第5学年社会科学習指導案
平成25年4月26日 板橋第十小学校 指導者 神村 淳一 奥村 菜月 わたしたちの国土「国土の地形の特色と人々のくらし (全8時間) 1 小単元名 」 2 小単元の目標 ・我が国の国土の地形の概要や地形条件から見て特色のある人々のくらしを理解するとともに、地 形条件と人々のくらしや産業との関わりを考えようとする。 ・我が国の国土と地形の様子から学習問題を見出し、地図やその他の資料を活用して調べてまとめ るとともに、地形条件と人々のくらしや産業の関わりについて思考・判断したことを適切に表現 する。 3 観点別評価規準 評価の観点 評価規準 学習過程程 のどこで 社会的事象への ・我が国の国土の地形の概要や、地形条件から見て特色ある地域のくらしに関心 つかむ 関心・意欲・態 をもつ。 度 ・低地が広がる岐阜県海津市を例に意欲的に調べ、地形条件と人々のくらしや産 調べる 業との関わりを具体的に考えようとしている。 社会的な思考・ ・我が国の国土の地形の概要や、地形条件から見て特色ある地域の人々のくらし つかむ 判断・表現 について、学習問題や予想などを考え表現している。 ・地形条件と人々のくらしや産業とのかかわりについて考え、人々のくらしや産 まとめる 業には地形条件に適応した様々な工夫があることを表現している。 ・海津市のよさを 学習したことを生かして自分の言葉で書くことができている、 。 ふかめる 観察・資料活用 ・我が国の国土の地形の概要や低地の人々のくらしについて、地図やその他の資 つかむ の技能 料を用いて必要な情報を集めて読み取り、白地図や作品にまとめている。 ・海津市の人々のくらしについて、地図などの資料を用いて必要な情報を読み取 調べる り、まとめている。 社会的事象につ ・我が国の国土は南北に長く、山がちで平野が少なく川の流れが急であることを つかむ いての知識・理 理解している。 解 ・岐阜県海津市の低地にくらす人々が地形条件に適応するため、治水の努力を まとめる 重ねて水害を防いだり、川の恵みを生かしたくらしや産業の工夫をしたりし ていることを理解している。 4 会場校研究主題との関連 (1)共に考え表現しながら社会認識を深め、参画意識を培う教材の開発 等高線白地図から 岐阜県海津市 の土地のつくりを文章で書かせ説明し合わせたり 図化しなが「 」 、 ら表現させたりすることを通して、土地のつくりの事実を全員で共有させていく。海津市のパンフレ ットから分かる事実を根拠に、「楽園 といわれる理由を考えて話し合わせたり 学習を通して見つけ」 、 た「海津市のよさ」を考え表現させていく。 参画意識を培うために 「人の姿」を通して様々な事実を示していく 「そこで暮らす人々にとって、 。 心配なことはなんだろう」「どうして自分たちの土地を 楽園 と呼んでいるのだろう など 海津町『 』 」 、 で前向きに暮らしている人々をモデルとして学び その人々の立場になって考える活動を通して、 、「自 分だったら」という視点をもたせていく。調べる段階では、海津市の人へのインタビュー活動を通し てそこで暮らす人々の工夫や努力、思いや願いを共感的に調べさせていく。ふかめる段階では、海津 市の人の課題「いまだに水害のイメージがつよい」という話を聞き、その改善策を既習の学習をもと に考えさせていく。このように常に社会的事象のうらにある「人の姿」を示していくことを通して、 心理的身近さを感じながら考えることができる。そして、よりよい社会の形成に参画する意識を育て られると考えた。◎ 知識の構造と育てたい子供の姿 学 習 指 導 要 領 中 国土は、山地を中心として様々な地形が見られるが、海津市の人々は、 心 生活する低地の特色に合わせてくらしや産業を工夫している。⑦ 概 念 具 体 的 知 識 用 語 等 育てたい子供の姿 =ふかめる 「内容 (1)」 我が国の国土の自然などの様子について、次のことを地図や地球儀、資料などを活 用して調べ、国土の環境が人々の生活や産業と密接な関連をもっていることを考え るようにする。 ・ 日 本 列 島 は 中 央 に 山 脈 が 南 北 に 連 な る 。 国 土 の 四 分 の 三 は 山 地 で 、 山 地 が 海 岸 の す ぐ 近 く に あ る の で 、 外 国 に 比 べ て 川 の 流 れ は 短 く 、 流 れ が 急 で あ る 。 ① ・ 南 北 に 細 長 い 日 本 列 島 ・ 山 が ち な 山 地 ・ 川 は 短 く 、 流 れ が 急 で あ る 。 ・ 海 津 市 は 、 大 き な 川 と 堤 防 に 囲 ま れ 、 海 の 水 面 よ り 低 い 土 地 に あ る 。 ② ③ ・ 海 津 市 の 人 々 は 、 広 大 な 土 地 、 豊 か な 水 と 光 を 生 か し た 稲 作 や ト マ ト 作 り な ど 、 自 然 環 境 を 生 か し た 農 業 が 盛 ん で あ る 。 ④ ・ 水 郷 の 自 然 を 生 か し た 観 光 産 業 が 盛 ん で あ る 。 ⑤ ・ 海 津 市 の 人 々 は 、 昔 か ら 治 水 を 進 め る と と も に 、 水 害 か ら く ら し を 守 る た め の 工 夫 を 続 け て き て い る 。 ⑥ ・ 輪 中 」 地 域 に 対 し て 、 他 地 域 の 人 々 は 「 水 害 」 の イ 「 、 メ ー ジ が 未 だ に 強 い 。 ⑧ ・ 海 面 ・ 海 抜 〇 メ ー ト ル 以 下 ・ 木 曽 川 ・ 長 良 川 ・ 揖 斐 川 ・ 輪 中 ・ 水 屋 ・ 水 郷 ・ 観 光 農 園 ・ 豊 か な 水 ・ 肥 沃 ・ 平 ら な 土 地 ・ 長 い 日 照 時 間 ・ 輪 中 ・ 水 屋 ・ 水 郷 ・ 水 郷 の 自 然 ・ ヨ ッ ト 、 レ ガ ッ タ ・ チ ュ ー リ ッ プ 祭 り ・ 治 水 ・ 大 型 の 排 水 機 ・ 水 は け ・ 水 防 演 習 ・ 海 津 市 の 課 題 ・ イ メ ー ジ ア ッ プ 作 戦 ・ ア ン テ ナ シ ョ ッ プ 企 画 海津市が魅力あるまちであることを、学習したことをもとに多くの人たちに知ってもらお うとする子供
(2)共に考え表現しながら社会認識を深め、参画意識を培う学習過程の工夫 海津町は海抜0メートル以下の土地であり、その土地で人々は工夫や努力により克服して水害に悩 まされないよりよい暮らしを求めてきた。しかし「ふかめる」段階では、そのイメージに揺さぶりを かけるために、海津町の観光パンフレット「自然の楽園」を提示し、どうして人々は楽園と言ってい るのかその土地のよさを発見させた。そして、子供たちの目を再び、板橋に向け、海津町を参考とし て、板橋のよさを発見することを促し、よりよいまちについて共に考えさせる。 (3)共に考え表現しながら社会認識を深め、参画意識を培う指導の工夫 ①指導法の工夫 毎時間 学び合いの足跡 を振り返りの根拠として学ばせる「 」 。「土地の様子 を捉えさせるだけでな」 く その 土地に住む人の思い を常に考えさせていく 事実の裏にある人の思いや願いを知り、 「 」 。 、「自 分だったら」「その土地の人にとって という視点をもってみんなで考え 学び合いのノート で自分」 「 」 や友達の考えを整理していくことを通して、社会認識を深め参画意識を培うことができると考えた。 ②学習活動の工夫 「共に考える」とは、課題に対して子供一人一人がもっている既習事項や生活経験、それらを根拠 に考えた自分の意見をもちより「学び合いのレシピ」をもとにして「みんなにとってよりよい答え」 を見つけ出していくことである。 4年生までに学習した、等高線の読み取り方や地図帳の活用の仕 方、八丈島で学習したことなどを根拠に、日本の他地域の様子をとらえ、問題を見つけ問題解決学習 をすすめていく。そのために、全員が共通の事実を理解し、そこから同じ疑問や課題を見つけ「学習 問題」に発展させていく。子供一人一人の考えを「学び合いタイム」などを活用して交流させながら その解を見つけ出していく子供を育てる。 (4)共に考え表現しながら社会認識を深め、参画意識を培う評価の工夫 海津市は、海抜0メートル以下の輪中地区である。学習の始めは水害の町のイメージをもつが、学 習を進めるに従い、徐々にその土地の特徴を産業に生かしたり暮らしの中で様々な工夫をしているこ とに気付いていく 「いいねサイン 「やったねサイン」などの子供相互の学び合いや教師の期待する。 」 学び合いの姿をナビゲーションとして明確に示す。毎時間の授業では振り返り文を、小単元の終わり には「ミニレポート」を書かせ、自分の考えの変容の過程から、参画への思いを評価する。 5 学習指導計画(全8時間) 過 ねらい 児童の活動 教師の指導・支援 程 (数字は数) (○主な学習活動 ・児童の反応 内容、 ) (○指導、留意点 □教材 ◇評価) 。 ①ランドサット、 ○国土の航空写真を見て、山が多い国土 ○他国と比較し日本の国土の特色を明確にする つ 地形の立体図か の様子をつかむ。 □立体地図 □ランドサット か ら日本の地形の ・日本列島は、南北に細長く中央に背骨 ◇我が国の国土は南北に長く、山がちで平野が む 概要を知る。 のように山脈が連なっている。 少なく川の流れが急であることを理解してい ・山が多く平野が少なく、川の流れは急 る 【知識・理解】。 だ。 ◇我が国の国土の地形の概要や、地形条件から 見て特色あるくらしに関心をもっている。 【関心・意欲・態度】 。 ②海津市の土地の ○海津市の土地の様子について、白地図 ○等高線に注目させ土地の様子を読み取らせる 様子について白 をもとにし話し合い 低地に暮らす人々 □等高線入り白地図、 地図やその他の の様子について予想する。 ◇低地が広がる岐阜県海津市を例に意欲的に調 資料を用いて必 ・海抜0メートルより低い土地がある べ、地形条件と人々のくらしや産業との関わ 要な情報を集め ・堤防に囲まれて暮らしている、 りを具体的に考えようとしている。 海津市が川に囲 ・海の中 【関心・意欲・態度】 まれた低地であ ◇海津市の土地の様子について、地図やその他 、 ることをとらえ の資料を用いて必要な情報を集めて読み取り ている。 白地図や作品にまとめている。 【観察・資料活用の技能】 <本時①>5-2 ③海津市のパンフ ○「自然の楽園」と謳われた海津市のパ ○白地図から読み取った海津市のイメージと、
レットから海津 ンフレットから、どうして楽園といえ パンフレットとのギャップから、低地の特色 市の人々のくら るのか予想する。 を生かした人々のくらしに関心をもたせる。 しについて、地 ・楽園とは 「心配のないところ」、 □海津市観光パンフレット 形条件と関連付 ・昔は水害があったけど今はなくなった ◇我が国の国土の地形の概要や、地形条件から。 けて考えること ・低さを生かした農作物づくり 見て特色ある地域の人のくらしについて学習 ができている。 問題や予想などを考え表現している。 【思考・判断・表現】 <本時②>5-1 水害が起きやすそうな土地なのに、どうして海津市は自分たちのまちを「自然の 楽園」とよんでいるのか? ④調べる視点をも ○学習問題に対する予想をもとに調べる ○視点をもとにグループ分けをする。 調 ち、学習計画を 視点・方法を決め 学習計画を立てる ○調べ方、まとめ方のモデルを示す。、 。 べ たてる。 ◇低地が広がる岐阜県海津市を例に意欲的に調 る べ、地形条件と人々のくらしや産業との関わ ・ りを具体的に考えようとしている。 考 【関心・意欲・態度】 え ⑤⑥観点別に分か ○「農業 「観光 「水害への対策」の3 ○「農業」では、自然環境とのかかわりに注目」 」 る れ調べる。 つの視点でグループに分かれ調べる。 させる。 (農業) □海津市農産物生産額 □日照時間 ・海津市は、水が豊富で広くて平らな土 □暗渠排水の仕組み図 □観光パンフレット 地が広がっているので、米や野菜が作 □トマト農家の方へのインタビュー りやすい。 ○過去と現在の川の様子に注目させ、昔は川の (観光) 氾濫が起きやすかったことを理解させる。 ・観光のための農園があるよ。 □川の比較図 □治水工事資料 ・川を生かしたレースが行われている! ◇海津市の人々のくらしについて、地図などの (水害対策) 資料を用いて必要な情報を読み取り、まとめ ・250年前と川の流れが変わっている。 ている 【観察・資料活用の技能】。 ⑦調べた結果を報 ○調べた結果を報告し合い、キーワード ○「水 「治水 「日照時間 「広大な土地」など」 」 」 。 ま 告し合い、学習 を関連させながら学習問題の答えを書 のキーワードを用いてまとめるよう指示する と 問題に対する答 く。 ◇岐阜県海津市の低地にくらす人々が地形条件 め えをまとめる。 ・水面より低い土地だけれど、その水を に適応するため、治水の努力を重ねて水害を る 米作りや、観光スポットとして活用し 防いだり、川の恵みを生かしたくらしや産業 て いる。 の工夫をしたりし ていることを理解してい る 【知識・理解】。 ◇地形条件と人々のくらしや産業とのかかわり について考え、人々のくらしや産業には地形 条件に適応した様々な工夫があることを表現 している 【思考・判断・表現】。 ⑧海津市観光課の ○「未だ水害のイメージがある」という ○学習前と学習後の思考の変容に気付かせ、何 ふ 方から話を聞き、 観光課の言葉を受け 「海津市のよさ」、 を伝えたら「海津市」のよさが伝わるか考え か 「海津市のよさ」 をアンテナショップの企画書としてま られるようにする。 め を伝える企画書 とめる。 ◇海津市のよさを、学習したことを生かして自 る をつくる。 分の言葉で書くことができている 【思考・判。 断・表現】 6 本時の指導①(全8時間中の2時間目) つかむ 5-2 奥村菜月 (1) ねらい 海津市の土地の様子について、白地図やその他の資料を用いて必要な情報を集め、海津市が川に囲 まれた低地であることをとらえている。
(2) 展 開 過 児 童 の 活動 教師の指導・支援 程 ( ○ 主 な 学習 活 動 ・児 童 の 反 応 、内 容 ) (○指導、留意点 □教材 ◇評価) つ ① 日 本 の とあ る 場 所 の白 地 図 を 見 て、 見 つ □海津市の等高線の書かれた白地図 か け た こ とを 発 表 す る 。 ○4年生の既習事項(等高線・海抜の意味)を確認 む ・ マ リ ン パー ク が あ る。 等 高 線 だ 。 する。 ・ 堤 防 の マー ク が 町 を囲 ん で い る 。 ② 高 低 差 を 色 分 け し た 白 地 図 を 見 て 、 疑 問 ◇低地が広がる岐阜県海津市を例に意欲的に調べ、 に 思 っ たこ と を 発 表 す る。 地形条件と人々のくらしや産業との関わりを具体 ・ 海 抜 0 メー ト ル な のに 、 町 が あ る。 的に考えようとしている 【関心・意欲・態度】。 ・ 海 に し ずん だ 町 ! ?人 が 住 め る のか な ? ○自分達が普段住んでいる土地は海抜0メートル以 ・ 海 よ り 低い 土 地 っ てど ん な 所 だ ろう 。 上あることを日常生活から確認する。
海津市とは、どのような土地のつくりになっているのだろう。
③海津市がどのような土地のつくりになっている ○ 地 図 の場 所 が 海 津市 で あ る こ とを 伝 え る 。 調 かを調べ、分かったことを発表する。 ○ 白 地 図 ・ 地 図 帳 ・ 辞 書 を 活 用 し て 調 べ さ べ ・木曽川や揖斐川や長良川など、3つの川に囲ま せ る 。 る れている土地。 ○ 図 を 描 か せ 、 視 覚 的 に イ メ ー ジ し や す く ・ ・水屋がある。 さ せ る 。 考 ・市全体が堤防で囲まれている。 ○ 全 体 の 話 し 合 い の 前 に 情 報 交 換 タ イ ム を え ・水面より低い土地もあるんだ。 設 け る こ と に よ っ て 、 意 見 の つ け た し や る 修 正 を さ せる 。 □ 海 津 市の 航 空 写 真 ④海津市の土地の特徴をまとめ、疑問に思ったこ ○ 低 地 とい う 言 葉 をキ ー ワ ー ド で入 れ て ま ま とや調べたいことを書く。 と め させ る 。 と ・海津は3つの川に囲まれた低地で、市全体が堤 ○ 次 時 に つ な げ る た め 、 海 津 市 の 人 々 は ど め 防で囲まれている。 の よ うな く ら し をし て い る か 考え さ せ る 。 る ・大雨が降ると水害が大変そう。 ◇海津市の土地の様子について、地図やその他の資 ・海津の人は水害に備えて工夫をしていそう。 料を用いて必要な情報を集めて読み取り、白地図 。【 】 や作品にまとめている 観察・資料活用の技能 本時の指導②(全8時間中の3時間目) つかむ 5-1 神村淳一 (1)ねらい 海津市のパンフレットから海津市の人々のくらしについて、地形条件と関連付けて考えることがで きている。 (2)展 開 時 児童の活動 教師の指導・支援 間 (○主な学習活動 ・児童の反応 内容、 ) (○指導、留意点 □教材 ◇評価) ①前時に学習した海津市の土地の様子から、人々 □前時で読み取った海津市の白地図 つ のくらしの様子を予想する。 ○海津市の土地の様子から、心配に思うこと想像さ か ・川に囲まれているので、水害があるのではない せる。 む か? Cー2 SCT(子供による振り返り) ②海津市が発行している観光ガイドブックのタイ トルから、「おや と思ったところを話し合う」 。□海津市観光パンフレット ・洪水が起きそうな場所なのに 「楽園」ってい ○自分のイメージと異なる言葉を丸で囲ませる。、 うのは変だ。 ・今は洪水は起きなくなったのかな?・ 水害は怖くないか? ・ 海津市に住んでいてうれし いことは? ・ 将来、海津市をどのような 町にしたいか? どうして海津市は、自分たちのまちを「自然の楽園」といっているのか? ③パンフレット、地図帳、4年生までのノートを ○前時までの学習、 年生の時の八丈島の学習など4 調 活用して、海津市が「自然の楽園」と呼んでい を根拠に、自然条件を生かした人々の取組に気付 べ る理由を考え話し合う。 かせる。 る ・昔はやっぱり洪水がたくさんあった。でも今は ○自分で考えたのち情報交換する。加筆修正の流れ ・ 自然と共存とている。 を経て、全員が意見や考えをもった状態で全体で 考 ・自然を生かしているのでは? の話し合いを始める。 え ・地図帳に堤防があるけど、頑丈な堤防を作った ◇我が国の国土の地形の概要や、地形条件から見て る のではないか? 特色ある地域の人のくらしについて学習問題や予 ・田んぼが広がっているから、水をたくさん利用 想などを考え表現している。 してお米を作っているのではないか? 【思考・判断・表現】 ・八丈島の学習でもあたたかい海を活用した漁業 が盛んだった。 ・水を利用した産業をしているのではないか? ④海津市の○○さん(商工観光課)に聞いてみた □海津市の方の顔写真。 ま いことを書く。 と ・海津市は低地をどのように産業に生かしている め のか? る 水害が起きやすそうな土地なのに、どうして海津市は自分たちのまちを「自然の楽園」とよ んでいるのか? 7 小単元の展開 (1)学習問題をつくり学習計画を立てる【3時間目】 水害のイメージと「楽園」という言葉のギャップを子供たちなりに結び付けようとする予想が目立 った。4年生の学習「自然環境を生かした人々のくらし 八丈島」や「伝統や文化を生かすまち 浅 草」の内容・考え方(その地域にある資源を活用している)や人の姿に注目しての予想が目立った。 海津町の人々は、低い土地と豊かな水をくらしや産業どのように生かしているのだろう。
農業
人の思い・願い
学 習 問 題
・ ほんとうに楽園なのか? ・ どうして楽園と呼ぼうとした のか? ・ 海津市のどういうところが楽 園なのか? ・ 自然をどのように生かし ているのか? ・ 川の水をどのように生か しているのか ・ 観光にどのように生 かしているのか? ・ どんな観光地がある のか? ・ 川の水を生かして何 か農作物は作ってい るのか? ・ 地図帳には米のマー クがあるからお米を 作っているのではな いか?楽 園 の 理 由
自然を活用した産業
観光
・ 水害は起こらないのか? ・ 水害がおきないように何か 工夫しているのか?水害への対策
(2)ゴールイメージをもたせた調べ方、まとめ方をする【4・5時間目】 ○水害への対策グループ 「資料1を見てください。250年前と今の川の様子を比べると昔は川がグネグネしていて氾濫し やすい形になっています。このように川を整備することを治水と言います。江戸時代、海津市では毎 年洪水になったといいます。そのため水屋という食事や船などを入れた床の高い水屋などがあります。 4年生の玉川上水の玉川兄弟のように何度も失敗 を繰り返しながら工事を完成させました。板橋と 違うことは、水防訓練があるということです 」。 (3)パンフレット制作者に電話でインタビュー する【8時間】 以下のようなインタビューを子供たちが考えた。 Qパンフレットはどのような思いや願いをこめて 作っているんですか? ・海津市には豊かな自然(山・川)があること をたくさんの人に知ってもらいたいという思 いで作りました。 ・また、ぜひ全国から海津に来ていただいてそ のよさを味わってもらいたいという願いもあ ります。 Q海津市の土地の特徴を産業(農業・観光)にどのように生かしているんですか? ・海津の一番の魅力は豊かな水です。その水を生かして農業や、観光に生かしています。 Q水害は、本当に怖くないですか? ・本音では、怖いです。でも、そのために水防訓練など日々しっかり行っています。 Q将来海津市をどのようなまちにしたいと思いますか? ・まず、海津の人々が安心して暮らせる町、住んでいて誇りに思える町にしたいです。 Q海津市に住んでいて良かったことはどんなことですか? ・朝日に輝きながらキラキラと光る長良川のゆったりした流れを見ると、この町で生まれてよかっ たなあと思います。みなさんも東京板橋に生まれてよかったなあと思うことがきっとあるはずで す。ぜひ、自分たちの住んでいる町のよさをたくさん見つけてください。 8 成果と課題 (1)成果 ○資料を関連付けながら共に考えまとめる力が身に付いた。 ①各資料から分かること(事実) ~がある。~が多い。~が~になっている。 ②調べる視点「海津市は土地の様子、自然をどのように産業や生活に生かしているか」にそって、 事実をつなげて文にする。 (例 ・海津では米や野菜がたくさん生産されている) ・海津市の日照時間は全国平均より多い。 ・土地が改良され、水はけが良くなっている。 海津市では、長い日照時間を生かしてお米や野菜などを生産している。 しかし、水害での被害も多い。そこで土地を改良し、水はけのよい 仕組みを作り、農作物を安定して生産している。 (2)課題 ○ふかめる場面が「学習したこと分かったこと 「学習前と比べて見方が変わったこと」などを手」 紙に書くという活動にした。ふかめる学習として適切だったかどうか検討が必要。