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コロナの「ファクターX」は日本人の悲観主義!?─楽観主義者のぼやき─

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Academic year: 2021

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(1)視点. コロナの「ファクターX」は 日本人の悲観主義!? ─楽観主義者のぼやき─. 日本証券アナリスト協会 常務理事. 渥 美 恭 弘 今年に入り、世界中がコロナで大変なことになっている。しかし、こ れまでの第1波や第2波について見ると、日本は、感染者数も死亡者数 も欧米と比べても圧倒的に少なく、何とかうまくコントロールしてきた と言ってよいと思う。ロックダウンもせずに、緊急事態宣言に基づく外 出自粛要請と休業要請というボランタリーな要請のみによって、これま で乗り切ってきたことは、(細かなトラブルを言えばキリがないが)見 事なものだと私は思う。. この日本の取り敢えずの「成功」について、世界からは「謎」として 不思議がられているが、山中伸弥教授はその理由を「ファクターX」と 呼んで解明に努めている。BCG予防接種説などいろいろな説が取りざ たされている。私は素人ながら、「ファクターX」は日本人の悲観主義 的なものの見方だと勝手に思っている。悲観論者は心配症である。コロ ナに対しても自分や家族が感染してしまうのではないかと心から恐れ、 何とか避けようと、ありとあらゆる努力をする。それが奏功したのでは ないか。それに加えて、「きれい好き文化」(高い公衆衛生意識)、キス、 ハグ、握手をしない「おじぎ文化」 、自粛であっても世間の目を気にす る同調・集団主義の「恥文化」が相まって、「ファクターX」になった と思う。. ©日本証券アナリスト協会 2020. 67.

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