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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号

・乙

2841

漆原 史彦

論文審査担当者

主査 村上 雅彦 教授

副査 吉田 仁 教授

副査 九島 巳樹 教授

(論文審査の要旨)

Matrix Metalloproteinases-7(MMP-7)は腫瘍細胞に発現し、浸潤、転移に関与するとされ る。本研究では、大腸 T1 癌浸潤先進部における MMP-7 の発現と臨床病理学的因子との相 関を免疫組織化学的に検討した。さらに低真空走査電子顕微鏡(LV-SEM)を用いて浸潤先 進部の構造変化を観察した。

2008 年 4 月から 2009 年 12 月に昭和大学横浜市北部病院で切除された大腸 T1 癌の連続症 例 189 病変を対象とした。一次抗体に抗 MMP-7 抗体 (clone, ID-2)を用い、腫瘍浸潤先進 部の 5 視野で MMP-7 の発現を評価した。

MMP-7 の発現陽性群では、陰性群に比べて静脈侵襲陽性率が有意に高かった。また LV-SEM での観察で、MMP-7 発現腫瘍細胞が浸潤する静脈壁のコラーゲンと弾性線維の正常構造が 消失・変性していた。

大腸 T1 癌の浸潤先進部での MMP-7 の発現は静脈侵襲と相関があり、腫瘍浸潤の機序の一 因である可能性が示唆された。

本論文は、MMP-7 の評価方法や走査電顕での癌先進浸潤部の観察において、 新しい知見を 得ており、学術上価値のあるものと考えられ、学位論文に値すると判断した。

論文題名:Expression of matrix metalloproteinase-7 correlates with the invasion of T1 colorectal carcinoma

掲載雑誌名:Oncology Letters 2017 年 掲載予定

(主査が記載、500 字以内)

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