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A) 将来の装輪自走高射機関砲
１ 対象となる装備品
1985 年米陸軍の本格的な自走高射機関砲 M247 Sergeant York DIVAD（Division Air Defense：師団防空）の配備がキャンセルされて以来、西欧諸国での自走高射機関砲に 対する関心は極めて低調となり、さらに冷戦終結と世界各地で繰り広げられる非対称戦 はこの風潮を促進した。 そのため現在世界各国で装備されている自走高射機関砲はほとんどが冷戦以来の旧 式装備であり新規開発された装備品は見当たらない。そこで、装備化はされていなくて も21 世紀に入って開発された自走高射機関砲について調査した結果、独 Rheinmetall 社開発のSkyRanger および仏 Thales 社開発の RAPIDFire が該当した。
SkyRanger も RAPIDFire も対空用機 関砲の 無人砲塔シ ステムを メインに SkyRanger は装輪、装軌の各種装甲車に、RAPIDFire は欧州仕様の大型装甲トラック に搭載するシステムであり、装輪自走高射機関砲の対象装備品に選定できる。そのほか 対象となりうる装備品が見当たらないことからこの2 機種を対象装備品として検討する。 ２ 対象装備品の検討 （１）SkyRanger（独 Rheinmetall 社） ア 全般
Rheinmetall 社は傘下になったスイス Oerlikon Contraves 社が開発した 35mm 機関砲 35/1000 Revolver Gun、X バンド捜索、追尾レーダを有する射撃 統制装置（FCS：Fire Control System）を使った SHORAD（Short Range Air Defense：短距離防空）システム 35mm Skyshield が 2000 年代前半開発した。
Rheinmetall 社はこの Skyshield を車載化した自走対空戦闘システム SkyRanger を開発、2006 年に公表し、その後各種展示会で展示を行っている。
SkyRanger は、車内から指揮官および射手が操作する無人砲塔システムであり、 装輪および装軌の各種装甲車両に搭載できるとしている。なお、各種展示会では 8X8 装輪装甲車である MOWAG Piranha III、Boxer に搭載したモデルを展示し ている。なお、現時点でSkyRanger を採用した国はない。
図1 に展示会で展示された Piranha III および Boxer 搭載の SkyRanger を示 す。
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8X8装輪装甲車Piranha III に搭載したSkyRanger 8X8装輪装甲車Boxerに搭載したSkyRanger 図1 8X8 装輪装甲車 Piranha III および Boxer に搭載した SkyRanger 外観1)
イ システム構成
SkyRanger は、Radar System & Control Centre、Gun System および Missile Launcher System の各搭載車 両から構成される（図2）
（ア）Radar System & Control Centre
3 次元捜索レーダ、標定レーダお よび射撃統制装置を搭載している。 捜索レーダは、航空機20km、ミサ イル10km から探知可能な性能を有 する。 また、射撃指揮装置は
Gun System および Missile Launcher System 搭載車両の射撃 を最大6 両まで統制する機能を有す
る。図3 に Radar System & Control Centre 搭載車両の構想図を示す。 （イ）Gun System
35/1000 Revolver Gun および光学目標標定装置を無人砲塔に装備し、車内 の乗員が遠隔操作する。Gun System 搭載車の詳細については機能・性能の項 に記載する。
（ウ）Missile Launcher System
Rhenmetall 社の ASRAD（Atlas Short Range Air Defence System）（独名 LeFlaSys：Leichtes Flugabwehrsystem）近距離 SAM を搭載した車両。Stinger などの各種近距離SAM を 4 連装発射機に搭載し、搭載した光学目標標定装置 またはRadar System & Control Centre 搭載車からの無線データリンクによ 図2 SkyRanger のシステム構成2)
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り射撃を行う。図3 に Missile Launcher System 搭載車両の構想図を示す。
Radar System & Control Centre
搭載車両
Missile Launcher System
搭載車両
図3 SkyRanger の Radar System & Control Centre および Missile Launcher System 搭載車両構想図3)
ウ 機能・性能4)5)6)
Radar System & Control Centre 搭載車両については情報がほとんど公開され ていないため、ここではGun System 搭載車両について記述する。 （ア）砲塔システム 機関砲、弾薬、光学目標追尾装置および旋回俯仰装置を搭載、全て車内の乗 員により遠隔操作する無人砲塔 機関砲：35mm 機関砲 35/1000 Revolver Gun 搭載弾薬：220 発 センサ：光学目標追尾装置（赤外線カメラ、CCD カメラ、レーザ測距装置） により昼夜間全天候での近距離対空戦闘が可能 旋回・俯仰機構：旋回 360°、俯仰 -5°～+85° （イ）機関砲諸元 機関砲の外観および機関砲の諸元を図4 に示す。 口径：35mm 型式：ガス利用4 薬室レボルバ―機関砲 発射速度：最大1,000 発／分（単射、200 発／分切替） 使用弾種：AHEAD ：このほかAPFSDS-T、FAPDS-T も射撃可能であるが、二重給弾 方式でないため、砲塔の弾倉の中を入れ替える必要がある。 AHEAD の構造、原理および APFSDS-T、FAPDS-T 外観を図 5 に示す
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35/1000 Revolver Gun
図4 機関砲の外観および機関砲本体諸元4)
APFSDS-T
（Armor Piercing Fin Stabilized Discarding Sabot-Tracer）
初速1417m/s
FAPDS-T
（Frangible Armor Piercing Discarding Sabot-Tracer）
初速1400m/s AHEAD （Advanced Hit Energy And Destruction）：初速1050m/s
図5 AHEAD の構造、原理および APFSDS-T、FAPDS-T 外観4)5) （ウ）性能 最大射程：対空目標 4,000m ：対地目標 直射火器であるため地形の影響を受けるほか、弾種 （AHEAD、APFSDS-T、FAPDS-T：いずれも運動エネルギー弾）、 目標の種類（装甲車両などの硬目標から人員・資材などの軟目標 まで種々想定される）により異なるが、一般に2,000m 程度の目 標に対して効果があると推定される。 命中精度：不明 （注）対空目標に対する火器の効果は通常 SSHP（single-shot hit probability：一弾命中確率）でなく弾丸威力も含めた SSKP （single-shot kill probability：一弾撃破確率）または 1 バー スト射撃のKP（kill probability, probability of kill：撃破確 率）で表される。SSKP、KP は目標条件、射撃条件に基づい たシミュレーションにより求められるが、システムの性能の
5 核心であるため公開されることはない。 （エ）機動性能 SkyRanger は、装輪、装軌の各種装甲車に搭載可能な砲塔システムとしてい るため、搭載車両によりSkyRanger のシステムを搭載した状態での最大速度、 航続距離などの性能が異なるため不明である。 エ 価格 価格に関する情報は公開されておらず不明である。 また搭載車両の選定が必要であるが、車両により価格が異なる。対空システム として捜索レーダ・標定レーダ・FCS （Radar System & Control Centre）搭載 車両も一定数整備する必要があるが、これについても公開情報がないため不明で ある。 オ 導入に際しての懸念事項 （ア）経費の観点 調達単価が不明であり、為替変動の影響を受けやすくリスクがある。 契約相手方との調整に依存する面が大であるが、特に搭載車両の選定、捜索 レーダ・標定レーダ・FCS 搭載車両の数量により調達価格は大きく変動する可 能性がある。 （イ）整備性の観点 欧州装備品は一般的に高温多湿の環境に対する対策が不十分な面があり、構 成品のうちの小部品、材料レベルで高温多湿環境の中で変質、劣化を起こすよ うな成分が存在する可能性は否定できない。しかも小部品、材料レベルのため 事前のチェックが難しく、往々にして不具合が発生して初めて判明するといっ たことになる。導入に際してはこのようなリスクも存在するということを認識 する必要があると思われる。 そのほか、輸入に関連して情勢変化による取引停止の可能性、部品調達困難 の可能性がある。特に車両部品については車種、装備化時期により部品枯渇の リスクが想定される。
（２）RAPIDFire（仏 Thales 社、機関砲は CTA International 社） ア 全般
Thales 社は 2012 年 6 月装甲トラックに機関砲砲塔を搭載した自走高射機関砲 RAPIDFire を公開した。RAPIDFire は英仏合弁の CTA International 社製 40mmCTA 機関砲および新開発の対空弾 AA-AB、光学目標追尾装置を備え航空 機、ヘリコプター、各種UAV（Unmanned Aerial Vehicle：無人航空機）に対し 有効な近距離高射機関砲であるとThales 社は主張している。
イ システム構成
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できるが、装甲トラックに搭載した捜索標定レーダCONTROLMaster 60 および 対空指揮統制装置CONTROLView と連接して機動性の高い防空システムを構成 することができる。
図6 に ControlMaster60 、RAPDFire および ControlView を示す。
CONTROLMaster 60 RAPIDFire
CONTROLView車内
図6 ControlMaster 60、RAPIDFire の外観および CONTROLView の車内7)8)9)
ウ 機能・性能 （ア）RAPIDFire7)
近距離において、航空機、各種UAV、ホバリング中のヘリ、巡航ミサイルな どに対し有効な自走高射機関砲、操作要員2 名
－機関砲（図7 参照）
・口径、型式：40mm CTA（Cased Telescoped Ammunition）機関砲 ・特徴：口径40mm の機関砲として非常にコンパクトであるが、薬きょう内 に弾丸が収納された円筒形弾薬のため、送給弾システムは通常の機 関砲に較べ機構的に難しく発射速度は限界がある。 ・発射速度：200 発／分 ・搭載弾薬：砲塔内140 発、車両内 80 発 25～30mm級機関砲 の大きさm
7 図７ 40mmCTA 機関砲外観および各種口径機関砲との比較10) －弾薬（図8 参照） ・弾種：対空用 AA-AB（AHEAD と同様タングステン弾子を内蔵、目標近 傍で放出する方式の弾丸） ：対地用APFSDS、GPR-PD、GPR-AB ・有効射程：対空 4,000m、対地 2,500m ・特徴：薬きょう内に弾丸が収納された構造のため同口径弾薬に較べ極めて 小型となる。ただし、発射後弾丸が腔線に接触するため、弾道のバ ラつきが生じやすい欠点があり、この是正が実用化の鍵となる。 40mm CTAと各種口径の機関 砲弾薬の比較 30mm 35mm 40mm 40mm CTA 40mm CTA弾種一覧 図8 40mmCTA 機関砲用弾薬および各種口径機関砲弾との比較10) －光学目標追尾装置 ・昼間用CCD カメラ、夜間用 IR カメラ、レーザ測距装置装備 ・ジャイロにより安定化した架台に搭載 ・IR カメラの検知距離：18km 以上 －機動性能11)
Mercedes-Benz Unimog 6x6 U2450 cross-country truck に踏査した場合 の機動性能
・航続距離：600km ・最高速度：95km/h （イ）ControlMaster 608)
8 －探知距離：80km 以上（探知空域模式図を図 9 に示す） －追尾可能数：対空目標200 以上 －目標速度：1,200m/s 以上に対応 －操作要員：2 名 図9 CONTROLMaster 60 の探知空域模式図8) （ウ）CONTROLView9) CONTROLView は、地域の防空システムとして複数のレーダデータおよび 情報を基に空域の監視、目標の識別、追尾の管制、火器の管制などを行う。 エ 価格 RAPIDFire の価格は公開情報では見当たらず不明 防空システムとして導入するためには、同時に ControlMaster 60 および CONTROLView を一定数導入する必要がある。 ただしいずれの価格も公開情報では見当たらず不明 オ 導入に当たっての懸念事項 （ア）経費の観点 調達単価が不明であり、為替変動の影響を受けやすい。 （イ）整備性の観点 欧州装備品は一般的に高温多湿の環境に対する対策が不十分な面があり、構 成品のうちの小部品、材料レベルで高温多湿環境の中で変質、劣化を起こすよ うな成分が存在する可能性は否定できない。しかも小部品、材料レベルのため 事前のチェックが難しく、往々にして不具合が発生して初めて判明するといっ たことになる。導入に際してはこのようなリスクも存在するということを認識 する必要があると思われる。
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そのほか、輸入に関連して情勢変化による取引停止の可能性、部品調達困難 の可能性がある。特に車両部品については車種、装備化時期により部品枯渇の リスクが想定される。
３ 調査結果のまとめ
将来の装輪自走高射機関砲として独Rhenmetall 社の SkyRanger および仏 Thales 社の RAPIDFire について調査したが、現時点でいずれの機種も採用国はなく実際の 運用実績はないため、機能・性能以外で重要となる信頼性、整備性、操用性など実用 上の評価は未知数である。そのため導入を計画するにあたっては十分な情報収集およ び厳密な分析が欠かせないと判断される。 なお RAPIDFire に搭載している 40mmCTA 機関砲の発射速度 200 発／分は、 Bofors 40mm L70 機関砲の 330 発／分に較べてもはるかに遅く対空火器として十分 な効果が期待できるか非常に疑問である。 （参考資料）
1) Deagel; Guns & Air Defense Systems ; Weapon Stations ; Skyranger,
http://www.deagel.com/Weapon-Stations/Skyranger_a001466002.aspx （2017 年 3 月20 日閲覧）
2) 2012 Rheinmetall Defence ; Systems & Products ; Air Defence Systems ; Oerlikon Skyranger Mobile Air Defence System,
http://www.rheinmetall-defence.com/index.php?fid=5705&lang=3&pdb=1
（2012 年当時のホームページ、2017 年現在 Oerlikon Skyranger Mobile Air Defence System の項は削除され接続できない）
3) MJSYS | Communication, Electronic warfare, Defense weapen, Data Acuisition, Security solution, Digitizers, DSP, Signal Recording, Weapon System; Next Generation GBAD system,
http://www.mjsys.co.kr/product/eng/weapon-system.html （2017 年 3 月 21 日閲覧） 4) Ralph Notch, Michael H. Lewis, “Skyshield Tactical Interceptor System”, 2nd AIAA Tactical Interceptor Technology Symposium 2005, Jan. 20-21, 2005
5) Allan Buckley, “Oerlikon Ammunition for New Defense Environment”, NDIA 40th Annual Armament Systems, April 25-28, 2005
6) Military-Today.com; Skyranger 35-mm anti-aircraft gun system,
http://www.military-today.com/artillery/skyranger.htm （2017 年 3 月 20 日閲覧） 7) Thales 社カタログ, “RAPIDFire Highly Mobile Multi-role Air Defence System for
mechanized brigade protection”, 06/06/2013
8) Thales 社カタログ, “CONTROLMaster 60 Highly mobile solution for Surveillance & Coordination”, 06/06/2013
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9) Thales 社カタログ, “CONTROLView Core of the Air Defence Mission”, 06/06/2013 10) Think Defence, Capabilities and System Description, “The 40mm Cased Telescoped
Armament System (CTAS)”,
http://www.thinkdefence.co.uk/cased-telescoped-armament-system/capabilities-and -system-description/ （2017 年 3 月 21 日閲覧）
11) RapidFire 40mm self-propelled anti-aircraft gun missile air defense system technical data sheet UK ;
http://www.armyrecognition.com/armoured_vehicles_artillery_france_french_arm y_uk/rapidfire_40mm_self-propelled_anti-aircraft_gun_missile_air_defense_syste m_technical_data_sheet_uk.htm （2017.3.11 閲覧）
将来の装輪自走高射機関砲 代 替 案 分 析 代替案 Ａ案 Ｂ案 代替案名 SkyRangerの購入 RAPIDFireの購入
製造（提案）会社 Rheinmetall社 独国 Thales社（機関砲はCTA International社） 仏国
取得方法 直接取得（輸入又はライセンス国産） 直接取得（輸入又はライセンス国産） 機能・性能 機関砲口径：35mm（35/1000 Revolver Gun）2) 有効射程：4,000m 2) 発射速度：1,000発／分1) 2) 命中精度：不明 弾種 ：AHEAD1)（そのほかFAPDSなどを射撃可能2)） センサ ：機関砲搭載車 CCDカメラ、IRカメラ、レーザ 測距装置2) ：FCS搭載車 3次元捜索レーダ、標定レーダ1) 機動性能：航続距離 不明 最大速度 不明 （砲塔システムを選定した装甲車に搭載する方式のため2)）
機関砲口径：40mm（Cased Telescoped Armament System）3)
有効射程：4,000ｍ（対空目標）3)4) 発射速度：200発/分3)4) 命中精度：不明 弾種 ：AA-AB、APFSDS、GPR-PD、GPR-AB3)4) センサ ：機関砲搭載車 TVカメラ、IRカメラ、レーザ測距装置3)4) ：FCS搭載車(3D GROUNDMaster radarおよび CONTROLView module等）と連接3)4) 機動性能：航続距離 600km4) 最大速度 95km/h4)
（Mercedes-Benz Unimog 6x6 U2450 cross-country truck）
コスト 契約相手方との調整が必要 SkyRangerは砲塔システムを採用国の選定したBoxer、 Piranha IIIなどの装甲車に搭載する方式2)のため併せて車 体選定が必要 機関砲搭載車のほか捜索レーダ・標定レーダ・FCS搭載車 両を取得する必要がある 契約相手方との調整が必要 捜索および標定レーダ・FCS搭載車を別途取得する必要がある スケジュール 契約相手方との調整による 契約相手方との調整による リスク ■（経費の観点） 調達単価が不明であり、為替変動の影響を受けやすい 搭載車両の選定により価格が大きく変化する可能性 ■（整備性の観点） 高温高湿度の環境に対応していない部品等による不具合 発生の可能性が考えられる 情勢により輸入取引中止等による整備計画の変更および 部品調達困難の可能性 ■（経費の観点） 調達単価が不明であり、為替変動の影響を受けやすい ■（整備性の観点） 高温高湿度の環境に対応していない部品等による不具合発生の 可能性が考えられる 情勢により輸入取引中止等による整備計画の変更および部品調 達困難の可能性 1
将来の装輪自走高射機関砲
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将来の装輪自走高射機関砲（参考資料）
（参考資料）
1) Ralph Notch, Michael H. Lewis, “Skyshield Tactical Interceptor System”, AIAA Tactical Inteceptor Technology Symposium 2005, Jan. 20-21, 2005
2) Military-Today.com : Skyranger Anti-Aircraft Gun System ; （2017.2.23閲覧） http://www.military-today.com/artillery/skyranger.htm 3) Thales社カタログ” RAPIDFire Highly Mobile Multi-role Air Defence System for mechanized brigade protection”, 06/06/2013
4) RapidFire 40mm self-propelled anti-aircraft gun missile air defense system technical data sheet UK ; （2017.3.11閲覧） http://www.armyrecognition.com/armoured_vehicles_artillery_france_french_army_uk/rapidfire_40mm_self-propelled_anti-aircraft_gun_missile_air_defense_system_technical_data_sheet_uk.htm
