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09 年 春 の 花 粉 飛 散 予 測 < 最 新 速 報 > 日 本 人 の5~6 人 に1 人 が 花 粉 症 花 粉 症 は 植 物 の 花 粉 を 原 因 とするアレルギー 疾 患 のひとつで 主 に 花 粉 の 飛 散 する2 月 から 4 月 頃 まで 目 のかゆみやなみだ 目 くしゃ

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2008年12月

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花粉症ライターズガイド

花粉シーズンに欠かせない「OTC医薬品」の最新動向について

~最新の花粉関連市場データ付き~

2009年春の花粉飛散予測<最新速報>

P2

花粉症ってどんな病気?

P3

花粉症発症のメカニズム

P4

花粉対策編~OTC医薬品をかしこく利用しよう~

P5

<花粉関連市場動向>目薬・鼻炎治療薬

P7

<花粉症関連 調査レポート①>花粉対策最新意識調査

P8

アルガード製品一覧

P12

<花粉症関連 調査レポート②>子どもの「花粉症」調査

P11

ロート製薬株式会社 広報調査室

大阪オフィス 矢野絢子 岩村正子 Tel.06-6758-1211 Fax.06-6758-9820

東京デスク  

   Tel.03-5442-6074

広報調査室 大阪・東京共通メールアドレス pr@rohto.co.jp

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■09年春の花粉飛散予測<最新速報>

「花粉症」は植物の花粉を原因とするアレルギー疾患のひとつで、主に花粉の飛散する2月から

4月頃まで、目のかゆみやなみだ目、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなど、主に目や鼻に症状が

起こります(症状、発症時期は患者さんによって異なります)。

患者数は、正確なデータはいまだはっきりとしていませんが、現在、5~6人に1人の日本人が罹患

しているとも言われており、花粉症はいまや「国民病」と称されています。また、16歳未満の3割が

花粉症とのデータもあります

*1)

主な原因は、スギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギなどの植物の花粉を吸い込むことで起こります。中でも

春のスギ花粉は、日本人の花粉症の原因の約80%を占めると言われています。

 *1) 2006年ロート調べ(p.11参照)

●日本人の5~6人に1人が「花粉症」

●2009年春の花粉飛散・前線予測

日本気象協会では、気象庁発表の3ヶ月予報(11月25日発表)において「

2009年

の1月、2月は

全国的に平年より暖かくなる見込み」と発表されたことに基づき、スギ花粉の飛散開始は全国的に

例年より

10日前後早まると予測しています。

また、2009年春のスギ及びヒノキ花粉の総飛散数は、北日本(北海道域はシラカバ)では例年

及び2008年春より少ないですが、南関東以西では例年より多く、2008年春よりも多くなると予測

しています。

花粉の飛散量が多いと 予測される地域

■2009年花粉飛散予測【例年比】

 (スギ+ヒノキ科/北海道はシラカバ花粉)

■2009年花粉前線予測  

平成20年12月10日作成 財団法人 日本気象協会

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■花粉症ってどんな病気?

●花粉症の4大症状-「目のかゆみ」「くしゃみ」「鼻みず」「鼻づまり」

花粉症の症状が現れるのは、主に目と鼻で、「目のかゆみ」「くしゃみ」、「鼻みず」、「鼻づまり」が「4大症状」です。 他にも、のどの痛みや頭重、皮膚の荒れなどの症状が起こる場合もあります。 花粉症の症状は風邪の症状と似ているため、見極めが肝心です。 「くしゃみ」は花粉症では連続して出る場合が多く、「目のかゆみ」や「充血」は風邪ではほとんど起こりません。「熱」 は風邪では発熱を伴う場合が多く、花粉症では発熱はまれです。何より、風邪は通常、短期間で軽快しますが、花 粉症は毎年、決まった月や季節に現れ、数ヶ月間その症状に悩まされるのが特徴です。

●「花粉症」と「風邪」、症状の見極めを!

花粉症の症状 風邪の症状 くしゃみ 連発してくしゃみが出る。 大きなくしゃみが出る。 鼻みず 水のようにさらさらの鼻水が出る。 徐々に粘りのある鼻みずになる。 鼻づまり 頑固な鼻づまりがある。 風邪の期間中のみ。 比較的短期間の鼻づまり。 目の症状 目のかゆみ、充血がある。 腫れぼったい目になっている。 目にかゆみなどがほとんど出ない。 熱 熱はまれ。 熱がある。 季節 毎年決まった月、季節に現れる。 数ヶ月に及ぶ。 短期間で終わる。 毎年、2月から4月にかけてスギが大量の花粉を飛ばすことから、花粉症は春先に起こるものと思われがちです が、ヒノキ花粉はスギ花粉の飛散がおさまりかけた時期に飛ぶため、スギとヒノキの両方に反応してしまう人は 5月の末頃まで花粉症に悩まされることになります。 また、カモガヤなどのイネ科植物の花粉の飛散は5~7月、ブタクサやヨモギなどのキク科植物は8~10月と、 花粉症は年間を通して悩まされる可能性のある疾患です。

●春だけでなく「夏」や「秋」にも症状が

樹木

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月 11月 12月

スギ

ヒノキ

草花

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月 11月 12月

カモガヤ

ブタクサ

ヨモギ

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■花粉症発症のメカニズム

1)アレルギーの準備段階(感作期間)

①目や鼻の粘膜に花粉が付着・沈着し、 花粉がそこから水分を吸うと、表面から 抗原(アレルゲン)が放出され、体内(粘膜) に侵入します。 ②体はこの花粉の抗原を「異物」と認識して、 体内に「抗体」(IgE抗体)をつくり出し、目や 鼻の粘膜に存在している“肥満細胞”*1) 結合します。 ③花粉との接触を繰り返すうちに、抗体は 蓄積され、次々に肥満細胞と結合していき ます。こうして肥満細胞に一定レベル以上 の抗体が大量に結合した状態を、「感作が 成立した状態」 (アレルギー反応の準備が 出来上がった状態)と呼びます。この時点 ではまだアレルギー症状は見られません。

●発症のメカニズム

2)アレルギーの発生

④「感作が成立した状態」で再び花粉が 侵入すると、花粉抗原は肥満細胞上の抗 体に結合します。 ⑤花粉抗原が肥満細胞上の抗体に結合 することが刺激となり、肥満細胞はヒスタ ミンなどの化学伝達物質を放出します。 ⑥ヒスタミンなどが、知覚神経の末端や 血管に存在する受容体*2)と結合すること などで、目のかゆみや鼻づまり、くしゃみ、 鼻みずといった不快な症状が起こります。  *1) 肥満細胞: 化学伝達物質をたくさん含んだ細胞で、目、鼻、気管支などの粘膜に存在しています。 この肥満細胞は体の肥満とは関係ありません。  *2) 受容体: 主に細胞表面上に存在し、細胞外からの刺激を認識し細胞に情報を送ります。特定の化学構造         を有するものだけが特定の受容体と結合するため、受容体と受容体に結合する物質との関係は、         鍵と鍵穴に例えられます。 用語解説

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■花粉対策編 

~OTC医薬品をかしこく利用しよう~

「問診」をはじめとして、鼻の粘膜の色や鼻の中の様子を調べる「鼻鏡検査」や、アレルギー性かどうかを調べ る「鼻汁中好酸球(びじゅうちゅうこうさんきゅう)検査」などが行われます。他にも、皮膚に抗原を注射する「皮 膚反応検査」や、血液中の抗体を調べる「血液検査」があります。 検査が受けられる医療機関は、主に「耳鼻咽喉科」です。

●病院での検査方法とは?

●花粉症特有の症状があれば、早めに病院へ

●花粉との接触を避け、辛い症状は生活に支障の無いようにコントロールを

前ページのような「花粉症」特有の症状がある人は、自己判断はせず、早めに病院の「耳鼻咽喉科」を受診する ことをお勧めします。花粉症は、早めに適切な対処を行うことで、症状を出にくくしたり、また早く改善することが できます。 花粉シーズンは「花粉」との接触をさけることが大切です。外出時はマスクをしたり、帰宅時には目や鼻、のどな どに付着している花粉をうがいなどで洗い流しましょう。 その上で、仕事に集中できない、外出するのがつらいなど、時として日常生活に支障を来たす花粉症の辛い症 状には、症状を緩和する薬を用いて、花粉症と上手に付き合っていくことが必要です。現在のところ、花粉症自 体を治す特効薬はなく、薬だけで花粉症を完治することはできません。生活に支障の無いように上手にコントロー ルしましょう。

●OTC医薬品をかしこく使おう

花粉シーズンのつらい症状は市販のOTC医薬品を用いて鎮めることができます。 花粉対策のOTC医薬品には目薬、点鼻薬、鼻炎用内服薬などがあります。また、花粉などを洗い流す洗眼薬や、 マスク、鼻洗浄液など花粉を体内に入れないための商品も数多く販売されています。これらをかしこく使ってつら いシーズンを乗り切りましょう。

目薬

(商品例) 「ロートアルガード」 目のかゆみや充血などに用います。

点鼻薬

くしゃみ、鼻水など不快な鼻の症状をピンポイント で対処。一般的に内服薬より眠気が少ないのが 特徴です。 (商品例) 「アルガード鼻炎クールスプレーa」

鼻炎用内服薬

鼻の症状、のどの痛み、頭重など様々な症状に 対処。錠剤の他にソフトカプセル、水なしで飲める チュアブル錠など様々な剤形があります。 (商品例) 「アルガード鼻炎         ソフトカプセルEX」 「アルガード鼻炎クールアップ」

予防

他にも、花粉対策商品として洗眼薬(医薬品)、 マスク(雑品)、鼻洗浄液(医療機器)などがあります。

<花粉対策商品>

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花粉による症状は重症化を防ぐためにも、症状が出る前、もしくは症状が軽いうちから、適切な対策を開始す ることが重要です。OTC医薬品に用いられる有効成分は主に症状を鎮め、つらい症状をコントロールする タイプのものです。大きく分けると抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、自律神経作用薬などがあります。

●OTC医薬品に使用される有効成分

① 症状が軽いうちから使用する薬物: 抗アレルギー薬

   肥満細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が放出する    のを抑制する作用(抗アレルギー作用)がある薬です。     【例:クロモグリク酸ナトリウム 】

② 症状を抑える薬物:

 1) 抗ヒスタミン剤:

   アレルギー症状をおこす化学伝達物質であるヒスタ    ミンの作用を妨げ、目のかゆみや鼻水などの鼻症状を    抑える作用があります。抗ヒスタミン剤配合の内服薬では    代表的な副作用に「眠気」が見られますが、最近ではこの    「眠気」の少ない抗ヒスタミン剤(メキタジンなど)も開発さ    れています。    【例:クロルフェニラミンマレイン酸塩、メキタジン】

 

2) 自律神経作用薬:

   (「交感神経作動薬」と「副交感神経遮断剤」)

   ■交感神経作動薬 ・・・     交感神経の働きを強め血管を収縮させること     で、目の充血や鼻づまりを解消させます     (点眼・点鼻薬、鼻炎用内服薬に配合)。    【例:ナファゾリン塩酸塩、塩酸プソイドエフェドリン 】    ■副交感神経遮断剤 ・・・     副交感神経の働きを抑え交感神経の働きを     高めることで、鼻みずの分泌を抑えられます。    【例:ベラドンナ総アルカロイド】

●アレルギー関連OTC医薬品のスイッチ成分の変遷

(参考)「医薬品製造販売指針2008」 薬物治療のしくみ 成分名 剤形 薬理・薬効 承認年  メキタジン  内服薬  抗ヒスタミン作用・抗アレルギー作用  平成2年  クロモグリク酸ナトリウム  目薬・点鼻薬  抗アレルギー作用  平成9年  プラノプロフェン  目薬  抗炎症作用  平成14年  ケトチフェンフマル酸塩  点鼻薬  抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用  平成17年  アゼラスチン塩酸塩  内服薬  抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用  平成18年  ケトチフェンフマル酸塩  内服薬  抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用  平成18年  ケトチフェンフマル酸塩  目薬  抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用  平成19年  エメダスチンフマル酸塩  内服薬  抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用  平成20年

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7 0 . 4 7 3 . 6 7 6 . 8 65 70 75 80 2 0 0 5 年度 2 0 0 6 年度 2 0 0 7 年度 235 .5 2 26.6 9 5.0 94 .4 9 5.4 22 8.0 0 100 200 300 400 200 5年度 20 06 年度 200 7年度 鼻炎用内服薬 点鼻薬

■<花粉関連市場動向> 目薬・鼻炎治療薬

一般用目薬の市場は2007年度で約700億円規模、うち「花粉対策用目薬」の市場はここ数年、全体の約10% を占めるようになり、約77億円の売上げとなっています。 また、若干ではあるものの、その市場規模は年々拡大傾向にあります。

●花粉対策目薬の市場は約77億円

鼻炎治療薬市場(鼻炎用内服薬+点鼻薬)は、2005年度から2007年度まで、約320~330億円程度で推移し ています。鼻炎治療薬市場全体の約7割が鼻炎用内服薬市場で、残り3割を点鼻薬市場が占めます。 鼻炎用内服薬市場は、2005年度~2007年度において、約227億円~236億円前後のシェアを占め、点鼻薬 市場に関しては、2005年度~2007年度まで約95億円程度の市場規模を維持しています。

●鼻炎治療薬の市場は安定傾向に

単位:億円 鼻炎治療薬全体

330.5

鼻炎治療薬全体

321.0

鼻炎治療薬全体

323.4

花粉関連市場は、OTC医薬品である目薬、鼻炎治療薬(鼻炎用内服薬、点鼻薬)および洗眼薬、そしてその 他の鼻洗浄液、マスクなどの花粉対策商品で構成されています。ここでは目薬・鼻炎治療薬のここ数年の市 場動向をご紹介します。 単位:億円 <花粉対策目薬の市場規模> ※店頭販売金額ベース (ロート調べ) ※店頭販売金額ベース (ロート調べ)

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症状が出て から 1938人/ 57.8% 1ヶ月位前 639人/ 19.1% 2~3ヶ月前 188人/ 5.6% 2週間位前 293人/ 8.7% 1週間位前 から 161人/ 4.8% その他 92人/ 2.7% 半年前 41人/ 1.2%

■<花粉症関連 調査レポート①>花粉対策に関する最新意識調査

●事前予防の意識薄く、花粉対策は「症状が出てから」始める-約6割の人が回答

【質問】花粉が本格的に飛散するどれくらい前から対策を始めますか?(SA) 花粉症への対策を始める時期に関しては、 「花粉症である、たぶん花粉症だと思う」人、 3,352名のうち57.8%の人が「症状が出てから」 対策を始めると回答しており、実際に症状が 出なければ対策をしない人が多いことがわか りました。 また、「1週間位前から」「2週間位前から」「1ヶ 月位前から」など、飛散時期まで1ヶ月を切っ てから対策を始める人が32.6%を占め、約9 割の人が事前予防の意識が薄く、花粉が本 格的に飛散する直前、もしくは飛散後になっ てようやく対策を始めることもわかりました。 この度、ロート製薬では「花粉症に対する実態」を把握するため、2008年11月14~19日、20代~50代の男女16,000名を 対象にインターネット調査を実施し、7,058名(男性:3,523名、女性:3,535名)より、有効回答を得ました。 調査結果より明らかになった主な点を以下にまとめました。 合計32.6% 13.6% 0.5% 15.2% 16.2% 29.1% 0.8% 24.6% 0 5 10 15 20 25 30 35 薬では対処していない その他 市販の点鼻薬 市販の内服薬 市販の目薬 病院でのレーザー治療など 病院での処方薬

●「市販薬」で対処している人が約6割

【質問】花粉症状に対して、どのような薬で治療を行っていますか?(MA)     (%) 花粉症状に対し「市販の目薬」で治療している人の割合が最も多く、全体の29.1%を占めました。また「市販の 内服薬」で治療している人が16.2%、「市販の点鼻薬」で治療している人が15.2%いることが明らかになりました。 市販薬で治療するという人は、上記3つを合わせて60.5%を占め、多くの人が市販薬で対処していることが明ら かになりました。 N=3,352 N=5,056 合計60.5%

(9)

3.0% 0.0% 15.1% 17.6% 23.7% 3.8% 36.8% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 対処してない その他 市販の点鼻薬 市販の内服液 市販の目薬 レーザー 処方薬 5.3% 0.5% 15.7% 16.7% 28.0% 1.2% 32.5% 0 5 10 15 20 25 30 35 対処してない その他 市販の点鼻薬 市販の内服液 市販の目薬 レーザー 処方薬 8.6% 0.4% 17.1% 18.0% 31.3% 0.3% 24.3% 0 5 10 15 20 25 30 35 対処してない その他 市販の点鼻薬 市販の内服液 市販の目薬 レーザー 処方薬

●症状の程度に関わらず、6~7割程度は「市販薬」で治療する傾向に

【質問】「ご自身の症状はどの程度だと思われますか?」×「花粉症状に対して、どのような薬で治療を行っていますか?」      (MA) 【症状が軽い】 【中程度】 【やや重い】 【かなり重い】 (%) (%) (%) (%) 花粉症状の程度別に、どのような薬で治療を行っているのかを分析したところ、下記のグラフのように、症状の程度に 関わらず、それぞれの群で6~7割程度の人は市販の目薬や内服薬、点鼻薬で治療していることが明らかになりまし た。症状が軽い人で市販薬を使う人は、全体の74.6%、中程度では66.4%、やや重い人で60.4%、かなり重い人で 56.4%。症状が軽い人ほど市販薬利用の割合が高いのと同時に、症状が重い人でも6割前後の人が市販薬で治療を 行っていることが分かり、かなり多くの人が市販薬での対処を支持しているといえます。また、どの症状の程度におい ても、①市販の目薬、②市販の内服薬、③市販の点鼻薬の順に多くの割合で使う傾向があることがわかりました。 合計 74.6% 合計 60.4% 合計 56.4% 合計 66.4 % N=1,357 N=2,304 N=981 N=397 市販の内服薬 市販の内服薬 市販の内服薬 0 10 20 30 40 50

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41.6% 1.1% 24.2% 0.5% 5.7% 16.0% 10.8% 19.9% 39.5% 1.2% 16.0% 1.1% 7.6% 14.7% 37.4% 1.8% 15.9% 1.2% 9.3% 19.7% 14.8% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 市 販 の 点 鼻 薬 市 販 の 内 服 薬 市 販 の 目 薬 病 院 で の レ ー ザ ー 治 療 な ど 病 院 での 処 方 薬 その 他 薬 では 対 処 し て い な い

●市販の点鼻薬、目薬で対処する人が年々増加傾向。OTC市場のさらなる伸びを予感。

【質問】10年以上前から花粉症状が始まった人のみに質問。      花粉症を発症してからこれまでの間、対処法はどのように変わりましたか?(SA) (%)

●「市販薬」で治療しているのは「通院の面倒くささがなく手軽だから」が最大の理由

【質問】「花粉症状に対して、どのような薬で治療を行っていますか?」(MA)×       「お答えいただいた治療法を選択している理由をお教えください」 6 1 . 5 4 8 . 0 1 . 5 2 6 . 7 2 0 .0 2 1 .2 1.9 2.4 36.0 4.0 0.8 2.4 8.0 53.0 2.2 4.9 5.0 3.0 4.9 4.5 0.7 9.8 0.7 0.2 0.4 4.0 1.1 2.4 0.6 1.5 16.0 9.1 5 8 .5 2 1 .32 3 . 7 2 0 .6 2 2 .4 2 1 .4 3 1 . 8 1 9 .5 25.9 28.2 10.6 22.4 17.1 16.9 0 0 1.0 0 10 20 30 40 50 60 70 病院での処方薬 病院でのレーザー治療など 市販の目薬 市販の内服薬 市販の点鼻薬 その他 薬では対処してない 効果があるから 例年、そのように対処しているから 通院の面倒くささがなく手軽だから 病院に通うほど症状がひどくないから 安価だから 効果的だと知人から聞いたから その他 (%) 「花粉症状に対して行う治療」を選んだ理由をたずねたところ、「市販の目薬」「市販の内服薬」「市販の点鼻薬」 で治療すると回答した人は、「通院の面倒くささがなく手軽だから」という理由を挙げる人がそれぞれの項目にお いて最も多く、約26~36%を占めました。また、症状が軽めの人はまず市販薬での対処を選ぶ傾向も顕著です。 1990年代 2000~2004年 2005年以降 10年以上花粉症状に悩んでいる人の、1990年代、2000~2004年、2005年以降での対処法の変化を分析したと ころ、市販の点鼻薬は、5.7%(1990年代)、7.6%(2000~2004年)、9.3%(2005年以降)と推移し、市販の目薬は、 10.8%(1990年代)、14.7%(2000~2004年)、14.8%(2005年以降)と、年代が経つにつれてその割合が微増傾 向にあり、市販薬対処への意識が年々高くなっていることがわかります。一方、病院での処方薬は、その割合 が減少傾向にあることが明らかになりました。

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ロート製薬では、2006年3月、16歳未満の子どもを持つ親8,505人を対象に、「子どもの花粉症」に関する インターネット調査を実施しました。その結果、以下のような点が明らかになりました。 ●16歳未満の子どもの花粉症は3割以上  これまで成人の病気と考えられてきた花粉症は、子ども達の間でも増加しているようです。  子どもを持つ親に聞いたところ、自分の子どもが「花粉症だと思う」と答えた人は30.2%。  この中で通年性アレルギー性鼻炎を併発しているケースが8.6%見られました。  一般的に日本人の15%が花粉症を発症していると言われていますが、花粉症の症状を  実感している割合は、子どもの方が成人全体よりも高いと考えられます。 Q.お子さんは花粉症だと思いますか? n=8505 構成比 花粉症 21.7% 花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方 8.6% 通年性アレルギー性鼻炎 16.1% 両方なし 53.7% 総計 100.0% アレルギー性鼻炎 16.1% 両方なし 53.7% 花粉症・ アレルギー性鼻炎 両方あり8.6% 合計 30.2% 花粉症 21.7% ●10歳までに花粉症を実感した人が75.4%。0歳で実感するケースも有り。  現在花粉症を発症している2,571人の子どもを対象に、花粉症の発症を実感した年齢を確認  したところ、上位は、10歳9.3%・3歳9.2%・5歳8.2%の順でした。特に10歳未満で実感してい  る割合が比較的多く75.4%を占めました。  また0歳で花粉症発症を実感した子どもは7.1%みられました。これは、全回答者8,505人中で  は2.2%にあたります。  さらに発症を実感した乳幼児について追跡調査を行ったところ、病院で検診を受けて花粉症  と診断された子どもは、0歳発症では40%、1歳発症で31.7%確認されており、乳幼児でも花粉  症を発症することが分かりました。 【質問】お子様の花粉症は何歳で発症しましたか?     ※すでに花粉症を発症している子どもを持つ親のみに質問 n=2571 7.1% 5.0% 5.1% 9.2% 7.7% 8.2% 7.5% 5.8% 5.8% 4.7% 9.3% 4.0% 4.7% 3.1% 1.8% 0.9% 0.3% 9.8% -1% 1% 3% 5% 7% 9% 11% 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳 11歳 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 不明

■<花粉症関連 調査レポート②>子どもの「花粉症」調査結果より

【質問】お子さんは花粉症だと思いますか? 10歳までに花粉症の発症実感 75.4%

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■アルガード製品一覧(点眼薬・洗眼薬)

【目薬】

目のかゆみや充血など、出てしまったつらい症状に

商 品 ロート アルガード クリアブロック ロート アルガード ST点眼薬 第2類医薬品 第2類医薬品 特 長 抗アレルギー剤「クロモグリク酸ナトリウム」と非ステロ イド性抗炎症剤「プラノプロフェン」を配合した史上初 のアレルギー専用目薬。 アレルギー症状が続き、かつ炎症を伴う方に。 アレルギー症状の発生を原因から抑え込む、抗アレル ギー剤「クロモグリク酸ナトリウム」を配合したアレルギー 専用目薬。 出てしまった症状にも効果を発揮。 *1 2007年度販売個数より(ロート調べ)

【目薬】

目のかゆみや充血など、出てしまったつらい症状に

商 品 ロート アルガード クールEX ロート アルガード ロート アルガードs 第2類医薬品 第2類医薬品 第2類医薬品 特 長 目への滞留性をより高 めた花粉対策用目薬。 確かな効き目に加え、 清涼感が持続します。 実績のある抗炎症剤ア ズレンスルホン酸ナトリ ウム配合。 花粉対策用目薬でトッ プシェアを誇る*1、スタン ダードタイプ。 充血、かゆみにスーッと 効く。 しみないマイルドタイプ の花粉対策用目薬。「ア ルガード」の確かな効き 目はそのまま、やさしい さし心地の目薬。清涼 感が苦手な方や小さな お子さまに。 【洗眼薬】 目の花粉・ほこりを洗い流す アルガード 目すっきり洗眼薬α 第3類医薬品 「ぷにょカップ」の高い洗浄 力と清涼感で目、爽快!ビ タミンB6をはじめ、5つの有 効成分を配合し眼病予防に 効果的。 ロート製薬では、1987年に「ロート点眼薬アルガード」を発売して以来、 20年以上にわたって目薬をはじ め洗眼薬、鼻炎用内服薬、点鼻薬、鼻洗浄液、マスクなどの幅広い品揃えで、花粉対策のトータルケアブ ランドとして「アルガード」を販売しております。「アルガード」ブランドは、花粉特有のつらい症状をやわら げるなどの様々な製品を有しており、花粉症状に悩む方ご自身が、その症状や使用場面などにあわせた 商品を選んでいただける、唯一の花粉対策トータルブランドです。

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■アルガード製品一覧(内服薬・点鼻薬・鼻洗浄液)

【内服薬】 花粉症などによる鼻みず ・鼻づまりに 【内服薬】 鼻の症状・のどの痛み・頭重など様々な症状に 商 品 アルガード 抗アレルギーカプセル アルガード鼻炎 ソフトカプセルEX アルガード鼻炎 クールアップ アルガードシールド 鼻炎内服薬 第1類医薬品 第 2 類医薬品 第2類医薬品 第2類医薬品 特 長 医療用成分「エメダスチンフ マル酸塩」配合。アレルギー 症状をしっかりブロック。即 放性と徐放性、2種類の顆 粒を混合し、しっかり長く効く。 初期症状からの服用が効果 的。 1回1カプセルで、小型 だから飲みやすい。血 管収縮剤をW配合し、6 つの有効成分を液状に して閉じ込めたソフトカ プセルで、すばやく溶け る。鼻づまり・頭重のつ らい方に。 1回1錠。水なしでかみく だいて服用できるチュア ブル錠で、食前・食後どち らでも服用OK。クール感、 やわらかさを追求した苦 味が少なく飲みやすいチュ アブル錠。 眠くなりにくい第2世代 の抗ヒスタミン剤、メキ タジンを配合。中身が 液状のソフトカプセル で、すばやく溶けて効 果が広がります。 【点鼻薬】 くしゃみや鼻みずなど、不快な鼻の症状に 商 品 ロートアルガードST鼻炎スプレー アルガード鼻炎クールスプレーa 第2類医薬品 第2類医薬品 特 長 アレルギー症状の発生を原因か ら抑え込む、抗アレルギー剤「ク ロモグリク酸ナトリウム」を配合し たアレルギー専用点鼻薬。つらい 鼻みず・鼻づまりもすばやく改善し ます。液だれしにくく、患部に長く 留まる高粘度処方。 鼻腔内の奥までミクロの霧を噴霧。 つらい鼻みず・鼻づまりにその場で 対応。薬剤粘度が高いので、液だ れしにくく、患部に長く留まります。 【鼻洗浄液】 鼻の花粉を洗い流す アルガード鼻すっきり洗浄液 医療機器 鼻の粘液と同じ浸透圧のしみな い、痛くない洗浄液。噴霧量が自 由に調節できる「フリーストップ 式」。ミント系ミストウォーターで爽 やかな洗い心地。使いやすくおしゃ れなオリジナルボトル。 品目届出番号11B3X00030001001

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■アルガード製品一覧(マスク・その他)

【マスク】  鼻・のどをガード 商 品 アルガード 立体マスク アルガード 銀力 アルガード かぜ・花粉マスク 雑品 雑品 雑品 特 長 「銀+光触媒+アモルファ スアパタイト」のフィルター を採用した高機能の不 織布マスク。インフルエ ンザウイルス飛沫遮断 率99%*2、花粉を99. 9%カット*2のフィルター 採用。 「銀・セルガイア」で抗菌・ 消臭する高機能の不織 布マスク。インフルエン ザウイルス飛沫遮断率 99%*3、花粉を99.9% カット*4のフィルター採用。 ガーゼタイプ。洗濯可能 で経済的。インフルエン ザウイルス飛沫・花粉を 99.9%カット*2の超高 性能エレクトレットフィル ター採用。 【その他】 鼻からくる 不快感をリフレッシュ アルガード 鼻すっきりスルー 雑品 ユーカリオイル配合の清涼 感あるさわやかな香り。香 りをかいで鼻からくる不快 感をすっきりリフレッシュ。 *2 ロート調べ *3 北里環境科学センター調べ *4 日本紡績検査協会調べ

●ロート製薬 花粉関連商品売上データ

33

26

17

46

30

22

36

27

0 10 20 30 40 50 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008予 年度

花粉対策商品の売上は、花粉飛

散量の影響を受けやすいため、先

述の花粉の飛散量の増加予測を

受けて、2009年の花粉シーズンで

は、同マーケットにも期待が持てる

のではとの予測がなされています。

※左グラフは弊社参考データ 億円 年度

参照

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