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I 内容要旨 学位論文内容要旨(甲)

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Academic year: 2021

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学位論文内容要旨(甲)

論文題名

Reproducibility of postural  control  techniques by clinician 

(医療者による姿勢調節法の再現性について)

掲載雑誌名

Dysphagia 

(投稿中)

内容要旨

[目的

I

専 攻 科 目 口 腔 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 医 学 氏 名 湯 浅 研

摂食・膜下の臨床における代償法として礁下時の姿勢を調節し、より安全に食物を申告下させる「姿勢 調節法」が広く用いられている。しかし、調節姿勢の明確な設定基準はなく、指導された姿勢の再現性 に関しては明らかとなっていない。本研究の目的は、指導された姿勢の再現性について分析し、調節姿 勢の設定評価基準・測定方法の要否を検討することとした。

[方法]

実験参加者は、本研究の趣旨を説明し、同意の得られた医療者(歯科医師

48

名、言語聴覚士

2

名、 計

50

名)とした。実験は、同一の条件下で行い健常成人男性

1

名を模擬患者とした。医療者には姿勢 調節法である「顎引きj「右傾斜」「左傾斜」「右回旋」「左回旋」の指導を施行させた。測定者は

2

名で、

東大式角度計を用い、日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会で共通定義に従ってー姿勢に つき、それぞれが

2

回ずつ計

4

回測定した。測定は「実験

1

日目」「

2

日目

J

2

日間行い、測定ごと に測定者

2

者間の相関係数、

Youdenp l o t

散分図にて指導内容の精度確認を行った。

[結果]

医療者に指導を施行させた5っすべての姿勢調節法での測定結果で、同様の結果となった。測定者 2者 間における測定角度の相関係数は、実験日

1

日目よりも実験日

2

日目で低下した。

Y o u d e np l o t

散分図 では、

95%

信頼限界でくくった範囲が系統誤差を示す楕円形を認めた。

[結論]

今回の検討により、臨床で行われている姿勢調節法を体幹測定に従って評価した場合、すべての指導 姿勢にて系統誤差が認められた。医療者の指導内容が安定せず、同ーの対象に姿勢調節法の指導を施行 した場合であっても同一の指導姿勢が再現されておらず、指導内容の再現性が低いことが示された。現 在臨床にて施行されている姿勢計測定義・測定手技では再現性が低く、さらに経験からくる再現性向上 も認められない事が示唆された。そのため、現状臨床にて施行されている姿勢調節法の定義・評価では、

摂食・喰下リハビリテーションでの臨床で適用のための再現性が低いことが考えられる。

本研究より、現状の姿勢調節法では明確な調節姿勢の設定基準がなく、医療者は主観的評価に偏った 再現性の低い姿勢調節法を指導している事が示された。一人の患者に対して複数の職種、指導者が介入 することが多い臨床では再現性の高い指導が求められている。患者の姿勢調節について再現性の高い指 導を行うためには、患者の姿勢調節に対する評価基準の設定が重要である。そのため、姿勢調節法に関 する新たな姿勢評価基準・測定方法の開発が必要であることが明らかとなった。

参照

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