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雑草たちの生き残り大作戦 小林 春記さん 道ばたの雑草 は アスファルトや敷石の割れ目にも入り込み あるいは刈り払われ引き抜かれて 彼らの生育環境は過酷な場所であることが多い 彼らは長い長い世代交代の末に 様々な逆境を乗り越えて 生き残る知恵を身につけそれぞれに繁栄してきた ある面 雑草とは最も進化

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Academic year: 2021

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編集 そうか生きもの調査編集委員会/草加市環境課 発行 草加市 〒340-8550 草加市高砂一丁目1番1号 ℡048-922-1519 / FAX048-922-1030

【セミの羽化】

夕方、長い地下生活を終えた幼虫はカラスやア リなどの外敵に襲われないよう周囲が暗くなって から地上に出てきて、周囲の樹などに登って羽化 する場所を選びます。その場所でしばらくじっと していると、幼虫の殻の背中が縦に割れて成虫の 白い背中や頭が出てきます。 前足を出し、のけ反りながら後ろ足を出し、し ばらくそのままの姿勢でいます。 足がしっかりすると腹に力を入れて起き上がり、 残った腹の部分を殻から抜き出して殻にしっかり と足でしがみつきます。翅が少しずつ拡がり、朝 までに模様がはっきりとして体色がついて、明る くなると飛んでゆきます。 成虫の寿命は、1カ月ほどと言われています。

第5号

主な内容

➊ セミの羽化(菅 藤男さん撮影) ❺ こんな生きものを発見 ❷ 雑草たちの生き残り大作戦 ❻ トピックス ❸ 第1・2回そうか生きもの集合調査を開催 ❼ 個別調査結果 ❹ 参加者の声 ❽ 読者からの投稿写真

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「道ばたの雑草」は、アスファルトや敷石の割 れ目にも入り込み、あるいは刈り払われ引き抜か れて、彼らの生育環境は過酷な場所であることが 多い。 彼らは長い長い世代交代の末に、様々な逆境を 乗り越えて、生き残る知恵を身につけそれぞれに 繁栄してきた。ある面、雑草とは最も進化した植 物であるといえる。 しかし、一般的に雑草は他の植物との競争には 弱く、人が関与しない自然生態系では、遷移の末 の極相である森林の中で雑草は生き残れない。雑 草とは絶えず人の手がかかる里山的植物であると いえる。 人類の農耕文明創成期から農作物の厄介者とし て、雑草は人と深く関わってきた。有害植物駆逐 のために、人はその長い歴史の中であらゆる手段 を講じてきた。抜き取り、掘り出し、踏みつけ、 焼き払い、乾燥、水攻め、被覆、薬品処理と。そ れでも雑草はなくならない。というより、気まぐ れで予測不能な人間による表土攪乱かくらんにも耐え、選 択淘汰と う たされて現代に生き残ったのが雑草であった といえる。 天変地異の自然現象と同等に、野良仕事も植物 にとっては生命を脅かす大きなストレスであった。 そこでリスクをチャンスと捉えたのはなにもスー パービジネスマンばかりではなかったのだ。 タネが落ちた所がどんなところでも、逃げ出す ことが出来ない植物は、自らが環境に適応して行 かなければ生き残れない。誰よりも早く芽を出し、 花開き、素早く実を熟し、種子をとばし、時には クローン繁殖に努める。その他あらゆる戦略を駆 使してサバイバル作戦を展開してきた。そんな臨 機応変な適応力で、人類をパートナーにして共に 繁栄してきたのが雑草達である。 植物の生き残るための知恵は、多種多様でまだ まだ解明されていない部分も多く、近年、植物生 態学は新たな時代を迎えて注目されている。 綾瀬川の土手にも 200 種を超える植物が自生し ている。草刈り等多少人の手が加えられていても、 ここは市内で最も自然植生が豊かに残されている 地域の一つである。 それぞれの植物にそれぞれのドラマがあって、 まだまだ知られていない沢山の仕組みや生態がこ の草藪には隠されている。センスオブワンダーの レイチェルカーソンならずとも新しい発見をする チャンスは誰にもあるのだが。

雑草たちの生き残り大作戦

小林 春記さん

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平成30年度第1回の調査会が昨年に続き、柿 木田んぼで4月21日(土)に実施されました。当 日は天候にも恵まれ、集合時間の8時50分には 一般の参加者を含め57人が集まり、柿木公民館 受付ロビーは満員状態でした。開会あいさつ、 諸注意の後、グループ分けを行い南回りコー ス:(柿木公民館→草加東高校→草加公園北ハ ス田→柿木田んぼ→柿木公民館)と逆の北回り コースの2グループに分かれて9時10分、出発し ました。 今年は柿木田んぼの一部が開発されるため、 昨年より稲作の準備が行われておらず、耕作放 棄地となっています。これらが柿木田んぼの自 然に、どのような影響があるかを知る上でも、 重要な調査の一歩になると思われます。 昨年の観察会は4月16日に実施されました。 今年は5日ほど遅れましたが、開花植物はだい ぶ変化していました。このところよく言われる 温暖化の影響か、サクラなどの開花も早まって いるように、今年は経験的な感じでは、多くの 植物が1週間∼10日ほど早いようです。特に、 昨年はあまり目立たなかったイネ科植物(イヌ ムギ、ネズミムギなど)ですが、昨年に比べ出 穂(花が咲いている)しているものが目につき ました。 11時10分に公民館に戻り、観察結果のまとめ が行われ、植物78種、鳥類15種、昆虫類11種、 その他アマガエル、カナヘビの観察結果が報告 されました。その後、質疑応答があり、植物は よく似た植物の見分け方として、コオニタビラ コとヤブタビタコやオニタビラコ、マグワとヤ マグワの違いなどの話しをしました。 昨年観察されたリストと比較すると、今年も 埼玉県レッドデータブックで準絶滅危惧種(NT) とされるコイヌガラシやヌマトラノオは生育が 確認されました。 しかし、昨年可憐な花が見られたノジスミレ は既に果実となっており、外来種で近頃よく目 にするナガミヒナゲシも、多くが果実をつけて 種子散布の準備をしていました。

第1回そうか生きもの集合調査会を開催

2018.4.21

柿木田んぼ植物報告

矢島 民夫さん

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5月13日の「柿木田んぼシギチドリ観察会」に は女性24人、男性26人(うち子供7人)の50人と 市職員の方6人の総勢56人もの大勢の方にご参加 いただきました。ここに改めて感謝いたします。 昨年はあいにくの雨で田んぼに降りているムナ グロやチュウシャクシギなどを、スコープを使っ てじっくり観察することができませんでした。 今年は時折雨がパラつきましたが傘の出番もなく、 参加者全員でじっくり観察できたと思います。 田植えを終えたばかりの、一年で一番美しい柿 木田んぼの風景を皆さんに見ていただきました。 毎年5月の時期にだけ現れる広大な湿地と、こ の湿地に依存して命を繋ぐシギやチドリの野生の 美しさを見ていただけたと思います。カラスやス ズメ以外にも草加市で見られる野鳥がいるという 発見もまた楽しかったのではないでしょうか。 最近は発信機の小型化と通信衛星による追跡技 術が進み、タカ類やムナグロなどシギチ類の渡り 鳥の渡りのルート調査が盛んにおこなわれていま す。その成果として草加で栄養補給するムナグロ の飛行ルートも明らかになってきています。その 調査結果によるとムナグロは赤道近くで越冬した あと、北米寒帯の繁殖地に帰ることがわかり、草 加市の田んぼが重要な中継地点になっていること が改めて確認されました。この報告を書くにあた って興味深い記事を見つけたので併せて紹介いた します。 「2009年ころの調査ではハワイからアラスカま でを、時速62㎞で3日かけて飛んだ記録がありま す。ツグミやムクドリほどの大きさ(24㎝)の鳥 が丸3日飲まず食わずで飛び続けたわけです。」 (pepyより) ムナグロは日本全国の田んぼならどこでも見ら れるという鳥ではありません。大きな河川の周辺 には田んぼが発達しやすく、川を目印に渡ってい るムナグロにとって川沿いの田んぼは使いやすく、 また安全が確認できれば同じ場所を何年も使いま す。 調査機関によると日本を通過するシギチの数が 年々減っているそうです。今後柿木田んぼが埋め 立てられ工場が誘致されるように、安全な中継点 が減ったり、また繁殖地の破壊、越冬地の環境の 変化など野鳥や自然環境を取り巻く問題は山積み です。「かつて草加市には5月になるとムナグロ やチュウシャクシギが見られる美しい水田の環境 がありました。」こんな昔話でいいのかな・・・ チュウシャクシギ ムナグロ

第2回そうか生きもの集合調査会を開催

2018.5.13

柿木田んぼシギ・チドリ報告

綱藤 敏郎さん

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参加者の声

第1回柿木田んぼ(植物) ・田んぼをこわすまえに田んぼにしょうたいして くれてありがとうございました。 (みどり川さん) ・天候に恵まれ児童も積極的に参加してよかった。 キツネアザミ、ムラサキサギゴケも見られた。ア メリカイヌホオズキも開花。季節が速く進んでい る感じ。キジが歩き、モンキチョウ、ベニシジミ も蜜を吸っていて児童も大喜び。薬剤散布の後が 痛々しかったし、この田んぼが工業団地になるの が残念。 (島田さん) ・カエルとってうれしかった。ちょうもとってう れしかった。(もんきちょう、べにしじみ) (ふじ石さん) ・2時間あまり植物中心に歩きましたが、あらた めて外来種が多いと感じました。今回は小学校に も集合調査のチラシを配布したとのことで、小学 生が今までで1番多く参加していました。草花に 目が行く分、ペットボトルや空き缶などゴミが多 く落ちていることにも目が行きました。特に子ど も達に今ある自然を目に焼きつけ、肌で感じても らい、自然に触れる機会を多くして、自然の大切 さを伝えていってほしいと思います(ゴミを捨て ないことを含めて環境を守る大切さを)。この観 察会はそういう意味でとても有意義ですが、この あとどうしていくかが大きな課題だと感じていま す。 (白鳥さん) ・子どもと一緒にたくさんの植物が見られて楽し かったです! (ひまパパさん) ・いろんな植物の中にも在来種、外来種があるこ とに驚きました。「10年前は見なかった」と先生 がおっしゃっていたので、これから10年後、今日 見られなかった植物が見られるようになるのかな …と思いました。 (ひかりさん) ・植物を中心に調査していたが、田んぼではキジ を見つけることが出来た。植物では、タンポポが 多く咲いていると感じたが、それはタンポポでは なく、ノゲシだった。自分は今日初めて生きもの 調査員に登録し、初体験だ。植物の知識が優れて いる訳でもなく、調査するまでは不安なこともあ った。でも、リーダーの方が名称を教えてくださ り、また、どんな特徴を備えているかなど丁寧に 説明してくださったことで、初体験であったが、 不安なく参加することができた。今、環境問題で 絶滅危惧種が多いという問題がある。これに参加 してみて生きものに対する意欲が高まった。 (金田さん) ・時期的にも非常に花が多く見られました。又、 外来種の多いのにもびっくりしました。日本古来 の在来種を大切にしたいものです。 (H.K) ・植物のことはあまりわからないが、いろいろ説 明していただき興味を持てたし、野草は色々な種 類があるのを知って良かった。 (山田さん) ・たのしかったよ! (ひまおさん) ・なかなかカントウタンポポを見つけることがで きません。見つけるポイントを教えてください。 (木村さん・母) 第2回柿木田んぼ(鳥) ・予想したより多くの野鳥が見られ、鳥の特徴も 知る事が出来、有意義でした。 (てんてん) ・双眼鏡の使い方までもていねいに教えていただ きました。ありがとうございました。 (長尾さん) ・去年の調査のときよりも、数、種類ともに少な くて少しさびしく感じました。来年は柿木田んぼ もかなり埋め立てられて、今年よりももっと見ら れなくなるだろうと心配になります。 (山田さん) ・鳥あわせの時に、生態の状況(渡り鳥の移動ル ートなど)について、知見を得られ勉強になりま した。(ムナグロなど) (瀬田さん) ・田んぼで見られる鳥が見られ、鳴き声・姿にな ごまされました。 (清水さん)

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・日本で珍しい鳥を双眼鏡を通して見ることがで きて良かった。似ている鳥でもよく見ると、足の 色が違ったり、鳥の知識もうとい方だけれど、ス タッフが教えてくれたりして良かった。 (金田さん) ・電信柱に巣を作っているスズメやしろかき後の 田んぼに集まっているムナグロ、水田の中ですこ しのんびりとして見えるカラスなどを見ていると、 みんないっしょうけんめい生きているんだなと感 じます。だんだんとせばめられてくる生活の場を 残していってほしいものと埋め立て予定の看板を 見ても思います。こっちを見ているコチドリがか わいかったです。 (権田さん) ・今回は鳥中心の観察会でした。ヒバリが高い所 でホバーリングしている姿を初めて見ました。鳴 き声はよく耳にしますが、巣を守る為に上空で見 張っている。危険が近づくと鳴いて知らせる、と いうお話を聞いて、「なるほど」と思いました。 今回キジやアオサギが見られませんでしたが、 キアシシギやムナグロ、チュウシャクシギなどが 何羽も見られ、違いなども説明していただき、よ く分かりました。渡り鳥の為にも自然を守ってい くことは大切なことなのだとも思いました。スラ イドを使って今回見ることができた鳥の確認をす ると、より特徴が分かって有意義でした。 (白鳥さん) ・今回は柿木田んぼでムナグロ、チュウシャクシ ギ、キアシシギを見る事が出来ました。田植え前 の田んぼに3種類の鳥が集まっていました。去年 よりチュウシャクシギが少なかったように思えま した。今年の7月に開発開始されて来年がどのよ うになるのか心配です。 (木村・母) ・今回は、しろかきが始まっていて、カラスやハ ト、サギ、カモたちなどの鳥がたくさん見られて 興ふんしました。田んぼにたくさんのムナグロが 何かを食べていて、かわいかったです。 前回よりたくさんの知らない鳥が見られてよかっ たです。 (木村・子) ・虫がもっといてほしい。 (長尾さん) ・むしととりとしょくぶつをみられてたのしかっ た。 (しんざんさん) ①タコノアシ タコノアシ科 準絶滅危惧種(NT)、県絶滅 危惧Ⅱ類(VU) 花期は8∼9月 湿地に生える多年草。5,6年前から、綾瀬川沿 いで見られるようになった。高さ30∼80㎝で茎は 赤味を帯びる。花は黄緑色で茎の先端につき、直 径5㎜、花弁はなく、がく片は吸盤の多いタコの 足を連想させる。秋に紅葉すると、まさにゆでダ コのように見える。 <綾瀬川河川敷各所、川柳小学校のビオトープ で見られる。> ②ナガボノシロワレモコウ バラ科 県準絶滅危惧種(NT) 花期は8∼10月 本州中部以北の亜高山帯の湿地に生える。それ が10年前頃から、綾瀬川沿いで発見され、年々増 えている。高さ50∼80㎝。花は先端から咲き始め る。花弁はなく、がく片は4枚で白色、これが花 色になっている。花序は細長くて垂れさがる。花 が赤いものをナガボノアカワレモコウといい、白

こんな生きものを発見

○これから見られる希少植物

島田 寿々子さん

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に混じって生えている所がある。 <あやせ新栄ビオトープ、一之橋付近、綾瀬川 橋付近2か所、計4か所で見られる。> ③シロバナサクラタデ タデ科 県準絶滅危惧種(NT) 花期は8∼11月 以前は田んぼの縁などに、小さな群落が各所で 見られた。最近、余り見られなくなったが、数か 所では大群落を作っている。雌雄異株で湿地に多 い。高さ1m前後の多年草。長い花穂に白い花を 多数付ける。花の半分位は完全に開かない。 <葛西用水沿い、そうか公園裏、鳥と友だち広 場内トンボ池で見られる。> ④サジオモダカ オモダカ科 県絶滅危惧ⅠB(EN) 花期は7∼9月 草加では数が少ない水田などに生える多年草。 高さは0.5∼1.2m。葉はさじ型で10㎝以上と大き い。幾重にも輪生した枝先に、8mmほどの白い小 さな花を多数付ける。花は午後に開く1日花であ る。 <鳥と友だち広場内トンボ池で見られる。> ⑤タウコギ キク科 県準絶滅危惧種(NT) 花期は8∼10月 水田などに生える1年草。農薬によって数が減 っている。葉が樹木のウコギに似ていることから つけられた。高さ1m前後。頭花は黄色で、枝先 に1個ずつ付く。筒状花だけで舌状花はない。総 苞片が大きく目立つ。草加にも多いアメリカセン ダングサによく似ているが、花は3.5㎝と大きい。 <金明通り際の田んぼ畔などで見られる。>

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2018年5月25日、そうか公園でミドリシジミを 探していました。会えるといいなとかすかな期待 をもってゆっくりと見ながら歩いていたら、ミズ イロオナガシジミが目に入り、夢中で撮りました。 これで十分とふと右へ目をやると、居ました。ウ ラナミアカシジミです。1mほどしか離れていま せん。確認でいいからと、慌てて撮りました。や ったねと思ったら、樹冠の方へ飛び去ってしまい ました。ミズイロオナガシジミは、しばらくじっ としていました。 ウラナミアカシジミは、数年前に、北本自然観 察公園と野田市の理窓会記念自然公園で出会って 撮っていますが、草加で撮ったことに価値がある んですね。 調べてみると、『草加市史 自然・考古編』に は近隣の越谷、川口、八潮の記録はなく、北本の 記録があるだけでした。 ①ミズイロオナガシジミ 特徴:大きさ(前翅長)11-18mm。時期 6月 翅の裏面は灰白色で、後翅のVサイン模様と長 い尾状突起が目立つシジミチョウ。 コナラやクヌギの多い雑木林で見られる。日中は 不活発で、コナラなどの樹上の葉陰で休んでいる。 幼虫の食草は、クヌギ、コナラ、ミズナラ、カシ ワなど。 ②ウラナミアカシジミ 特徴:大きさ(前翅長)16-22mm。 時期 6月 ロシア沿海州、中国、朝鮮半島、日本に分布す る。平地、丘陵地、低山地の雑木林などに生息す る。成虫は初夏のみ発生する。夏に生まれた卵が そのまま越冬して翌年の春にやっと孵化しその年 に発生。翅裏は薄いオレンジ地、その上に角ばっ た黒点をちりばめたような特徴あるウラナミシジ ミに似た模様。後翅の紅角は赤く、黒い尾状突起 の先端が白くなる。翅表はオレンジ一色。幼虫の 食草は、クヌギ、アベマキ、ウバメガシなど。 4月初旬、ツミが昨年より半月も早く、獨協大 学に戻ってきた。 今年の営巣は何処にするのだろうと興味津々で あったが、周りを飛び回っているだけで、なかな かその気配はない。ある日小枝をくわえて昨年の 巣の中に入った姿を目にした。 それからしばらく経った4月22日に抱卵してい る様子を確認する。この時点では卵が何個かは分 からず、大学側の計らいで5月22日に棟の3階から 撮影させて頂くと、3個の卵が確認された。 その後、順調に3羽が巣立ちしたが、不運にも1 羽のヒナが巣立ち後に行方不明になった。 残った2羽も心配されたが、今では自力で餌を獲 るようになり、もうすぐ旅立の時を迎えます。

○わたしは、ウラナミアカシジミ

です。

村木 浩一さん

○ツミの子育て観察記

近岡 勝夫さん ① ②

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4/22 ツミが抱卵しているのを確認する。 4/24 夕方、母親が抱卵中にカラスに襲われ、近 くにいた獨協大学の教員が保護し、川口「どうぶ つのセンター病院」で様子をみることになったと 大学から連絡があり、どの程度の状態なのか、事 態によってはこのまま大学に戻ってこないのかと 頭をよぎる。すぐに大学へ向かうと、事の成り行 きを知らない雄が相手(雌)を探し求めている姿 を目にする。またこの日の夜は雨が降り、残され た卵の状態(雨で冷える)が心配でもあった。 4/25 一晩「どうぶつのセンター病院」で経過を みたが、幸い放鳥に問題ないとして、夕方4時過 ぎに獨協大学の芝生広場で放す。元の巣に戻るか と心配したが、しばらく周りを飛び回っていたが、 無事に巣に戻って行った。 5/24 待ちに待ったヒナの誕生だ(3羽) 母親がカラスに襲われ、そのうえ卵は雨に晒さら されるなど孵化ふ かが難しいかと思われたが、大事 に至らずに済んだ。 5/28 順調に生育し、羽毛も黒褐色に変わってき た。 6/14 ヒナも大きくなり、巣の中も狭く羽ばたき をしたら落ちそうになる。 (写真右側のヒナ、巣立ち後カラスに襲われた か?未だに見つかっていない。) 6/19 巣立ちから12日目、日増しに猛禽もうきんらしくな ってきた。

(10)

クビアカツヤカミキリ(以下カミキリ)は草加 で発見されてから6年目で、特定外来生物(日本 の生態系に甚大な被害をもたらす恐れのある生き もので、国の許可なく飼育・移動などが禁止され ている外来生物)に指定されました。既に草加で は40数本のサクラがなくなりました。 初めに発見された葛西用水では、伐採・市民と 市の協働パトロール成虫駆除・ネットによる拡散 防止・薬剤注入などの駆除・防除活動の結果、激 減したと思われますが、2∼3年の間幼虫で過ごす 昆虫ですからまだ油断は出来ません。 昨年より新たな場所での被害が確認されていま す。新しく成虫・フラスが確認されているのは、 散歩などで人の目が多い街路樹や公園などまとま ったサクラのある場所以外の場所、企業地内、私 有地など数本のサクラからの被害が多く出ていま す。 現在、草加市とその周辺で確認された場所につ いてはマップにその位置を示しています。マーク された近所にお住まいの生きもの調査員の方々に お願いです。私たちの町のサクラを守るために、 成虫(6∼7月末)とフラス(4∼10月)発見にご 協力ください。そのため周囲のサクラやモモなど を見てください。カミキリやフラスが見つけられ るかもしれません。また何もなかったことも重要 情報ですからぜひご報告下さい。報告先はくらし 安全課(048-922-3642)まで、見つけた場所(被 害木が特定できるように)と日時を報告してくだ さい。成虫についてはその場で殺処分してくださ い。(全て情報は市と共有しています。) 草加からクビアカツヤカミキリを根絶するには、 早期発見、早期対策が重要です。 なお、埼玉県では、埼玉のサクラを外来昆虫か ら守ろう!「クビアカツヤカミキリ発見大調査」 がスタートし、参加者を募集しています。(参加 方法は埼玉県政ニュース6月13日発表に)

○6年目のクビアカツヤカミキリ(葛

西用水は減、されど新たに

!!

加納 正行さん クビアカツヤカミキリ フラス(糞と木屑が混ざったミンチ 状に固まっている事が多い)

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トピックス

私は、昨年9月からそうか生きもの調査員とし て活動しており、春のツバメの調査を楽しみにし ていた。 巣は、獨協大学前駅付近で4か所確認できた。 その1つが、駅の東口と西口を結ぶコンコースの 天井照明灯の設置台の上で、下は多くの人が通行 する場所だ。落ちてくる糞に注意してもらうため、 駅員さんにカラーコーンを置いてもらったが、数 日後、何かの事情のためと想像するが、誰かが巣 を撤去していた。残念だが、人込みの中での共存 は、確かに厳しいものがある。 ところが、数日後には、同じ照明灯の少し位置 を変えた場所に再び巣ができていた。今度こそ失 敗しないように、巣の下に糞受けが設置できない か、公益財団法人埼玉県生態系保護協会草加・八 潮支部として正式に駅事務室に相談に行った。糞 受けは東武鉄道側で設置するという回答をいただ き、早速、でき上がった。写真① 「お邪魔してます ツバメ子育て奮闘中」とい うキャプションが付いている。このキャプション はとても効果的で、ありがたかった。東武鉄道の ツバメに対する理解と見守りの気持ちが一目で 「見える化」された。 以来、駅の利用者やコンコースを通る地元の人 たちの中にツバメ見守り隊が誕生した。ツバメの 様子を子どもに教える父母たち、なつかしそうに 見上げるご年配の方、改札を出て巣の様子を確認 してから家路につく方、写真をとる若い方、巣に いたずらをしかけた人を注意する方など、たくさ んの目が見守っている。ツバメのために巣のそば の蛍光灯を消している東武鉄道の心遣いもある。 現在(6/28)は写真②のような状況で、もう すぐ巣立ちだ。ツバメの寿命は1∼2年、来年戻っ てこられる確率は3割程度だそうだ。獨協大学前 駅の構内にほっこりと暖かな空間が生まれたが、 できるならば、来年の営巣は委細面談でお願いし たいとも思う。ツバメの見守りで、忘れがたい時 間を過ごしている。 そうか公園完成から27年経過し、公園内修景池 の水質悪化が生じ、さまざまな外来種の生息も確 認されるようになりました。 そこで、平成29年12月18日、テレビ東京「池の 水ぜんぶ抜く大作戦」の協力を得て、修景池(南 側)のかいぼりを行いました。作業者は約100人。 早朝氷が張るほどの寒さのなか、長年堆積した

◆ありがとう ツバメ見守り隊の皆

さん

河村 惠子さん

◆池の水ぜんぶ抜く大作戦終了

事務局 ② ①

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ヘドロに足を取られながら、外来種の駆除及び不 法放棄バイク1台の回収を行いました。作業終了 後は、池の天日干しによる水質改善を図りました。 さらに、平成30年5月20日には、前回水を抜か なかった北側の修景池で、第1弾同様にテレビ東 京の協力によりかいぼりを実施しました。初夏を 思わせるような陽気のなか、タレントや地元青年 会ほか約200人が、胸までヘドロにつかりながら 作業をしました。また捕獲した外来種や在来種の 一部を展示し、見学者の関心を集めました。多く の外来種のほか、不法放棄自転車2台、タイヤ1個 を回収し、作業後は池を天日干しにしました。 全2回の作戦により、池の水質はかなり改善さ れつつあります。しかし、多くの外来種を駆除で きた反面、すべての在来種や水生生物などを救済 できなかったことが悔やまれます。今後、この池 で生態系がどう再び構築されていくか見守ってい きたいと思います。なお、捕獲種及び数は16ペー ジをご覧ください。 私が住んでいる瀬崎町は、南に東京都足立区と 毛長川を境に接し、西に東武線、北に市営吉町テ ニスコート、東に記念体育館脇の伝右川に囲まれ たところです。日ごろの健康維持のため、マイコ ースとして川沿いを歩き、伝右川排水場を中心に 野鳥観察をしてきました。 そうか生きもの調査に参加し2年がたち、野鳥 だけではなく野草や昆虫にも目が向くようになり ました。今まで気が付かなかった花や蝶などに関 心が行くようになり「これは何?」と今更ながら 知らないことが多いのに気づかされます。 最近になって発見したことなのですが、今年の 4月末頃から今まで見たことがなかったコウモリ が2羽、夕暮れ時に飛ぶようになりました。ご近 所の方に聞くと、最近古い家屋が解体されコウモ リの死骸が落ちていたそうです。それも理由の一 つでしょうか? 野鳥以外の生き物に関心が行くようになってか ら、近所の方に教えていただくこともいろいろあ ります。例えばハクビシンが夜になると畑のブロ ッコリーを食い荒らすこと、ツバメの巣があるこ となどなど、地元の生き物について話し合うよう になりました。 これからも歩ける限り私の散歩は続きます。伝 右川沿いのクワやヤマグミのおいしそうな実を、 ムクドリやスズメに交じって口に入れて水分補 給?したり、歩きながら上を見たり下を見たり、 私の健康ウォーキングは一層忙しくなりました。

私の生きもの観察路

○瀬崎地域を歩く

坂庭 みつ枝さん かいぼり作業(5月) 捕獲魚の観察ブース(5月)

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個別調査結果(平成30年4月∼6月)

区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第1 0区域 確 認 数 1 在来タンポポ ○ ○ 2 2 セイヨウタンポポ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 3 セイタカアワダチソウ ○ 1 4 カントウヨメナ 0 5 キタミソウ 0 6 スミレ類 ○ ○ ○ ○ 4 7 ミゾソバ ○ 1 8 イヌタデ 0 9 ツユクサ ○ ○ ○ ○ 4 10 ヨシ(アシ) ○ ○ 2 11 ハンノキ ○ 1 12 エノキ ○ ○ 2 13 クヌギ ○ ○ 2 14 幹周り2m以上の樹木 ○ ○ 2 15 メジロ ○ ○ ○ 3 16 キジバト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 17 コサギ ○ 1 18 カルガモ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 19 カワセミ ○ ○ ○ 3 20 コゲラ ○ ○ 2 21 ツバメ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 22 ツバメの巣 ○ ○ ○ ○ ○ 5 23 ハクセキレイ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 24 モズ ○ ○ 2 25 ツグミ ○ 1 26 オオヨシキリ ○ ○ ○ 3 27 シジュウカラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 28 オナガ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 29 モンシロチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 30 アゲハチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 31 アオスジアゲハ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 32 ナガサキアゲハ ○ 1 33 ツマグロヒョウモン ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 34 アカボシゴマダラ ○ ○ ○ 3 35 カ ブ ト ム シ 0 36 ニイニイゼミ 0 37 クマゼミ 0 38 ツクツクボウシ 0 39 オオカマキリ ○ ○ ○ 3 40 シオカラトンボ ○ ○ ○ ○ ○ 5 41 トノサマバッタ ○ 1 42 アマガエル ○ ○ ○ 3 区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第10区域 確認数 12 2 13 17 5 14 11 21 29 15 昆 虫 ・ 蝶 ・ そ の 他 植 物 鳥

5月 区域別一覧

区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第10 区域 確 認数 1 在来タンポポ ○ ○ ○ ○ ○ 5 2 セイヨウタンポポ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 10 3 セイタカアワダチソウ ○ ○ 2 4 カントウヨメナ 0 5 キタミソウ 0 6 スミレ類 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 7 ミゾソバ 0 8 イヌタデ 0 9 ツユクサ 0 10 ヨシ(アシ) ○ ○ 2 11 ハンノキ ○ ○ 2 12 エノキ ○ ○ 2 13 クヌギ ○ ○ 2 14 幹周り2m以上の樹木 ○ ○ 2 15 メジロ ○ ○ ○ ○ 4 16 キジバト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 17 コサギ ○ ○ ○ 3 18 カルガモ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 19 カワセミ ○ ○ ○ ○ ○ 5 20 コゲラ ○ ○ ○ 3 21 ツバメ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 22 ツバメの巣 ○ ○ ○ ○ 4 23 ハクセキレイ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 24 モズ ○ ○ ○ 3 25 ツグミ ○ ○ ○ ○ ○ 5 26 オオヨシキリ 0 27 シジュウカラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 28 オナガ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 29 モンシロチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 30 アゲハチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 31 アオスジアゲハ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 32 ナガサキアゲハ ○ ○ ○ ○ 4 33 ツマグロヒョウモン ○ ○ ○ ○ ○ 5 34 アカボシゴマダラ ○ 1 35 カ ブ ト ム シ 0 36 ニイニイゼミ 0 37 クマゼミ 0 38 ツクツクボウシ 0 39 オオカマキリ ○ ○ 2 40 シオカラトンボ ○ ○ 2 41 トノサマバッタ 0 42 アマガエル ○ ○ ○ ○ 4 区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第10区域 確認数 12 6 2 4 1 3 4 1 1 9 2 1 29 20 昆 虫 ・ 蝶 ・ そ の 他 植 物 鳥

4月 区域別一覧

(14)

注)報告のとおり記載しています。 ○調査区域 区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第1 0 区域 確 認数 1 在来タンポポ ○ 1 2 セイヨウタンポポ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 3 セイタカアワダチソウ ○ 1 4 カントウヨメナ ○ ○ ○ 3 5 キタミソウ 0 6 スミレ類 ○ ○ 2 7 ミゾソバ ○ 1 8 イヌタデ ○ ○ ○ 3 9 ツユクサ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 10 ヨシ(アシ) ○ ○ 2 11 ハンノキ ○ ○ 2 12 エノキ ○ ○ 2 13 クヌギ ○ 1 14 幹周り2m以上の樹木 ○ 1 15 メジロ ○ ○ 2 16 キジバト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 17 コサギ ○ ○ ○ 3 18 カルガモ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 19 カワセミ ○ 1 20 コゲラ ○ ○ ○ 3 21 ツバメ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 22 ツバメの巣 ○ ○ ○ ○ ○ 5 23 ハクセキレイ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 24 モズ ○ 1 25 ツグミ ○ 1 26 オオヨシキリ ○ 1 27 シジュウカラ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 28 オナガ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 29 モンシロチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 30 アゲハチョウ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 31 アオスジアゲハ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 32 ナガサキアゲハ ○ ○ ○ 3 33 ツマグロヒョウモン ○ ○ ○ ○ ○ 5 34 アカボシゴマダラ ○ ○ 2 35 カ ブ ト ム シ 0 36 ニイニイゼミ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6 37 クマゼミ 0 38 ツクツクボウシ 0 39 オオカマキリ ○ ○ 2 40 シオカラトンボ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 41 トノサマバッタ ○ ○ 2 42 アマガエル ○ ○ 2 区分 № 調査種 第1区域 第2区域 第3区域 第4区域 第5区域 第6区域 第7区域 第8区域 第9区域 第10区域 確認数 1 5 7 2 1 1 8 4 1 1 1 1 2 7 2 6 1 1 昆 虫 ・ 蝶 ・ そ の 他 植 物 鳥

6月 区域別一覧

区域 町   名 1 瀬崎 2 谷塚、谷塚町 3 谷塚上町、谷塚仲町、両新田東町、両新田西町、新里町、遊馬町、 柳島町 4 吉町、手代町、中央、高砂、住吉、神明 5 草加、西町、氷川町 6 稲荷、青柳1丁目 7 松江、弁天、栄町、中根、八幡町 8 旭町、新善町、金明町、清門、長栄、新栄 9 青柳(1丁目を除く)、青柳町、柿木町 10 松原、花栗、苗塚町、小山、北谷、北谷町、原町、学園町

(15)

○42種以外の生きもの 注)詳細は市ホームページに掲載

第1・2回そうか生きもの集合調査 観察リスト

30年度第1回 ・開催日 平成30年4月21日(土) ・場 所 柿木田んぼ ・調査種 植物中心 ・参加者 57人(うち子供10人) 第2回 ・開催日 平成30年5月13日(日) ・場 所 柿木田んぼ ・調査種 鳥 ・参加者 50人(うち子供7人) ○第1回 ○第2回 調査種 11種確認 調査種 6種確認 ○第2回(5月13日) 調査種以外 13種確認     月 区分 4月 5月 6月 植物 169 (内、外来70 種) 194 (内、外来86 種) 191 (内、外来82 種) 鳥 33 28 15 昆虫等 51 66 63 計 253 288 269 区 分 № 生 き も の 名 № 生 き も の 名 1 イソシギ 8 チュウサギ 2 カワウ 9 チュウシャクシギ 3 カワラヒワ 10 ハシボソガラス 4 キアシシギ 11 ヒバリ 5 コチドリ 12 ムクドリ 6 スズメ 13 ムナグロ 7 ダイサギ 鳥 1 3 種 区 分 № 生 き も の 名 16 キジバト 18 カルガモ 21 ツバメ 23 ハクセキレイ 26 オオヨシキリ 28 オナガ 鳥 6 種 区 分 № 生 き も の 名 2 セイヨウタンポポ 6 スミレ類 10 ヨシ(アシ) 16 キジバト 17 コサギ 18 カルガモ 21 ツバメ 25 ツグミ 29 モンシロチョウ 40 シオカラトンボ 42 アマガエル 植 物 3 種 鳥 5種 昆虫 等3種

(16)

○第1回(4月21日) 調査種以外 95種確認

◆池の水ぜんぶ抜く大作戦 捕獲種一覧 (記事 11ページ参照)

・捕獲場所 そうか公園修景池 ■在来生物 ■外来生物 № 種 名 H 2 9 .1 2 .1 8 H3 0 .5 .2 0 1 イシガメ 1 2 ウチワヤンマ(ヤゴ) 4 3 エビ類 65 916 4 オオヤマトンボ(ヤゴ) 14 5 コシアキトンボ(ヤゴ) 91 6 シオカラトンボ(ヤゴ) 8 7 スッポン 2 8 ナマズ 1 9 ニホンウナギ 1 10 ヌマガイ 1 1 11 ヌマチチブ 257 528 12 モクズガニ 2 13 モツゴ 1,540 443 14 ヨシノボリ 232 1,863 2,244 合計 № 種 名 H2 9 .1 2 .1 8 H3 0 .5 .2 0 1 ミシシッピアカミミガメ 7 32 2 アメリカザリガニ 48 3 イロゴイ 4 4 オオクチバス 319 248 5 クサガメ 5 11 6 ゲンゴロウブナ 51 104 7 コイ 263 337 8 ブルーギル 2,753 1,202 9 フロリダアカハラガメ 1 3,398 1,987 合計 区 分 № 生 き も の 名 № 生 き も の 名 № 生 き も の 名 1 アイノコセイヨウタンポポ 26 コメツブツメクサ 51 ノボロギク 2 アキニレ(株) 27 コモチマンネングサ(株) 52 ノミノツヅリ 3 アメリカフウロ 28 シャリンバイ 53 ハコベ 4 アレチギシギシ 29 シロツメクサ 54 ハタケニラ 5 イヌホオズキ 30 シロバナユウゲショウ 55 ハナイバナ 6 イヌムギ 31 スイバ 56 ハナニラ 7 エノコログサ 32 スカシタゴボウ 57 ハハコグサ 8 オオイヌノフグリ 33 スギナ 58 ハルジオン 9 オオジシバリ 34 スズメノエンドウ 59 ヒエガエリ 10 オオスズメノカタビラ 35 スズメノカタビラ 60 ヒメオドリコソウ 11 オッタチカタバミ 36 スズメノチャヒキ 61 ヒメジョオン 12 オニタビラコ 37 スズメノテッポウ 62 ヒメスイバ 13 オニノゲシ 38 タチイヌノフグリ 63 ヘラオオバコ 14 オランダミミナグサ 39 タチチチコグサ 64 ホトケノザ 15 カズノコグサ 40 タネツケバナ 65 ホソムギ 16 カタバミ 41 タマミゾイチゴツナギ 66 マツバウンラン 17 カラスノエンドウ 42 チガヤ 67 マメグンバイナズナ 18 キツネアザミ 43 トキワハゼ 68 ミズオオバコ(幼苗) 19 キュウリグサ 44 ナガバギシギシ 69 ムシクサ 20 クワ(実) 45 ナガミヒナゲシ 70 ムラサキカタバミ 21 グンバイナズナ 46 ナズナ 71 ムラサキサギゴケ 22 ケキツネノボタン 47 ニワゼキショウ 72 ムラサキツメグサ 23 コイヌガラシ 48 ヌマトラノオ(株) 73 ヤエムグラ 24 コオニタビラコ 49 ネズミノムギ 74 ユウゲショウ 25 コメツブウマゴヤシ 50 ノゲシ 75 ヨモギ(葉) 1 カワラヒワ 6 ハシブトガラス 2 キジ 7 ハシボソガラス 3 スズメ 8 ヒバリ 4 ダイサギ 9 ヒヨドリ 5 チュウサギ 10 ムナグロ 1 オオアオイトトンボ 6 ナミテントウ 2 カナヘビ 7 ベニシジミ 3 キタテハ 8 ホソミオツネントンボ 4 コシアキトンボ 9 モンキチョウ 5 ナナホシテントウ 10 ヤマトシジミ 昆 虫 ・ 蝶   ・ そ の 他 1 0 種 鳥 1 0 種 植 物 7 5 種

(17)

そうか生きものミニ集合調査 観察リスト

・開催日 平成30年6月9日(土) ・場 所 谷塚治水緑地・辰井川周辺 ・調査種 植物中心 ・参加者 17人(うち子共1人) ○調査種 11種確認 ○調査種以外 92種確認 区 分 № 生 き も の 名 6 スミレ類 9 ツユクサ 12 エノキ 16 キジバト 18 カルガモ 21 ツバメ 29 モンシロチョウ 30 アゲハチョウ 31 アオスジアゲハ 34 アカボシゴマダラ 40 シオカラトンボ 鳥 3 種 植 物 3 種 昆 虫 等 5 種 区 分 № 生 き も の名 № 生 き も の名 生 き も の名 1 アイオオアカウキクサ(シダ) 24 カモジグサ 47 ニワゼキショウ 2 アイノコタンポポ 25 カワヂシャ 48 ネズミノオ 3 アカジソ 26 キヅタ 49 ネズミムギ 4 アカメガシワ 27 ギョウギシバ 50 ノゲシ 5 アゼナルコ 28 クサイ 51 ノブドウ 6 アメリカオニアザミ 29 クワの実 52 ノボロギク 7 アメリカフウロ 30 ケキツネノボタン 53 ヒエガエリ 8 アレチギシギシ 31 コニシキソウ 54 ヒナキキョウソウ 9 アレチヌスビトハギ 32 コヒルガオ 55 ヒメガマ 10 アレチノギク 33 コマツヨイグサ 56 ヒメジオン 11 イヌビエ 34 シマスズメノヒエ 57 ヒメツルソバ 12 イヌホオズキ 35 シロツメクサ 58 ヒルザキツキミソウ 13 イヌムギ 36 スギナ(シダ) 59 ビロウドモウズイカ 14 イヌワラビ(シダ) 37 セイタカハハコグサ 60 ヘクソカズラ 15 イモカタバミ 38 ゼニアオイ 61 ヘラオオバコ 16 ウラジロチチコグサ 39 タチチチコグサ 62 マメグンバイナズナ 17 エノキグサ 40 チガヤ 63 ミコシガヤ 18 エノコログサ 41 ツメクサ 64 メヒシバ 19 オオエノコロ 42 トキワハゼ 65 メマツヨイグサ 20 オオスズメノカタビラ 43 ドクダミ 66 メリケンカヤツリ 21 オキジムシロ 44 ナガバギシギシ 67 ヤブガラシ 22 オシロイバナ 45 ナガミヒナゲシ 68 ユウゲショウ 23 カタバミ 46 ナツヅタ 69 ヨーロッパタイトゴメ 1 アオサギ 4 バン 2 カラス 5 ムクドリ 3 スズメ 1 アオモンイトトンボ 10 セイヨウミツバチ 2 ウシガエル(声) 11 ダンゴムシ 3 クロベンケイガニ 12 ナミテントウムシ(幼虫) 4 ゲンゴロウブナ(ヘラブナ) 13 ヒメアメンボ 5 コイ 14 ベニシジミ 6 コシアキトンボ 15 ボラ(稚魚) 7 コノシメトンボ 16 ミシシッピアカミミガメ 8 アメリカザリガニ 17 モンキチョウ 9 ショウジョウトンボ 18 ヤマトシジミ 鳥 5 種 昆 虫・ 蝶 ・ そ の 他 1 8 種 植 物 6 9 種

(18)

集合調査のご案内

・日 時 平成30年12月8日(土) 9時∼正午 ・集合場所 新田西文化センター 清門3-49-1 ☎942-0778 ・集合時間 8時50分 ・内 容 綾瀬川の野鳥を調べます。 ・申 込 み 12月6日(木)までに環境課へ ・交 通 新田駅東口 朝日バス 8:17発 新栄団地行き長栄南バス停下車徒歩4分 8:28発 獨協大学前駅西口行き新善町バス停下車 徒歩4分 ※出来るだけ公共交通機関をご利用ください。 ■高野 信一さん

ショウジョウトンボ(柳島治水緑地) カルガモ(辰井川沿い田んぼ) スッポン(辰井川) ■近岡 勝夫さん ■草野 美津枝さん

チョウトンボ(そうか公園) ミゾカクシ(稲荷5丁目田んぼ) 読者の皆さんが撮影した生きものの写真を募集しています。草加市内で撮影した1年以内の写真で、 氏名、題名、撮影日、撮影場所を明記し、事務局までメール等でお願いします。なお、誌面の都合により、 掲載できない場合がありますのでご了承ください。 新田西文化センター案内図

読者からの投稿写真

写真大募集

(19)

○植物

ミゾソバ イタドリ アレチウリ(特定外来生物)

○鳥

エナガ エゾビタキ ツツドリ

○昆虫

セグロアシナガバチ アキアカネ ツマグロヒョウモン

そうか生きものだより編集委員会委員 菅 藤男 近岡 勝夫 村木 浩一 草野 美津枝 ※より充実した生きものだよりをお届けする ため、編集委員を募集しています。お気軽に 環境課まで連絡してください。 【編集後記】 「そうか生きものだより」第5号をお届けし ます。今年の夏は、7月23日に熊谷市で、国内 の観測史上最高を約5年ぶりに更新する41.1 度を記録し、気象庁は「一つの災害と認識」 と発表する猛暑が続いています。給水と適切 なエアコンの使用などにより、熱中症になら ないよう十分気を付けて、暑い夏を乗り越え ましょう。 [K]

これからよく見られる生きものたち

(20)

【モツゴ】

コイ目コイ科ヒガイ亜科 全長8cm前後。関東ではクチボソと呼ぶ。 雑食性で繁殖期は春から初夏と長く、環境への適応力も高い。 汚濁の進んだ都市部の河川や池でも定着している。 草加市でも観察することができる数少ない在来種。 イラスト:石井 実さん

参照

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