Introduction 旅の想い出はいつも おいしい記憶と結びついている 日常生活に戻っても 楽しかった時間を呼び覚まし 身近に感じたい それがポーランド料理を作り始めた理由だ 料理は 場所を越え 時を越え おいしい記憶を甦らせる さらに 新たなつながりをも紡いでいく 空飛ぶレシピ という名前には

Introduction

旅 の 想 い 出 は い つ も 、 お い し い 記 憶 と 結 び つ い て い る 。 日 常 生 活 に 戻 っ て も 、楽 し か っ た 時 間 を 呼 び 覚 ま し 、身 近 に 感 じ た い 。 そ れ が ポ ー ラ ン ド 料 理 を 作 り 始 め た 理 由 だ 。 料 理 は 、 場 所 を 越 え 、 時 を 越 え 、 お い し い 記 憶 を 甦 ら せ る 。 さ ら に 、 新 た な つ な が り を も 紡 い で い く 。 「 空 飛 ぶ レ シ ピ 」 と い う 名 前 に は そ ん な 思 い も 込 め て い る 。 ポ ー ラ ン ド 料 理 の 基 本 は 家 庭 料 理 。そ れ ぞ れ の 家 庭 に そ れ ぞ れ の レ シ ピ が あ る か ら 。例 え ば Pierogi、Żurek と い っ て も 実 に 様 々 な レ シ ピ が 存 在 す る 。こ の 多 様 性 は ポ ー ラ ン ド 料 理 の 大 き な 魅 力 の 一 つ だ と 思 う 。 家 庭 の な い 私 に は 当 然 な が ら “ 家 庭 の 味 ” と い う も の が な い 。 だ か ら い ろ い ろ な レ シ ピ を 組 み 合 わ せ 、自 分 の 好 み に ア レ ン ジ し た レ シ ピ を 作 っ た 。 正 解 が な い な ら 自 分 な り の 正 解 を 作 り 出 せ ば い い 。 今 回 紹 介 す る の は ケ シ の 実 の ロ ー ル ケ ー キ Makowiec。 ク リ ス マ ス の 定 番 菓 子 で あ る が 、ポ ー ラ ン ド で は 1 年 中 、食 べ ら れ て い る ポ ピ ュ ラ ー な お 菓 子 だ 。 ベ ー シ ッ ク な も の と 、 ア レ ン ジ を 加 え た バ ー ジ ョ ン を 紹 介 す る 。

Introduction

In 2015, I came to Poland for sightseeing, and fall in love with it. While I was in Japan, I've had desire to feel and touch something about Poland.

That is why I started making Polish cuisine.

I’ve been touched by the rich variety of Polish cuisine . It seems that each family has its own recipe.

I think it makes Polish food richer and more tas teful. So, I decided to make my own recipe.

I think I could make a unique recipe by combining my roots as Japanese and my love for Poland.

This recipe book is mostly written in Japanese, because I want Japanese people to try to make Polish food more.

The last recipe is written in English. It is for non-Japanese speakers who want to make Polish sweets with a hint of Japanese taste.

Menu

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基 本 の

Makowiec

・ ケ シ の 実 の フ ィ リ ン グ の 作 り 方 ・Makowiec の 生 地

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Makowiec japoński z kremem sezamowym

ゴ マ ペ ー ス ト を 使 う タ イ プ

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Makowiec japoński z Anko (Masa słodkiej fasoli)

あ ん こ を 使 う タ イ プ

基 本 の Makowiec

ケ シ の 実 の ロ ー ル ケ ー キ ・Makowiec（ マ コ ビ ェ ッ ツ ）。 ポ ー ラ ン ド で は ち ょ っ と 大 き め の ス ー パ ー な ら 、ほ ぼ ど こ で も 缶 詰 の Makowiec の フ ィ リ ン グ を 売 っ て い る の で 、 こ れ を 使 え ば 簡 単 だ 。 し か し 、 日 本 で は そ う は い か な い の で 、 ケ シ の 実 の フ ィ リ ン グ を 作 る と こ ろ か ら 始 め な け れ ば な ら な い 。 ト ラ デ ィ シ ョ ナ ル な Makowiec の 生 地 は 、 ち ょ っ と ぼ そ ぼ そ し た 感 じ の も の が 多 い の だ が 、私 は バ タ ー 多 め で し っ と り 感 の あ る 仕 上 が り に し て い る 。か な り 柔 ら か め の 生 地 な の で 、こ ね る 時 に 手 に つ き や す い 。こ ね 機 能 の あ る フ ー ド プ ロ セ ッ サ ー が あ る と 便 利 だ 。

A:ケ シ の 実 の 下 処 理 ＜ 材 料 ＞ ブ ル ー ポ ピ ー シ ー ド 1 袋 （ 約 220g） 水 で 薄 め た 牛 乳 （ 水 と 牛 乳 を 半 々 く ら い ） 1. 鍋 に ブ ル ー ポ ピ ー シ ー ド と 水 で 薄 め た 牛 乳（ ポ ピ ー シ ー ド が し っ か り か ぶ る く ら い の 量 ） を 入 れ 弱 火 で 30 分 程 度 煮 る 。 焦 げ 付 か な い よ う に 、水 分 が 足 り な い 場 合 は 随 時 補 給 す る 。火 を 止 め て 、 そ の ま ま 4， 5 時 間 以 上 置 く 2. １ を ガ ー ゼ な ど に あ け し っ か り 水 分 を 切 る 。 3. ２ を フ ー ド プ ロ セ ッ サ ー に か け る か 、 す り 鉢 で す り つ ぶ す 。 ＊ 冷 凍 可 能 な の で 、 時 間 の あ る 時 に 作 っ て お く と よ い 。

Makowiec のフィリング

＜ 材 料 ＞ A(下 処 理 を し た ポ ピ ー シ ー ド ） 卵 白 ２ 個 バ タ ー 15ｇ ハ チ ミ ツ 大 さ じ 2～ ３ 砂 糖 大 さ じ ２ レ ー ズ ン 50ｇ ナ ッ ツ （ ア ー モ ン ド 、 ク ル ミ 、 ヘ ー ゼ ル ナ ッ ツ な ど ）30ｇ バ ニ ラ オ イ ル 少 々 （ 好 み で ） ＜ 準 備 ＞ レ ー ズ ン は 熱 湯 を か け て ふ や か し た 後 、水 分 を 切 り ラ ム 酒 を ま ぶ し て お く 。 使 う 前 に ナ ッ ツ と と も に 粗 く 刻 む 1. 卵 白 は 砂 糖 を 加 え て か た く 泡 立 て る 。 2. 1 に A（ 下 処 理 を し た ポ ピ ー シ ー ド ）、溶 か し た バ タ ー 、ハ チ ミ ツ 、 レ ー ズ ン 、 ナ ッ ツ 、 バ ニ ラ オ イ ル を 加 え て 混 ぜ 合 わ せ る 。

Makowiec の生 地

（2 本 分 ） ＜ 材 料 ＞ 小 麦 粉 200g バ タ ー 50g 砂 糖 40g 生 イ ー ス ト 15ｇ 卵 黄 1 個 ミ ル ク 70cc 塩 少 々 バ ニ ラ オ イ ル 少 々 ＜ 準 備 ＞ 牛 乳 は 40 程 度 に あ た た め て お く 生 イ ー ス ト に 上 記 の 材 料 の 中 か ら 小 麦 粉 大 さ じ 1、砂 糖 大 さ じ １ 、 あ た た め た 牛 乳 大 さ じ ２ ～ ３ を 加 え て 混 ぜ 、3～ 4 倍 く ら い に 膨 ら む ま で 予 備 発 酵 さ せ る ＊生イーストの代わりにインスタント・ドライイースト 5g を使うことも可能。その場合、予備 発酵は必要なく、そのまま小麦粉に混ぜる。インスタント・ドライイーストは糖度が高い生 地には不向きなもの（サフの赤ラベルなど）があるので注意 1. 小 麦 粉 に 砂 糖 、卵 黄 、予 備 発 酵 さ せ た イ ー ス ト 、牛 乳 、塩 、バ ニ ラ オ イ ル を 加 え て よ く こ ね る （5 分 く ら い ） 2. 溶 か し た バ タ ー を ① に 加 え て さ ら に よ く こ ね る（ バ タ ー と 生 地 を 完 全 に な じ ま せ る ）。 乾 燥 し な い よ う に ラ ッ プ を か け て 2 倍 く ら い に 膨 ら む ま で 発 酵 さ せ る （ 室 温 に も よ る が 1～ 1.5 時 間 く ら い ） 3. ２ を 二 等 分 し 、台 に 打 ち 粉 を し て 発 酵 し た 生 地 を 伸 ば し（ 厚 さ 5 ミ リ 程 度 ）、 Makowiec の フ ィ リ ン グ を の せ る

4. 左 右 の 端 は 内 側 に 巻 き 込 み つ つ 、手 前 か ら く る く る と 巻 い て い く 。巻 い た 生 地 を さ ら に ク ッ キ ン グ シ ー ト で 巻 い て 形 を 整 え る 5. 170～ 180 度 の オ ー ブ ン で 約 30 分 焼 く 。 焼 き あ が っ た ら 、ク ッ キ ン グ シ ー ト に 巻 い た ま ま 網 台 な ど に 置 い て 冷 ま す 。 6. 冷 め た ら ア イ シ ン グ 、 ナ ッ ツ な ど で デ コ レ ー シ ョ ン す る 。

Makowiec japoński przez Japonkę

和 のテイストの Makowiec

Makowiec japoński z kremem sezamowym

TYPE1:ゴ マ ペ ー ス ト を 使 っ た タ イ プ Makowiec の フ ィ リ ン グ を 作 る の は な か な か 大 変 だ 。 そ も そ も 日 本 で は ブ ル ー ポ ピ ー シ ー ド を 売 っ て い る 店 が 少 な い 。も っ と 手 軽 に フ ィ リ ン グ が 作 れ な い か と 考 案 し た の が こ ち ら の レ シ ピ 。緑 茶 を 加 え た ア イ シ ン グ で デ コ レ ー シ ョ ン し て み た 。 ポ ピ ー シ ー ド （Mak）を 使 っ て い な い か ら 、Makowiec と は 言 え な い か も し れ な い が 、 見 た 目 は 普 通 の Makowiec と あ ま り 変 わ ら な い 。 ＜ 材 料 ＞ 市 販 の 胡 麻 ク リ ー ム（ パ ン な ど に 塗 る タ イ プ の も の ） 大 さ じ ２ ア ー モ ン ド プ ー ド ル 大 さ じ １ ア ー モ ン ド ダ イ ス 小 さ じ １ /２ ～ １ シ ナ モ ン 小 さ じ １ /２ ～ １ く ら い ハ チ ミ ツ （ 好 み で ） 小 さ じ １ レ ー ズ ン 大 さ じ １ /２ 上 記 の 材 料 を す べ て 混 ぜ 合 わ せ 、ブ ル ー ポ ピ ー シ ー ド で 作 っ た フ ィ リ ン グ の 代 わ り に す る だ け 。 巻 き 方 な ど の 要 領 は 同 じ 。

Makowiec japoński

z Anko (Masa słodkiej fasoli)

TYPE2: あんこを使 ったタイプ

和 風 ア レ ン ジ の Makowiec、こ ち ら は あ ん こ を 使 っ た バ ー ジ ョ ン 。 生 地 に ポ ピ ー シ ー ド を 練 り こ ん で い る 。フ ィ リ ン グ に あ ん こ を 使 う が 、 巻 き 方 な ど は 基 本 の Makowiec と 同 じ 。

I found some recipes of " Makowiec japoński " that made with chocolates or/and apples.

My recipe is more Japanize. I use Anko (sweet bean filling). Blue poppy seed is blended in the dough.

Anko is very popular in Japan. Pre-maid Anko is sold in many shops. Even some supermarkets have it. However, it’s difficult to buy in Poland. So, let ’s make home-made Anko.

Anko is made by Azuki(Adzuki) beans. You can buy Azuki at Bio shops or Natural food shops.

Masa Makowiec japoński

(sweet bean filling)

＜Ingredients＞

Azuki beans 1cup（ about 200ｇ ） Sugar 100g

A pinch of salt

2. Drain it using a strainer, pour the water afresh and boil again for 60 minutes (very low heat).

3. When Azuki becomes soft enough, drain it and put it in blender. (if the blender is not heat-resistant, have to wait until it cools down). You can add small amount of water for smooth mixing (optional).

4. Pour the blended Azuki into the pan, put sugar and salt, simmer on low heat until it becomes your favorite texture. Stir frequently to prevent burning!

5. Put it in a container or jar and let it cool.

*It may be too much for Makowiec for my recipe (it depends how much Anko do you want to use ).

Ciasta Makowiec( Makowiec

dough)

＜Ingredients＞

Plane flour 200g Butter 50g Sugar 40g Blue poppy seed 30g Yeast 15g Egg yolk 1 Milk 70cc A pinch of salt A dash of vanilla oil

1. Put the yeast in a mug. Add 1 tablespoon of sugar, 1 tablespoon of flour and lukewarm milk.

Leave it in the warm place until it becomes about 3 times bigger. (around 30 minutes)

2. Combine and knead the remaining flour, sugar, milk, salt, vanilla oil, yeast and egg. Add Blue poppy seed and knead again.

(using a mixer is recommended, because it’s soft and sticky) 3. Add melted butter, combine and knead well.

4. Place the dough in the bowl and cover it with a plastic wrap to prevent drying. Leave it in the warm place until it becomes about 2 times bigger（ around 1～ 1.5 hour）

5. Sprinkle flour on the silicone cooking mat to prevent the dough from sticking.

Roll out the dough. Put the Anko (Sweet bean filling) on it.

6. Roll up from the edge.

Wrap it tightly with baking sheet. 7. Bake at 170℃ for 30 minutes. Leave it on a cake rack.

When it cooled down, put off the baking sheet (it’s for keeping the shape)

Decorate with Green tea-icing and almonds

About Author

ミハシヤ Writer, PR Planner たまたま旅行で訪れたポーランドに魅せられ、ポンチュキ・ナイト、ピエロ ギ・ナイトなど、自作のポーランド料理をポーランド人と一緒に楽しもうと いうイベントを東京で開催。2017 年のイベントではポンチュキを 150 個も 作った日本人としてポーランド人・ユーチューバーのネタにもなったことも。 好きが高じて現在はポーランドに移住。ライターとして 20 年以上の経験を 持ち、ダイヤモンド・オンラインや東洋経済オンラインなどにポーランド関 連の記事も執筆。現在は Incubator を使ってビジネスをスタートアップし、 日本とのビジネスを計画するポーランド企業のサポートなどを行っている。 Michasia Writer, PR Planner

Enthusiastic Poland lover.

From 2015, Organized Polish events in Tokyo , personally (10events in 2 years).

Having more than 20 years career as a freelance writer in Tokyo. Recently writing articles abo ut Poland in Japanese media.

Currently live in Warsaw and started up business by using incubator. Aiming to support Polish companies that wish to do business with Japan.