No.121
岩手県立大学経常経費が地域に及ぼす経済効果
Tee Kian Heng
高嶋 裕一
2017
年4
月7
日1
岩手県立大学経常経費が地域に及ぼす経済効果
Tee Kian Heng
*・高嶋 裕一†要旨 本稿は岩手県立大学の
2015
年度の経常経費が地域に及ぼす経済効果の分析を行ったものである。具体的には経常経費を教育・研究活動費と人件費に分けて,それぞれ岩手県産業連関表の統合大分 類表の
36
部門に投入した。その結果,経常経費約57
億円のうち教育・研究活動費約14
億円は1.38
倍の約20
億円の県内生産誘発額をもたらしたこと,同様に人件費約23
億円は1.15
倍の約27
億円 の県内生産誘発額をもたらしたこと,が明らかになった。1
.はじめに岩手県立大学は
1998
年4
月に創設され,2018
年3
月に設立20
周年を迎える。ここ では大学の経常経費が岩手県経済にどの程 度の経済効果をもたらしたかを分析する。分析に際して,財団法人日本経済研究所
(2007)と高井(2015)を参考にした。
本稿では経常経費を教育・研究活動にか かった費用による経済効果と人件費(教職 員の所得)による経済効果に区分する。そ れぞれの金額に対して,
2011
年の岩手県産 業連関表の統合大分類表(36部門)に投入 して,波及効果を分析していく。本稿の構成は以下の通りである。
まず,第
2
節では2015
年の経常費用全 体についてみる。第3
節では教育・研究活 動費による経済効果の分析を行う。第4
節 では人件費による経済効果の分析を行う。最後に,結論をまとめ,今後の課題を述べ る。
2
.経常経費の概要2015
年度の岩手県立大学の財務諸表に* 岩手県立大学総合政策学部
† 岩手県立大学総合政策学部
よると経常費用として業務費,一般管理費 と雑損が計上されている。業務費の内訳と して教育経費,研究経費,教育研究支援経 費,受託研究費,受託事業費,役員人件費,
教員人件費と職員の人件費がある。
岩手県立大学の
2015
年度の経常費用は57
億6766
万7363
円であり,雑損を除い て57
億6753
万230
円の内訳は図1
に示し てある通りとなる。図から経常費用に占める割合が一番大き いのは役員・教職員の人件費の
58.95%で
あり,次は教育経費(16.24%),一般管理 費(10.90%),研究経費(8.76%)と教育 研究支援経費(3.17%)の順となっている。経常費用に占める割合が小さいのは受託研 究費(1.08%)と受託事業費(0.90%)で あり,両費用の内訳が不明であるため,今 回は分析から除外することとする。
教職員等の人件費は所得であり,それに よって消費額が決まって,消費による経済 効果の算出根拠となる。
人件費以外の経費である教育経費,一般 管理費,研究経費と教育研究支援費は経常
費用の
39.07%を占めており,これらの費用
2
図1
経常費用の内訳表
1
教育・研究活動費 (単位:円)16.24%
8.76%
3.17%
10.90%
58.95%
1.08% 0.90%
教育経費 研究経費
教育研究支援経費 一般管理費
人件費 受託研究費 受託事業費
費用項目 教育経費 研究経費 教育研究支援経費 一般管理費 全体
消耗品費 26,007,042 50,007,775 12,919,119 35,030,280 123,964,216 備品費 5,321,290 15,319,608 3,860,162 40,982,976 65,484,036 印刷製本費 23,538,007 12,001,989 1,923,977 3,244,833 40,708,806 水道光熱費 88,514,093 51,142,527 12,553,377 14,534,702 166,744,699 旅費交通費 42,309,476 101,649,432 14,862,857 11,032,924 169,854,689
通信運搬費 2,675,905 5,204,469 702,976 5,892,291 14,475,641
賃借料 23,335,273 7,833,435 9,470,908 10,422,152 51,061,768
車両燃料費 375 24,964 189,200 722,886 937,425
修繕費 3,622,436 127,440 7,810,294 210,462,903 222,023,073
損害保険料 131,866 39,280 213,740 4,322,420 4,707,306
行事費 604,724 604,724
諸会費 2,575,671 19,829,240 1,155,910 5,697,230 29,258,051
報酬・委託・手数料 460,912,692 192,850,992 72,681,844 221,773,321 948,218,849
奨学費 162,836,512 162,836,512
減価償却費 59,264,856 36,635,520 8,898,974 11,257,953 116,057,303
図書費 13,277,318 13,277,318
貸倒引当金繰入額 21,802,000 21,802,000
徴収不能引当金繰入額 2,685,300 2,685,300
広告宣伝費 3,196,800 28,024,886 31,221,686
租税公課 18,593,500 18,593,500
雑費 7,197,238 12,785,909 22,421,621 6,674,315 49,079,083
総計 936,531,556 505,452,580 182,942,277 628,669,572 2,253,595,985
3
は教育・研究活動費としてまとめ,教育・研究活動よる経済効果の算出根拠となる。
教育・研究活動費の詳細は表
1
の通りで ある。表からわかるように報酬・委託・手 数 料 が 全 体 に 占 め る 割 合 が 一 番 高 く(42.08%),教育・研究活動費の中でも講 演の謝礼等の人件費が含まれていることが わかる。よって,この費用の一部を消費に よる経済効果に算入する必要がある。全体 に 占 め る 割 合 が 次 に 高 い の は 修 繕 費 の
9.85%であり,続けて旅行交通費,水道光
熱費,奨学費がそれぞれ約7%である。
教育・研究活動費による経済効果を算出 するにあたり,以下の費用項目を取り除く。
まず,奨学費は学生に配るものであり,学 生による消費の経済効果で分析することと なる。減価償却費,貸倒引当金繰入額と徴 収不能引当金繰入額は名目上の費用であり,
直接支出したものではない。租税公課は税 金であり,直接何かを購入したものではな い。
3
.教育・研究活動費による経済効果教育・研究活動費を岩手県政策地域部が
2016
年に公表した2011
年の岩手県産業連 関表の統合大分類表(36部門)に投入して 経済効果を算出する。投入に際して日本経済研究所(2007)と 高井(2015)を参考して,教育・研究活動 費の費用項目を統合大分類表の部門に表
2
のように分類する。例えば,消耗品を購入 するときに,どこから購入したかを知る必 要がある。消耗品の購入先をすべて調べる ことは不可能なので,産業連関表の最終消 費部門のうち家計以外の消費支出先と同じ構成割合とする。
【直接効果】
表
1
にある費用項目の全体額に対して表2
に示してある方法で統合大分類の部門に 分類した結果が表3
の最終需要である。表2
の全体の総額22
億5359
万5985
円から 報酬・委託・手数料の5
割,奨学費,減価 償却費,貸倒引当期繰入額,徴収不能引当 金繰入額と租税公課を除いた金額が表3
の 最終需要の総額14
億5751
万1947
円であ る。すべての部門に対する最終需要は自給自 足でそのまま県内で生産して賄うことはで きず,一部は県外・国外からの移輸入に頼 るのが一般的である。そこで,県内の産業 に対する需要の割合は産業連関表の総合大 分類表から県内需要合計に対する移輸入の 割合を算出し,1 から移輸入の割合を引い て算出した。これが表
3
の自給率であり,最終需要に自給率をかけて県内最終需要を 算出し,総額は
11
億2431
万7110
円とな る。これが産業連関分析表でいう直接効果 であり,教育・研究活動費は直接県内に対 してこの額の需要をもたらしていることに なる。生産をすることによって雇用者所得や企 業の営業余剰などの新しい価値が生まれる。
これを粗付加価値と呼ぶ。最終需要に対し てどのぐらい粗付加価値を生み出したかを 計算するのに,産業連関表の県内生産額に 対する粗付加価値部門の割合を用いる。表
3
の粗付加価値率と雇用者所得率は岩手県 産業連関表の総合大分類表から算出したも のである。最終需要に対して粗付加価値部 門の合計では全体で6
億6879
万402
円の 新しい価値を生み出していることになる。4
表
2 教育・研究活動費の費用項目を統合大分類表に分類する一覧表
そのうち,個別部門で雇用者所得として
3
億1478
万8179
円である。【第
1
次間接効果】岩手県の産業(総合大部類
36
部門のこと)に対する最終需要が生じることによって生 産が行われる。その際,原材料の投入が必 要であり,原材料の需要(中間需要という)
が生まれ,この誘発される生産を第
1
次間 接効果と呼ぶ。県内の産業に対する最終需要は
11
億2431
万7110
円であり,それぞ れの産業には様々の物・サービス(原材料)が投入されて生産活動が行われる。それぞ れの産業の投入額は産業連関表の投入係数 表によって得られ,表
4
の原材料投入額欄 にある金額となり,総額4
億5552
万6711
円が必要である。原材料の投入は中間需要 と呼ばれ,直接効果の最終需要と同様にす べてが県内の産業によって生産されること費用項目 統合大分類の部門
消耗品費 家計外消費支出と同じ構成割合
備品費 家計外消費支出と同じ構成割合
印刷製本費 その他の製造工業製品
水道光熱費 電力・ガス・水道
旅費交通費 運輸・郵便
通信運搬費 運輸・郵便,情報通信に1:1
賃借料 対事業所サービス
車両燃料費 石油・石炭製品
修繕費 建設,対事業所サービスに 1 : 1
損害保険料 金融・保険
行事費 飲食料品,対個人サービスに1:1
諸会費 分類不明
報酬・委託・手数料 人件費,金融・保険,運輸・郵便,情報通信,公務,対企業サービス に5:1:1:1:1:1
奨学費 カウントせず
減価償却費 カウントせず
図書費 その他の製造工業製品
貸倒引当金繰入額 カウントせず 徴収不能引当金繰入額 カウントせず
広告宣伝費 対事業所サービス
租税公課 カウントせず
雑費 家計外消費支出と同じ構成割合
5
表
3 教育・研究活動費による直接効果 (単位:円)
36部門(統合大分類) 最終需要 自給率 県内最終需要 粗付加価値率 粗付加価値 雇用者所得率 雇用者所得
農業
816,325 0.6626 540,863 0.6315 341,568 0.1001 54,117
畜産
0 0.7086 0 0.2262 0 0.0720 0
林業
55,410 0.8209 45,485 0.3490 15,873 0.0759 3,452
水産業
237,838 0.6796 161,634 0.6468 104,544 0.2268 36,655
鉱業
-94,216 0.4439 -41,825 0.4589 -19,192 0.2840 -11,878
飲食料品
14,929,130 0.2642 3,944,526 0.3171 1,250,817 0.1788 705,432
繊維製品
1,811,127 0.0635 115,018 0.7037 80,937 0.6804 78,257
パルプ・紙・木製品
1,192,488 0.2031 242,150 0.2029 49,126 0.1113 26,956
化学製品
2,909,188 0.0340 98,831 0.3402 33,626 0.0929 9,185
石油・石炭製品
1,381,420 0.0494 68,201 0.3095 21,108 0.0931 6,350
窯業・土石製品
259,745 0.2529 65,688 0.4118 27,053 0.1855 12,183
鉄鋼
0 0.0757 0 0.2400 0 0.0868 0
非鉄金属
24,056 0.0143 344 0.3088 106 0.2105 72
金属製品
534,992 0.1827 97,756 0.3959 38,706 0.3131 30,607
一般機械
44,738 0.0851 3,807 0.3040 1,157 0.1857 707
電子部品
17,637 0.0722 1,273 0.2859 364 0.2337 297
電気機械
928,351 0.0282 26,172 0.1622 4,246 0.1017 2,661
情報・通信機器
1,523,859 0.0561 85,420 0.2795 23,876 0.2044 17,462
輸送機械
0 0.1907 0 0.1200 0 0.0805 0
その他の製造工業製品
58,347,106 0.2223 12,969,214 0.4538 5,885,643 0.3118 4,043,606
建設
111,011,537 1.0000 111,011,537 0.5037 55,921,994 0.2180 24,196,528
電力・ガス・水道
166,882,777 0.7035 117,396,330 0.6918 81,215,539 0.1062 12,464,331
廃棄物処理
0 1.0000 0 0.6898 0 0.1885 0
商業
27,160,575 0.5718 15,530,987 0.7182 11,154,096 0.3951 6,135,637
金融・保険
99,532,166 0.8545 85,050,118 0.6906 58,734,273 0.3802 32,339,390
不動産
0 0.9947 0 0.8381 0 0.0262 0
運輸・郵便
278,899,559 0.7056 196,792,555 0.5050 99,384,005 0.3046 59,935,207
情報通信
104,883,847 0.6247 65,520,282 0.5244 34,357,188 0.1913 12,534,298
公務
94,821,885 1.0000 94,821,885 0.7145 67,752,991 0.4157 39,420,843
教育・研究
0 0.9869 0 0.8010 0 0.6383 0
医療・福祉
10,409,072 1.0000 10,409,072 0.6017 6,262,842 0.4831 5,028,638
その他の非営利団体サービス
0 1.0000 0 0.5795 0 0.5443 0
対事業所サービス
289,344,254 0.8610 249,131,982 0.6325 157,567,968 0.3235 80,593,433
対個人サービス
160,389,031 0.8191 131,379,067 0.5866 77,060,710 0.2747 36,094,606
事務用品
0 1.0000 0 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
29,258,051 0.9860 28,848,738 0.3993 11,519,238 0.0357 1,029,147
総額
1,457,511,947 1,124,317,110 668,790,402 314,788,179
6
表
4 教育・研究活動費による第 1
次間接効果 (単位:円)36部門(統合大分類) 県内最終需要 原材料投入額 自給率 県内需要額 第1次生産誘発額 粗付加価値率 粗付加価値 雇用者所得率 雇用者所得
農業
540,863 2,403,600 0.6626 1,592,526 3,190,878 0.6315 2,015,119 0.1001 319,269
畜産
0 1,322,199 0.7086 936,956 2,658,114 0.2262 601,219 0.0720 191,344
林業
45,485 181,360 0.8209 148,875 1,366,058 0.3490 476,704 0.0759 103,662
水産業
161,634 751,912 0.6796 510,998 746,621 0.6468 482,912 0.2268 169,319
鉱業
-41,825 5,749,092 0.4439 2,552,157 5,407,959 0.4589 2,481,492 0.2840 1,535,792
飲食料品
3,944,526 14,821,537 0.2642 3,916,098 6,161,693 0.3171 1,953,885 0.1788 1,101,947
繊維製品
115,018 2,442,354 0.0635 155,105 1,509,619 0.7037 1,062,306 0.6804 1,027,135
パルプ・紙・木製品
242,150 9,201,943 0.2031 1,868,576 9,659,022 0.2029 1,959,557 0.1113 1,075,255
化学製品
98,831 5,825,447 0.0340 197,902 5,548,265 0.3402 1,887,737 0.0929 515,616
石油・石炭製品
68,201 36,148,903 0.0494 1,784,676 16,332,131 0.3095 5,054,792 0.0931 1,520,694
窯業・土石製品
65,688 7,682,861 0.2529 1,942,957 4,593,820 0.4118 1,891,908 0.1855 851,996
鉄鋼
0 3,310,642 0.0757 250,575 9,187,947 0.2400 2,205,378 0.0868 797,627
非鉄金属
344 1,858,802 0.0143 26,545 3,345,829 0.3088 1,033,316 0.2105 704,184
金属製品
97,756 8,544,153 0.1827 1,561,231 4,344,300 0.3959 1,720,087 0.3131 1,360,199
一般機械
3,807 7,973,069 0.0851 678,432 5,598,453 0.3040 1,701,905 0.1857 1,039,529
電子部品
1,273 3,600,030 0.0722 259,847 4,387,656 0.2859 1,254,573 0.2337 1,025,295
電気機械
26,172 2,993,214 0.0282 84,386 2,403,078 0.1622 389,882 0.1017 244,291
情報・通信機器
85,420 709,288 0.0561 39,759 511,027 0.2795 142,840 0.2044 104,469
輸送機械
0 10,777,799 0.1907 2,054,921 14,990,061 0.1200 1,798,706 0.0805 1,206,917
その他の製造工業製品
12,969,214 17,822,295 0.2223 3,961,485 15,751,432 0.4538 7,148,259 0.3118 4,911,060
建設
111,011,537 11,597,353 1.0000 11,597,353 15,767,448 0.5037 7,942,842 0.2180 3,436,737
電力・ガス・水道
117,396,330 23,579,996 0.7035 16,587,721 25,333,233 0.6918 17,525,694 0.1062 2,689,708
廃棄物処理
0 6,206,008 1.0000 6,206,008 7,122,228 0.6898 4,912,702 0.1885 1,342,854
商業
15,530,987 35,563,450 0.5718 20,335,927 35,864,232 0.7182 25,757,094 0.3951 14,168,443
金融・保険
85,050,118 19,732,465 0.8545 16,861,368 24,277,152 0.6906 16,765,419 0.3802 9,231,125
不動産
0 8,027,530 0.9947 7,985,221 11,246,435 0.8381 9,425,413 0.0262 294,396
運輸・郵便
196,792,555 36,450,517 0.7056 25,719,619 42,473,764 0.5050 21,450,063 0.3046 12,935,824
情報通信
65,520,282 41,785,405 0.6247 26,103,081 47,117,488 0.5244 24,707,225 0.1913 9,013,768
公務
94,821,885 6,743,562 1.0000 6,743,562 8,996,527 0.7145 6,428,280 0.4157 3,740,178
教育・研究
0 4,160,268 0.9869 4,105,937 9,064,411 0.8010 7,260,610 0.6383 5,785,618
医療・福祉
10,409,072 572,058 1.0000 572,058 685,778 0.6017 412,613 0.4831 331,300
その他の非営利団体サービス
0 2,256,381 1.0000 2,256,381 3,040,929 0.5795 1,762,093 0.5443 1,655,202
対事業所サービス
249,131,982 102,952,754 0.8610 88,644,662 129,233,182 0.6325 81,735,832 0.3235 41,806,538
対個人サービス
131,379,067 3,325,791 0.8191 2,724,247 3,633,531 0.5866 2,131,256 0.2747 998,263
事務用品
0 1,902,446 1.0000 1,902,446 2,637,728 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
28,848,738 6,550,227 0.9860 6,458,591 9,638,110 0.3993 3,848,476 0.0357 343,829
総計
1,124,317,110 455,526,711 269,328,189 493,826,139 269,328,189 127,579,383
7
表
5 教育・研究活動費による第 2
次間接効果 (単位:円)36部門(統合大分類) 民間消費割合 消費額 自給率 県内需要 第2次生産誘発額 粗付加価値率 粗付加価値 雇用者所得率 雇用者所得
農業
0.0104 3,637,087 0.6626 2,409,783 6,252,878 0.6315 3,948,848 0.1001 625,643
畜産
0.0010 350,003 0.7086 248,024 4,754,523 0.2262 1,075,390 0.0720 342,254
林業
0.0008 292,324 0.8209 239,964 829,963 0.3490 289,627 0.0759 62,981
水産業
0.0009 312,758 0.6796 212,550 932,359 0.6468 603,047 0.2268 211,441
鉱業
0.0000 -7,676 0.4439 -3,408 1,263,043 0.4589 579,559 0.2840 358,688
飲食料品
0.0959 33,467,120 0.2642 8,842,574 16,463,171 0.3171 5,220,505 0.1788 2,944,245
繊維製品
0.0139 4,867,646 0.0635 309,127 1,382,269 0.7037 972,691 0.6804 940,487
パルプ・紙・木製品
0.0015 525,151 0.2031 106,639 3,949,127 0.2029 801,172 0.1113 439,622
化学製品
0.0092 3,200,314 0.0340 108,721 5,907,890 0.3402 2,010,096 0.0929 549,037
石油・石炭製品
0.0271 9,471,869 0.0494 467,628 7,527,759 0.3095 2,329,840 0.0931 700,914
窯業・土石製品
0.0004 155,090 0.2529 39,221 1,058,402 0.4118 435,890 0.1855 196,297
鉄鋼
-0.0002 -54,201 0.0757 -4,102 2,644,833 0.2400 634,838 0.0868 229,604
非鉄金属
0.0007 238,275 0.0143 3,403 1,172,246 0.3088 362,033 0.2105 246,718
金属製品
0.0010 348,541 0.1827 63,687 1,340,811 0.3959 530,882 0.3131 419,807
一般機械
0.0008 293,548 0.0851 24,978 1,344,888 0.3040 408,840 0.1857 249,721
電子部品
0.0005 170,141 0.0722 12,281 1,118,868 0.2859 319,921 0.2337 261,454
電気機械
0.0113 3,941,608 0.0282 111,123 760,132 0.1622 123,326 0.1017 77,273
情報・通信機器
0.0134 4,675,256 0.0561 262,071 435,744 0.2795 121,797 0.2044 89,079
輸送機械
0.0187 6,528,226 0.1907 1,244,687 4,944,450 0.1200 593,301 0.0805 398,100
その他の製造工業製品
0.0104 3,626,045 0.2223 805,986 6,854,914 0.4538 3,110,873 0.3118 2,137,259
建設
0.0000 0 1.0000 0 6,248,890 0.5037 3,147,875 0.2180 1,362,034
電力・ガス・水道
0.0268 9,361,001 0.7035 6,585,144 12,870,355 0.6918 8,903,795 0.1062 1,366,485
廃棄物処理
0.0044 1,544,577 1.0000 1,544,577 2,519,433 0.6898 1,737,830 0.1885 475,024
商業
0.1411 49,263,157 0.5718 28,169,708 39,137,756 0.7182 28,108,085 0.3951 15,461,675
金融・保険
0.0623 21,736,939 0.8545 18,574,189 29,592,717 0.6906 20,436,265 0.3802 11,252,311
不動産
0.2535 88,461,388 0.9947 87,995,159 91,250,663 0.8381 76,475,358 0.0262 2,388,653
運輸・郵便
0.0327 11,404,606 0.7056 8,047,132 18,545,954 0.5050 9,366,062 0.3046 5,648,362
情報通信
0.0397 13,843,809 0.6247 8,648,141 19,515,426 0.5244 10,233,398 0.1913 3,733,381
公務
0.0079 2,769,764 1.0000 2,769,764 3,253,542 0.7145 2,324,750 0.4157 1,352,614
教育・研究
0.0195 6,793,371 0.9869 6,704,653 9,248,409 0.8010 7,407,993 0.6383 5,903,060
医療・福祉
0.0491 17,133,976 1.0000 17,133,976 17,681,663 0.6017 10,638,553 0.4831 8,542,038
その他の非営利団体サービス
0.0142 4,963,573 1.0000 4,963,573 5,501,006 0.5795 3,187,607 0.5443 2,994,241
対事業所サービス
0.0140 4,880,983 0.8610 4,202,637 26,389,656 0.6325 16,690,609 0.3235 8,536,973
対個人サービス
0.1169 40,808,303 0.8191 33,427,204 34,671,868 0.5866 20,336,868 0.2747 9,525,623
事務用品
0.0000 0 1.0000 0 542,233 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
0.0001 23,435 0.9860 23,107 2,069,585 0.3993 826,381 0.0357 73,830
総計
349,028,007 244,293,901 389,977,426 244,293,905 90,096,928
8
なく,その一部は移輸入によって賄われる。県内需要額は表
4
にある通り,原材料投入 額に自給率をかけることによって得ら,総 額は2
億6932
万8189
円である。需要がさ らに需要を呼び,県内産業に対するこの需 要を生産するのに,第1
次生産誘発額欄に 示してある額が新たに生産され,総額は4
億9382
万6139
円となる。この額は産業連 関表の移輸入の影響を除いた逆行列係数表 によって得られる。誘発されたこの生産額に対して,新しい 粗付加価値が生まれる。表
4
にある通り,粗付加価値合計は
2
億6932
万8189
円であ り,そのうち雇用者所得は1
億2757
万9383
円である。【第
2
次間接効果】表
3
と4
から直接効果と第1
次間接効果 によって,雇用者所得が増えることがわか る。所得が増えることで,その一部が消費 に回される。この部分が最終需要の1
つで ある民間消費であり,それによって新しい 生産が誘発される。これを第2
次間接効果 という。直接効果と第
1
次間接効果によって総額4
億4236
万7562
円の所得が生まれる。消 費に回される額は消費転換係数によって計 算される。消費転換係数は0.789
であり,平成
23
の岩手県産業連関表の統合大分類 の民間消費支出に(平成22
年度の県民所得*1/4+平成 23
年度の県民所得*3/4)で割っ た値である。雇用者所得を消費転換係数に かけると消費額は3
億4902
万8007
円とな表
6 教育・研究活動費による経済効果 (単位:円)
最終需要額
1,457,511,947
うち県内最終需要額1,124,317,110
消費転換係数0.789
区分 生産誘発額
うち粗付加価値誘発額
うち雇用者所得誘発額 第
1
次波及効果1,618,143,249 938,118,591 442,367,562
直接効果
1,124,317,110 668,790,402 314,780,061
第1
次間接効果493,826,139 269,328,189 127,579,799
第2
次波及効果389,977,426 244,293,905 90,096,928
総合効果2,008,120,675 1,182,412,496 532,464,490
波及倍率
1.38
9
り,産業連関表の民間消費と同じ構成割合 で各部門の消費が行われたとし,表5
の消 費額欄の通りである。この消費額に対して自給率をかけて県内 の需要額を計算すると,総額
2
億4429
万3901
円となる。この県内需要に対して,産 業連関表の逆行列係数表をかけると新たに 県内にもたらす生産額が決まり,表5
の第2
次生産誘発額の通り,総額3
億8997
万7426
円となる。誘発されたこの生産額に対 して,新しい粗付加価値が生まれる。表5
にある通り,粗付加価値合計は2
億4429
万3905
円であり,そのうち雇用者所得は9009
万6928
円である。【教育・研究活動費による経済効果のまと め】
表
6
は教育・研究活動費による経済効果 をまとめたものを示してある。岩手県立大 学の教育・研究活動費は14
億5751
万1947
円の最終需要をもたらし,県内の最終需要 に対して
11
億2431
万7110
円をもたらし ている。この需要によって,総合的に岩手県に対 して
20
億812万675
円の生産をもたらし,最終需要に対して
1.38
倍の波及効果があっ た。また,粗付加価値は11
億8241
万2496
円,うち雇用者所得は5
億3246
万4490
円 をもたらしていることとなる。4
.人件費による経済効果岩手県立大学の人件費の総額は
33
億9919
万1553
円であり,図2
に示してある 通りの内訳となる。経済効果を分析するに 際して,教職員退職給付費用は消費に回す ことはあまり考えられないことから除外す る。また,法定福利費は大学が負担する社 会保険料であることから除外する。よって,全体の人件費のうち教職員退職給付費用と
図
2 人件費の内訳
56.20%
17.49%
5.34%
4.38%
16.60%
教職員給料教職員賞与
教職員退職給付費用 非常勤教職員給料 法定福利費
10
表
7 人件費による直接効果
36部門(統合大分類) 民家消費割合 消費額 自給率 県内需要 粗付加価値率 粗付加価値額 雇用者所得率 雇用者所得額
農業
0.0104 24,430,360 0.6626 16,186,546 0.6315 10,222,205 0.1001 1,619,574
畜産
0.0010 2,350,977 0.7086 1,665,983 0.2262 376,816 0.0720 119,926
林業
0.0008 1,963,545 0.8209 1,611,839 0.3490 562,473 0.0759 122,312
水産業
0.0009 2,100,797 0.6796 1,427,698 0.6468 923,430 0.2268 323,774
鉱業
0.0000 -51,560 0.4439 -22,889 0.4589 -10,503 0.2840 -6,500
飲食料品
0.0959 224,799,103 0.2642 59,395,689 0.3171 18,834,492 0.1788 10,622,223
繊維製品
0.0139 32,696,046 0.0635 2,076,409 0.7037 1,461,151 0.6804 1,412,775
パルプ・紙・木製品
0.0015 3,527,445 0.2031 716,294 0.2029 145,317 0.1113 79,739
化学製品
0.0092 21,496,551 0.0340 730,282 0.3402 248,471 0.0929 67,867
石油・石炭製品
0.0271 63,622,672 0.0494 3,141,060 0.3095 972,158 0.0931 292,466
窯業・土石製品
0.0004 1,041,745 0.2529 263,452 0.4118 108,499 0.1855 48,861
鉄鋼
-0.0002 -364,067 0.0757 -27,555 0.2400 -6,614 0.0868 -2,392
非鉄金属
0.0007 1,600,499 0.0143 22,856 0.3088 7,059 0.2105 4,810
金属製品
0.0010 2,341,153 0.1827 427,787 0.3959 169,378 0.3131 133,940
一般機械
0.0008 1,971,763 0.0851 167,778 0.3040 51,004 0.1857 31,153
電子部品
0.0005 1,142,838 0.0722 82,489 0.2859 23,586 0.2337 19,276
電気機械
0.0113 26,475,833 0.0282 746,415 0.1622 121,100 0.1017 75,879
情報・通信機器
0.0134 31,403,759 0.0561 1,760,337 0.2795 492,042 0.2044 359,864
輸送機械
0.0187 43,850,183 0.1907 8,360,581 0.1200 1,003,213 0.0805 673,148
その他の製造工業製品
0.0104 24,356,196 0.2223 5,413,820 0.4538 2,456,881 0.3118 1,687,948
建設
0.0000 0 1.0000 0 0.5037 0 0.2180 0
電力・ガス・水道
0.0268 62,877,973 0.7035 44,232,505 0.6918 30,600,333 0.1062 4,696,302
廃棄物処理
0.0044 10,374,944 1.0000 10,374,944 0.6898 7,156,330 0.1885 1,956,134
商業
0.1411 330,901,296 0.5718 189,216,309 0.7182 135,892,002 0.3951 74,751,373
金融・保険
0.0623 146,007,318 0.8545 124,763,081 0.6906 86,159,420 0.3802 47,439,815
不動産
0.2535 594,196,343 0.9947 591,064,674 0.8381 495,359,499 0.0262 15,472,199
運輸・郵便
0.0327 76,604,891 0.7056 54,052,693 0.5050 27,297,644 0.3046 16,462,306
情報通信
0.0397 92,989,052 0.6247 58,089,678 0.5244 30,460,766 0.1913 11,112,793
公務
0.0079 18,604,540 1.0000 18,604,540 0.7145 13,293,484 0.4157 7,734,572
教育・研究
0.0195 45,631,165 0.9869 45,035,243 0.8010 36,073,312 0.6383 28,745,024
医療・福祉
0.0491 115,089,150 1.0000 115,089,150 0.6017 69,245,863 0.4831 55,599,739
その他の非営利団体サービス
0.0142 33,340,386 1.0000 33,340,386 0.5795 19,319,382 0.5443 18,147,435
対事業所サービス
0.0140 32,785,631 0.8610 28,229,174 0.6325 17,854,045 0.3235 9,132,051
対個人サービス
0.1169 274,109,925 0.8191 224,530,980 0.5866 131,699,190 0.2747 61,686,824
事務用品
0.0000 0 1.0000 0 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
0.0001 157,410 0.9860 155,208 0.3993 61,974 0.0357 5,537
総計 2,344,425,862 1,640,925,436 1,138,635,402 370,628,747
11
法定福利費を除いた金額26
億5266
万8390
円と教育・研究活動費の報酬・委託・定数 料の5
割である9
億4821
万8849
円が分析 対象金額である。分析対象金額のなかには県外に流出する 部分を考慮する必要がある。つまり,教員 が単身赴任の場合,所得は県外に流出する ことになるし,非常勤教員を県外他大学の 教員に依頼することもあり,その分の給料 も県外に流出することになる。また,講演 会等も県外から講師を依頼することがあり,
その分の謝礼(報酬)も県外に流出ことと なる。しかし,県外に流出する詳細な金額 が不明であり,ここではそれぞれ
5%と設
定する。よって,分析の対象となる金額は 人件費が25
億2098
万4971
円,報酬・委 託・手数料が4
億5040
万3953
円の合計金 額29
億7138
万8924
円となる。【直接効果】
上記の合計金額
29
億7138
万8924
円に 平成23
年の消費転換係数0.789
をかけると 人件費(所得)が消費に回す金額は23
億4442
万5862
円となり,表7
の消費額欄に 示したように,産業連関表の民間消費と同 じ構成割合で各部門の消費が行われたとす る。それぞれの部門の金額に自給率をかけ ると県内需要が得られ,総額が16
億4092
万5436
円の需要をもたらすことになる。表7
に示してあるように粗付加価値の総額が11
億3863
万5402
円であり,そのうち雇 用者所得は3
億7062
万8747
円となる。【第
1
次間接効果】教育・研究活動費による経済効果の分析 と同様に,県内需要に対して原材料の投入 が必要であり,原材料の需要が生まれる。
人件費による県内の産業に対する最終需要
は
16
億4092
万5436
円であり,それぞれ の産業には様々の物・サービス(原材料)が投入されて生産活動が行われる。産業連 関表の投入係数表により,表
8
の原材料投 入額欄にある金額となり,総額5
億229
万30
円が必要である。この需要に対して一部 が移輸入によって賄われ,県内需要額は表7
にある通り,原材料投入額に自給率をか けることによって得ら,総額は3
億2795
万8838
円である。県内需要に対して,産業 連関表の移輸入の影響を除いた逆行列係数 表によって第1
次生産誘発額欄に示してあ る額が新たに生産され,総額は6
億269
万2030
円となる。誘発されたこの生産額に対して,新しい 粗付加価値が生まれる。表
7
にある通り,粗付加価値合計は
3
億2795
万8840
円であ り,そのうち雇用者所得は1
億5059
万7673
円である。【第
2
次間接効果】人件費による消費により表
7
と8
から,新たに雇用者所得がもたらすことがわかる。
直接効果と第
1
次間接効果によって総額5
億2122
万6420
円の所得が生まれる。この 金額の一部が消費に回され,消費転換係数0.789
をかけると消費額は4
億1124万7645 円となり,産業連関表の民間消費と同じ構 成割合で各部門の消費が行われたとし,表9
の消費額欄の通りである。この消費額に対して自給率をかけて県内 の需要額を計算すると,総額
2
億8784
万3063
円となる。この県内需要に対して,産 業連関表の逆行列係数表をかけると新たに 県内にもたらす生産額が決まり,表9
の第2
次生産誘発額の通り,総額4
億5949
万6927
円となる。誘発されたこの生産額に対12
表8 人件費による第 1
次間接効果36部門(統合大分類) 県内需要 原材料投入額 自給率 県内需要 第1次生産誘発額 粗付加価値率 粗付加価値額 雇用者所得率 雇用者所得額
農業
16,186,546 12,221,448 0.6626 8,097,426 14,189,617 0.6315 8,961,095 0.1001 1,419,768
畜産
1,665,983 15,641,121 0.7086 11,083,834 16,564,027 0.2262 3,746,493 0.0720 1,192,359
林業
1,611,839 639,294 0.8209 524,785 2,091,505 0.3490 729,859 0.0759 158,711
水産業
1,427,698 3,044,213 0.6796 2,068,842 2,724,636 0.6468 1,762,285 0.2268 617,894
鉱業
-22,889 1,962,329 0.4439 871,124 4,129,989 0.4589 1,895,083 0.2840 1,172,865
飲食料品
59,395,689 32,539,952 0.2642 8,597,601 17,822,885 0.3171 5,651,673 0.1788 3,187,414
繊維製品
2,076,409 3,872,389 0.0635 245,922 1,859,276 0.7037 1,308,356 0.6804 1,265,039
パルプ・紙・木製品
716,294 7,768,332 0.2031 1,577,463 11,728,493 0.2029 2,379,397 0.1113 1,305,631
化学製品
730,282 20,219,182 0.0340 686,887 8,243,155 0.3402 2,804,645 0.0929 766,060
石油・石炭製品
3,141,060 14,884,215 0.0494 734,836 16,990,731 0.3095 5,258,629 0.0931 1,582,016
窯業・土石製品
263,452 981,716 0.2529 248,271 4,330,526 0.4118 1,783,473 0.1855 803,164
鉄鋼
-27,555 678,633 0.0757 51,364 9,853,299 0.2400 2,365,082 0.0868 855,387
非鉄金属
22,856 798,153 0.0143 11,398 3,671,623 0.3088 1,133,933 0.2105 772,753
金属製品
427,787 2,175,040 0.1827 397,434 4,758,626 0.3959 1,884,136 0.3131 1,489,924
一般機械
167,778 2,377,935 0.0851 202,340 4,740,985 0.3040 1,441,239 0.1857 880,313
電子部品
82,489 1,174,600 0.0722 84,781 3,797,414 0.2859 1,085,804 0.2337 887,369
電気機械
746,415 865,199 0.0282 24,392 2,215,531 0.1622 359,454 0.1017 225,226
情報・通信機器
1,760,337 405,838 0.0561 22,749 503,215 0.2795 140,657 0.2044 102,872
輸送機械
8,360,581 5,763,923 0.1907 1,098,963 12,037,148 0.1200 1,444,376 0.0805 969,165
その他の製造工業製品
5,413,820 16,509,442 0.2223 3,669,668 17,229,800 0.4538 7,819,167 0.3118 5,371,993
建設
0 34,423,085 1.0000 34,423,085 39,349,864 0.5037 19,822,470 0.2180 8,576,857
電力・ガス・水道
44,232,505 25,139,656 0.7035 17,684,889 27,623,605 0.6918 19,110,188 0.1062 2,932,883
廃棄物処理
10,374,944 5,115,551 1.0000 5,115,551 6,082,558 0.6898 4,195,569 0.1885 1,146,830
商業
189,216,309 38,669,195 0.5718 22,111,858 41,909,095 0.7182 30,098,414 0.3951 16,556,514
金融・保険
124,763,081 59,835,945 0.8545 51,129,744 61,406,558 0.6906 42,406,403 0.3802 23,349,181
不動産
591,064,674 15,982,830 0.9947 15,898,594 19,875,485 0.8381 16,657,247 0.0262 520,277
運輸・郵便
54,052,693 35,337,882 0.7056 24,934,540 45,818,512 0.5050 23,139,225 0.3046 13,954,501
情報通信
58,089,678 38,945,752 0.6247 24,329,167 47,528,761 0.5244 24,922,887 0.1913 9,092,446
公務
18,604,540 36,281 1.0000 36,281 2,684,892 0.7145 1,918,433 0.4157 1,116,205
教育・研究
45,035,243 3,755,122 0.9869 3,706,082 9,083,361 0.8010 7,275,789 0.6383 5,797,713
医療・福祉
115,089,150 3,418,265 1.0000 3,418,265 3,631,786 0.6017 2,185,142 0.4831 1,754,521
その他の非営利団体サービス
33,340,386 2,143,229 1.0000 2,143,229 3,105,081 0.5795 1,799,267 0.5443 1,690,120
対事業所サービス
28,229,174 78,485,445 0.8610 67,577,753 113,955,534 0.6325 72,073,211 0.3235 36,864,266
対個人サービス
224,530,980 6,776,219 0.8191 5,550,587 6,607,161 0.5866 3,875,446 0.2747 1,815,227
事務用品
0 2,305,358 1.0000 2,305,358 3,216,623 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
155,208 7,397,261 0.9860 7,293,775 11,330,673 0.3993 4,524,313 0.0357 404,209
総計 1,640,925,436 502,290,030 327,958,838 602,692,030 327,958,840 150,597,673
13
表9 人件費による第 2
次間接効果36部門(統合大分類) 民家消費割合 最終需要 自給率 県内需要 第2次生産誘発額 粗付加価値率 粗付加価値額 雇用者所得率 雇用者所得額
農業
0.0104 4,285,454 0.6626 2,839,365 7,367,551 0.6315 4,652,791 0.1001 737,174
畜産
0.0010 412,397 0.7086 292,239 5,602,091 0.2262 1,267,095 0.0720 403,266
林業
0.0008 344,435 0.8209 282,741 977,916 0.3490 341,257 0.0759 74,208
水産業
0.0009 368,511 0.6796 250,439 1,098,565 0.6468 710,548 0.2268 249,133
鉱業
0.0000 -9,044 0.4439 -4,015 1,488,201 0.4589 682,875 0.2840 422,630
飲食料品
0.0959 39,433,152 0.2642 10,418,899 19,397,985 0.3171 6,151,140 0.1788 3,469,102
繊維製品
0.0139 5,735,379 0.0635 364,233 1,628,679 0.7037 1,146,087 0.6804 1,108,142
パルプ・紙・木製品
0.0015 618,767 0.2031 125,649 4,653,120 0.2029 943,993 0.1113 517,991
化学製品
0.0092 3,770,819 0.0340 128,103 6,961,064 0.3402 2,368,427 0.0929 646,912
石油・石炭製品
0.0271 11,160,376 0.0494 550,989 8,869,696 0.3095 2,745,170 0.0931 825,862
窯業・土石製品
0.0004 182,738 0.2529 46,214 1,247,080 0.4118 513,594 0.1855 231,291
鉄鋼
-0.0002 -63,863 0.0757 -4,834 3,116,313 0.2400 748,007 0.0868 270,534
非鉄金属
0.0007 280,752 0.0143 4,009 1,381,216 0.3088 426,571 0.2105 290,699
金属製品
0.0010 410,674 0.1827 75,040 1,579,831 0.3959 625,520 0.3131 494,644
一般機械
0.0008 345,877 0.0851 29,431 1,584,635 0.3040 481,722 0.1857 294,237
電子部品
0.0005 200,471 0.0722 14,470 1,318,323 0.2859 376,951 0.2337 308,062
電気機械
0.0113 4,644,260 0.0282 130,933 895,638 0.1622 145,311 0.1017 91,048
情報・通信機器
0.0134 5,508,693 0.0561 308,790 513,423 0.2795 143,510 0.2044 104,959
輸送機械
0.0187 7,691,983 0.1907 1,466,572 5,825,875 0.1200 699,066 0.0805 469,067
その他の製造工業製品
0.0104 4,272,444 0.2223 949,666 8,076,909 0.4538 3,665,434 0.3118 2,518,259
建設
0.0000 0 1.0000 0 7,362,851 0.5037 3,709,032 0.2180 1,604,837
電力・ガス・水道
0.0268 11,029,744 0.7035 7,759,048 15,164,695 0.6918 10,491,034 0.1062 1,610,082
廃棄物処理
0.0044 1,819,922 1.0000 1,819,922 2,968,561 0.6898 2,047,626 0.1885 559,705
商業
0.1411 58,045,077 0.5718 33,191,394 46,114,667 0.7182 33,118,786 0.3951 18,217,957
金融・保険
0.0623 25,611,885 0.8545 21,885,325 34,868,076 0.6906 24,079,345 0.3802 13,258,210
不動産
0.2535 104,230,998 0.9947 103,681,656 107,517,504 0.8381 90,108,273 0.0262 2,814,467
運輸・郵便
0.0327 13,437,653 0.7056 9,481,657 21,852,056 0.5050 11,035,706 0.3046 6,655,270
情報通信
0.0397 16,311,682 0.6247 10,189,805 22,994,351 0.5244 12,057,659 0.1913 4,398,913
公務
0.0079 3,263,517 1.0000 3,263,517 3,833,536 0.7145 2,739,173 0.4157 1,593,738
教育・研究
0.0195 8,004,394 0.9869 7,899,860 10,897,080 0.8010 8,728,581 0.6383 6,955,371
医療・福祉
0.0491 20,188,372 1.0000 20,188,372 20,833,693 0.6017 12,535,040 0.4831 10,064,788
その他の非営利団体サービス
0.0142 5,848,406 1.0000 5,848,406 6,481,645 0.5795 3,755,847 0.5443 3,528,011
対事業所サービス
0.0140 5,751,094 0.8610 4,951,823 31,094,021 0.6325 19,665,969 0.3235 10,058,821
対個人サービス
0.1169 48,083,014 0.8191 39,386,119 40,852,664 0.5866 23,962,229 0.2747 11,223,712
事務用品
0.0000 0 1.0000 0 638,895 0.0000 0 0.0000 0
分類不明
0.0001 27,612 0.9860 27,226 2,438,521 0.3993 973,696 0.0357 86,992
総計
411,247,645 287,843,063 459,496,927 287,843,065 106,158,094
14
表
10 人件費による経済効果 (単位:円)
最終需要額
2,344,425,862
うち県内最終需要額1,640,925,436
消費転換係数0.789
区分 生産誘発額
うち粗付加価値誘発額
うち雇用者所得誘発額 第
1
次波及効果2,243,617,466 1,466,594,242 521,226,420
直接効果
1,138,635,402 370,628,747 314,780,061
第 1 次間接効果327,958,840 150,597,673 127,579,799
第2
次波及効果459,496,927 287,843,065 106,158,094
総合効果2,703,114,393 1,754,437,307 627,384,514
波及倍率
1.15
して,新しい粗付加価値が生まれる。表
9
にある通り,粗付加価値合計は2
億8784
万3065
円であり,そのうち雇用者所得は1 億615
万8094
円である。【人件費による経済効果のまとめ】
表
10
は人件費による経済効果をまとめ たものを示してある。岩手県立大学の人件 費は23
億4442
万5862
円の最終需要をも たらし,県内の最終需要に対して16
億4092
万5436
円をもたらしている。この需要によって,総合的に岩手県に対 して27億
311
万4393
円の生産をもたらし,最終需要に対して
1.15
倍の波及効果があっ た。また,粗付加価値は17
億5443
万7307
円,うち雇用者所得は6
億2738
万4514
円をもたらしていることとなる。
5.おわりに
本稿は岩手県立大学の経常経費が岩手県 に及ぼす経済効果を分析するために
2011
年の岩手県産業連関表の総合大区分類表を もとに2015
年度の経常経費を使って分析 を行った。分析に際して,教育・研究活動 費と人件費に分けて,それぞれが岩手県に もたらした効果を算出した。表
11
は2
つの分析結果をまとめたもので ある。教育・研究活動費と人件費の合計額 である38
億193
万7809
円が,47億1123
万5068
円の県内生産誘発額をもたらした(波及倍率
1.24
倍)。粗付加価値では岩手 県に対して29
億3684
万9803
円の新しい15
表
11 経常経費による経済効果 (単位:円)
最終需要額
3,801,937,809
うち県内最終需要額2,765,242,546
消費転換係数0.789
区分 生産誘発額
うち粗付加価値誘発額
うち雇用者所得誘発額 第
1
次波及効果3,861,760,715 2,404,712,833 963,593,982
直接効果
1,039,419,149 629,560,122 314,780,061
第 1 次間接効果419,925,862 255,159,598 127,579,799
第2
次波及効果849,474,353 532,136,970 196,255,022
総合効果4,711,235,068 2,936,849,803 1,159,849,004
波及倍率
1.24
価値を創出して,
2014
年度の名目県内生産4
兆6470
億3800
万円の0.001%に相当す
る。上述の分析結果では,教育・研究活動費 のなかで消耗費や備品費等の県内発注率が 不明であったため,県内の家計外消費と同 じ構成割合とした。家計外消費と同じ構成 割合とした場合,岩手県立大学の支出とし て直接関係がないと思われる農林水産業へ も割付することなる。これを詳しく精査す る必要がある。また,人件費において単身 赴任や非常勤講師などの県外者依頼を想定 するため,
5%が県外に流出するとした。こ
ちらも詳しく精査する必要がある。本稿は大学の経常経費の経済効果に限定 して大学の経済効果を論じたが,当然なが
ら本来の大学の経済効果はそれに限定され るものではない。
特に重要なものとして,岩手県立大学が 地域に及ぼす経済効果として学生の
1
年間 の消費活動の及ぼす効果も推定する必要が ある。2016年4
月時点で4
学部では1989
名,2
短大部では445
名,4
研究科では155
名の学生が在籍している。更に,卒業した学生が県内に就職するこ とにより,生涯消費がもたらす経済効果も 岩手県立大学が地域の経済に及ばす効果と なる。これらの分析は今後の課題としたい。
参考文献・ホームページ
(1)
井上勝雄(2010),『経済統計の計量分16
析』,ミネルヴァ書房.(2)
入谷 貴夫(2012)『地域と雇用をつ くる産業連関分析入門』,自治体研 究社.(3)
岩手県政策地域部「いわての統計情報(経済→産業連関表)」,
http://www3.pref.iwate.jp/webdb/
view/outside/s14Tokei/top.html
, アクセス日: 2016年6
月1
日.(4)
株式会社日本経済研究所(2011),「大 学の教育研究が地域に与える経済 効果等に関する調査研究」,http://www.mext.go.jp/a_menu/ko utou/itaku/1311183.htm,アクセス
日:2016年11
月1
日.(5)
公立大学法人岩手県立大学(2016),「平成