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目次 第 1 章計画の策定にあたって... 1 第 1 節いじめの防止に関する行動計画とは ( 本編 P1)... 1 第 2 節計画策定の体制 ( 本編 P8)... 2 第 3 節大津市の反省 ( 本編 P12)... 2 第 4 節大津市の状況 ( 本編 P18)... 3 第 2 章いじめ対

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概要版

第2期大津市いじめの防止に関する行動計画

(地方いじめ防止基本方針)

【案】

大津市・大津市教育委員会

(2)

目 次

第1章 計画の策定にあたって... 1

第1節 いじめの防止に関する行動計画とは(本編P1) ... 1

第2節 計画策定の体制(本編P8) ... 2

第3節 大津市の反省(本編P12) ... 2

第4節 大津市の状況(本編P18) ... 3

第2章 いじめ対策のこれまでの取組 ... 3

第1節 第1期行動計画の実績と評価(本編P35) ... 3

第2節 市長部局(本編P37)... 4

第3節 教育委員会(本編P47) ... 4

第4節 学校(本編P56) ... 5

第5節 保護者(本編P60) ... 5

第6節 市民及び事業者等(本編P61) ... 5

第3章 いじめ対策のこれからの取組 ... 6

第1節 第2期行動計画の取組に向けて(本編P62) ... 6

第2節 施策体系(本編P63)... 6

第3節 各主体が実施する施策(本編P66) ... 9

A.市及び教育委員会が実施する施策 (本編P66) ... 9

B.学校が実施する施策 (本編P97) ... 15

C.地域及び家庭との連携により実施する施策 (本編P117) ... 19

D.附属機関及び関係機関との連携により実施する施策 (本編P124) ... 21

E.包括的な施策 (本編P127) ... 21

第4節 重大事態への対応(本編P131) ... 22

第4章 計画の推進 ... 23

第1節 計画の推進体制(本編P134) ... 23

第2節 計画の進行管理(本編P138) ... 24

第3節 成果指標の設定(本編P140) ... 25

第4節 計画の実効性の検証(本編P141) ... 25

(3)

第1章 計画の策定にあたって

第1節 いじめの防止に関する行動計画とは(本編P1)

1.計画の目的(本編P1)

2011年(平成23年)10月、いじめを受けた大津市内の中学校の生徒が自ら命を絶った悲しく痛ましい事 件(以下「2011年(平成23年)の事件」といいます。)が起こりました。

生徒に対するいじめの事実関係、生徒が亡くなった原因、学校と教育委員会の対応について調査するた め、大津市では、2012年(平成24年)8月に外部の専門家による「大津市立中学校におけるいじめに関す る第三者調査委員会(以下「第三者調査委員会」といいます。)」を設置し、調査報告書(以下「第三者調 査委員会調査報告書」といいます。)が、2013年(平成25年)1月31日に大津市に提出しました。

また、大津市の議会でも、いじめを防止し、子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境をつくる ために、2013年(平成25年)2月、議員提案によって、「大津市子どものいじめの防止に関する条例(以下

「条例」といいます。)」が提出され、同年4月に施行し、いじめは子どもの尊厳を脅かす重大な人権侵害 であると規定した上で、積極的にいじめの防止に取り組む必要性を「基本理念」を定めました。

条例の「基本理念」は、いじめにかかわる全ての子どもの人権を保障するために、市や学校等の関係機関 が連携して、いじめの防止に向けて、子どもが安心して生活し、学ぶことができる環境を整えるために取り 組むことを謳っています。したがって、いじめの防止に向けた個別の計画や対策についても、子どもの主体 性を尊重した全ての子どもの人権保障の観点から、その具体的なあり方を考えていかなければなりません。

この「基本理念」に従い、いじめのない社会づくりを総合的に、また計画的に進めていくため、具体的 な取組を定めた「大津市いじめの防止に関する行動計画(以下、「行動計画」といいます。)」を策定します。

また、行動計画を策定するにあたり、次の3つの基本方針を掲げます。この基本方針は第1期行動計画

(2014年(平成26年)3月策定)から受け継いでいくこととします。

1.過去の反省を忘れないこと

2.子どもの主体性を尊重し、子どもの声を大切にすること 3.地域社会全体で取り組んでいくこと

以上、3つの基本方針のもと、いじめの克服を目指し、行動計画に定める各施策を実施します。

2.計画の位置づけ(本編P3)

大津市総合計画実行計画

基本方針 子どもから高齢者までが輝いて、魅力あふれるまちを創ります 基本政策 子どもの未来が輝くまちにします

施策 いじめ対策の推進 大津市教育振興基本計画(第2期)

基本方針 子どもが安心して学ぶことができる環境を整える 重点戦略 人にやさしく、いじめ克服戦略

施策項目 いじめ防止対策の総合的な推進 大津市子ども・若者プラン

基本目標 さまざまな困難を有する子ども・若者の発達を護る仕組みを創り出す 施策の方向

困難な状況への支援の充実

主な取組

いじめ防止に関する取組

(4)

3.計画の期間(本編P4)

2017年度

(平成29年度)

2018年度

(平成30年度)

2019年度

(平成31年度)

2020年度

(平成32年度)

2021年度

(平成33年度)

2022年度

(平成34年度)

2023年度

(平成35年度)

4.計画を推進する各主体の責務と役割(本編P5)

各施策を実施するにあたり、市、市立学校、保護者の責務及び子ども、市民等の役割について、条例で は以下のように定めています。

■市の責務(条例第4条)(条例第9条)(条例第10条)(条例第12条)(条例第13条)

■市立学校の責務(条例第5条) ■保護者の責務(条例第6条) ■子どもの役割(条例第7条)

■市民及び事業者等の役割(条例第8条)

5.いじめの定義(本編P7)

条例第3条では、いじめの定義について、「子どもに対し、当該子どもと一定の人間関係のある者が行う 心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行 為の対象となった子どもが心身の苦痛を感じているものをいう。ただし、児童虐待の防止等に関する法律

(2000年(平成12年)法律第82号)第2条に規定する児童虐待に該当するものは除く。」としています。

6.概要版の作成(本編P7)

子どもをはじめ市民に広く大津市のいじめ防止対策の取組の内容をよく理解してもらえるように、内容 を分かりやすく説明した概要版を作成します。

第2節 計画策定の体制(本編P8)

大津市では、行動計画を策定するにあたり、「大津市いじめの防止に関する行動計画の策定等に係る懇談 会」を設置し、行動計画案について審議・検討の上、意見を聴取しました。

第3節 大津市の反省(本編P12)

1.第三者調査委員会調査報告書(本編P12)

大津市は、まず、いじめを受けた大津市内の中学校の生徒が自ら命を絶った悲しく痛ましい事件を忘れ てはなりません。

この事件については、当初、学校及び教育委員会において十分な調査がなされていなかったことから、

2012年(平成24年)8月、改めて徹底した独立公正な調査を行うため、市長の附属機関として、外部の専 門家による第三者調査委員会を設置しました。同委員会は、生徒に何が起きたのか、事実関係、自殺の原 因、学校・教育委員会の対応、及び再発防止策について、調査検討を行い、2013年(平成25年)1月31日、

第三者調査委員会調査報告書を提出しました。

大津市は、この第三者調査委員会調査報告書で述べられた問題点について、真摯に反省し、問題点の解 決のために、同報告書で述べられた再発防止のための提言を受けて、2013年度(平成25年度)から新たな いじめ対策の取組を進めてきました。

2.和解(本編P14)

2011年(平成23年)の事件にかかる損害賠償請求訴訟について、2015年(平成27年)2月18日に大津地 方裁判所から和解勧告を受け、同3月17日に和解が成立しました。

中間見直し 外部評価 第3期計画策定

計画期間(6年) 次期計画

(5)

大津市は、第三者調査委員会調査報告書に基づき、以下の2点につき、遺族に対し謝罪を行いました。

① 大津市立中学校が本生徒に対する安全配慮義務を充分尽くさず、また、同人の自死を具体的に予見 できたにもかかわらず適切な対応を執らず、同人の自死を予防できなかったこと。

② 学校及び大津市教育委員会が本生徒の自死に際して適切な事後対応を行わなかったこと。

大津市は今回の和解にかかわる裁判所の判断内容を受け、特に以下の3点の遵守に努める必要性を改め て確認いたしました。

① 児童及び生徒を注意深く観察し情報を共有することで、児童及び生徒がいじめを受けていることを 認識しなければならない。

② いじめを要因として、いじめを受けた児童及び生徒の自死が生じうることを予見しなければならない。

③ いじめと自死の因果関係を認識し予防にあたらなければならない。

この3点について教職員が常に意識し、必要な情報を共有しながら児童及び生徒が安心して過ごすこと のできる安全な学校づくりに努めてまいります。

第4節 大津市の状況(本編P18)

1.人口、世帯状況、児童生徒数等の状況(本編P18)

2.いじめ問題への認識(本編P20)

(1)子どもに対するアンケート調査結果 (2)保護者、市民及び事業者等に対するアンケート調査結果

3.大津市のいじめの現状(本編P31)

大津市立小学校37校、中学校18校の問題行動にかかる教育委員会への報告は、「暴力行為」「いじめ」に ついては、必ず行うことになっています。

第2章 いじめ対策のこれまでの取組

大津市では、2013年度(平成25年度)から新たないじめ対策にかかる取組をスタートし、それらの取組 を総合的かつ計画的に推進するため、2014年(平成26年)3月に第1期行動計画を策定しました。

特に、学校、教員及び専門スタッフ、市及び教育委員会は、2011年(平成23年)の事件を忘れてはなら ず、二度と悲しい事件を起こさないために、第三者調査委員会調査報告書に記載された数多くの問題点を 克服し、第三者調査委員会の提言を実行していかなければなりません。また、2015年(平成27年)3月に、

本市とご遺族との間で成立した和解において、和解条項の1つとして定められた再発防止の取組を、今後 も継続してまいります。

第1節 第1期行動計画の実績と評価(本編P35)

大津市では、行動計画の3つの基本方針である「過去の反省を忘れないこと」、「子どもの主体性を尊重 し、子どもの声を大切にすること」、「地域社会全体で取り組んでいくこと」をもとに、いじめ防止対策に 取り組んでまいりました。

組織体制においては、市長部局と教育委員会にいじめ防止対策を推進する部署を設置するとともに、市 長部局に相談窓口を設け、さらには学校・教育委員会から独立した中立性かつ専門性を有する第三者機関 を設置しました。

大津市においては、2011年(平成23年)の事件を受けて、二度と大津の子どもたちが悲しい目にあわな いように、学校のみならず、市全体で、全力でいじめ防止対策に取り組んでまいりました。また、いじめ 事件のあった大津市だからこそ、他都市の見本とならなければならないとの考えのもと、あらゆるいじめ

(6)

防止対策の取組を進めてきました。

特にこの3年間、学校現場においては、教職員のいじめ問題に対する意識の向上、いじめ事案発生時の 組織的な対応など、いじめ事案に対して、きめ細やか、かつ、早急な対応を取ってきました。これら学校 の努力により、大津市は「いじめ」というイメージから脱却し、「いじめから子どもを守るまち」に変革を 遂げてまいりました。

しかしながら、いじめ防止対策に終わりはなく、今後も今までの取組を総括し、課題があるところは改 善を図り、よりよいいじめ防止対策の取組を進めていかなければなりません。

特にいじめ事案に対して、周りの大人がどのようにかかわるのか、子どもの主体性をどのように育むの か、また、子どもの思いに沿った対応ができているのか、よりよい子どもの育ちや、子ども支援のあり方 を考えながら、その対策、対応を図っていく必要があります。

第2節 市長部局(本編P37)

1.いじめ対策推進室(本編P37)

条例第4条では、「市は、子どもをいじめから守るため、必要な施策を総合的に講じ、必要な体制を整備 しなければならない。」と定められています。大津市のいじめ問題は、教育委員会だけの問題ではなく、大 津市全体で解決していかなければならない問題であると捉え、2013 年(平成 25 年)4月に、市長部局で ある市民部文化・青少年課にいじめ対策推進室を設置しました。

■いじめ対策推進室での相談・対応 ■児童生徒支援課との連携

■いじめの防止に関する行動計画 ■広報啓発活動

■地域との連携 ■関係機関等との連携 ■インターネット等によるいじめ対策

2.大津の子どもをいじめから守る委員会(本編P44)

第三者調査委員会調査報告書で指摘されているとおり、学校又は教育委員会による調査には、公正性や 中立性に疑義が生じるとともに、救済を求めた子どもを徹底して守り、サポートしていくシステムが不可 欠であるとしていることから、条例第14条に基づき、2013年(平成25年)4月、市長の附属機関として、

臨床心理士等子どもの発達及び心理等についての専門家、学識経験者、弁護士など5人以内により構成さ れる常設の第三者機関である守る委員会を設置しました。

3.総合教育会議(本編P46)

国においては、2015年(平成27年)4月、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する 法律」を施行し、教育委員会制度の改正により、市長と教育委員会が円滑に意思疎通を図り、教育の課題 及び目指す姿等を共有しながら、同じ方向性のもと、連携して効果的に教育行政を推進していくために、

全ての地方公共団体に「総合教育会議」が設置されることになりました。

第3節 教育委員会(本編P47)

1.児童生徒支援課(本編P47)

教育委員会では、2013年度(平成25年度)に、学校におけるいじめ事案に専門的に取り組む体制を整備 するとともに、学校の危機管理を推進する部署として「学校安全推進室」を新設しました。その後、2015 年度(平成27年度)には、いじめ問題をはじめとする生徒指導上の課題への対応強化や教育相談センター との連携など、子どもたちの学校生活を支え、より一層、安全に安心して学べる環境の確保に向けて、「学 校安全推進室」から「児童生徒支援課」に名称を改めました。

■いじめ対策担当教員の専任配置 ■子ども支援スクールサポート事業

■教員のための組織的支援体制の構築 ■いじめ対策委員会に対する指導・助言及び支援体制の構築

■おおつ子どもナイトダイヤルの運営 ■関係機関との連携

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2.大津市立小中学校いじめ等事案対策検討委員会(本編P50)

2016年(平成28年)1月に、中立性や公平性を確保し、事案の調査の信頼性を高めるため、教育委員会 の附属機関として「大津市立小中学校いじめ等事案対策検討委員会」を新たに設置しました。「大津市立小 中学校いじめ等事案対策検討委員会」では、市立小中学校の児童及び生徒の生命、心身または財産に重大 な被害が生じた疑いのある事案について、調査及び審議等を行います。

3.学校教育課(本編P51)

■養護教諭の増員 ■特別支援教育支援員等の配置 ■複数の目による子どもの見守り

■日々の学習の中での取組 ■地域との連携

4.教育センター(本編P53)

■教職員研修の実施 ■いじめ問題に関する研究

5.教育相談センター(本編P55)

■教育相談の実施 ■スクールカウンセラーによる小学校への訪問相談

6.少年センター(本編P55)

■街頭補導活動、相談活動、広報・啓発活動の実施

第4節 学校(本編P56)

いじめ問題については、真摯に子ども、保護者に向き合って、問題を解決していくために、学校はいじ め防止基本方針を策定し、子どもと一緒に考えながら、いじめ問題の対応、対策に取り組んでいます。い じめ防止基本方針については、前年度の取組状況に対する拡大いじめ対策委員会の意見や評価を踏まえ、

未然防止、早期発見、対処の具体的取組事項について年度初めに毎年見直します。

■授業づくりの改善 ■道徳教育及び人権教育等の推進 ■児童会・生徒会を主体とした活動の推進

■異年齢交流及び校種を越えた連携の推進 ■教育相談活動の実施

■いじめ対策委員会の開催 ■教員の役割 ■専門スタッフの役割

第5節 保護者(本編P60)

保護者は「いじめ」に対する正しい認識をもつことが必要です。集団による暴力、脅迫、恐喝だけが「い じめ」ではありません。保護者が、「この程度の行為はいじめにならない」などと誤った認識をもっていれ ば、子どもに適切な指導等が難しく、子どもが「いじめ」について正しく理解することもできません。ま た、保護者がわが子に対する「いじめ」を発見することも困難となります。いじめか否かは、「いじめられ ている子どもの立場になって考える」という当然のことを再確認し、子どもにも同じ教育をしていくこと が必要です。

第6節 市民及び事業者等(本編P61)

いじめは、学校内だけでなく、登下校や課外活動、塾などの学校外の時間や場所でも起きる可能性があ ります。地域の住民が、わが子のみならず、地域の子どもにも関心をもち、学校、家庭及び地域住民が協 力して地域の子どもを見守り、育てる意識をもって対応することが重要です。

(8)

第3章 いじめ対策のこれからの取組

第1節 第2期行動計画の取組に向けて(本編P62)

第2章で記述しているように、市長部局及び教育委員会において、第1期行動計画の3年間を総括し、

いじめ防止対策にかかる取組について、効果あるものは継続し、改善すべきものは改善する必要がありま す。

市長部局・・・相談業務については、①子どもから必要とされる、相談しやすい環境づくり、②学校か ら信頼される関係づくり、③教育委員会とのさらなる連携を中心に、取組を進めます。また、啓発業務に ついては、①子どもの主体性を育むための啓発、②保護者・地域関係者が子どもを見守り、寄り添い育て る意識をもつための啓発、③ネットいじめ対策のための啓発を中心に、取組を進めます。

教育委員会・・・①子どもたちの心を育てること、②教師の心と技を磨くこと、③学校の組織的対応力 を向上させることを基本として、取組を進めます。

このような方針のもと、市長部局と教育委員会・学校が協力・連携し、子どもをいじめから守るため、ま た、子ども自身がいじめ問題について、考え、行動できるように、第2期行動計画では、以下の施策を取 り組みます。

第2節 施策体系(本編P63)

大津市におけるいじめ防止に関する施策を計画的に推進するため、条例第9条では次の9つの事項につ いて、行動計画を策定するよう定めています。

① いじめのない学校づくりに向けた子どもの主体的な参画に関すること。

② いじめの防止に向けた教育及び人づくりに関すること。

③ いじめの防止に向けた普及啓発活動に関すること。

④ いじめ防止啓発月間に関すること。

⑤ いじめを早期に発見するための施策に関すること。

⑥ いじめを防止し、及び解決するための施策に関すること。

⑦ いじめに関する相談体制等に関すること。

⑧ いじめを受けた子ども及びいじめを行った子ども並びにその家庭に対する支援に関すること。

⑨ いじめのない社会を実現するために必要なこと。

第1期行動計画においては、市及び教育委員会、学校が実施する施策を、大きく8項目に整理・分類し、

基本施策として位置づけました。一方、各学校が策定する学校いじめ防止基本方針は、防止、発見、対処 の3つを主な柱としています。本市の行動計画は、地方いじめ防止基本方針に位置づけていることから、

学校基本方針との系統性にも配慮することが必要です。

このことから、今回の行動計画では、行政、学校の基本施策を「いじめの未然防止」、「いじめの早期発 見」、「いじめへの対処」と共通化を図り、行動計画と学校いじめ防止基本方針との同期を重視する体系と しました。また、それぞれの基本施策から、具体的な施策を導き出し、具体的取組を記述しています。

(9)

■具体的取組一覧

《新規》 :第2期計画から新たに実施する取組

〈充実〉 :第1期計画からさらに充実する取組

● :第2期計画に新たに掲載する取組(第1期計画に未掲載で、継続する取組)

無印 :第1期計画から継続する取組

(10)

■事業の区分

重点事業・・・主にいじめ対策の取組として実施する事業 関連事業・・・いじめ対策に関連する取組として実施する事業

(11)

第3節 各主体が実施する施策(本編P66)

A.市及び教育委員会が実施する施策 (本編P66)

1.いじめの未然防止(本編P66)

(1)子どもに対する教育・啓発

■現状と課題

○ 子どもたちを対象としたいじめ問題に対する理解や未然防止のための広報活動

○ 「おおつっこみんなのいじめ防止行動宣言」のクリアファイル、「おおつっこ相談チーム通信」、「行動 計画の概要版」、「おおつっこ ほっとダイヤル」カードの作成

○ 「心を育む オープンスクール ~未来ある子どもたちのために~」、「相談調査専門員による出前授 業」の開催

○ 「おおつっこ相談チーム」の認知度アップ

○ 子ども自身がいじめ問題について理解を深め、防げるのか考え、行動できる力を育むための教育・啓 発の推進

○ 市長部局、教育委員会、関係機関が役割分担、協力による取組みの推進

■今後の方向性

○ 子どもが相談しやすい環境づくり ○ 相談することの大切さを伝える

○ 相談調査専門員の「出前授業」の実施 ○ 子どもたちが参加・参画できるフォーラムの実施

○ ネットいじめにかかる啓発・研修の推進

■具体的取組

a 子どもに相談窓口を周知するための広報活動の推進

重点 事業

◆ クリアファイル、カード、行動計画概要版の配布

◆ ホームページに「いじめ対策ポータルサイト」を設置、フェイスブックなどのSNSを通じた情報発信

◆ 「おおつっこ相談チーム通信」の発行

b 子どもが相談しやすくなるための環境の整備

重点 事業

◆ 相談窓口等の紹介をする動画を作成、小中学校に配信

◆ 全小中学校で出前授業、子どもたちを集めたワークショップの開催、子どもたちが集まる各種イベントへの参加

◆ 携帯電話やスマートフォンからの相談アクセス向上

c 相談調査専門員によるクラスごとの出前授業の実施

重点 事業

◆ いじめ防止や自分自身のことを大切にすることを考える機会提供

◆ 相談調査専門員が気軽に相談できる存在となるよう、子どもたちとの人間関係の構築

◆ 参加型形式の出前授業を相談調査専門員が小学5・6年生、中学1・2年生を中心に、原則、全学校、各クラス 単位で実施

D 子どもを主体としたフォーラム等の実施

重点 事業

◆ 人権教育や道徳教育の一環として、いじめ問題について正しく理解し、行動できる力の育成

◆ 子どもの主体的な参画 ◆「心を育む オープンスクール~未来ある子どもたちのために~」の実施

◆ 多くの子どもの参加、地域との連携の深化

e インターネット等によるいじめ対策にかかる啓発・研修の実施

重点 事業

◆ 中学校におけるネットいじめ対策に関する啓発・研修を重点的に実施

◆ インターネットの利用状況について市立小中学校全校を対象としたアンケート調査の実施

◆ アドバイザーを中心とした啓発チーム等による啓発・研修を実施

◆ ネットいじめは相談をしない傾向にあることから、啓発・研修では、相談することの大切さを伝える

f 子どもにいじめへの対応方法等を周知するためのホームページ等の充実

重点 事業

◆ 市ホームページに「いじめ対策ポータルサイト」を設置

◆ 子どもがいじめに対応できるための役立つ情報を掲載 ◆ フェイスブックなどのSNSを通じた情報発信

G 子どもへの「いじめの防止に関する行動計画」の広報活動の推進

重点 事業

◆ 内容を分かりやすく説明した概要版を作成し市のいじめ対策の取り組み理解が進むよう広報

◆ いじめ対策ポータルサイトに掲載

(12)

h 青少年健全育成の推進

関連 事業

◆ 大津市青少年育成市民会議と連携

◆ あいさつ運動をはじめとする地域ふれあい活動の推進

◆ 中学生広場の開催

(2)教員及び専門スタッフ等の体制の整備

■現状と課題

○ いじめ対策担当教員は、中学校では生徒数等の状況に応じ、複数配置

○ 中学校では、複数の教員が、お互いに学級の情報を共有し、協力・連携体制を構築

○ 小中学校において、「特別支援教育支援員」を、小学校1年生で「小1すこやか支援員」を、指定小中 学校で「子ども支援員」を配置

○ いじめ対策担当教員は、小学校の過大規模校等への複数配置には対応できていない

○ 小学校では、小学校高学年を中心に「一部教科担任制」を導入するも、複数による担任制の導入が困 難な状況

■今後の方向性

○ いじめ対策担当教員の複数配置の充実 ○ 相談調査専門員と教員の意見交換

○ 臨時の養護教諭を増員するなど、複数の体制で子どもの相談に対応できるよう、体制の整備を検討

○ 複数による担任制と一部教科担任制については、継続して実施

○ 小学校高学年において一部教科担任制を導入

○ 特別支援教育支援員、小1すこやか支援員、子ども支援員の整理、統合

■具体的取組

a いじめ対策担当教員の設置

重点 事業

◆ いじめ対策担当教員は、未然防止、早期発見、対処について重要な役割

◆ 未然防止 子どもの主体的な取り組みの支援、いじめ防止にかかる教員への指導や研修

◆ 早期発見 アンケート調査の作成や校内の巡回、いじめ対策委員会におけるいじめ事案の情報の共有

◆ 対処 事案発生後、いじめ対策委員会を開催、組織的な対応でいじめ事案の解決

◆ 各学校の児童生徒数やいじめ問題の状況などを踏まえながら、複数配置に努める

b いじめの相談に対応する養護教諭「こころとからだの先生」の設置

重点 事業

◆ 養護教諭を「こころとからだの先生」と位置づける

◆ 養護教諭の配置基準を見直し、学校の規模に応じて、複数配置を拡充

◆ 相談業務にかかる資格取得やスキル習得のための研修を実施

◆ 養護教諭をいじめ対策委員会や生徒指導に関する校内組織に加える ◆ 養護教諭が得た情報の共有

c 複数による担任制と一部教科担任制の推進

重点 事業

◆ 単一の教員が担任を担っている学校については、複数の教員が担任を担う体制を導入

◆ 小学校では、学年の担任同士が教科を交換することや、教務主任等の担任以外の教員が一定の教科で学年に入る ことで、複数の教員の目で子どもを見守る

◆ 複数の教員が見守っていくことができる体制づくりを図る

d 特別支援教育支援員・小1すこやか支援員及び子ども支援員の統合・充実

重点 事業

◆ 特別支援教育に係る様々な支援を行う特別支援教育支援員の配置

◆ 小1プロブレムなど、集団に入りにくい児童の支援を行う小1すこやか支援員の配置

◆ 課題を抱える子どもが在籍する学校に対して子ども支援員の配置

◆ 今後、これらの支援体制を整理・統合し、より一人ひとりのニーズにあった支援が行える学校支援員の配置を検討

e いじめ対策に関するマニュアル等の活用

重点 事業

◆ 教職員向け、いじめ対策に関するリーフレット等の内容の拡充充実

◆ 国の研修資料、市独自のいじめ対策を掲載したリーフレット、重大事態の対応を具体的にまとめた事例集等の活用

◆ 各学校の取組事例や研修等をいじめ対策担当者会等で共有

◆ いじめの早期発見のための効果的なアンケート調査について情報を共有

f 相談調査専門員と指導主事・教員とのいじめ事案等にかかる意見交換の実施

重点 事業

◆ いじめ対策推進室の相談調査専門員が、月に1回の指導主事との定期的な会議を実施

◆ 必要に応じて、教員との意見交換を実施

◆ いじめ対策担当教員会議で活動の紹介や、事案の対応に係る意見交換の実施なを実施

◆ 相互に協力・連携することにより、子どもにとってより良い支援や教育につなげる

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(3)いじめ問題等に関する研修・研究の充実

■現状と課題

○ いじめ対策担当教員を核にいじめ問題への取組を継続的に実施

○ 市内小中学校でのいじめの事案をもとに、学校の対応等についての事例研究

○ 学校におけるいじめの未然防止や早期発見だけでなく、学級経営を支援するためのツールである「ク ラスマネジメントシート」を活用し、モデル校での実践について研究を推進

○ 各教職員によっていじめ問題に対する認識に大きな格差が依然として存在

○ いじめの定義の理解不足、いじめと感じ取る感性

○ 教職員がひとりで問題を抱え込まないように、一緒に取り組んでいくことを確認できるワークショッ プ形式の研修の導入などの内容の工夫が必要

■今後の方向性

○ 体系的に全教員に対するいじめ対応の研修を実施

○ 定期的な「大津市人権教育担当者研修会」を実施

○ 相談調査専門員の指導力等の向上などを目的とした研修

○ 「クラスマネジメントシート」についての研究の推進

○ 授業で活用できるいじめ防止等の教育実践プログラムの作成

■具体的取組

a 全教員を対象としたいじめ問題に対応するための研修の充実

重点 事業

◆ いじめ問題に対する認識の差をなくし、適正に事案対応するため、全教職員を対象に研修の機会を設定。

◆ ステージ研修では、必要な授業力、学級経営力、生徒指導力を養い、教師力の向上を図る。

◆ マネジメント研修では、管理職としての識見を高め、学校園経営能力等の向上を図る。

◆ 職務研修では、様々な職務を遂行する上で、必要な資質や指導力の向上を図る。

b 教員を対象とした人権教育にかかる研修の充実

重点 事業

◆ 定期的に「大津市人権教育担当者研修会」を実施

◆ 性別や国籍、障害者、性的少数者、宗教、出自等、人権問題についての正しい理解と教員自身の人権感覚を磨く

◆ 子どもに対する具体的な指導を行う教員の力量を高める

c 相談調査専門員を対象としたいじめ問題に関する研修の充実

重点 事業

◆ 相談調査専門員による、様々ないじめを未然に防ぐための授業やワークショップ等の充実

◆ 外部専門家等を招いた研修を実施し、いじめの未然防止の取組を推進

d いじめ問題に関する研究の推進

重点 事業

◆ 小中学校の教員及び教育委員会事務局の指導主事によって構成される「いじめに関する研究委員会」の開催

◆ 各学校のいじめ防止に向けた取組事例の収集 ◆ 効果の上がっている学校の取組の検証

◆ いじめ事案の事例研究等を大学教授などの専門家の助言を受けて推進

e いじめを防止するための子どもの豊かな心を育てる教育実践プログラムの作成

重点 事業

◆ 道徳や学級活動等において、コミュニケーション力を育むこといじめの対応方法を学ぶなど実践的な取組を推進

◆ 子どもの豊かな心を育てる教育実践プログラムを作成

f ピア・サポートプログラム導入に向けた知識・技能の習得

関連 事業

◆ ピア・サポートの活動は、友だち同士で相談し合い問題を解決していく取組として重要

◆ 指導に当たる教員自身が、ピア・サポートプログラムの全体構造、指導の内容を学ぶ必要

◆ ピア・サポートプログラムの理論と演習を中心とした教員研修を実施

(4)保護者及び市民に対する啓発・支援

■現状と課題

○ いじめの防止に関するリーフレットを市民向け及び保護者向けに作成し、配布

○ 市民フォーラムの開催、相談調査専門員による出前講座の実施

○ 就学前の発達障害に関する早期発見に向けた啓発推進、就学前の様々な発達的な支援を必要とする子 どもの相談

○ 学齢期の相談では、学習面や集団参加で困っている子どもが孤立する事がないような合理的配慮

○ いじめを未然に防ぐためには、市民一人ひとりが問題意識をもち、その解決に向けた行動をとることが重要

(14)

○ 市民一人ひとりがいじめ問題に対する理解を深め、子どもを地域全体で見守り、育てる意識を醸成

○ 市民自らがいじめを防止するための広報啓発活動に参加できるような取組を推進

■今後の方向性

○ 市民の意識醸成を図るためのフォーラム等を実施

○ 小学校区や中学校区の地域「いじめ防止市民会議」の開催

○ 「いじめ対策ポータルサイト」の内容の充実

○ 発達障害に関する早期発見に向けた啓発の推進、関係機関との連携

○ 「人権・生涯」学習推進協議会への支援、様々な機会を通じて市民の人権意識の高揚

■具体的取組

a いじめ防止市民フォーラム等の実施

重点 事業

◆ 自死事件を風化させないよういじめ防止啓発月間の 10 月に、地域社会全体でいじめ防止を推進することを目的に 市民フォーラム等を実施

◆ 時代に応じたテーマ設定や講師を選定

b いじめ防止に関する出前講座の実施

重点 事業

◆ いじめ対策の取組や子どもがいじめにあっているときの対応方法などを周知・啓発

◆ 地域の小さな単位で実施

◆ 地域で子どもを見守り、育てる意識を醸成

c いじめ対策に関する保護者及び市民向けの広報啓発活動の実施

重点 事業

◆ 「いじめ対策ポータルサイト」を設置、広報誌「広報おおつ」や教育委員会広報誌「教育おおつ」において広報

◆ 「いじめ対策ポータルサイト」を設置し、保護者や市民にとって有用な情報を掲載

◆ 6月と 10 月には市役所庁舎に啓発月間に関する懸垂幕を掲示

d 発達障害に関する早期発見に向けた啓発の推進

関連 事業

◆ 3歳6か月児健診終了後の幼児から中学生までを対象として、発達障害の早期発見への取り組み

◆ 保護者からの申し込みに応じて、専門職による相談を行い子どもへの支援

◆ 発達障害に関する理解を深める関係機関への研修や市民向けの啓発

◆ 継続的支援、小中学生の保護者の新たな相談に対応して各学校との連携、教育相談センターとの連携の推進

e 市民を対象とした人権学習及び人権に関する広報啓発活動の充実

関連 事業

◆ あらゆる差別の解消、個性や違いを互いに受け入れ、共に認め合い、助け合う社会の実現

◆ 家庭や地域、学校園などが連携した中で、「人権を考える大津市民のつどい」の開催

◆ 「人権・生涯」学習推進協議会や「人権を守る大津市民の会」等の活動に対して支援

◆ 広報紙の発行や街頭啓発活動、「わたしと人権」の作品募集、また、人権学習に関する講師の紹介

2.いじめの早期発見(本編P83)

(1)いじめの早期発見に対する対応・支援

■現状と課題

○ 学校で認知したいじめ及びいじめの疑い事案の24時間以内での児童生徒支援課への報告に対する指 導・助言

○ 児童生徒支援課からいじめ対策推進室に全ての事案が報告されることにより、市と教育委員会で情報 を共有

○ スクールカウンセラーによる相談、教室巡回、授業や子どもに係わる教員とのコンサルテーション

○ スクールカウンセラーの増加する相談件数に対して、特に大規模校における派遣時数の増加が必要

○ スクールソーシャルワーカーは、複雑な家庭環境の影響が大きい子どもの対応に必要なケースが多い ものの、県からの配置が1名であり、複数配置や育成が必要

■今後の方向性

○ いじめの認知件数が多いことの肯定的な受け止め

○ いじめの発生のピーク期間、時間、場所等の把握

○ 速報の情報共有、相談調査専門員と指導主事の意見交換

○ 教職員がいじめの情報共有を怠った場合の処分の可能性の周知

○ スクールカウンセラーによる支援 ○ スクールソーシャルワーカーによる支援

(15)

■具体的取組

a いじめの疑いの速報にかかる 24 時間ルールの徹底・活用

重点 事業

◆ 学校で認知したいじめ及びいじめの疑い事案の 24 時間以内での児童生徒支援課への報告

◆ その後の対応についての児童生徒支援課における続報報告受理

◆ 学校のいじめ及びいじめの疑い事案の対応についての指導主事からの指導や支援

◆ いじめ及びいじめの疑い事案にかかる全体的な傾向の分析

b いじめの疑い事案の把握の強化・調査

重点 事業

◆ いじめの疑い事案について報告件数が多いことへの評価

◆ いじめの疑い事案の報告件数が少ない学校に対しての指導・助言

◆ 他都市のいじめの疑い事案の把握方法、報告様式、教委と学校の役割分担等の調査・研究

c いじめの疑い事案にかかる教育委員会と市との情報の共有

重点 事業

◆ 学校から報告のあった速報、続報、認知報告書全ての市と教育委員会での情報共有

◆ いじめ対策推進室から守る委員会への付議及び守る委員会からの意見や助言、懸念する事項等の児童生徒支援課 への伝達

◆ 相談調査専門員と指導主事を中心とする定期的な会議を開催し、情報や課題等の共有

d いじめが発生するピーク期間における対応

重点 事業

◆ 子どもに対するアンケート調査結果やいじめの疑い事案の報告によるいじめ被害のピーク期間等の把握

◆ 子どもに対するアンケート調査結果やいじめの疑い事案の報告のまとめなどの学校にへの提供

◆ 「おおつっこ相談チーム通信」、「おおつっこ てがみ そうだん」の配布

◆ ピーク期間での家庭訪問、見守り、校長会等における指導や各学校への通知、いじめ対策等専門員の巡回

◆ 外部専門家を派遣し、学校巡回を実施

◆ 地域関係者による学校巡回が行われるよう各学校に学校協力者会議等を通じ協力を求めるよう指導

◆ 長期休暇明けにおけるいじめ対策の取り組みを推進

e いじめの早期発見等のためのアンケート調査にかかるマニュアルの作成

重点 事業

◆ 年齢に応じた質問項目の設定や実施時期・回数、記入の仕方、提出方法などを定めたマニュアルの作成

◆ 各学校において、マニュアルをもとにアンケート調査方法等の見直しの指導・助言を実施

f 学校内におけるいじめ事案の情報共有の徹底

重点 事業

◆ 教職員がいじめの情報共有を怠り、地方公務員法上の懲戒処分を受けた事例の周知

◆ いじめ対策担当教員の情報集約、いじめ対策委員会での情報共有

◆ 自死事件における学校の情報共有の問題点について校内で周知するよう校長会等で指導

g いじめ事案等の相談に対するスクールカウンセラーの効果的な活用の推進

重点 事業

◆ スクールカウンセラーによる子ども、保護者、教職員に対する相談、教職員等への研修、被害の子どもの心のケア

◆ スクールカウンセラーの学校における相談体制の一員としての位置づけ、情報共有

◆ スクールカウンセラーの全中学校への派遣による生徒・保護者・教員に対する助言

◆ スクールカウンセラーの活動内容を分析しよりよい活動になるよう見直し検討

h スクールソーシャルワーカーの設置

重点 事業

◆ スクールソーシャルワーカーの拡充についての国等へ要望

◆ 市独自にスクールソーシャルワーカーを配置

(2)市及び教育委員会等における相談支援・居場所づくりの充実

■現状と課題

○ 「おおつっこほっとダイヤル」、「おおつ子どもナイトダイヤル」、「子ども相談ほっとダイヤル」によ る 24 時間体制での相談対応

○ 料金受取人払郵便「おおつっこてがみそうだん」を大津市内小中学校、高等学校及び養護学校、関係 機関等に配布

○ 子どもの人権の立場に立ち、子どもアドボカシーの役割を担える窓口

○ 課題や悩みをもった子どもにとって安心できる居場所を見つけるための支援

■今後の方向性

○ 「おおつっこ ほっとダイヤル」の継続 ○ 「おおつ子どもナイトダイヤル」の継続

○ 「子ども相談ほっとダイヤル」の継続 ○ 「おおつっこ てがみ そうだん」の複数回配布

○ 子どもが相談しやすい場所の整備や居場所づくりの推進

(16)

■具体的取組

a いじめ事案等に対応する多様な相談窓口の設置

重点 事業

◆ いじめ対策推進室での「おおつっこ ほっとダイヤル」の開設、火曜日の延長相談の実施

◆ 児童生徒支援課での「おおつ子どもナイトダイヤル」の開設、24 時間いつでも相談できる体制構築

◆ 教育相談センター及び少年センターでの「子ども相談ほっとダイヤル」の開設、臨床心理士の特別心理相談

◆ 相談窓口を記したカードの子どもへの配布、「おおつっこ てがみ そうだん」の配布

b 相談しやすい場所の整備及び子どもの居場所づくりの推進

重点 事業

◆ 子どもや保護者等が、人目を気にせず安心して相談ができる専用の相談室の整備

◆ 子どもが相談しやすく、子どもの孤立を防ぎ避難できる場所となるよう、子どもの居場所づくりの推進

c 児童クラブ・児童館等におけるいじめを含む情報の共有

関連 事業

◆ 児童クラブで、いじめの疑いを見極め、学校や子ども家庭相談室、いじめ対策推進室、関係機関等と情報共有

◆ 児童館が子どもの安心できる居場所となるように大人が子どもの言葉に傾聴、学校や関係部署との連携

◆ 相談調査専門員による市内の児童館等を巡回、地域の実情や子どもたちの様子の把握や相談対応

3.いじめへの対処(本編P93)

■現状と課題

○ 指導主事による学校からの情報収集、指導、学校訪問、対応や支援

○ いじめ対策等専門員による学校巡回、管理職とのいじめ対策についての懇談

○ 学校と教育委員会での対応協議、情報共有に加え、関係部署や関係機関との情報共有、地域や家庭との連携

○ 守る委員会から助言を受けた相談調査専門員による子どもやその保護者、学校への支援

○ 指導主事が対応すべきいじめ事案の増加に対して、きめ細やかに対応するための人材不足

○ 弁護士や社会福祉士、臨床心理士等の専門家の意見を取り入れた対応のための人材確保

○ 教員のいじめ問題に対する意識向上、組織的対応の確立、保護者との密な連携、安心して生活できる 居場所づくり

○ 他の児童生徒の教育の妨げがあると認められる児童生徒の保護者に対して児童生徒の出席停止、加害 側の心のケア

■今後の方向性

○ いじめ対策等専門員や指導主事による事案対応の指導・支援

○ 研修会や各種会議等での事案の未然防止や組織的対応の強化

○ 適切な早期対応のための学校と教育委員会の連携

○ 指導主事の増員についての検討 ○ 国からの指導に応じた加害の子どもの出席停止

○ 相談調査専門員による子ども等への総合的な支援

○ 加害側の子どもの思いやその背景も含めた支援

■具体的取組

a いじめ事案対応にかかる指導主事等による指導支援

重点 事業

◆ いじめ対策等専門員や指導主事による学校訪問、指導、助言、事案の迅速かつ適切な解決

◆ 生徒指導上の課題が大きい小学校に子ども支援員を配置し、情報収集や連携、記録の整理、学習支援、生活支援

◆ 少年センターにおいても、学校だけでは対応が困難な事案に対して、学校支援アドバイザーを派遣

b いじめ事案対応にかかる外部専門家の派遣

重点 事業

◆ 弁護士・精神科医・臨床心理士・社会福祉士・学識経験者・警察官経験者などの外部専門家等の参画を強化・拡充

◆ 学校・教育委員会、外部専門家が協力・連携しながら事案の早期解決を図る

c (仮称)子ども学校支援チームの設置の検討

重点 事業

◆ 事案に応じて専門家を集めたチームを結成し学校に派遣

◆ 「(仮称)子ども学校支援チーム」の設置を検討

d いじめ事案に対する情報の適正な取り扱い

重点 事業

◆ 子どもの安全を守り、支援するために必要な情報についての保護者への情報提供にかかる学校への支援

◆ 説明責任を果たすための情報公開に関する研修の実施、文書等管理の徹底

◆ 「重大事案に関するアンケート調査結果等の公表基準」に基づいた被害を受けた子どもとその保護者への提供

◆ 教育委員会及び学校からの守る委員会の調査・調整への協力

(17)

e 重大ないじめ事案にかかわるアンケート調査結果の情報開示

重点 事業

◆ 「重大事案に関するアンケート調査結果等の公表基準」に基づいた被害を受けた子どもとその保護者への提供

◆ 「重大事案に関するアンケート調査結果等の公表基準」についての研修等を通じた学校への周知徹底

f ネット上のいじめに関する対応マニュアル等の整備

重点 事業

◆ 相談窓口一覧や、書き込み等の削除方法のマニュアルやガイドラインの作成

◆ 教職員を対象とした研修等の実施

g 相談調査専門員による子ども等への総合的な支援

重点 事業

◆ 相談調査専門員による子どもや関係者との調整、事案の解決に向けた助言・支援

◆ 必要に応じた保護者への支援、いじめの当事者の家庭に寄り添った対応

◆ いじめだけでなくその背景にある課題の解決も含めた、関係部署、関係機関との連携、支援

B.学校が実施する施策 (本編P97)

法第13条に基づき、各学校ではそれぞれの実情に合わせて、「学校いじめ防止基本方針」を策定します。

この基本方針に基づき、各学校は、いじめ防止対策に努めます。

1.いじめの未然防止(本編P97)

(1)子どもの主体的な参画

■現状と課題

○ 児童会・生徒会を主体とした異年齢集団での活動を行うことにより、自己肯定感の向上等を図る取り組み

○ 児童会・生徒会に入っている子どもだけでなく、全ての子どもに取組を広げていく

○ 学校間の情報を共有することにより、より良い子ども主体のいじめ対策の取組を検討する

○ 漠然としたいじめに対する意識を高めるのではなく、子ども自身が考えて取組目標等を設定する

■今後の方向性

○ 各学校の状況、子どもの特性等を踏まて推進

○ 児童会・生徒会を中心に、子どもの主体性を尊重した取組の維持・拡大

■具体的取組

a 児童会及び生徒会を主体とした活動の推進

関連 事業

◆ 子どものアイデアを尊重した取組を推進できるよう、教職員が支援しながら実施

◆ 児童会・生徒会の活動の情報を収集・整理し、様々な取組が広く行われるようにサポート

◆ 人権に関して考える集会の開催、いじめの防止意識を高めるためのリボンの着用、意見箱の設置などの取組

◆ 自校に適した具体的な取組の実施

b 学校・学級及び個人のいじめ防止に関する取組目標の設定

関連 事業

◆ いじめ防止に関する標語、スローガン、ポスターの作成など、取組目標を学校・学級・個人等の単位で設定

◆ 子どもによるパトロールの実施

◆ いじめに対して子どもが主体的に問題意識を持ち、解決に向けた行動を促進

(2)子どもに対する教育・啓発

■現状と課題

○ 子どもの心を豊かにする教育を実践するため、定期的に「大津市人権教育担当者研修会」を実施

○ ゲストティーチャーによるいじめ及び人権に関する講演や授業の実施

○ 子どもの存在や意見が尊重される授業づくり・学級づくりを全教職員に周知徹底と組織的な検討

○ 授業方法の工夫による自己肯定感の醸成、、互いによさや違いを認め合う豊かな人間関係をつくる教育

○ 「人とかかわる力」「人とつながる力」を身につけさせ、対等な関係を結ぶ力を育てることが重要

○ 集団形成の過程におけるトラブルなどを教員が丁寧に拾い上げ、学級の集団に返しながら、子どもに しっかりと考えさせていく教育

■今後の方向性

○ 子ども自身がいじめ問題を議論できる道徳教育、自他ともに認め合える人権教育を実施

○ 道徳教育の充実のため「子どもの心を豊かにする教育実践プログラム」の整備、活用

(18)

○ 子どもの存在や意見が尊重される授業づくり・学級づくりに向け、指導者の力量アップの推進

○ 「いじめ」の視点を持って授業を行うこととの周知と、各学校における取組への反映

■具体的取組

a 子どもの心を豊かにする教育の推進

重点 事業

◆ 道徳教育では「いじめをしない、いじめにあっている子を助ける」行動につながるような指導

◆ いじめに関する問題を多面的・多角的に考えるためのロールプレイなどの実施

◆ 子ども自身が考え、整理できるように指導、各学校で道徳の時間の授業参観

◆ 今後整備する「子どもの心を豊かにする教育実践プログラム」を活用、指導の充実

b 自他ともに認め合う人権教育の推進

重点 事業

◆ 子どもたちの発達段階に応じ、人権の意義・内容や重要性について理解を深める

◆ 性別や国籍、障害者、性的少数者、宗教、出自等を含め、人権を尊重する態度と実践力を養うための人権教育を実施

◆ 全ての子どもたちが一人の人間として大切にされていると実感できる環境づくり

c いじめ問題にかかる子どもの解決力を育むための教育の推進

重点 事業

◆ 善悪の判断や思いやりの心の育成、自他ともに認め合うなどの道徳教育、人権教育を推進

◆ いじめにあったときどのような行動をとればよいのか具体的対処方法の伝達

◆ 観衆や傍観者の子どもが回りの大人に相談するなど一人ひとりのの友だちを大切にすることを学校行事等で伝達

◆ よりよい子ども同士のコミュニケーションの促進

d 専門家によるいじめ問題や人権教育等にかかる授業の実施

重点 事業

◆ いじめ及び人権などに関するゲストティーチャーによる講演や授業

◆ 弁護士や警察官、いじめや犯罪を受けた体験者等、様々な専門家や経験をもつ方の話を聞く

◆ いじめは重大な人権侵害に当たり決して許されないことや人権を守ることの重要性についての理解の深化

e 子どもの存在や意見が大切にされる授業づくり・学級づくりの推進

重点 事業

◆ 様々な個性を持った子どもたちが、より良い人間関係をみんなで一緒につくり上げていくための集団づくりの推進

◆ 子どもたちが考えたことや話し合ったことなどを発表する活動を取り入れた学習の推進

◆ 中学校の部活動における人権感覚や道徳性を育みと仲間づくりや集団づくり

◆ 体験的な学習を推進し、集団生活や社会生活を送る上で必要な資質や能力、態度の育成

f いじめ防止啓発月間・人権週間における取組

重点 事業

◆ 校内人権週間の設定と人権に関する作文や標語、ポスターなどを制作、掲示、発表

◆ いじめ防止啓発月間や人権週間などを中心に、話し合いや集会、講演会などの実施

◆ 啓発月間における人権及び道徳に係る教育を実施と、子どもの主体的ないじめの防止活動の支援、指導

g 思いやりの心を育てる異年齢交流の推進

関連 事業

◆ 学年を超えて異年齢の仲間とコミュニケーションをとることにより、お互いを思いやる心を育てる教育の実施

◆ 学年・学級の枠を超えて、運動会での色別対抗種目など、年間を通しての縦割り班での活動

◆ 保幼小中の校園種をこえ、家庭や地域、関係機関等と連携した教育を図り、発達段階に応じた学校教育の充実

◆ 子どもの育ちや学びの連続性をより一層重視し、保幼小中が連携しながら、一貫的な教育を推進

h ネット上のいじめを含めた情報モラル教育の推進

関連 事業

◆ 情報をいかに使っていくか、情報社会の特性の一側面である影の部分の理解

◆ 各教科等の中において情報モラル教育を実施

◆ 専門家を招いて、同時に保護者にも参加してもらえるよう周知

◆ 情報通信手段を適切に利用し、身を守ることができるような手立てについて周知

(3)教員等に対する研修・支援

■現状と課題

○ 教職員研修用のリーフレットを用いた研修や、SCによるストレスマネジメントなど校内研修の実施

○ SCやベテランの教員の指導・助言による子どもの様子を把握するための教育相談

○ いじめ対策担当教員が研修等で得た知識や能力を、各学校の教職員に広めるため、研修会等の開催

○ いじめ対策委員会を週1回定例的に開催等による全教職員で共通理解

○ 子どもの話をじっくり聴く姿勢・能力の向上

○ 子どもの始点に立って問題の本質を把握し、望ましい方向に導くためのスキルや経験の取得

○ 特に若い教員等は、経験豊富な教員、ロールモデルとなる教員から必要なスキルやノウハウの伝達

参照

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