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DSpace at My University: Ⅰ2011年度活動報告 2:勉強会「英語の教え方教室」

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(1)2. 勉強会 「英語の教え方教室」 ( 報告文責 : 中井 ) 第 8 回 「元気がでる ・ やる気がでる英語授業」 実践報告 枚方第二中学校 教諭 岡 順二 . 「明日からの授業実践のために - 英語授業の哲学 -」 大阪女学院大学 中井 弘一. 第 9 回 「授業改善に向け他校種に学ぶ - 豊かな心をはぐくむ外国語教育 -」 大阪府教育センター カリキュラム研究室長 蛭田 勲 第 10 回 「英語を教えて 28 年…私の授業点描」 大阪府立阿倍野高等学校 教諭 喜多 千穂 第 11 回 「日本語感覚からネイティブ感覚へ — 英語のおもしろさを —」 大阪女学院大学 中井 弘一 第 12 回 「PISA 型読解力を育む英語授業とは~全国初教育センター附属研究校での取り組み~」 . 大阪府教育センター附属高等学校 教諭 森下 信明. 第 13 回 「なるほどと思う授業の取り組み紹介」 . 大阪女学院大学 中井 弘一. 第 14 回 「GUEP (Global Understanding through English Presentation) の授業紹介と工夫」 兵庫県立国際高等学校 教諭 真田 弘和 第 8 回勉強会報告 2011( 平成 23) 年5月 21 日 (土) 14:00 〜 17:00 元気いっぱい! ガンバレ東日本!. 本年度最初の勉強会を 5 月 21 日に開催した。 中学 ・ 高校現職の先生が発表者あわ せて 14 名、 本学の学生が 7 名、 教員養成センター担当教員が 2 名の合計 21 名と、 at home な勉強会をめざしている中で充実した参加者数であった。 はじめて来ていただいた先 生方も多く 、 教員養成センター ・ スタッフとして嬉しい限りであった。 ー みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を ー 神戸新長田. ■ 「元気がでる ・ やる気がでる英語授業」 実践報告 枚方市立第2中学校 岡 順二 教諭. 鉄人 28 号. 第8回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. 2011(平成 23)年5月 21 日(土). 大阪女学院大学. 14:00 17:00. 教員養成センター. ■ 「元気がでる・やる気がでる英語授業」実践報告 枚方市立第2中学校 ■ 「明日からの授業実践のために. 岡先生に元気溢れる授業様子を話していただいた。 岡先生. 岡. 順二. 教諭. −英語授業の哲学−」 大阪女学院大学. 教授. 中井. 弘一. 東日本大震災、2011(平成23)年3月11日は忘れられない日になった。何十万という人々が明日のことも分からない絶 対苦境の中、歯を食いしばって「前向きに」生きていこうと頑張っておられる。巨大地震発生から3日目の13日、岩手県内 で3人のお年寄りが取り残された家屋の3階から自衛隊員らに救出された状況が映像で伝えられた。そのうちの一人のおじい. の授業の特徴は、. さんが、テレビ局のマイクが向けられると、「大丈夫です。よかったです」と答え、さらに、「チリ津波んときも体験して. っから。大丈夫です。また再建しましょう」と笑顔で続けた。このおじいさんの力強い不屈の気持ちこそ、教育の現場でも 発揮すべきものであろう。. 今回の勉強会では、中学校の岡先生に「元気が出る・やる気がでる英語授業」についてお話していただき、残りの時間を. ①生徒の活動を多くする. 中井がこの勉強会前日の府高英研総会で講演する内容をat homeな環境でお話します。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected]. ②スピーディーに行う ③継続して行う ④生徒に暇を与えない ⑤様々な活動を用意する ⑥音読は中学生の英語学習の要 (学びのウオームアップ) ⑦目標 ・ ハードルを高くして、 チャレンジさせ、 その達成感を持たせる という先生の指導理念に基づく、一途さと工夫である。 岡先生の指示に従い、通訳シートを使って音読ペア活動、サイトトランスレー ション活動などを参加者全員で実際に体験した。 岡先生の熱意と工夫ある授業では、 中学生は必死に頑張るだろうと感じた。 英語をスキル ・ サブジェクトとしてとらえ、 さながら体育の授業のような授業運びに思えた。 1 時間をいくつかのプロセスに分け、 教師の簡単な説明 ・ モデル説明の後に生徒がペアやグループごとに活動しながらその技術を習得していく。 一つのプロセスが 終われば次のプロセスへ移る。 教師は各ペアやグループに時に寄り添いアドバイスする。 実技科目として、 1 時間を構成し 、 生 徒が活動しやすい補助を事前に考えて用意し行うものであった。 また、 DVDで生徒の自己紹介スピーチを見せていただいたが、 生徒の原稿を背後に教材提示器を使って映し出し、 スピーチ をしている人以外には音声と文字を確認できるように実施されていた。 イラストなど入った自己紹介スピーチカードはそれ自体も楽 しく、 英語の聞き取りが苦手な子にも文字情報が背後に映し出されることによって容易になり参加度が増すように思えた。 それも 一つの工夫であった。 さらに、 「音読に挑戦」 は、 高校の教科書にも出ているリオの子ども宣言のセヴァン ・ スズキ (Hope for the future) を 1 年生後 半ですべて暗唱させるという活動に発展する。 幼い子が宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を暗唱することがあるが、適度に意味がわかっ て、またメッセージ性のあるスピーチを覚えることは生徒にとっても快感なのかもしれない。 ハードルを高くして挑戦させるがモットー であった。 目標設定理論からも、 高い目標と明確な目標はやる気を生むことになる。 1 年生の三学期には 、 教科書を最初から最 後まで音読することがあり、 すべてを読み切るのに 15 分かからないとのことであった。 確かに習い終わった教科書を 15 分以内で 音読できれば、 その学習に対しての達成感は生まれるだろうと思った。 14.

(2) ■発表概要 授業のコンセプト *入試に対応できる英語力 (家庭からの信頼) 子どもたちは塾へ通う場合が多い。 書くこと 、 読むことにも重点を多き、 塾を超える授業をめざしている 入試の分析を行い、 スキルをつけることも念頭に置いている *自分が楽しい授業 ( 時間が早く過ぎる授業 ) 自分が楽しくないと 、 子どもたちはその何倍も苦しんでいる *生徒が主体 クラス 32 人が一斉に音読、 ペア活動 *ペア ・ ワーク活動 音読を中心に *音読→暗唱→暗写の徹底、 そこから自己表現へ 徹底した読みの練習、 音読のバリエーションを考える *メリハリがあり、 パーツを多く 一活動 : 10 〜 15 分とする 生徒に暇を与えない活動の種類と量 教材 ・ ワークシート *通訳シート (細かくチャンク分けしたテキスト英文とサイトトランスレーション) *未来予想図 (be going to や will を使った未来表現の習得をめざす) *単語習熟プリント * Talk & talk 2 *自己表現ノート 授業の進め方 ウオームアップ *いきなり音読 *ラストセンテンス ・ ディクテーション *リスニング (3 分 ・ 週 2 回程度 ) イン ・ クラス *簡単な英語を使って 、 教科書の題材に触れる。 質問をする * New Word の質問 (宿題とはしていない 4 分間で巻末の glossary で調べさせる → 発音練習 * Target Sentence の確認 *通訳シートで内容の確認 → 英語で意味チェック *音読 (発音 ・ 音の脱落 ・ つながりを意識させる) *未来予想図で練習問題 *単語習熟プリント 2010 年度の取り組み 1年生 少人数授業 (16名) 4クラス 週4時間 (普通授業3+選択英語1) 1学期 文字と音 / 簡単な英語表現 アルファベットの音 音と文字のつながりの理解 カードゲーム (神経衰弱、 ババぬき、 7並べ、 スピードなど) 2学期 スピーチ活動への取り組み 発表1 自己紹介スピーチの発表 発表 2 Hungry Lion / 暗唱の取り組み クラスでの発表会 → 校内暗唱大会の実施 3学期 あえて高度な内容に挑戦! 発表 3 他己紹介スピーチの発表 発表 4 リオの伝説のスピーチに取り組む . セヴァン鈴木のスピーチを3パートに分けて発表 15.

(3) 見てきたもの コミュニケーション活動には、 伝えたいメッセージが不可欠。 自己表現に子どもは意欲的に取り組む。 英語を使って人との関わることで、子供たちの心が育っていく。 ハードルを上げることで、 子どもはより意欲的になる。 教師ができないと思った時点で子どもの可能性を摘んでいる。 達成感が自信を生み出し、 それが力 となる。 一斉授業をしつつも、 子どもたちと個別に関わりを持つことが大切である。 (個々の関わりの大切さ) うれしかったこと • 授業で子どもと多く関われたこと。 • 子供たちが課題に前向きに取り組んでくれたこと。 • 英語の授業を学年の話題にできたこと。 • 家庭の食卓で、 英語の授業の話題が出たこと。 未来を見据えて • 大切なのは、 子供たちに力をつけること。 • 英語を通じてメッセージを伝えること。 • IT 機器の活用。 ( 電子教科書の行方 ・ パワーポイント ・ 映像メディアの活用 ) • 英語教室の設置と活用。 体当たりで生徒に向かっておられる姿勢に敬意を表したい。. 実践紹介 : 「元気の出る授業」 ~子どもたちが活動を通して 「気づく」 「学ぶ」 授業を目指して~ 枚方市立第2中学校教諭 岡 順二. 1 はじめに 子どもたちに力をつけたいという一心で、 従来の文法 ・ 訳読 ・ 解説を重視した授業を20年近く続けてきた。 説明 ・ 解説の技量 は伸びたとは思うが、 自己満足にすぎず、 子どもたちが、 授業で何かに気付き、 自ら学んでいるという実感が、 伝わってこなかっ た。 ある時を境に、 教師主体の授業を続けていて、 言葉の4技能を伸ばすことができるのか、 疑問を感じるようになった。 こども たちが自分を表現できる授業、 子どもたちの声が響く授業、 相手の発話から学ぶ授業、 つまり子どもたちが主体となって取り組め る授業の模索がスタートだった。. 2 授業のコンセプト 「話す」 「聞く」 重視の現行カリキュラムが実施されたが、子どもたちの英語運用能力は伸びていない。 学校教育への不信感から、 子どもと保護者は塾を選択している。学校は塾以上に魅力的でなければいけない。塾を超える授業を提供することが望まれている。 そのためには、 授業の中で、 コミュニケーション能力と平行して、 入試突破のスキルを育成する必要がある。 ただ、 詰め込み一 辺倒、 講義主体となってしまっては塾と同じになってしまう。 目指すは、 両方が満たされる魅力的な授業である。 現行入試を分 析してみると、入試問題も変化していることがわかる。 大きく見ると、言語の知識を問う出題から、リスニング問題や長い英文を読み、 理解力を問う問題に移り変わってきている。 授業の中では、 コミュニケーション活動を中心に据えながら、 入試にも対応できるよう、 言語知識の習得にも努めていきたい。 16.

(4) 3 学習活動の工夫 ● 「自分が楽しい授業」 授業が終わったとき、 今日はあっという間に終わったなあと思える授業を目指したい。 そのためには子どもを飽きさせない工夫 が必要である。 授業で心掛けているのは、 スピードと展開で、 メリハリと切り替えが授業の生命線である。 どの活動も10分~15 分を基本にしている。 生徒はどんな活動でも、 すぐに飽きるので、 暇を与えないこと、 4技能をスパイラルにからませること、 静動・ 強弱 ・ 質と量、 そしてパターンの切り替えなど、 常にバランスを意識することが大切である。. ●いきなり音読 授業のスタートは必ず音読から。 毎時、 子どもたちを起立させ、 教科書の音読から授業をスタートする。 いわゆる、 体育の授 業で言えば、 準備体操である。 これを習慣化し、 3年で英語の基礎体力を養成することを目指している。. ●授業は生徒主体 クラスの個々の生徒が1時間にどれだけ発話したかを重視したい。 そのため、教師の発話量はできるだけ削る。 生徒に活動させ、 しゃべらせる。 生徒の一人あたりの発話量を確保するため、 一人が発話して、 みんなが聞いている時間をできるだけ減らし、 み んなが同時に発話している時間を確保する。. ●ペアワーク活動の充実 言葉は相手とのやり取りが基本である。 ペアーで音読活動に取り組ませる。 言葉は生き物なので、 他者との言葉のやりとりをする ことで、 他者との協力関係が生まれ、 そこから、 こどもたちは多くを学び、 クラスが活性化する。. ●音読→暗唱→暗写の徹底 教科書を最大限に活用し、 教科書の英文を覚え込ませる。 学年が上がるにつれて、 文が長くなり、 覚えにくいと思うが、 これ は覚えることが習慣化されていないからであると思う。 短時間で覚えたものは消えやすい。 ある程度の時間をかけ、 何度も繰り返 し音読、 暗唱し暗写までもっていくことで、 英文を体に染みこませることが大切である。 音読においては、 単語だけではなく、 語 句のまとまり (チャンク) を常に意識させ音読させることで、 内容への理解をより深めていく。. ●暗唱 ・ 発表など自己表現の機会 内容を吟味し、 良い題材を一年時から与え暗唱させる。 たとえ、 それが3年生の教材であってもかまわない。 (試しに、 1年生 にセヴァン鈴木 “リオの伝説のスピーチ” を暗唱させた。 高いハードルを設定することで、 子どもたちの潜在能力を引き出せた。) 自己紹介、他己紹介、Show and Tell, 偉人の紹介など、人前で発表する機会をできるだけ設ける。 人前での発表は緊張感を伴う。 それを乗り越えていくことが、 子どもたちの自信につながり、 その達成感が学習意欲を向上させる。. 4 まとめ *子どもを学習活動の中心に据えることで、 子どもたちは意欲的になった。 *参加型学習で、 やらされるのではなく、 自分からやる姿勢が育ってきた。 *音読活動を通じ、 音のつながりを自然に意識できるようになった。 音に慣れることで、 リズム、 イントネーションや強勢のとりか たがスムーズになった。 *チャンクを常に意識させ、 英文を読み込ませることが、 英文の読解力に大きな効果を果たした。 ******* ■ 「明日からの授業実践のために -英語授業の哲学-」 大阪女学院大学 教授 中井 弘一 残った 1 時間少しを 、 私の方で 、 英語教員として持っていて欲しいと願う教育哲学について話した。 前日の府高英研で講演の話と同じ内容であったが、その時の参加者が 3 人もこの勉強会に駆けつけていただき、どうしようかと思っ た。 厚顔で同じ内容に少しアドリブを加えて話した。 要旨 教師は教師である前に、 「生きていることに夢を持ち」 「好きなことがある」 など 『普通の人』 であること、 その上で 「「勉強する」 17.

(5) 「訓練する」 「研究する」 等、 教師としての資質を持つことで生徒に好かれ、 信頼され、 尊敬される。 ししたがって、 自らの人格 的力量を高めることが授業を高める上に何より必要である。 ①教育に対する信念と情熱を持つこと ②物の見方を広げること ③夢を語ること ④英語学習の目標 ・ 景色を見せる など具体的な心構えを話した。 自律的な学習者育成の観点から、「内在的な興味を持たせる」 ことと 「自信を持たせる」 ことが必要である。 そのためには、「英 語は面白い」 と思わせること、 また、 自信はやりとりを通して生まれるのでやりとりを大切にすることの重要性について話した。 (1) コミュニケーションとしての英語の特質を説明できる (2) コミュニケーションとしての英文法を生徒が納得できるよう説明できる (3) コミュニケーションとは何か体感させ、 コミュニケーションの本質的な機能を理解させることができる (4) 発問 (やりとり) を通して、 授業での思考を促すコミュニケーションを活性化できる (5) 思考力がコミュニケーション能力を育成すること理解させることができる (6) 英語指導技術の前に生徒との豊かな授業コミュニケーションができる. 第9回勉強会 特別講演 2011( 平成 23) 年6月 18 日 (土) 14:00 〜 17:00 今回は大阪府教育センターの蛭田勲先生に日々の授業に力強く取り組める元気を与 える教育実践を紹介していただいた。 勉強会に今回はじめて参加された先生も数名お られ、 「at home な雰囲気でありながら 、 非常に内容の濃いお話であった」 と皆さんか ら充実した勉強会との感想をいただいた。 蛭田先生には心よりお礼申しあげたい。 ー みんなで話し合ってみませんか. ■授業改善に向け他校種に学ぶ - 豊かな心をはぐくむ外国語教育 - 大阪府教育センター カリキュラム研究室長 蛭田 勲. 英語授業でのちょっとした工夫を ー アンコールワットの朝日. 第9回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. 2011(平成 23)年6月 18 日(土). 大阪女学院大学. 何よりも、 蛭田先生のエネルギッシュな話に 、 参加者はみな感動した。 日々の授業に 力強く取り組める元気が出る授業の指導をお話しくださいとお願いしていたが、 言葉で説 明するだけでなく 、 講演姿勢そのものが、参加者一同に 「元気」 を送り続けるものであった。. 14:00 17:00. 教員養成センター. ■ 「 中 学 校 ・ 高 等 学 校 の 英 語 教 員 に 元 気 を 与 え る 教 育 実 践 」 大阪府教育センター. カリキュラム研究室長. 蛭田. 勲. 小学校で外国語活動が今年度から本格実施となり、来年は中学校で新学習指導要領の実施、続 いて再来年から高等学校で新しい英語教育が始まる。「英語教育の新しい夜明け」と言えば聞こ えはいいのだが、日々の授業で奮闘している学校現場の教員にはまだ明かりが見えないことがあ るのではないだろうか。 今回は大阪府教育委員会 府教育センターの蛭田勲先生にお話し願い、英語教育の新しい夜明 けを迎えて、日々の授業に力強く取り組める元気を与えてもらえるような教育実践をご紹介して いただきます。東日本大震災に屈しない元気な日本の教育を実践する力をいただき、共に頑張り ましょう。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected]. 最初に 、 ベネッセ教育研究開発センターが 2004 年 ・ 2009 年の調査まとめた高校生の実態から、 「家族との関係」、 「友達 ・ 先生との関係」 など対人関係に満足している高校生の率は非常に高いが、 「現在の自分の成績」 「自分の性格」 など自分に対 する満足度はかなり低いことを指摘された。 このことが将来の自分像として 「人の役に立ちたい」 「世界で活躍している」 にもか なり低い自己想定感を抱いていることにつながっているのではないか。 今の高校生の自分に対する自信のなさがうかがえると話さ れ、 そしてそれが一例として、 平成 18 年度大阪府学力等実態調査での一設問、 my dreams についての 4 行程度の英作文問 題に対する解答においても 42%という無答率の高さに跳ね返っているのではないかという分析をされた。 結果として見えることは、 学力の重要な要素である学習意欲や粘り強く課題に取り組む態度に個人差が広がっていることである。 学習意欲の低下により課 題を解決するために必要な思考力 ・ 判断力 ・ 表現力が十分育成されず、 結果として生徒の学力を高めるために必要な 「成功体 18.

(6) #0=  F%>2+ F*BE8B>. 皆さんと共有したいメッセージ 「学力」とは?. . &#),0 123. . 0123.    . . .   )<)<FOPG47+D&5 47E,. 指導に大切なものは. 意欲の高まるフィードバック. 「相手を認める気持ち」 「相手を伸ばしたいという気持ち」. 代 弁. %+-*$0&./

(7)   #!   . 要 求. . 豊かな言葉や表現で、一人一人のよさを価値 付けて評価する.  . . 「相手の成長を信じる気持ち」. 共 感. . . . Va[`W\R^b=Y_S]XUZTa?;?1F>,. .

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(11) . . & % $"!'  '. ' ! '#. 生きる力. 成功体験. 

(12) .   ". .  ,)(0'. 験」 が生徒に生み出されないという現状が大きな教育課題であるとの指摘であった。 また、 ラーニング ・ ピラミッドを提示され、 学習が定着するには、 「知識」 の提示に終わる講義形式でなく、 「心を動かす体験」、 そして学んだことを人に伝える 「言葉の力を持つ」 ことが何より大切であるとされた。 蛭田先生の 「魅力ある授業」 への提言は、 ① 「こころ」 が動く授業、 ② 「ことばの力」 が育つ授業、 ③ 「成長」 が実感できる授業の三項目に集約される。 そして、中学校 ・ 高校では、この 「こころ」 を打つ授業、「成功体験」 与える授業が残念ながら少ないのではないかと話された。 その点、 小学校の先生の授業は、 たとえ小さくても 「成功感」 を少しでも多く持たせようとされる工夫と献身的な取り組みがうかが える。 何度も参観に行った多くの小学校の授業を見て 、 涙が出るほど 「感動を覚える授業」、 「こころを揺さぶられる授業」 が数 多くあった。 中学校 ・ 高校の教員はその姿勢から学ぶべきものがあると、 ご自分の体験から強く主張された。 心を育てることばの 授業こそが命であるということだろう。 そこで、 単調なことを楽しく考えて活動させる小学校の先生の工夫のいくつかを参加者に体 験させるように紹介された。 少し休憩時間を挟んで、千早赤阪小学校の外国語活動と吹田市の中学校 2 年生の英語の授業をビデオで見せていただいた。 児童 ・ 生徒は生き生きと反応していた。 音声練習から音読を踏まえた上での内容理解 ・ 文法理解の順序性と 「共感 (empathy)」 をともなう褒めことばなどをキーポイントとして指摘された。 最後に、 高校教科書 (New World English Course II、 三友社) に掲載されている "From Bruce Springsteen's Live" の実際 のライブ録音を聴かせていただき、 本文の最後の行に入る言葉は何かを生徒に考えさせ埋めさせる活動を紹介された。 それは 蛭田先生がある高校でのご自分の最後の授業で行われた活動であり、 生徒に人間のことば (表現) の持つ意味の重みを考え させたという感動的な話であった。 締めくくりに、 ウイリアム ・ ウオードの 「平凡な教師は言って聞かせる。 良い教師は説明する。 優秀な教師はやってみせる。 しかし、 最高の教師は子どもの心に火をつける」 ということばを引用されて講演を終えられた。. 19.

(13) 資料をたくさん用意され (実は 3 時間では足りない量の ppt 資料があり、 割愛されたものがある)、 非常に真摯に 、 懸命に話し てくださる蛭田先生の話に、 参加者一同感動だけでなく元気をいただいた。 "That's good." と参加者の皆さんは帰り道で思われ たことであろう。 第 10 回勉強会 2011( 平成 23) 年7月 16 日 (土) 14:00 〜 17:00. ー みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を ー. 祇園祭の宵山である今日は、非常に暑い真夏日であった。 昼間の大阪はサウナ状態で、 じっとしていても汗が出てくる。 日中、 戸外に出れば、 熱中症になるのではと思うほどの 暑さで、 家から出るのが億劫になるような日であった。 この暑さの中、 和歌山からお越し いただいた先生をはじめ、 10 名の先生にお集まりいただきました。 クーラーは効かせてい ましたが、 参加者同士で熱い意見交換を行いました。 今回の勉強会では、 喜多先生がこれまで出会った生徒にどう向き合い英語授業を実践 してこられたかをご紹介していただいた。 喜多先生、 本日は有り難うございました。 28 年 間を振り返るという大きな流れでのお話しをお願いしておりました。 そのため、 提起された 項目が豊富で多岐に亘り、 一つずつの項目について、 参加者同士で討論していると、 発 表が絶対に時間内に終わらないほどでした。. 宇治川花火大会. 第 10 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. 2011(平成 23)年 7 月 16 日(土). 大阪女学院大学. 14:00 17:00. 教員養成センター. ■ 「 教 職 28 年 の 英 語 授 業 … 私 が 歩 ん だ 道 」 大阪府立阿倍野高等学校. 喜多. 千穂. 教諭. 教職に就いて5年、10年、15年、20年…と年月を重ねる中、目の前の生徒にどう向き合うか、 日々試行錯誤を重ねているうちに新しい学校に異動、また頑張ろうと再出発をする。公立の教員 は転勤を経ながら、自分自身の教育のスタイルを確立していくように思われる。 今回は大阪府立阿倍野高校の喜多千穂先生にお話し願い、喜多先生がこれまで出会われた生徒 にどう向き合い英語教育を実践してこられたかをご紹介していただきます。一つの指導法や一授 業の流れに特化した発表ではなく、28年の中で、初任者の頃、中堅の頃の授業と、その時折の 工夫や考えられたことを参加者で共有しながら、「明日への英語授業」を模索する英語教師の道 を探りたいと考えております。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected]. ■ 「英語を教えて 28 年…私の授業点描」 大阪府立阿倍野高等学校 喜多 千穂 教諭 1 はじめに 今年28年目、 1年1年が新しい、 新鮮、 全く違うもの見え方が違ってくる (→ 違った見方ができるようになった?年齢を重ねてしまったせい?) 同僚に感謝、 先輩方に感謝、 学校に感謝、 生徒に感謝、 家族に感謝 これまでの勤務校 講師 : 大阪女子商業、 福泉、 阿倍野 教諭 : 茨田、 長野、 長野北、 阿倍野 (現任校) 2 教材とどう向き合う (1) 自主教材の作成 (福泉、 茨田、 長野、 長野北、 阿倍野) * 福泉高校での経験 … 常勤講師として 課題を持つ生徒 (英語、 その他学習面、 生活面でも困難) 教科書を使わない選択→1年生担当5名で作成→1時間1枚を基本とする 事前に分担 (トピック中心、 生徒が興味を持てる題材、 生徒がすすんで取り組める教材) 学んだこと : (その時には感じなかったことだが、、、) * 興味関心を生徒が持てる仕掛けの考え方を刷り込まれた * 見せ方にもポイントあり。 センスを日々みがく工夫を。 * 「プリントちょーだい」 で終わらせない決意 ☆フロアーからの質問と参加者討論 ・ 「生徒が興味関心を持てる仕掛け」 とは具体的にどのようなことか。 「教科書を使わないプリント学習であったため、 日直日誌に 3 限目英語プリントとしか書かれないことが多かった。 プリントは興 味を持たせようと 「星占い」 「フリーマーケット」 の話など考えた。 生徒にあった題材を考えることが一番である」 ・ 「見せ方にポイントがある」 とは具体的にどのようなことか。 「文字がつまりすぎのプリントは生徒の意欲を削ぐことが多かった。 空白などレイアウトを考えることが大切。 またいつ配付する かもポイント」 「プレゼンの文書 ・ 図解には三つの要素があります。 一つ目は 「端的なメッセージ」 : だらだらとしたものでなく簡潔でエッセン スをまとめる。 次にそうした項目を以下に枠で囲むか : 分類のあり方、 そして矢印の使い方であす。 それにより流れ、 方向を 示します。 ( 中井 )」 ・ フロアーに 「授業でプリントを配ることは必要か、 必要でないか」 どちらかを選択するならどちらをとるか。 「参加者のほとんどは、 プリント配付は有効であるとの回答。 二人ほどが必要ないと。」 「要らない理由は、生徒にノートを工夫させることがまず何より大切である。ノートづくりは自律した学習者を生み出す一歩である。 参加者の一人の方は、 3 種類のノートを作成させている。 「授業ノート」 : 授業でのことをまとめる。 「清書ノート」 : 教科書や まとめたことをきれいに書かせるもの。 「自由勉強ノート」 : 自分で教科書外でも勉強したことを書かせるノート。 これらを定期的 20.

(14) にチェックしている。」 「必要な理由は、 教科書を持ってこない生徒がいるので必要。 時間短縮や板書の手間を省くなど、 授業マネージメントとして 必要。 プリントはタスクを考え、 レベルにあったタスクを工夫して作ることが肝要。」 とさまざまな意見が出た。 (2) ESL 教科書との出会い (長野) たとえば ACCESS , SUCCESS (Longman) Reading Skills Book (McGrow Hill) For Your Information Even More True Stories 英会話のコースブックではない、 語彙の種類の違い、 検定教科書との違い なんか、 いい感じ、、、 なんで? (3) 「教科書と格闘する意識」 との出会い (長野北、 阿倍野) * 教科書を教えるのではなく、 教科書で教える、、、、、 (たしか) 新任研のころから聞いてきたセリフ → やっと (?) 意識することができてきた * 教科書の使い方についての意識の変化 ☆フロアー意見交換 ・ 外国のいわゆる ESL のテキストは本当にいいのか。 日本では考えられないシチュエーションでの会話であったりすることが多い。 ・ Native 好みのもので ALT が導入された頃はこうしたテキストを使う傾向が強かった。 ・ テキストは価格が高く、 生徒に購入させることができなかった。 当時著作権の意識が低く、 簡単にコピー印刷して使っていた。 それは違法である。 ・ 「教科書を」 「教科書で」 とはどう異なるのか? 「教科書を」 教えることは、 「教科書で」 教えるより劣っているのか。 「そうではない。 説明不足であった。 『教科書を』 は単に訳読で済ませることに走る傾向を意味している」 「教科書を絶対視するのは、 目の前の生徒をちゃんと見ていないことになる。 教える生徒が主体で教材はあるべきもの。 教材を 見る視点で先週学生に行った授業内容を時間があれば、 少しお話ししたい。 ( 中井 )」 3 授業での言語活動 (1) ALT との授業 (茨田、 長野、 長北、 阿倍野) * 茨田高校での経験 + 長野、 長野北高校での経験 ⇒ ALT と関わることによって、 その国を近く感じる? * ALT との授業とは? ALT の役割についての認識の浅さ + 意識の変化 * ネイティブの先生が教室にいる事でおこる変化を大切に (2) ペアワーク活動 / コミュニケーション活動 (生徒の活動) (長野、 長北、 阿倍野) * 「生徒に活動をさせる」 こと との出会い → 生徒にペアワークさせるなんて、、、 → 授業は先生が講義して説明するもの、、、 だと考えていた頃 今は、 (反動で) とにかく 何かすべてを活動に結びつけようとする→そこにも今は曲がり角 「活動中心の授業のつくり」 の 長所、 短所 (?) → 「本当に活動できてる?」 (3) 「授業+前後の活動の意識」 (長野北→阿倍野) * 「すべてを授業でしなければ」 の意識 → 授業を中心にして サイクルを構成するためのしかけ (4) 失敗から学んだいろんな作戦 * 「つかみ」 の部分に力を入れすぎ、 本編のところがぼやけた⇒バランスの意識 * 「良かれ」 と思った説明が実は長すぎ⇒コンパクトに説明できる準備、 説明が主ではない ☆ フロアー意見交換 ・言語活動と ALT、 言語活動とペア活動、 言語活動と家庭学習、 言語活動と文法と多岐の話題を提供されたが、 時間の都合上、 どの項目について話をするか。 フロアーから 「言語活動と ALT」 についてということで、 そのことについて話し合った。 発表者からは、 ALT とのコミュニケーションを練習試合や試合と思ってチャレンジさせたいとあった。 また、 参加者から、 ALT には英作文のチェックとどのような表現が良いのかを口頭で個別に生徒に伝える指導を行ってもらって いる。 英語でのやりとりと同時に、 より良い表現を学ぶことができる。 ALT の特質を考えて授業を考える事が必要。 授業内だけが ALT の活用ではない。 教材作成を含め。 もっと幅広いことを考えるべきである。. 21.

(15) 4 「テスト 」 について 英語は実技、 リスニング、 スピーキング、 インタビュー、 プレゼンテーション 日々の小テスト (予習、 復習) 定期考査、 実力考査、 等 定期考査作成時に思うこと → 授業が先?テストが先? ☆フロアーでの意見交換 ・ テスト作成がぎりぎりになることが多い。 時間のかかる作業である。 テストは授業をスタートする時点で作成しておき、 それを基に 授業をすべきという人がいるが、 皆さんはどうですか、 どのくらいの時間を使ってられるか、 と発表者からの問いかけに、 フロアー から 「1 週間前までには作るべき、 共通テストであるので他の人と確認すべき」 「複数の教員でつくるべき」 「はじめにテストを考えて、 授業をする事はない、 解答を覚えさせるようなことになる」 などの意見が出た。 意見交換がやや本質的でない細かなところに流れた。 教材をどう見据え、 何をどのように指導していくか、 授業をデザインした 瞬間に、 何をどこまで理解しているかを問う考えがあるべきである。 5 授業の立ち位置、 授業の役割 、 授業の流儀 *自分が受けてきた授業とはまったく異なる形態の授業 *どちらがよいか?ということではなくて… (自分は自分の受けて来た授業に満足+英会話をならわせてもらったアドバンテージを生かして) 「もし今自分が高校生なら、 どう思うだろう、、、」 とか、 考えてみる *授業のデザイン力を鍛える 6 いろいろ思うこと * 「なんで英語するの?」 *授業で英語を教える際にいつも思うこと→ 「 自分のことについて語れるように」 「自分と関連づけて考えれるように」 「自分で考えて、 意見を持って、 判断して」 * 「和訳」 の呪縛 (?) からの脱却 (?) → 教科書 簡単なものを選ぶ勇気 多読 レベル → 、、、 でも、 日本語にすることも役に立つときはある。 バランスの問題 * 文法、 語彙 → 必要、 基本 でも 何のため? → 書くため、 読むため、 聞くため、 言うため、 使うため → どこで? 何を? *日本語でできないことは英語でできない→それを英語でトレーニングする? * 「英語」 読んでる?聞いてる?書けてる?話してる? 語彙の壁、 文構造の壁、 背景知識の壁、 興味関心の壁 内容を深めるために超えるハードル *最終的なゴールは何? ☆フロアーでの意見交換 最後の問いかけとして、 「先生は何を一番大切に考え、 授業に臨んでいるか」 を尋ねた。 ・ 自分仕様の英語の学び方を身につけて欲しい ・ やって楽しかったと思って欲しいと考える ・ 英語の文章から様々な知識を得てもらいたい ・ 卒業しても英語を自分なりに学んでいこうとする姿勢を築きたい ・ 生徒に一定の成果がある結果につながるようにがんばりたい ・ 単にスキルとして教えるのでなく、 言葉は文化であることを踏まえ、 その文化による考え方の違いを意識させたい。 ・ 自分の内面に興味を持つようにさせたい。 それが全体の中の自分を認識し、 自然に英語に取り組ませたい。 などの意見をもらった。 時間はあっという間に過ぎ、 残り 20 分ほどを中井が、 教材を見る視点について話し、 「教科書を」 を超えた、 目の前の学生に 必要と思われる工夫を考えることが教師のつとめであると話した。 多岐に亘って考えるべき話題を提供していただいた喜多先生に 心よりお礼申しあげたい。 今回は、 非常に暑い中集まっていただいた。 休憩時の自己紹介時に、 ある先生が、 「このような at home で現場に寄り添う勉 22.

(16) 強会を開催することが中井先生の夢であったと知っている。だから、そういう勉強会に時間が許す限り参加したいと思う」と話された。 「じーん」 ときた。 参加者の皆さんがそう思ってくださって、 集まっていただけることを心から嬉しく思った。 これまでお世話になっ たことに、 ラグビーのパスのように、 前へ投げるのでなく後ろに次々とボールをまわしそれでも前進している、 そういう恩返し、 恩 送りをしたいと思う。. 第 11 回勉強会 2011( 平成 23) 年 10 月 15 日 (土) 14:00 〜 17:00 もしあなたが ほんたうに成功ができるなら、 それはあなたの. ■ 「日本語感覚からネイティブ感覚へ —英語のおもしろさをー」 大阪女学院大学 中井 弘一. 誠意と人を信ずる 正しい性質、 あなたの巨(おお)きな 努力によるのです。 宮沢賢治. 『 書 簡 (大 正 14 年 )』. 本日は、 初めての方が2名参加、 合計6名の先生方にお越しいただきました。 いろい ろと準備はしたのですが、私の拙い話におつきあいいただきありがとうございます。本日は、 ハロウィンの面や帽子なども飾らしていただきました。 休憩時間に紹介させていただきました、 授業で生徒に配付するブックマークは以下の. ー みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を ー. 第 11 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. サイトなどから Free で打ち出すことが出来ます。 写真印刷用のインクジェット紙を購入し、 打ちだし裏にメッセージを書いてハロウインの前にでも配ってあげると生徒は喜んでくれる と思います。 Halloween Bookmarks http://www.activityvillage.co.uk/halloween%20bookmarks.htm. 2011(平成 23)年 10 月 15 日(土) 14:00 17:00 大阪女学院大学. ■ 「 日 本 語 感 覚 か ら ネ イ テ ィ ブ 感 覚 へ. 教員養成センター. ̶英語のおもしろさをー」 大阪女学院大学. 中井. 弘一. 教員駆け出し時代、石橋幸太郎の「クエスチョン・ボックス」や井上義昌の『英米語用法辞典』 (初版昭和35年、縮刷第二版 ̶ 昭 和 47 年 ̶ を所有)などで英語の語法や文法を必死に調べて、授業に 臨んだ覚えがある。それでも、わかりやすく説明することからはほど遠い授業であったのではな いかと今でも反省している。 最近は、「ネイティブ感覚の∼」と名前の付く英語の語法の参考書や読み物がたくさん出版さ れていて、調べたりするのも便利な時代になった。しかしながら、日本語感覚で英文を考える生 徒や学生は絶えず、たとえば、「その本を買うのを忘れた」を I forgot buying the book. と する。今回は、参加者の皆さんへの質問箱として、そうした日英の言葉の違いの例を示しながら、 英語のおもしろさを再認識する勉強会としたい。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected]. Printable Bookmarks for Halloween http://www.allfreecrafts.com/halloween/halloween.shtml Halloween Certificate http://www.123certificates.com/halloween_bookmarks.php 自分で内容を打ち込むことが出来る さて、 勉強会ですが、 最初に教職 Field Study 英国の下見での街角観察で興味関心を持った情景や事物の写真をお見せし、 Sense of Wonder として、 What's this? What do you think this is? What are they doing? Why? と文化理解 ・ 不思議理解を尋ねる教材づくりの視点を紹介しました。 現在、 本学二年生の学生2名とともに観察から得た情報 を基にした教材づくりを始めています。 観察によるものの見方、 不思議に思う観点、 そこからどのように教材に仕上げるかを学生 に伝えています。 できあがれば教材開発研究としてまとめるつもりです。 その考え方などを、 写真を提示しながらお話ししました。 一例として写真を添付します。 教材は英語でクイズのように生徒に 尋ねることで、 自然なコミュニケーションを図ろうとするものです。 What's this? 英国のプラグは三つ叉 23.

(17) この写真はオーストラリアのものです。 ほかにどの国がこの形状のコンセントでしょうか。 米国は日本と同じです。 それはどういうことを意味しているのでしょうか。 What is this guy going to do? Why is he walking in the station with a bicycle? 駅の中ですが、 自転車を押している人がいます。 どうしようするのでしょう。 駅のホーム内に自転車置き場があるのです。 そこに駐輪しようとしていたのです。 などです。 写真は 130 枚ほど紹介しました。 本学の教職 Field Study 英国の三つの研究活動 (授業観察研究 ・ 街角観察研究 ・ 教材開発研究) についても紹介しました。 このあと、 お茶タイムで休憩し、 自己紹介をしたりしました。 第二部は当初の予定の日本語感覚からネイティブ感覚へ ―英語のおもしろさをー」 に関してお話ししました。 日本語の感覚で英語表現を考えてしまうプロセスを解体するには英語感覚を身につけることですが、 語彙や文法をその 「形 form」 と 「意味 meaning」 だけを教えることに終始していると、 結果的に日本語をそれに当てはめた英語表現を生み出すことに なります。 そこに、 「Use いつ ・ なぜその表現が使われるのか」 という用法の意味合いを教えないと英語表現は身につきません。 この use の概念が 「ネイティブ感覚」 です。 そうしたことをお話ししました。 私の英国での失敗英語を交えながら。 最後に新書 ・ 文庫版の手軽に読める英語の用法をまとめた書籍 10 冊ほどを直に手に取ってみてもらいました。 あっという間に 時間は過ぎました。 . 第 12 回勉強会 2011( 平成 23) 年 11 月 28 日 (土) 14:00 〜 17:00 ■ 「PISA 型読解力を育む英語授業とは~全国初教育センター附属研究校での取り組み~」 大阪府教育センター附属高等学校 森下 信明 教諭 ピサの斜塔 ガリレオ 落下の法則の実験. 森下先生に、 附属高校がめざす読解力について話していただいた。 まず、 「大阪府. ガリレオ 振り子の法則 発見のシャンデリア. 教育センター附属高等学校がめざす授業のあり方」 として、 □基礎的 ・ 基本的な知識及び技能の確実な習得を図るもの。 □基礎的 ・ 基本的な知識や技能の活用の場面の充実を図ったもの。 (発表 ・ レポー みんなで話し合ってみませんか、. ト等を取り入れ、 言語活動の充実を図る). 英語授業でのちょっとした工夫を…. ピサ大聖堂. □課題を解決するために必要な探究力、 思考力、 判断力、 表現力その他の能力を 育むもの。 □生徒が主体的に学習に取組む態度を養うもの。 (「発見」、「探究」、「感動」、「自信」). ピサの斜塔. 第 12 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. 2011(平成 23)年 11 月 26 日(土) 14:00 17:00 大阪女学院大学. 教員養成センター. ■ 「 PISA 型 読 解 力 を 育 む 英 語 授 業 と は. ∼全国初教育センター附属研究校での取り組み∼」 大阪府教育センター附属高等学校. であると聞いた。 PISA 型読解力とは 4技能+考える力=5技能 であるととらえ、 4技能の統合と PISA 型学力を育成するために、 • 授業は基本的に英語で行う. • 語彙 ・ 文法 ・ 文型の指導手順は基本的に Listening ⇒ Speaking ⇒ Reading ⇒ Writing • 教科書の内容を扱う際、 4技能を意識 • 実際の言語使用に基づく、 やりがいのある活動 • スピーチ、 ディスカッション、 ディベート等の 4技能を統合的に使う活動を取り入れる 24. 森下. 信明. 教諭. P IS A 調 査 (P ro g ra m m e fo r In te rn a tio n a l S tu d e n t A s s e s s m e n t)と は 、 O E C D ( 経 済 協 力 開 発 機 構 ) が 1 9 8 8 年 よ り は じ め た 事 業 で あ る 。 P IS A ( ピ ザ ) 調 査 の 問 題 の 特 徴 は 「 知 識 や 経 験 を も と に 、 自 ら の 将 来 の 生 活 に 関 す る 課 題 を 積 極 的 に 考 え 、知 識 や 技 能 を 活 用 す る 能 力 が あ る か 」、い わ ゆ る 問 題 解 決 能 力として、読解力とともに数学的リテラシー、科学的リテラシーをみるものである。 大 阪 府 教 育 セ ン タ ー 附 属 高 等 学 校 は 、こ の「 P IS A 型 学 力 の 育 成 」を 学 校 教 育 目 標 と し て い る 。今 回 は 森 下 先 生 に 、 論 理 的 ・ 総 合 的 に 考 え る 力 が 必 要 と さ れ る P IS A の 考 え を 基 に 、 5 技 能 ( 4 技 能 + 考 え る こ と )を 統 合 し た コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 育 成 し 、3 年 後 の 目 標 と し て 英 語 で 自 分 の 思 い を 伝 え る 力 を 育 てる英語授業づくりやその取り組みについて、授業ビデオ等を通してご紹介していただきます。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected].

(18) • 到達目標を4技能別に設定 •Listening を中心に ⇒口頭導入、 CD を聴き、 内容理解 •Reading を中心に⇒推測しながら読む (空所補充) ⇒内容理解 (True or False, Yes/No questions, wh-questions) •Speaking を中心に⇒音読練習 ⇒ Reproduction (難しい場合は Key word を!) •Writing を中心に⇒サマリー作成 を行っていると話された。 また、 教育センターと連携して実施されているS—T授業分析についての説明をいただいた。 S-T授業分析とは、 授業中に出 現する児童・生徒 〔S〕 の行動 (言語活動、 非言語活動) と教師 〔T〕 の行動 (言語活動、 非言語活動) の二つのカテゴリー だけに限定して、 授業中の児童 ・ 生徒と教師の行動関係がどのように現れているかを分析するもの □授業場面が主に児童 ・ 生徒の行動場面か、 教師の行動場面かを判断 □ 30 秒間間隔で判断し記録 □児童 ・ 生徒の行動ならS、 教師の行動ならTとして記録 【指導者】 発言総時間 66% (32.5 分) 【生徒】 活動総時間数 34% (16.5 分) 教師と生徒の活動内容を以下の項目で分類して授業を振り返ることにしているとのことであった。 T1 思考を促す発問 T2 支援 ・ 援助等 T3 解説 ・ 説明 ・ 指示等 T4 板書 ・ 範読等模範 S1 一人での思考場面 S2 考えの発表 ・ 交流場面 S3 一問一答 S4 音読 ・ 実験等 生徒主体の授業を進めるために省察することが大切であると強調された。 森下先生の前半報告のあと、 中井が PISA 型読解力について、 文科省の資料、 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 総括研究官 有元秀文氏の資料や中井が府立 N 高校の SELHi 顧問を担当していたときの研究開発における指導理念として助言 した PISA 型読解力の考え方を踏まえて補足の説明を行った。 PISA 調査における読解力の定義 ・ ねらいは、 「自らの目標を達成し、 自らの知識と可能性を発達させ、 効果的に社会に参加するために、 書かれたテキストを理解し、 利用し、 熟考する能力」 とされている。 また、 PISA 調査の読解力の問題には次のような特徴がある。 まず、 読むテキストには、 「連続型テキスト」 と呼ばれている文章で表されたもの ( 物語、 解説、 記録など ) だけではなく、 「非 連続型テキスト」 と呼ばれて いるデータを視覚的に表現したもの ( 図、 地図、 グラフなど ) も含まれている。 加えて、 教育的内 容や職業的内容、 公的な文書や私的な文書など、 テキストが作 成される用途、 状況にも配慮されるなど、 テキストの内容だけで なく、 その構造 ・ 形式や表現法も、 評価すべき対象となっている。 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 総括研究官 有元秀文氏の国語の授業おける通常授業とPISA型授業の差異 は、 従来日本でよく行われてきた国語のテストでは ・ 選択式問題がほとんどを占める ・ 文章がほとんどである ・ 生徒の興味関心とかけ離れたことが多い ・ 実生活とかけ離れた趣味的な課題が多い ・ 文学や評論がほとんどである ・ 読んだことについて、 教師が与えた唯一の正しい答えのみを答えることを求める ・ 自分の体験や主観的な憶測に基づいた意見でも容認されることが多い ・ 本文を無批判に受け容れて感動することを求められることが多い PISA 読解力テスト では ・ 記述式問題が約4割を占める 25.

(19) ・ 表やグラフ ・ 地図など非連続テキストが約4割を占める ・ 生徒の興味関心を重視している ・ 実生活と関連の深い課題が多い ・ 理科 ・ 社会などと関連した幅広い領域から出題される ・ 読んだことについて、 自分独自の意見を表現することを求める ・ 意見の根拠が必ず本文の中になければならない ・ 本文について評価したり批判したりすることが求められる N 高校では 「知的リーディングにもとづくコミュニケーション能力」 が研究開発テーマであった。 人工知能の働きが 「ある事項に関する情報を自身に入力として取り込み、 その情報に関連する情報をそれ自身の知識から呼 び出し、 それらの間に新しい関連性をつけ、 こうして追加更新された知識を用いて自身の行動がある目的のために最も適切にな るようにする」 であることから、 知的を 「感覚によって得られた素材を整理統一して新しい認識を形成し、 正しく判断すること」 と 考え、 知的リーディングにもとづくコミュニケーション能力の育成には、 ①センサー能力 : 意図 ・ メッセージ ・ 課題などをセンスできる…問題発見能力 ②判断能力 : 得た情報を整理し、 分析し、 最適化できる ③表現行動能力 : 最適化された情報を分かりやすく表現 ・ 提示できる がスパイラル的にくり返されていくことが必要ではないか。 授業で、 考える力をつけるには、 ・ テキストの表現のしかたに着目する問題 ◎以下はレッスンXを読んだ二人の会話の一部である。 この二人が自分の意見を証明するにはそれぞれどういえばよいので しょうか。 ◎ lesson の最後の文が、このような形で終わるのは適切と思いますか。 最後の文が、本文の内容とどのように関連しているか、 あなたの答えを説明しなさい。 ◎なぜこういう書き方をしたのでしょう。 ・ テキストを評価しながら読むことを必要とする問題 ◎あなたは作者の考えに賛成しますか。 自分なりの言葉であなたの考えをまとめなさい。 ◎作者の説明で十分説得力があると思いますか。 どの要点でそう思うか。 そうでないなら何が足りないか。 ・ テキストに基づいて自分の考えや理由を述べる問題 ◎なぜ、 本文に書かれている状況になったのか。 整理しながらあなたの考えを述べなさい ・ テキストから読み取ったことを再構成 する問題 ◎レッスンの内容をアウトラインマップにする。 ◎レッスン全体を要約させる。 など助言したことを説明した。 その後休憩を挟んで、 後半を森下先生に、 先日行われた公開授業をビデオで紹介してもらって、 参加者で討論した。 討論のポイント : ・ オーラルイントロダクションのあり方 *非連続のテキストとしての写真の提示も必要であるが、 学校数や地図上の位置、 地図上の位置から考えられる特性などを含 む方が本文内容の理解にも役立つのではないか。 *簡単な英語での説明であったので、 生徒にそれをくり返させてはどうか。 *やややさしくはないか ・ プレゼンソフトを使った画面表示による新出単語の導入について *日本語の提示が必要か *単語一つずつの提示でなく、 もう少しチャンク ・ フレーズ的な塊で提示する方が良くないか *生徒同士で発音し意味を確認させるようなシートづくりを行っているが、 その方が効果的でないか ・ 音読活動 *配付された日本語訳付きの細かなセンスグループに分けた英文の音読指導は効果があるか *日本語訳を配り、 音読活動を行うだけで英語を理解する力は付くか ・ output 活動 “We will ~” の一文完成 *活動がやや単純ではないか。 Because ~を加えた文を書かせるくらいのことをしてはどうか。 26.

(20) * 6 人のグループで一文の作成とするのでなく、 限りなく作成させて発表させ、 その中でどれがいいか話し合うことを入れては どうか。 *グループメンバーの役割を明確にしてみてはどうか。 *何故この活動が必要なのか、 本文との関わりはどうか。 と話し合った。. 第 13 回勉強会 2011( 平成 23) 年 12 月 10 日 (土) 14:00 〜 17:00 ■ 「なるほどと思う授業の取り組み紹介」 —授業研究会や公開授業での実践発表で 「いいなあ」 と思った活動やその考え方— 大阪女学院大学 中井 弘一 12月 10 日 (土)、 学校現場の先生9名学生1名、 本学教員2名の 12 名が集って勉強 会を行った。 本年 10 月23日徳島市で第39回四国英語教育研究大会が行われた。 その大会の分科 会③において、 徳島県鳴門市立鳴門市第一中学校日下美香教諭が実践発表された 「学 習意欲を高める指導法」 を最初に紹介した。 本発表に関しては、 中井が昨年主催県の 徳島英語教育研究会から依頼され、 この分科会の指導助言の担当となり、 発表者二人と 連絡を取りながら当日の発表へとつなげることが依頼された内容であった。 それに基づき、 日下先生とは 2010 年のクリスマスイブに最初の連絡メールをいただいて以来、 事前アン. 第 13 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー. 2011(平成 23)年 12 月 10 日(土) 14:00 17:00 大阪女学院大学. 教員養成センター. ■ 「 な る ほ ど と 思 う 授 業 の 取 り 組 み 紹 介 」 ̶授業研究会や公開授業での実践発表で「いいなあ」と思った活動やその考え方̶. 大阪女学院大学. ケートのことから、 発表内容の設定などを皮切りに何度もメールでやりとりを行ってきた。 そ のような状況であったので、 本人の発表への取り組みがよくわかっていることと 、 発表され た実践内容を是非とも本学勉強会でも紹介したいと考え、 本人の了解を得て 、 そのまま披. 中井. 弘一. 今年、私が出かけた研究大会や公開授業において発表された取り組みの中には,なるほどと思う活動 が多々ありました。学習意欲を高めることに取り組んでおられる先生、英語で授業をすることに挑戦し て お ら れ る 先 生 、考 え る 力〔 思 考 力 ・ 判 断 力 〕を つ け よ う と 工 夫 さ れ て い る 先 生 、授 業 改 善 の 方 法 を 模 索 しておられる先生など、学校現場ではひたむきに試行錯誤されている先生がたくさんおられます。すべ てがうまくいくものでありません。失敗にめげそうになりながらも、工夫を重ねておられます。そのよ うな取り組みのいくつかをご紹介しながら、その基盤にある考え方やストラテジーを参加者の皆さんと 考 え た い と 思 い ま す 。自 然 科 学 の よ う に 、 「 こ う す れ ば 、こ う な る 。こ う す れ ば 、こ れ を 手 に 入 れ る こ と ができる」といった正解の活動は、英語教育にはありません。一つ一つの活動の根底にある考え方がス トラテジーになっています。そうした考え方を身につけることが大切だと思います。 お問い合わせ:中井. 弘一. [email protected]. 露するとともに、 研究大会当日時間制限がきつく充分に話せなかった私のコメントのポイントを加えて紹介した。 日下先生の発表要項 (研究大会発表要項冊子より) は、 1. はじめに どの生徒も授業を 「わかりたい」, 「楽しく受けたい」 という強い願いを持っている。 平成 12 ~ 13 年度に実施された国立教育 政策研究所による調査結果から, 中学生の学習意欲を高めるには, 授業のわかりやすさやおもしろさが重要な要素であるという ことが読み取れる。 このことから, 生徒一人ひとりが学習にストレスを感じない安心できる環境の中で, 生徒の気づきや考えを引き出しながら, 生徒 が 「よくわかる」 「楽しい」 と感じられるような授業を展開し, 生徒の学習意欲を高めたいと考えた。 そして, 生徒の学習ニーズ や願いを把握するためにアンケート調査を行った。 その上で, それらに応える学習活動を工夫する授業改善に取り組んだ。 2. 学習活動の工夫 (1) 「分かる」 「使えるようになる」 文法指導の工夫 : 「文法ワークシート」 の作成と活用 新出文法導入やドリルと関連する表現活動を含むワークシートのデザイン ・ クイズ形式のオーラルインタラクションで新出文法の導入をする。 聞き取りの前に話の内容を予測させることで, 興味関心や目 的を持ってリスニング活動に取り組ませる。 ・ ペアワークの中で言語材料を繰り返し使わせ, 新出文法表現に慣れさせる。 ・ 自己表現コーナーを設け, 学習事項を用いて表現させることで達成感を持たせる。 27.

(21) (2) 既習事項を活用した表現活動の工夫 : 「英作道場」 既習文法事項を活用して自分の思いや考えを英文で書いて表現し, できあがったものを互いに読み合う帯活 ・ 「何を書くか」 → 「どんな文で書くか」 → 「文と文をどんな順序でどうつなげて書くか」 を構想からつなぎ言葉の選択までスモー ル ・ ステップで学ばせる。 ・ 書くことに対して難しいと躊躇したりストレスを感じたりすることを避けるために, 作文に使える既習文法事項をまとめた使える英 語表現ヒント集を配布 ・ 提示する。 ・ 生徒が互いの作品を読んで感想や意見を書き合う自己表現を基にしたコミュニケーションを通して伝え合う楽しさを体験させ, さ らなる表現意欲へとつなげる。 3. まとめ ・ 授業中にペア活動や表現活動に積極的に取り組む姿が見られるようになった。 ・ 英語をもっと勉強したいと感じている生徒たちが増え, 学習意欲が向上しつつある。 ・ 英語で書く力にも変容が見られ, 例や理由を添えて詳しく説明したり, 事実だけではなく自分の気持ちや考えも書いたりできる ようになった。 ・ 学習事項の定着やスローラーナーへの適切な支援という面での課題もある。 である。 実践紹介の中で中井が以下のことを整理し説明を行った。 1. .事前のアンケートのより生徒のアセスメントを行い生徒の実態をより明確に知ること。 そこから生徒のニーズを把握し 、 指導内 容方法を設定すること ・ 平成12~13年度実施 「学習意欲に関する調査研究」 国立教育政策研究所学習意欲研究会から、 中学生が勉強を 「やる 気になるとき」 ベスト5の2大要因として 「授業がよく分かるとき」 「授業がおもしろいとき」 90%以上をまず視野に入れている。 ・ 事前アンケートで、 「英語の学習は好き」 が 42%、 「英語を勉強することは大切だ」 66%、 「もっと英語を勉強したい」 が 50%、 そして英語学習に期待することは、 「文法や英語の使い方がわかりやすい授業」 81%、 「英語を読んで理解できるよう になりたい」 が 69%、 「英語で表現できるようになりたい」 54%を参考に検討している。 2. .的を絞って大きく二つの対策を検討し実践すること、 その際、 生徒ニーズを踏まえ、 授業者が生徒に身につけさせたい目標 を具体的に設定する。 ・ 上記の実態から、 要項にある2点を取り出して実践を行うことを検討している。 3. タスク活動を軸に指導のプロセスとしての学習の回路を明確にすること。 ・ 何度も使わせて使い方を学ばせることを 「繰り返しの学習 : 分かるメカニズム」 としている。 ・ ア) 学習目標の提示、 イ) 導入、 ウ) 文法事項の整理、 エ) ペアワーク、 オ) 表現活動、 カ) ふりかえりを学習の回路とし、 学習と同時進行的な成果の自己評価を図っている。 ・ 目標の明確化は、 目標設定理論としてチャレンジングな課題が有効である。 学習への意志の形成と行動の開始を促すもので ある。 その際、 目標の多様性として適切性 ・ 具体性 ・ 近接性が大切である。 ・ 導入においては、 実物 ・ 絵 ・ 写真を見せる、 クイズ形式、 内容の予測 (聞く目的)、 メモをとるなど様々な活動を行うことで、 学習体験の質に工夫を持たせている。 ・ 文法事項の整理では、 板書でポイントを明示し 、 ペアでその用法などを気づかせる方法をとっている。 気づき ⇒ 整理 ⇒ 自 分の文の見直しのプロセスを大切にしていることは、 これからの文法指導に必要なことである。 日下教諭の授業実践への勉強会参加者からのコメント ・「わかる」、「楽しい」 授業について、抽象的になりがちなところを、しっかり言葉に落とし込み、「わかる、できる、参加する、関わる、 表現する、 理解しあう、 成長する」 と、 より具体的な言葉にすることの大切さを再認識させられました。 学びあいの視点が入っ ていることがとても良いと思います。 ・ 「文法ワークシートを活用した授業の流れ」 や 「英作道場活動の流れ」 の一つ一つのステップが丁寧でよいと感じました。 これ らがしっかりとワークシートの中に位置づけられており、 感心しました。 同時に、 このワークシートと教科書との併用方法や、 い つこのシートを入れて学習するのか、 授業計画の中での位置づけを知りたいと思いました。 ・ 生徒アンケートの数値の変化に驚きました。 ご準備等大変な面もあったかと思いますが、 授業を作り上げる上での一つ一つの 大切な視点を、 具体的な教材から学ばせていただきましたありがとうございました。 ・ 英作道場の指導がとても丁寧で 、 生徒にとってもわかりやすい内容だと思いました。 スモール ・ ステップを積み重ねることで、 生徒の自信をつけさせ 、 大きくジャンプさせていることが素晴らしいと思いました。 何を書いたらいいのかわからない 、 という生 徒にとっても、 Help の欄があったり、 セルフチェックの欄があったりと生徒自身が振り返り、 生徒がやらされているのではなく、 28.

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