認知行動療法における認知的変.数の検討 野
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(2) 認知行動療法における認知的変数の検討. て,環境,行動,認知の相互作用の過程を考える. Bandura(1978)の「相互決定主義」の発想や,反. (Tab1e2),Tab1e2に表記されてレニる尺度?他 にも,同一の概念変数を測定することを目一的とし. 認知機能に取り込まれ,ある種の判断適程を経由. た尺度牟多く百在してk・る。また,これらの尺度 あ信腰注,妥当性に関する研究は多く行なわれて. して処理されるとするMahoney(1974)の発想な. いるものの,C1ark(1988)が指摘しているよう. 応は強化によってフィードノ、くツクさ外ると牛もに,. どが認知行動療法の発展に大きなインパクト. を与. に,背景となる概念を忠実に測定していないなど,. えた。これらを契機として発展を遂げてきた認知. 認知的変数の測定上の問題が多く残されている。. 行動療法は,基本的に治療の目標を不適応行動の. その原因として,同様の変数測定を目的とした尺. 消去と適応行動の学習におく行動療法の発想に立. 度であっても,その背景となる変数の構成概念が. 脚している。しかし,従来の行動療法と異なる点. 異なっていること;. は,認知的活動が行動の変容に及ぽす機能を重視 し,患者自ら如行動をモニターし,コントロール. がいまだに述べられていないことなどがあげられ. また,. そ.れらを総括する知見. る。そこで本研究では,これらの尺度で取り扱わ. していくことに重点をおいていることである。そ. れている構成概念の整理を行うとともに,尺度の. して,その技法としては,内潜条件づけ(Caute1a,. 信頼性,妥当性,および,臨床的有用性を概観し,. 1967),カベラントコントロール(Homme,1965),. 個々の変数における問題点と臨床場面における今. 認知療法(Beck,1976),合理情動療法(E1lis,. 後の課題を展望することを目的とする。. 1987),認知的行動変容(Meichenbaum,1977)な どの治療体系が構築されてきている(坂野;根建,. 2.本研究で概観する変数の選定 本研究では,検討する変数をとりあげる際に,. 1988)。. このように,認知行動療法は,「認知」そのもの. 坂野(1992)が示し・た認知的変数を測定する尺度. の変容に焦点をあてることにより,従来の行動療. の一覧表(Tab1e2)を手がかりとした。一これらの. 法の適用範囲をより広げ発展してきた。ところが. 尺度の研究動向を探る上での情報検索手段と. 「認知」をどのように理解するかにおいては,い. APA(American. して,. Psycho1ogical−Association)か. まだ多くの議論がある。認知行動療法においては,. ら提供されているデータベース「PsycLIT」を使. 治療の対象とする変数は,客観的な観察が可能で,. 用した。各尺度に関する学術論文の発行件数を. 操作することができるものでなければならない。. Tab1e2の右欄に示す6. 坂野(1992)は,これまでに提案されている認知. 臨床場面で有用な尺度の検討を行うという本研. 的変数を,個人の中に体制化された構造としてと. 究の目的から,上記の検索結果を参考にしながら,. らえたもの(スキーマなど)と,単なる説明変数. 以下のような条件で検討対象を選定した。すなわ. としてではなく操作可能な独立変数としてとらえ. ち,①原尺度の作成以降,・多くの研究・(尺度の信. たものに大別した(Table1)。また,これらを比. 頼性と妥当性の検討,臨床応用など)が行われて. 較した場合,臨床的に行動変容の夕一ゲットや介. いること(10件以上を基準とした),②その変数に. 入目標が明確化できる点から後者が優れていると. 対応する認知行動療法における技法体系が明確な. 指摘している。つまり,他の心理療法とは異なり,. こと,③認知的変数ばかりではなく,情動的反応. 科学的な治療を目的とする認知行動療法において. (抑うつ感,不安感など)として同時にとらえる. は,問題となる患者の認知を客観的にとらえ,具. ことができる変数を除外すること,の3条件を選. 体的な介入プログラムに導入していくことが重要. 定基準とした。. その結果,①の条件に合う尺度として,FNE. であり,その意味でも,認知的変数を,適切な方. 法を用いて正確に査定していくことが大きな意味. (Fear. を持つのである。. (Social. Negative Avoidance. (Hopelessness. 一方,坂野(1992)は,認知的変数の測定を目. 的とした尺度の代表的なものをまとめているが. of. Inventory),. 一144一. Evaluation and. Scale),SADS. Distress. Sca1e),BDI(Beck. CBQ(Cognitive. Bias. Scale),HS. Depression Question一.
(3) 第9巻第1号 1996年 早稲田大学人問科学研究. 而0H. o0H 旨H 0o①H. ︵竃2︶竃昌昌耐■南s竃﹄︼. Qoo①H︶昌oOα昌耐O南自o自oo−. 芦ω2ω︶一竈↑着o昌o着あ−当oω冒モ雪o岩=遅uoω. 一竃ω92雪ωむ8婁因←一〇竺雲昌8. ^◎由O︶o﹄石自自o垣ωω自αωo−西o>−−−筥団o〇. ^σO︺oと︸o⊆o筥ωo目O望﹈o−岩目軸oO. Oω. O. ^︒︒まご︷霊由南お2o匡 ︵寸oo0H︶.−由も詔oヨ昌吋. ︵⑩きH︶冨昌岩OO南2畠婁 ^岨oo①一︶﹄o>﹄由O南﹄oで一〇ω. ^8含︺召2占砲昌召耐き. 自o坦目8﹄岩く■目血軸O. ^畠①H︶其糞. ∂ω喧︶o占害ε湯畠σgo由窒oω台o国. ︵−O︷ω︶﹄﹄〇一自o≒筥H血ou筥o巨口o叩自oO︸o︷岩=O由oo﹄﹄①>竈oo^ρコω. ^↑〇一︶一血o↑自o坦由着ω℃Oωと一. ^↑ωooく︶一竃↑着o昌o盲あ−−司ω掌︷o留く. N0;宙■. ^uo葭︶〇一雪ω窃昌霧2go=. ^ω口<ω︶2Sω血3おωδ召由8畠雲;く;uOω 一↑曽−二8↑名当畠一雲〇一岩圭鶉彗邑黒 ∂ωく一〇上害ε湯昌G2トあ一雪o⁝£﹄岩<. .薗峰︶朕臣餌如壇鵠ξ刈t撫︺一逃鎮粛仁景南舶. 岬. ^鶉彗︶︑マも昌眈﹄8ど. 睡. ︵嬢畠電−如S雪. 一嵩窪一慈. 一日8き8轟⁝−冒屈o﹄α8老畠. −o2o﹄O旦くo>一岩目軸OO. 綜. ︵寸きご.?も老O岡 ^竃雪︶.マも当8因. 細↑都素 領哩点醐φ↑ 嘆噴国堕 饗酬繋 恒撃○小黒 憂. ︵GOく︺ω占由ooo垣血o=α血oo追モ軸oOo−oo=o由﹄o軸<. ︵ooo2︶選無・甑黒. O. ︵s胃︶.扁も血竃δ. .−由一ωω血2o目鶉. 景繕心↑睡︼違南鞠坦 景熊心ト露u畔襲暑損胞・塁似担G薗仁繕利 摺鍾阜卸小如 〜!闇綱e峡甦皿 景鰭刈↑題!寧誰州旧皿 恒竪覇楽・露嶺 単隈漫壇暴髄心ト妄!○い量 ぐ網e景羅心t狽坐垣鞠握瑚・垣韓都素 挫謹s饗只摂o価. 一目Z色2雪ω昌芸⁝雲回O≒一一島差ち畠ε ∂↑く一〇占彗冒蕩彗◎2︷52↑o毛昌oちく. ︵寸oo①H︶. 副e柵鹿︑雷担附・雷担担心t共!撃匿く友. ^8雪︺毛2占南昌血忘き. 似. ^8雪︶自︷5︼南;自o■. K. 紳曲︐儘価. 約. ミ誰sイ軍臨々雷浪胞s心毛榊寒. ^︒oきご.■も冒血昌耐岩く. ^自︒︒o2︺這oコ迦昌︷ちo. ︵豊彗︶︷ξ由国. ︵トきご昌冨﹄竃毛6量. 一〇〇〇自oO−自oω. 自o言8目82凄. 耐冒O. Oω. 軸〇一ioOo呂o︷自︷ω. 翻. 一2︷■. 一145一. ト竃N. 轟窪料. ︵寸oo雪︶冨昌さo︷南彗畠畠一. きS竃回−竜ω. 目o垣g逗岩く. ︷だ目ρ由自oおooO. 2−o向=o>−だ⊆軸oOb0目二由ω︸o白−主①ω. 腎逗自這↑O垣由昌Oちく. ^需胃︶ξo︼. 一山きH一竃冒響oω. 黒. 軽翻霊景瀧星≒墨旧価 柵曲︐儘価. 阜駐暑長醸 嘆巽図睦 饗R薫o価. 睾伯肇倶○誌 \八︑トー﹇霊塾嚇. ︵oo㊤雪︶老o由. 一轟2一宕当冨凄. ︵㊤き一︶もo国. ^ ξ ト胃︶害毛冨国. ^冒2︶雲毛冨由. トー*×. 栴聖瑠心々柵. o﹄コ^o目おωo>垣−o軸oO. ○遍〇一彗O彗Oゴ回. ^82︶岩畠 翻. 〜︶﹂〜顯鍵暴熊. ︵曝畠嘉−伽塞雪.菌弊︶無翻雷最羅佃梢牝柵舳心t期u越鎮粛に景熊. 録斜々べ. ︽肇旧価 銅鍵暴熊. ωお=o叫■自oo彗占. 蟻. 単碧向黒哀 恕黒 紬絡霊蘭絹 領鯉々闘如K ^s2︶血=冒. 紳聖贈 心尖柵. 薫剣々ぺぶ〜︶﹂〜薫撫料薫点碧向隼購. 朕. N N H H 旨 ト ω. ss ミ 富.
(4) 認知行動療法における認知的変数の検討. naire),ATQ(Automatic. Thoughts. naire),ASQ(Attributional. naire),SISST(Socia1Interaction. ment. Test),GSES(General. Scale:その他self−efficacy JIBT(Japanese. Irrational. Irrationa1Be1ief. Question−. Sty1e. があげられる。この治療は,間題となっている不. Se1f−State−. 合理な信念を治療の中で特定し,治療者が論駁を. Self−Efficacy sca1e. Be1ief. El1is(1962)によって体系化された合理情動療法. Question−. を含む), Test;IBT三. Test,RBI:Rational. Beha切or. 加えることによって認知の変容を試みるものであ る。Clayton&Karen(ユ983)は,抑うつや睡眠. 障害を主訴とする患者に対する合理情動療法の実. 施前後において合理的信念を測定するRBI得点. Inventoryを含む)が抽出された。つぎに,CBQ. の比較を行ったところ,介入後に症状の改善が見. は概念が広義であることから条件②を満たさない. られるとともに,RBI得点が上昇することを報告. 尺度として削除された。さらに,条件③から,情. している。このような結果からも,不合理な信念. 動的反応を測定していると考えることができる BDI,HS,・および,社会不安反応を測定している. の変容に合理情動療法が有効であることが示唆さ. れる。また,治療遇程において,患者の不合理な. と考えることができるFNE,SADSは本研究で. 信念の変容を促すために,精神教育的方法やロー. の検討対象から除外された。そこで,最終的に抽. ルプレイなどの具体的再学習を併用していくこと. 出されたJIBT(IBT,RBI),SISST,ASQ, ATQ,GSESの5尺度を対象とし,検討を行うこ. が重要であることが指摘されている(Enis& Harper,1975)。. このような不合理な信念に関する理論を基礎と. ととした。. して,それを測定する尺度が開発された。代表的. 3.各変数の構成概念と測定尺度. なものとしては,Jones(1968)によって開発され. ①不合理な信念:. たIBTや,Shorkey&Whiteman(1977)によ るRBIがあげられる。わが国においては,松村. Ellis(1962)は治療過程において,患者に多く. 見られる「〜ねばならない」という思い込みに代. (1991)がE1lisの理論とその他の不合理な信念. 表される思考に着目し,それを「不合理な1Oの信. に関する研究を参考に,日本の文化的背景を考慮. 念」と概念化した。そして,不合理な信念を非合. して独自のJIBTを開発している。また,森・長谷. 理的で科学的根拠を持たない思考であると定義し,. 川・石隈・鳴田・坂野(1994)は臨床場面での活. さらに,不安や抑うつは社会的に学習された不合. 理な信念によって引き起こされるものであると仮. 用性の観点から,より簡便な測定が可能な短縮版 JIBT(JIBT−20)を作成した(Table3)。これら. 定した。その後,この理論を背景として,不安と. の不合理な信念を測定する尺度の信頼性と妥当性. 不合理な信念との関連を検討した研究が多く報告. に関する検討は多くの研究によって行われており (Tab1e4),いずれも,不合理な信念の測定に有. されている。たとえば,Goldfried&Sobocinski (1975)は,不合理な信念が強いほど対人不安,. 用な尺度であると考えることができる。. 社会不安の表出が高いことを報告している。一方,. 一方,尺度が開発されて以降,それらを用. いた. Beck(1976)は,この不合理な信念を非機能的認. 実証的,臨床的研究も多く行われている。Zuraws−. 知としてとらえ,この認知が強いものは,抑うつ. ki&Smith(1987)は,メンタルヘルスセンター. の表出が高いことを指摘している。このように,. の外来患者にIBTとRBIを実施し,怒りや抑う. 不合理な信念と社会不安や抑うつとの関連が明ら. っが不合理な信念と関連す名ことを報告している。. かにされてきていることから,不合理な信念は,. とができる。また,坂野(1995)は,この不合理. また,Bruce&James(1981)は,女子大学生を 対象に,RBIと状態不安,抑うつの関係を明らか にする研究を行い,RBI高得点者…ま,状態不安,. な信念を,場面や状況を超えて個人内に一貫した. 抑うつの得点が低いことを報告している。日本に. 感情や行動に影響を及ぽす重要な変数と考えるこ. 「認知的な構え」としてとらえている。. 不合理な信念を変容する代表的技法としては,. おいては,神経症患者はJIBTの下位尺度である 内的無カ感,依存,自已期待,問題回避,外的無. 一146一.
(5) 鎚辻ミ 地辻N. 逃辻寸 地辻山. 適辻山. 鎚幸㊤. 逃幸ト. 艶辻ト 地辻山. 蓮辻山. 地辻o. 鎚幸岨. 鎚損庸. 地辻山. .寧噂鰹s轟に︶越良単↑oう. ︵−八衰︑卜H・トミや c↑震奏雷都#︑−八貸ヤトHトミや壇蜜1︶挫k単↑N ︵其o胞単壇 都#c 只 盤 . 撫 K 心 伝 哀 リ 墨 蝋. ︵帯瞳︑雷偵如. ︑迦緊山皿︶ 挫k導↑ト. o寸. NH×寸. 0N. oト. 慈面聾. 8H. トoo. .↑時o価︶. 挫k導↑寸. .霊朴ト壇⁝択如. ↑. 寸十〇〇×岨. o寸. .鎌恭心↑女リo価・軍監雷偵胞灼↑素u洪凄︶越良単↑︒o. 鶉鉢e^剣垂︶埴︑津;○ω ︑員串皿轡昌如面轡心ト︑トヘ毛. 導. 胃×o. ︵翻黒・£龍.<1︑ト×Hトミギニ尊︑舜ト点ト︑ート知仲 ・炎慶o価心ト︑ト奈件.悌晦cイ睾翻・鍾邊壇↑心壇く寧︶ 挫良導↑寸 ooo ︵雰奏㎝×掻瑚・く哀×謹*・春掻︶層螂oo・. ︵単鶉向ミー回⊥八﹇ ︑単臨樹︑峯勲畿︑製狽細.恒点c轟壌.祖融c映葉︶面腎. .細K目中臨如霊損陶. ︵虞奏oつ×彊瑚・く女×掻ポ・膏掻︶目報s ︵華碧向ミー口⊥八﹇︑単翼剣.鉗掴抽.型悼K︶回暦 ︵虞実oo×掻蛸・く友×墨*・膏掻︶厘鞠昌 ︵劃勲誰 .剴墨剣.畢狽細︑恒点c嘆嘆.祖融G映襲︶皿興 ︵黒女. .鐵半壇融宰.窮回圏臣. ︵錘R蟻霊ま.欄州羅鐘.悼尊. ︵蟄只葦.塑回圏臣.鞍粘暑融姫や.悼寧.仲や聚o佃︶ 毯k導↑山 ︑鍾只蟻霊K. 挫吏阜↑HH. 一ミー口山八︹漏坦.憂中s4贈↑ .ぐ貞 鯉︑軽瓢e悼単.簸回.嘱〜毅恭 .冨贈〜瀬掌.欄柚剣択.箇瞳蛛.睾黎嶺︶. ︵欄州剣択.撞只尊心↑女!睾翻.悼導. k. ︑麹回騒臣.握K心判u一恭相﹂趨o島.串舳蝶雷襲準 .奨↑揖麺︑恒寧籔恭.迦轟o価二担..特麺髄艇︶ 挫k導↑胃. 挫. ︵N.o2︶宍毛鶉崖南缶缶湯 ^㊤oo雪︶撃供・甑蜂. トム︑ギ. 午α↑く. 帯由︑轟価. Uつ目ωo. ︵①oo胃︶.扁も看唱①︼. G↑<. ︵墓雪︶導H虫. ^ooo9︶=︷冨︼南目o=o=. 嘆壁国些. .扁も目oω昌雲﹄<. ︵寸oo雪︶蛆く. ︵ξ竃H︶尋鯨蜂. σω< ︵︒oきH︶. 負墨旧佃 ︵N.o雪︶.扁お㎝竃δ. o㌣↑畠h. k. ↑国−. −国匡. ︵茎雪︶尋嬢. 趣. ↑畠h. 睡. ooo;宙■. 岬 薫 翻. 絹呼点蔚φK. ↑ωω昂. 岬. ︵H3H︶宴裏. 綜. ^oo竃H一3昌h. ^トきH︶畠ε①一至峯南春︷o Uつ. ︵甘︶撫. 掻鍵s幽虫狽憂燕翻温景熊曲. 一147一. 雪. 富. 1996年 第9巻第1号 早稲田大学人間科学研究.
(6) 認知行動療法における認知的変数の検討. Vへ︺蕪2︿装O.昌. 一昌.. 掌瓠蝋量寅余. ■. ■. ■一一−. −. ■■■. ■. ■. ■■1. 一. 一. 一. −一一■. 華珊蝋暑目虫傘一. 扁−〇一一. ■一−. Go.V貝︶糾胸2︿糺帖O. ■. 一 一. 態2︿誰〇一. L. ⁝−⊥. 出一釦跳雷日岬妹一 ⁝−−−−−−−−−−1・・−−. ○ト.⁝﹄−ρ由−H両国一. ⁝−−・・−−. 扁一〇一.≡≒.>.↑−.自.−. II一II. >.目一. ■■1. ^一〇.V貝︶件脾巨︿綾O ■. ・−−. ①岨.⁝﹄Hρ印−﹄パ四−一. トト.⁝﹄﹂ドーHく﹄パω1H岡彪一. ⁝−−・・−−・・トー−−−−−−−1−−・⊥. 寧郭蝋雷悼進一. 一ト.1−﹄−因由−﹂ド饅−一. 〇ト.⁝﹄↑−Hく↑ω−↑四二. −−−−−−・・−1. 岨o.−皿﹄L□−−く﹂パω一. 筆. 襲. OOト.1−も一. 蒸墜も一. ■. 一. ■. 一. ■. ■. ■. 一. −. ■. ■. ■. 1. ■. ■. ■. ■. 一. ■. ■. ■. ■. ■. I. l. l. 一. 1. ■. ■. ■. 一. 1. ■. −. 一. 一. ■. ■. ■. ■. ■. 一. 1. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 一. ■. 一. ■. ■. 一. 一. 1. 一. 一. 一. 一. ■. 一. 一. ■. 一. ■. 一. ■. −. 一. ■. 1. ■. 1. 一. ■. 1. ■. ■. −. ■. 1. −. ■. ■. −. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ﹄. ■. 1. 一. 一. ^自︒下■.旧㌣暑岬帥ト蕪送鐘. ■. ■. ^ooo甲﹄.oo帥㌣凄︶岬等岨剣芥米. 1. ■. ︵昌㌣−.g㌣;︶w一富批岬笹蝕﹃. 一. 縫O下OOH. 縫話−胃. N;﹄州船米. ^迂sε紳s一剣船米. ^Nト⁝﹄.oト⁝畠︶. ^燕︶. 嚇. 哀. ^H岨⁝﹄.寸N⁝﹈≧︶唄oト批⁝讐醤. ■. 一. 一. ■. 一. ■. −. 1. ■. 一. 一. 一. 一. 一. ■. ■. −. 一. ■. ■. ■. ■. ■. 一. 一. 1. l. −. ■. I. −. 一. ■. ■. 一. ■. 1. ■. 一. 一. −. 一. ■. ■. ■. 一. 1. ■. 1. ■. −. −. ■. ■. ■. ^葛2︶導畿. ■. ■. ■. 一. ■. ︐. ■. 1. ■. 1. 1. ^52︺#尊. ■. ■. ■. ﹄. 1. 1. 1. ︐. 1. 一. 一. 一. 1. ■. ■. 1. ■. l. 一. ■. l. ■. 1. 一. 一ト︒口雪︺⁝昌ω南1撃耐曽N. ■. 一畠①U3昌g南o昌占. ^齪︒o雪一︷モω. ︵仲仁鯛︺燕熟. ■. 一. 一. 嗣如K. aoo①一︶目o﹄o当南目〇一呂∫O. 器崖尖﹂捷超如出一珊螂〜劃・腫一鯉s蟄良担憂領鯉如. 一. ■. 1. 一. ﹄. ■. ■. l. ■. ■. ︐. ■. 一. 一. −. 一. −. −. ■. ■. ■. −. 1. ■. ■. ■. ■. ↑雷−H. 一. 1. 1. −. ■. ■. −. −. −. −. ■. 雷国. 雷国. ︻. ■. 一. 冨−↑凹−h. 一. 雷串.↑雪. l. −. ■. 蟄. 雷生.↑雪. 湘. 寸o室由自. 1. ■. ■. ■. −. ■. ■. 148. ^一〇.﹀so寸.−⁝﹄ω−−く↑ω一. 岡的.⁝﹄io﹄一目oo︸o眈目o〇一一. 碧釦餓雷帖拳一. 竃.皿﹄目o帽竈﹄3ρ一. ト岨.⁝﹄国2−一. 一岨.1−﹄−く﹄ド一. 〇口的.⁝﹄ωく↑ω一 喧o.1﹄⁝wく↑〇一. H山.⁝﹄−く﹄パ. 但㊤.¶﹄H胆由一. 目oo.⁝﹄Hく↑o〇一. ○岨.⁝﹄ωく↑O. 唱両.⁝﹄ωく﹂ドω. 寸岨.皿﹄国巨﹄. 掌瓠跳雷悼拳一. qoo.V呉︺寸守.−1−﹄−く↑一. 9oo.Vへ︺0N.−川﹄昌〇一〇冒﹄ω一. 劃瓠蝋量杜拳一. ^さo.﹀s8.−・﹄き呂由目o碧o︷一. 匿回忙s〜↑宙−一. 蜆寸.⁝﹄−く﹈ド⁝W. 匿異s〜屋匡. 跳. 碧荊蝋温轟焦. .×︑x−︑≡;.−>.−. ^昌. Vへ︶誰O︿蕪巨. 瓠. 一壇8.貝. 掌. l 1 ド≧勇1叱 1 ・1 1簑螢簑董 鯉.
(7) 早稲田大学人間科学研究. 第9巻第1号1996年. カ感が高いこと(松村,1991),心身症患者は依存. thought. と無カ感が高いことが報告されている(森他, 1994)。このように,不合理な信念測定尺度の臨床. G1ass,&Merluzz1.1979,Ma1k1ewich&Mer1− uzzi,1980)などの比較的複雑な方法によって行. 的適用を概観すると,これらの尺度は,臨床的に. われてきた。これまで;簡便な査定を行うことが. も有用であるということができる。. 困難であるという問題が指摘されてきた。しかし. しかし,測定上の問題点もいくつか指摘されて. listing法やビデオテープ評定(Cacioppo,. ながら,臨床的有用性の観点から,より簡便な査. いる。たとえば,Bruce&James(1981)によれ ば,RBIのいくつかの下位尺度は,抑うつや状態. 定方法の必要性が生じてきた。そこでGlassら. 不安の心理的尺度と相関が見られないことが報告 されている。また,IBTにおいては,「信念」とい. めにSISSTを開発した。この尺度は,社会不安の. うよりもむしろ,「信念」から引き起こされる不安. 査定することに重点をおくものである。SISSTの. 反応や行動傾向を質問している項目が含まれてお. 尺度の構成はTable3に示す通りであるが,その 後,多くの研究者によって検討カ伽えられ,現在. り,行動傾向を引き起こす原因となる「信念」を. (1982)は,社会不安者の自已陳述を査定するた. 中でも,特に対異性場面で経験される自已陳述を. 十分に測定できていないということが指摘されて. では,「否定的自已陳述」,「肯定的自已陳述」の2. いる(Smith,1982;Ma1ouff&Schutte,1986;. つの下位尺度からなる尺度を用いることが一般的. 松村,1991)。このように,RBIやIBTについて の検討は多く行われてきたが,その尺度がどの程 度信念を測定できているかということに関しては 問題が残されている。松村(1991)は,これらの. である。SISSTの信頼性,妥当性に関しては, G1ass&Fur1ong(1990)やOsman,Markway,& Osman(1992)をはじめとする研究者によって検 討され(Tab1e5),自已陳述の測定に有用な尺度. 知見を十分に考慮して不安項目を除去し,単なる. であることが確認されている。. IBTの邦訳ではない独自の尺度JIBTを開発し. また,SISSTを用いた社会的場面における自己. ている。さらに,森ら(1994)はJIBTは項目数が 多いことから,臨床の適用には,」より簡便な尺度. 陳述の査定においては,高社会不安者はネガティ. である必要性を指摘し,JIBT−20を作成している。. ないことが示されている。さらに,SOMモデル. このようなことから考えると,日本においては,. (脚注)の枠組みから,thought. 不合理な信念を適切に測定するためにはJIBTを,. を比較したとき,SISST得点の方が他者評価不安. 特に臨床場面においてはJIBT−20を使用してい. 尺度や社会不安・回避尺度得点と相関が高いこと. くことが望ましいと考えられる。. が見いだされている(Hei㎞berg,Bruch,Hope,. ②自己陳述:. &Dombech,1990)。このようなことから,従来. Meichenba㎜,Gilmore,&Fedora切cius(1971)が,. ブな自己陳述が多く,ポジティブな自已陳述が少. から用いられてきたthought. listing法とSISST. listing法などの査. ストレスフルな状況において発せられる内的な自. 定法に比べて,SISSTの方が臨床的には有用であ. 已陳述(se1f−statement)を変容することによっ. ることが示唆される。. て,不安や衝動性が低減することを指摘して以降,. 一方,SISSTの使用にあたっての問題点もいく. 自已陳述の変容が社会不安の低減や対人的アプロ. つか指摘されている。SISSTは,一般的な社会不. ーチ能力の増大を引き起こすことが確認されてき. 安場面への適用においてもその妥当性が確かめら. た(たとえば,Glass,Gottman,&Shmurak,. れてきた。ところが,項目の内容を考えると,対. 1976)。また,G1ass,Mer1uzzi,Biever,&Larsen. 異性場面に偏った項目構成となっており,社会不. (1982)は,自己陳述を,特定の状況において経. 安全般における活用性には疑問が残されている。. 験される即時的な認知であると定義し,それが臨 床場面にお㌢・て介入可能な変数であることを指摘. 脚注. SOM得点の算出方法: [ポジティブ得点コ. している。. 社会不安場面における自已陳述の査定は,. [SOM−score]= [ポジティブ得点]十[ネガティプ得点]. 一149一.
(8) 認知行動療法における認知的変数の検討. ■ ■. ■. ■. ■ ■ ■. ■. ■. ■. 1 1. ■. ■. ■. 1. ︐. 1 1. 1. l. l. l. 1 一 −. ■. ■. ■ 一 −. −. −. 1. 1 −. −. l. ■. 一. ■. 一. 一. ■. 1. 一. −. l. ■. l. −. 一 ■. ■. 一 一. 一. ■. 一. ■. ■. ■. ■. 1. 一. ︐. 1. 一. ■. −. ■. ■. −. ■. 一. 一. ■. ■. ■. −. 1. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 1. 一. ■. −. −. ■. 一. −. ■. ■. −. −. ■. ■. ■. ■. ■. 一. ■. ■. −. ■. 一. ■. ■. ■. −. 1. ■. ■. ■. 一. 一. −. 1. ■. 一. ■. ■. 一. 1. ■. 一. 一. ■. ■. ■. 一. ■. 一. ■. 一. 一岨.−⁝﹄凄Oω. −. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 一. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 一. 一. ■. ■. ■. 一. ■. ■. ト帥.n﹄回2︷ ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ︐. 1. 一. 一 一. 一. 一. 一 ■. ■. 一. −. −. −. ■. ■. ■. ■. −. 1. ooo.⁝﹄. o︑ト.⁝﹄. ■. 1. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 寸Φ.ーも. ■. ■. 一. 巨一. 山一. 一. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 一. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 剖船半. ⁝−1・・−1. ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■. ⁝−1. 1. 1. ︐. 一. ︵寸o〇一︺肇︽. ^Noo害︺.扁も蜆竃δ. ■. 1. 一. 一. 一. l. 1. ■. 一. 一. ■. l. 1. 一. 一. l. l. 1. 一. 一. l. l. l. l. 一. ♂o①一︶.扁も団﹄o﹄⁝冠=. l. 6oo①一︶o姜o﹄頸南軸面事N. 1. 一. ⁝−・−・−・−・・−−−・−−−・・−−−−−・−−−・−−−−−−. ■ ﹄ 1 一 ︐ 1 − 1. ♂㎝皿﹄.oo齪皿﹈≧︶岬一岨蕪送山曲 巨一. 山一. 燕墜も一. ⁝1. ^s㌣﹄.専㌣昌︶岬岨蜆寸﹄引糺甘半. 一. 目一. 鎚井お一 −. 蒸撃も一. 〇〇〇.⁝も. 唱ト.1−も. 駆要↑.H. ■. 十−1−・−・−−・−−−・−−−・・−−・・−−−・・−⊥・・−−・・−−. 一. 一. 蜆岨.〜岨帥.⁝〜. 認要↑−H. 一Nト.︷蜆寸.■之. 一. 一. 塑. 腰. 蜆OO.1−も一︷. 一. 一♂甲︷.︒︒下9期昌H蕪螢鐘. 蒸墜も一^OS1−﹄.山㌣屋︺岬冨OO剣恭半. 一①.■曽一z一. 哩. 一. ^蒸一. 嚇. 亥. ︵彗・■.岨†;︶湘︒0N誰送醤. ♂3H一曽〇一﹄ε南咀窒δ. .. ^甘仁鎌︶軸止榊. ^oo.o雪︶.扁もo著oρ. ︸l1一一■l1一一■■一一一■■一一■■■一一−■■一■L−1一■■■■■■■■一■■■■一■■■■■■■■■一■■■■−■■■﹄1■■一1lI一一一−一一一一IllI一IlI1一一一. 一. ^S雪︺.扁も目由昌蜆〇. +一■■1一■■■一一■■1一■■■一−■■一1■■一1−L■一II■11■■−一−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−. 紺怒肺片. 蜆oo.︑も. 蜆oo.皿z. ■. 竃.︑山. ■. 一. 一. 一. ■. 一. ■. ■. 1. ト岨.−⁝﹄︹□くoo 1. 一. Go.V阜︺齪齪.1−﹄↑四− ■. ^8.﹀s冨.⁝﹄↑両H. ■. 一. 謁.−⁝﹄ 細ト 轟.1−﹄ ミ片×狽駝O価. ■. −. N−H︷凄︼≧. N的.−⁝﹄Oくω ﹄i祠−oo咀目o目. 蜆N.1−﹄−一2肖目一w扁℃o肋−ωOω. ≦匡ω. 〇﹁帥1⁝﹄i埋OO蜆. ⑩齪.. ト一.−⁝﹄Ou目一W︑−O■くi耐−OOO〇. ■. ■. .. 一. 一 − 一 l. 竃.咀﹄細ト 一 畠.品﹄ミ*×狽臨O皿一. ■. ■. 1. Go.V何︶①N.⁝﹄−≧Oω一 l 一 一. 一. 一. ■. 一. l. ■. −. ■. 一. ■. ■. 一. 一. 一. ■. トト.−oo岨.z. 一. ■. ■. ■. 一. .. 1 一. 一. 一. 一. ︐. ︐. ■. 一. 1. 1. ■. 一 〇碗.皿﹄担徒串K 一 一岬N.−⁝﹄杣岨臨▲︑*×心判u相狽籠一 一. 一. 一. 一. 一 ト帥.﹄﹄↑四−一 一. 寸ト.H﹄︹︐くo〇一 1. 岨N.皿﹄一. トo.⁝﹄⑰ooωく一. ■ ■ 一 ﹄ 1 一 一 ︐ 一 l. 一. 寸岨.⁝﹄^﹈くω Go.Vへ︶的N.−﹄o=﹄目旦−ωOω. 岨司.1−﹄Oくω一. 一. 一. 一. 〇〇自oi−o⇒く−雨−oo⁝⁝−齪−−︷﹈≧−≧一. 一. 〇岡.−⁝﹄Oくω一. ﹄ ﹄. Hoo.−⁝﹄↑因H一. Go.V阜︺岨齪.−⁝﹂回Z︷一. 〇〇司.⁝﹄︷一2罧目由−由℃o蜆−ωOω一. 一. 竃一〜等.﹄. 一. 一. 1. 一. 一 一 一 一. ■. 一 一. 1 一. 一. ■ ■ l 1 1 ■ ■ ■ ■ ■ 1 − − ■ ■ ■ ■ − − ■ ■ 1 ■ − ■ ■ − ﹁ ■ ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ﹄ ﹄ ■ ■ 1 ■ 1 1. 一. 一. l l 一 一 ■ ■ 1 ■ 一 1 − − − ■ − 1 ■ ■ ■ 1 ■ 一 ■ ■ − ■ 1 一 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ − ︐ ■ 一 − 一 一 一 一 l 1 一 ■ ■ ■. 一. 一. 一 一. 一. 一. 一 一 1 一 l l 一 ■ l l 一 ■ ■ I l 一 − ■ ■ ■ 一 − ■ ■ ■ 1 − 1 − ﹃ ■ ■ ■ 1 ■ 一 ■ ■ ■ ■ ■. 竈o.V屯︶蜆的.⁝﹄o≒垣由団o2−o訳一 ︵血o.Vへ︶寸寸.1−﹄o二﹄目旦−ωOω一. 一. 〇喧.−1−﹄︷一2嵩自宙扁io醐−㎝Oω. トo.−川﹄回Z■. ^岨o.V︑︶N的.−1−﹄−く↑ω. 剴一訓蝋雷吐﹃進. ^掌筥轟Oξ. 一岨.−⁝﹄ωO由︷. 眺. 一. 訓. ^掌⁝蜆εV. 〇〇.⁝﹄Oくω一. N岨.1−﹄ωO匡匹一. 齪o.⁝﹄回2︷一. ^岨o.V亀︶o寸.1−﹄−く↑ω一. Go.V魚︶①碗.⁝﹄−口四一. 一. 一. 一. 一. 一. 批⁝O︿態Z一〇乞一協o︷一. 碧瓠眺塁冒虫焦一. 蕪屠く護〇一〇︸垣面固oZ一. 寒S〜. 盟俸.μJ捷怒如⁝寧訓蝋〜劃・要仙やc越以汕当属負低m一佃. 岬. ↑ωωHω. 蟄 吏. o2占扁■. 150. − 一 一 一 一. 一. …〇 … 〇. ……一.
(9) 早稲田大学人問科学研究. 第9巻第1号1996年 Weiner(1979)は,このモデルの各次元を再検討. 安定性次元. し,原因の位置,安定性,統制可能性の3次元か. 安定. らなるモデルを発表した。このよ.うな多次元的ア. プローチは後の研究にも大きく影響を与え,近年 課題の困難度. の動機づけ,及び学習性無力感に関する研究にお いては,さまざまな形で帰属的概念が取り入れら. れ,多くの理論的,実証的研究の基礎となってい 内的. 外的. る。. 統制の位置次元. 原因帰属の変容には再帰属法が多く用いられて いる。再帰属法は,無気力状態に特徴的な原因帰. 属の型を変容させることにより,症状を改善に導 くものである。Dweck(1975)は,学習場面で無. 気力感を抱いた児童に対して,失敗場面における 原因を「努カ不足」に帰属させる介入を行ったと. 不安定. ころ,失敗の経験を努力の不足に帰属させる傾向. Hg.1達成動機において認知される原因の分類 (Weiner. et. al.,1971). が増加し,課題の成績や課題に対する姿勢が改善. されたと報告している。また,坂野(1989b)は, 臨床群を対象にした適用を考える上では,さらな. 小テストの添削を通して,学級の中での帰属の変. る検討が必要である(Glass&Amkoff,1994)。. 容を試みたところ,介入を行った児童のテストの. また,SISSTは,その作成過程から判断すると,. 得点が増加したことを報告している。このように,. 状況下で実際に経験される思考というより,行動. 再帰属法により帰属の変容を行うことは,学習性. の後に理由づけされ,合理化されたものである可 能性があり(Zweig&Brown,1985),場面特定. 無力感や抑うつ症状の改善に有効な介入法である ことが確認されてきている。. 的で即時の認知である自已陳述を査定できている. 一方,Abramson,Seli卿an,&Teasdale(1978)は,. かという点についてはさらに検討する必要がある. Se1igman(1975)の学習性無カ感のモデルに基づ. と思われる。. き,抑うつの表出に原因帰属が関与していること. ③原因帰属:. を指摘した。この理論は,失敗経験の原因を,内. ある行動にともなって生じる結果の原因を何処. 的,安定的,全般的な要因に求める「負の抑うつ. に求めるかという個人内に見られる一貫した傾向. 的帰属様式」と,成功経験の原因を,外的,変動. を原因帰属の型という(Weiner,Frieze,Kukla,. 的,特殊的な要因に求める「正の抑うつ的帰属様. Reed,Rest,&Rosenbaum,1971)。Weinerら. 式」を持つ者は,そうでない者に比べて抑うつに. (1971)は,原因帰属の型を,能力,努力,課題. の困難度,運という4つの要素に分類し,それら. なる可能性が高いというものである。そこで Seligman,Abramson,Semme1,&von Baeyer. を統制の位置(locusofcontrol)と安定性の2つ. (1979)は,統制の位置,安定性,一般性といっ. の原因次元に位置づけた(Fig.1)。しかしその後. た帰属の3次元の個人的差異を測定することを目. の研究において,帰属因の分類や原因次元の設定. 的として,ASQを開発した。尺度の構成は,Table. が十分でないことが指摘されたことから(たとえ. 3に示した通りであるが,他の一般的な尺度とは. ば,Weiner,1983;E1ig&Frieze,1979),. 異なり,帰属理論の各次元に相当する内容の項目. Rosenba㎜(1972)は意図性次元(intentionality). から構成されている。. という概念を導入し,帰属の3次元モデルを提唱. ASQの信頼性と妥当性は,Peterson,Semmel,. した。このモデルは,努力や能力をさらに細かく. von Baeyer,Abramson,Metalsky,&Selig− man(1982)によって検討されている(Tab1e. 分類しているという点で評価されている。また,. 一151一.
(10) 認知行動療法における認知的変数の検討. 6)。その結果,内的整合佳,再テスト信頼性とも. 功場面と失敗場面の2次元構造であると理解する. に満足な結果が得られている。また,妥当性に関 しては,負の抑うつ的帰属様式と抑うっに関連が. のが適切であるとしている。加えて,Cutrona, Russel,&Jones(1985)ぽ,個人内で状況間での. あること. 相関が低いこ牛から,構造上の問題、卓を指摘した。. (Seligman. et. al.,1979),ASQ得点が. 抑うつへの予測カをもつこと(Go1in,Sweeney,. これらのことから;ASQの場面や次元の識別力の. &Shaeffer,1981)などが確認されている。また,. 問題に関しては,今後ともさらなる検討を行って. ASQ原版は正の出来事と負の出来事から構成さ. いく必要があると考えられる。. れているが,その後の研究では,負の出来事の方. ④自動畢考1. Beck,Rush,Shaw,&Emery(1979)は,う. が抑うつと強く結びつレ・ていることが明らかにさ et. つ病患者の認知的特徴を記述する中で,抑うつ者. a1.,1979)。そこで,Peterson&VilIanova(1988). が,否定的で自動化された思考(自動思考)を有. は,すべての正の場面を除き,新しく負の出来事. していることを指摘した。自動思考は,日常のあ. を加えることによって尺度の改訂を行っている。. る出来事や結果に対する認知過程において,次々. 日本においては,小島(1984)によって日本語版. と浮かんでくる否定的な考えであり,抑うつ者に. が作成され(Table6),日本の大学生の場合,出. 特異的な,非機能的な認知の現れである。また,. 来事が重要であるほど正・負の両方の出来事に対. Beckら(1979)は,これらの思考がうつ症状の進. して内的,安定的,全体的帰属をとるという傾向. 展と維持に関与しており,認知療法の立場から重. が示されている。さらに,坂野・鳴田・三浦・森・. 要な介入対象となりうることを指摘している。. れている(Peterson. et. al.,1982;Seligman. 自動思考に関連した認知行動療法的アプローチ. 小田・猿渡(1994)は,場面の数を減らし,計8. 場面を採用した尺度を開発している。坂野ら. の代表的なものは,Beckら(1979)によって体系. (1994)の尺度は,日本の文化に合うよう項目の. 化された認知療法である。.Beckら(1979)は,う. 内容を修正した上で,従来のASQで用いられて. つ患者特有のスキーマともいえる認知の歪みによ. いた3次元の他に,統制可能性を項目に含んでい. って引き起こされる,非論理的で非現実的な思考. る(負の場面のみ)。ASQは,多くの国で翻訳さ. パターンに焦点を当て,患者の判断過程をより客. れ,より遭切に測定するための改訂がなされてき. 観的で,妥当なものに変容していくことにより,. ている。また,多くの実証的研究によって原因帰. うつ症状の改善が見られることを報告している。. 属の査定および変容が抑うつや無力感の症状改善. つまり,自已の行動をより客観的に評価し,スキ. に有効であることが確認されてきている。したが. ーマを変容し,歪んだ認知を変容することが主眼. ってASQは個人の持つ帰属スタイルを測定でき. となっているのである。また,坂野(1995)は,. るという点で,非常に有用な尺度であると考えら. 患者の誤った考えと不適応な思いこみを描写し,. れる。. 変容させていく代表的な技法として,セルフモニ. しかしながら,ASQは尺度としての信頼性や妥. タリングをあげている。この特徴は,患者の否定. 当性を備えていることが確認されているものの,. 的で,歪んだ自動思考をモニターさせ,その現実. 項目の場面の識別力,次元の識別カに関しては,. 性,妥当性を患者とともに検討することにより,. 従釆の研究だけでは必ずしも十分ではないという. 解決に導く技法である。また,セルフモニタリン. 見解も見受けられる。たとえばPetersonら. グは,一連の治療過程の中で,多様な行動的技法. (1982)は,達成場面と対人場面の間に有意な相. 関がみられること,成功場面における項目間の相. を組み合わせていくことが可能であり,認知的再 体制化などを有効に引き起こす有用な技法である。. ところで,Hollon&Kendan(1980)は,抑う. 関が高いこと(γ・.38〜.62)などから,場面の独. 自性が保証されていないことを指摘している。ま. っに関連した認知の適切な査定をすることを目的. た,Bagby,Atkinson,&Dickens(1990)は,. として,ATQを作成した。ATQは,抑うつ者に. ASQは3次元構造を測定しているのではなく,成. 特異的な否定的で自動化された思考(自動思考). 一152一.
(11) 早稲田大学人間科学研究第9巻第1号 を測定するために,自動思考が最も反映される否.. 1996年. ⑤セル■フ・エフィカシー:.. Bandu白(1977a)は,社全的学習理論圭こおい. 定的な自己陳述に焦点を当てたものである(Keh− dall&Hollon,1981)。さらに,Kendall&Ho11on. て,行動の先行要因としての予期機能の重要性を. (1981)は,自動思考への臨床的介入過程の中で,. 指摘した。そして予期機能は,ある行動がどのよ. 否定的な思考が減少するとともに,望ましい思考. うな結果をもたらすかという「結果予期」と,そ. が増加していくことを観察している。このことか らKendal1(1983)は,自動思考の適切な査定を. れがどの程度上手くできるかという「効力予期」. 行なう上で,ネガティブな認知とポジティブな認. は,ある結果にいたる行動に対する遂行可能感を. 知の両方を測定する重要性を指摘した。そこで,. セルフ・エフィカシーとし,理論化を行った。. からなることを示した。さらにBandura(1977b). Kendal1,Howard,&Hays(1989)は,ポジテ. Bandura(1977b)によれば,セルフ・エフィカ. ィブな思考とネガティブな思考のバランスを査定. シーは,4.つの情報源(遂行行動の達成,代理経. することに着目して,ATQの改訂を行い,ポジテ. 験,言語的説得,情動的喚起)を通じて自らつく. ィブ項目を加え,40項目からなるRevised. Auto−. り出されるものと考えられ,また3つの次元(水. maticThoughtsQuestionaire(ATQ−R)を開発. 準,主観的確率,一般性)によって理解される。. している。改訂版の特徴は,.ポジティブな項目の. さらにセルフ・エフ!カシーは,行動の選択に影. 程度と頻度の全項目に対する比率(SOM−score:. 響を与えるだけでなく,直面する課題にどの程度. 脚注)を求め,指標としている点である。そして,. 積極的に取り組むか,あるいは,嫌悪的な状況に どの程度長く耐えることがで きるかという個人の. ATQ原版よりもうつ症状に対する高い予測力を 持つことを示している(Kendall. et. a1.,1989)。. また,ATQ(ATQ−R)以外に,自動思考に関連し. 行動を規定する重要な変数であると考えられてい る。セルフ・エフィカシーの理論が確立された後,. ポジティブな思考と抑うつとの関連に注目し;30. 多くの実証的研究が行われるよう になった。これ らの研究においては, 不安や,抑うつなどの心理. 項目からなるAutomatic. 的症状との関連(たとえば,Craske&αaig,1984;. た尺度としては,In駆am&Wisnicki(1988)が, Thoughts. Question−. Kendrick,Craig,Lawson,&Davidson,1982). naire−Positive(ATQ−P)を作成している。. ATQ(ATQ−R,ATQ−P)の信頼性,妥当性に. や,喫煙行動やウエイトコントロール,慢性疾患. 関する検討は子どもから成人,臨床群まで多岐に. 患者の健康行動などのセルフコントロールの効果. わたっており(Tab1e7),ATQが,信頼性,妥 当性を備えた尺度であることが確認されてきてい. (たとえば,Nicki,Remington,&MacDona1d, 1984;Chambless&Murray,1979;金,1995)を. る。さらに,抑うつ症状への予測力も高く,弁別. 扱ったものが多く,症状の改善や望ましい行動の. 力の高い尺度であるということが示されている。. 維持に,セルフ・エフィカシーが大きな影響を及. このようなことから考えると,自動思考を適切に. ぼしてい. ることが確認されてきている。. セルフ・エフィカシーを高める操作は,基本的. 査定することが可能なATQは,臨床的活用性か らも有用な尺度であると考えられる。しかし一方. にその4つの情報源(Bandura,1977b)を操作す. では,Tab1e7からもわかるようにATQの因子. ることとなる。たとえば,前田・坂野・東條(1987). 構造の検討を行った研究において,その結果が異. の研究では,視線恐怖を呈する中学生に対して系. なっていること,ポジティブな恩考に関する研究. 統的脱感作法を用い,不安の低い場面から高い場. が十分でないこと,不安との関連性についての緒. 面へと順次不安を持つことなく遂行させることに. 果にばらつきがあること,などの問題点があげら. よって,セルフ・エフィカシーを上昇させている。. れる。したがって,今後は調査対象や治療対象の. そして,セルフ・エフィカシーが上昇することに. 違いによる思考パターンの検討などを行っていく. よって,行動遂行の確率が上昇することを明らか. ことが一望まれる。. にしている。また,玄(1993)の研究によれば,. 小学生の引き算課題において,先生が課題結果の. 一153一.
(12) 認知行動療法における認知的変数の検討. Tab1e6原因帰属尺度の信頼性と妥当性を検討した研究 尺. ASQ. 度. 名. 著者(発行年) Pet巳rson. et. 対. aL(1982〕. 象. 信. (数). 1α係数. 大学生130名. 徽:1享;. 頼. 性. 妥. 瓢:1;21. 麟1:1;1二111 I−11■■一芙茎壷i;;茗■■1■. 僅. 再テスト≡. 1全体性α≡.5卜.59. ■石;≡;蒜;≡;f二I砥;1. 当. 1 =. …省五∴㎞∴蘇鷲 1蹴1二;;. 1. 成功事態に注目し,努力を承認する群が,最もセ. する不安」の因子が,健常者から抑うつまでの幅. ルフ・エフィカシーを上昇させ,成績も上昇する. 広い弁別力をもつことを明らかにしている藺. という結果が示されている。つまり,努力帰属的. ところで,一般性セルフ・エフィカシーは,そ. 評価をすることに児童のセルフ・エフィカシーを 高める効果が見られたのである。このようなこと. れが行動の遂行レベルに影響を及ぼす重要な指標 となること(坂野・東條,1986),一般的な行動だ. から,情報源である「遂行行動の達成」や「代理. けではなく,未知の状況に面したときの行動を予. 的経験」に対してはスキルトレーニングなどの行 動的介入を,「情動的喚起」には系統的脱感作など. 諦されており臨床的にも有効な変数であると考え. 測すること(Sherer&Maddux,1982)などが指. の不安低減を,「言語的説得」に対しては認知的介. られている。しかし,嶋田ら(1994)は,GSESに. 入を行っていくことが有用であると考えられる。. おける今後の課題として,一般群や臨床群のそれ. ところで,坂野と東條(1986)は,Bandura(1977. ぞれに応じた適応的テストを作成したり,テスト. b)の理論における,特定の場面で概念化される当. の等化をはかるなど,尺度を充実させる必要性を. 該の予期機能が,異なった行動場面にも般化し,. 指摘している。また,そうした尺度の整備を行う. 個人の長期的な行動に影響を及ぽすという一般性. 一方,一般性セルフ・エフィカシーが状況特異的. 次元に着目した。そして,状況特異的なものでは. なセルフ・エフィカシーをどの程度反映している. なく,一般性セルフ・エフィカシーの程度を測定. かについて検討し,一般性セルフ・エフィカシー. することのが重要であると指摘し,一般性セル. が個人の全般的な行動傾向にどのような影響を及. フ・エフィカシーを測定するGSESを開発した。 GSESは,セルフ・エフィカシーが高く認知された. ぼすしているかを明らかにする必要があると考え られる。. ときの行動特徴(Baudura,1977b)を反映するよ. うな項目で構成された3因子構造の尺度である. 4.全体的考察. (Table3)。また坂野(1989a)は,この尺度の. 本研究においては,坂野(1992)によって整理. 臨床的活用性の観点から,成人男性,成人女性,. された認知的変数の中から,臨床的有用性を考慮. 学生について得点分布を5段階評定値に換算し標. し,不合理な信念,白已陳述,原因帰属,自動思. 準データを作成している。. 考,セルフ・エフィカシーの5変数を取り上げ,. 尺度の信頼性,妥当性は,坂野と東條(1986),. 各変数の概念,測定尺度の信頼性や妥当性,およ. 鳴田・浅井・坂野・上里(1994)によって検討さ. び,実際の尺度の適用と間題点について検討が行. れた。その結果,GSESは高い信頼性を有している. われた。そして,各変数については,坂野(1992). ・ことが確認されており,また妥当性に関しても満. が指摘しているように,多くの実証的研究によっ. 足な結果が示されている(Table8)。さらに,鳴. て明確に定義され,客観的観察と測定が可能であ. 田ら(1994)は,項目反応理論によってGSESの 分析を行い,特に「行動の積極性」と「失敗に対. り,かつ,操作することが可能な認知的変数であ ることが確認された。また,各変数については,. 一154一.
(13) 第9巻第1号 1996年 早稲田大学人問科学研究. ■. 劃・瓠蝋温寅焦. −. ■. qo.Vへ︶性牒O︿帖曲Z. 蕪2︿龍ρ一ト哉. 掌訓蝋霊冒虫焦. 蕪2︿蕪ρ一申駅. 一. 竃. 1. ■. ㎝胴.−⁝﹄ωρくω一 トoo.−⁝﹄−く﹄ぺo〇一 −〇四一. 串訓眺雷倖造一. 帥帥.−皿﹄. ト寸.−⁝﹄ σ↑く一 N而.−⁝﹄ −く饅一. 寸ト.⁝﹄︷串−⑰﹈ドく一. −︹H国一. 昌. 一. 一. 華珊粛雷悼拳一. H︹H国一. 一. −<﹄パo〇一 一. 昌. 掌都跳雷悼拳一. 〇寸.−⁝﹄. ﹄. −. 目. H 昌︸. 蟹.﹄ ﹄ ﹄. .. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 1. 一 1. 一−一. ト︑.⁝﹄>ooω回凄一 ①o.⁝﹄一〇饒〇一 ト岨.⁝﹄ωρ〇一 唱旧.⁝L由−ロー国一 ト岨.⁝﹄−口〇一. ■. ■. 一. 1. 1. ﹄. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. ■. 1. −. −. 一. 一. 慈墜も. 艶井忘一. 岨蜆.⁝﹄一. 一. 一. 1. −. ■. ■. ■. −. ■. ■. ■. ■. ■. ■. −. −. −一. 1. 一. 一. 一. 一. −. 蟻墜も一. S.1−も H一 墓.⁝も一. HH. 燕墜曽一. o団.⁝も一. 蟻撃曽一. 茎.⁝も. HH一一一. −自. ^ 一 一. 蒸撃も一. 岨Φ.1も一. 寸o.川も. 一. トOO.1−も. 認匝忙↑1−. 岨ト.三寸岨.. 一①.⁝も. 〇〇直o.⁝も. 露四#﹄パー−. トト.〜ト碗.. 露曜↑−−. 岨ト.〜寸寸.. 1. 迷井お一. 一〇.⁝﹄一. −. 慈撃も. ㊤o.川曽. 一 〇 ^. 露要↑−H. 一〇〇.〜蜆的.. ■. −. −. −. 一. 一1−. 豚画件↑−−. も. 慈送も. Ho.. 一. ^回ooo蜆一︶∫o眉惚峯南畠冨﹄固目−. Q蜆蜆ご由固何向曽南眈咀o固﹄コ固. ^霧㌣﹄.卜雪⊥≧︺岬ooo寸剖糺州半. 一〇㎝剖糺甘半. ♂①蜆ご鉋甲⁝﹇虫. a自o①一︶口o︑国南=o﹄﹄由=. ♂oo〇一︺﹄o岩o﹄四南自o明﹄o自. ♂蜆蜆一︶一﹄−℃齪血呂. ^帥①〇一︶﹄旦o叩o﹃. ︵①o口o∪ .扁一〇=oi目o︶−. 帥N岨﹄︸斜半. 岬トト一胡抽半. 〜中. 艦雪−旧. 岬oo〇一甘糺甘半. 岬o岨齪. 損邊−︒〇一. 岬岨岨寸剖恭半. 嚇. 衷. oo寸嗣剖斜半. ^甘仁鵡︶榔釦⁝. ^ooooJ=由で目o当南目o:o回. ミー欧H 一轟2︺豊一着o曽南崔名霊o. 岬寸一一壮︸控.蝕︑・拙⁝送醤. ^慈︶. 亀心﹂わ帖寒如⁝軍剤跳〜鎚・襲帖︑s越k仙讐黒紳鹿︐o魑皿. ■■L. 逃井転一. トoo.⁝﹄蕪z一. 山. 一. 逃井お一. ト①.⁝﹄一. 逃井お一. ㎝①.⁝﹄一. 一■−■■■■■■■■−一一−ll一1■■■−■■■■一1−−■l1一一一一. 哩. 蒸遷も. OO.1−自. 嬢. 一 一 一. 掌訓蝋雷吐﹃拳一. 一. 馴一.い.一引.出到.引一.. ■. OOト.〜ト寸.. 匿寒↑−−. 一〇〇.〜o︑寸.. 囲回十﹂ドーH. 塑. 掌珊跳轟悼挙一. 一. ^一〇.V^︶−く↑ω一 ︵一〇.Vも︺H︷凄︼≧一 qo.﹀阜︶−ρ岡一. ^. 一①.;o岨.. ︑︑訓∴ぺ=︐引一一い.削.︸一. 鎖釦跳雷悼拳一. 帥寸.■﹄ωく︹︻一 寸o.⁝﹄Hρ岡一. 唱㊤.−皿﹄−回ω一. 寸寸.⁝﹄﹂ドo﹁︐国−−一 蜆可.n﹄O−ω︸一. ︐. ρo.Vへ︺蕪Z︿繭〇一 塑珊蝋雷旨映体一. ﹄. 〇ト.﹄. 寸〇一 〇寸.. 一. Hト.. 一. ■. 掌珊康塁吐﹃拳一 ■. トoo.咀﹄−口国一 1 ■. 寧釧跳躰也日唖焦. ^一〇.V貝︶綾2V⁝蕪ρ. 鎖訓跳雷ヨ唄咲. qo.V屯︶龍Z︿蕪ρ. 翠 却 蛸. 〜−α↑く. お■. k. α↑く. 匡−⑰﹂パく. 蟄. 卜o−. 叫. 155.
(14) 認知行動療法における認知的変数の検討. Ta阯e8一般性セルフ・エフィカシー測定尺度の信頼性と妥当性を検討した研究 尺. GSES. 度名. 著者(発行年). 坂野・東條(・986〕. 対. 象. {数). =. 信. 頼. 性. 大学生278名(M・8・,F・194〕1折半法再テスl. 妥. 当. 性. 1併存的妥当性. 1γ=・84耐・ト・831自己効力感テスト. 1. 一 1轟石蕊「■■■. ■. 皿=・80. 1. I1. 1…■1■■. 1技能. 11嘉漏憂凄■■■1. 一・.83. 1. ■}義;;;茗亙二憂亨1言毒訂■■r凄麦1. ■. .標準データの作成. 11一・・8. 1■. m=.84 ■■1. 1−11■. 1. 1. ■扇雇憂雇■■■■. 成人284名(M珊州1{二1二幕 深柵i;;三1. ■I11. I−11. 一1■. α=.82. ■幕邊轟1臓示1;1;;一†■. ■■I1lI11一一■■. 1. 次のようにまとめることができる。. 不合理な信念はE1lis(1962)の理論を背景とし て概念化され,不安や抑うつに関連する感晴や行. I−11■. 1γ=・86t俳・891成人〉学生 1. =n1. 7=・66. 1灘緊藷已効力群. 一一二■■■■一1石万雇面二三示二i三;1■■■屏憂一1■蒜三r. . ■扇萩面テ■. lll;l1竺灘;:1;;. ■. I. I−1一■. 1. 1}落是慧. ;. 1I11−1㌻轟函雇■■■I. I一. ■■■■. 般〉、群. 元の識別力に関して疑問視する報告も少なくない。 臨床的技法としては,毒帰属法が多く用いられて いる。. 動に影響を及ぽす認知的変数としてとらえること. 自動思考はBeckの理論によって概念化され,. ができる。測定尺度としては,IBT,RBI,JIBT,. 抑うっ気分に関連した場面において,クライエン. JIBT−20があげられるが,項目の信頼性,文化的. トの中で自動的に生じる考え方である。また,自. 背景から考えると,・日本での使用においては,. JIBT,およびJIBT−20が望ましいと考えられる。. 已陳述と同様に,ネガティブな思考とポジティブ な思考のバランスが, うつ症状の予測や症状の改. ま牟,不合理な信念に関連する代表的な臨床的技. 善に関連している。測定尺度としては,ATQrRが. 法としては,合理情動療法を用いた訓練・再学習. 最も遭していると考えられる。また,自動思考の. による認知の変容があげられる。. 変容に関する技法としては,セルフモニタリング. 次に,自己陳述は,特定の状況において経験さ れる即時的な認知であるととらえることができる。. を用いた否定的な思考,歪んだ思考の変容が代表 的である。. 自已陳述においては,ポジティブな陳述とネガテ. 最後に,セルフ・エフィカシーは,Bandura(1977. ィブな陳述のバランスが重要視されている。測定. b)の理論によって概念化され,行動の選択やパフ. 尺度としては,Glassら(1982)によって開発され. ォーマンスに影響を与える認知的変数としてとら. た,SISSTがあげられる。この尺度は,異性対人. えることができる。一般性次元を測定する尺度と. 場面の陳述を測定する目的で作成されたが,社会. しては,GSESが望ましいと考えられる。臨床技法. 不安全般における遭用の可能佳が示唆されている。. 臨床的技法としては,自己教示訓練や社会的スキ. としては,社会的スキル訓練(主張訓練)やモデ リング法などによるセルフ・エフィカシーあ向上. ル訓練(主張訓練)によるネガティブな陳述の変. があげられる。. ところで,各変数とそれらを測定する方法につ. 容が多く用いられる。. また原因帰属はWeinerら(1971)の帰属理論, およびSeligman(1975)の学習性無力感理論によ. いては以上のようにまとめることができるが,臨. 床的見地から各変数の変容を目的とした代表的な. って概念化されたもので,抑うっや無力感に関連. 介入法を見ると,個人が表出する反応や行動の変. する認知的変数と. 容に重点を置いた技法と,認知そのものの変容に. してとらえることができる。測. 定尺度としては,ASQがあげられるが,場面や次. 重点を置いたものがあることがわかる。たとえば,. 一156一.
(15) 早稲田大学人間科学研究. 自已陳述やセルフ・・エフィカシーの変容には,従. 1996年. 第9巻・第1号. その結果,「不合理な信念→一般性セルフ・エフィ. 来の行動療法的アプローチを基本とした技法(主. カシー,自己意識,セルフ・エスティーム→自已. 張訓練,モデリング法など)が多く用いられる。. 陳述→社会不安」という過程で社会不安の表出を. 一方,不合理な信念や原因帰属の変容には,合理. 理解することが妥当であると指摘している。この. 情動療法,再帰属法などの,行動よりはむしろ個. ように考えると,認知的変数を適切に・理解するた. 人の特性的な認知の再検討に重点をおいたアプロ. めには,特性一反応次元に着目するのみならず,. ーチが採用されている。このよ. うに,変容の対象. 特性的な認知から反応的な認知への規定関係を考. となる認知的変数と介入方法との対応という点か. 慮する必要があると思われる。したがって,たと. ら考えると,認知的変数としてあげられているも. えば坂野(1995)が,スモールステップにより成. のの中には,個人の特性としてとらえることがで きるような認知(特性的認知)と,より反応に近. 功体験を重ねることよってセルフ・エフィカシー. く状況に依存した認知(認知的反応)があると考. の行動の成りゆきを合理的,客観的に判断するこ. えることができる。. とを学習させていくことが重要であると指摘して. 一方,認知的変数間の関連性についての研究も 行われている。た. とえば,Bruch,Mattia,Heim−. の向上を図るとともに,帰属の型を変容し,自ら. いるように,認知行動療法の治療過程においては,. ある特定の認知変数のみに焦点をあてて変容させ. berg,&Ho1t(1993)は,自已陳述が自動思考や. るのではなく,いくつかの変数に対して,それら. 原因帰属との間に中程度の相関を示すことを報告. の関連性や影響性を考慮しながら同時に介入して. し,これらの変数は,それぞれ独立したものとし. いくことが重要性であると考えられる。. て考えるのではなく,刺激から反応に至るまでの. 以上のようなことから,約20年間の歴史によっ. 一連の処理機能における,ある一側面をとらえた. て体系化された認知行動療法における今後の課題. ことを示唆し. としては,先行研究によって概念化された認知的. ている。また,久保(1994)は,変数間の関連性. 変数についての.関連性や,規定関係をさらに明ら. をより具体的に提示するために,社会不安に関連. かにし,その相互作用のメカ三ズムを明らかにし. する認知的変数のリニアモデル(Fig..2)を構築. ていくこと,また,患者が直面する問題や症状の 差異によって,どのような認知的変数にどのよう. ものとして考えるこ.とが妥当である. し,パス解析によるモデルの検証を試みている。. な次元から介入することが効果的であるかを再検 討するとともに,いくつかの変数の関連を考慮し ながら包括的な介入を行っていくことのできる治. 療パッケージの開発などの点が残されていると考 えられる。. 文. 献. Abramson,L.Y.,Seligman,M.E.P.,& Teasdale,J D 1978Leamed he1p1essness humans:Critique and reformu1ation.. in. 力〃吻1ザ〃〃o〃〃的o〃螂,87,49− 74.. Bagby,R.M、,Atkinson,L.,&Dickens,S.. 1990. Dimensiona1analysis. of. the. AttributionalSty1eQuestiomaire:Attribu− tions Hg.2社会不安に関する認知的変数の関連(久保,1994). 一157一. or. outcomes. and. events.C例o∂あ〃. 力〃閉α1ψ肋肋oクo舳1∫肋〃62,22,140一.
(16) 認知行動療法における認知的変数の検討 G.,&HoIt,C.S.1993Cognitivespe(:ificity. 150.. Bandura,A.1971S06〃肋閉加g励θoη.New York:General Leami㎎Press(原野広太 郎・福島借美 訳 1974人間行動の形成と 自己制御. A.原野広太郎(監訳) 理論金子書房). of. system. sures. a. in. tOrtiOnS.λκ6ゐあθ∫. ρ1. and. depression:. and. cognitive. ,. 9,324−333. II.Theory. and. and. of. Positive. depression:. Cognitive. Hope1essness. se1f−evalu−. 勿加θ. for. attribution. Cog〃〃加ε. 7=ゐθ7αカツ. smoking. reduc−. versus. efficacy. τ脆θ7αψツ. agopaphobics:The. and. the. body. α勿ゴ. of. sensations. agoraphobic. cogni−. questiOmaire.10舳αZげC0鰍脇g. α〃α〃ω1的6〃o馴,52.1090−1097. Clark,D.A.1988The. validity. of. measures. of. cognition:Areviewoftheliterature. Cog〃肋ε丁肋吻ツα〃地∫θα. Beck,A.T.,Weissman,A.,Lester,D.,&. pessimism:The. in. tion. Press(ベ. measurement. C09. procedures. questiomaire. 岩崎学術出版).. Trexler,L.1974The. and. P.,&Gallagher,R.1984Assessment fear. げ. ック,A.T.・ラッシュ,A.J.・ショウ, B.F.・エメリィ,G.坂野雄二(監訳)1992 うっ病の認知療法. mea−. 0og〃タκ砂θ. Chamb1ess,D.L.,Caputo,G,C.,Bright,. Beck,A.T.,Rush,A.J.,Shaw,B.F.,&. York:Guilford. ?. 1〜θsθα76免,3,91−95.. 岩崎学術出版社).. 肋舳妙ツ. anxiety.. tion:Symptom attribution.. York:Intemationa1. Emery,G.1979Cog〃肋砂θ. thinking. 6〃o幽α1R功o循,20,459−468. Chambless,C.A.,&Murray,E.J.1979. UniversityPress(ベック,A.T.大野裕. D物棚6oπ.New. Question−. Cautela,J.R.1967Cove討sensitization.Rツー. ε〃ハツ6肋卿,10,561−571.. 1990認知療法. Thoughts. ations:AcognitiveresPonseana1ysisof. Beck,A.T.19760og〃肋ε肋舳ゆツ伽6ε刎o一. (訳). Questiomaire(ATQ. Automatic. T.V.1979Self−statements. therapy.λκ〃砂ε∫ψ0θ〃一. ガo〃α1励s07脆術.New. 吻. α〃地sωκゐ,3,249−262,. dis−. G2〃θクα1Rツ0ゐ{αチり. Beck,A.T.1964Thinking. af−. 17,1−21.. Thoughts. the. heterOsOcia1. content. to. CaciopPo,J.T、,Glass,C.R.,&Mer1uzzi,. reciprocal. determinism.λ刎〃ω〃的励oZo幽∫ま,33,. I.Idiosyncratic. due. τ加吻ツα〃地∫θακゐ,18,15−23.. change.. 344−358.. Beck,A.T.1963Thinking. depression:SupPort−. naire−Re㎡sed(ATQ−R):Equivalent. behavioral. seIf. and. qua1ifications. confomding.Cog〃肋θτ加. Automatic −P)and. 的6ゐologタ6α11モε〃4α〃,84,191−215.. Bandura,A,1978The. and. Burgess,E.,&Hagga,D.A.F.1994Positive. 1979社会的学習. Self−efficacy:Toward. theory. evidence. απ∂1モ258α■cゐ,. Bandura,A.1977a∫06〃1θα閉加gτ加0η. NewJersey:Prentice Hall(バンデューラ,. unifying. socia1anxiety. fective. 金子書房).. Bandura,A.1977b. in ing. 6ゐ,12,1−20.. Cla煎on,T.S.,&Karen,S.S.1983Re1iabil−. of. ity. and. Inventory. Scale.∫o俳. validity with. a. of. the. c1inical. Rational. Behavior. population.∫o〃作. 〃α1ぴα〃ω1的cゐolo馴,39,34−38.. 〃α三ρ戸Co〃∫〃励〃9α〃∂C1加たα1P§γ肋olo馴,. Craske,M.G.,&Craig,K.D.1984Musical. 42,861−865.. Bruce,A.T、,&James,D.P.1981Concur− rent validity of the Rationa1 Behavior. performance model. and. anxiety:The. se1f−efficacy. three−system. theory.肋肋oク07. R2∫θα励α〃丁脆舳吻,22,267−280.. Invent01=y.。p靱6んologたα1R功oγた,48,255−. Cutrona,C.E.,Russe1l,D.,&Jones,R.D.. 258.. Bruch,M.A.,Mattia,J.I.,Heimberg,R.. 一158■. 1985. CrOss■situatiOnal. cOnsistency. in.
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