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美術科の主張 1 教科で育みたい人間像

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Academic year: 2021

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美術科の主張

1 教科で育みたい人間像

美術という教科で学ぶことにより,人々の生活 はどのように変化するのでしょうか。画家や建築

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家,イラストレーターなど,造形表現に携わる専門 家になるのであれば,美術の授業で学んだことを 直接的に生かしていくことができそうです。しか し,このような専門家を育成することが中学校美 術科の役割ではありません。感性豊かに,表現や鑑

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賞することの喜びを味わいながら,人生を歩んで ほしいというのが美術科の願いです。

美術科で育みたい感性とは,様々な対象からよ さや美しさなどの価値や心情を感じ取る力のこと です。美術科では特に,対象のもつ美しさや生命

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感,心情,精神的・創造的価値といったものに対す る,感性を中核としています。

感性を豊かにするためには,心を大きく揺り動 かされるような感動を経験することが必要なのだ と考えます。表現では,自分が表現したいことを,

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自分が納得できる表現ができた時などに実感でき

るでしょう。鑑賞では,想像力を働かせて対象を見 ることで,自分の見方が深まったり,新たな価値を 発見できたりした時に味わうことができると思い ます。このような営みは,美術の創造活動の喜びそ

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のものです。

そうした経験を重ねた感性は,さらに美しいも のやよりよいものへの欲求を強めていくのではな いでしょうか。この探求には終わりがなく,人間の 成長に伴い,高次化し続けていくものであると,美

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術科ではとらえています。

そのような姿勢をもつ人であれば,創造活動(表 現や鑑賞)を通して,自分と向き合うとともに他者 や世の中を理解しようとし続け,人生を豊かなも のにしていくのではないでしょうか。

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以上のことをふまえ,美術科で育みたい人間像 を,「感性豊かに,創造していく人」としまし た。

2 育みたい人間像に迫るために教科で大切にすべきこと

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授業の中で,子どもたちが創造活動の喜びを味 わえるように,美術科ではまず,題材との出会いを 大切にします。題材が提示される場面で,「表現し たい」「おもしろそう」などといった子どもたちの

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興味・関心を高めることができれば,その後の創造 活動への意欲は大きく後押しされることでしょ う。そのような題材を提示するためにも,授業者自 身が,その魅力を肌で感じ,よさを伝えたいという 想いをもつことが必要です。

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題材との出会いだけでなく,題材の魅力や,授業 で扱うことの価値,子どもたちの発達段階に合っ ているかということなど,題材選定・構想にあたっ ては様々な視点も必要です。創造活動の喜びにつ なげるためのよりよい題材をめざした研究は,

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日々続けられなければいけません。

また,美術科では,一人ひとりの異なる表し方や 感じ方,つまりは個性・人格を尊重していくととも

に,かかわり合いを大切にします。授業におけるか かわり合いでは,形や色などの造形的要素を基に,

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言語活動が行われることを想定しています。

表現では,自分の作品に表現しようとした考え や思いを伝えたり,他の人の作品から感じた印象 などを話し合ったりすることで,作品への考え方 や表現方法の工夫について理解を深めていくこと

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ができるでしょう。特に,構想段階において,構想 を明確化したり,主題を基に構想を深めたりでき るようなかかわりを大切にします。自分の作品に ついて語ることは,自分と向き合うという内省的 な側面もあります。鑑賞では,作品から感じたこと

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や考えたことなどを話し合うことで,感動を共有 したり,自分とは異なった見方や感じ方があるこ とを知ったり,作品をより深く味わえるようなか かわり合いをめざします。

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参照

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