九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
Insulin-like growth factor II messenger RNA- binding protein-3 is an independent prognostic factor in uterine leiomyosarcoma
安武, 伸子
http://hdl.handle.net/2324/1931784
出版情報:九州大学, 2017, 博士(医学), 課程博士 バージョン:
権利関係:やむを得ない事由により本文ファイル非公開 (2)
(別紙様式2)
氏 名 安武 伸子
論 文 名 Insulin-like growth factor II messenger RNA-binding protein-3 is an independent prognostic factor in uterine leiomyosarcoma
論文調査委員 主 査 九州大学 教授 古江 増隆 副 査 九州大学 教授 馬場園 明 副 査 九州大学 教授 中山 敬一
論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨
本研究の目的は、子宮平滑筋肉腫 (ULMS) の予後因子を明らかにすることである。
60 症例の外科的切除標本を再評価し、通常の臨床病理学的事項の解析と、インスリン様成長因 子ⅡメッセンジャーRNA 結合タンパク質 3 (IMP3)、ホルモンレセプター(
ER、PgR)
、細胞周期調節 因子のタンパク質発現(サイクリン D1、β-カテニン、サイクリン E、p21、p53、p16、Rb)
の免疫 組織化学染色法を用いて解析した。加えて、メディエーター複合体サブユニット 12(MED12)遺伝 子変異解析も行った。単変量解析では進行病期(p<0.0001)、加齢 (p=0.0244)、IMP3 の高発現 (p=0.0011) が有意に予後不良予測因子であった。多変量解析では、進行した病期 (p<0.0001) と IMP3 (p=0.0373) が独立した予後不良予測因子であった。一方、細胞周期マーカーとホルモンレ セプターの発現、MED12 遺伝子変異 (ULMS の 12%) は予後因子ではなかった。以上から、ULMS における IMP3 の発現は予後不良の要因になり得ると結論付けた。
以上の成績はこの方面の研究の発展に重要な知見を加えた意義あるものと考えられる。本論 文についての試験はまず論文の研究目的、方法、実験成績などについて説明を求め、各調 査委員より専門的な観点から論文内容及びこれに関連した事項について種々質問を行った が適切な回答を得た。
よって調査委員合議の結果、試験は合格と決定した。
なお本論文は共著者13名であるが、予備調査の結果、本人が主導的役割を果たしている ことを確認した。