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旅館業のてびき(H30改訂)

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- 1 -

旅 館 業 の て び き

(旅館・ホテル営業、簡易宿所営業)

東京都西多摩保健所

生活環境安全課 環境衛生第一・第二担当

〒198-0042 東京都青梅市東青梅1-167-15 電話 0428(22)6141(代表)

ファックス 0428(23)3987

(2)

- 2 -

1 法の目的

2 旅館業の種別

旅館業の業務の適正な運営を確保すること等により、旅館業の健全な発達を図るとともに、旅 館業の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応したサービスの提供を促進し、も つて公衆衛生及び国民生活の向上に寄与することを目的としています。

 旅館・ホテル営業 ・・・宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で簡易宿所営業及び 下宿営業以外の施設をいいます。

 簡易宿所営業 ・・・・・客室を多数人で共用する宿泊施設です。

いわゆるカプセルホテルや山小屋など1つの客室を多数人で共用 する場合がこれにあたります。

 下 宿 営 業 ・・・・・一月以上の期間を単位とする宿泊施設です。

宿泊業をお考えの方に 旅館業の他に「住宅宿泊事業」として宿泊料を受け180日を超えない日数で人を宿泊する事業もあります。届出等について は所管部署にお問い合わせください。

(法第2条第2項)

(法第2条第3項)

(法第2条第4項)

●民泊とは?

法令上の明確な定義はありませんが、宿泊料を受け人を宿泊させる営業・事業のことをいいます。これらの営業・事業を行う場合には旅館業法 に基づく「旅館業」の許可を取得、又は住宅宿泊事業法に基づく「住宅宿泊事業」の届出をする必要があります。住宅宿泊事業の届出等について は所管部署(P-20 に掲載)にお問い合わせください。

※ 住宅宿泊事業

旅館業営業者以外の方が宿泊料を受け、住宅に人を宿泊させる事業であって、人を宿泊させる日数が1年で180日を超えないもの。

(3)

- 3 -

3 営業種別基準等と主な相違点

項 目 旅館・ホテル営業 簡 易 宿 所 営 業

客室の床面積 1 客室の床面積7㎡以上

※ 寝台(ベッド)を置く場合は、9㎡以上

延べ床面積33㎡以上

※ 宿泊者を10人未満とする場合は、

1人当たり3.3㎡以上

(多数人で共用しない客室を設ける場合に は、総客室の延べ床面積の 2 分の 1 未満 とすること)

玄関帳場等

玄関帳場その他宿泊しようとする者の確認を適切に行うた めの設備として、以下のいずれにも適合すること

① 事故の発生その他緊急時に迅速な対応を可能とする設備を 備える。

② 宿泊者名簿の正確な記載、客室の鍵の適切な受け渡し及び 宿泊者以外の出入り状況の確認ができる設備を備える。

事故が発生した時その他の緊急時にお ける迅速な対応を可能とする体制をとる こと。(維持管理基準)

浴室 入浴設備を有する(近隣に浴場等入浴設備のない場合)。 施設名称の掲示 営業施設には公衆の見やすい場所に施設の名称を掲げる。

洗面所・便所 洗面所及び便所の手洗い設備には、清浄な湯水を十分に供給するとともに、石けん、ハンドソープ等を常 に使用できるように備えること。

(4)

- 4 -

第 1 章 許可申請編

~目次~

1 旅館業許可までの手続き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

2 許可申請時に必要な書類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

3 申請時の主な注意点

(1) 旅館業法の許可が必要な施設とは ? ・・・・・・・・ 8

(2) 客室の面積の考え方は? ・・・・・・・・・・・・・・・ 9

(3) 玄関帳場等の設備に関する考え方は ・・・・・・・・ 11

(4) 浴室に関する考え方は? ・・・・・・・・・・・・・・・ 13

(5) 便所の設置に関する考え方は ? ・・・・・・・・・・・・ 15

(6) 施設名称の掲示に関する考え方は? ・・・・・・・・ 17

(7) その他の基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

4 設置場所に関する意見照会について ・・・・・・・・・・ 19

5 関係機関一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

(5)

- 5 -

1 旅館業許可までの手続き

申請場所・構造設備 について、図面等を 持参のうえ、事前に ご相談ください。

なお、関係機関(P-

20、21)

にもご相談 ください。

事 前 相 談

申 請 書 を 受 理 し た 後、関係法令(建築基 準法、消防法)等の手 続きについて記載し た 文 書 を 交 付 し ま す。

関 係 機 関 へ の 相 談 手 続 き

施設が完成したら、

保健所の職員が、設 備 基 準に 適 合し て い る かど う か等 に つ い て検 査 をし ま す。

施設の検査

書 類 審査 及 び検 査 に よ り基 準 に適 合 し て いる こ とが 確 認されると、保健所 長 に より 許 可さ れ ます。許可されるま で 営 業す る こと は できません。

許 可

許 可 申請 手 続き に は、

P-6、7

の書類が 必要です。

申請手続き

施設完成時、検査済証により、

建築基準法に適合した建築物 であることを確認します。

提 示 し て く だ さ い

通 知 書

消防機関からの通知書を受理しま す。これにより、消防関係法令等に 適合することを確認します。

通 知

申請書を受理した後、消防機関 に通知します。

照 会

申請書を受理した後、施設の許可に ついて教育機関・警察等に意見を照 会することがあります。

回 答 書

照会した機関からの回答書を受 理します。

保健所の通知・照会先

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- 6 -

2 許可申請時に必要な書類

許可申請にあたり、下記の書類が必要です。

【許可申請時に必要な書類等】

旅館業営業許可申請書

(施設・構造設備の概要)

申告書

(法第3条第2項各号に該当することの有無)

◍ 該当する際はその内容を記載する

詳細は別添の「基準等一覧」人的要件の欄を参照ください。

見取図

(半径 300 メートル以内の住宅、道路、

学校等が記載されたもの)

配置図、各階平面図、正面図、側面図 配管図

(客室等にガス設備を設ける場合)

定款又は寄附行為の写し

(法人の場合)

申請手数料

旅館・ホテル営業 30,600 円 簡易宿所営業、下宿営業 16,500 円

【施設完成後に必要な書類等】

建築基準法に基づく検査済証の写し

(本証照合)

施設完成後、検査時に確認 登記事項証明書

(法人の場合)

旅館業を営もうとする施設について土地及び建物 に係る登記事項証明書

、賃貸借契約書の写しその 他の旅館業を営むために必要な権原を有すること を示す書類(※次項参照)

※ 6 か月以内に発行されたもの(原本提出)

(7)

- 7 -

※旅館業を営むために必要な権原を有することを示す書類の具体例

(1-1) 共有名義の自己所有施設の場合(区分所有を除く)

⇒ 土地・建物に係る登記事項証明書及び建物の所有者全員の使用承諾書等

(1-2) 建築物の所有者が申請者と同一であることを確認でき、その使用権原が申請者にあることが明白な 自己所有施設の場合(区分所有を除く)

⇒ 土地・建物に係る登記事項証明書

(2-1) 賃貸借契約を締結している施設の場合(区分所有を除く)

⇒ 土地・建物に係る登記事項証明書、賃貸借契約書の写し及び使用承諾書等

なお、当該賃貸借契約書の写しにより、建物の所有者と申請者との間に結ばれた賃貸借契約書であって、旅館業を営むこと(賃 貸借契約書の使用目的の項や用途の項に「旅館業」の記載がある等)が明白である場合は、使用承諾書等は不要です。

(2-2) 分譲マンションにおいて賃貸借契約を締結している施設の場合

⇒ 施設に係る登記事項証明書、施設所有者の使用承諾書等及び共有部分に係る管理組合の使用承諾書等

なお、分譲マンションにおいて管理組合が組織されていない場合は、当該建物に係る規約の写しや総会の議事録等、宿泊客等 が共有部分を使用することについて認めている旨明記された書類を添付してください。

(3) 分譲マンションにおいて、申請者が区分所有者である施設の場合

⇒ 施設に係る登記事項証明書及び共有部分についての使用承諾書等

なお、分譲マンションにおいて管理組合が組織されていない場合は、当該建物に係る規約の写しや総会の議事録等、宿泊客等 が共有部分を使用することについて認めている旨明記された書類を添付してください。

(4) 分譲マンションにおける共有部分の施設の場合(ゲストルーム等)

⇒ 施設に係る登記事項証明書(共有部分として登記されているもの)及び当該施設に係る規約(旅館業を営む旨が明記されてい るもの)の写し

(8)

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3 申請時の主な注意点

(1) 旅館業法の許可が必要な施設とは?

旅館業法の許可が必要な施設は、下表の4項目の全てに該当する場合です。会員制の宿泊施設や企業の研修所であっても下表の要件に該 当する場合は旅館業法に基づく許可が必要となることがありますので保健所に相談してください。

1 宿泊料を受けていること

(法第2条)

※ 宿泊料という名目で受けている場合はもちろんのこと、宿泊料として受けていなくても、電気・水道等の維持費の名目も事実上の宿泊料と考え られるので該当します。

2 寝具を使用して施設を利用すること

(法第2条)

※ 寝具は、宿泊者が持ち込んだ場合でも該当します。

3 施設の管理・経営形態を総体的にみて、宿泊者のいる部屋を含め施設の衛生上の維持管理責任が営業者にある ものと社会通念上認められること

(厚生省生活衛生局指導課長通知 昭和 61 年 3 月 31 日衛指第 44 号「下宿営業の範囲について」

※ 宿泊者が、簡易な清掃を行っていても、施設の維持管理において、営業者が行う清掃が不可欠となっている場合も、維持管理責任が、営業者に あると考えます。

4 宿泊者がその宿泊する部屋に生活の本拠を有さないことを原則として営業しているものであること

(厚生省生活衛生局指導課長通知 昭和 61 年 3 月 31 日衛指第 44 号「下宿営業の範囲について」

●旅館業法と賃貸借契約

旅館業と関連するものとして、借地借家法に規定する定期借家契約というものがあります。

定期借家契約では、契約期間を自由に設定することができるため、契約期間を1日とした定期借家契約を締結することも可能です。

旅館業法の許可が必要か否かを判断する場合に、借家契約を締結していることを理由に、生活の本拠があると判断することはでき ません。実際には、利用形態を考慮して、生活の本拠があるかを判断する必要があります。ウィークリーマンション等も旅館業の許 可が必要になりますので注意してください。

(9)

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(2) 客室の面積の考え方は?

客 室 と は ?

客室は、睡眠、休憩等宿泊者が利用し得る場所(客室に付属する浴室、便所、洗面所、板間、踏込等であって、床の間、押し入 れ、共通の廊下、共用の設備及びこれに類する場所を除く。)をいい、原則として壁、ふすままたはこれらに類するものを用いて区 画されたものをいいます。

構 造 部 分 の 合 計 床 面 積 と は ?

営業の種類 政令 政令の基準 条例 条例の基準

旅館・ホテル営業 1-1-1 1 客 室 の 床 面 積 7m以上

(寝台を置く客室にあっては、9m以上) 7-1-2-イ

1 客室の規則で定める構造部分の合計床面 積は、政令に規定する面積以上※

簡易宿所営業 1-2-1

客 室 の 延 床 面 積 33m以上

(宿泊者の数(2 人以上)を10人未満とする場合には、

3.3 ㎡に当該宿泊者の数を乗じて得た面積以上であること)

9-1-2 1 客室の規則で定める構造部分の合計延 床面積は、政令に規定する面積以上※

※【構造部分の床面積の算定方法】

構 造 部 分 の 合 計 床 面 積 は 、 寝 室 、 浴 室 、 便 所 、 洗 面 所 、 そ の 他 宿 泊 者 が 通 常 立 ち 入 る 部 分 の 床 面 積 を 合 計 し た 面 積 で す 。

こ こ で い う 面 積 は 、 建 築 設 計 図 面 に 記 載 さ れ て い る 壁 芯 面 積 で は な く 、 内 法 ( う ち の り ) 面 積 を 指 し ま す 。

右図の例では、塗りつぶしの部分(A+B)が構造部分の床面積の算定範囲になり、通 常は立 入 ら な い ク ロ ー ゼ ッ ト 等 の 収 納 部 分 を 除 い て い ま す 。 例 に は あ り ま せ ん が 、 床 の 間 、 押 入 れ 等 の 通常は立 入 ら な い 部 分 に つ い て も 算 定 か ら 除 外 し ま す 。

A

B

浴室・便所

(10)

- 10 -

客室その他の基準 (旅館・ホテル営業の基準を簡易宿所営業でも準用)

(簡易宿所営業)

旅館業法施行条例第7条第 1 項第 2 号

ロ 収容定員に応じた十分な広さを有し、清掃が容易に行える構造であること

ハ 睡眠,休憩等の用に供する部屋は、窓からの採光が十分に得られる構造であること。

旅館業法施行条例第 7 条第 1 項第 4 号

宿泊者を宿泊させるために十分な数量の寝具類を有すること。

【考え方】 ○ 収容定員は消防法の規定の遵守が必要です。

〇 無窓客室は不可(施行令第 1 条第 1 項第 3 号)

【注 意】

〇 建築物にあっては建築基準法(昭和 23 年法律第 201 号)第 2 条第 4 号に規定する居室であることが前提の ため、その基準を満たしていない納戸やロフト等は、客室とはなりません。

〇 内法面積は、設計図に記載されている壁芯面積より狭くなるため、施設完成後の面積不足に注意。

旅館業法施行令第1条第2項

2 階層式寝台を有する場合には、上段と下段の間隔は、おおむね 1 メートル以上であること。

旅館業法施行条例第 9 条第 1 項

3 多人数で共用しない客室を設ける場合には、その客室の延べ床面積は、総客室の延べ床面積の二分の一未満とすること。

(11)

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(3) 玄関帳場等の設備に関する考え方は?

「旅館・ホテル営業」の施設における、 『玄関帳場その他宿泊しようとする者の確認を適切に行うための設備』に関する 規定は、次のとおりです。

旅館業法施行令第1条第1項第2号

宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他当該者の確認を適切に行うための設備として厚生労働省令で 定める基準に適合するものを有すること。

旅館業法施行規則第4条の3(厚生労働省令)

以下のいずれにも該当すること。

一 事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応を可能とする設備を備えていること。

二 宿泊者名簿の正確な記載、宿泊者との間の客室の鍵の適切な受渡し及び宿泊者以外の出入りの状況の確認を可 能とする設備を備えていること。

旅館業法施行条例第7条第1項

宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場を設ける場合は、宿泊しようとする者の利用しやすい位置とし、受付 等の事務に適した広さを有するものとすること。

考え方】

○ 玄関帳場(フロント等)を設置する場合

・ 施設の出入口、または宿泊しようとする方が施設を利用しようとするときに必ず通過する通路に面して設置し、営業者と 宿泊しようとする方とが必ず応接できる構造としてください。

・ 営業者と全く応接せず客室に自由に出入りできる構造となるものは認められません。

○ 玄関帳場(フロント等)を設置しない場合、規則第4条の3のいずれにも該当する必要があります。

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玄関帳場等の具体例

○宿泊しようとする方との面接に適する玄関帳場(フロント等)

施設の出入口、または宿泊しようとする方が宿泊施設を利用しようとするときに必ず通過する 通路に面して設置し、営業者と宿泊しようとする方とが必ず応接できる構造

○玄関帳場を設けず、ICT機器などの設備を設ける場合

ア 宿泊者に緊急を要する事態等が発生した際に、宿泊者が施設従業者・管理会社等に緊急通報するために、客室、

通路、等に電話機等の通信設備を設置している。

また、宿泊者からの求めに応じて、施設従業者・管理会社が徒歩・車・自転車・バイク等の手段を用いて、おおむ ね 10 分程度で職員等が駆けつけることができる体制を整えている。

イ 施設従業者等が宿泊者の顔、宿泊者名簿の正確な記載を画像により鮮明に確認するため、施設等にテレビ電話や タブレット端末を備え付けている。

ウ 宿泊者がスマートフォン等を使用して客室等の鍵の開閉を行うシステム(スマートロック等)を設置している。

エ 宿泊者の本人確認や宿泊者以外の出入りの状況確認を、鮮明な画像により常時確認することができるビデオカメラ 等を設置している。

※ICTとは?

「Information and Communication Technology」の略語で、「情報通信技術」と訳されております。

(例 宿泊客や宿泊者名簿が確認できるタブレット端末、テレビ電話機 等)

〇簡易宿所営業の施設の場合 旅館業法施行条例第 4 条第 1 項

12 旅館・ホテル営業以外の施設にあっては、事故が発生した時その他の緊急時における迅速な対応を可能とする体制を とること。

【考え方】「玄関帳場を設けず、ICT機器などの設備を設ける場合」アに準ずる。※維持管理基準であって、許可の基準ではない

(13)

- 13 -

(4) 浴室の設置に関する考え方は?

「旅館業」における、浴室に関する規定は次のとおりです。

旅館業法施行令第 1 条第 1 項第 4 号(旅館・ホテル営業)、第 2 項第 4 号(簡易宿所営業)

(構造設備の基準)

当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障を来さないと認められる場合を除き、宿泊者の需要を満たすことができ る適当な規模の入浴設備を有すること。

旅館業法施行条例第 7 条第 1 項 ※旅館・ホテル営業の基準を簡易宿所営業でも準用 4 浴室は、次の基準によること。

イ 清潔で衛生上支障のないよう清掃が容易に行える構造であること。

ロ 浴槽及び洗い場には、排水に支障が生じないよう適切な大きさの排水口を適当な位置に設けること。

ハ 共同用の浴室又はシャワー室を設ける場合には、宿泊定員及び利用形態等を勘案し、十分な広さの脱衣室を付設する こと。

(ろ過器を使用して浴槽水を循環させる場合の基準)

ニ ろ過器等を使用して浴槽水を循環させる場合には、次の構造設備の基準によること。

(1) ろ過器は十分なろ過能力を有し、ろ過機の上流に集毛器が設置されていること。

(2) ろ過器のろ材は、十分な逆洗浄が行えるものであること。ただし、これにより難い場合には、ろ材の交換が適切に行 える構造であること。

(3) 循環させた浴槽水を、打たせ湯、シャワー等に再利用しない構造であること。

(4) 浴槽からあふれた湯水を再利用しない構造であること。

(5) 入浴者の浴槽水の誤飲、飛まつの吸引等による事故を防止するための措置が講じられた構造であること。

(6) 循環水取入口は、入浴者の吸込事故を防止するための措置が講じられた構造であること。

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【考え方】

○ ろ過機は、1 時間あたり浴槽の容量以上のろ過能力を有することが望ましい。(ニ-(1))

〇 集毛器は毎日の清掃が必要であるため、容易に蓋が取り外せるなど、清掃しやすい構造であることが望ましい。(ニ-(1))

〇 ろ過機のろ材は、逆洗浄で十分洗浄できる砂等の材質が望ましい。逆洗浄が困難なものについては、ろ材の交換が営業者の 日常管理の中で容易に行える構造であること。(ニ-(2))

〇 シャワー、打たせ湯及びミストサウナ等は飛まつを吸引する可能性が高いため、レジオネラ属菌汚染のリスクの高い循環浴 槽水の使用を禁止するものである。従って、循環浴槽水を浴槽水面の上部から補給する方式についても、利用者が打たせ湯の ように使用する危険性があるが場合は禁止すること。(ニ-(3))

〇 浴槽のオーバーフロー水は、すべて排水される構造とし、新たな施設の回収槽設置を禁止する。ただし、名義変更等により 既存の回収槽設置施設を引き続き使用する場合は、浴槽同様に槽内の湯水を毎日換水し、内部の清掃を行うこと。(ニ-(4))

〇 循環浴槽水を落とし込みにより浴槽に補給する場合は、入浴者が誤って飲用したり、飛まつを吸引することのないよう、飲 用禁止の表示や、入浴者が落とし込み部分に近づかないような措置、または飛まつの発生しない方法で補給する等の措置を講 じること。(ニ-(5))

〇 気泡発生装置を使用する場合は、空気取入口は、土ぼこりが混入しないよう屋内に設け、これにより難い場合は取入口にフ ィルターを設置すること。(ニ-(5))

〇 循環水取入口は目皿等を設置することにより、吸引事故を防止する構造とすること。また、管理者は、取入口の流速につい て定期的に確認すること。(ニ-(6)) ※ 取入口は体で完全に塞がれない形状

(その他)

〇脱衣室の入浴者の見やすい場所に、入浴前に体を洗うこと等、浴槽に汚れを持ち込まないための利用者への注意喚起を提示す ること。

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(5) 便所の設置に関する考え方は?

「旅館業」における便所の設置に関する規定は、次のとおりです。

旅館業法施行令第1条第1項第6号(旅館・ホテル営業)、第2項第6号(簡易宿所営業)

適当な数の便所を有すること。

旅館業法施行条例第7条第6号

旅館・ホテル営業の基準を簡易宿所営業でも準用 便所は、次の基準によること。

イ 防虫及び防臭の設備並びに手洗設備を有すること。

ロ 宿泊者等の利用しやすい位置に設けること。

ハ 共同便所を設ける場合は、男子用、女子用の別に分けて、適当な数を備え付けること。

ニ 便所を付設していない客室を有する階には、共同便所を設けること。

【考え方】

○ 共同便所について

便所を付設していない客室を有する階に設置する共同便所は、その階において宿泊客専用の共同便所を男女別に分けて設 置する必要があります。男子用便所に設置される便器については、大小を兼ねた便器でも支障ありません。

○ 簡易宿所営業における便所について

一客室のみの営業であっても、多数人での共用という利用形態から、男女別の共同便所が少なくともそれぞれ一箇所必要 となります。

○ 一客室のみの旅館・ホテル営業施設における便所について

客室の外にしか便所がない場合であっても、その便所が客室から利用しやすい位置にあり、かつ、戸建住宅等の居住者と の移動動線等を踏まえて宿泊客専用の便所とみなせるとき、その客室は、便所を付設している客室とみなすことができます。

(※ 利用しやすい位置とは、便所の位置が、客室の上下の階に設置されていることも含みます。)

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共同便所に関する考え方

(共同便所の要件は、男子用・女子用の別に分けて、適当な数であること)

要不要の別

種別 共同便所が必要 共同便所は不要

旅館・ホテル営業

便所を付設していない、2以上の客室のある階

(1客室しかない場合は、男女別の共同便所で なくてもよい)

〇便所を付設している客室のみの階

○棟ごと貸切りの場合(の棟全体)

○階ごと貸切りの場合(の階)

簡易宿所営業 多数人で共用する客室のある階 便所を付設している、多数人で共用しない客室のみの階

共同便所として男女の別に分けた便器の設置が必要

住居全ての貸切(左図網掛)、1 フロア貸切(右図網掛)などの場合は、

便所を付設した客室に該当するため、条例第 7 条第 6 号ニは適用されな い。※ 居住者と宿泊者との便所の共用は不可。

共同便所が必要となる例 共同便所が必要とならない例

居 住 者 用 ト イ レ 廊下

浴室脱衣所

便所を付設していない客室

(2部屋以上)

廊下 洗面

浴室脱衣所 洗面

多数人で共用 する客室

(17)

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(6) 施設名称の掲示に関する考え方は?

施設名称の掲示に関する規定は、次のとおりです。

ゲストハウス●●

ペンション

東京の杜

東京の杜

旅館業法施行条例第6条

(営業者の遵守事項)

営業施設には、公衆の見やすい場所に、施設の名称を掲げること。

【考え方】

○ 施設名称の表示については、公衆が当該施設を認識できる程度の標識としてください。

○ 既存の看板や表札でも差し支えありません。旅館業法における営業施設であることが認識できるものが望ましいです。

○ 建築物の一部分(分譲マンションの1室等)で営業する施設については、前段の趣旨を踏まえ、郵便受け等に表示する等、複 数個所に表示するようにしてください。

(18)

- 18 -

(7) その他の基準

換気、採光、照明、防湿、排水、洗面設備、ガス設備等に関する規定は、次のとおりです。

旅館業法施行令第 1 条第 1 項(旅館・ホテル営業)、第2項(簡易宿所営業)

(構造設備の基準)

3 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。

5 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。

7 その設置場所が法第 3 条第 3 項各号に掲げる施設の敷地(これらの用に供するものと決定した土地を含む)の周囲お おむね 100 メートルの区域内にある場合には、当該施設から客室又は客の接待をして客に遊興若しくは飲食をさせるホ ール若しくは客に射幸心をそそるおそれがある遊技をさせるホールその他の設備の内部を見通すことを遮ることができ る設備を有すること。(旅館・ホテル営業のみ)

旅館業法施行条例第 7 条第 1 項 ※ 旅館・ホテル営業の基準を簡易宿所営業でも準用

(旅館・ホテル営業の施設の構造設備の基準)

3 宿泊者を宿泊させるために十分な数量の寝具類を有すること。

5 客室にガス設備を設ける場合には、次の基準によること。

イ 専用の元栓を有すること。

ロ ガス管は、耐食性を有し、ガスの供給が容易に中断されないものであり、かつ、容易に取り外すことができないよう に接続されていること。

7 共同洗面所を設ける場合、その洗面設備の給水栓は、宿泊者の需要を満たすことができるよう適当の数を有すること。

【考え方】

○ 共同洗面所の設置場所は、宿泊者の利用しやすい場所とすること。

〇 洗面所には、清浄な湯水を十分補給するとともに、石けん、ハンドソープ等を常に使用できるよう備えること。

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4 設置場所に関する意見照会について(法第3条第3項、第4項)

許可申請施設の設置場所が、下記施設の敷地の周囲おおむね100メートルの区域内にある場合、旅館の設置によって清純な施設環境が 著しく害されるおそれがないかどうかについて、保健所から下記施設を所管・監督する関係機関に対し、意見を照会します。

法第3条第3項に該当する施設とは?

1 学校教育法第1条に規定する学校(大学を除く)及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進 に関する法律第 2 条第 7 項に規定する幼保連携型認定こども園【法 3-3-(1)】

2 児童福祉法第7条第1項に規定する児童福祉施設【法 3-3-(2)】

3 社会教育法第2条に規定する社会教育に関する施設その他の施設で、

前2号に掲げる施設に類するものとして都道府県の条例で定めるもの【法 3-3-(3)】

(1)学校教育法第134条第1項に規定する各種学校で、その教育課程が同法第1条に規定する学校(大学を除く)

の教育課程に相当するもの【条2-1-(1)】

(2)図書館法第2条第1項に規定する図書館【条2-1-(2)】

(3)告示指定施設【条2-1-(3)】

前2号の施設の他、下記施設その他これらに類する施設のうち、主として児童の利用に供されるもの又は 多数の児童の利用に供されるもので、特に知事が必要と認めて指定するもの

※ 詳細は別添の基準等一覧「設置場所」を参照し、保健所までお問い合わせください。

(20)

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5 関係機関一覧

建物の建築(建築確認等)について【建築基準法・東京都建築安全条例・バリアフリー法等】

担当機関 所管する市町村 全域を担当

東京都多摩建築指導事務所 建築指導第一課

指導第一担当・指導第二担当(立川合同庁舎)

042-548-2044

昭島市、国立市、狛江市、東大和市、

武蔵村山市、多摩市、稲城市

間 の 建 築 確 認 検 査 機 関 東京都多摩建築指導事務所 建築指導第ニ課

指導第一担当・指導第二担当(小平合同庁舎)

042-464-2154 小金井市、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市 東京都多摩建築指導事務所 建築指導第三課

指導第一担当・指導第二担当(青梅合同庁舎)

0428-23-3423

青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、

日の出町、檜原村、奥多摩町

各特定行政庁(市) 建築指導担当 八王子市、立川市、国分寺市、武蔵野市、三鷹市、

府中市、調布市、町田市、日野市、西東京市 東京都都市整備局 市街地建築部 建築指導課

(都庁第二本庁舎3階)

03-5388-3372(直通)

※ 一部手続きについては、各支庁が担当することがあります。

大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、

御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村

用途地域に関して【都市計画法】

各市町村の都市計画担当へご確認下さい。

消防(消防設備の設置、維持ならびに検査、少量危険物等の貯蔵及び取扱い等)について【消防法、火災予防条例】

所管の消防署(稲城市、島しょ地域は消防本部)

特定建築物に該当する場合、貯水槽を設ける場合について【建築物衛生法、水道法】

特定用途の延べ面積が 3,000 ㎡以上の場合:所管する保健所 環境衛生担当 貯水槽・井戸等を設けて給水する場合 :所管する保健所 環境衛生担当

食事の提供について【食品衛生法】

食事を提供する場合:所管する保健所 食品衛生担当

住宅宿泊事業について【住宅宿泊事業法】

市町村区域(八王子市・町田市を除く。):東京都産業労働局観光部振興課住宅宿泊事業調整担当 ☎03-5320-4732

(21)

- 21 -

井戸、地下水の揚水・利用について【環境確保条例等】

担当機関 所管する市町村

・井戸の設置・揚水量報告等

・地下水の揚水・利用について

所管する市 環境担当課 多摩地域の市部

東京都環境局 多摩環境事務所環境改善課 土壌地下水対策担当

(立川合同庁舎)  042-523-3517(直通) 多摩地域の町村部

・温泉法(掘削、動力設置、採取許 可等)に関すること

東京都環境局 自然環境部 水環境課 水規制担当、地下水管理担当

(都庁第二本庁舎 19 階)  03-5388-3496(直通) 都内全域

・温泉法(浴用利用許可)に関する

こと 所管する保健所 環境衛生担当

排水・下水・浄化槽などについて【下水道法・水質汚濁防止法・浄化槽法】

担当機関 所管する市町村

・排水を公共下水道に放流する場合 所管する市町村 下水道担当 多摩地域の市町村

・排水を公共下水道以外に放流する 場合(水質汚濁防止法に係る相 談・届出等)

東京都環境局 多摩環境事務所 環境改善課 水質担当

(立川合同庁舎)  042-525-4771(直通)

八王子市、町田市、

島しょ地域を除く市町村 東京都環境局 自然環境部 水環境課 河川規制担当

(都庁第二本庁舎)  03-5388-3494(直通) 島しょ地域

・浄化槽を設置する場合

東京都環境局 多摩環境事務所 廃棄物対策課 浄化槽担当

(立川合同庁舎)  042-528-2692(直通)

八王子市、町田市、

島しょ地域を除く市町村 東京都環境局 資源循環推進部 一般廃棄物対策課 生活排水対策担当

(都庁第二本庁舎 19 階)  03-5388-3583(直通) 島しょ地域

風俗営業に関連する場合について【風適法】

所管する警察署

その他

市町村で独自の条例等(まちづくり条例等)を制定している場合があります。お問い合わせください。

組合について

ホテル業・旅館業:東京都ホテル旅館生活衛生同業組合

03-3262-4376 簡易宿泊所 :東京都簡易宿泊業生活衛生同業組合

 03-3341-2743

(22)

- 22 -

第 2 章 維持管理編

~目次~

1 旅館業の維持管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

2 旅館の各種申請・届出手続きについて ・・・・・・・ 27

【 】内、根拠欄の見方

法 :旅館業法

施行令 :旅館業法施行令 施行規則:旅館業法施行規則

細則 :東京都の旅館業法施行細則 条 :東京都の旅館業法施行条例

通知 :国または東京都の通知による指導基準

(例:法 3-2-(1)とは旅館業法第 3 条第 2 項第 1 号のこと)

(23)

- 23 -

管理・帳簿類

宿泊者名簿を備えること【法 6-1】

・必要な項目は、氏名、住所、職業、性別、年齢、前泊地、行先地、

到着日時、出発日時、室名です。【法 6-1、施行細則 5】

・日本国内に住所をもたない外国人宿泊者の場合は、国籍・パスポート番号 についても記載が必要です。【施行規則 4 の 2-(3)】

正確を期すため、パスポートのコピーを名簿に添付し一緒に保管します。

・作成した日から3年間保存します。【施行規則 4 の 2-(1)】

・営業施設又は営業者の事務所に備えておきます。【施行規則 4 の 2-(2)】

営業施設ごとに管理者を置くこと【条 4-(11)】

営業施設には、公衆の見やすい場所に施設の名称を掲示すること【条 6】

→ 建築物の一部分で営業する施設については、公衆が当該施設を認識できるように 郵便受け等に表示する等、複数個所に表示するようにしてください。【都通知】

緊急時の対応

◇ 事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応を可能とする体制をとること

【旅館・ホテル営業 施行規則4-3】【簡易宿所営業・下宿営業 条 4-(12)】

・「迅速な対応を可能とする体制」とは、宿泊者が緊急通報するために施設内の各所(客室、通路、浴室、便所等)

に設置された通信設備(直通電話機、緊急ボタン等)により、施設従事者または管理会社等が徒歩、自転車、バイ ク、自動車などにより、おおむね 10 分程度で駆けつけることができる体制のことです。【都通知】

1 旅館業の維持管理

旅館業の営業者は、宿泊者の衛生に必要な措置を講じなければいけません(法第4条) 。 法令等で定められている内容は次のとおりです。

宿泊者名簿は、感染症が発生したときや感染症患者が宿泊したときに、

その感染経路を調査するために規定されているものです。【国通知】

なお、パスポート番号等の記入については、テロ対策の一環で規定されて います。

旅館業ひとくちメモ 1 宿泊者名簿が必要な理由

管理者の資格は特に必要ありませんが、営業施設の衛生管理が適切に行わ れるようマニュアル等の作成や従業員に対する教育などの責任があります。

旅館業ひとくちメモ 2 管理者の要件・責務

(24)

- 24 -

客室

客室にガス設備を設ける場合の措置【条 4-(6)イ、ロ】

・宿泊者の見やすい箇所に、元栓の開閉時刻及びガスの使用方法に ついての注意書を提示しておくこと

・元栓は、各客室の宿泊者の安全を確かめた後でなければ開放 しないこと

寝具など貸与品

寝具類の措置【条 4-(5)イ、ロ、ハ】

・布団及びまくらには、清潔なシーツ、布団カバー、まくらカバー等 を用いること

・シーツ、布団カバー、まくらカバー及び寝間着は、宿泊者ごとに 交換し、洗濯すること

・布団及びまくらは、適切に洗濯・管理等を行うこと

→ 寝具は収納室等の収納設備に衛生的に保管してください。【都通知】

客室、脱衣室等に、くし、コップ等を備え付ける場合には、清潔 なものとし、宿泊者ごとに取り替えること【条 4-(9)】

宿泊者ごとに洗浄・消毒したものを提供してください。【都通知】

飲用水等

【条 4-(7)イ、 (8)、都通知】

浴室の湯栓・水栓、洗面所・便所の手洗い設備への清浄な湯水の供給その他 飲用水等の衛生確保については関連法令及び要綱に従って管理してくださ い。

→ 原水の種類や、貯水槽の有無などによって該当する法令等が異なります。

建築物衛生法の対象となる特定建築物の場合は建築物環境衛生管理基準に 従って管理してください。

種別や管理方法については保健所にお問合せください。

水道水以外の水を飲用等に使う場合は消毒や水質検査を行ってください。

→ 検査項目は保健所にお問合せください。

洗面所

洗面所及び便所の手洗い設備には、清浄な湯水を十分に供給す るとともに、石けん、ハンドソープ等を常に使用できるように 備えること【条 4-(8)】

便所

便所に備え付ける手ぬぐい等は、清潔なものとし、宿泊者ごと に取り替えること【条 4-(10)】

→ 共用の手ぬぐいを置かないこと【都通知】

貯湯槽

温泉をタンクに貯める場合の維持管理について【条 4-(7)ニ】

※温泉以外の湯を貯める場合もこれに準じて管理してください。【都通知】

・貯湯槽内部の汚れ等の状況について随時点検すること【条 4-(7)ニ(1)】

・貯湯槽内部の清掃及び消毒は、1年に1回以上行う【条 4-(7)ニ(1)、細則 7-1】

・貯湯槽内の湯を 60℃以上に保つこと【条 4-(7)ニ(2)、細則 7-2】

ただし、これにより難い場合には、塩素系薬剤により湯の消毒を行うこと

→ 遊離残留塩素濃度 0.4mg/L 以上に保つこと【都通知】

清掃、消毒、検査等の実施状況を記録し、3年間保存すること【条 4-(7)ヘ】

表:飲用水の種別

原水の種類 貯水槽の有無 水道法等による種別 なし ・直結給水方式

あり

・専用水道

・簡易専用水道

・特定小規模貯水槽水道

・特定小規模貯水槽水道以外の  小規模貯水槽水道

なし ・飲用に供する井戸等

あり

・専用水道

・特定飲用井戸等

・特定飲用井戸等以外の  飲用井戸等

水道水

水道水以外

(25)

- 25 -

浴室

湯栓及び水栓には、清浄な湯水を十分に供給すること【条 4-(7)イ】

浴槽は、1 日 1 回以上換水し、清掃すること【条 4-(7)ロ】

ただし、1週間に1回以上の換水が認められる場合があります。詳細は保健所にご相談ください。

共同浴室にあっては、使用中は、浴槽を湯水で常に満たしておくこと【条 4-(7)ハ】

浴槽水を循環させる場合の管理【条 4-(7)ホ、細則 8】

①ろ過器 逆洗浄等及び内部の消毒を 1 週間に 1 回以上行う。

②循環配管 配管内部の消毒は 1 週間に 1 回以上行う。

→消毒方法の例:高濃度塩素剤や 60℃以上の高温水、過酸化水素などによる 方法があります。

③集毛器(ヘアキャッチャー) 毎日清掃する。

④浴槽水の消毒 塩素系薬剤で消毒し、遊離残留塩素濃度を 0.4mg/L 以上に保つ。

⑤水質検査

浴槽水のレジオネラ属菌検査(基準:不検出であること)を 1 年に 1 回以上行いレジオネラ属菌が検出されないことを確認する。

→循環系統が複数ある場合は、系統ごとに検査してください。【都通知】

⑥記録 清掃、消毒、検査等の実施状況を記録し、3 年間保存すること

【条 4-(7)ヘ】

図:循環式浴槽の例(番号は上記の管理方法に対応)

条例でいう「循環」には、ろ過器を使用し なくても、加温装置を経由させて循環してい る場合や、湯水を循環させて水流を発生させ る装置がある場合も含まれます。

旅館業ひとくちメモ3

浴槽水を循環させる場合とは

水が停滞あるいは循環する人工的な環境 で大量に繁殖することがある細菌です。

レジオネラ症は、感染症法の四類感染症に 分類され、発熱や肺炎の症状が見られ、高齢 者等は重症になると死亡することもありま す。

保健所では、水質検査でレジオネラ属菌が 検出された場合や、レジオネラ症患者が発生 した場合は、営業の自粛や停止を求めること があります。

旅館業ひとくちメモ4 レジオネラ属菌

いわゆる日帰り入浴として、宿泊客以外に 浴場を利用させる場合は、公衆浴場の許可が 別途必要となりますので保健所に相談してく ださい。

旅館業ひとくちメモ5 日帰り入浴

(26)

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施設全般について

善良の風俗が害されるような文書、図画その他の物件を旅館業の施設に掲示し、又は備え付けないこと【施行令 3-(1)】

善良の風俗が害されるような広告物を掲示しないこと【施行令 3-(2)】

施設の換気【条 4-(1)イ、ロ】

換気のために設けられた開口部は、常に開放しておくこと

機械換気設備を有する場合は、十分な運転を行うこと

→ なお、建築物衛生法対象の特定建築物の場合、換気の指標となるCO濃度の基準は 0.10%(1000ppm)以下です。

採光及び照明は、施設内のそれぞれの場所で宿泊者の安全衛生上又は業務上の必要な照度を有するようにすること【条 4-(2)】

防湿措置を講じること【条 4-(3)】

排水設備は、水流を常に良好にし、雨水及び汚水の排水に支障のないようにしておくこと

客室、応接室、食堂、調理場、配ぜん室、玄関、浴室、脱衣室、洗面所、便所、廊下、階段等は、常に清潔にしておくこと【条 4-(4)】

許可後は定期的に保健所職員が立ち入り、衛生的に管理されているかどうか、

変更事項の有無などについてチェックを行います。

良好な衛生管理はお客様に提供できるサービスのひとつでもあります。

お客様が気持ちよく利用できるよう、この手引きを参考に管理してください。

旅館業ひとくちメモ7

保健所の立入検査【法 7】

身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬及び聴導犬のことです。

不特定多数の者が利用する施設を身体障害者が利用する場合、施設管 理者等は身体障害者補助犬の同伴を拒んではいけません。

旅館業はこの「不特定多数の者が利用する施設」に該当します。

旅館業ひとくちメモ6

身体障害者補助犬

営業者は次の場合以外は宿泊を拒むことはできません

・宿泊しようとする者が伝染性の疾病にかかつていると明らかに認められるとき【法 5-(1)】

→ この規定の「伝染性の疾病」とは、宿泊という行為を通じて通常感染するおそれのある疾病であって、当該疾病に感染した者を宿泊させることが公衆衛生上の 見地から好ましくないものに限られる。【国通知】

・宿泊しようとする者がとばく、その他の違法行為又は風紀を乱す行為をする 虞おそれがあると認められるとき【法 5-(2)】

・宿泊施設に余裕がないとき【法 5-(3)】

・宿泊しようとする者が、泥酔者等で、他の宿泊者に著しく迷惑を及ぼすおそれがあると認められるとき【条 5-(1)】

・宿泊者が他の宿泊者に著しく迷惑を及ぼす言動をしたとき【条 5-(2)】

※ただし、会員制宿泊施設などで宿泊者を会員等に限定する場合はこの限りではありません。

旅館業ひとくちメモ8 宿泊を拒むことはできません

(27)

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2 旅館業の各種申請・届出手続きについて

~下記のような場合には申請や届出が必要になりますので、事前に保健所に相談して下さい~

◆ 承継承認申請

《施行規則 第 2 条、第3条》

営業者(個人)が死亡し、相続をした。

※ 相続による承継承認申請は、被相続人死亡後60日以内に 申請してください。

営業者(法人)が合併または、分割により承継する。

※ 法人の承継承認申請については、事前に手続きを行う必要 があります。

必要書類

*旅館業営業承継承認申請書 承継承認申請手数料 9700円 (個人)

*戸籍謄本

被相続人及び相続人全員の関係がわかる戸籍の全部事項証明書 *相続人全員の同意書(相続人が2人以上の場合)

相続人の範囲:法定相続人 *申告書

(法人)

*定款又は寄附行為の写し

*履歴事項全部証明書(合併又は分割登記後)

*役員全員の申告書

廃止(停止)届 《施行規則 第4条》

営業の全部若しくは一部を廃止・停止した。

※廃止(停止)後10日以内に届出をしてください。

ご不明な点は保健所までお問い合わせください。

新規営業許可申請 《施行規則 第1条》

新規旅館の建築

営業者の変更 (個人⇔法人、A 法人⇔B 法人 など)

施設の移転

施設の大規模増改築

営業種別の変更(旅館・ホテル営業→簡易宿所営業 など)

必要書類

*「許可申請時に必要な書類(許-2 頁)」をご覧ください。

※ 営業許可申請をしようとする場合は、必ず事前に相談をして ください。

変更届 《施行規則 第4条》

施設の名称変更 営業者所在地の変更

法人の名称・所在地・代表者・役員の変更

施設の増改築(改築の規模により、新規の許可が必要となることがあ ります。事前にご相談ください。)

管理者の変更 等 必要書類

*変更届

*変更した内容のわかる書類

[履歴事項全部証明書(発行後6か月以内)や施設設備図面等]

*法人役員等が変更した場合は、新たに役員となった方全員の申告書 ※変更届は変更後 10 日以内に届出をしてください。

参照

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「旅と音楽の融を J をテーマに、音旅演出家として THE ROYAL EXPRESS の旅の魅力をプ□デュース 。THE ROYAL