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1 日本語集中コースでの「専門の発表」の取り組み

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Academic year: 2021

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日本語集中コースでの 「 専門の発表」の 取 り組み

桧本 久美子*・守 山 恵子 **・永井 智香子 * 奥村 智紀**・宮原 彬

1.は じめ に

長崎大学留学生セ ンターでは、省令施設 とな った1996年度か ら、毎年2回、

4月 と10月にそれ までの一般 コース (補講 コース)に加 えて、 日本語集中コー ス (研修 コース) を開講す るようになった。 日本語集中 コースには、 日本語 を 学習 した ことがない留学生が在籍す る、いわゆるゼロス ター トのクラス、初級 後半か ら始めるクラス、初 中級 あるいは中級の クラスの三つの レベルの クラス がある このコースは、大使館推薦の国費留学生が中心であるが、大学推薦の 国費留学生 、私費の学生 も受 け入れている

この集 中 コースでは、 日本語 コースの締 め くくりとして、最後 に 「専 門の研 究 についての発表」 (以下、「専 門の発 表」 とい う) を実施 している これは、

各 自が これ まで して きた研究や これか らの研究 のテーマについて、 日本語で発 表す る ものである 修了生へ の インタビュー調査1)に よる と、8割 を超 える学 生が 「専 門の発表」 を 「役 に立 ったいい経験 になった大学院にはいる と

きのテス トに役 に立 った「いろいろな言葉が後 で役 に立 った「自信 になった」

専門の先生 との情報交換がで きたな どと積極 的 に評価 している。

当留学生セ ンターでは、20003月 までに 「専 門の発表」 を9回行 って きた。

ス ター ト時 は他の大学で行 われている 「専門の発表」 を参考 に したこ ともあっ たが、毎 回、 よりよ くするため に、特 に準備の仕方の改善 を重ねて きた。第9 期 を終 え、発表 に向けての準備の流れ もかた ま りつつあ り、一定の成果 も上が

って来ている そ こで、本稿では現在 「専 門の発表」 とその準備 をどの ように 実施 しているか を報告する

2.「専門の発表」の 目的

専 門の発表」 の 目的は以下の とお りである

(∋集中コース期間中に習得 した4技能を統合 して使用する場 を設定 し、コースの総ま

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44 日本語集中コースでの 「専門の発表」の取 り組み とめを行 うこと

(参コースのは じめのス タデ ィガイダンスで、過去の発表の ビデオを見せることで、

コースの達成 目標を学生 に示すこと

(参留学生センターから専門の学部 ・研究科に移行する際の橋渡 し的な学習の場 を設 けること

集 中 コースは15週 間の コースで、その短期 間の間 に基礎 的 な 日本語力 を養成 しなければな らない。特 にゼ ロ、 も しくは初級 レベ ルか ら日本語学習 を開始す るクラスでは、 日常生活 における実践的 なコ ミュニ ケー シ ョン能力 を養成す る こ とを主眼 に置 いた コースデザ インを行 っている。 また、限 られた期 間内 に専 門のための クラス を設 け る ことは、時間的 にかな り無理があ り、か えって学習 者 に負担 をか ける結果 になる と考 えた。そ こで、 コース中に専 門の研 究 に関す る こ とを盛 り込 む よ りは、 コースの最後 にあ る程度 日本語力 がつ いた段 階で、

自分 の専 門についてま とめ、発表す る機会 を設 けたほ うが効果的である と判断 した。

専 門の発表をコー ス終了時 に行 うこ とには、以下の ような意味が ある

(D期 末試験 も終 了 した段 階 なので、 自分個 人の専 門 について発表の準備 を集 中 して行 うこ とがで きる

(参コース開始時 に示 され た 目標 を達 成 した達成感 を得 る ことがで き、 自信 につ なが る

(勤大学院入試 を控 えた者 に とっては面接 の際の準備 として も有用であ る と考 え られる

期 を重 ね る につれ、技 能別 クラス (読解 ・作文」、 「実践 会話演 習」、「コン ピュー タ日本 語演習」)の中で、専 門の発表 に至 る までの準 備 も連携 して行 わ れる ようになって きてい る

3.コース 開始 時か ら 「専門の 発表」 にいた るまでの流 れ 3‑1コース開始時

集 中 コースでは、授 業 開始前 にス タデ ィガイダンスを実施 してい る。その際、

集 中 コースの ゴール を明確 にす るため に、 「専 門の発 表の ビデオ を視聴 させ てい る この ビデオで は、いわゆるゼロス ター トの学生 たちが、集 中 コースを

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終 えるころに 日本語 だけで原稿 も見ず に自分の専 門について堂々 と発表 し、質 疑応答 も日本語で行 っている これか ら日本語学習 を始め ようとしている学生 たちにこの ビデオを見せ ることによって、学生 た ちの 日本語学習のモテ ィベ ー シ ョンを高め ることが期待 で きる また、学生 た ちには勉 強 しなければな らな い とい う覚悟 がで き、 さらには集中 コー スの進度が速い こ とが理解 されやす く なる

3‑2 コース期間中 (技能別 クラスでの 取 り組み )

読解 ・作文」、「実践会話演 習」、「コ ンピュー タ日本語演 習」 のそれぞれの クラスで 「専 門の発表」 に向けた準備が行 われてい る

3‑2‑1 読解 ・作文 」

集 中 コー ス (初級 )で は、 コースの 開始 当初 か ら 「読 解 ・作 文」 の クラス (1週 間 1コマ) を設 けているが、その最後 の授 業 で、発表 の原稿作 成の際 に 役 に立つ と思 われる表現 を紹 介 した り過 去の研修生 の原稿 をモデル として読 ま せ た りしている。

この 「読解 ・作文」 の授業 は発表の準備のため に設 け られているわけではな いが、全体 の流れ としてこの発表 に も一定 の貢献 を してい るのではないか と思 われる。

読解 ・作文」 の授 業では、既習の文 型 を用いて教師が作 った作文例 (A4

1枚。平均1,000字程 度。) を毎 回配布 し、読 む練 習 をす る とともに、その内 容 について質問応答等 をする。最後 に、同様 のテーマで、各 自の場 合 について、

翌週 の 「読解 ・作文の授 業 の前 日まで に、原稿 用紙 (400字詰)2‑ 3枚 に 書 い て くる よう指 示 す る テ ーマ は、例 えば、 「自己紹 介「わた しの一 日」

「あ る一 日の生活「日本 に来 る まで「見学旅行「わた しの冬休み「これか らの予定な どであ る2'。 この授 業の 目的は、他 の通常 の コマでは個 々の文型 の学習が 中心 となる ことか ら、それ らの 文型 を総 合的に練 習 (読解 ・作文) さ せ、その過程 で学習済みの文型 をもう一度確認 し自分の もの として身 につけ さ せ る、 とい うこ とであ って、必 ず しも 「作文その もの にあ るわけで はない。

しか し、「作文とい う観点 か らみて も、 こう した取 り組 み は有効 であ る 級 の コー ス開始 当初 か ら、文章 を書 くときの形式 (原稿用紙 の使 い方 を含 む)

を学 び、 こう した練 習 を少 しずつ積み重 ねて来 た学習者 は書 くことに対す る抵

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46 日本語集中コースでの 「専門の発表」の取 り組み

抗感が少な く、中級段階 に入って もその効果 は生 きている それは、 こうした 訓練 を受 けず に初級後期 ない しは中級段階に来て しまった学習者の実情 と比較 すれば明 らかである 後者の場合、通常、書 くことへの抵抗感が強 く、こう し た練習 に "気軽 に"取 り組 むこと自体が難 しい。 また、文章全体が まとまりに 欠け、文章の中身以前 に、読み手 に違和感 を与 えることが多い。

集中コースで宿題の作文 にきちん と取 り組 んで きた学習者の場合、毎回ほ と ん ど抵抗 な く 「専門の発表」の原稿作成 にも取 り組 む。初稿は母語や英語で書

く学習者 もいるので、「読解 ・作文の授業 (宿題 を含 む)が 「発表」の原稿 作成 にどの程度有効 に働 いているかは必ず しも明 らかではないが、 日本語の文 章 を書 くことへの慣れ とい う点だけで も一定の役割は果 た している と思 う

読解 ・作文」の最後の授業では、前述の とお り、発表の際に一般的に役 に 立つ と思 われる表現 を例文 とともに紹介 した り、それ らを巧みに使 って書いた 過去の研修生の原稿 を、表現 に注意 しなが らみんなで読 んだ りしている

一般的に役 に立つ表現」 とは、例 えば、次の ようなものである

・自己紹介のための表現

・研究の予定 を述べ る表現

・経歴 を述べ る表現

・専 門の背景 ・概要 を述べ る表現

・今後の抱負 を述べ る表現

・発表 を終わるときの表現

これ らの表現 は、授業では例 を挙 げて確認 をす るのみで特 に練習 は しない。

この最後の授業のころになると、学習者は、 自分の発表のアイデ ィアがかな り の程度で きている 上の ような表現 を学ぶ ことによって、学習者は、原稿の作 成が容易 になるだけでな く、全体の構成の面での ヒン トもかな り得 られるので

はないか と思 う

3‑2‑2 実践会話演習

集中コースのなかの技能別 クラスのひ とつ として、会話のクラス 「実践会話 演習」 を1週間に 1コマ (90分)設 けている 実践会話演習は留学生 と日本人 学生の合同クラスである 日本人学生2名がテ ィーチ ングアシス タン トとして

(5)

加 わ るほか、 ボ ラ ンテ ィア と して、異文化 や留 学生 との交 流 に興味 を持 つ 日本 人学 生 が参 加 してい る:。 この クラス は、文字 どお り、留 学 生 に とって は実践 的 な コ ミュニ ケ ー シ ョン能 力 を養成 す る こ と、 日本 人学生 に とって は 日本語 を 媒 介 言 語 と した 異 文 化 コ ミュニ ケ ー シ ョン能 力 を高 め る こ とを 目的 と して い

教 室 活動 は、 自由会話 とシ ョー トプ レゼ ンテ ー シ ョンで構 成 され て い る (1) 自由会 話

基本的に留学生 と日本 人学生がペ アにな り、各自自由に トピックを選んで会話 を行 う。留学生 と日本人学生の会話が円滑 に行われるように、『留学生 と日本 人学 生のための会話素材集‑Letsgettoknoweachotherbetter』1'を作成 し、使用 して いる。

(2) プ レゼ ンテーシ ョ ン

プ レゼ ンテーシ ョンは留学生 も日本人学生 も行 っている。留学生 は コース を通 して一人3回プ レゼ ンテーションを行 うことになる。1回目は2‑3分程度の もの。2 目は5分程度 の もの。3回 目は自国紹介で10分程度の もの となってお り、いずれ も プ レゼ ンテーシ ョンの後 、質疑応答が行 われる.1回目と2回 目の プ レゼ ンテーシ ョンの内容 は基本的 に 「読解 ・作文」の クラスでテーマ と して与 え られた もの

(「自己紹介私の一 日「日本 に来 るまで」等) について発表す る ことになって いる。3回目の 自国紹介についてはコンピュー タクラスで取 り込 んだ自国に関する 映像等 をパワーポイン トを使 って発表する学生が多 くなっている

これ らの プ レゼ ンテ ー シ ョンを通 して、留学 生 は多 人数 の前 で 日本 語 で発 表 す る こ とに慣 れ て い く。 また、 日本 人の プ レゼ ンテ ー シ ョンの テ ーマ (折 り 「友達 の結 婚披 露 宴」 等 ) は 自由 なの で 、留 学生 は全 く新 しい内容 につ い

て発 表 を聞 き、 そ れ につ い て質問 す る こ とにな る 留 学 生 同士 だ けで は な く、

日本 人学生 か らの質問 も受 けた り日本 人学生 の プ レゼ ンテ ー シ ョンに対 して質 問 を行 った りす る こ とを通 して、実 践 的 な経験 を積 んで い る

また、会話 の最後 の ク ラスには、 コー ス中 に行 った3回 の プ レゼ ンテ ー シ ョ ンを編 集 した ビデ オテ ー プ をそ れぞ れ に手渡 す とともに、 「専 門の発 表」 の準 備 の ため の オ リエ ンテー シ ョンを行 ってい る

以上 の ような活動 が 、 コー スの最 後 に行 う専 門の研 究 につ いて の プ レゼ ンテ ー シ ョンに生 か され てい る と思 う

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48 日本語集中コースでの 「専門の発表」の取 り組み

3‑2‑3 「コンピュータ 日本 語演習」

「コンピュー タ日本語演習」は各 クラス とも週 1コマ (90分)となってお り、

毎期、13‑14コマが この時間に充て られている

日本語学習 の補助 的手段 として位置付 け られてい るこの クラスでは、「専 門 の発表」 に用いるもののひ とつ として、 プ レゼ ンテー シ ョン用 ソフ ト ・パ ワー ポ イン トの使 い方 も指導 してい る そ して、 クラスの最後 の 1コマ を、「専 門 の発表」 のため に充てている

この授業では、 まず、専 門の発表 を行 うさいに必ず しもパ ワーポ イン トを使 用 しなければな らない とい うことはない、 とい うことを確認す る そ して、そ の上で、 これ までの修了生が作成 した専 門の発表用 スライ ドの中か ら次の よう ない くつかの典型的 な例 を紹介 し、その利点や特長 な どを説明す る。

1.画像 (絵 や写真) を多用 した もの 2.テキス ト中心 の もの

3.効果音 を取 り入れた もの

4.スライ ドの表示方法 に変化 をつけている もの 5.スライ ド数の少 ない もの と多い もの

以上の ような例 を、説明 を加 えなが ら見てい くことによって、パ ワーポ イン トが画像やテキス トを比較的簡単 に提示す るための単 なる道具であることに気 づかせ る そ して、 さらに、上記の例 な どを参考 に しなが ら、

6.画像 の適当な数量や画像 ・文字 の適当なサ イズについて 7.発表内容 を箇条書 きにす る場合の まとめ方

8.発表内容 に合 わせて、ス ライ ドをタイ ミングよ く提示す る方法 9.発表時間に適 したスライ ド数

な ど、パ ワーポ イン トでスライ ドを作成す る上 での基本 的 な方法 を説明 し、

最後 に、スライ ドの背景や レイアウ トな どを考 えさせ、 1コマの授業 を終了す 以上が 「コンピュー タ日本語演習」の最後の 1コマで行 な う 「専 門の発表」

のための授業内容である

専門の発表」の準備 はコースの最終週 に行 われるため、 この授業 では具体 的 なスライ ドの作成 には取 りかかれない。そのため、個別 スライ ドの作成 まで はで きないが、授業終了後か ら発表当 日までの限 られた時 間でスライ ドを作成 しなければな らない ことを考 える と、予め この ような指導 を行 なってお くこと は有用である と思 う

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3‑3 コースの最終 週

集 中コースの最後の週 は期末テス トを除 き、すべ て 「専 門の発表の準備の ため に費や される 最終週の流れは以下の通 りである

(1)「専門の発表」 の準備の仕方 についての説明 を行 う その際、最初のガイ ダンスで見せ た過去の 「専 門の発表の ビデオをもう一度見せ る コース開 始時のガ イダンスで見た ときは全 く理解で きなか った ものがかな り理解で き る ようになっている とい うことで、学生 に自信 をつけ させ、改めて、学生の

専 門の発表」へ のモテ ィベー シ ョンを高めるためである

(2) 各自、原稿作成 に と りかか る 基本的 には 日本語で直接原稿 を書いて く る ように指導 してい る しか し、中には英語、あるいは 自分の母語で書 き、

それ を日本語 に訳 そ うとする ものがいる。そ うする と、当然、日本語 と英語、

または母語の間に レベ ルの差があ り、翻訳の際 に苦労す ることになる

学生は、各国語の辞書や専 門の辞書 を使いなが ら、専任 あるいは非常勤の 教員 と一対一で原稿 を整 えてい く 教員が学生の言いたい ことを理解 し、専 門の用語や適切 な言いまわ しを提案 して、原稿の体裁が整 うまでには、かな りの時間がかかる た とえば、妊娠 中毒症 を研究 してい る学生の発表原稿の 中で 「ドップラー検査 を行 う」 と言 うべ きか 「ドップラーを行 う」 と言える のか、が問題 となる また、経営学 を専攻す る学生の場 合、「事前 に行 う分 析」 を 「事前分析」 と言 えるのか を確 かめる必要がある 水産が専 門の学生 の場合、研 究対象のGudusiaをカ タカナで どう書 くか、が問題 となる 専 門 の辞書で調べ た り、研究室の指導教官や同 じ研究室の学生の助 けを借 りなけ ればな らない こともある

学生は、最終的 に原稿がで きあが るまでに、2‑3人の教員 に見 て もらう ことが多。 この間に指導教官の研究室 を訪ねた り、指導教官 と連絡 を取 っ た りして、特 に、専 門用語 についての指導 を受 けた り、写真 な どの視覚資料 を借 りた りす る者 もいる

(3)原稿が完 成 した者 は原稿 をコンピュー ターの ワープロソフ トを使 って清 書す る。清書 も必ず教員がチ ェ ックす る。 さらに当 日、出席者 に配 る語嚢 リ ス トを作成す る リス トに載せ る語嚢 は、専 門性 の高い語 を中心 に、10‑

20を学生が選ぶ。一つの語 につ き、 日本語、 日本語の読み、英語の意味 を 載せている また、発表用のスライ ドなどを作成す る。

ちなみに、2000年度後期の発表題 目は、つ ぎの とお りであった。

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50 日本語集 中コースでの 「専門の発表」の取 り組み

信 用 に基づ く銀行業務」

妊娠 中毒症

経営学 と市場 管理‑マーケテ ィングプラン」

「日本での英語 の教 え方 とイン ドネシアでの教 え方の比較」

「甲状腺癌の治療法」

道徳教育」

「自然科学の教 え方」

「コンピュー タを使 った授 業」

「ポ リカルチ ャーシステムにおけるChapila(Gudusiachapra)が及ぼす 生産量 と餌 に与 える影響」

海域 における環境汚染物 質の動態 に関す る研 究」

(4)発表の練 習 を行 う 学生 は一 人ずつ、発表会場 となる部屋 で、一人 また はそれ以上の教員の前 で発表練習 をし、チ ェ ックを受 ける 内容 に関するチ ェ ックはすで に受けているので、 この時は、特 に発音の指導が な される た、パ ワーポ イン トを使用す るための機材 の使 い方や、そのほかの資料の効 果的な提示の仕方 な ども練習す る 夜遅 くまで発表用資料 の訂正 を続 ける学 生 もいる

なお、発表の後、学生が コンピュー ターを使 って打 ち込 んだ原稿 とパ ワーポ イン トなどを使 って作成 した提示用資料の一部 をま とめて、期 ご とに冊子 を作 成 している

4.発表当 日

発表の開始 は午前9時、 または9時半で、出席者 は、セ ンター長、専任 お よ び非常勤の教 員、テ ィーチ ングア シスタン トの 日本 人学生、会話パ ー トナー、

留学生の家族、留学生の友人な どである すべ ての発表 は記録 として残すため にビデオテープに録画 している 平均発表時間は一人5分程度で、その後の質 疑応答が5分か ら10分 くらいである ゼロス ター トの初級 クラスであるAクラ スか ら順番 に発表 を行 ってい く 途 中休憩 をは さみ、最後のCクラスの発表が 終わるのは12時前後 になる

留学生たちは緊張 した面持 ちで発表 に臨む。前 日の リハ ーサルでは非常 にス ムーズに発表練 習 を していた学生 も緊張で とぎれ とぎれになることも珍 しくな

(9)

い。基本的 には原稿 を見ないでぜ んぶ暗記 して発表 にのぞむ ように指導 してい るが、大学院入試 を控 えている者 な ど、暗記す る余裕の ない者は原稿 を見 なが

らの発表 となる場合がある

い ままで に9回 「専 門の発表」 を行 って きたが、最初の ころは質疑応答の時 に、ほ とん ど質問が出 ない場合 もあ った しか し、回 を重ねるにつれ専任や非 常勤教 員だけで な く、日本 人学生 なども積極的 に質問 をす るようになって きて、

質疑応答が充実 して きた。 さらに、最近 は留学生か らの質問 も増 えて きた。特 に、専 門が近 い留学生 同士 では非常 に興味深 い鋭 い質問が 出 されるこ ともあ

すべ ての発表が終 わ ったあ と軽食 と飲み物 を用意 し、簡単 な立食パ ーテ ィー を実施 している。集中 コースの修了式 は別に設 け られているが、 日本語 の学習 と 「専 門の発表」 も終 えたあ とにあ るこの立食パーテ ィーが事実上 の "修了式"

の ような ものである と言える 事実、 この席では留学生 たち も非常 に リラ ック ス し、 ひとつ0?区切 りを祝 うかの ように教員や留学生仲 間、ボランテ ィアの学 生 たち と談笑 している姿が見 られる

6.終 わ り に

専 門の発表は当留学生セ ンターの教員全員が協力 して行 ってお り、特 に 技 能別 クラスでの取 り組みが よ りよい 「専 門の発表に役立 っている と考 え ら れる。第10期以 降 も 「専 門の発表」をコースの中で続 けてい くつ もりであるが、

今後 、

① 質疑応答の際 に英語の使用 を許すか どうか、

② 各技 能別 クラスで、 「専門の発表」 を視野 に入れた内容 をさらに もりこむ こ とがで きないか、

(彰一般 コースの中で発表 に焦点 を当てた クラスを開設で きないか、

な どについて、検討 し、改善 してい きたい と考 えている

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52 日本語集中コースでの 「専門の発表」の取 り組み

1)守 山憲子他 (200 0)留 学生の求めている こと‑研修 コース修了生 インタビュー調 査報告長崎大学留学生セ ンター紀要』 第8、pp.130

2)読解 ・作 文」の授 業の概 要は本紀 要の 「授 業記録」 にあ る。

3)実践会話演 習」 につ いては、松本 久美子 (1999)留学生 と日本 人学生 の初級 会話合 同 クラスー双方 向学習 に よる異文化 コ ミュニ ケー シ ョン能力の養成‑

崎大学留学生 セ ンター紀要』第7、pp.134 に詳 しく述べ ている。

4)松本久美子 (2000)留 学生 と日本 人学生 のための会話素材集 ‑Letsgettoknow eachotherbetter』長崎大学留学生 セ ンター

(*留学生 セ ンター助教授 、**同講師、***同教授 )

参照

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