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151 ジャンケン将棋アプリの開発

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Academic year: 2021

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151 ジャンケン将棋アプリの開発

情報論理工学研究室 南野 裕介

1.

序 論

将棋や囲碁に代表されるボードゲームは二人零和完 全情報ゲームに分類されており、世界中に様々なバリエ ーションが存在する

2)。ジャンケン将棋 1)は二人零和

完全情報ゲームの一種であり、立方体に描かれたジャン ケンの優劣で駒もしくはゴールを取り合う二人用のボ ードゲームである。

ジャンケン将棋では6つの面にグー、チョキ、パーの 三種類が二つずつ描かれた正方形の駒と、6×6 マスの ゲーム盤を使用する。図

1

ジャンケン将棋の駒を示す。

手番プレイヤーは、自駒の一つを、上下左右に

1

マス 転がすように移動させることができる。従って移動させ ると駒の上面の絵が変わることになる。

自駒が相手駒に隣接していた場合、自駒の上面のジャ ンケンの手が相手駒の上面のジャンケンの手に勝てる ならば、相手駒を取ることができる。

相手駒を全滅させるか自駒を相手のゴールにピッタ リ入れば勝ちとなる。

本研究では、Java 言語を用いてジャンケン将棋アプ リケーションを作成する。

1

ジャンケン将棋の駒

2.

研究内容

ジャンケン将棋アプリの開発に先立ち、本研究ではま ずジャンケン将棋の簡易版を作成する。本来のジャンケ ン将棋では、双方

4

個ずつの駒を使用するが、本研究で は駒を双方

1

個ずつに制限する。また、本来では各手番 で

2

手動かせるが、本研究では簡単のために各手番では

1

手のみ動かせるものとする。

3.

結果・考察

本研究で作成するジャンケン将棋の簡易版は、双方駒

1

個ずつを用いて対戦できるものを目指している。しか しプログラムが未完成のため、対人戦を行えるように作 成していくことが急務である。

本研究のプログラムでは双方1個ずつであり、各手 番で1種のみという本来のジャンケン将棋より簡易 化されてる点、対

CPU

戦が行いえないという点、ア プリ化のためのユーザインターフェースが実装され ていない点などといった問題点が多数ある。駒1個、

各手番で1種という点は本来のジャンケン将棋のル ールに応じたものに改善する必要がある。また、対

CPU

戦を行えるようにジャンケン将棋

AI

の作成する 必要がある。一般に、将棋やチェス等の

AI

では、定 跡データベースの利用、先読みによる盤面の評価値計 算、終盤での詰み読みといった手法が取られる。ジャ ンケン将棋でも同様に、これらの手法を用いることで

AI

を作成することが可能であると思われる。また、

ユーザインターフェースについては

Applet

クラスを 継承したクラスの導入することにより、ユーザにとっ てよりプレイし易い環境を構築することが必要であ る。

4.

結論

本研究では、ジャンケン将棋の簡易版アプリの作成 を目指しているが現時点では未完成である。従って完 全なジャンケン将棋アプリを作成することが今後の 課題となる。

完成以降はジャンケン将棋

AI

の作成を目指す。ジ ャンケン将棋

AI

の着手選択方法としては以下の点を 考慮することが考えられる。まずジャンケン将棋の勝 利条件の一つは相手のゴールに入る事があるので、よ りゴールに近付く手の評価値を高くする。また相手駒 との相対位置と、互いの駒の出目から、駒を転がす方 向を決定するためのデータベースを構築する。

またジャンケン将棋には駒の取り合いといった要 素もあるので、次の一手で想定される最大の損害を最 小になるように選択するミニマックス法も考えられ る。

参考文献

1)

あたまのよくなるゲーム じゃんけんしょうぎ,学 研教育出版,(2010)

http://hon.gakken.jp/book/1575033700

2)

松田道弘:世界のゲーム辞典, 東京堂出版,(1989)

参照

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