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第3章  行政サービス提供のあり方

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(1)平成 14 年度 新全国総合開発計画推進調査. 東北地域における人口減少、少子高齢化 に対応した新産業創出に関する調査. 【資. 料. 編】. 平成 15 年3月. 東北経済産業局.

(2) 目. 次. I.委員会開催経緯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1. II.少子・高齢化関連データ集 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 1.東北地域における人口減少、少子・高齢化の現状と見通し ・・・・・・・・・・ 5 2.東北地域の製造業及びサービス業の現状把握 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 3.高齢者の生活・意識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 4.雇用・労働環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 5.少子・高齢化対応型産業に対するニーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51 6.少子化関連データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56. III.アンケート結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 1.発送・回収の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65 2.製造業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 3.NPO・サービス業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73 4.高齢者対応商品に関する製造業とサービス業の連携状況 ・・・・・・・・・・・ 79 5.高齢者対応商品・サービス開発に関する行政施策の取り組み状況 ・・・ 84 6.高齢者雇用・女性雇用に関して ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87 7.消費者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91.

(3) I.委員会開催経緯. 資料編-1.

(4) 平成14年度新全国総合開発計画推進調査費 東北地域における人口減少、少子・高齢化に対応した新産業創出に関する調査. 委員名簿. (敬称略、順不同) 委員長 吉田 委. 浩. 東北大学大学院経済学研究科. 助教授. 員 鈴木典夫. 福島大学行政社会学部. 渡邉. 千葉大学工学部. 誠. 助教授. 助教授. 小谷昌宏. 株式会社ベネッセケア. 仙台エリア統括責任者. 谷島. 昇. 株式会社コスモテック. 代表取締役. 三和. 護. 株式会社日経 BP. MedWave 編集長. 渡辺祥子. 非営利活動法人ゆうあんどあい. 小澤眞介. 東北経済産業局総務企画部長. 理事長. オブザーバー 佐藤. 博文. 総務省東北総合通信局情報通信部電気通信事業課長. 前内. 永敏. 国土交通省東北地方整備局企画部企画課長. 資料編-2.

(5) 第 1 回委員会 日時:平成 14 年 11 月 13 日 於. :セントレ東北. 15:00∼17:00. 8F 第2会議室. 議題 (1)全体説明(論点、企画書) (2)アンケート調査について(製造業、NPO、消費者、自治体) (3)ヒアリング調査について(民間企業) (4)今後のスケジュールについて. 第2回委員会 日時:平成 15 年 2 月 17 日 於. :KKR ホテル仙台. 15:00∼17:00. 3F 朝日. 議題 (1)第1回委員会の議事内容について (2)アンケート調査の結果について(製造業、NPO、自治体) (3)ヒアリング調査の結果について(民間企業等 10 団体) (4)調査結果の総括・課題等について (5)今後のスケジュールについて. 第3回委員会 日時:平成 15 年 3 月 13 日 於. :KKR ホテル仙台. 14:00∼17:00. 3F 朝日. 議題 (1)アンケート調査の結果の報告(高齢者アンケート) (2)報告書案について (3)今後の進め方について. 資料編-3.

(6) II.少子・高齢化関連データ集. 資料編-4.

(7) 1. 東北地域における人口減少、少子・高齢化の現状と見通し. 1. 総人口の推移. ■全国の総人口は、1950 年以降増え続けており、2005 年にピークを迎え、以降は減少傾向に転じ 2030 年には 120,000 千人を割り込む。 ■東北地域では、1975 年に減少傾向から増加傾向に転じたものの、2000 年には再び減少傾向となり、 2025 年には 9,000 千人を割り込む。 ■総人口の伸び率を比較すると、東北地域では、全国に先んじて 2000 年から人口減少局面となる。 図表 1-1 人口(千人) 140,000. 7.1%. 120,000. 総人口の推移と見通し(全国) 伸び率(%) 9.0%. 7.0%. 7.0%. 5.5% 4.7% 5.2%. 4.6%. 100,000. 5.0%. 3.4% 2.1%. 80,000. 1.6%. 1.1% 0.6%. 60,000. 3.0% -0.2%. -0.9%. 40,000. 1.0% -1.7%. -2.4%. -1.0%. -2.9%. 人口 伸び率. 20,000 0 1950年. -3.0% -5.0%. 1960年. 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 図表 1-2 総人口の推移と見通し(東北地域) 人口(千人) 10,000. 伸び率(%) 5.0% 4.0% 2.2% 3.0% 1.7% 2.0% 1.0% 0.1% 1.0% -0.1% -0.2% -0.5% -0.8% 0.0% -1.2% -1.8% -1.0% -2.3% -2.6% -2.0% -3.2% -3.7% -3.0% 人口 -4.0% 伸び率 -5.0% 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 3.7%. 3.5%. 9,500. 9,000. 8,500. 8,000 1950年. 図表 1-3 総人口の伸び率(全国:東北地域) 伸び率(%)7.1% 8.0% 4.7%. 6.0%. 5.5%. 4.6% 3.4%. 4.0% 2.0%. 2.1% 3.7%. 3.5% 2.2%. 0.0% -2.0%. -0.1%. 1.7% 0.1%. -0.8%. 1.6%. 1.1%. 0.6%. -0.2%. 1.0% -0.2% -0.5%. -1.2%. -2.3%. -4.0% -6.0% 1950年. 全国 東北地域 (伸び率0%). 7.0% 5.2%. 1960年. 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. -0.9%. -1.8%. -1.7%. -2.6% 2020年. -2.4%. -2.9%. -3.2% -3.7% 2030年. 資料:総務省『国勢調査』 、国立社会保障・人口問題研究所『都道府県の将来推計人口(平成 14 年 3 月推計)』 注:推計部分は中位推計. 資料編-5.

(8) 2. 年少人口の推移. ■全国の年少人口は、1950 年から 1975 年にかけては増減を繰り返すが、1980 年からは一貫して減少傾 向に転じ、2020 年には 1955 年のピーク時の約半数となる。 ■東北地域では、1950 年以降、一貫して減少し続けており、2030 年には 1950 年の 1/3 以下となる。 ■総人口の伸び率を比較すると、東北地域は全国とほぼ同様に将来的にも年少人口の減少が続くと見ら れる。 図表 1-4 人口(千人) 35,000. 年少人口の推移と見通し(全国) 伸び率(%) 10.0%. 8.2%. 30,000. 1.1%. 5.0%. 1.1% -1.5%. 25,000. 15,000. -4.0% -3.7%. -5.4%. -5.6%. 20,000. -5.1%. -7.7%. -10.2%. 0.0% -6.8% -6.7% -6.0%. -11.0% -13.6%. 10,000. -10.0% -15.0%. 人口 伸び率. 5,000 0 1950年. 1960年. -5.0%. -20.0% 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 図表 1-5 年少人口の推移と見通し(東北地域) 人口(千人) 4,000. 伸び率(%) 10.0%. 3,500. 5.0%. -0.1%. 3,000 2,500. -1.2% -5.8%. -4.9%. -3.3% -7.6%. 2,000. -5.3% -4.3% -5.6%. 0.0% -6.6% -7.3%. -10.5%-11.2%-11.2%. 1,500. -10.0%. -15.3%-14.9%. 1,000 人口 伸び率. 500 0 1950年. 1960年. -5.0%. -15.0% -20.0% 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 図表 1-6 年少人口の伸び率(全国:東北地域) 伸び率(%) 10.0%. 全国 東北地域 (伸び率0%). 5.0% 0.0% -5.0% -10.0% -15.0% -20.0% 1950年. 1960年. 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 資料:総務省『国勢調査』 、国立社会保障・人口問題研究所『都道府県の将来推計人口(平成 14 年 3 月推計)』 注:推計部分は中位推計. 資料編-6.

(9) 3. 生産年齢人口の推移. ■全国の生産年齢人口は、1950 年から一貫して増加していたが、1995 年をピークに減少に転じ、2030 年には 70,000 千人を割り込む。 ■東北地域では、1985 年をピークに既に減少傾向に転じており、2030 年には 5,000 千人を割り込む。 ■総人口の伸び率を比較すると、東北地域では、全国に 10 年先んじて 1990 年から減少局面となり、将 来的にもほぼ一貫して全国の傾向を上回る減少となる。 図表 1-7 生産年齢人口の推移と見通し(全国) 人口(千人) 伸び率(%) 100,000 14.0% 11.5% 10.0% 9.6% 12.0% 90,000 10.0% 80,000 6.9% 8.0% 5.1% 70,000 4.0% 4.7% 4.1% 6.0% 60,000 4.0% 1.5% 50,000 2.0% -1.1% -1.9% 40,000 0.0% -2.9% -3.5% 30,000 -3.7% -3.8% -2.0% -5.3% 20,000 -4.0% 人口 10,000 -6.0% 伸び率 0 -8.0% 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年. 図表 1-8 生産年齢人口の推移と見通し(東北地域) 人口(千人) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0. 伸び率(%) 14.0% 12.0% 10.0% 8.0% 4.9% 6.0% 3.6% 3.9% 3.1% 3.3% 2.3% 4.0% 0.9% 2.0% -0.4% -0.2% -2.2% -2.3% -2.8% 0.0% -4.6% -4.3% -2.0% -5.7% -5.7% -4.0% 人口 -6.0% 伸び率 -8.0% 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年. 図表 1-9 生産年齢人口の伸び率し(全国:東北地域) 伸び率(%) 全国 14.0% 11.5% 東北地域 10.0% 9.6% 12.0% (伸び率0%) 10.0% 6.9% 8.0% 5.1% 4.0% 4.7% 4.1% 6.0% 4.0% 1.5% 4.9% 2.0% 3.6% 3.9% 3.1% 3.3% -1.1% -1.9% 2.3% 0.0% -2.9% -3.5% 0.9% -3.7% -3.8% -2.0% -0.4% -0.2% -5.3% -4.0% -2.2% -2.3% -2.8% -6.0% -4.6% -4.3% -5.7% -5.7% -8.0% 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 資料:総務省『国勢調査』 、国立社会保障・人口問題研究所『都道府県の将来推計人口(平成 14 年 3 月推計)』 注:推計部分は中位推計. 資料編-7.

(10) 4. 老齢人口の推移. ■全国の老齢人口は、1950 年以降一貫して増加しており、2000 年には 20,000 千人を超え、年少人口を 上回った。また、2030 年には 34,770 千人にまで達し、1950 年の 8 倍以上となる。 ■東北地域の場合は、1950 年以降一貫して増加しており、1985 年には 1,000 千人を超え、1995 年には 全国に先行して年少人口を上回った。また、2025 年にピークを迎え、以降は減少傾向に転じる。 ■総人口の伸び率を比較すると、東北地域における老齢人口の増加は、2000 年から 2015 年の間では全 国傾向を下回っており、それ以外の期間では全国とほぼ同様の傾向となっている。 図表 1-10. 老齢人口の推移と見通し(全国). 人口(千人) 伸び率(%) 30.0% 50,000 年少人口 22.6% 45,000 25.0% 20.5% 老齢人口 20.1% 19.5% 18.6% 19.9% 40,000 老齢人口伸び率 17.1% 20.0% 15.5% 15.4% 15.2% 35,000 13.2% 14.0% 12.8% 15.0% 30,000 25,000 10.0% 5.5% 20,000 0.5% 0.1% 5.0% 15,000 0.0% 10,000 -5.0% 5,000 0 -10.0% 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年. 図表 1-11. 老齢人口の推移と見通し(東北地域). 人口(千人) 伸び率(%) 30.0% 5,000 23.8% 年少人口 21.8% 4,500 25.0% 20.2% 老齢人口 18.3% 18.1% 18.6% 4,000 17.8% 老齢人口伸び率 16.5% 20.0% 14.6% 14.4% 3,500 15.0% 10.5% 3,000 9.6% 6.1% 6.0% 10.0% 2,500 2,000 1.2% 5.0% -1.0% 1,500 0.0% 1,000 -5.0% 500 0 -10.0% 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年. 図表 1-12. 老齢人口の伸び率(全国:東北地域). 伸び率(%) 30.0% 22.6%. 25.0% 20.0% 15.0% 10.0%. 18.6% 15.2% 16.5%. 19.9% 20.1% 17.1%. 15.5% 12.8%. 18.1% 18.6%. 19.5% 21.8%. 20.2%. 全国 東北地域 (伸び率0%). 20.5%. 23.8%. 15.4% 18.3%. 17.8%. 13.2% 14.0%. 14.6% 14.4%. 5.5%. 10.5%. 5.0%. 9.6% 6.1%. 0.0% -5.0% 1950年. 6.0%. 0.5% 1.2%. 1960年. 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 資料:総務省『国勢調査』 、国立社会保障・人口問題研究所『都道府県の将来推計人口(平成 14 年 3 月推計)』 注:推計部分は中位推計. 資料編-8. 0.1% -1.0% 2030年.

(11) 5. 老齢人口割合の推移と見通し. ■1950 年以降、全国、東北地域ともに老齢人口割合は一貫して伸びている。 ■全国の場合、2000 年の老齢人口割合は 17.3%であり、2030 年には 29.6%となる。 ■東北地域の場合は、1970 年以降全国に先行して老齢人口割合が高まっており、2000 年では 20.4%、 2030 年には 31.6%にまで達する。 ■特に、秋田県の高齢化は顕著であり、2000 年時点の老齢人口割合は 23.5%、2030 年では 36.2%にま で達する。 ■一方、宮城県の老齢人口割合の増加は、全国の推移よりも緩やかであり、2030 年時点で 28.4%と東 北地域で唯一 20%台の値を示している。 図表 1-13. 老齢人口割合の推移と見通し(全国・東北地域). 老齢人口割合 35.0% 東北地域. 30.0%. 29.4%. 30.8% 31.6%. 27.1%. 全 国. 22.6%. 25.0%. 24.3%. 29.6%. 20.4%. 20.0%. 17.2% 14.0%. 15.0% 10.0%. 5.3% 6.2% 4.1% 4.6% 5.0% 0.0% 1950年. 1960年. 7.4%. 8.6%. 1970年. 図表 1-14. 9.9%. 17.3%. 11.5%. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 老齢人口割合の推移と見通し(東北各県). 老齢人口割合 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 1950年 1955年 1960年 1965年 1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 青森県. 3.7%. 4.0%. 4.5%. 5.3%. 6.3%. 7.5%. 8.8%. 10.4%. 12.9%. 16.0%. 19.4%. 22.1%. 24.3%. 27.7%. 30.4%. 32.0%. 33.2%. 岩手県. 4.4%. 4.8%. 5.3%. 6.1%. 7.3%. 8.5%. 10.1%. 11.9%. 14.5%. 18.0%. 21.5%. 24.0%. 25.7%. 28.3%. 30.5%. 31.6%. 32.3%. 宮城県. 4.1%. 4.7%. 5.4%. 6.1%. 6.9%. 7.7%. 8.7%. 9.9%. 11.9%. 14.5%. 17.3%. 19.4%. 21.3%. 24.1%. 26.4%. 27.6%. 28.4%. 秋田県. 3.3%. 3.8%. 4.6%. 5.8%. 7.3%. 8.9%. 10.5%. 12.6%. 15.6%. 19.6%. 23.5%. 26.3%. 28.0%. 31.2%. 33.8%. 35.4%. 36.2%. 山形県. 4.3%. 5.0%. 5.8%. 6.9%. 8.5%. 10.1%. 11.7%. 13.4%. 16.3%. 19.8%. 23.0%. 25.0%. 26.2%. 28.6%. 30.8%. 32.0%. 32.7%. 福島県. 4.6%. 5.1%. 5.9%. 6.8%. 8.0%. 9.2%. 10.5%. 11.9%. 14.3%. 17.4%. 20.3%. 22.2%. 23.6%. 26.2%. 28.7%. 30.2%. 31.1%. 資料:総務省『国勢調査』 、国立社会保障・人口問題研究所『都道府県の将来推計人口(平成 14 年 3 月推計)』 注:推計部分は中位推計. 資料編-9.

(12) 6. 東北地域における老齢人口割合の分布(市区町村:2000 年). ■県庁所在都市等の大規模な都市の多くは、老齢人口割合が 20%未満である。 ■老齢人口割合が 35%を超える市町村は、秋田県や福島県西部に多く、中でも福島県の金山町や昭和村 では 45%を超えている。. 図表 1-15. 老齢人口割合の分布状況(市区町村). 老齢人口割合 20%未満 20%以上25%未満 25%以上30%未満 30%以上35%未満 35%以上 資料:総務省『国勢調査』より作成. 資料編-10.

(13) 7. 高齢者(65 歳以上)のいる世帯数及び世帯数割合. ■全国の場合、高齢者がいる世帯数は一貫して増加しており、2000 年には 15,647 千世帯と 1980 年時の 約 1.8 倍に達している。 ■また、高齢者がいる世帯数の割合も同様に伸びており、1995 年には 30%を超え、2000 年には 34.4% となっている。 ■東北地域の場合も、高齢者がいる世帯数は一貫して伸びており、2000 年には 1,332 千世帯と 1980 年 時の約 1.8 倍になっている。 ■また、高齢者がいる世帯数の割合も伸びており、全国に先行して 1985 年には 30%を超え、2000 年に は 40.8%にまで達している。 高齢者(65 歳以上)のいる世帯数及び世帯数割合の推移(全国). 図表 1-16 世帯数(千世帯). 世帯数割合. 40.0%. 18,000 全 国. 34.4%. 16,000. 35.0%. 世帯数(千世帯) 世帯数割合. 14,000. 31.1% 30.0%. 26.9% 12,000. 24.0%. 25.3% 25.0%. 10,000 20.0% 8,000. 15,647 15.0%. 12,695. 6,000. 10,816 8,495. 4,000. 9,400. 10.0% 5.0%. 2,000. 0.0%. 0 1980年. 図表 1-17. 1985年. 1990年. 1995年. 2000年. 高齢者(65 歳以上)のいる世帯数及び世帯数割合の推移(東北地域). 世帯数(千世帯). 世帯数割合. 1,400. 40.8%. 東北地域 1,200. 37.5% 世帯数(千世帯) 世帯数割合. 40.0%. 34.0% 35.0% 30.3%. 1,000 27.4%. 30.0%. 800. 25.0% 1,332. 600. 1,160 976. 400. 45.0%. 20.0% 15.0%. 836 725. 10.0% 200. 5.0%. 0. 0.0% 1980年. 1985年. 1990年. 資料:総務省『国勢調査』. 資料編-11. 1995年. 2000年.

(14) 主要国の 65 歳以上人口割合. 8. ■日本、韓国、中国等のアジア各国では、高齢化の進展が特に著しい。 ■中でも、日本の高齢化の速度は激しく、高齢化率が 7%から 14%に達するまでの所要年数は、フラン スが 115 年、スウェーデンが 85 年、ドイツが 40 年、イギリスが 47 年であるのに対し、日本はわず か 24 年である。 図表 1-18 40.0. 65歳以上人口割合(%). 35.0. 主要国の 65 歳以上人口割合の推移と見通し アメリカ フランス 日本. 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 1950年 1970年 1990年 2010年 2030年 2050年 40.0. 65歳以上人口割合(%). 35.0. イギリス オーストラリア 日本. 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 1950年 1970年 1990年 2010年 2030年 2050年. 資料編-12.

(15) 40.0. 65歳以上人口割合(%). 35.0. ドイツ スウェーデン 日本. 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 1950年 1970年 1990年 2010年 2030年 2050年 40.0. 65歳以上人口割合(%). 35.0 30.0. イタリア インド 韓国 中国 日本. 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 1950年 1970年 1990年 2010年 2030年 2050年. 単位: % 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 2040年 2050年 4.9 5.7 7.1 9.1 12.0 17.4 22.5 27.8 29.6 33.2 35.7 日本 8.3 9.2 9.8 11.2 12.4 12.3 12.9 16.3 20.2 21.0 21.1 アメリカ 11.4 11.6 12.9 14.0 14.0 16.0 16.6 20.5 23.8 26.2 26.7 フランス 9.7 11.5 13.7 15.6 15.0 16.4 20.2 22.5 27.7 30.9 31.0 ドイツ 8.3 9.3 10.9 13.1 15.3 18.1 20.6 23.9 28.6 34.5 35.9 イタリア 10.3 12.0 13.7 16.3 17.8 17.4 19.8 23.9 27.0 29.9 30.4 スウェーデン 8.1 8.5 8.3 9.6 11.2 12.3 13.5 16.9 20.1 21.9 22.4 オーストラリア 10.7 11.7 12.9 15.1 15.7 15.8 17.0 20.2 24.3 27.2 27.3 イギリス 3.3 3.4 3.7 4.0 4.3 5.0 5.8 7.2 9.5 12.1 14.8 インド 3.0 3.3 3.3 3.8 5.0 7.1 10.1 13.5 20.0 25.3 27.4 韓国 4.5 4.8 4.3 4.7 5.6 6.9 8.1 11.5 15.7 21.4 22.7 中国 主要国. 資料:総務省統計局『世界の統計』 出所:United Nations, World Population Prospects, The 2000 Revision Volume 1:Comprehensive Tables 注:日本は、総務省『国勢調査』及び国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口(平成 14 年 1 月推計) 』. 資料編-13.

(16) 9. 人口ピラミッドの変化. ■全国及び東北地域共に、若い世代の減少と高齢者の増加が著しく、特に女性の高齢者の増加が著しく 進展することがわかる。 ■全国及び東北地域に共通して、2000 年現在は「つりがね型」から「つぼ型」への移行段階にあるが、 その速度は東北地域の方が早いことが読みとれる。 人口ピラミッドの変化. 図表 1-19 全国 2000年. 85歳以上. 85歳以上. 80-84歳. 東北地域 2000年. 80-84歳. 75-79歳. 75-79歳. 70-74歳. 70-74歳. 65-69歳. 65-69歳. 60-64歳. 60-64歳. 55-59歳. 55-59歳. 50-54歳. 50-54歳. 45-49歳. 45-49歳. 40-44歳. 40-44歳. 35-39歳. 35-39歳. 30-34歳. 30-34歳. 25-29歳. 25-29歳. 20-24歳. 20-24歳. 15-19歳. 15-19歳. 10-14歳. 10-14歳. 5-9歳. 5-9歳. 女. 男. 0-4歳. 女. 男. 0-4歳. 6,000. 85歳以上. 4,000. 2,000. 0. 2,000. 4,000. 6,000. 500,000. 全国 2010年. 85歳以上. 80-84歳. 80-84歳. 75-79歳. 75-79歳. 70-74歳. 70-74歳. 65-69歳. 65-69歳. 60-64歳. 60-64歳. 55-59歳. 55-59歳. 50-54歳. 50-54歳. 45-49歳. 45-49歳. 40-44歳. 40-44歳. 35-39歳. 35-39歳. 30-34歳. 30-34歳. 25-29歳. 25-29歳. 20-24歳. 20-24歳. 15-19歳. 15-19歳. 300,000. 200,000. 100,000. 0. 100,000. 200,000 300,000. 400,000. 500,000. 東北地域 2010年. 10-14歳. 10-14歳 5-9歳. 5-9歳. 女. 男. 女. 男. 0-4歳. 0-4歳. 6,000. 85歳以上. 400,000. 4,000. 2,000. 0. 2,000. 4,000. 6,000. 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000. 全国 2020年. 80-84歳. 75-79歳. 75-79歳. 70-74歳. 70-74歳. 65-69歳. 65-69歳. 60-64歳. 60-64歳. 55-59歳. 55-59歳. 50-54歳. 50-54歳. 45-49歳. 45-49歳. 40-44歳. 40-44歳. 35-39歳. 35-39歳. 30-34歳. 30-34歳. 25-29歳. 25-29歳. 20-24歳. 20-24歳. 15-19歳. 15-19歳. 10-14歳. 10-14歳 5-9歳. 女. 男. 女. 男. 0-4歳. 0-4歳. 6,000. 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000. 85歳以上 東北地域 2020年. 80-84歳. 5-9歳. 0. 4,000. 2,000. 0. 2,000. 4,000. 85歳以上. 全国 2030年. 6,000. 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000. 80-84歳 75-79歳 70-74歳 65-69歳 60-64歳 55-59歳 50-54歳 45-49歳 40-44歳 35-39歳 30-34歳 25-29歳 20-24歳 15-19歳 10-14歳 5-9歳. 女. 男. 0-4歳. 6,000. 4,000. 2,000. 0. 資料編-14. 2,000. 4,000. 6,000. 0. 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000.

(17) 85歳以上 東北地域 2030年 80-84歳 75-79歳 70-74歳 65-69歳 60-64歳 55-59歳 50-54歳 45-49歳 40-44歳 35-39歳 30-34歳 25-29歳 20-24歳 15-19歳 10-14歳 5-9歳. 女. 男. 0-4歳. 500,000 400,000 300,000 200,000 100,000. 0. 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000. 資料:国立社会保障・人口問題研究所『日本の将来推計人口(平成 14 年 1 月推計) 』 (財)統計情報研究開発センター『市区町村別将来推計人口』. 資料編-15.

(18) 10. 出生数の推移. ■全国の場合、1950 年から 1960 年にかけて急激に減少し、1965 年から増加に転じたが、1975 年からは 再び減少に転じ、1995 年から 2000 年にかけては若干増加した。 ■東北地域の場合は、1975 年に若干増加したが、一貫して減少傾向にあり、2000 年には 87,742 人と 1950 年の 1/3 以下の数値となっている。. 図表 1-20. 350 出生数(単位:千人). 全国. 2000 1500 1000 500. 東北地域. 300 250 200 150 100 50. 120.0 100.0 100.0 100.0 80.0 60.0. 全国 東北地域 74.0. 78.0. 82.7. 81.3. 68.7. 67.5. 61.2. 72.7 58.8. 40.0. 51.9. 49.0. 48.6. 45.7. 40.6. 20.0 0.0 1950年. 1960年. 1970年. 1980年. 52.3. 50.8. 50.9. 33.3. 31.1. 29.6. 1990年. 2000年. 単位:千人 1950年 1955年 1960年 1965年 1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 青森県. 46. 35. 30. 28. 26. 24. 22. 19. 15. 14. 13. 岩手県. 46. 35. 28. 25. 22. 22. 20. 17. 14. 13. 12. 宮城県. 53. 39. 31. 29. 30. 33. 31. 28. 23. 22. 22. 秋田県. 43. 30. 24. 20. 18. 17. 16. 14. 11. 10. 9. 山形県. 41. 27. 22. 19. 17. 17. 17. 15. 13. 12. 11. 福島県. 68. 49. 39. 33. 30. 31. 30. 27. 23. 21. 20. 296. 215. 174. 154. 144. 145. 135. 120. 98. 92. 88. 東北地域 全 国. 2,338 1,731 1,606 1,824 1,934 1,901 1,577 1,432 1,222 1,187 1,191. 資料:厚生労働省『人口動態統計』. 資料編-16. 2000年. 1995年. 1990年. 1985年. 1980年. 1975年. 1970年. 1965年. 1960年. 1955年. 1950年. 2000年. 1995年. 1990年. 1985年. 1980年. 1975年. 1970年. 1965年. 1960年. 1955年. 0 1950年. 0. 出生数(1950年=100%). 出生数(単位:千人). 2500. 出生数の推移(全国・東北地域).

(19) 11. 都市規模別に見た東北地域の人口推移. ■年少人口に関しては、県庁所在都市および市部では 1980 年にピークを迎えた後に減少に転じること に対し、郡部では 1970 年以降、一貫して減少傾向となっている。 ■生産年齢人口は、県庁所在都市では 2000 年、市部では 1995 年にピークを迎えた後に減少に転じるこ とに対し、郡部では 1970 年以降、一貫して減少傾向となっている。 ■老齢人口はすべて増加傾向となっているが、老齢人口割合は郡部において一貫して高く、県庁所在地 においてやや低い傾向となっている。 図表 1-21 年少人口 生産年齢人口 老齢人口 老人人口割合. 1,600 1,400. 40.0% 35.0% 23.1%. 1,200 1,000 15.7%. 800 600 5.8%. 7.4%. 8.6%. 10.6%. 25.0%. 20.1%. 20.0%. 13.0%. 15.0% 10.0% 5.0%. 200. 0.0%. 0 1980年. 1990年. 図表 1-22. 2010年. 4,000 3,500. 2020年. 2030年. 市部における年齢 3 区分別人口の推移. 年少人口 生産年齢人口 老齢人口 老人人口割合. 4,500. 人口(千人). 2000年. 40.0% 35.0% 25.1%. 3,000 2,500. 18.3%. 20.5%. 28.7% 27.1% 28.1%. 22.4%. 25.0% 20.0%. 15.3%. 2,000 1,500 6.6%. 7.6%. 8.8%. 10.2%. 12.5%. 15.0% 10.0% 5.0%. 500. 0.0%. 0 1970年. 1980年. 1990年. 図表 1-23. 2,500 人口(千人). 2000年. 2010年. 2020年. 2030年. 郡部における年齢 3 区分別人口の推移. 年少人口 生産年齢人口 老齢人口 老人人口割合. 3,000. 26.4% 27.4%. 2,000. 29.8%. 32.4%. 33.7% 34.0%. 20.4% 21.4%. 8.5%. 10.1%. 11.8%. 40.0% 35.0% 30.0% 25.0%. 16.6%. 1,500 1,000. 30.0%. 老齢人口割合(%). 1970年. 1,000. 30.0%. 20.0%. 13.6%. 15.0% 10.0%. 500. 5.0% 0.0%. 0 1970年. 1980年. 1990年. 2000年. 2010年. 2020年. 資料:総務省『国勢調査』、 (財)統計情報研究開発センター『市区町村別将来推計人口』. 資料編-17. 2030年. 老齢人口割合(%). 400. 6.5%. 17.9%. 26.9% 25.0% 26.1%. 老齢人口割合(%). 1,800. 人口(千人). 県庁所在都市における年齢 3 区分別人口の推移.

(20) 2. 東北地域の製造業及びサービス業の現状把握. 1. 事業所数の推移. ■全国の事業所数は、1991 年をピークに激減し、1999 年には 1981 年の数値を下回る。 ■東北地域の場合は、1996 年をピークに激減し、1999 年には 484,139 件と 1981 年の数値を下回る。 図表 2-1. 事業所数の推移. 6,600,000 6,511,741. 全 国. 6,559,377. 6,500,000. 6,521,837. 6,400,000. 6,300,000. 6,290,703. 6,200,000 6,203,249 6,100,000. 6,000,000 1981年. 1986年. 1991年. 1996年. 1999年. 510,000 東北地域. 507,468. 503,646. 505,000 505,519 500,000 495,000 490,000 485,000. 485,709 484,139. 480,000 475,000 470,000 1981年. 1986年. 1991年. 資料:総務省『事業所・企業統計調査』 注:用いた数値は「民営」の事業所数である. 資料編-18. 1996年. 1999年.

(21) 2. 産業大分類別の事業所比率推移. ■全国の場合、主な産業として「建設業」及び「サービス業」の比率は高くなってきており、「製造業」 及び「卸売・小売業、飲食店」の比率は低下傾向にある。 ■東北地域の場合も、全国の場合とほぼ同様の傾向を示している。 図表 2-2. 産業大分類別事業所比率の推移(1980 年 1999 年:全国). 1999年. 9.9%. 11.1%. 1996年. 9.9%. 11.8%. 1991年. 9.2%. 13.1%. 1986年. 8.8%. 13.4%. 1981年. 8.8%. 13.9%. 0%. 10%. 20%. 43.0%. 43.4%. 25.8%. 44.5%. 24.4%. 46.8%. 22.9%. 48.1%. 30%. 農業 鉱業 電気・ガス・熱供給・水道業 金融・保険業. 図表 2-3. 26.7%. 40%. 50%. 21.6%. 60%. 林業 建設業 運輸・通信業 不動産業. 70%. 80%. 90%. 漁業 製造業 卸売・小売業,飲食店 サービス業. 産業大分類別事業所比率の推移(1980 年 1999 年:東北地域). 1999年. 11.5%. 8.1%. 43.8%. 28.0%. 1996年. 11.5%. 8.5%. 44.6%. 27.2%. 1991年. 10.5%. 9.4%. 46.2%. 26.1%. 1986年. 10.5%. 8.9%. 48.7%. 24.7%. 1981年. 11.1%. 8.7%. 0%. 10%. 100%. 20%. 50.7%. 30%. 農業 鉱業 電気・ガス・熱供給・水道業 金融・保険業. 40%. 50%. 林業 建設業 運輸・通信業 不動産業. 資料:総務省『事業所・企業統計調査』 注:用いた数値は「民営」の事業所数である. 資料編-19. 23.0%. 60%. 70%. 80%. 90%. 漁業 製造業 卸売・小売業,飲食店 サービス業. 100%.

(22) 3. 都市規模別産業大分類別の事業所比率. ■都市の規模に関わらず、「卸売・小売業、飲食店」の比率が最も高く、次いで「サービス業」「建設 業」「製造業」の順となっている。 ■県庁所在都市や市部では、特に「卸売・小売業、飲食店」と「サービス業」の比率が高い。 ■一方、郡部では県庁所在都市や市部と比べ、「卸売・小売業、飲食店」「サービス業」の比率が低い 反面、「建設業」と「製造業」の比率が高いのが特徴的である。 図表 2-4. 東北地域における都市規模別産業大分類別の事業所比率(1999 年). 15.7%. 郡部. 9.6%. 市部. 10.6%. 40.5%. 7.0%. 45.3%. 8.8% 4.6%. 県庁所在都市. 0%. 10%. 26.6%. 28.7%. 46.0%. 20%. 農林漁業 製造業 卸売・小売業,飲食店 サービス業. 30%. 40%. 29.9%. 50%. 60%. 鉱業 電気・ガス・熱供給・水道業 金融・保険業. 資料:総務省『事業所・企業統計調査』 注:用いた数値は「民営」の事業所数である. 資料編-20. 70%. 80%. 建設業 運輸・通信業 不動産業. 90%. 100%.

(23) 4. 工業出荷額からみた東北地域製造業の特色. ■全国の産業中分類上位 5 項目は、「電気機械器具」「輸送用機械器具」「一般機械器具」「食料品」 「化学工業」であり、特に「電気機械器具」の工業出荷額比率が増加している。「輸送用機械器具」 の比率は、1992 年にかけて増加したが、以降は 15%前後で推移している。 ■東北地域の産業中分類上位 5 項目は、「電気機械器具」「食料品」「一般機械器具」「飲料・飼料・ たばこ」「輸送用機械器具」であり、中でも「電気機械器具」の比率は伸び続けており、2000 年時点 で 35.5%を占めている。「食料品」の比率は高いが、減少傾向で推移しており、2000 年時点では 11.0% である。 図表 2-5. 産業中分類別工業出荷額比率の推移(上位 5 項目) 全国. 2000年. 19.8%. 1995年. 17.9%. 1990年. 16.9%. 1985年. 14.8%. 14.5%. 0%. 9.1%. 輸送用機械器具 製造業. 10%. 20%. 7.3%. 44.0%. 7.7%. 一般機械器具 製造業. 30%. 42.3%. 7.6%. 7.0%. 7.7%. 39.5%. 7.9%. 7.9%. 10.3%. 13.6%. 電気機械器具 製造業. 8.0%. 9.8%. 14.5%. 15.4%. 凡例. 10.0%. 40%. 46.4%. 食料品製造業 50%. 60%. 化学工業 70%. その他. 80%. 90%. 100%. 東北地域 2000年. 35.5%. 1995年. 11.0%. 32.1%. 12.2%. 30.6%. 1990年. 12.1%. 28.5%. 1985年. 電気機械器具 製造業. 凡例 0%. 10%. 14.2%. 食料品製造業 20%. 30%. 6.6%. 5.6%. 5.6%. 35.9%. 6.6% 4.5%. 39.5%. 6.2% 4.4%. 6.4% 3.0%. 42.3%. 4.0% 5.7% 2.7%. 一般機械器具 製造業 40%. 44.8%. 飲料・飼料 たばこ製造業 50%. 資料:経済産業省『工業統計表』 注:従業員 4 人以上を対象、武器製造業は除く. 資料編-21. 60%. 輸送用機械器具 製造業. その他. 70%. 90%. 80%. 100%.

(24) 5. 特化係数からみた東北地域製造業の特色. ■2000 年時点で特化係数 1.0 以上の産業は、「木材・木製品」「飲料・飼料・たばこ」「電気機械器具」 「衣服・その他の繊維製品」「精密機械器具」「なめし革・同製品・毛皮」「食料品」「窯業・土石 製品」「パルプ・紙・紙加工品」である。 ■上記9業種は 1985 年以降、一貫して特化係数 1.0 以上となっており、安定的に東北地域の特徴的業 種となっている。特に「飲料・飼料・たばこ」及び「電気機械器具」の特化係数については、約 1.8 前後で安定的に推移している。 ■ただし、「木材・木製品」「食料品」については特化係数が年々減少、「衣服・その他の繊維製品」 「精密機械器具」については、近年減少傾向にある等、業種間のバランスは変化しつつある。 図表 2-6. 東北地域の工業出荷額比率特化係数(▲:1 1.5、○:1.5 1.75、◎:1.75 以上) 85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年. 木材・木製品 飲料・飼料・たばこ 電気機械器具 衣服・その他の繊維製品 精密機械器具 なめし革・同製品・毛皮 食料品 窯業・土石製品 パルプ・紙・紙加工品 ゴム製品 非鉄金属製造業 家具・装備品製造業 金属製品製造業 その他の製造業 プラスチック製品製造業 一般機械器具製造業 出版・印刷・同関連産業 化学工業 石油製品・石炭製品製造業 鉄鋼業 輸送用機械器具製造業 図表 2-7 3.0 2.8. ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ▲ ◎ ▲ ▲ ▲ ▲. ◎ ○ ◎ ○ ◎ ▲ ◎ ▲ ▲. ◎ ○ ◎ ○ ◎ ▲ ◎ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ▲ ◎ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ▲ ○ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ▲ ○ ▲ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ▲ ○ ▲ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲. ◎ ◎ ◎ ○ ○ ▲ ▲ ▲ ▲. ▲. 東北地域の工業出荷額比率特化係数の推移(2000 年時点で 1.0 以上の業種) 木材・木製品. 飲料・飼料・たばこ. 電気機械器具. 衣服・その他の繊維製品. 精密機械器具. なめし革・同製品・毛皮. 食料品. 窯業・土石製品. パルプ・紙・紙加工品. 2.6 2.4 2.2 2.0 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0 1985年. 1990年. 1995年. 資料:経済産業省『工業統計表』 (注:従業員 4 人以上を対象、武器製造業は除く). 資料編-22. 2000年.

(25) 6. 医療・福祉関連製造業の事業所数. ■「医薬品」の「医薬品原末、原液」及び「ワクチン、血清、保存血液」、「理化学用・医療用ガラス 器機」の「アンプル」及び「薬瓶」、「音響機械器具」の「補聴器」、「X線電子応用」の「医療用 電子応用装置」及び「医療用電子応用装置の部分品・取付具・附属品」、「電気計測」の「医療用計 測器の部分品・取付具・附属品」、「自転車」のうち「車いす(手動式)」においては、事業所数の 全国シェアが 5%を超え、一定程度の集積を有している。 ■「繊維性衛生材料」「家具」「その他プラスチック」「その他ゴム」においては、事業所数のシェア は 5%以下である。 図表 2-8. 医療・福祉分野業種の事業所(2000 年). 産業分類. 品目名. 事業所数. 東北地域の. 東北地域. 全国. シェア(%). 繊維工業. 繊維製衛生材料. 医療用ガーゼ・包帯. 1. 71. 1.4. 家具・装備品. 金属製家具. 金属製電動ベッド. 1. 9. 11.1. その他のパルプ・紙・紙加工品. 他に分類されない パルプ・紙・紙加工品. 大人用おむつ. 1. 56. 1.8. 医薬品. 医薬品原薬. 医療品原末・原液. 17. 231. 7.4. 医薬品製剤. 医薬品製剤 (医薬部外品製剤を含む). 30. 735. 4.1. 生物学的製剤. ワクチン・血清・保存血液. 6. 83. 7.2. 生薬・漢方製剤. 生薬・漢方. 5. 165. 3.0. その他のプラスチック製品. 他に分類されない プラスチック製品. 医療・衛生用プラスチック製品. 8. 186. 4.3. その他のゴム製品. 医療・衛生用ゴム製品. 医療・衛生用ゴム製品. 4. 84. 4.8. ガラス・同製品. 理化学用・医療用ガラス器具. 理化学用・医療用ガラス器具. 4. 100. 4.0. アンプル. 4. 27. 14.8. 薬瓶. 3. 44. 6.8. 通信機械器具・同関連機械器具 電気音響機械器具. 補聴器. 1. 7. 14.3. 電子応用装置. X線装置. 医療用X線装置. 0. 30. 0.0. 医療用電子応用装置. 医療用電子応用装置. 3. 41. 7.3. 10. 138. 7.2. 医療用計測器. 1. 53. 1.9. 医療用計測器の 部分品・取付具・付属品. 7. 116. 6.0. 車いす(手動式). 4. 50. 8.0. 医療用電子応用装置の 部分品・取付具・付属品. 資料:経済産業省『工業統計表』. 資料編-23.

(26) 7. 高齢者向けサービスの供給状況. ■【公的サービス:介護老人保健施設の許可状況と計画達成率】 ■東北地域の介護老人保健施設の施設数は 471 施設、入所定員数は 29,795 人である。 ■岩手県を除けば、東北地域では 2000 年度及び 2001 年度共に計画達成率が 9 割を超えている。 ■2000 年度の計画達成率が 100%を超えているのは、青森県、宮城県、福島県の 3 県であり、2001 年度 の計画達成率が 100%を超えている県はない。 ■【民間サービス:在宅サービス指定事業者の参入状況】 ■在宅サービスへの事業者の参入は順調に増えており、中でも福祉用具貸与への参入が大きく増えてい る。 ■一方、理学・作業療法士の供給が追いつかない訪問介護や通所介護は全国的に不足しており、また居 宅介護支援も微増となっている。 図表 2-9. 県名. 介護老人保健施設の許可状況と計画達成率(2000 年度・2001 年度) 施設数. 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 東北地域計 全国. 入所定員数. 79 80 84 83 69 76 471 4,605. 資料:全国社会福祉協議会『図解. 計画定員数 2000年度 4,651 5,267 5,149 4,964 5,170 4,770 29,971 310,428. 4,662 4,748 5,174 4,925 5,116 5,170 29,795 309,817. 2001年度 4,796 5,359 5,379 5,031 5,390 5,330 31,285 327,643. 計画達成率 2000年度 100.24% 90.15% 100.49% 99.21% 98.96% 108.39% 99.41% 99.80%. 2001年度 97.21% 88.60% 96.19% 97.89% 94.92% 97.00% 95.24% 94.56%. 高齢者白書 2001』. 出所:厚生労働省老健局振興課 注:2001 年度の計画定員数及び計画達成率のうち、北海道、鳥取県、熊本県、大分県は計画数を定めていないため、 平成 2004 年度の計画数を用いている. 図表 2-10. 在宅サービス指定事業者の参入状況. 2000年4月. 2000年7月. 単位:件数 2001年5月. 訪問介護. 9,185. 12,960. 13,489. 通所介護. 5,621. 7,832. 8,867. 福祉用具貸与. 2,585. 3,894. 5,112. 19,466. 21,852. 22,149. 居宅介護支援 資料:全国社会福祉協議会『図解. 高齢者白書 2001』. 出所:厚生労働省 WAM-NET 掲載の各月 1 日時点の比較. 資料編-24.

(27) 8. 高齢者向けサービスの利用状況. ■訪問介護の利用状況をみると、全国、東北地域及び各県に共通して 1997 年度よりも 1998 年度の方が 利用回数が多く、利用が伸びていることがわかる。 東北地域では、1997 年度から 1998 年度の利用回数が全国よりも増して伸びている。各県別にみると、 青森県での利用回数が特に多く、福島県での利用回数が少ないことがわかる。 ■日帰り介護の利用状況も、全国、東北地域及び各県に共通して 1997 年度よりも 1998 年度の方が利用 回数が多く、利用が伸びていることがわかる。 各県別にみると、青森県及び岩手県での利用回数が多く、特に青森県での利用回数が多いのが特徴的 である。 ■短期入居生活介護(ショートステイ)の利用状況も、全国、東北地域及び各県に共通して 1997 年度 よりも 1998 年度の方が利用回数が多く、利用が伸びている。 東北地域では、全国よりも利用が活発であることがわかる。各県別にみると、山形県での利用回数が 特に多く、青森県及び福島県での利用回数は全国レベルである。 訪問介護の利用状況. 年間利用回数/100人. 図表 2-11. 350.0 286.1 300.0 234.0 250.0 189.1 179.4 200.0 153.6 146.2 144.0 149.7 129.2 150.0 107.3 100.0 50.0 0.0 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県. 年間利用回数/100人. 図表 2-12 500.0 400.0 333.7. 1997年度. 177.2 96.2. 112.4. 福島県. 1997年度. 205.1. 200.0. 東北地域計. 240.3 116.6. 144.2. 166.1. 全国. 日帰り介護の利用状況. 398.9. 300.0. 144.1. 1998年度. 142.9 156.8. 177.7. 151.8 168.6. 115.5. 137.8. 179.9. 211.0. 1998年度. 175.1. 200.4. 100.0 0.0 青森県. 岩手県. 年間利用回数/100人. 図表 2-13 80.0 57.5. 60.0 40.0. 37.8. 宮城県. 秋田県. 山形県. 福島県. 東北地域計. 全国. 短期入居生活介護(ショートステイ)の利用状況. 56.5. 45.2. 1997年度. 73.9. 65.8. 63.2. 56.8. 62.1. 1998年度. 58.3. 50.0 39.5. 44.8. 50.6 41.1. 46.5. 20.0 0.0 青森県. 岩手県. 宮城県. 資料:(財)長寿社会開発センター『平成 11 年度版. 秋田県. 山形県. 福島県. 東北地域計. 全国. 老人福祉福祉サービス利用状況地図(老人福祉保健マップ)数値表』. 資料編-25.

(28) 9. 特定非営利活動法人の活動分野. ■2002 年 6 月末現在、全国には 7,374 団体の特定非営利法人が存在しており、その活動分野としては、 「保健・医療又は福祉の増進を図る活動」が 60.1%と最も高い割を占めている。 ■東北地域の受理数(累計)は 444 団体、認証数(累計)は 399 団体であり、中でも宮城県の団体数が 多い。 ■東北地域の特定非営利法人の主たる活動分野は、全国と同様に「福祉・医療」の占める割合が大きな ものとなっている。 図表 2-14. 全国の特定非営利活動法人の活動分野. 分 野 保健・医療又は福祉の増進を図る活動 社会教育の推進を図る活動 まちづくりの推進を図る活動 文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 環境の保全を図る活動 災害救援活動 地域安全活動 人権の擁護又は平和の推進を図る活動 国際協力の活動 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動 子どもの健全育成を図る活動 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動 総 計. 団体数 4,432 3,259 2,687 2,134 2,059 557 611 1,154 1,797 713 2,679 2,833 7,374. 割合 60.1% 44.2% 36.4% 28.9% 27.9% 7.6% 8.3% 15.6% 24.4% 9.7% 36.3% 38.4% 100.0%. 資料:内閣府ホームページ 注:2002 年 6 月末現在. 図表 2-15 所轄庁名. 東北地域の特定非営利活動法人 受理数. 44. (%) 9.9%. 41. 10.3%. 岩手県. 75. 16.9%. 70. 17.5%. 宮城県. 134. 30.2%. 123. 30.8%. 秋田県. 45. 10.1%. 40. 10.0%. 山形県. 58. 13.1%. 54. 13.5%. 福島県. 88. 19.8%. 71. 17.8%. 444. 100.0%. 東北地域計. 人権・平 和、男女 共同参画 1%. 認証数 (%). 青森県. 図表 2-16. 東北地域 NPO の主たる活動分野 NPO支援 7% 福祉・医 療 47%. 国際協力 3% まちづく り、災害 13% 環境 12% 文化、芸 術、ス ポーツ 8%. 399 100.0%. 資料:内閣府ホームページ. 子供・教 育 9%. 資料:東北経済産業局『経済産業省(経済産業局)に. 注:1999 年 12 月 1 日から 2002 年 7 月 26 日累計. おける NPO 等への支援・連携等の推進に関する調査』. 資料編-26.

(29) 3. 高齢者の生活・意識. 1. 高齢者の健康状態. ■男女共に高齢になるに従って健康状態が悪化する傾向が顕著に読みとれる。 ■要介護高齢者は高齢になるに従い増加し、85 歳以上では 44.5%の高齢者が要介護となっている。 ■一方で、80 歳未満の年齢層では、介護の必要な高齢者の割合はほぼ 10%以下であり、これらの年齢層 の大半は元気高齢者と考えられる。 男女別の普段の健康状態. 図表 3-1. 【男性】. 【女性】 73.2%. 全体 65∼ 69歳. 17.6% 9.2%. 60.6%. 60∼ 64歳. 73.2%. 55∼ 59歳. 18.2%. 20% 元気. 40%. 60%. あまり元気ではない. 63.0%. 全体 65∼ 69歳. 20% 元気. 40%. 11.8% 16.9%. 26.3%. 73.3% 0%. 100%. 病気がち・病気. 31.6%. 62.3%. 55∼ 59歳. 80%. 25.2%. 51.5%. 60∼ 64歳. 8.6%. 11.7% 5.3%. 82.9% 0%. 14.9%. 24.5%. 60%. あまり元気ではない. 11.4%. 18.9%. 7.9%. 80%. 100%. 病気がち・病気. 資料:労働大臣官房政策調査部編『 (平成8年調査)高齢者就業の実態』. 図表 3-2. 要介護高齢者の発生率. 資料編-27.

(30) 発生率 50.0% 寝たきり高齢者 (寝たきりでかつ痴呆の者を含む). 40.0%. 要介護の痴呆性高齢者 (寝たきり者を除く). 20.5%. 虚弱高齢者. 30.0%. 3.5% 20.0% 10.0% 1.5%. 5.5%. 10.0%. 1.0%. 3.0%. 1.5% 2.0%. 3.0%. 0.0%. 0.0% 65∼69歳. 70∼74歳. 資料:総合ユニコム『レジャー&ライフ. 0.5%. 20.5%. 11.0%. 6.5% 75∼79歳. 80∼84歳. 85歳以上. マーケティング・データ総集』. 出所:厚生省資料(1994 年) 注:厚生省大臣統計情報部『国民生活基礎調査』 『社会福祉施設等調査』 『老人保健施設実態調査』 『患者調査』、 地方老人保健福祉計画研究班痴呆性老人調査・ニーズ部会『老人保健計画策定に当たっての痴呆性老人の把握方 法等について』等から推計. 2. 介護を期待する人(主要国間比較). ■各国に共通して「配偶者あるいはパートナー」への期待が大きく、その傾向は男性において特に大き い。また、女性においては子供の世代への期待が大きいなど、家族・親族による介護がどの国におい ても目立っている。 ■家族・親族以外のものによる介護に着目すると、スウェーデンの男女、アメリカの女性、日本の女性 に関して、「ホームヘルパー等の介護を職業とする人」への期待が大きいことがわかる。特にスウェ ーデンの女性に関しては、37.1%と最も大きな割合を占めている。 ■一方、「ボランティア等の介護を職業としない人」への期待は、どの国においても低く、家族・親族 以外のものによる介護に関しては、専門性を持った「サービス産業」への期待が中心となっている。 図表 3-3. 男女別介護を期待する人(2001 年). 資料編-28.

(31) スウェーデン・女性. 31.8. 16.2. スウェーデン・男性. 37.1. 61.5. ドイツ・女性. 8.4. 25.7. 17.7. 39.0. ドイツ・男性. 10.3. 63.9. 15.3. 5.6 0.5. 韓国・女性. 20.5. 47.2. 韓国・男性. 71.3. 20.1 0.5. アメリカ・女性. 23.1. 38.5. アメリカ・男性. 52.8. 16.7. 24.4. 日本・女性. 16.7. 27.0. 日本・男性. 15.1. 71.0 0%. 20%. 10.0. 8.1 40%. 60%. 5.4 80%. 配偶者あるいはパートナー. 子供(養子・養女含む). その他の家族・親族. 知人・友人. ボランティア等の介護を職業としない人. ホームヘルパー等の介護を職業とする人. その他. 介護してくれる人がいない. わからない. 無回答. 100%. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 3. 高齢者の日々の暮らしの重点(全国傾向). ■全体では、収入の保障や介護サービスの充実に対する回答が多く、高齢者に配慮した街づくりの推進 や高齢者対応の住宅整備等がこれに続く。 ■都市規模別にみると、大都市や中都市では、高齢者対応の住宅整備や犯罪防止対策等への回答が、小 都市や町村と比較して多いのが特徴的である。 ■男女別では、高齢者が慣れ親しんだ習慣等に配慮した社会づくり、高齢者に配慮した街づくり、収入 の保障、老後の健康や生きがい等には男性の回答の方が多く、高齢者対応の住宅整備や高齢者の嗜好 に応じた製品の販売等には女性の回答の方が多い。 ■年齢別では、収入の確保、介護サービスの充実、高齢者が利用しやすい安全な商品の開発等への回答 が、若い高齢者ほど多くなっている。 資料編-29.

(32) ■健康状態別にみると、高齢者に配慮した街づくり、高齢者対応の住宅整備、高齢者用の用具・器具の 開発・普及には健康状態が不良である高齢者の回答の方が多く、収入の保障、相談体制の整備、老後 の健康や生きがい等には健康状態が良好な高齢者の回答の方が多くなっている。 ■住居形態別にみると、高齢者に配慮した街づくり、高齢者対応の住宅整備、若い世代と同居可能な住 宅の整備、収入の保障、相談体制の整備に関しては、借家や集合住宅に居住する高齢者の回答の方が 多く、その他の項目では、持ち家や一戸建てに住む高齢者の回答の方が多くなっている。. 資料編-30.

(33) 日々の暮らしの重点. 図表 3-4           高齢者が慣れ 高齢者の外 親しんできた習 慣・言葉・制 度・環境などに 配慮した社会 づくり. 高齢者の体が 出・利用に配 不自由になっ 慮した移動手 ても生活できる 段・公共交通 住宅の整備 の整備を含む 高齢者に配慮 した街づくりの 推進. %. 資料編-28. 総数 都市規模別  大都市  中都市  小都市  町 村 性 別  男  女 年 齢  60∼64歳  65∼69歳  70∼74歳  75∼79歳  80∼84歳  85歳以上 健康状態  良 好  普 通  不 良 住居形態別  持 家  借 家   一戸建て  集合住宅. %. %. 老後を安心し て生活できるよ うな収入の保 障. 介護サービス が必要な時に 利用できる体 制の整備. 体が不自由に なっても、残存 機能を利用し 自立して生活 できるような高 齢者用の用具 や器具の開 発・普及. 高齢者の各種 相談について 身近に対応し てくれる相談体 制の整備. 老後を健康で 生きがいを 持って生活す るための多様 なスポーツ、趣 味、文化活動 などの普及と 情報提供. 高齢者が利用 しやすく安全性 を確保した製 品の開発. 高齢者の嗜好 に応じた衣服、 おしゃれができ るような多様な 製品の販売. 高齢者に対す る犯罪(窃盗、 詐欺)の防止 対策の推進. %. %. %. %. %. %. %. %. 成年後見制度 その他 の創設や虐待 防止などの高 齢者の権利擁 護の推進. 23.9. 27.2. 9.9. 48.6. 42.6. 14.1. 22.5. 16.1. 6.9. 2.3. 8.1. 1.6. 1.9. 4.2. 人 2,284. 16.2 18.7 18.4 19.4. 24.5 25.6 21.8 23.3. 35.6 29.7 19.5 24.4. 9.0 9.9 10.0 10.3. 51.3 48.1 43.1 51.5. 39.7 42.2 42.3 45.1. 15.3 12.9 15.5 13.7. 21.3 22.9 23.0 22.5. 15.0 16.7 16.3 15.8. 5.3 9.8 6.1 5.0. 1.5 3.0 2.7 1.8. 8.5 9.2 7.7 6.6. 1.2 2.5 1.9 0.6. 2.2 1.3 2.1 2.3. 3.6 3.9 6.7 3.1. 413 774 478 619. 21.3 15.9. 26.5 21.8. 25.7 28.5. 9.2 10.5. 50.9 46.6. 41.5 43.5. 13.6 14.6. 22.8 22.3. 18.4 14.1. 6.5 7.2. 0.9 3.6. 8.6 7.6. 2.1 1.2. 1.7 2.0. 2.8 5.4. 1,054 1,230. 16.5 20.3 20.0 16.6 13.8 17.0. 25.4 24.2 20.8 27.5 21.5 23.4. 27.7 29.2 25.3 25.6 24.6 31.9. 12.6 8.4 9.8 8.9 8.5 10.6. 56.3 49.2 48.5 40.3 39.2 29.8. 43.2 44.1 42.8 40.9 40.0 27.7. 13.1 14.7 14.9 12.8 12.3 21.3. 22.8 23.5 23.7 20.8 15.4 21.3. 18.3 16.1 16.2 12.5 17.7 6.4. 8.1 7.3 6.4 6.1 5.4 4.3. 2.7 2.6 2.0 2.2 0.8 2.1. 8.6 7.1 10.6 7.3 3.1 4.3. 1.4 1.3 2.0 1.6 1.5 4.3. 1.4 1.7 1.6 2.2 3.8 4.3. 2.5 2.3 4.2 6.4 11.5 17.0. 556 689 549 313 130 47. 18.9 18.6 16.8. 22.5 26.0 25.0. 25.0 28.7 30.5. 10.2 9.2 10.0. 49.5 49.8 44.8. 42.6 41.8 43.2. 13.3 13.6 16.6. 24.5 18.6 22.1. 18.5 16.6 9.8. 7.1 5.7 7.8. 1.9 2.4 3.1. 7.6 10.8 6.1. 1.8 1.4 1.4. 1.8 1.9 2.0. 3.6 4.4 5.5. 1,199 574 511. 19.7 11.2 19.7 10.5. 23.7 25.2 23.8 24.6. 24.0 44.3 24.7 41.8. 9.7 10.9 9.6 12.0. 47.2 55.7 47.4 55.7. 43.9 35.3 44.2 32.9. 14.9 9.8 14.8 9.8. 21.8 26.1 21.9 25.8. 16.9 11.5 16.9 11.4. 7.6 3.4 7.5 3.7. 2.5 1.4 2.4 1.8. 8.7 4.5 8.6 4.9. 1.7 1.1 1.8 0.6. 1.9 1.7 1.8 2.2. 4.2 4.2 4.2 4.0. 1,927 357 1,956 325. 高齢者の日常生活に関する意識調査』 (1999 年). 資料編-31. %. 総 数. 無回答. 18.4. 資料:総務省『平成 10 年度. %. 若い世代との 同居が可能と なる住宅の整 備. %. %.

(34) 4. 老後における子や孫との付き合い方(主要国間比較). ■日本及び韓国では、「いつも一緒に生活できるのがよい」への回答が多く、日本では男女共に 40%を 超えている。 ■ドイツでは、「ときどき会って食事や会話をするのがよい」への回答が男女共に 60%程度を占めてい る。 ■アメリカ及びスウェーデンでは、「いつも一緒に生活できるのがよい」への回答は極めて少なく、「と きどき会って食事や会話をするのがよい」への回答が半数以上を占め、「たまに会話をする程度でよ い」への回答も比較的多い。 ■日本や韓国では、男女の差無く子や孫との密接な付き合いを求める傾向があり、他の国では、その傾 向が女性において強いことが特徴的である。. 図表 3-5 スウェーデン・女性. 5.0. スウェーデン・男性. 5.0. 老後における子や孫との付き合い方(2001 年) 68.9. 21.8. 59.2. 4.3. 28.3. 7.3 0.2 0.3. 17.4. ドイツ・女性. 59.6. 11.3. ドイツ・男性. 12.4. 61.8. 10.3 1.2. 16.4. 9.3 1.0. 42.1. 韓国・女性. 43.5. 32.8. 韓国・男性. 9.6. 50.3. 3.8 4.3. 11.8 1.0 0.5. 10.5. アメリカ・女性 アメリカ・男性. 65.4. 6.4. 19.4. 67.2. 3.7. 22.6. 3.4 0.5 0.5. 日本・女性. 43.1. 日本・男性. 44.0 0%. 20%. 41.3. 7.1. 42.3 40%. 60%. 7.6. 6.1 6.3 1.3 80%. いつも一緒に生活できるのがよい. ときどき合って食事や会話をするのがよい. たまに会話をする程度でよい わからない. 全くつき合わずに生活するのがよい 無回答. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-32. 100%.

(35) 5. 高齢者の就業意識(年齢間比較). ■男女に共通して、高齢になるに従ってフルタイムで働くことへの意向は弱まっており、加齢とともに 健康状態が悪化し、それに伴って就業意欲も低下すると考えられる。 ■男女別でみると、男性の就業意欲の方が高く、特に 50 歳代後半では 70%以上の男性がフルタイムで 働くことも可能と回答している。. 男女別就業の可能性. 図表 3-6. 男 性 全体. 52.5%. 65∼69歳. 28.2%. 60∼64歳. 52.3%. 19.6%. 51.1%. 55∼59歳. 10%. 20%. 7.6%. 41.3%. 72.5%. 0%. 9.2%. 38.2%. 30%. 40%. フルタイムで働くことが可能. 24.6%. 50%. 60%. 70%. 80%. 2.9%. 90%. 100%. 職場・勤務の条件によっては可能. 働くことはできない. 女 性 全体. 24.4%. 65∼69歳. 13.0%. 60∼64歳. 43.3%. 43.7%. 22.0%. 55∼59歳. 10%. 25.4%. 52.6%. 36.2%. 0%. 26.4%. 49.1%. 20%. 50.7%. 30%. フルタイムで働くことが可能. 40%. 50%. 60%. 13.1%. 70%. 80%. 90%. 職場・勤務の条件によっては可能. 働くことはできない 資料:労働大臣官房政策調査部編『 (平成8年調査)高齢者就業の実態』. 資料編-33. 100%.

(36) 6. 高齢者の就業意識(主要国間比較). ■全ての主要国において就業継続意欲は高く、特に日本及びドイツでは 90%を超える。 ■我が国における就業継続意欲の 1981 年から 2001 年までの変化は、90%程度の高い水準で推移してい る。. 主要国における高齢者の就業継続意欲(2001 年). 図表 3-7. 82.2%. スウェーデン. 91.1%. ドイツ. 0.7%. 17.1%. 8.9% 0.6%. 82.8%. 韓国. 16.6%. 86.1%. アメリカ. 8.7% 5.2%. 90.1%. 日本. 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 9.9%. 50%. 続けたい. 60%. 辞めたい. 70%. 80%. 90%. 100%. 不明. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 図表 3-8. 日本における高齢者の就業継続意欲の変化 日 本. 2001年. 90.1%. 9.9%. 1996年. 89.4%. 10.2%. 0.4%. 1990年. 91.7%. 1986年. 90.6%. 8.3%. 9.0%. 0.5% 0.2%. 94.4%. 1981年 0%. 10%. 20%. 30%. 40%. 続けたい. 50%. 5.4%. 60%. 辞めたい. 70%. 無回答. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-34. 80%. 90%. 100%.

(37) 7. 高齢者の就業継続理由(主要国間比較). ■各国に共通して、「収入がほしい」という理由が高い割合を占めている。 ■日本及び韓国では、経済的理由に次いで「体によいから」が多く、アメリカ、ドイツ及びスウェーデ ンでは「仕事が面白い」が 2 番目に高い指摘を受けている。 ■日本の就業継続理由の変化をみると、「体によいから」という健康志向は低下し、「収入がほしい」 や「仕事が面白い」という理由が増えてきている。. 主要国における高齢者の就業継続理由(2001 年). 図表 3-9 スウェーデン. 40.8%. ドイツ. 40.2%. 47.5%. 38.0%. 19.6%. 64.0%. 韓国. 44.7%. 40.8%. 日本 0%. 収入が欲しい. 10%. 20%. 30%. 仕事が面白い. 40%. 5.7%. 50%. 60%. 友人や仲間. 2.2% 0.0%. 2.5% 5.0%. 2.5% 17.6%. 19.8%. 0.3% 4.5%. 28.9%. 70%. 0.8%. 0.4% 20.0%. 15.6%. 27.6%. アメリカ. 1.7% 9.2%. 80%. 体によいから. 90%. 100%. その他. 無回答. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 図表 3-10. 日本における高齢者の就業継続理由の変化 日 本 0.3%. 40.8%. 2001年. 19.8%. 5.7%. 28.9% 4.5%. 45.8%. 1996年. 11.1%. 11.6%. 0.5%. 27.2%. 3.7% 0.3%. 43.9%. 1990年. 11.0%. 10.2%. 32.9% 1.7%. 1986年. 38.9%. 1981年. 38.7%. 8.1% 7.6%. 42.0%. 3.3% 0.9%. 0%. 10%. 収入が欲しい. 20%. 12.2% 30%. 仕事が面白い. 40%. 7.5%. 50%. 友人や仲間. 38.1%. 60%. 70%. 体によいから. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-35. 2.7%. 80%. 90%. その他. 100%. 無回答.

(38) 8. 職業生活からの望ましい引退年齢(主要国間比較). ■各国に共通して、若干男性の望ましい引退年齢の方が遅くなる傾向にある。 ■日本の場合、男性では 65 歳が最も多く、次いで 70 歳であり、女性では 65 歳が最も多く、次いで 60 歳となる。 ■アメリカでは男女共に 60 歳が最も多い。 ■韓国の男性では、70 歳が最も多くなり、他国と比べて最も望ましい引退年齢が高い。 ■ドイツとスウェーデンは、女性は 60 歳が最も多く、男性は 60 歳と 65 歳に 2 分されるが、望ましい 引退年齢は比較的早いことがわかる。. 図表 3-11. 主要国における男女別にみた望ましい引退年齢(2001 年). 60.0%. 男性 女性. 50.0%. 日 本. 40.3%. 40.0%. 34.9%. 29.9%. 31.3%. 30.0%. 20.0%. 14.2%. 10.0%. 3.5%. 1.6% 0.0%. 0.1% 40歳代以前. 7.7%. 55歳ぐらい. 1.0% 2.8%. 3.3%. 0.3%. 0.1% 50歳ぐらい. 11.1%. 5.4%. 60歳ぐらい. 65歳ぐらい. 70歳ぐらい. 75歳ぐらい. 80歳ぐらい. 60.0%. 男性 女性. 50.0%. アメリカ 45.3%. 40.0%. 37.2%. 30.0%. 23.6%. 20.0% 15.5%. 16.2% 7.4%. 10.0% 0.7% 0.0%. 0.1% 40歳代以前. 12.0%. 2.6% 5.0%. 2.0%. 1.2% 50歳ぐらい. 55歳ぐらい. 60歳ぐらい. 65歳ぐらい. 資料編-36. 70歳ぐらい. 2.5%. 75歳ぐらい. 0.9% 0.8% 80歳ぐらい.

(39) 60.0%. 男性 女性. 50.0%. 韓 国. 40.0% 32.1%. 29.6%. 27.4%. 30.0%. 22.0% 20.0%. 10.0%. 17.0% 6.5%. 4.5%. 12.8%. 8.7% 5.9%. 0.3%. 1.4%. 40歳代以前. 50歳ぐらい. 0.0%. 8.3%. 4.3%. 1.8% 55歳ぐらい. 60歳ぐらい. 65歳ぐらい. 70歳ぐらい. 4.0%. 75歳ぐらい. 80歳ぐらい. 60.0% 57.2%. 男性 女性. 50.0%. ドイツ. 47.0% 42.2%. 40.0%. 30.0%. 25.9%. 20.0% 8.0%. 10.0% 3.6%. 0.9% 0.0%. 4.0%. 2.0% 2.2%. 0.5%. 0.0%. 1.5% 0.1%. 40歳代以前. 50歳ぐらい. 55歳ぐらい. 60歳ぐらい. 65歳ぐらい. 70歳ぐらい. 75歳ぐらい. 0.3% 0.1% 80歳ぐらい. 60.0%. 男性 女性. 50.0%. スウェーデン. 52.6% 45.8% 42.3%. 40.0%. 33.2%. 30.0%. 20.0%. 10.0% 5.0% 0.0%. 0.2% 0.0% 40歳代以前. 1.1%. 0.4%. 50歳ぐらい. 3.4% 2.4%. 2.3% 55歳ぐらい. 60歳ぐらい. 65歳ぐらい. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-37. 70歳ぐらい. 0.4% 0.1%. 0.0%. 75歳ぐらい. 80歳ぐらい.

(40) 9. 高齢期における生活費の負担主体に対する意識(主要国間比較). ■各国に共通して、「働けるうちに準備し、家族や公的な援助に頼らない」への指摘が多く、特にアメ リカにおいては高い水準で推移している。 ■ドイツ及びスウェーデンでは、「社会保障などでまかなわれるべき」への指摘が最も多い。 ■アメリカと日本では、「社会保障などでまかなわれるべき」への指摘も多く、特に日本では、その割 合が増してきており、2001 年では「働けるうちに準備し、家族や公的な援助に頼らない」の割合を上 回った。. 主要国における生活費負担に対する意識の変化. 図表 3-12. 37.6%. スウェーデン 2001年. ドイツ. 39.6%. 2001年. 1.7%. 32.2%. 1996年. 57.3%. 1.8%. 57.2%. 3.8%. 1990年. 45.2%. 2001年. 46.3%. 3.3%. 1.5%. 59.3%. 4.3%. 6.0%. 45.6%. 3.0% 0.6%. 韓 国. 1996年. 41.9%. 1990年. 43.2%. 19.5%. 32.7%. 28.2%. 29.2% 38.2%. 40.3%. 1981年. 17.6%. 49.4%. 0.6%. 8.2%. 1.1%. 1.3%. アメリカ. 50.8%. 2001年. 4.9% 62.1%. 1996年. 0.8%. 59.1%. 1990年. 0.6%. 65.2%. 1986年. 7.9%. 46.6%. 1996年. 16.0% 15.0%. 55.0%. 1981年 0%. 10%. 20%. 25.3%. 30%. 2.6%. 37.7%. 2.3%. 37.5%. 1.3%. 30.2%. 18.8% 40%. 働けるうちに準備し、家族や公的な援助に頼らない 社会保障などでまかなわれるべき 無回答. 50%. 60%. 2.2%. 21.8% 70%. 家族が面倒をみるべき その他. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-38. 6.0% 6.0%. 46.3%. 52.4%. 1986年. 9.1%. 29.1%. 12.8%. 44.0%. 1990年. 5.8%. 26.5%. 0.6%. 42.6%. 2001年. 25.7%. 0.7%. 60.7%. 1981年. 日 本. 37.8%. 80%. 2.5% 90%. 100%.

(41) 10. 老後の準備. ■日本では、老後の準備として「預貯金」を行っている割合が最も高い。また、特に男性に関しては、 「職業能力」が占める割合も高くなっている。 ■しかしながら、老後に向けての現在の資産評価を見ると、日本では「やや足りない」「まったく足り ない」と不足を感じているものの割合が欧米各国と比較すると高い。 老後の準備として行っているもの(2001 年). 図表 3-13. 日 本 28.0% 24.7%. 特にしていない. 女性 男性. 1.8% 2.0%. その他. 11.1%. 職業能力. 18.6% 0.3%. 貴金属. 6.3% 9.5%. 不動産取得. 4.3% 8.3%. 有価証券. 24.4%. 個人年金. 31.2% 59.2% 56.6%. 預貯金 0.0%. 10.0%. 20.0%. 30.0%. 40.0%. 50.0%. 60.0%. 70.0%. 80.0%. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 主要国における資産に対する評価(2001 年). 図表 3-14 0.9% 17.4%. スウェーデン. 48.9%. 22.3%. ドイツ. 韓国. 0.7% 6.3%. アメリカ. 7.4%. 0%. 18.6%. 19.8%. 29.4%. 10%. 32.6%. 30%. 社会保障で満たされる やや足りないと思う 無回答. 14.7%. 32.0%. 40%. 10.1% 4.5%. 36.7%. 30.7%. 20%. 6.3% 10.1%. 15.0%. 30.7%. 25.2%. 2.8% 7.2% 日本. 16.5%. 50%. 60%. 十分だと思う 全く足りないと思う. 資料:内閣府『高齢者の生活と意識』(第5回国際比較調査結果報告書). 資料編-39. 5.8%. 17.1%. 70%. 1.1% 4.0%. 15.0%. 80%. 10.2%. 90%. まあ十分だと思う わからない. 100%.

(42) 11. 高齢世帯の消費支出額. ■世帯主の年齢階級別に、世帯人員あたりの年間消費支出額の伸びを見ると、全世帯の平均の消費支出 の伸び率が 23.6%であるのに対し、65 歳以上の高齢者の消費支出は 10 年前と比べて 33.1%と大きく 伸びており、高齢者の消費が拡大していることがわかる。 ■高齢者夫婦世帯(夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの世帯)の消費支出額の推移をみると、全国 および東北ともに一貫して増加している。 図表 3-15. 世帯主の年齢階級別世帯人員一人当たりの年間消費支出額. 資料:財務省『少子高齢化の進展とわが国経済社会の展望』 出所:総務省『家計調査年報』 注: (世帯主の年齢階級別年間消費支出額)/(世帯人員) 世帯主が 65 歳以上であっても世帯構成員がすべて 65 歳以上というわけではない。. 図表 3-16. 高齢者夫婦世帯の消費支出額の推移. (円) 300,000. 全国. 200,000. 253,663. 東北. 250,000. 215,531 174,199. 253,950 222,894. 235,631. 199,872. 162,354. 150,000 100,000 50,000 0. 1984年. 1989年. 1994年. 資料:総務庁統計局『全国消費実態調査報告』 注:東北は6県の平均 高齢者夫婦世帯:夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの世帯 消費支出額は1か月当たり. 資料編-40. 1999年.

(43) 12. 高齢世帯の資産額. ■年齢階級別の資産額は、1994 年、1999 年のいずれにおいても、高齢になるほど世帯主の資産額は多 くなる。 ■各年齢階級ともに 1999 年の資産額は 1994 年の資産額を下回っており、資産が減少している。この傾 向は高齢になるほど強いものとなっている。. 図表 3-17. 世帯主の年齢階級別の資産額. 千円 90,000 80,272. 1994年. 80,000. 74,577. 1999年 70,000 60,859 60,000 57,160. 46,285. 50,000 40,000. 59,937. 44,954. 30,000. 24,635 31,872. 20,000 8,964 10,000. 17,778. 6,600 0 30 歳 未 満. 30 ∼ 39歳. 40 ∼ 49歳. 資料:総務省『全国消費実態調査報告』 注:全世帯を対象. 資料編-41. 50 ∼ 59歳. 60 ∼ 69歳. 70 歳 以 上.

(44) 13. 団塊世代(将来の高齢者層)の意識. ■団塊世代男性の 35.4%は「定年後はチャンスである」と肯定的に捉えているが、過半数は否定的に捉 えている。 ■定年後の過ごし方としては、「再就職する」が 56.2%と最も多く、老後の就業意識の強さがうかがえ る。(ただし、「仕事には就かないで、のんびり暮らす」への回答も 24.5%と比較的多い。) ■定年後の消費の力点としては、「国内旅行」や「海外旅行」など旅行への回答が多い。また、「食べ ること」や「スポーツ」への回答も多く、余暇の充実にお金を使いたいとの意向が強い。 定年後がチャンスだと思う. 図表 3-18. 10.9%. 1. 0%. 24.5%. 10%. 20%. あてはまる. 47.7%. 30%. 40%. 50%. まああてはまる. 16.9%. 60%. 70%. あまりあてはまらない. 80%. 90%. 100%. あてはまらない. 定年後の過ごし方. 図表 3-19. 1.0% 56.2%. 0%. 10%. 20%. 8.2%. 30%. 40%. 50%. 再就職をする コンサルタントなどの専門職として独立する 大学や大学院で学ぶ. 図表 3-20. 6.7%. 60%. 70%. 24.5%. 80%. 3.5%. 90%. 100%. 商売を始める 仕事には就かないで、のんびり暮らす ボランティアに打ち込む. 定年後や引退後にお金をかけたいこと 31.3%. スポーツ(自分でやる) 23.2%. 映画・演劇鑑賞. 45.2%. 海外旅行. 65.7%. 国内旅行 本. 23.8% 16.5%. 乗用車・オートバイ. 13.4%. 住宅・家具 衣類. 6.3% 36.4%. 食べること 0.0%. 10.0%. 20.0%. 30.0%. 40.0%. 50.0%. 60.0%. 70.0%. 資料:日本経済新聞社・日経産業消費研究所『団塊男性の定年・消費−シルバー市場の常識が変わる−調査報告書』(1999 年). 資料編-42.

(45) 14. 参考:生活時間. ■平日においては、全国及び東北地域共に「仕事」の時間が最も多く、次いで「家事」「テレビ」とな っている。また、「テレビ」及び「社会参加」に関しては、東北地域の平均時間が全国の値を上回っ ている。 ■土曜日、日曜日では、平日と同様に「仕事」「家事」「テレビ」が上位を占めるが、これらに加えて 「社会参加」の平均時間も多くなり、その傾向は東北地域において顕著である。 ■「学校外の学習」は東北地域の平均時間の方が短く、特に土曜日、日曜日にはその差が大きくなる。 図表 3-21. 全国及び東北地域における生活時間 平日 221 216. テレビ. 行為者(東北) 行為者(全国). 155. 社会参加. 122 63 71. 通学. 60. 通勤. 75 219. 家事. 240 123. 学校外の学習. 148 459 473. 仕事 0. 50. 100. 150. 200. 250. 300. 350. 400. 450. 500. 平均時間(分). 土曜日 244 240. テレビ. 行為者(東北) 行為者(全国). 211. 社会参加. 174 55. 通学. 68 49. 通勤. 66 219. 家事. 255 144. 学校外の学習. 184 399. 仕事. 420 0. 50. 100. 150. 200. 250. 300. 350. 400. 450. 平均時間(分). 資料編-43.

(46) 日曜日 266 264. テレビ. 275. 社会参加. 行為者(東北) 行為者(全国). 217. 通学. 60 66. 通勤. 56 65 235 244. 家事 139. 学校外の学習. 193 344. 仕事. 375 0. 50. 100. 150. 200. 250. 300. 350. 400. 平均時間(分). 資料:NHK 放送文化研究所『データブック国民生活時間調査 1995』 注: 「行為者」とは1日の中で当該行動を少しでも(15 分以上)した人. 資料編-44.

(47) 4. 雇用・労働環境. 1. 東北地域における完全失業者数と就業者数の推移. ■東北地域における労働力人口は、507∼518 万人の間で推移している。 ■就業者数は、1993 年から 1996 年にかけて減少傾向を示し、1997 年に増加に転じたが、以降は再び減 少傾向にある。 ■失業者数は、一貫して増加傾向にあり、1998 年には 20 万人を突破した。. 図表 4-1. 東北地域における完全失業者数と就業者数の推移. 万人 520 515 510. 11 15 20. 13. 505. 23 13. 500. 22. 15. 495 505 490. 501. 499. 497 494. 496. 492. 485. 494. 480 1993年. 1994年. 1995年. 1996年. 就業者数 資料:東北経済産業局『平成 13 年東北経済白書』 出所:経済産業省『工業統計調査』 注:従業員 30 人以上を対象. 資料編-45. 1997年. 1998年. 完全失業者数. 1999年. 2000年.

(48) 2. 年齢別労働力率(全国と東北地域の比較). ■全国及び東北地域における年齢別労働力人口比率の推移をみると、20 歳∼64 歳までの労働力人口比 率は、東北地域の方が高い水準で推移している。 ■65 歳以上の場合、全国では増減を繰り返して推移するが、東北地域では増加傾向にあり、全国との差 が縮小している。 図表 4-2. 年齢別労働力人口比率の推移. 100.0%. 全 国 90.0% 1985年 1990年 1995年 2000年. 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0%. 15 ∼ 19 20 歳 ∼ 24 25 歳 ∼ 29 30 歳 ∼ 34 35 歳 ∼ 39 40 歳 ∼ 44 45 歳 ∼ 49 50 歳 ∼ 54 55 歳 ∼ 59 60 歳 ∼ 64 65 歳 ∼ 69 70 歳 ∼ 74 75 歳 ∼ 80 80 歳 ∼ 84 85 歳 歳 以 上. 0.0%. 100.0%. 東北地域 90.0% 1985年 1990年 1995年 2000年. 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0%. 上. 85. 歳 以. 歳 80. ∼ 84. 歳 75. ∼ 80. 歳 70. ∼ 74. 歳 65. 60. ∼ 69. 歳. 資料編-46. ∼ 64. 歳 55. ∼ 59. 歳 50. ∼ 54. 歳 45. ∼ 49. 歳 40. ∼ 44. 歳 35. ∼ 39. 歳 30. ∼ 34. 歳 25. ∼ 29. 歳. ∼ 24. 20. ∼ 19 15. 資料:総務省『国勢調査』. 歳. 0.0%.

(49) 3. 年齢別労働力率(主要国間比較). ■日本の女性の労働力率は、出産年齢になると離職し後に再就職するため、極端な M 字曲線を描くこと が特徴である。 ■日本の男性の労働力率は、30 歳から 50 歳代まで 100%に近い高い率で推移し、60 歳代に入って急激 に落ち込むものの、他の先進国と比べれば高い率であることが特徴的である。 図表 4-3. 資料:全国社会福祉協議会『図解. 主要国の男女別年齢別労働力率(最新年). 高齢者白書 2001』. 出所:総務省『国勢調査』及びILO, Year book of Labour Statistics. 資料編-47.

(50) 4. 年齢別就業率(全国と東北地域の比較). ■全国及び東北地域における年齢別就業率の推移を見ると、20 歳∼64 歳までの就業率は、東北地域の 方が高い水準で推移している。 ■70 歳以上になると、東北地域の方が低い水準で推移するが、就業率自体は増加傾向にあり、全国との 差が縮小している。 図表 4-4. 年齢別就業率の推移. 100.0%. 全 国 90.0% 1985年 1990年 1995年 2000年. 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0%. 15 ∼ 19 20 歳 ∼ 24 25 歳 ∼ 29 30 歳 ∼ 34 35 歳 ∼ 39 40 歳 ∼ 44 45 歳 ∼ 49 50 歳 ∼ 54 55 歳 ∼ 59 60 歳 ∼ 64 65 歳 ∼ 69 70 歳 ∼ 74 75 歳 ∼ 80 80 歳 ∼ 84 85 歳 歳 以 上. 0.0%. 100.0%. 東北地域 90.0% 1985年 1990年 1995年 2000年. 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0%. 15. ∼ 19 歳 20 ∼ 24 25 歳 ∼ 29 歳 30 ∼ 34 35 歳 ∼ 39 歳 40 ∼ 44 45 歳 ∼ 49 歳 50 ∼ 54 55 歳 ∼ 59 60 歳 ∼ 64 歳 65 ∼ 69 70 歳 ∼ 74 歳 75 ∼ 80 80 歳 ∼ 84 歳 85 歳 以 上. 0.0%. 資料:総務省『国勢調査』. 資料編-48.

(51) 5. 高齢者就業率(主要国間比較). ■社会保障とくに年金制度が整備されているヨーロッパ色国では、1960 年以降労働力率は激減し、十分 な社会保障が整っていないアメリカでも同様の傾向を示している。 ■特にフランスでは、60 歳代前半には 10%台である。 ■一方、日本では、日本の場合は 50 歳代後半でも 90%台、60 歳代前半に入っても 70%以上で推移して いる。. 図表 4-5. 資料:全国社会福祉協議会『図解. 主要国の男性の高齢者労働力率の推移. 高齢者白書 2001』. 出所:総務省『国勢調査』及びILO, Year book of Labour Statistics. 資料編-49.

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