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渡部 表 1 真紀 高橋恵美 子 プ レパ レー シ ョンの 実践 第 1段 階 通常 の 子 どもの様子 を知 りぅ どの よ うなプ レパ レーシ ョンカ 必 要 か をア セスメ ン トす る段階 熱 能sment 絵 本や紙芝居 人 形 な どを用 いて これ か ら行 われ る医療拠 置

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(1)

医療を受ける子どもに対するプレパレーションの文献概観

-2002年

∼2005年 の文献を通 して 一

渡部

真紀 ・高橋恵美子

概 要 本論では

,日

本のプレパ レーシ ョンの現状 について

,学

術論文 を対象 に内容の考 察 を行 った。課題 を明 らかに し

,今

後の医療者の関わ りについて検討 した。 現在 日本で もプレパ レーシ ョンの理念 が普及 し

,医

療機関などにおいて研究 され ている。 しか し

,狭

義のプレパ レーシ ョンまでの研究が多 く

,デ

ィス トラクシ ョン や処置後の遊びの研究は少 ないため

,意

識的にこれ らの関わ りを行 ってい くことが 課題である。 幼児期後半 を対象 とした研究が多いが

,倫

理的観点か ら

,全

年齢においてプレパ レーシ ョンを行 うことが望 まれ る。幼児期前半以前 を対象 としたプレパ レーシ ョン が今後の課題 となる。また

,特

にデ ィス トラクシ ョンツールの開発が必要である。 キーワー ド :プ レパ レーシ ョン

,デ

ィス トラクシ ョン

,処

置後の遊び

,プ

レパ レー シ ョンツール

,小

児看護 め られているのかを検討す る。

I.は

,じ

め に Ⅱ

.用

語 の 定 義 近年

,小

児医療の現場においてプレパ レーシ ョ ンの必要性が言われ るようになった。 この数年

プ レパ レーシ ョン :医 療 を受けるとき

,子

ども は

,プ

レパ レーシ ョンに関す る文献や研究が増

が感 じる様 々な不安や恐怖感 を

,医

療者 がウソ えてお り

,臨

床現場 において も学習会や研修会

をつ かないで

,子

どもがわか る方法で説明 し, などが盛んに行われ

,そ

の理念 は広 が りを見せ

子 どもの心理的混乱 を予防 した り緩和 した りす ている。

る。 これによって

,子

どもが潜在的に持 ってい 子 どもに医療処置 を行 う際の倫理的配慮や基

る対処能力 を引 き出 し

,子

どもががんばれたと 本的人権の尊重 を改 めて問い

,子

どもが安心 し

実感で きるよ うに関わ り

,子

どもの健全な心の て治療 を受け られ るよう

,現

場 では試行錯誤 し

発育 を支援す ること (蝦名,2005) ている状況である。医療処置の多 くは

,不

快感 があ り心地良い ものではな│ヽので

,子

どもイこは

.研

究 方 法 事前 に言 わない方 が よい と考 える向 きがある。 しか し

,そ

れは裏切 り行為であり

,子

どもは理

1,研

究期間 解力に応 じて納得するもの0硯名,2000と いう考

2006年

6月 から9月 えが

,プ

レパ レーションを通 じて

,現

場でも浸

2.文

献検索方法 透 してきている。

以下の手l員で抽出された文献を

,本

研究の分 本論では

,国

内における小児へのプレパ レー

析対象文献 とした。尚

,文

献検索実施は2006年 ションの現状について

,学

術論文 を対象に内容

6月

に行った。

`

を考察する。それをふまえ

,課

題 を明 らかにし

1)医

学中央雑誌

Webで

「プリパ レーシ ョン」 たうえで

,今

後どのような関わりが看護師に求

「プレパ レーション」「/Jヽ児」のキーワー ド

(2)

1

プ レパ レーシ ョンの実践 で検索 を行 った。 ここ数年の間に急激 に研 究 ・論文 が増 加 してい る背景 をふ まえ

,文

献検 索 の期 間 は2002年 ∼2005年 の

3年

間 と した。

2)最

新看護索引で2002年∼2004年の 「プ リパ レーシ ョンJ「 プ レパ レーシ ョン」 に関す る文献 を検索 した。

3.分

析方法 上記文献検索法で収集 した文献 を

,記

事区分, 実施者

,プ

レパ レーシ ョンツールで集計 し

,ど

のような実施 がな されているのか

,現

状 を数値 で把握す る。 また

,実

践や事例 など実際患児や 家族 に介入 を行 っている文献 に関 して

,プ

レパ レーシ ョンの実践段階 (込山,2006)と 照 らし 合わせ

,看

護師の関わ りについて考察 を行った。 Ⅳ

.結

果 上記 の方法 にて検索 され た文献 は37件 で あっ た。 記事 区分で見 る と

,原

著論文 が21件

,解

説 が 12件

,会

議 録 が

2件

,事

例 が

1件

,実

践 が1件 で あった。 収録年 は

,2002年

に■件

,2003年

6件

,20

04年 に13件

,2005年

7件

で あった。 患児や家族 に介 入 を行 つて いる文献 に関 して 全文献 中

,患

児や家族 に介入例 が あった文献 は

,30件

で あった。 この30件 を分析 の対象 とす る。 プ レパ レーシ ョンの実施者 は

,看

護師 が27件, 医師 が

2件

,保

育 士 が

2件

,家

族 が

3件

(重複 あ り)であった。 文献 の 中で対 象 と した子 ど もの年齢 は

, 2歳

が1件

, 3歳

5件 , 4歳

3件 , 5歳

が67件,

6歳

7件

, 8歳

2件

,10歳

が1件

,高

校生 (年齢不 明)が

1件

で あった。 また

,集

団 を対 象 と した研 究 で は

, 3∼

6歳

を対 象 と した もの が

4件

で一番 多 く

,次

いで3 ∼

5歳

3件

で あった。

1

プ レパ レーシ ョン実施者 の割合

: │

国家族 1 固Dr 図

2プ

レパ レーシ ョン対象年齢 件 数

1,第

1段階 Assesment(アセ スメ ン ト) 論文 中に

,第

1段

階 の関 わ りにつ いて記載 さ れ て い る もの は

,26件

で あった。 具体 的 には

,ア

ナ ムネーゼ聴取 時 に子 ど もの 理 解度 を確認 した り

,入

院後 の関 わ りにおいて 患 児の好 みや性格 な どを把握 して いた。 上記 の方法 で収集 した情報 を基 に

,そ

れ ぞれ 子 ど もの状態 につ いて アセスメ ン トを行 い

,第

2段

階 の プ レパ レーシ ョンの実施 につ なげてい 渡部 真紀 ・高橋恵美 子 第1段階 熱 能sment 通常の子 どもの様子 を知 りぅ どの よ うなプ レパ レーシ ョンカ 必要 か をアセスメ ン トす る段階 第

2段

階 Pとay prttaration 絵 本や紙芝居

,人

形 な どを用 いて, これか ら行われ る医療拠 置 などにつ いてデモ ンス トレーシ ョンを交 えて説明す る段階 第

3段

D為

仕acttn 実際の処置 中にデ ィス トラクシ ョン

,お

もちゃなどを用いて, 子 ど もの意識 をほかの ことに集 中 させ ることを行 う段階 第

4段

Post r∝

edure play 処置後 に子 どもが受 けた医療処置で用い られた物 を使用 して,

ごっ こ遊 び を しなが ら

,子

どもとの会話 をす る段階

(3)

2プ

レパ レーシ ョンの段階実施状況 文 献 数 1。 2 17イ牛 1・ 2・ 3 1・ 2・ 4 1・ 2・ 3・ 4 た。

2.第

2段

階 PIay preparation すべ ての文献 において

,第

2段

階 につ いての 記載 が あ った。 この うち

,第

1段

階 と第

2段

階 のみ記載 されてい る文献 は

,17件

で あった。 内容 は

,手

術 や心臓 カテーテル検 査前後 の オ リエ ンテー シ ョンが12件

,採

血 な ど痛 み を伴 う 処置 が■件

,糖

尿 病 や腎臓病 な どの 自己管理 に 関す る例 が

3件

,入

院生 活 に関す る例 が

3件

, 吸 入 や点眼 な ど痛 み を伴 わ ない処 置 が

3件

,C

Tや

MRIな

どの検 査 が

2件

で あ った(重複 あ り)。 図

3プ

レパ レーシ ョンに使用 されたツール 口件数 │ プ レパ レー シ ョン施行 時

,様

々 な ツール が使 用 され ていた。一番 多か ったの が

,紙

芝居 と絵 本 で各

9件

ぅ次 いで医療処置 用 の モデル人形 が

8件

,パ

ンフ レ ッ トが

5件

,医

療器具 や キ ャラ クター人形 が各

4件

とな って いた。他 にはス ラ イム

,キ

ワニス ドール

,ぬ

い ぐるみ

,ポ

ス ター, 研 ,MRI模型 な どが あった。

3.第

3段

階 Distraction(気 を紛 らわ す こと) 第

3段

階 につ いての記載 が あった文献 は, 5 件 で あった。 本段階のみ実施 された文献 はな く

,全

て第1

2段

階 に続 いて実施 されて いた。 上述 した文献

5件

の実施者 内訳 は

,保

育士 と 看護 師(中村,2002),看護師 と家族(脇本,2003), 看護 師 のみ

2件

(中堀,2004)(阿部,2005),看護師 と医師(花木,2004)で あった。 デ ィス トラクシ ョン施 行時 に使 用 され て い る ツール は

,CDで

音 楽 を流 す

,

ビデオ

,絵

本, 本人の お もち ゃ

,

しゃば ん玉 が あった。 具 体例 と して

,処

置 中に話 しか け

,音

楽 をか け る(花木,2004), ビデオ を見せ る(中村,2002), 抜糸時に しゃぼん玉 を行 う(中堀,2004)などがあっ た。

4.第 4段階 Post procedure play(処 置後の遊び)

4段

階 につ いての記載 が あった文献 は, 8 件 で あった。 第1・

2段

階 を受 けての実施 が

4件

,第

3段

階 も合 めた全段 階の実施 が4件で あった。 上述 した文献

8件

の実施者 内訳 は

,看

護師 が 1件

,看

護師 と保育 士 が

2件

,看

護 師 と家族 が

4件

,看

護師 と医師 が

1件

で あった。 具 体 的 な関 わ りは

,吸

入 の プ レパ レー シ ョン 施行後

,吹

き流 しと絵本 (プレパ レーシ ョンに 使 った物 の コ ピー

)を

渡 し

,色

塗 りを行 い なが ら内容 の反劉 を促 した り

,吹

き流 しで腹式 呼吸 の練習 を取 り入れた事例(吉田,2000であつた。 また

,幼

児 期 や学重 期 前半 の子 ど もを対 象 に, ぬい ぐるみや キ ワニ ス ドール を用 い

,お

医者 さ ん ごっ こを実施 した事例(天野,2004)が報告 され た。

5.プ

レパ レー シ ョンの評価 第

1段

階 か ら第

4段

階 の関 わ りを通 し

,対

象 児 に対 しての プ レパ レー シ ョンが有効 で あった か否 かの評価 につ いて

,研

究者 の主観 に よ り評 価 され てい る文献 は17件

,客

観 的 な指標 を用 い て評価 されて い る文献 は

8件

,ア

ンケー トによ る両 親 の(または本 人 の)自己評価 をお こな った 文献 は

3件

,評

価 の ない文献 は

2件

で あ った。 客観 的 な指標 と して用 い られ た もの は

,フ

ェ イススケール が

3件

と多 く

,情

緒 ス コアや協 力 行動 ス コア(仲尾,2004),過去 の研 究者 が作成 し た チ ェ ック リス トを使 用 した事 例(石垣,2004) (本間,2003)な ど様 々で あ った。

V.考

察 階 段 4件 1件

4件

4件

入院の必要 な子 ど もた ちに対 し

,心

理 的準備

(4)

としてプ レパ レーシ ョンを行 うことの意義や必 要性 は

,1959年

にイギ リスで報告 された

,病

院 に入院 している子 どもの福祉 に関す るプラッ ト レポー トで既 に示唆 されていた。その後

,1984

年 にNAWCHCthe National Association for the

Tverare of ch』dren in HospitalJに よ り「入院

してい る子 どもの権利 に関す る十箇条の憲章」,

1988年 に は

D℃

HcurOpean

ッヽsoci on for Children in Hospi硼 に よ り「 ヨーロ ッパ病院 の子 ども憲章」が出 されている。1994年には, 日本で も「子 どもの権利条約」 が批准 され

,子

どもの倫理的側面 を重要視 した考 え方が浸透 し ていった(及サll,200動。 このような背景 か ら

,イ

ギ リスなどに遅れ る こと50年

,日

本 においてプ レパ レーシ ョンが医 療 の現場 に浸透 して きてい る。特 に ここ数年, 学会発表 や雑誌 など多 く取 り上 げ られてお り, 小児看護の分野 において関心 を集 めてい る。 プレパ レーシ ョンとは

,特

別 な行為ではなく, 日常的に行われ る倫理的な作業のひ とつで ある (田中,2000よ うに

,小

児医療の現場 においては, 子 どもや家族 に関わる

,す

べてのスタッフが知 るべ きものである。 現在

,実

践や事例 の研究 が数 多 く行われてお り

,今

後 も試行錯誤 を繰 り返 しなが ら発展 し, 小児医療の現場 に浸透 してい くもの と思われ る。

1.プ

レパ レーシ ョンの段階的関わ りについて プ レパ レーシ ョン実践の構成 として

,込

山は

4つ

の段階 に分類 している(込山,2000。 今回分 析 した文献30件中21件が

,第

1・

2段

階 までの 介入 に関す る報告で あった。現在発表 されてい る文献の多 くは

,第

2段

階の

,い

わゆる狭義の プレパ レーシ ョン実践 までであり

,第

3段

階の デ ィス トラクシ ョンや

,第

4段階のPost proce‐ dure play(処置後の遊び)に関 しての研究 は

,少

ない とい う結果だった。 プレパ レーシ ョンは通常 「心理的準備」 と訳 されている(及川,200動。病気や入院 によって引 き起 こされる心理的混乱 に対 し

,準

備 や配慮 を す ることで あって

,処

置や手術 などメインとな るイベ ン トに備 えての「心理的準備」 と考 えら れている。故 に

,処

置や手術の前の関わ りに重 きが置かれ

,メ

インイベ ン トが無事に終わった 段階で

,プ

レパ レーシ ョンも終わ りと捉 えられ る傾 向にある。第

1 2段

階の実施 に偏 ったの は

,こ

のためと考 えられる。 第

3段

階のデ ィス トラクシ ョンは

,実

際の処 置や検査

,手

術 などの場面 において

,お

もちゃ などを使い子 どもの気 を紛 らわ し

,気

をそ らす 援助 である。その意味か ら考 えて

,子

ども自身 の 自己管理 を促す ことを目的 とす るプレパ レー シ ョンの場合

,そ

の必要性 は低い と考 える。 しか し

,デ

ィス トラクシ ョンには痛みや不安 の緩和

,ま

たそれ らによる トラウマを軽減す る といった効果がある(田中,2000た め

,痛

み を伴 う処置の場合や

,特

に不安や緊張の強い子 ども に対 しては

,対

象の年齢 に関わ らず

,非

常 に重 要で あるといえる。 第

2段

階で子 どもに十分に説明 を した り,イ メージ化 させたとして も

,処

置 を実施す る場面 において

,デ

ィス トラクシ ョンは欠かす ことが 出来 ない援助で ある。手術や腰椎穿刺 などの処 置場面では

,実

施 中にデ ィス トラクシ ョンを行 うことは物理的に難 しい場合 もあるが

,実

施直 前 まで

,愛

着の あるもの を持参 させた り興味の ある話 を した り

,手

術室 に様 々なキ ャラクター のぬい ぐるみを用意す る(須田,2002)な どのデ ィ ス トラクシ ョンが可能であると考 える。

4段

階 のPOst procedure play(処 置 後 の遊

)は

,受

けた医療処置 に対す るス トレスや恐 怖感 の緩 和・解消 を図 り

,最

終 的 に医療処置や 恐怖感 を再統合 して新 しい意味づ けがで きて, 以後の生活の中で出会 う同 じよ うな状況への備 えをす る(田中,2000た めの段階である。 処置後 に

,自

分が受 けた処置 を

,子

どもが医 師や看護師役 にな り

,人

形 を子 ども自身 に見立 てて再現 したごっこ遊び をす る。 この ことで, 自分の処置 に対す る気持 ちを表現 し

,ス

トレス を発散

,緩

和す る。 また

,そ

の遊びの中で

,自

分 が医師の立場 に立 って

,そ

の処置の必要性 を 人形 に説明することにより

,子

ども自身が受 け た処置の必要性 を理解す るのである。 この段階 は

,子

ども自身が遊び を通 して

,自

分で 自分の頑張 りを認 めた り

,処

置 を見つめ直 す機会 になる。看護師 は

,子

どもが処置 に対 し て どのような気持 ちで臨んだのか

,ど

の ように 受 けとめていたのかを把握 し

,次

の処置 を受 け る機会へのステ ップとなるような関わ りをもつ 渡部 真紀 ・高橋恵美子

(5)

ことが大切で ある。 この意味 において

,第

4段

階 は

,他

の段階 と同様 に

,と

て も重要 な意味 を 持 って い ると言 える。 今 回第3・

4段

階 の報 告 は少 なか った が

,プ

レパ レーシ ョンが1回 1回の点 の関 わ りで はな く

,次

の処置 や検査 に子 ど もの主体 的 な気持 ち をつ なげ る線 とな るた め に

,

この第3・

4段

階 の援助 が

,今

後増 えてい くこ とが重要 にな ると 考 える。

2.プ

レパ レーシ ョンの対象年齢 につ いて 結果か ら

,研

究の対象年齢層 として最 も多かっ たのが3∼ 6歳の幼児期後半の子 どもで あった。 この年代の特徴 と して

, 4歳

前後 か ら高次機 能 を司 る前頭前野 の発達 に よって

,情

動 の コ ン トロール

,短

期記憶

,集

中力

,制

御 力 な どが発 達 して くる。 これ を受 けて

,自

制心 がかな りで きあが り

,学

習 効 果 も向上 し始 め るの が特 徴 (岡堂,1983)である。生活の 中で判断力が発達 し, 因果関係の理解 も見 られ る。ワーキ ングメモ リー (行動 や決断 を導 く認 知機 能)の発達 も見 られ る (田中,20061。 つ ま り

,分

か りやす く理 解 で きる 言葉 で説明 を行 い

,納

得 す れ ば

,主

体 的 に処置 や検 査 に臨 む こ とが出来 る年 齢 層 なの で あ る。 また,Pittetの認知 発達 で は前操 作 期 の直感 的思考 の段階で あ り

,特

徴 と して

,事

物 に対応 す るときに理論 的で はな く

,直

感 的 に行 うこと が多い(田中,20061。 この ことか ら

,幼

児期後半 の子 どもたちが事物 に対応 す る際

,説

明 は簡潔 明瞭 で

,五

感 に訴 える もの が効 果 的で あ ると考 え られ る。 なぜ その処置 が必要 で あ るか

,理

由 を長 々 と述 べ るよ りも

,処

置 の際 ど うして欲 し いのか

,簡

潔 に分 か りやす く伝 える方 が効果 的 で あ る。 これ まで は

,幼

児期 の子 ど もた ちに対 し「処 置 や検査 の ことな ど

,言

って もあ ま り分 か らな いだ ろ う」 とい う考 えがあ り

,事

実 に即 さない 説 明がな された り

,両

親 の み に説 明 を行 い がち で あった。 プ レパ レー シ ョンとい う概 念 が意識 され始 めた ことで

,子

どもた ちの発達段 階 に応 じて分 か りやす い方法 で説 明 し

,心

理 的準備 を 行 う関わ りが努 めて行 われ るよ うになった。特 に

,幼

児期後半 の子 ど もた ち を対 象 に

,現

在 は 研究 が進 んで い る状況 で ある とい える。 今回の結果 か ら

,2歳

以下 の子 ど もた ち と7歳 以上 の こどもた ち を対象 と した研究 は少 なか っ た。

7歳

以上 の学童 は

,認

知 力 も発達 し

,知

識 も増 え理解力 も向上 す る。 そのため

,そ

の子 に 応 じて分 か りやす く説 明すれ ば

,比

較 的 スムー ズに納得 が得 られ

,処

置 や検査 に応 じることが 出来 る。 プ レパ レー シ ョンは 日常的 に行 われ て い ると考 え られ るが

,今

回研究 の対象 と して取 り上 げ られ た数 は少 なか った。

2歳

以下 の幼 児 期前 半 は

,前

述 したPiagetの 認知発達 で は前操作 期 の前半 にあた り

,前

概 念 的段階 とされ る。 この段 階 で は

,日

に見 えない もの を思 い描 いた り

,過

去 や未来 の ことにつ い て考 えることは出来 ない(田中,2000。 そのため, 紙芝居 や絵本 な どを用 い

,登

場人物 の キ ャラク ターが

,採

血 や注射 を泣 きなが らも動 かず にが んばってで きた とい った内容 を伝 えた と して も, 興味 を持 って それ を見 ることはで きるが

,自

分 の身 に近 い将来 それ が起 こるとい う認識 や

,今

度の機 会 に子 ど も自身 が泣 かず に処置 を受 け る とい う

,日

標 を持 つ ことや覚悟 はで きない。 この ことか ら

, 2歳

以下の子 どもたちに対 し, 第

2段

階の関わ りは困難 で ある。処置 中の痛 み や不安 が少 しで も緩和 で きるよ うに

,第

3段

階 のデ ィス トラク シ ョンが重要 となる。 この時期の子 どもは

,多

くの場合

,重

要他者 で ある母親 の言動 によって

,安

心 を得 る こと も 不安 にな ることもあるため

,親

に丁寧 に情報提 供 を し

,支

援 を して い くことが子 ど もの心の安 定 を もた らして い くことになる(楢木野,2002)。 また

2歳

前後 には

,親

か らの分離 によって深刻 な不安 を経験 しが ちで あ る(岡堂,1983)。 幼 児期 前半 の子 ど もに とって母 親 は重要 な存 在 で ある ため

,プ

レパ レー シ ョン施行時 は母親 への関わ りも大切 で ある。 説 明 を受 け必要性 や安全性 な ど納得 し

,安

定 した気持 ちの母親 の もと

,子

どもは検査 や処置 を受 ける ことが望 ま しい。 そ して処置 中に

,心

の拠 り所 で ある母親 に側 にいて もらうことで, 子 どもは安心 して処置 や検 査 に臨 む ことがで き る。 倫理 的 な観 点 か ら

,す

べての年齢 においてプ レパ レー シ ョンは必要 で ある。今後 は

, 2歳

以 下 の子 ど もたち に対 す るプ レパ レー シ ョン

,特

にデ ィス トラクシ ョンの実施 が広 まってい くこ

(6)

とが求 め られ る。

3.プ

レパ レーシ ョンツール につ いて プ レパ レー シ ョンツール の選択 は

,一

連 の関 わ りの 中で重要 な要素 の一つ で ある。 ツール は

,説

明の役割 を果 たす と同時 に

,子

ど もに とって楽 しく遊 べ る もので な くて はな ら ない。 第

2段

階 の プ レパ レーシ ョンで は

,子

ど もが 処 置 や検 査 に対 し

,イ

メー ジが浮 かびやす く, 理 解 を助 け るよ うなツール が良い。 研 究 対象 と して多か った幼 児期 は

,直

感 的思 考 の段 階 で あ り

,見

た ものや聞いた もの に左右 されや す い(桜井,2000。 その ため

,五

感 に訴 え る

,感

覚 的 に刺激 をす るよ うなツール が効果 的 で あ る。 絵 本 や紙 芝 居 な どは

,視

覚 的 に も刺 激 され, また上手 に読 み聞かせ ることで感情移入 もで き, 子 ど も自身の ことへ置 き換 える関わ りをすす め れば

,効

果 的 なツールで ある。手作 りしやす く, ア レンジ も行 いやす いため

,臨

床現場 で 多 く用 い られ て い る。 しか し

,そ

れ らの ツール も看護師 が一方 的 に 子 ど もに読 み聞かせ て終 わ りで はな く

,仕

掛 け や肌触 りな ど触 って楽 しめた り

,何

回 も母親 に よって反復 で きた りす ることで

,効

果 は一層上 が る。 また

,実

際 に処置 な どで使用 す る医療 器 具 を組 み合 わせ て使用す ることで

,子

ど もの経 験 を助 け る。実際 に触 れて手 を動 か し

,楽

しく 遊 ぶ 中で

,子

どもはイメー ジ化 が出来

,経

験 を 増 やす こ とがで きる。 第

3段

階 の デ ィス トラクシ ョンで は

,処

置 中 に子 ど もの気 を紛 らわせ るため

,注

意 をそ ら し た り気 を引 くよ うな ものが良い。 前述 の よ うに

,幼

児 は

,五

感 を刺激 す るよ う なツール が効果 的で ある。 今 回 の文献 中には

,CDや

シャボ ン玉

,ビ

デ オ な ど祝 覚 や聴覚 を刺激す る もの が用 い られ て お り

,子

ど もの気 を紛 らわせ ることが出来 て い た。 しか し

,医

療現場 で使 われて い るデ ィス ト ラクシ ョンツール は

,種

類 も数 も未 だ少 ないの が現 状 で ある。 味覚 や嗅覚 を刺激す るツール は少 ないが

,視

覚 や聴 覚

,触

覚 な どを刺激す るツール は

,工

夫 に よって 多種 多様 に考 えることがで きる。例 え ば

,鈴

や簡易のマ ラカス

,笑

い袋 など聴覚 を刺 激 す る もの

,モ

ビール や飛び出す絵本

,び

っ く り箱 や万華鏡 な ど祝覚 を刺激す る もの

,ス

トレ スボールや粘土

,お

手玉 や キ ワニ ス ドール な ど 触覚 を刺激す る もの な ど様 々な ツール が使用 さ れ

,普

及す る と考 え られ る(病児 の遊 び と生 活 を考 える会,1999)(田中,2000。 今 回 は第

2段

階 の関わ りにつ いての文献 が多 か ったが

,第

3・

4段

階 の援 助 が広 が るにつ れ て

,プ

レパ レー シ ョンに使用 され るツール に広 が りが出て くると考 え られ る。特 に

,五

感 を刺 激 し

,子

ど もの興味 を引 くよ うな意外性 の ある デ ィス トラクシ ョンツールの開発 が課題 で ある。

4.プ

レパ レー シ ョンの評価 につ いて プ レパ レー シ ョンを行 う際 に

,情

報収集

,ア

セスメ ン トを行 い

,子

どもの個 別性 を考慮 した 計画 を立 て実施す るとい う

,一

連 の流れが ある。 その 中で

,プ

レパ レーシ ョンが その子 に とって 有効 で あったか を振 り返 り

,次

につ なげ るため の評価 をす る祝点 が十分 に確立 されていない と い う現状 が分 かった。 今 回検 討 した文献 中

,研

究者 の主観 に よる評 価 を行 ってい る文献 が半数 を超 えてい る。客観 的指標 を もたない評価 は

,信

頼 性 や妥 当性 を欠 くばか りでな く

,研

究者 自身の 自己満足 で終 わ る危険性がある。プレパ レーシ ョンについてフィー ドバ ックを行 い

,対

象 の子 ど もに とって この関 わ りで良かったのか を正 しく評価 す るために も, 年齢 に応 じた客観 的評価 スケール の開発 が必要 と考 える。 WI。

1.プ

レパ レー シ ョンが1回 1回の点 の関わ り で はな く

,次

の処置や検査 に子 どもの主体 的 な気持 ち をつ なげる線 とな るために

,第

3・

4段

階 の援 助 が

,今

後増 えて い くこと が重要 で ある。

2.倫

理 的 な観 点 か らすべ ての年齢 において プ レパ レーシ ョンが必要 で あ り

, 2歳

以下 の 子 どもたちに対 す るプ レパ レー シ ョン

,特

にデ ィス トラクシ ョンの実施 が求 め られ る。

3.五

感 を刺激 し

,子

どもの興 味 を引 くよ うな 意外性 の あるデ ィス トラク シ ョンツール の 渡部 真紀 ・高橋恵美子

(7)

開発 が課題 で ある。

4.プ

レパ レーシ ョンの評価 にあた り

,対

象 と な る子 ど もの年齢 や状況 も異 な るため

,一

定 の 指標 で は評価 で きない。年齢 や状況 な どに応 じて活用 され る確 かな指標 を

,私

た ち は開発 していか なけれ ばな らない。 Ⅶ 。 お わ り に 今 回

,プ

レパ レー シ ョンの文献検討 を行 い, 小児看護 の分野 において

,そ

の関心 の高 さを改 めて感 じた。臨床現場 か ら事例 や実践例 が数 多 く報 告 され て お り

,各

現場 で試行錯誤 され て い ることが分 か った。 改 めて理 解 した ことは

,プ

レパ レーシ ョンは 第

2段

階 で終 わ りで はな く

,第

3・

4段

階 まで の関 わ りを含 んでい ること

,そ

してそれ ぞれの 段階 が重 要 な意味 を持 って お り

,子

どもが処 置 や検査 に よって心 の傷 を負 わないために

,慎

重 に関 わ る ことが大切 とい うことで あ る。 子 ど もに とって最善 の利 益 は何 で あるか を考 え

,そ

れ を継続 して実践す るために

,看

護師 は, 子 ど もが発 す るサ イ ンを見逃 さない観 察 力 と, プ レパ レー シ ョンマ イ ン ドを持 ってい る ことが 必要 で あ ると考 える。 検 討 文 献 阿部孝子 o005):打 ヽ児病棟処置室でのプ リパ レー シ ョンにおける看護師の関わ りと患児の反 応の分析

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,二

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,松

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児看護

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),22=25,へ

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,東

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愛知.

(10)

渡部 真紀・高橋恵美子

A Literature Revie耶

atiOn for Children

Receiving Medical Care in J刺

n

Maki WAr「ANABE and Emiko TAKAHASHI

Abstract

From aricles written about he prttent statt of pFeparation for i mts in Jap顔,

we

血。ught about heF collttnts and several 憔腔d proble■ls, And 、ve also tllought about what kind of tllings would be demanded from nuFSeS in he ftlェ 位re.Today,preparation for infants is spreDditt ill Japall,Bdt here are pres‐

elltly few.studiehs about dね 仕誕don and pott procedttre play.It l b∝

ome a

problem in he fllttre to study ttesc ields` HoweveF,tllere are mtt studies con∝ming the latter har of infancy,■ is a desired pFeparauon for all ages nЮ

m

an ehical point of ew.■ ■ ∞nceivably become a problem 血e fttture to

sttldy pFepTaio4 for more infant childFen.Alld tt will』 にo become a pЮblem to

develop a distraO伍 on tool,in particular.

Key wOrds and PhrasesipreparatiOn,distraction,post procedure playJ prcparation

表 1  プ レパ レーシ ョンの実践 で検索 を行 った。 ここ数年の間に急激 に研 究 ・論文 が増 加 してい る背景 をふ まえ ,文 献検 索 の期 間 は2002年 ∼2005年 の 3年 間 と した。 2)最 新看護索引で 2002年 ∼ 2004年 の 「プ リパ レーシ ョンJ「 プ レパ レーシ ョン」 に関す る文献 を検索 した。 3.分 析方法 上記文献検索法で収集 した文献 を ,記 事区分 , 実施者 ,プ レパ レーシ ョンツールで集計 し ,ど のような実施 がな されて
表 2プ レパ レーシ ョンの段階実施状況 文 献 数 1。 2 17イ 牛 1・ 2・ 3 1・ 2・ 4 1・ 2・ 3・ 4 た。 2.第 2段 階  PIay preparation すべ ての文献 において ,第 2段 階 につ いての 記載 が あ った。 この うち ,第 1段 階 と第 2段 階 のみ記載 されてい る文献 は ,17件 で あった。 内容 は ,手 術 や心臓 カテーテル検 査前後 の オ リエ ンテー シ ョンが 12件 ,採 血 な ど痛 み を伴 う 処置 が■件 ,

参照

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