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学校・博物館連携に関する研究

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学校・博物館連携に関する研究

一貸し出し教材の開発・実践・効果の分析一

教育科学専攻理数・生活系教育領域 東 垂 水 琢 哉 提出日

2015

2

1 3

(2)

論文要旨

学校・博物館連携は,法令や学習指導要領に明記されており,重要性が指摘されている.し かし,連携数は少なく,積極的な連携は行われていない.本研究では,博物館の貸し出し標本 に着目した.三重県において学校・博物館連携を促進すること目的とし,三重県総合博物館と 共同して,貸し出し教材を開発したまた, 3度の試行(試行①,②,③)を通して,貸し出し教 材の改善に取り組むとともに,貸し出し教材を活用した授業の効果を分析した.そして,授業 から約1年後に追跡調査を実施し,長期的な視点に立った貸し出し耕オを活用した授業の効果 を分析した.

貸し出し耕オは,標本,ワークシート,指導案,教師用資料で構成した標本は,ニワトリ の骨格標本とし, 9体製作した.授業テーマを「ヒトとトリの体のっくりと運動J とし,単元 は,小学校第4学年「人の体のっくりと運動J,中学校第2分野「動物の生活と生物の変遷」に 位置づけた.

試行①では,試作した貸し出し教材の改善を目的とし,小学校4年生1クラスを対象に筆者 が貸し出し教材を活用した授業を実施した.参観した教員から「時間J,i観察方法・内容」に ついて,課題が挙げられた.これを踏まえて,教員が貸し出し教材を活用しやすくするため,

観察活動の方法と内容の複線化を図った.

試行②では,教員が貸し出し教材を活用できるかの検証を目的とし,中学校2年生2クラス,

教員2名を対象に貸し出し教材を活用した授業を実施した.授業を行った教員から,授業を行 う上での課題が挙げられた.このことから,貸し出し教材だけで教員が授業を行うことは困難 であることがわかった.そこで,教員研修を導入した貸し出し教材の実践方法を考案した.

試行③では,教員研修を導入した実践方法を用いて,貸し出し教材を活用した授業を実施し た.目的は,貸し出し教材を活用した授業により,児童・生徒,教員の博物館への興味・関心 が高まるか,教員が貸し出し教材を活用できるかの検証とした.また,対象は小学校 4年生 3 クラス, 6年生 1クラス,中学校2年生5クラス,小学校教員2名,中学校教員3名とした.

この試行から,貸し出し教材を活用した授業により,児童・生徒,教員の博物館への興味・関 心が高まることが明らかとなった.また,研修は,教員が貸し出し耕オを活用した授業を行う ためには必要で、あり 有効であることが明らかとなった.そして 観察方法と内容を複線化し たことで,児童・生徒の様子や教員の考えから,教員が授業を構成することができた.

追跡調査では,長期的な視点に立った貸し出し教材を活用した授業の効果の分析を目的とし,

それぞれの試行から約1年後に,児童・生徒,教員,保護者を対象に追跡調査を行った.長期 的な視点からみると, 1度の貸し出し教材を活用した授業では,児童・生徒の博物館への興味・

関心は高まらず,博物館の利用経験も変化しないことが明らかとなった.一方で,教員の博物 館活用,利用への興味・関心は高まるが,博物館の利用・活用経験は変化しないことが明らか となった.また,親子での博物館の利用経験に,貸し出し教材を活用した授業の効果はみられ なかった.

(3)

本研究では,ニワトリの骨格標本についての貸し出し教材を開発し,教員研修を導入した貸 し出し教材の実践方法を確立することができた.また,貸し出し教材を活用した授業により,

授業直後の児童・生徒,教員の博物館への興味・関心を高めることができたしかし,長期的 な視点からみると,教員の博物館利用・活用への興味・関心は高められたが,児童・生徒の博 物館への興味・関心,博物館の利用経験,教員の博物館の利用・活用経験に変化はみられなか った.児童・生徒の博物館への興味・関心を高めるためには,学校と博物館の継続的な連携が 必要といえる.本研究の貸し出し教材の活用単元は,小学校,中学校合わせて2単元に限られ る.今後,教員の継続的な活用を可能にするため,新たな単元での貸し出し教材を開発する必 要があると考える.

(4)

く 目 次 >

はじめに ...…・……・・・・・…・一……...…ー・…・・・…一一一……・・………...

11.貸し出し教材の開発・実践とその効果の分析………一………・………… 1.  目的

2.方 法

3.貸 し 出 し 教 材 の 試 作

4.貸 し 出 し 教 材 の 試 行 ① と 改 善 ・ 完 成

5.貸し出し教材の試行②と実践方法の改善・確立 6.貸 し 出 し 教 材 の 研 修 の 実 践

7.貸し出し教材の試行③と貸し出し教材を活用した授業の効果の分析 8. まとめ

m .

長 期 的 な 視 点 に 立 っ た 貸 し 出 し 教 材 を 活 用 し た 授 業 の 効 果 の 分 析 … … … … 66 1.  目的

2.方 法 3.結 果 ・ 考 察 4.まとめ

IV.  おわりに ・・……・・…・・・・・・・・・・・・・……ー・・・・…・・・・・…一・…・・・…・ー・・・・…・・・・…・…一……‑一… 94 

謝 辞 ・・・一………・・…・・・・…一一一...…・一...…・・・・・……・・・一一...…一....…・・………ー 94 

参考文献・………・………...・H ・‑…………・・・………・・……… 94

(5)

.はじめに

近年,学校・博物館連携の重要性が指摘されている.小学校学習指導要領解説理科編の指 導計画の作成と内容の取扱いにおいて, I博物館や科学学習センターなどと連携,協力を図 りながら,それらを積極的に活用するよう配慮することJ(文部科学省, 2008a),中学校学 習指導要領解説理科編の指導計画の作成と内容の取扱いにおいて, I博物館や科学学習セン ターなどと積極的に連携,協力を図るよう配慮することJ(文部科学省, 2008b) と記述さ れている.また,博物館法では, I第一章第三条学校,図書館,研究所,公民館等の教育,

学術又は文化に関する諸施設と協力し,その活動を援助すること」と明記されている.

このように,学校・博物館連携の重要性が指摘されている一方で,連携数は少ないのが現 状である.平成20年度小学校理科教育実態調査((独)科学技術振興機構理科教育支援セン ターほか, 2008)によると,小学校において科学館や科学系博物館などでの理科や生活につ いて学習する機会を 6年間で 1回も設けていない学校が 25.8%1回設けた学校が 16.9%

であった.つまり 4割の小学校が6年間で 1回も設けていない,または 1回しか設け て い な い . ま た 平 成24年度中学校理科教育実態調査((独)科学技術振興機構理科教育支 援センターほか, 2013)によると,中学校において科学館や科学系博物館などでの理科につ いて学習する機会を年に 1回も設けたことがないとの回答が,第 1学年で78.7%,第2 年で83.7%,第3学年で85.9%であり, 1回設けたとの回答が第 1学年で 17.4%,第2 年で 13.2%,第3学年で 10.4%で、あった.つまり, 95%以上の中学校が各学年で 1回も設

けていない,または 1回しか設けていない.

三重県の学校・博物館連携の現状をみると,三重県には,資料や学芸員の存在,開館日数,

必要な建物や土地等のいくつかの要件を備えた博物館登録施設は 18施設,それに準ずる博 物館相当施設は3施設ある(表1‑1) (三重県教育委員会, 2008).この 18施設の博物館を種 別に分類すると美術・歴史・考古の博物館が多い.一方で,科学系博物館はなく,理科に関 連する博物館は少ない.さらに,入館料など予算の面も考えると,理科教育で活用可能な博 物館は限られているといえる.理科教育で活用できる博物館の1っと考えられる四日市市 立博物館では,プラネタリウムの学習投影や連携授業が行われているが,対象は北勢地区の み限られている(四日市博物館「学校連携J).また,三重県総合博物館は、平成19 10 から平成 26 4月まで,新県立博物館開館準備と現施設の老朽化のため、休館していた.

そのため,これまで学校と博物館の連携はほとんど行われておらず,また,体制も整ってい ない状況であった.このような博物館の現状から,三重県において,学校が理科教育で博物 館を活用することは困難であると考えられる.

このような学校・博物館連携の現状の背景には、いくつかの課題が挙げられている.全国 の小学校,中学校の理科主任担当者へ行った小・中学校と博物館の連携に関するアンケート 調査(独立行政法人国立科学博物館, 2009)によると,学校が博物館を授業で活用しにくい 理由として,小学校では, I近隣に適当な博物館等がなしリ (70.0%)I交通費,見学料など の費用が確保できないJ(46.7%), I博物館等に行く時聞がないJ(46.3%)が挙げられている.

(6)

1‑1.三重県の博物館(博物館登録施設と博物館相当施設)

区分 種別 博物館名

全肝会心ム口 三重県立博物館、四日市市立博物館、神宮徴古館

神宮農業館

美術 =重県立美術館、澄懐堂美術館、 paramitamuseum  石水博物館、神宮美術館

博物館 歴史・考古 斎宮歴史博物館 登録施設 美術・歴史 桑名市博物館

考古 鈴鹿市考古博物館

歴史 亀山市歴史博物館、朝日町歴史博物館、本居宣長記念館 考古・歴史 松阪文化財センター、松阪市文化財センター(はにわ館)

民族 海の博物館 博物館

相当施設 水族 二見シーパラダイス、烏羽水族館、志摩マリンランド

中学校では, I博物館に行く時聞がないJ(64.7%), I近隣に適当な博物館がないJ(64.6%), 

「交通費,見学料などの費用が確保できないJ(51.0%), I教科間,学級間で日程の調整がで きないJ(39.7%)が挙げられている.つまり, I学校と博物館の距離」や「費用J,I時間」が 学校・博物館連携の課題となっているといえる.

これらの課題を解決する 1つの手立てとして,学芸員が標本等の資料を持って学校へ出 向き、授業を行う出前授業が考えられる. しかし,川上(2012) I団体の来館者が多くな り,それへの対応に追われるために,出前授業の要請に応えられなくなってきている.J 述べており,学芸員の多忙さが指摘されている.このことから,学芸員が学校へ出向き,出 前授業を行うことが困難となっている.

そこで,貸し出し標本に着目した.貸し出し標本は,学校へ標本を貸し出すものである.

貸し出し標本を活用することにより,博物館と学校の距離や博物館へ行く費用,時間に影響 されることなく,近隣に博物館がない学校や授業時間の確保が難しい学校においても連携 を行うことが可能である.また,博物館側においても,学芸員が学校へ出向くことや出前授 業等の授業準備を行う必要がない.このような点から,貸し出し標本は学校・博物館連携を 促進させる有効な手立てであると考えられる.標本等の貸し出しの取り組みは,全国の博物 館で行われている(例えば,国立科学博物館「学習用標本貸出J,大阪市立自然史博物館「貸 出キットjなど).しかし,全国の博物館(2257館)を対象に行った博物館総合調査研究(財団 法人日本博物館協会, 2009)によれば,資料・図書の貸出を行っている博物館は 35.2%であ るが、「よくある」と回答した博物館は3.3%であり、標本等の資料の貸し出しは積極的に行 われていない.

また,三重県において,資料等の貸し出しの現状として,三重県立美術館の「アートカー

(7)

ドみえJ(三重県立美術館「鑑賞教育支援教材「アートカードみえ」の貸し出しJ)や亀山市 歴史博物館の「歴博貸出ユニットJ(亀山歴史博物館

r r

歴博貸出ユニット」リストJ)が挙げ られる.しかし,これらの資料の多くが美術や社会等の科目での活用に限られており,理科 において活用可能である資料の貸し出しはほとんど行われていない.

そこで,本研究では,三重県において,学校・博物館連携を促進させることを目的とし,

貸し出し教材を開発し,貸し出し教材を活用した授業による効果を検証した.本研究は,

r

し出し教材の開発・実践とその効果の分析」と「長期的な視点に立った貸し出し教材の効果 の分析Jの2章で構成した.

11.貸し出し教材の開発・実践とその効果の分析 1.  目的

三重県総合博物館と共同して貸し出し標本を作製し,貸し出し教材を開発した.また,度の貸し出し教材を活用した授業を通して,教材の改善に取り組むとともに,授業により,

児童・生徒,教員の博物館への興味・関心が高まるか,教員が貸し出し教材を活用できるか を検討した.

2.方法

以下の 8つの手順を踏んで,貸し出し教材の開発と試行,貸し出し教材を活用した授業 の効果の分析を行った.

(1)貸し出し教材の試作 (2)貸し出し教材の試行① (3)貸し出し教材の改善・完成 (4)貸し出し教材の試行②

(5)貸し出し教材を活用した授業の実践方法の改善・確立 (6)貸し出し教材の研修の実践

(7)貸し出し教材の試行③

(8)貸し出し教材を活用した授業の効果の分析

3.貸し出し教材の試作

貸し出し教材は,標本,指導案,ワークシート,教師用資料の4つで、構成した.貸し出し 教材を開発するにあたって,①学校で扱う内容を深める学習,②体験を通した学習,③複数 の学年で活用できる内容 3つを重視することとした.

これらを踏まえて,標本,授業テーマ,単元の位置づけを決定した.貸し出し標本は,ニ ワトリの骨格標本とし,授業テーマは,ヒトとトリの体のっくりと運動とした.単元は,小 学校第4学年「人の体のっくりと運動J,中学校第2分野「動物の生活と生物の変遷」に位

(8)

置づけ,教科書に載っていない発展を含む内容とした.

ニワトリの骨格標本は, 1体を少人数で観察することができるようにするため, 9体製作 した.製作にあたっては,博物館の専門の講師の方に指導していただき,以下の (1)'"'(5) 手順で、行った.ニワトリは,養鶏場でいただいた廃鶏を用いた.完成したニワトリの骨格標 本を図n‑31に示す.

(1)メス,解剖用はさみ,ピンセットでニワトリの皮をまれ、だ.

(2)水で煮込みながら,歯ブラシ,ピンセットで肉を取り除いた.この段階で,体の各部位 が混ざらないようにネット袋にいれ小分けした.

(3)除肉後,排水パイプ用洗剤につけ,取りきれない肉や臆を溶かした.

(4)(2), (3)の作業を繰り返し,肉を全て除去した.

(5)肉を除去できたら,半日'"''1日乾燥させ,頭,首,胸,背中 尻,前肢(2本),後肢(2 本)の部位ごとに接着剤を用いて組み立てた.

n‑3・1.完成したニワトリの骨格標本

4.貸し出し教材の試行①と貸し出し教材の改善・完成 4.1  目的と方法

貸し出し教材の改善を目的として, 2012 1213日,三重大学教育学部付属小学校4 年生 1クラス(37名)を対象に, 2時限の授業を実施した.授業者は,本来,教員であるが,

教材の改善を目的としたため,教材開発者である筆者が授業を行った.また,試行対象校の 教員 3名と大学院生2名が授業を参観した.

4.2  授業の概要

授業は,以下の導入,観察活動,まとめの3部で構成し,実施した.

(9)

(1)導入

・ヒトとトリの体を動かすしくみと運動の特徴 .観察の仕方・注意点の説明

(2)観察活動

.パズルをしてみよう

.トリの骨格のさわった感じゃ重さ

‑首,背中,手の骨の数を数えて,くらべてみよう

・足のっくりをくらべてみよう

‑背中やお尻の骨をくらべてみよう

・ヒトやトリにしかない骨や骨のっくりを見つけてみよう (3)まとめ

・ヒトとトリの体のっくりと運動の関係を考えてみよう .他の動物についても考えてみよう

4.3  分析方法

授業後に,児童,授業を参観した教員を対象にアンケート調査を実施した.また,参観し た教員2名,大学院生2名と検討会を行った.

アンケート調査について,児童へのアンケートを図II-4・ 1 に示す.質問 (1)~(4) , (6), (7) 

は選択,質問(5)(8)は記述で尋ねた.質問(1), (2), (7)は,博物館への意識について問うも のとした.質問 (3)~(6) は,授業の難易度,理解度,授業内容への興味・関心など,貸し出 し教材の評価について問うものとした.質問(8)は,授業の感想を問うものとした.

(10)

(1)これまでに家族で博物館に行ったことはありますか.

ア.何回か行ったことがある イ.行ったことがある ウ.行ったことがない (2)これまで博物館にきょうみがありましたか.

ア.とてもきょうみがあった イ.少しきょうみがあった ウ.あまりきょうみがなかった エ.全くきょうみがなかった (3)骨格標本を使ったじゅぎょうのむずかしさはどうですか.

ア.とてもむずかしかった イ.少しむずかしかった ウ.少しかんたんだ、った エ.とてもかんたんだった (4)骨格標本を使ったじゅぎょうはわかりましたか.

ア.よくわかった イ.だいたいわかった エ.少しわからなかった エ.ほとんどわからなかった

(5)むずかしかったところ,わからなかったところがあれば書いてください.

(6)動物の体のっくりと運動についてヒトやトリ以外の動物についても調べたいと思い ますか.

ア.調べたい イ.機会があれば調べたい ワ.あまり調べたくない エ.調べたくない

(7)これから,博物館に行っていろいろ調べてみたいと思いましたか.

ア.行ってみたい イ.機会があれば行きたい ウ.あまり行きたくない エ.行きたくない

(8)じゅぎょうをうけての感想を書いてください.

II‑4・1.児童への授業後アンケートの質問

教員へのアンケートの質問を図ll‑42に示す.質問(1)""(4)(6), (7)は選択,質問(5)

(8)は記述で尋ねた.質問(1), (2), (6), (7)は,博物館への意識について問うものとした。

質問(3),(4), (5)は,授業の難易度,使いやすさ等,貸し出し教材の評価について問うも のとした.質問(8)は,貸し出し教材を活用した授業の感想 博物館へ期待することを問う ものとした.

(11)

(1)これまでに博物館の展示や出前授業,貸し出し資料などを学校で活用したことがあり ますか.

ア . 何 回 か あ る イ . あ る ウ.ない

(2)これまでに授業で博物館を活用したいと思いましたか.

ア.とても思った イ.少し思った ウ.あまり思わなかった エ.全く思わなかった (3)今回の貸し出し資料を活用した授業の内容の難易度はどうでしたか.

ア.とても難しかった イ.少し難しかった ウ.少し簡単だった エ.とても簡単だ、った (4)今回のパッケージは使いやすいと思いますか.

ア.とても使いやすかった イ.まあまあ使いやすかった ウ.少し使いにくかった エ.とても使いにくかった

(5) (3)(4)について 良かった点や悪かった点などありましたらお書きください.

(6)今後,博物館を活用した授業を行いたいと思いますか.

ア.活用したい イ.機会があれば活用したい ウ.あまり活用したくない エ.活用したくない

(7)博物館に関するものとして もっとも授業で活用したいのはどれですか. 1つお選び ください.

ア.貸し出し資料(パッケージ) イ.展示 ウ.出前授業(学芸員による) エ.その他 (8)今回,博物館を活用した授業を行ってどのような感想を持たれましたか.また,博物

館を活用した授業について,今後どのようなことを期待しますか.

図rr42.教員への授業後アンケートの質問

4.4  結果・考察

4.4.1  児童へのアンケート調査

アンケートの回答は,児童37名から得られた.

まず,博物館への意識について,質問(1)(2), (7)の結果を示す(表E41'"''3).質問(1) は,約65%の児童が博物館へ行ったことがあると回答しており,さらに約 38%の児童が複 数回行ったことがあると回答した.質問(2)では,約 78%の児童が授業実施前に博物館へ興 味・関心があると回答した.質問(7)では,約 97%の児童が授業後に博物館へ行きたいと回 答した.

(12)

E4・1.質問(1)

r

これまでに家族で博物館に行ったことはありますかJの回答内訳

回答 人数(割合)

ア.何回か行ったことがある 14(38%) イ.行ーったことがある 10(27%) ウ.行ったことがない 13(35%)

n ‑ 4

2 .

質問

( 2 )r

これまでに博物館に興味がありましたかJの回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とても興味があった 11(30%) イ.少し興味があった 18(48%) ウ.あまり興味がなかった 4(11%) エ.全く興味がなかった 4(11%)

n ‑ 4

3 .

質問

( 7 )r

これから,博物館に行っていろいろ調べてみたいと思いましたかj 回答内訳

回答 人数(割合)

ア.行ってみたい 17(46%) イ.機会があれば行きたい 19(51%) ウ.あまり行きたくない 0(0%)

エ.行きたくない 1(3%)

ここで,博物館への来館経験と興味・関心の関係をみるために,質問(1)(2)の結果から,

博物館への来館経験の有無ごとに,博物館への興味・関心がある児童,ない児童の人数を2 X2のクロス表に示した(表ll‑44).質問(1)において, iア.何回か行ったことがあるj,iイ.

行ったことがある」の回答を「行ったことがあるj,iウ.行ったことがなしリの回答を「行 ったことがなしリとした.質問(2)において, iア.とても興味があるj, iイ.少し興味があ る」の回答を「興味・関心ありj,iウ.あまり興味がなかったん「エ.全く興味がなかった」

の回答を「興味・関心なし」とした.直接確率計算で検定した結果,博物館へ行ったことが ある児童,ない児童の人数の偏りに有意な差がみられた(両側検定:p=0.0042, p.01). のことから,博物館へ行ったことがある児童の方が博物館への興味・関心が高いといえる.

(13)

n‑44.児童の博物館の来館経験と興味・関心の関係

興味・関心あり 興味・関心なし

1 T

ったことがある (N=24) 23  行ったことがない (N=13) 

また,授業前後の児童の博物館への興味・関心の変化をみるために,質問(2),(7)の結果 から,授業実施前後での博物館へ興味・関心がある児童,ない児童の人数を2X2のクロス 表に示した(表rr'45).質問(2)において,

r

ア.とても興味があるん「イ.少し興味がある J の回答を「興味・関心ありJ)

r

ウ.あまり興味がなかったJ

r

エ.全く興味がなかった」の 回答を「興味・関心なし」とした.また,質問(7)において,

r

ア.行ってみたいJ

r

イ.機 会があれば行きたしリの回答を「興味・関心ありJ

r

ウ.あまり行きたくなしリ,

r

エ.行き たくない」の回答を「興味・関心なし」とした直接確率計算で検定した結果,授業実施前 後の児童の人数の偏りに有意な差がみられた(両側検定:p=0.0281p<.05).このことから,

貸し出し教材を活用した授業により,児童の博物館への興味・関心が高まったといえる.し かし,授業を実施したクラスは,授業実施前から約 80%の児童が博物館へ興味・関心を持 っており,元々,博物館への興味・関心が高かったクラスといえる.また,貸し出し教材の 授業者は,本来は教員であるのに対し,今回の授業で、は筆者で、あった.そのため,博物館へ の興味・関心が高くないクラスの場合,授業者が教員である場合も同様の結果となるのか,

今後,試行,実践を行い,検討していく必要がある.

n

45.児童の博物館への興味・関心の変化

興味・関心あり 興味・関心なし

授業前 29  8 

(N=37) 

授業後 36 

(N=37) 

次に,貸し出し教材の評価について,質問(3)(4), (6)の結果を示す(表rr'46'"'"'8).質問

(3)では,約78%の児童が授業を難しかったと回答した.質問(4)では,約94%の児童が授業 をわかったと回答した.質問(6)では,約94%の児童が他の動物について調べたいと回答し た.これらのことから,児童は,貸し出し教材を活用した授業を難しいと感じながらも,学 習内容を理解することができ,授業を通して学習内容に対しての興味・関心が高められたと いえる.

(14)

11‑46.質問(⑪「骨格標本を使った授業の難しさはどうですかjの回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とても難しかった 3(8%)

イ.少し難しかった 26(70%)

ウ.少し簡単だ、った 6名(16%)

エ.とても簡単だ、った 2(6%)

11‑4‑7.質問(4)

r

骨格標本を使った授業はわかりましたか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とてもわかった 21(56%)

イ.だいたいわかった 14(38%)

ウ.少しわからなかった 1(3%)

エ.ほとんどわからなかった 1(3%)

11‑48.質問(6)

r

動物の体のっくりと運動についてヒトやトリ以外の動物についても調 べたいと思いますか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.調べたい 13(35%)

イ.機会があれば調べたい 22(59%)

ウ.あまり調べたくない 1(3%)

エ.調べたくない 1(3%)

質問(5)の回答を添付資料 1に載せる.明らかな誤字,脱字は,筆者が修正した.回答し た児童は 21名で、あった.回答を分類したところ, 4つに分類することができた(図 H 3). むずかしかったところ,わからなかったところの回答として,

r

パズルが難しかったJ

r

の数を数えるのが難しかった」などの観察活動についてや,

r

ヒトとトリはどうして体のっ くりが違うのかわからなかったん「人間とトリの骨の同じところや違うところが難しかっ た」など,学習内容についての回答が多く挙げられた.今回の試行においての観察活動では,

ヒトとトリの骨格を部位ごと,様々な観察の仕方で、観察を行った.そのため,子どもたちに とって,観察活動が難しく,ヒトとトリの骨格について,理解することが難しかったと考え られる.一方で,学習した内容だけでなく,

r

ほかの動物はどうだろうJなど,学習した内

(15)

容以外のことについての質問も挙げられていることから,学習内容への興味・関心が高まっ たと考えられる.

観察活動 授業内容

授業で扱っていない内容 竺竺竺竺竺 3

ワークシート ・・ 1

10 

10 

II‑43.難しかったところ、わからなかったところ 11 

15 (人)

次に,授業の感想、について,質問(8)の回答を添付資料 2に載せる.明らかな誤字,脱字 は,筆者が修正した.回答した児童は, 37名で、あった.回答を分類したところ, 4つに分類 することができた(図II‑4‑4).回答をみると, I楽しかった,面白かった,良かった」や かった,わかりやすかった」などの回答が多くみられた.との回答の理由として, I観察活 動をしてjや「本物の標本に触ることができてJなどが多く挙げられた.本物の標本を活用

したことで,学習内容への興味・関心を高め,理解を深めることができたといえる.

楽しかった、頭白かった、良かった わかった、わかりやすかった

競べたい、博物館へ行きたい 圃園田園圃園 6

難しかった、わからなかった 一一一一 4

その他 ・・・ 3

10  II‑44.授業の感想 4.4.2  教員へのアンケート調査

15  20  2 20 

25 (人)

アンケートの回答は,授業を参観した教員 3名から得られた.ただし,教員 1名は授業 の一部のみの参観である.そのため,本試行における教員のアンケートについては,選択肢 の回答は結果のみ示すこととし,記述回答から考察することとした.

まず,博物館への意識について,質問(1)(2), (6), (7)の結果を示す(表II‑49'"'‑'12). 問(1)では, 2名の教員が博物館を学校で活用したことがあると回答した.質問(2)では, 2 の教員がこれまでに博物館を活用したいと思ったことがあると回答した.質問(6)では, 3 の教員すべてが博物館を活用したいと回答した.質問(7)では,博物館を活用するにあたっ

(16)

1名が貸し出し資料, 2名が出前授業を活用したいと回答した.

n ‑ 4

9 .

質問

( 1 ) r

これまでに博物館の展示や出前授業,貸し出し資料などを学校で活用 したことがありますか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.何回かある 0名(0%)

イ.ある 2名(67%)

ウ.ない 1名(33%)

n ‑ 4

10.質問(2)

r

これまでに授業で博物館を活用したいと思いましたかJの回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とても思った 1名(34%)

イ.少し思った 1名(33%)

ワ.あまり思わなかった 0名(0%)

エ.全く思わなかった 1名(33%)

n ‑ 4

1

1.質問

( 6 )r

今後、博物館を活用した授業を行いたいと思いますか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.活用したい 1名(33%)

イ.機会があれば活用したい 2(67%) ウ.あまり活用したくない 0名(0%) エ.活用したくない 0名(0%)

E 12.質問(吟「博物館に関するものとして,もっとも授業で活用したいのはどれで すか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.貸し出し資料(パッケージ) 1名(33%)

イ.展示 0名(0%)

ウ.出前授業(学芸員による) 2名(67%)

エ.その他 0名(0%)

(17)

次に,貸し出し教材の評価について,質問(3)(4)の結果を示す(表E 1314).質問(3) では, 2名の教員が教材を難しいと回答した質問(4)では, 1名の教員が使いにくいと回答

した.

n‑413.質問(3)

r

今回の貸し出し資料を活用した授業の内容の難易度はどうでした か」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とても難しかった 0(0%) イ.少し難しかった 2(67%)

ウ.少し簡単だ、った 0(0%) エ.とても簡単だ、った 0(0%)

無回答 1(33%)

n‑414.質問(4)

r

今回のパッケージは使いやすいと思いますか」の回答内訳

回答 人数(割合)

ア.とても使いやすかった 0(0%) イ.まあまあ使いやすかった 0(0%) ワ.少し使いにくかった 1(33%) エ.とても使いにくかった 0(0%)

無回答 2(67%)

質問(5)の回答を図ll45に示す.回答した教員は 1名で、あった.良かった点として,本 物の触れることができる点が挙げられた.悪かった点は,内容が多く,複雑で、あった点が挙 げられた.観察活動において,様々な観点,方法で観察したことから,教員は,内容が多く 難しいと感じたと考えられる.

‑③内容が盛りだくさんだった.ねらいとするところをより明確にわかりやすく.

④実際にふれられることが最高の良かった点.くみたてられるとなお良し.

E45.良かった点・悪かった点

次に,授業の感想、,博物館へ期待することについて,質問(8)の回答を図ll46に示す.

回答した教員は3名であった. ["子どもの興味・関心を高めることができるJ,["学校では得

(18)

ることができない知識を得ることができる」など,貸し出し教材を活用した授業の有効性に ついての記述がみられた.このことから,教員は授業を通して博物館の有効性に気づくこと ができたといえる.

‑子どもにとってとても興味ある内容でよかった.今日の授業がきっかけで,標本や博物 館に興味をもった児童がたくさんいたと思う.ありがとうございました.

‑学校では,準備できない物を専門の方に説明してもらいながら見る,触れる活動は,子 どもの興味,関心を高めるのにやはり有効だと感じました.

‑実物にふれ学校では得られない知識を得ることができると思いました.

E6.授業の感想・博物館へ期待すること

4.4.3  検討会

授業後の検討会の参加者は,授業を参観した教員 2名,大学院生 2名,博物館学芸員,筆 者で、あった.検討会で挙げられた意見を図

n

47に示す.

貸し出し教材は,本物を見ること,触ることができる点,児童の興味・関心を高める点,

学校では用意できない標本や資料を扱うことができる点で有効であるといった意見が挙げ られた.一方で,観察の視点が多く,観察方法も様々で、あったため,内容の多さや時間の問 題など貸し出し教材への課題が挙げられた.

‑実際に見る,触ることは大切だと感じた.

・児童の興味、関心が高まり学習のきっかけ作りになっている.また,生物の分野では,

学校で実物は用意できず 資料などしか用意できない.

‑もっと観察に時間をかけることができるとよい.

・全体として時聞がかかった.

‑内容が多かった.

・内容を絞って,観察に時間をかける.

‑児童中心の活動で、あったため,教師主導でなければ授業ができない学校もある.

n‑47.検討会での意見(抜粋)

4.5  教材の改善・完成

試行①でのアンケート結果,検討会での意見を踏まえて,貸し出し教材の改善を行った.

完成した貸し出し教材のワークシート,指導案,教師用資料を添付資料 3'"''8に掲載する.

児童のアンケート,検討会において,学習内容,時間,観察方法について課題が挙げられ た.これら課題から,教員が貸し出し教材を活用しやすいようにするため,観察活動におい て,方法と内容の複線化を図った.これにより,教員が観察方法と内容を自由に選択して授 業をすることができる.

(19)

方法について,教師主導型(Aタイプ),子ども中心型(Bタイプ)の 2つに区分し,ワーク シートを作成した.教師主導型とは,ワークシートの聞いに観察の観点を示し,その観点、に 沿って観察させる方法である.一方で,子ども中心型は,観察の観点を示さず,子どもたち 自身で観点を発見し観察させる方法である.例えば, 1さわってみよう」の観察において,

教師主導型では, 1トリの骨の重さはどうですかJ,1トリの骨のかたさはどうですかJ,1 リの骨のさわった感じはどうですか」と観点を与えて,観察させるのに対し,子ども中心型 では, 1トリの骨にさわってみて,気づいたことを書いてみよう」と観点を与えず,観察を

させる.

次に,内容について,表n‑415に示す2'"'"'4に観察活動を分類し,再構成した 14. くらべ・数くらべ」については,さらに5つに分類した 11.観察をはじめる前に」では,

既習知識を確認し,観察の仕方,注意点を説明する. 12. さわってみよう」では,ニワトリ の骨の重さ,固さ,触った感じなどを観察する. 13.パズルをしてみよう」では,ニワトリ の骨格標本を並べながら,ヒトとトリの全身の骨格を観察する.14.形くらべ・数くらべ」

では、ヒトとトリの骨格の形や数を観察,比較し,それぞれの特徴を発見する.15.まとめ よう Jでは,観察からわかったことと運動を結び付けて考え,まとめをする.1の導入, 2,  3の観察, 5のまとめを必修とし, 4の観察を選択とした. 4の観察は, 2時限で行う場合 , 4a'"'"'eのうち 2つ, 3時限で行う場合は,全て選択して授業を行うこととした.

このように観察活動において方法と内容を複線化したことで,クラスの実態,時間数,興 味・関心に合わせて 教員が授業を構成することが可能となった.

n‑415.観察内容

内容 目安時間

観察をはじめる前に 15

さわってみよう 5

パズ、ルをしてみよう 15 a.ある骨とない骨

b.首の骨 形くらべ・数くらべ

C.背中 尻の骨 15 (選択)※

d.手(腕と翼)の骨 e.足の骨

まとめよう 25

2時眼の場合は、4a‑e23時限の場合は全て選択できます。

(20)

5.貸し出し教材の試行②と実践方法の改善・確立

5.1  目的と方法

貸し出し教材を教員が活用できるかの検証を目的として, 2013 11 1日,三重中学 2年生31 2014128s,三重中学校2年生32名を対象に, 2時限の授業を実 施した以後,それぞれの試行を試行②‑12とする.授業者は,理科教員である教員 K H Nで、あった.

5.2  授業の概要

授業は,試行①を踏まえて改善した,表11‑415に示す内容で実施した.観察活動の方法 と内容は教員が選択した.

5.3  分析方法

授業後に,生徒へアンケート調査 教員へインタピ、ュー調査を実施した.

アンケートについて,生徒へのアンケートを図11-5・ 1 に示す.質問 (1)~(5) , (7), (8)は選 (6), (9)は記述で尋ねた.質問(1), (2), (8)は,博物館への意識について問うものとした.

質問 (3)~(7) は,授業の難易度,理解度,授業内容への興味・関心など,貸し出し教材の評 価について問うものとした.質問(9)は,授業の感想を問うものとした.

(21)

(1)①これまで、に家族で、博物館に行ったことはありますか.

ア.f子ったことがある イ.

1 T

ったことがない

(1)②①でアと答えた人のみ,答えてください.過去5年間で何回くらい行きましたか.

a.  1 b.  2 c.  3'"'"'5 d.  6'"'"'10 e.  11回以上 (2)これまで博物館に興味がありましたか.

ア.とても興味があった イ.少し興味があった ウ.あまり興味がなかった エ.全く興味がなかった (3)今回の授業は楽しかったですか.

ア.とても楽しかった イ.少し楽しかった ウ.あまり楽しくなかった エ.全く楽しくなかった (4)今回の授業はわかりましたか.

ア. とてもわかった イ.少しわかった ワ.あまりわからなかった エ.全くわからなかった (5)今回の授業の難しさはどうでしたか.

ア. とても簡単だ、った イ.少し簡単だ、った ウ.少し難しかった エ.とても難しかった

(6)今回の授業について,良かった点 悪かった点を書いてください.

(7)授業を受けて 授業内容についてもっと調べてみたいと思いますか.

ア.とても調べたい イ.少し調べたい ワ.あまり調べたくない エ.全く調べたくない

(8)授業を受けて,今後,博物館に行きたいと思いましたか.

ア.とても思った イ.少し思った ウ.あまり思わなかった エ.全く思わなかった (9)今回の授業を受けてどのような感想、を持ちましたか.自由に書いてください.

11‑51.生徒への授業後アンケ}トの質問

5.4  結果・考察

5.4.1  教員が行った授業における観察の方法と内容

それぞれの教員が,授業で、行った観察方法と内容を表

n

‑51に示す.

11‑5・1.試行②における観察方法と内容

日時 試 行 教員 人数 観 察 方 法 観 察 内 容 2013/1111  試 行 ②1 31 教師主導型 a,  2014/12/8  試 行 ②2 H N   32 教師主導型 a, 

(22)

5.4.2  生徒へのアンケート調査

アンケートの回答は,試行②‑131名,試行②‑232名から得られた.

まず,博物館への意識について,質問(1)(2), (8)の結果を示す(表II‑52"'5)̲質問(1)で は,約 60%の生徒が過去 5年間で、博物館へ行ったことがあると回答しており,行ったこと がある生徒の約52%が複数回行ったことがあると回答した質問(2)では,約 51%の生徒が 授業実施前に博物館へ興味・関心があると回答した.質問(7)では,約 55%の生徒が授業後 に博物館へ行きたいと回答した.

11‑52.質問(1)①「これまでに家族で博物館に行ったことはありますかJの回答内訳 ア.行ったことがある .1Tったことがない 試行②‑1(N=31)  20(65%) 11(35%) 試行②‑2(N=32)  18(56%) 14(44%) 合計 (N=63) 38(60%) 25(40%)

11‑5‑3.質問(1)②「過去5年間で何回くらい行きましたかjの回答内訳 d.6'" 10  e.11 その他 a.1 b.2 c.3"'5

以上 (無回答) 試行②‑1(N=20)  10 3 6 0 1 0

(50%)  (15%)  (30%)  (0%)  (5%)  (0%)  試行②‑2(N=18)  7 5 3 1 1 1

(39%)  (28%)  (17%)  (5%)  (5%)  (6%)  合計 (N=38) 17 8 9 1 2 1

(45%)  (21%)  (24%)  (2%)  (5%)  (3%) 

11‑54.質問(2)

r

これまで博物館に興味がありましたか」の回答内訳 ア.とても興味 イ.少し興味が ウ.あまり興味 エ.全く興味が

があった あった がなかった なかった 試行②‑1(N=31)  4名(13%) 13(42%) 10(32%) 4(13%) 試行②‑2(N=32)  5名(16%) 10(31%) 10(31%) 7(22%) 合計 (N=63) 9(14%) 23(37%) 20(32%) 11(17%)

表 1 ‑1.三重県の博物館(博物館登録施設と博物館相当施設) 区分 種別 博物館名 全肝会心ム口 、 三重県立博物館、四日市市立博物館、神宮徴古館 神宮農業館 美術 =重県立美術館、澄懐堂美術館、 paramitamuseum  石水博物館、神宮美術館 博物館 歴史・考古 斎宮歴史博物館 登録施設 美術・歴史 桑名市博物館 考古 鈴鹿市考古博物館 歴史 亀山市歴史博物館、朝日町歴史博物館、本居宣長記念館 考古・歴史 松阪文化財センター、松阪市文化財センター(はにわ館) 民族 海の博物館 博物館 相当施設
表 E 圃 4 ・1.質問 ( 1 ) r これまでに家族で博物館に行ったことはありますか J の回答内訳 回答 人数(割合) ア.何回か行ったことがある 1 4 名 ( 3 8 % ) イ.行ーったことがある 1 0 名 ( 2 7 % ) ウ.行ったことがない 1 3 名 ( 3 5 % ) 表 n ‑ 4 ・ 2
表 1 1 ‑ 4 ・ 6 . 質問(⑪「骨格標本を使った授業の難しさはどうですか j の回答内訳 回答 人数(割合) ア.とても難しかった 3 名 ( 8 % ) イ.少し難しかった 2 6 名 ( 7 0 % ) ウ.少し簡単だ、った 6 名(1 6 % ) エ.とても簡単だ、った 2 名 ( 6 % ) 表 1 1‑ 4 ‑ 7
表 r r‑ 5 ・ 1 0 . 質問( 5 ) r 今回の授業の難しさはどうでしたか」の回答内訳 ア.とても イ.少し ウ.少し エ.とても 簡単だ、った 簡単だ、った 難しかった 難しかった 試行②‑ 1(N=31)  1 名 ( 3 % ) 14 名 ( 4 5 % ) 1 6 名 (52%) 0 名 ( 0 % ) 試行②圃2(N=32)  5 名(1 5%) 14 名 ( 4 4 % ) 1 3 名 ( 4 1 % ) 0 名 ( 0 % ) 合計 (N = 6 3 ) 6 名(1 0%) 28
+7

参照

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