出 川
目 次
1.概要
2. 情報通信 システム運営 に影響 を及 ぼすマネ ジメ ン ト要因の分析
( 1) 経営層 あるいは トップの情報通信 システムに対す る意識 ・理解
( 2) 企業文化,風土
( 3) 情報通信 システム運営のための予算管理制度
( 4 ) 情報通信 システム運営の主担当部門の機能および技能 ( 5 ) ユーザ部門が果 たす情報通信 システムの機能および技能 ( 6) 情報通信 システム自体が具備 している機能
3. 組織 内における情報通信 システムの発展段階説 ( 1 ) ノーラ ンの発展段階説 とこれまでの現象分析
( 2) 発展段階に関す る現状分析
4. 企業情報通信 システムマネ ジメ ン トの運営指針 ( 1 ) 情報通信 システムマネ ジメン ト要因 と発展段階説
( 2) 情報通信 システムマネ ジメ ン ト要因 と課題の関係 ( 3 ) 将来の情報通信 システムの運営イメージ
5. さい ごに [ 参考文献]
[ 添付資料]
〔 1 0 7 〕
荏
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1 .概 要
高度情報化社会 における厳 しい企業間競争を勝 ち残 る企業 にとって,情報資 源の有効活用 は必須条件 となる。企業活動 において必要 となる情報 には,顧客 情報,市場情報,製品情報,受注情報,発注情報,在庫情報,財務情報,人事 情戟等,様 々な情報が必要 とされ る。通常その量 は膨大な もの とな り, しか も 正確 な情報の迅速な把握,通知,活用などが求め られ る。 この様な企業活動に おける情報ニーズに応え るための道具が コンピュータや通信技術,通信サー ビ スを馬 区使 した 「 企業情報通信 システム」である。
情報通信 システムは,企業内で活用 されている他の様 々な道具 とは異 なる特 殊性を有 している
。具体的には,以下の 3 点である。
① ソフ トウェアプログラムが作成で きれば,原則的にどの様 なデータ処理 で も可能 とな るが,逆 にソフ トウェアプ ログラムが作成で きなければ
( 処理内容が ロジック化で きなければ)逆 になに もで きない点。
② コンピュータ同士をネ ッ トワークす ることによって,一台のコンピュー タでは性能や容量およびユーザの物理的 ・地理的な制約などによって実 現で きないような ことで も可能 とす る点。
③対象物がデータや情報 といった目に見えない無形の資源である点。
なお,企業情報通信 システムを構築す るための情報技術の進歩が まさに 「 分進 秒歩」 とい う形容が妥当なはど急速 に進歩 し続 けている点 もその活用の困難 さ
の度合いを高めている。
上記 した様な特殊性を持っ企業情報通信 システムを巧 く使 い こな し,情報を 経営資源 として有効 に活用 してい くことが企業 に求め られているが,その為 に は企業情報通信 システムをマネ ジメ ン トす ることが必要 となる。 これは単 に, コンピュータや システムの専門家がプログラム製作 し, 日次のバ ッチ ジョブの 投入 していればよい とい うレベルで はない。 つ ま り, 企業情報通信 システムは,
システムの専門家ばか りでな くシステム利用者や経営層なども含めた組織全体
で統制 し,運営 しなければ,有効 に活用す ることがで きないのである。逆 にい
うと,情報資涼を有効に活用す るためには全社的な運営メカニズムを実現す る 必要があ り,そのメカニズムは現在のそれ と大 きく異なるものである。
現在,多 くの企業が抱えている情報通信 システムマネ ジメン トの課題 は,檎 ね以下の通 りである。
●事務負荷,作業負荷の軽減
●適正な経費による情報通信 システムの運営
●業務の多様化への迅速な対応
● システム開発 ( ユーザニーズ) ‑の迅速な対応( バ ックログのゼ ロ化)
●情報活用を通 じた組織,人材の活性化
●情報を活用 した業務改善 ( 品質向上)
●情報資源環境の実現
これ らの課題 は,情報通信 システムマネ ジメン ト上の課題であるとともに,企 業経営その ものの課題 と言える。中で も ,9 0%以上の企業で問題視 している課 題 は , 「 業務の多様化‑の迅速な対応 」 「 情報を活用 した業務改善,品質向上」
である。 また,「 情報活用を通 じた組織,人材の活性化」を問題視 している企 業 も全体の7 0%以上 となっている。
本稿では,企業情報通信 システムをマネ ジメン トす るための指針を明 らかに す るとともに,変革の方向性を明確 にす ることを目標 とす る。そのため,第 2 章では情報通信 システムの運営に影響を及ぼす組織内の要因 ( 以降ではマネジ
メ ン ト要因 と呼ぶ)を抽出 し検討す る。第 3 章では, コンピュータを中核 とす る情報通信 システムが組織 に導入 され,道具 として成熟 してい く過程 (「 発展 段階設」)を紹介 ・分析す る。第 4 章では,現実の企業において発展段階毎 に 改善すべ きマネ ジメ ン ト要因を示す。さらに,最終的に到達すべ き企業情報通 信 システム運営イメージを示す。
2. 情報通信 システム運 営 に影響 を及 ぼす マネ ジメ ン ト要因 の分析
企業内においで情報通信 システムを運営す る際に影響を及ぼすマネジメ ン ト
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要因の うち,組織内で コン トロール可能 と考え られ るものは,概ね以下の通 り である。
●経営層あるいは トップの情報通信 システムに対す る意識や認識
●企業文化,風土
●情報通信 システム運営のための予算管理制度
●情報通信 システム道営の主担当部門の機能および技能
●ユーザ部門が果たす情報通信 システム運営の機能および技能
●情報通信 システム自体が具備 している機能
上記項 目が,情報通信 システムの運営に及ぼす影響等を以降に示す。なお,
「 情報通信 システムベ ンダーが提供す る製品やサー ビスの機能 」 も実際には大 きいな影響を及ぼすが, これ らは一般企業にとっては 「 外部要因」であ り,直 接的なコン トロールが難 しいためここでは除外 している。
( 1 ) 経営層あるいは トップの情報通信 システムに対する意識 ・理解
健全で効率的あるいは戦略的な情報通信 システム運営を実施す るためには, 最 も重要な要因である。仮に,経営層や トップが企業情報通信 システムや情報 資源の管理,情報資源の活用などに関 して,充分に理解 ・認識 し,積極的な導 入 ・改善を進めていれば, 自ず とその会社の情報通信 システムは極めて有効か つ戦略的な道具 となるであろう 。 ただ し,現実問題 として,最先端技術を駆使 している情報通信 システムの充分な理解を経営層や トップに期待す ることは難 しい。逆に,充分 に理解 しないままのなシステム化投資等に対す る 「 盲 目的な 賛同」 と 「 過大な期待」は抑止 しなければな らない。
経営層や トップが企業の事業理念や戦略を実現す るための道具 として,情報
通信 システム関す る大枠の意思決定 ( 方針決定)がで きる様な経営資料を提供
す るとともに,ある程度理解の進んだ経営層や トップに対 しては, 自らが 情報
通信 システムを有効に活用で きる様なシステムを提供 してい くべ きである。 こ
のような活動を通 じて,徐 々に経営層や トップの情報通信 システムに対す る意
識や理解を深めなければな らない。なお,最近の調査結果によると‑トップダウ
ン的な企業 ほど,情報通信 システムの発展度合が低 い とい う結果 とな ってい る。 これは,経営スタイル として トップダウンが悪いとい うことではな く,や はり トップの情報通信 システムに対す る意識や理解の低 さを衰 していると言え る。
( 2 ) 企業文化,風土
情報通信 システムの運営 にとって,企業文化や風土 は大 きな影響 を及 ぼす が,個 々の企業の長年の歴史等によって形成 された ものであ り,一概にそれぞ れの文化,風土の是非を決めることはで きず,また変えようとして もなかなか 変わ らないものである。ただ し,経営層の全員交代を契機 に企業文化や風土が 一変 したという某鉄鋼業者の事例 ( 筆者 ヒア リング) もあ り,企業文化や風土 の形成に経営層の与える影響は大 きいと考え られる
。なお,データによると以 下の様な項 目の度合が高い企業 ほど情報通信 システムの発展度合が高いことが
明 らかにされている(「 添付資料 2」 参照) 。
●変化 に対す る敏感度
●漸進主義度
● 自己管理度
●ルールや 目標の共有度
( 3 ) 情報通信 システム運営のための予算管理制度 具体的には,以下のような ものが これに該当す る。
●全社予算制度 ( 資金予算,設備予算,損益予算,予実管理など)
●情報通信 システム運営のための予算 と実績管理
●情報通信 システム関連の投資評価および意志決定
●投資の実績評価
これ らの予算関連の制度 は,情報通信 システムの運営を抜本的に決定づけて
しまう 。 例えば,実際に多 くの企業で見 られる現象 は,「コンピュータなどの
情報通信 システム関連にどれ くらいの投資を実施すればよいのか」 とい う経営
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課題 に対す る結果が 「 景気の動向などに安易に左右 され,本当に必要な投資で さえ も見送 られて しま う」とい うものである。このよ うな現象が起 きる原因 は, 一般的に目に見えに くい効果を もた らす情報通信 システムの企業経営における 価値が明瞭化 されないためである。つまり,全社予算制度 においては,情報通 信 システムに関連す る予算 は‑‑ ド設備 と同様の次元で捉え られ ることが多 く,投資の意志決定 は明確な根拠に欠 ける形態 となっている。仮 に予算化 され て もその投資がどのような効果を もた らしたか という事後評価 はされず,さら に, 情報通信 システム関連費用の実態 ( 設備投資 として扱われない費用 も含む) の実態 さえ把握 されていないケースが極めて多いのである
。ちなみにデータに よると,投資評価を実施 している企業 はど情報通信 システムは発展の度合 は高
くなっている (「 添付資料 2」参照) 0
( 4) 情報通信 システム運営の主担当部門の機能および技能
一般的な企業において,情報通信 システムの運営主体を成 しているセクショ ンは,情報 システム部門および企画部門である。 これ らの部門で,実施すべ き とされているシステム運営のための活動 は,通産省 ・日本情報処理開発協会
「システム監査基準解説書」のガイ ドライ ンによると図表 1の様 に整理 されて いる。
図表 1. システム監査規準の概要
i.企画業務 1.計画
2.調査 ・分析
3 .開発検討 4 .要員管理
Ⅱ. 開発業務 1.開発手順
Ⅲ.運用業務
1.オペ レーション
2.入力データの作成 と入力
3. データとプログラムの管理 4. ファシリティ管理
5. 出力情報の管理活用
6.要員管理
2 .要員管理 3. システム設計
4. プログラム設計 5 . プログラ ミング
6. システムテス ト
7 .外部委託
一般的に,多 くの企業では上記の監査基準 さえ充分 には実施 されていないの が実情であるが,それ以前 にこの規準には問題がある。つま り,情報通信 シス テムを有効 に活用す るための統括的な機能が網羅 されてお らず,プロジェク ト 的なシステム製作 と日常的なコンピュータ運転 に限定 されている傾向がある.
したが って、仮 に このガイ ドライ ンを完全 に実施 して も, 「 企業情報資源の活 用」は必ず しも円滑 には進 まないと思われ る。欠けている具体的な機能 には, 予算の管理 ( 特 に,投資による効果を把握す るための事後評価など)や システ ムの標準化の設定,情報資源の管理 ・統括 などが挙 げ られ る。
情報通信 システムを健全 に運営す るためには,図表 2のよ うな機能が,組織 内で実現 され る必要がある ( 図表 2の各項 目の詳細分類 について は 「 添付資料
1」参照) 0
図表 2. 情報通信 システムの運営に必要な機能
I.情報通信 システムの統括 にかかわ る業務
1.情報通信 システム 自身 および システム運営 に関す る長期計 画の立案
2. 情報通信 システムの運営経費 に関す る計画立案 および実績 評価
3. 情報通信 システムの運営 にかかわ る経営制度 の立案 ( 費用 賦課制度 など)
4. 社会標準の設定
1 14 商 学 討 究 第 4 6 巻 第 4 号 5 .外部業者管理 ( アウ トソーシング管理)
6 .情報通信 システム部門の統括 ( 技能の向上など) 7. 利用者部門の統括 ( 技能の向上など)
Ⅱ. 情報通信 システムの企画にかかわる業務
1.計画立案 ( 短期計画の立案 と長期計画 との整合性評価)
2. システム関連調査,分析 ( 業務調査,技術調査など) 3 .開発検討
Ⅲ. 情報 システムの開発にかかわる業務 1. システム設計 (ビジネスデザイ ン) 2. システム設計 ( テクニカルデザイ ン) 3. プログラム設計
4. プログラム製作 5. システムテス ト
6. カ ッ トオーバ関連作業
Ⅳ. 情報 システムの運用にかかわる業務 1.ユーザ支援
2. オペ レーション (日常運用) 3. システム保守
4. システム運用管理
5 .事故 ( 異常)発生時対応
な お, システム運営主担当部門の要員には,運営のための専門的な技能が必 要 とされるが,情報技術関連の進歩は激 しく, これを反映 して以下のような点 が多 くの企業で問題視 されている。
●技術進歩に対応できない。
●利用部門のニーズを把握で きない。
●業務の改善提案ができない。
( 5 ) ユーザ部門が果たす情報通信 システム運営の機能および技能
ユーザ部門が 情報 システムの運営 において果たすべ き役割の多 くは, システ ムの利用,活用および評価である。言換え ると,利用者 としての システム運用 である。また,利用者の裁量 において独 自のシステム構築が認可 されている場 合 には,情報通信 システムの企画や開発 の業務機能 も実施 しなければな らな い。ただ し, この場合で もシステム運営の主担当部門 ( 統括部門)が定 めた社 内標準やガイ ドライ ンは遵守 しなければな らない。
将来実現 され るであろう 「 高度情報化企業」におけるシステム部門 と利用部 門の役割分担の様子をイメージ的に表現す ると図表 3 の様 にな る。要す るに, 日常的な運用作業の殆 どは,ユーザ部門が実施す るのである 。 これは,会計業 務 とほぼ同 じ考え方である。つま り,例えば,出張や経費などの精算のための 書類の作成や申請 は,殆 どの企業 において会計部門ではな く,実際に出張 した 人つま りユーザ部門の作業 として遂行 されている。情報通信 システムを健全 に 運営す るためには,ユーザ部門で も日常的な作業の一部 として,データの登録
などをお こな う必要が将来 は出て くるのである
。情報通信システムの運営 に必要な機能の全体
図表 3. システム運営機能の分担イメー ジ
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なお,利用者が利用者の責任をまっとうす るためには, コンピュータや ソフ トウェアの操作技能 (コンピュータ リテラシ‑) と自らの業務作業や組織全体 の健全化のための情報活用技能 ( 情報 リテラシー)を高 め る必要があ る. 特 に, 情報 リテラシーとい う意味では,会社全体の仕組や社会の動向 といった情報通 信 システム とは直接的には関連 しないよ うな分野の知識 も重要 とな って くる
。( 6 ) 情報通信 システム自体が具備 している機能
これは, コンピュータシステムや通信 システムなどによって実現 されている 機能である。 これは製品や システムの種類 としては多種多様であるが,大 きく 分類す ると以下の様 に分類で きる。
●イ ンフラ機能
直接的には役 に立たないが,情報通信 システム実現す るために不可欠な 基幹 システムである
。具体的には,基幹データベースシステムや通信 シス テムなどが該当す る
。●アプ リケーシ ョン機能
企業で実施 されている各種業務作業を支援す るための,業務固有の シス テムである
。具体的には,財務会計 システムや生産管理 システム等の 「 業 務系 ( 正確 には業務処理系)アプ リケーション」 と市場分析などの 「 情報 系 ( 正確 には管理情報系)アプ リケーシ ョン」に分類 され る。
●オフィスイ ンフォメーシ ョン機能
業務 の種類 に依存す ることな く共通 的に必要 とな るシステム機能で あ る。換言す ると,オ フィス自身が具備 しなければな らない機能を電子的に 支援 した ものである
。具体的には, ワープロ,表計算,電子 メール,スケ
ジュール管理等の機能が該 当す る。
上記 3分類 におけるシステム的な機能階層 に基づ く関連 は図表 4の通 りであ
る。
アプ リケーション オフィスイ ンフォメーション
機能 機能
図表 4.情報通信 システムの機能階層
3. 組織内における情報通信 システムの発展段階説
( 1 ) ノーランの発展段階説 とこれまでの現象分析
企業情報通信 システムの段階的発展 に関す る仮説 としては,1 979 年 に R.L.
ノーラ ンによって発表 された六段階発展説が有名である。 ノーラ ンの仮説 は, 技術の組織‑の同化,成熟の過程 に関す る四段階仮説を情報技術 に応用 した も
ので, ノーラ ン自身 も 1 974 年 に企業情報通信 システムの四段階発展説 を発表 している。その後, これをベースに情報通信 システム固有の背景などを考慮 し て六段階説 に発展 させている。
六段階説の内訳 は, 第一段階 :開始期 第三段階 :統制期
第二段階 :拡張期 第四段階 :統合期 第五段階 :情報資源管理期 第六段階 :成熟期
であ り,現在の多 くの企業の状況 は第三段階あるいは第四段階である。以下で は,既 に明 らかになった 日本での事実などをノーラ ンの六段階説の概略 ととも に示す。
図表 5. ノーラ ンの六段階説 と既 に明 らかにな った事実
ノーランの仮説 既に明 らかになった過去の事実等 第 1 段 階 コス ト制約 とい う考え方の 一番最初にコンピュータを用いた業務は科学技
( 開始期) もとにコンピュータ ( 電子 術計算( 光学 レンズの設計)であったoその後,
計算機)の導入が正当化さ 財務会計分野 の計算業務‑の導入が開始 され
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ケ‑ シ ヨンか ら導入が始 ま うよ りも電子計算機 と して導入 され,膨大 な計 る○ 算業務や転記業務 ( 帳票作成業務)の 自動化や
効率化が図 られ,大 きな効果を もた らしたo 第二段階 コス ト節約 とい う経済的名 電子計 算機 と して の効 果 が認識 され ると とも
( 拡張期) 目で, コンピュータの導入 に,計算業務や帳票作製業務を主 と して適用業 効果が 日に見えて くると, 務が急速 に拡大 した.これ によって,コンビユー ユーザの情報 システムに対 夕の適用要員 はプ 占グラム製作等の特殊技能を す る理解が得 られ,適用業 身 につ け専門化 し,現業部門 との帝離が始 まつ 務が急速 に拡大す るoただ て しま う○ さ らに,適用業務の拡大 と予算 の拡 ' 1 L,情報シ ステム. の運営管 大 を背真 に‑ ; コンビヰ‑ダの導入目的が単 なる
理 に関 して, フォーマルな 計算業務や転記業務 の枠 を越え は じめたoつま 管理組織や統制方式 は導入 り,セ クシ ョン̲ 問での情報の共有や再度な情報 されず,情報 シズテム要員 処理 を期待 したd )であるが,現業部門 と帝離 し とユーザ問のイ ンフォーマ て しま った コンピュータの専門家 には,本 当の ルな相互交流 によ って, .プ 業務ニ‑ズを把握す る技軍や,情報資源を管理 管理 され るo 営層 は情報 システムを有効活用す るため. の組織 的な対応の必要性を認識 していなか つたため, 期待 した効果 をあげない システム も多 く構築さ れて しまう○
第三段階 情報 システムの適用範囲の 期待 した効果 を確実 にあげ るために システム構 ( 統制期) 拡張 によって急増 した コス 築方法論が導入 され, ‑これによる無駄 な投資が 卜と保守業務量を抑制す る 抑制 され る様 にな る○同時に,ユーザ部門の参 ために,大がか りな運営管 画が, システム構築 プロジェク トには必須 との 理手法 の変革が行 われ,イ 認識が広 ま り,ユ ーザ部 門 とシステム部門を連 ンフォーマルな組織か ら, 携 させ るためのフ ォーマルな コン トロールの も フ ォ‑ マ ル な組 織 コ ン ト とにシステムの運営がおかれ るようにな るoな ロール とな るム お, 日本では 「バ ブル崩壊」‑ が情報化投資の削
減 の きっかけ とな った○
第 四段 階 新 たな運営管理方式 (フォ システム構築 プロジェク トへの土‑ザの参画や ( 統合期) ‑ マ ル な組 織 コ ン トロ‑.ワープロなどの普及 を通 して,ユーザ部門での .
ル)が導 入 され, それ まで 情報活用 に対す る意識が高 ま るo これよって高 情報ニ ーズの効率的な支援 ビュー夕では対応で きな くな るとともに,比較 が難 しくな った時,新 たな 的安価 なパ‑ ソナル コンビユ丁タ∵ や クライア ン 情報技術が導入 され,ユー ト/サ ⊥バ技術,分散型ア‑キテ: クチ ャ , LAN , ザは情報 システムの価値 を ネ ッ トワー ク OS ,電子 メール ,PⅠ M,PDA な.
再認識 す るo どの普及 古 手よ り,情報通信 システムを 「日常業
務でよ り効果 的に活用すべ き身近な もの と」藷
識す るよ うにな り,エ ン ドユーザ コ ンビユ⊥テ
第五段階 フォーマルな組織 コントロ まだ, この段階に達 している企業 は少ないが, ( 情報資源 「ル と新技術の登場 によっ データフォーマ ッ ト等 に企業標準 を設定 した 管理期) て,ユーザによる自発的な り;電子 メ‑ルによる報告 の義務付 けな どに 活用が進行すると,ユーザ よって,情報の共有の非効率性を抑止 しようと サイ ドで創 出でされ る情報 している.また,一部ではデータデイクシヨナ 資源 は,企業全体 としては リ ( 管理 しているデータの一覧)の整備なども 冗長性の高 い ものとな り, 進め られてい るとともに,CⅠ 0 ( Chi e fⅠ nf or 非効率な作業が多 くなるo mat i onOf f i c e r ) による情報通信 システムの
このような状況を防 ぐため 統括 と経営戦略ぺの有効活用を経営層の レベル
に,企業全体 としての情報 資源の組織的な管理方式が
導入 され る○ での検討を開始 しているo
第六段階 情報 システムは,組織構造 まだ この レベルに達 している企業や組織 は存在
( 成熟期) す T鏡」■ のための完成された道具 と なる○ と活動内容を正確に映 しだ と. なり∴企 業活動 しないo
図表 5 に, ノーランの示 した情報関連支 出に関す る 「ダブル S カーブ」およ び成長過程変数の推移 などを示す。
主 な
.成 A
・ 過要也