang, Y., Chen, W., Zhang, M. and Zhu, J.: Fast and Accurate Shift-Reduce Constituent Parsing, Proceedings of the 51st Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (Volume 1: Long Papers), Sofia, Bulgaria, Association for Computational Linguistics, pp. 434–443 (2013).. ⓒ 2017 Information Processing Society of Japan. 8.

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表 2 CNN のネットワーク構成( c :出力チャネル数, k :カーネル 幅, s :スライド幅, p :パディング幅, po : pooling 幅) 出力 Batch Normalization 畳み込み (c:512, k:3x3, s:1x1, p:1x1) Max-Pooling (po:1x2, s:1x2, p:0x0) Batch Normalization 畳み込み (c:512,k:3x3, s:1x1, p:1x1) Max-Pooling (po:2x1, s:2x1, p:0x
表 3 図 1 の数式 PDF から抽出した文字・図形情報の例.各行が 1 つの描画命令に対応する.背景が白の行は文字描画命令,灰色 の行は図形描画命令を表す. 1 つの文字描画命令は 1 つの文 字トークンに対応する.図形描画命令は [MOVE TO] から始 まる 1 連のものが, 1 つの図形トークンに対応する, トークン番号 文字 / 図形描画命令 f 1 f 2 f 3 f 4 f 5 f 6 1 s 0.0 20.4 4.4 6.0 12.0 6.0 2 i 4.4 20.4 3.3 6.0 1
表 4 導出例. [x] は図形トークンを表す. 直前の操作 σ β 0 (初期状態) s i n [–] θ [ˆ] 2 1 SHIFT-COPY s i n [–] θ [ˆ] 2 2 SHIFT-COPY s i n [–] θ [ˆ] 2 3 SHIFT-COPY s i n [–] θ [ˆ] 2 4 REDUCE-&lt;mi&gt; s &lt;mi&gt; [–] θ [ˆ] 2 5 REDUCE-&lt;mi&gt; &lt;mi&gt; [–] θ [ˆ] 2 6 SHIFT-REMOV
表 6 実験結果 手法 BLEU 句構造 適合率 再現率 F 1 値 ENCDEC-IMG-XML 81.73 0.790 0.804 0.797 ENCDEC-PDF-XML 81.05 0.812 0.841 0.826 ENCDEC-PDF-ACTION 82.53 0.790 0.838 0.814 FFNN-PDF-ACTION 88.96 0.912 0.893 0.902 いため)を出力トークン長の上限とする. ハイパーパラメータ 各埋め込みベクトルの次元は 128 に,双方向 LSTM の

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