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CurrentIssuesinEnglishLanguageEducationatElementarySchools 小学校における英語教育

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(1)

小学校 における英語教育

アンケ‑ トによる教員の意識調査 と実践 に伴 う諸問題

大坪喜子* 水上 尚子** 村 田潤一***

(平成

1 4

1

0月

3 1

日受理)

Cu r r e n tI s s u e si nEng l i s hLa ng u a g eEd u c a t i o n a tEl e me n t a r yS c ho o l s

Fr o m t heVi e wpo i n to fEl e me n t a r yS c ho o lTe a c he r s Yo s hi koOTS UBO Na o koMI ZUKAMI J uni c hiMURATA

0.

はじめに

2 0 0 2

年度か ら小学校 において も、「総合的な学習の時間

における 「国際理解教 育」 の 一環 として、「たとえば英会話などを実施で きる

という学習指導要領 に従 って、英語 を 教 えることがで きるようになった。また、依然不透明な部分 も多々あるけれ ども、将来的 には、正式に教科 として英語が導入 される可能性 について も議論がなされているようであ る。この ような状況 において、これまで、主 として英語教育を専門 とする人々か ら授業内 容 ・授業方法等 に関する提言が さまざまな形でなされている

本稿の 目的は、視点 を小学校現場の教員の立場 に置 き、小学校教員の現状 を把握するこ とにある このため、まず、その実施 を目前に した

2 0 0 0

年度の段階で小学校教員にとって 何が問題であったのか、また、どのように対応 しようとしていたのかについて、アンケー ト調査の結果及び分析の形で示す ことにするついで、そこで提示 された諸問題 を解決す るための糸口として、小学校数貞 に求め られる英語力の範囲及び小学校英語教育のあ り方 について

Kr as he n

の理論及び松川

( 1 9 9 7)

を背景 に して検討す る。 そ して、最後 に、そ の実施が始 まって間 もない段階で、小学校教員たちはどのような状況 にあるのかを

8

月に 実施 された研修会参加者の リポー ト等 を参考 にして探 ってみたい。

以下、 Ⅰでは

、2 0 0 0

年度 に小学校教貞 に行 なったアンケー ト調査の集計結果 とその分析 を示す (水上担当)0 Ⅱでは、 日本人教月が小学生の英語教育に携わ る場合 の教貝 に求め られる英語力 について、ついで、Ⅲでは、小学校の英語教育のあ り方について検討 を加え る

(Ⅱ・

Ⅲは村 田担当)。そ して、最後 に、Ⅳでは

、2 0 02

8

2 7

日に行 われた長崎県教 育セ ンター主催、「公立学校

2 0

年経過教貞研修会 1選択講義 :英語科教 育 ・英語教授法 ・

Wor l dEngl i s he s

l(大坪担当)

」で、小学校 における英語教育の基本的な考 え方 について

学習 した後 に書かれた小学校教員の研修 リポー ト等 を参考に して、小学校 における英語教 育 に対する現場教月の現在の取 り組み方 ・考え方を示す ことに したい。

(2)

6 6

長崎大学教育学部紀要 教科教育

N 1 4 0( 2 0 0 3 )

Ⅰ.

アンケー トの調査の集計結果およびその分析

1.アンケー ト回答者内訳

このアンケー ト調査 は、現職の小学校数貞 を対象 に行 なわれた ものである 特 に、長崎 大学卒業生、大事府市立大事府束小学校、長崎市立西坂小学校、長崎市立伊良林小学校の 先生方 にご協力いただいた。大事府東小学校、西坂小学校では形 に違いはあるが既 に国際 理解教育が進められているアンケー トは全部で

1 0 0

部お願い し、その うち

5 9

部 の回答が あった。アンケー トご協力者内訳は以下の とお りである

男性 女性 回答な し

2 0

2 3 4 9

3 0

1 0 1 2 1 0 3 2

4 0

6 4 4 1 4

5 0

2 2 0 4

2.

アンケー ト回答結果

質問 1

.

総合的な学習の時間の導入 を歓迎 しますか。

(3)

‑理 由〜

大いに歓迎‑教えられたことを覚えるだけではこれか らは不十分 ・失敗 を繰 り返すなかで学び方を学 べる ・子 ども達中心の教育 ・子 ども達の主体的な学習 ・学ぶ楽 しさ、 日的、成果が 自覚で きる ・生 きるための知識や能力を身につけられる ・知識重視の体質を変えられるのではと いう期待感か ら ・自ら学び、体臭 し、楽 しみなが らの学習がで きる ・教師の支援者 として の本当の役割がで きる ・今からの小学校に必要である

歓 迎 す る‑教科書や学校 という枠 を越えることがで きる ・様々な人や ものに触れとしての幅、視野 が広がる ・学校の独 自性、地域性、教師の個性 を発揮できる ・保護者の要望に応えられる ・

自分でや りたいことを選んで子 ども達が自主的、主体的に学べる ・子 ども達の思いや願い を生かせる ・子 ども達の実態に合わせ られる ・子 ども達 と一緒に教師 も学べる ・開かれた 学校づ くりがで きる ・教科で学んだことを生かせる ・教科で学んだ知識を総合的に働かせ

・られる ・知識を身につけるだけでは駄 目 ・生活経験が乏 しくなっている今、教師が仕組ん でやる必要がある

どちらともいえない‑準備不足 ・ねらいがはっきりしない ・総合的な学習を新設 しな くて も今のまま で十分 ・従来の教科 (特に社会)との違いがはっきりしなし.〜・学校、地域間の格差がでる ・ 教師が手を抜 こうと思えば抜ける ・基礎基本の重視の考えに矛盾 し、基礎学力の低下に拍 車がかかる ・導入に伴 う他教科の時間削減に反対 ・今で も忙 しいのにさらに教師の負担が 増える ・総合的な学習にばか り目が向 く ・意味合いが広す ぎ、理想が高す ぎる。質が伴 う か心配

歓迎 しない‑基礎 、基本の徹底が果たせな くなる ・今 までの教育課程で も 「生 きる力」は身につけら れる

質問

2.

「総合的な学習」 を始めるにあたって示 された

4

事例 「国際理解 ・外 国語会話 、 情報、環境、福祉

の うち、 どの分野 を子 どもに学 ばせてい きたいとお考えですか。

(回答 にあたっては四事例 にその他のアイデアを加 えて、興味がある順 に

1‑5

の 順位 をつけて頂いた。)

(4)

6 8

長崎大学教育学部紀要 教科教育 hh40(2003)

その他のアイデア‑地域 (

4

名 )・生命教育 ・人権 ・平和 ・健康 ・自然科学 ・歴史 ・体験学習 (無回答‑ 7名)

〜理 由〜

国際理解 ・外 国語会話‑外 国 との交流が 日常化 されている今 、世の中を生 きてい くために重要

・ 2 1

世 紀の教育の基礎基本 となる ・日本人が国際人 として活躍す るために生 きた英語 を身につけ る ・コミュニケーシ ョンをする楽 しさを小 さい頃か ら身につける ・自分 も子 どもも学 びた い と思 っているか ら ・日本の文化 を見つめるため ・異文化理解 を図ることで道徳の思いや

りの教育な ど様 々な取 り組みがで きる

環 境‑生命 に関わる問題だか ら ・地球全体の課題 として、地球の一員 としての役割 を果たす必要が ある ・子 ども達の身近 にある問題 を認識 して欲 しい

福 祉‑高齢社会、核家族化の現状で学ばせ る重要性 を感 じる ・人 との関わ りや思いや りを重視 した

レヽ

情 報‑学ぶための手段 として最初 に行 うべ き ・マルチメデ ィアに対応す ることは重要 ・今 の総合学 習 を進める上で、パ ソコンによる情報収集、処理 は必要不可欠

無回答‑子 どもの興味、関心 を一番 に考 えるか ら ・児童の主体性がすべ て

質問

3.

国 際 理 解 教 育 をす る と した ら、 どの程 度 外 国語 (主 に 国 際 語 と して の 英 語 )を と り いれ ますか。

(5)

英語教育中心‑今後、英語が児童にとって役に立つ もの となるであろうか ら ・有用度が高い ・とりあ えず研究を進めるため ・コミュニケーションをとれず して本当の国際理解はで きない

半分程度を英語教育に使 う‑外国人差別の閉篭など言語教育以外 にも教 えたいことがあるので、特に 英語でというのは難 しい ・英語 を学ぶ ことを通 して文化や思想 を学ばせたい ・子 どもの英 語に対する拒否感お考慮に入れて ・英語を学ぶ意欲 を持たせるのが 目的 ・外国のことを学 ぶのに言葉は欠かせない

少 しは紹介する‑小学校では英語は触れる程度でいいと思 うか ら ・外国の生活や文化 に親 しませるよ うな体験 を重視 したい ・日本語 をしっか り勉強 して欲 しいか ら ・英語嫌いをつ くらないた め ・簡単な使える英語を教 えてい きたい

特に教 えない‑挨拶や色、動物の単語など必要最小限の言葉のみでよういと思っているから ・異文化 教育‑言語教育ではないか ら ・子 どもの方か ら要望がでれば多少は教 える

質問

4.

英語力 に自信 をお もちですか。

英検 準

1

1名

2

‑ 1

3

‑ 2

4

‑3

TOEFL 5 9 0‑

1名 米国現地中学校二年間勤務

‑ 1

質問

5.

国際理解教育 を行 うにあたって、 どの ような 目標 を考 えますか。

(回答 は、以下の

8

つの 目標 を示 し、その中で重要だ と思 われ る順 に順 位 をつ け て頂 く形 をと りま した。)

集計の結果か ら重要 だ と先生方が思 われている順 に並べ ると、以下のようにな りました。

1.異文化 を理解することで差別 ・偏見のない社会の形成者を育てる。

理由〜英語が出来るというのは人が豊かになるための手段だから、どんな人間になろうと しているのかが大事 ・国際理解の基本は自分 との違いを認め合 うことだか ら

2.

世界 に目を向け広い視野で物事 をとらえることができるようになる。

理由〜世界中にはいろいろな人がいることを知って欲 しいか ら ・日本人は視野が狭いとつ ねづね考えているか ら

(6)

70 長崎大学教育学部紀要 教科教育 hh40 (2003)

3.

自分 を積極的に表現する主体的態度の育成

理由〜日本人の欠点である消極的な態度を改める ・英語教育 を自己表現力、豊かな心の育 成につなげることが大切 ・大人になってか らでは心の壁 を取 り払 うのが錐しいから、

自然な心の交流がで きるようにしたい

4.

英語 を積極的に使ってコミュニケーシ ョンを図ろうとする態度の育成

理由〜英語 を教 えこむのではな くコミュニケーシ ョン能力 を伸ば したい ・日本人は自分を 表現するのが下手だか ら、英語を通 して自然に自分 を表現で きるように したい ・技 能面は態度が身につけば自然 に身について くるものだか ら

5.

英語に触れ、慣れることで英語に対する抵抗感をな くし関心 を持たせる

理由〜抵抗感 をな くし技能に結びつけるのが順序だと思 うか ら ・総合学習や国際理解教育 にはあまり多 くの期待 をしてはいけない と思 うから慣れる程度でよい

6.

英語 を話 した り、闘いた りするコミュニケーション能力の育成

理由〜文法 を気にせず、何 とかコミュニケーションをとれることを目指 したい

・相互理解のためにはコミュニケーション能力が必要 ・コミュニケーシ ョン能力が 身につけば、 もっとこうな りたいという希望や可能性がでて くるか ら

7.

大人になってか らでは難 しいといわれる音声教育をする

理由〜小学校の段階ではまず音声 に慣れることや、英語に興味を持つことを大切にしたい

8.

アルファベ ットに慣れ親 しみ、簡単な文を読めるようにする

その他 自分 ・自国理解‑真 に国際人を育てることは無国籍人を育てることではない。

自分が どんな国に住んでいて、何 を考えているかをしっか り持っている人間を育て ることが基本だ

質問

6.

教 師 自身の英 語 力 を伸 ばす た め に、研 修 を受 け る こ と以外 に どの よ うなお考 え を お持 ちですか。 (回答 は14の事例 を示 し、

市販の本やCDを購入 して学ぶ (47%) 英会話学校 に通う (34%)

地域の外国人の方 と交流 をもつ (53%) 教師どうLで英語 を話す練習をする (14%) NHKなどの英語教育番組を見る (31%)

当てはまるものすべてを選 んで頂 きました。) 英検などの資格試験 を受ける(11%) 映画をみて学ぶ (34%)

英字新聞や雑誌 を読む (24%) 英語の音楽 (洋楽)を聴 く(34%)

海外での研修プログラムに参加する (24%) 朝の朝礼で、英語で挨拶 をするなど学校 ぐるみで取 り組む (27%)

海外旅行 をする (29%)

特に何 もしない (3%)‑何 とかする時間がない ・英語 を勉強するためには何かを削 らなければ ならず、それは必ず しも教師 としての資質を高めることにはならない ・しようとは 思 うが実現で きない

(7)

質問

丁.

将来本格的に英語教育が始 まった場合、授業 をす ることは可能ですか0

積極的に周 りを指導 し、授業 を展開させることができる

理由〜独学で勉強 した経験か ら、自分な りの方法で指導で きる

特に問題な く授業できる

理由〜先生方は皆努力家だか ら

周 りの先生 と協力 しなが らヾなんとか授業で きる

理由〜日常的なものなど慣れ親 しませる程度ならで きる

・ALT

の援助や ビデオ等普及 し ているのでなんとかなると思 う ・本格的にスター トすれば教材会社が よい商品を開 発 して くれると思う ・英語専門の教師と共にでない と発音 に自信がないので不安 ・ 教科制ではないので担任 に時間がかかる

研修などで基礎知識を身につけてからなら授業で きる

理由〜英語は得意 としているが、教 え方など研修で学ぶ必要がある ・自分が受けた英語教 育 と、今求められている小学校での英語教育には大差があ り経験が生かせない

自分では無理なので他の先生に任せる

理由〜力量不足 を簡単に補 うことは出来ない ・児童を英語に慣れさせ、楽 しく関わらせる ためには、かなりの力量が必要 ・指導内容や方法が不明瞭なので研修 を深める必要 がある ・英語が苦手だか ら

その他一可能にせ ざるを得ない

理由

で きません」で済むことではない。やるならば職貞全体でや らなければならない

質問

8.

子 ども達に英語 を習得 させ るためには、週 に何回、何分授業 をするのが最適だ と お考 えですか。

週に

1

4 5

〜5 0

分・‑他教科の授業時間数を確保するためには週に 1回が精一杯 ・楽 しみなが らやるにはこれ くらいが よい

毎 日 1

0‑2 0

分‑ 日常英語 を使 う場 を得 にくいので意図的に機会 を与える ・習慣化が大切 ・身に つけさせるためには、色々な場で英語を使 うことが大切

(8)

7 2

長崎大学教育学部紀要 教科教育 Nl40(2003)

週に1‑2回十毎 日10分‑毎 日英語 を聞 く機会 と意図的に扱 うものを組み合わせて ・

週に2回 45分‑週一回では少ないか ら ・他教科 とのバ ランスを考えて ・これ以上は無哩

週に3回 45分 (10%)‑専科の先生 に任せる場合 ・英語習得にのみ 目を向けた場合

週に

2

1

0分‑慣れ親 しむ程度でよい

週に

2

9 0

分‑英語 を習得 させるためならばもっと必要 毎 日最低30分‑接する模会は多ければ多いほどよい

過 5回 45分‑現状では不可能だが、多ければ多いほどよい

無回答 (14%)・・・始 まったばか りなのでよく分か らない ・他教科がひ しめいている中、'英語ばか りを優先で きない ・保護者や社会が小学校 という現場 にどこまでの英語教育を要求 しているかわからない

質問

9.

も し英 語教 育 を取 り入 れ る と した ら、何 学 年 か ら始 め るのが よ り効 果 的 だ と思 い ますか。

1 年‑取 り入れる時期が早い と抵抗がな く、恥ずか しが らずスムーズに取 り組める ・楽 しい活動 を 早い時期から少 しずつやってい く ・発音の面か ら ・頭が柔軟 ・時期 をはずす と言語習得に何 倍 もの労力を要する ・学校生活の中に身近に取 り入れるなら

1

年か ら

2

年‑なし

3 年‑ 1・2年は学校 に慣れ、日本語の基礎、基本 を学ぶ時で とて も大事 な時期 ・少 し溶融ができ る

3

年か ら ・理解度がある程度高まってから ・英語 と日本語 を混乱する子 もいる

(9)

質問

1 0 .

個人的な意見 として、英語教育 を小学校 に導入することに賛成ですか。

賛 成‑これか らの社会、環境で生 きてい くために必要不可欠 ・早 く始めたほうが使える英語 を習得 で きる ・文法やスペル以外の積極性、態度を早 くか ら育てる ・中学校 にはいってか らでは遅 い ・音声教育の面か ら早い方が よい ・外国の文化 に触れる機会があることはすぼらしいとお

もうか ら

どちらか といえば賛成‑英語や外国の方 と慣れ親 しむという視点の英語教育であれば導入 してもよい ・ 必要だとは思 うが 日本語 も教 えていかなければならないので両手をあげては賛成で きない ・ 学校はただで も多忙だが、これか らの英語教育 を考えると英語教育 も大切 ・必要性は感 じる が負担が大 きい。専門職 として人事 を配置すればよいが、おそ らく予算の面で無理

どちらかといえば反対‑まずは国語などの基礎基本を身につけるべ き ・導入のあ り方、つまり一斉導 入ではな く選択の余地など検討の必要がある ・英語教育によって外 に目を向ける前に、地域 の‑貞 として生 きることが出来る子 どもを育てたい ・ねらいが不明瞭 ・他の学ぶべ きことも 定着 していない今、これ以上子 ども連にできるか どうか心配 ・中、高の準備 として保護者が 考えていることに疑問がある

どちらともいえない‑や り方次第で効果があるし、逆に中学校 に入る前に英語嫌いをつ くる可能性が あるか ら ・準備があまりできてないまま始まったような気がするか ら ・その学校、その学校 牡教月の技量 にかかっているような気がするか ら

質問

1 1

.国際理解教育の教材 として どの ような ものをお考 えですか。

外国の方 との交流 (14%)

ダンス (5%)

ゲーム

(8

%)

○絵本 (7%)

外国の衣服、住居、食文化 (7%)

歌 (5%)

O CD

や ビデオ

(7

%)

テレビ番組 (5%)

○ インターネット(5

%)

簡単な単語や挨拶の紹介 (

5

%)

○英語劇 (2%)

写実や絵 (2%)

生教育 と括びつけた問題 (2%)

国語や遺徳の教科書

(2

%)

国際的な蓄葺 (2%)

〇枚外での活動 (2

%)

カー ド (

2

%) (.*回答・‑44%)

(10)

7 4

長崎大学教育学部紀要 教科教育 N140(2003)

質問

1 2 .

国際理解教育 をするにあたって、地域や学校の特性 を生か してどの ような活動 を お こないますか。

地域の外 国人の協力

( 1 7 %)

地域 の英語 を勉 強 している大学生の協力 (8%)

地域の知識や経験がある方 に手伝 って もらう

( 1 7 %)

○地域 の 日本文化 を実体験す る (2%)

地域 の異文化 を体験す る (2%)

地域の祭 りか ら学ぶ (2%)

人材バ ンク等での交流 (2%) (無回答 ・

‑4 7 %)

質問

1 3 .

英語教育導入 に伴 って起 こ りうる問題点は何ですか。 また、授業 を行 うにあたっ ての不安はございますか。

人貞不足

( 1 7 %)

発音の問題 (8%)

他 の授業 とのバ ランス

( 1 7 %)

教 師の英語力の向上 (15%)

中学校英語教育 との連携 の とり方 (5%)

目的の不 明瞭 さ (5%)

評価 の仕方 (5%)

○西洋 にばか り目が向 くこと

(3%)

実態の伴 わない英語 ブーム

(3

%)

近隣の小学校 に対す る保護者の苦情 (2%)

道徳性 の問題 (2%)

O

「開かれた学校」のあ り方 (2%)

英語が必要 な理由が よ く分か らない (2%)

どうして も他の教科 との壁 を感 じる (2%) (無 回答 ‑

・ 1 7 %)

Ⅱ.小学疲教員に求め られる 「英語力」

きわめて常識的なことであるが、外国語 を運用する能力 に上限はない、 とい うことをは じめに確認 してお きたい。つ まり、「これで完壁」 とい う英語力 はない し、能力 の保持 も 含めて、学習はほぼ永遠 に続 くのである したがって、ここでは、小学校で英語 を教 える 際に最低 限求められる 「英語力」について考察 してみたい。

結論か ら言 うと、中学校卒業程度で十分である ただし

、4

技能をバランスよくマスター した とい う条件つ きである。ここに一つの問題があるすなわち、ほとん どの場合、一人 ひとりの小学校教員が受けた英語教育が十分でなかったために、いびつな 「英語力」、言 い換 えれば、「英語 に関する知識」 しか残 っていない、 とい う点である とりわけ、「聞 く、

話す

とい う技能にゆがみが大 きく、また、そこに不安 を感 じている教員が多いように思 われる その ことは、アンケー トにおいて 「英語でコミュニケーシ ョンをはかる力 を子 ど

もたちにつけさせたい」 とい う願望 を持 っている回答が多い とい う事実か らも逆 に推測す ることがで きる つ ま り、「そ うさせたいのだが、それがで きない」のであ る。言 いか え

(11)

れば教員たちの念頭 にある 「英語力

とは主 として 「英語 を聞いた り、話 した りす る力」

である、 と言 ってよいだろ うそれは、松川 (

1 9 9

7)の 「どこで も強調 されているのは、

中学校英語 とは違 うものをということ、オーラル ・ワーク中心 とい うこと、文法 (あるい は言語材料 )重視 をさけること

とい う指摘 とも呼応す る。では、その不安 を解消す るに は どうした らよいのだろ うか。まず、「音声 を中心 とした英語」の指導 に 自信 を持 って も らうための具体的方法 を考 える必要があるであろう

そのために、 ここで、英語の音声 について概観 し、発音上注意すべ き部分 を抽 出 してみ たい。英語の音声 は個 々の 「音」 と、「アクセ ン ト」お よびそ こか ら派生 す る 「リズ ム

(また句や文の単位 まで拡大す ると 「イン トネーシ ョン

」)の二つに大別 される

前者 はさ らに 「母音」 と 「子音」 に分 け られる 英語 (ここではアメリカ英語 に限ることにする) の 「母音」 を日本語の類似 した 「音」 と対比 させ ると次の ようになる0 (便宜上 、具体 的 な単語 をあげ、下線 を施す ことにす る。)

(1)

「ア」 に聞 こえる音

「イ」 に聞 こえる音

「ウ」 に聞 こえる音

「ェ」 に聞 こえる音

「オ」 に聞 こえる音

⊥L u 一 C

i . ・3 , pull . E L

A

群 B群

h o t ,a wa y pa r k,b i r d s 里 旦 t p o ̲ I . ‑ , ̲ 1 C *e

b o u gh t ,bo a t

まず注意 してお きたいのは、

A

群 と

B

群の母音が しば しば 「短母音」 と 「長母音」 と呼ば れるために誤解 を している 日本人が多い とい うことである。両者 には決定的な質的違いが あ り、決 して 「短母音」 を長 く言 えば 「長母音」 になるのではない。 とりわけ、次の対立 は重要である

(2) S 主 t s 堕t p 些1 1 p 9 91

当然のことなが ら、英語の音 はすべ て 日本語のそれ とは異 なるのであるが、異 な り方の度 合い とい う尺度 を仮 に設定すれば、(

2

)においては、左側の音の方が著 しく異 なってい る つ ま り

、s i t

p u l

lに含 まれる母音 は 日本語の 「イ」や 「ウ」 とはまった く異 な り、

聞 こえる印象 としてはむ しろ 「エ」、「オ」の音 に近いO 注意すべ き母音 をさらに拾 い出 し てみると次の ようになる

(3) C 旦t b 亘d (4) b 9 9g ht b 些t

細かなことになるが、 日本人は母語の影響で無声子音 (た とえば、[f]

[ t]

[k]) に囲 ま れた

[ i ]

の音 を落 として しまう傾向があることを付 け加 えてお きたい。具体的に言 うと、

b e a ut 主 f u l

の下線部の音が落ちて しまうのであるこの場合

、[ i ]

を落 とさないため には、

(12)

76 長崎大学教育学部紀要 教科教育 恥40(2003)

[t]を有声音の

[ d]

のように発音 してみるとよい。

次に注意すべ き子音 を見ておこう

(5) f o o t V a s e t h i n k l i g ht r i g ht t e a m s i t s e at wood

しば しば指摘 される [1]と

[ r ]

の対立を比較すると、発音上問題 となるのは [1] の方 である [1]の音がすべての子音の中で もっとも難 しいと言って もよい。また

、[ S]

の音 は 「イ」 と聞こえる母音 と結びついた場合だけが問題 となる。[t]の場合 も同様である

最後の

[ W]

は特に 「ウ」 と聞こえる母音が続 く場合、発音が難 しくなる

次に、アクセン トとリズムの問題 を考察 してみよう 実は、個々の 「音」 よりむ しろこ ちらの方が 日本人には難 しい。 というのは日本語が 「高 ・低」 というピッチ ・アクセント (実際にはかな り平坦だが)なのに対 して、英語は 「強 ・弱」 というス トレス ・アクセ ン

トだか らである 言いかえると日本語の場合は 「拍」が単位になっているのに対 して、英 語は 「音節

( s yl l a bl e ) 」

単位になっているのである。 日本人が英語のポ ップス を歌お う とするとぎこちなくなる大 きな理由もここにある この 「音節」単位のリズム感 というの は 「体で覚える」必要がある英語のリズムについては、たとえば、阿部フォー ド恵子ほ か (2002)が 「体で覚える英語のリズム」 と題 して、とじ込みCD付 で 「歌 ・チ ャンツ ・ 早口言葉」のい くつかを紹介 している これらは子 どもと英語 を学ぶ時のよい教材 ともな ろう

「英語の音声」 と言って も整理 してみれば、かな り絞 られて くる。そ して 「言えれば、

聞けるし、開ければ、言える」のであるさらに、新 しい流れとして、

' ' wo r l dEn gl i s h e s ' '

がある 詳 しくは大坪

( 1 9 9 9)を参照 して欲 しいが、要約すると 「

いわゆるネイテイヴの ような美 しい英語ではな く、許容 される範囲内で 日本人の英語 を積極的に評価 しよう」 と いう主張である

「許容 される範囲」 をどう規定するか という問題は残 ってい る ものの、

この立場に立てば、到達 目標 もさらに下げられるので、 もっと気楽に英語 という外国語 を とらえることができるもの と期待 されるそ してなにより忘れてならないのは、小学校で 行なわれるのは 「初歩的なオーラル ・コミュニケーシ ョン

である点である 誤解 を恐れ ずに言えば、教員が高度な 「英語運用能力

を持っていると、小学校 における英語教育が 本来あるべ き姿からはずれた方向に進んでいって しまう危険す らある このことについて 次節で考えてみたい。

Ⅲ.小学校の英語教育のあり方

なま づ

松川

( 1 9 97)は、岐阜県の生津小学校の英語学習を総括 して、「

間違い を恐 れず、 なか なかうまくいかな くて も、とにか く使ってみせることのモデルに先生がなること」の必要 性 を指摘 している

。Kr a s he n

理論の用語を使えば教貞 自身の 「情意 フィルター

( af f e c t i ve f i l t e r) 」

を下げることが必要なのである このことは、教員、子 どもともども 「間違い

を許容 し、またそれを肯定的に評価する姿勢へ発展 してゆ くもの と期待 される つまり、

英語 を学ぶ ことは、異なったコミュニケーションのスタイルを体験するのみ な らず、「正

(13)

答」ばか りを期待する日本の学校教育の欠点を是正する可能性 をも含んでいるのである また、生津小学校の もう一つの特徴 は

、「

F国際理解教育J というものを早い時期 に英語 学習導入 と切 り離 して しまった」 ことにあると松川は述べている。「国際理解教育」 とい うことばは耳にはとて も心地 よく響 くのであるが、実際のところ、 きわめて難 しい もので ある

「違い」ばか りが子 どもの心 に焼 き付いて しまう危険をもはらんでいる。「国際理解」

ということは、長期 にわたって続いてゆ くプロセスなのである

松川は、生津小学校 という個別の事例か ら一般論へ と議論 を進めている まず、小学校 での英語教育の重要な論点は、「それが 「適期

教育か どうか という点 にある

とい う鋭 い指摘 を行なっている そ して、「初歩的なオーラル ・コミュニケーシ ョンを楽 しむ 「適 期」は、中学生時代ではな く、小学生時代だ」 と明言 している この意見には高校で教え た経験か らも同意する 当然のことであるが、児童 ・生徒の発達段階に合わせて 「教育内 容

は配列 されるべ きなのである

また、英語 を 「教科

とすると教科書が必要 とな り、「英語嫌い」 を生み出 し、楽 しく な くなるという発想 に対 して、松川は 「それこそ 「教科 としての英語」 を旧態依然の もの として しか、捉 えていない」 と一蹴 しているさらに、英語学習の内容 について、「学習 のプロセスを重視する過程志向のシラバス作 りの考えに立ち、先生 と子 どもとの

ne got i ‑ at i o n

の中で決まって くる活動、経験の総体 こそが学習内容だと考えることも可能」 では

ないか という興味深い示唆を行なっている。

最後に、松川のことばを引用 してこの節 を閉 じることにする

「子 どもはいつ も完全 な文で しゃべるわけではあ りません。単語や旬だけの発言 も多いのですが、場面に即 して臆せず、反応で きるようにな ります。たったそれ だけのことを教 えるのに、小学校か ら英語を教える必要があるのか、中学校か ら で十分だという考えもあるで しょうで も、現にで きていないのだか ら、説得力 があ りません。「たったそれだけ」 と言いますが、確実に学力 をつ けてや ること

こそ、今、学校教育全体の信頼回復のためにも重要なことなのです。」

Ⅳ.

小学校教員の英語教育導入に対する姿勢 と今後の課題

これまで述べて きたことを纏めると、 Ⅰの 「アンケー ト調査の集計結果およびその分析」

では、英語教育が導入 される前の小学校教員の期待 と不安が入 り混 じった状況が提示 され ている。すなわち、小学生に英語 を学ばせることには賛成であるけれども (質問2 ・3・

5

・)、実際に自分 自身が英語 を教 える立場 になることには消極 的な姿勢が読み取れる (質問

4 ・7 ・1 3)

。特に、質問

1 3

、「英語教育導入に伴って起 こりうる問題点は何ですか。

また、授業 を行なうにあたっての不安はございませんか。」に対 して挙 げ られている回答 項 目は、その導入が不可能 とさえ思われるほど、英語教育導入に対する小学校現場 におけ る教員の困惑 ・不安がひ しひ しと伝わって くるものである Ⅱ、Ⅲでは、そのような現場 での問題点 (質問

4・7 11 3)

を解決 ・軽減する助けとなるように、小学校教員に求めら れる英語力、及び、小学校 における英語教育のあ り方について述べた。最後に、本節では、

本年度か ら開始 された英語教育の導入に対 して、小学校教点は今 どのように対応 している のか、そ して、彼 らは今何 を必要 としているのかを公立学校

2 0

年経過教員研修 リポー トを

(14)

78 長崎大学教育学部紀要 教科教育

N o . 4 0( 2 0 0 3 )

参考 に して探 ってみたい。

公立学校

2 0

年経過教 員研修 リポー トか ら

長崎県教 育セ ンター主催 、「公立学校20年経過教貞研修会 (2002年8月27日)」での選択 講義、「英語科教 育 ・英語教授法

・Wor l dEngl i s he s(

大坪担当)」には

、23

名 の登 録 者 が あ り、小学校教員

1 7

名、中学校教員

3

名、高等学校数

貞 3

名 とい う内訳 となっていた。英 語科教 育 に関す る講義 にこの ように多数の小学校教員が出席するということは、彼 らにとっ て小学校 にお ける英語教 育が現実的課題 となっていることを示 してい る 出席者一人一人 の要望 を尋 ね る時間的余裕が なか ったので、 Ⅰのア ンケー ト結果 を念頭 に、小学校 ・中学 校 ・高等学校 における英語教育の連携 を視野 に入れ、「小学校英語教育 は何 をす るのか」、

「従来の中学校 ・高等学校 にお ける英語教育 とどの ように異 なるのか」、 「どの よ うな教 え 方 をす るのか、そのために、教員 の役割 は どの ような ものであるのか」等 を明 らか にす る ことを 目指 し講義 を行 なった。紙幅の都合 で、講義

( 9 0

分 間)の内容 にふれることはで き ないので、 この講義終了後 に教育セ ンターか らの研修 リポ ー ト題 目、

(1)この講義 を受 講 して学 んだ ことは何 ですか。(2) 1の 「講義で学 んだ こと」 をあなた 自身 、今 後 の教 育実践 に どの ように生か してい こうと考 えてい ますか。上記

2

点 について、考 えをま とめ 記述 して くだ さい

』 に答 えて纏 め られた小学校教点 の意見 ・考 えを紹 介 す る こ とに した い。小学校教員 の現状 を直接読み取 ることがで きる と思 われるか らであ る 以下 、すべて の意見 ・考 えを紹介す る余裕 がないので、い くつかの代表的な意見 を紹介す ることに した い。(*を示 して、筆者 の コメ ン トを付 す ことにす る。)

・今回の講義で

Wor l dEngl i s he s( WE)

という言葉を聞き、今まで私の中にあった英語 というも のに対する認識とそれとが違っていることに驚き、それまで

、Nat i v e

のように話さないといけない と思っていたことが、そうでなくていいということで、英語に対する 「呪縛」から開放されたような 思いがした。また、とかく日本は外国のものに対 し、強いあこがれを持っていて、すべてそれが一番 よいと思いがちで、何でもその真似をするように思えるのだが、日本人は日本人らしく話せばいい。

アメリカやイギリスの人が、日本人の日本人らしい英語を理解するようにならなければならないとい うのはとても新鮮で、それこそ真の意味での国際理解ではないのかという思いさえしてくる。そのよ うな

WE

の考え方に立つならば、これから子ども達に私自身が英語を教えるという機会があったとし ても、そう気お くれすることもなく、楽しみながら英語を教えることができるのではないかと思う。

(*情意フィルター

( Af f e c t i v ef i l t e r)

が大きく下げられたことを表わしている。)

・昨年

、6

年生を担任 し、実際に英語 (英会話)の授業を月

2

回ほどやってきたが、歌やゲームがほ とんどで、内容についてもおまかせで私自身は、ただ見てるだけの立場であったため、どのような観 点でということがよく分からないままだった。(指導者は

2

人で

、1

人は外国人

、1

人は日本人で、

公民館などで英語を教えている人。)小学生だから文法的なことよりもまず、慣れる ・楽 しむという のが必要だということは分かっていたが、実際自分が習ってきたものとどう違うかということが分か らなかった。しかし、今回の講義で

、St e phe nD.Kr as he n

の理論の中で

LanguageAc qui s i t i on

(実際に使われている言葉の中から言葉をピックアップして使えるようになることを意味する) と

LanguageLe ar ni ng

(学校等で文法形式等を学習 し、言語を意識的に学習することを意味する) というのがあり、私がやってきたことは後者であ り、小学生には、前者が必要であるということで、

私の頭の中でモヤモヤとしていたものがすっと消えてなくなったようでとてもよく分かった。子ども 達は英語を目ではなく、耳で聞き、単語1つ1つを聞くのではなく、単語 も語句 も文も、かたまりと

(15)

して聞いてい く、それを繰 り返すことで、自然に覚え、そのうち

、1

1

つの単語がわかって くる。

赤ちゃんが言葉を

1

1

つ覚えてい くように

。 1

つの言語を習得 してい くということは、そう難 しい ことではないのかもしれない。やさしいことを何度 も何度 も耳で聞き、体験 させ、すんなりと頭やか らだの中に入るように、場面を工夫 し、設定 しさえすれば….という思いが湧いてきて、私 に もで き るかもしれない、私 もやってみたいという思いが強 く湧いてきた。(*小学校英語教育が何 を目指す のかがはっきりして、自信が出てきている様子が伺える。)

・wEとはいえ、やは り、子 どもに本物を見せる ・聞かせるということは必要なことだと思う。また、

小学生の子 どもであれば、やは り、その子を理解 した上での配慮 も必要になって くるであろうと思わ れる。子 どもの一番身近にいる教師である私自身が、少 しでも、本物にちかいものができるよう、研 鋸を積んでいかなければならないと思 う。まず、自分自身が、苦手意識や恥ずか しさを遠ざけて、分 かるようになった喜び、話せる喜びを子 ども達に伝えていきたいと思 う。(*小学生 にとって理想的 な教師の姿が示 されていることを指摘 したい

。Lar r yE.Smi t h

氏 は、日本人の英語学習者 にとっ ての

" t hebe s tt e ac he r"

は日本人英語教師であると述べ、それは、経験 した学校教育で も学習者 と同じ経験 をして育っているから、「役割モデル」 としての生徒達への影響力は大 きい と指摘 してい る (大坪

( 1 9 9 9:1 2 ‑8

)を参照)。

・小学校の英語については、導入はされたものの、なにを目的にどのように教えてよいか分からず戸 惑いも多い。今回の講義を受講することによってそのあた りが少 し明らかになった。」、学校の英語は、

LanguageAc qui s i t i on

を目指せばいいのだ。その方法 として、①場面 ・状況をしっか り把握 させ ること

、( he r eandnow)

を大切に、②正 しい発音を繰 り返 し聞かせること、③無理 に話 させ よう とせず、子 どもが自然に口にするのを待つこと、⑥ゲームや歌などを取 り入れ、楽 しく学ばせること、

⑤実践の場面では、子 どもが表現する場面を多 く創ること。この他、教師として配慮することとして、

①正 しい発音 を身に付けること、②子 どもの理解 しようとする活動を妨げるような日本語訳をはさま ないようにすること、(彰子 どもと多 く対話の相手になってやること、なども分か り、自分がこれから やるべ きこともよく分かった。(*具体的に何 をするのかが しっか りと捉えられている。)

小 学校 英語教 育 で は、「何 をす るのか

を示 す ことに とどめ、教 員 の創 意 工 夫 に任 せ る とい うこ とが 、教 員 の創 造性 を生 かす こ とにつ なが る と思 われ る 生 き生 きと英語教 育 に 取 り組 む小 学校教員 の姿 が 、あち こちの小 学校 で見 られ るの もそ う遠 くはない ように思 わ れ る。 また、小学校教 員 か らの質 問 に対 して、理論 的根 拠 を示 し、納得 で きる よ うに情報 を捷供 す る こ とで、小 学校 にお け る英語教 育 はか な りの成果が期待 で きるように思 われる。

小 学生 の扱 い方 は十分 に心得 てい る先生 た ちであ る 創 造 的 な授業 の成 果 を期待 したい。

この ような研 修 の機会 が もっ とは しい とい う意見 が多 く見 られ た こ と も付 記 してお く

参 考 文 献

Kr as he n,St e phe nD. & Te r r e

ll

,Tr ac yD. ( 1 9 8 3) .TheNat ur alAppT ・ O aC h/Lan gu a ge Ac qui s i t i o ni nt heCl as s r oom. ( Pr e nt i c eHal l )

阿部フォー ド恵子他 「体で覚える英語 リズム

」r

時事英語

J 2 0 0 2

1 0

月号 研究社 松川裡子

( 1 9 9 7)

『小学校 に英語がやってきたJアプリコット

大坪喜子編著

( 1 9 9 9) .

『小学校で英語を教えよう一英語科教員養成の理論 と実践‑』

創英社/三省堂

*長崎大学教育学部英語教育講座 ●●長崎大学教育学部小学校教貞養成課程 (英語選修)卒業

=*長崎大学大学院教育学研究科英語教育専修 (平成

1 5

4

月からは福岡県内の小学校教員)

参照

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