本 188
校
①暮ーナシ︵平︶ か︑るにーかsる︵広甲︶ーかsる程に︵鈴︶
②まてーナシ︵広甲︶ とまるへきーとまりつき︵古︶ 猶iナシ︵残・三︶
③る︑ーる〜に︵平︶ をーナシ︵広甲︶ とかいふとーといふと︵幽・慶・宮・鷹甲・黒︶
1か云と︵広甲︶ーかと︵鈴︶ とへはーとへと︵残・三・黒︶ーえへは︵伏︶
④もーナシ︵黒︶
家ー家居︵鈴︶
⑤
里ーうら︵松・静︶
⑥よするーよその︵鈴︶
⑦
川ーナシ︵広甲︶
たとりーナシ︵林・宮︶
⑧さかはーさかれ︵松︶ー酒均︵鈴︶
と︑まるーとsまり︵慶・平︶
⑨
也ーナシ︵林︶
⑩さかはーさかり︵鈴︶
湯
坂より浦にいて\日暮かsるに猶と
まるへき所とをしいつの大しまsて見
わたさるs海つらをいつことかいふととへ
はしりたる人もなしあまの家のみそある
あまのすむその里の名もしら浪の よするなきさに宿やからまし
まりこ川といふ河をいとくらくてたと
りわたるこよひはさかはといふ所にとs
まるあすはかまくらへ入へしといふ也
廿
九日さかはをいてs浜路をはるくと 十九ウ
10 9 8 7 6
(282)
5 4 3 2 1
189 校 本
① 海 のうヘー海つらを︵残・万・竹・三・岡︶1う み つら︵群︶ーうみのうへを︵松・九・古・静
・池・内・鈴・扶・鷹乙・広乙・天︶1海の︵広
甲︶ーうみのうへに︵林・学・慶・平︶
ほそきー心ほそき︵鈴︶
②
たりーたる︵九︶
③ ほそさーほそき︵竹・岡︶
浪
間ー浪ち︵黒︶
④しらするーすらする︵黒︶
⑤なきさにーなきさ︵林・伏︶ーみきわ︵宮・平︶
⑥有ー見え︵松・九︶ つるーぬる︵黒︶ つり舟ーつりふねも︵松・九︶ー舟︵林・広甲・
慶・伏︶すーつ︵竹︶
⑨都ーみやこの︵松・九︶
へた︑りはてーへたて果︵広甲︶ーへた﹀り
(静・慶・伏・鈴︶
もーを︵黒︶
⑩はなれー別れ︵松・九︶
かけもー立も︵鈴︶
ゆく明はなるs海のうへいとほそき月
出たり
浦 路
ゆくこsろほそさを浪間より
い
てNしらするあり明の月
なきさによせかへるなみのうへに霧たちて
あまた有つるつり舟見えすなりぬ
あまを舟こき行かたを見せしとや
浪に立そふうらのあさ霧
都 遠くへた二りはてぬるも猶夢の心地して
立
はなれよもうき波はかけもせし
廿 オ
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
140
①
な 九ら
)は
1 コ ノ ア ト
次
ノ ヨ ウ
本 校
ア ル
(松・
安嘉門院四条麗作
中院大納言置文和歌﹂日吉百ケ日参籠之
時日歌之内也Lいとはるsなかきいのち
のつれなくてなをなからへは子はいかに せん﹂ふる里に千世もとまてはおもはす
ととみのいのちをとふ人もかな
②
てーナシ︵三︶
はーをは︵松︶ のーか︵鈴︶
④てーナシ︵広甲︶ そーナシ︵慶・伏︶
⑥ 松 風ー松の風︵幽・残・群・松・九・広甲・学・静 ・池・慶・内・扶・宮・鷹甲・鷹乙・広乙・三・
天︶
はーナシ︵残・三︶ーす︵黒︶ いつしかーいつしかに︵残・三︶
⑥ お ほ つ か なきーおる人かなき︵伏︶
程にしもー枕にも︵黒︶
む
かしの人のおなし世ならは
あつまにてすむ所は月かけのやつとそいふ
なる浦ちかき山もとにて風いとあらし
山寺のかたはらなれはのとかにすこくて浪
の をと松風たえす都の音つれはいつしか
おほつかなき程にしもうつの山にて行
廿ウ
2 1
(283)
3 4 5 6
⑦ ことつけーことつて︵幽・九・慶・鷹甲・平︶ー
よりことつけ︵静︶ あひたりし山ふしのたよりにことつけ
7 ⑨ ⑧ 御有 ひ御申
蟻稟曇)方竹鈴
扶
Y竹
ひ古 あ潅矯
申たりし人の御もとよりたしかなる
ひ んきにつけて有し御返事とおほし
くて
8 9 10
141 校 本
② しくるらんーしくれけん︵松・九︶ ひまもーひにも︵鷹甲︶
ゆくりなくー又ゆくもなく︵松︶ー又ゆくり ③ゆくりなく⁝かたみなるへきーナシ︵鈴︶
なく︵九︶
⑤をーナシ︵広甲・学︶
事はー事︵平︶神無月1なか月の︵松・九︶
⑥ お ほしめしーおほし︵松・九・伏︶
⑦とーナシ︵九・慶︶
いとーナシ︵鈴・宮︶ やさしくーやさしくも︵鈴︶ た︑ーナシ︵鈴︶
⑧ か へりことはかりー御かへり事はかり︵松・
九・学・静︶ーかへり︵伏︶ーかへしはかり
(鈴・黒︶
をそーそ︵松︶
又きこゆるー聞︵広甲︶1又きこゆ︵静・伏・
宮・平︶1まつきこゆ︵慶︶1きこゆる︵黒︶
⑨ゆくりなくーいくりなく︵鈴︶
⑩うかれしーか〜りし︵宮︶
旅
衣 な み た を そ
へてうつの山
しくれぬひまもさそしくるらん ゆくりなくあくかれ出しいさよひの
月やをくれぬかたみなるへき
都 を出し事は神無月十六日なりしかは
いさよふ月をおほしめしわすれさりける
に
やといとやさしくあはれにてたsこの
か
へりことはかりをそ又きこゆる
めくりあふ末をそたのむゆくりなく 空
にうかれしいさよひの月
廿一オ
10 9 8 7 6 5
(284)
4 3 2 1
142
本 校
ためのりーナシ︵残・群・三︶ーためのりの君 ①さきのーさき︵黒︶
②勅撰にもたひく入給へりーたひくちよ よむーよひ︵鷹甲︶ の御女ーのむすめ︵松・九︶ー御女︵鷹乙︶ (松︶ーためのり君︵九︶
くせんにもいりたまへりし︵松・九︶ー勅
撰 た ひくいり給へり︵慶︶
③ きこゆる人1きこゆ︵群︶ーきこゆる︵伏︶ー 権ーナシ︵松・九・鷹乙︶
きこゆる人の︵宮︶
しかはーかはする︵鈴︶ ④申1ま︵松︶ーナシ︵伏︶
程のーほと︵鈴・黒︶おほつかなさーおほつかなき︵伏・鈴・鷹乙︶
⑤なとー︵池・鈴︶
使ー文︵幽・残・群・林・松・九・広甲・万・学・竹
・古・静・池・慶・内・鈴・扶・宮・鷹甲・鷹乙・
広乙・三・黒・岡・天・平︶
⑥
はるくとー見るくと︵古︶ さきの右兵衛のかみためのりの御女歌よむ
人 に
て勅撰にもたひく入給へり大宮
院の権中納言ときこゆる人歌の事ゆへ
あさ夕申なれしかはにや道の程のおほ
つ かなさなとをとつれ給へる使に
はるくとおもひこそやれたひ衣 甘一ウ
2 1
3 4 5 6 ほと1袖︵松・九・静︶ ⑦しくる︑1しるs︵静︶
とーも︵平︶
⑧ 返しにー返事に︵幽・残・学・慶・宮・黒︶かへ
し︵松・九・広甲・鷹乙︶ー御かへり事に︵鈴
・三︶ 返しに なみたしくるふほとやいかにと
7 8
⑨ おもひやれーおもへたs︵松・九︶ーおもひ やる︵鈴︶
おもひやれ露も時雨もひとつにて
9
認
{針
鈍
;
山ち分こし袖のしつくを
10
(285)
① ためかぬー中将ためかぬ︵松・九︶1ためか せうとのー御せうと︵松・九︶
む︵古︶ー口兼︵鷹甲︶︿ロバ空白﹀
さまーやう︵広甲・鈴︶
② お ほ つ か なさなとー覚束なくなと︵広甲︶ー お ほ つ か なきなと︵林︶ーおほつかなきと
(竹︶ーおほつかなと︵静︶1おほつかなさ
と︵慶・宮︶ー思ひなさるxと︵鈴︶
かきーかかきて︵古︶−云︵鈴︶
注 2行目﹁き﹂見セ消チ
③
にーナシ︵平︶
此 せうとのためかぬの君もおなしさまに お ほ つ
かなさなとかきて
苛 ふる郷はしくれにたちしたひ衣 雪
に や
いとふさえまさるらん
2 1
4 3
⑤かへしー返事︵黒︶かへし
5
旅
衣うら風さえて神無月
6
⑦ にーや︵平︶ 雲しくる〜雲に雪そふりそふ−空︵群・学・静・慶・三︶
7 本
しきかむもんゐんのみくしけ殿ときこ
8
143 校
⑩二たひ−二代︵伏・宮︶ 三たひのー三たひのしうにも︵松・九︶ー三
代︵伏・宮︶家々の1集の︵静︶ ゆるはこかの大政大臣の御女これも続後撰
より打つxき二たひ三たひの家々
10 9
廿ニオ
本 ヱ44 校
給へるーたる︵鈴︶ 歌i歌の︵幽・扶・鷹甲・広乙・黒︶ ①うちき︑ーうちきく︵静︶1うらかき︵黒︶
今はーいまも︵黒︶ こそはーこそ︵残・群・静・三︶ ②もーナシ︵幽・宮・鷹甲︶
安 嘉門院ー安喜門院︵伏︶
③かたーかたた︵平︶
のうちき瓦にも歌あまたいり給へる人 な れ は
御名もかくれなくこそは今は安
嘉門院に御かたとてさふらひ給ふあつ
廿
ニウ
2 1
3
④まかり申1まかり申す︵群︶ーまち申︵松︶
⑥ しかとーたりしかとみくしけとのは︵松・ にーナシ︵群・鷹乙︶
九︶1たりしかと︵学・静︶1しかとも︵鈴︶
⑥さりーねさり︵広甲︶
は
かりーはち︵松︶
い て たちi立︵黒︶
⑧出しにもー出にしも︵松・九︶ー出しも︵幽︶
ー出しと︵鷹甲︶
か︑り給てーか〜りて︵残・群・万・竹・古・
岡︶ーかsりたまひてたよりに︵松・九・
静︶
⑨ くれーくれて︵鈴︶ さへーさへも︵群︶1まて︵広甲︶ 草ー夢︵伏︶
⑩ 心 ほそさー心ほそき︵九・静︶
雪
のーナシ︵伏︶
ひまなきーひまなさ︵残・群・九・広甲・万・学
・竹・古・静・池・慶・内・扶・宮・鷹乙・広乙・
黒・岡・天・平︶
なとーと︵静・慶・宮︶ーナシ︵黒︶ まち思たちしあすとてまかり申のよし
に
北白河とのへまいりしかとみえさせ給
はさりしかはこよひはかりのいてたちもの
さはかしくてかくとたにきこえあへす
い
そき出しにも心にかxり給てをとつれ
きこゆ草の枕なから年さへくれぬる
心
ほ そさ雪のひまなきなとかきあつめて
4
5
(286)
7 6
9 8
10
きえかへりなかむる空もかきくれて
1
②そーに︵林︶
雪ーよそ︵鈴︶
ゆくーつ〜︵黒︶
③なとーなにと︵広甲︶
御 返しー御返事︵幽・残・万・学・竹・古・池・慶
・伏・鈴・扶・鷹甲・広乙・三・黒・岡・天︶1御
かへしあり︵松︶ー御返事あり︵九︶ー御返
り︵静︶1御返事そ︵内・鷹乙︶1返事︵宮︶
④とーナシ︵古︶
心 に かけまいらせーこsうかけまゐらせ
(残・万・竹・三・岡︶ー心にかけまいらせさ
ふらひ︵松・九︶
⑤けふーけふは︵残・群・万・竹・鷹乙・三・岡︶
文ー御文︵松・九・静︶
⑥まつーナシ︵慶・伏︶
こまかにーこまやかに︵学・静・慶︶
⑦
候にー候︵伏︶
はーの︵松・九︶ーナシ︵鈴︶
行幸の御うへとてーきやうかうこの御所へ
とてよのなか︵松・九︶ーきやうかうの御
こへとて︵古︶ー行幸のさふらへとて︵宮︶
ー行幸とて︵黒︶
ほとは雲井そ雪に成ゆく
なと聞えたりしをたちかへり其御
返したよりあらはと心にかけまいらせつ
るをけふしはすの廿二日文まちえて
めつらしくうれしさまつ何事もこま
か に申たく候にごよひは御かたたかへの行幸
2 3 4 5 6 7 本
の
御うへとてまきるsほとにておもふ計
8
校145
⑨ほいなうーほいなく︵松・九︶ーほいなうて
(広甲︶
⑩御まいり候ー御まゐり有︵残・群・万・学・竹・
静・慶・内・扶・広乙・三・岡︶ー御まいり︵林
・広甲・古・池・伏・鷹乙・天︶ー御参りなり
(鈴︶
もいかムとほいなうこそ御旅あすとて
御まいり候ける日しもみねとのsもみち
10 9
廿
三オ
⑳しらぬーきかぬ︵松・九︶ ⑨
程ー袖︵宮︶
⑧もーは︵鈴・鷹甲︶
校 本 ヱ46
⑥ ⑤ ④ ③ ② ①
御候こなを一御と候事こ候に
(松・平︶
鱗灘鰐欝
・静︶
宮・鷹甲・黒︶ー候し︵慶︶
そ︵伏︶
・伏︶
たに︵群︶1人またに︵松・
伏︶ 万・竹・古・池・内・鷹乙・万・竹・扶・広乙・岡︶ー侍
とあれは此たひは又たつ日をしらぬとあ
程はくも井のあはれをそしる かきくらし雪ふる空のなかめにも
事 は
さてもこれより雪に成ゆくと候し御返
た
つ日をきかぬうらみなりせは か
た に 袖 や ぬ
れまし旅ころも しかなとやかくとも御たつね候はさりし
ほとに後にこそかsる事とも聞え候 見にとてわかき人々さそひ候し 廿三ウ
10 9 8 7 6 5 4 3 2
(287)
1
147 校 本
① 返 事ー返し︵残・群・松・万・古・静・扶・広乙・
三・岡︶ー返り︵竹︶ をそーを︵池︶ーをそ又︵鈴︶ーそ︵三︶ きこゆるーきこゆ︵黒・平︶
③ にてーなる︵鈴・平︶ すーぬ︵黒︶
④ たよりーにより︵古︶1に便︵鈴︶
⑤中に1中にも︵平︶
⑥哀にー夜に︵鷹甲︶ーあわれ︵黒︶
⑦ 君 にi君の御か売へ︵鈴︶
さまくにーさまく︵松・九・広甲︶ 事ーことなと︵松・九︶ー事共︵静︶ 人々ー人︵松︶
⑨をそーを︵松・九︶−とそ︵黒︶
付けるーつ〜けsる︵鈴・宮・鷹甲・黒︶1つ
けつる︵松・九︶ る御返事はかりをそきこゆる
こふろからなにうらむらん旅衣 た
つ日をたにもしらすかほにて
あかつきたよりありときふて夜もすか
らおきゐて都の文ともかく中にことに
へた てなく哀にたのみかはしたるあね 君
に
おさなき人々の事さまくにかき
やる程れいの波風はけしくきこゆれは
たN今あるまふの事をそかき付ける
夜もすから涙もふみもかきあへす
廿 四 オ
10 9 8 7
(288)
6 5 4 3 2 1
廿
四ウ
本 148
校 ①浪ーかせ︵残・群・林・松・九・万・学・竹・古・静
慶・内・扶・鷹乙・広乙・三・岡︶
おきーなき︵古︶
② ふるさとにー古郷には︵残・群・林・広甲・万・
学・竹・古・静・池・慶・伏・内・扶・鷹乙・広乙 ・三・岡・平︶ーナシ︵鈴︶注2行目﹁は﹂見セ消チ
③おとうとーこと︵宮︶
い
そこす浪にひとりおき居て
又 おなしさまにてふるさとにはこひ忍ふ
おとうとのあまうへにも文たてまつる
2 1
3
④ 礒ものなとーいそなとも︵松・九︶
もーを︵松・九︶とて礒ものなとのはしくもいさNか
4
⑥あつめーナシ︵松・九︶
つsみあつめて
5
⑥ すさひーすさみ︵松・九︶ー住居︵鈴︶ーすさ
め︵平︶ 徒にめかり塩やくすさひにも
6
⑧ おと︑いーおとsは︵黒︶
か へりー返事︵幽・残・群・万・学・竹・古・静・
慶・内・鈴・扶・宮・鷹甲・鷹乙・広乙・三︶ー
かへしあり︵松︶ー返事あり︵九︶
いとーナシ︵宮︶
⑨ み れ あねきみーナシ︵伏︶ はーいそきみれは︵松・九︶ーみれ︵黒︶
こ
ひしやなれしさとのあま人
程へて此おとふいふたりのかへりいと哀に
て み れ はあねきみ
7
9 8
⑩にーも︵松・九︶
玉 つさをみるになみたのかふるかな
10
①
風ーなみ︵鈴︶
い
そこす風はきくこsちして
1
(289)
②このあね君は中のいんの中将ときこえしきこえーいひ︵松・九︶
2
③とーとか︵幽・残・群・松・九・学・慶・鈴・宮・鷹
甲・三・黒・平︶ーとは︵扶・広乙︶
人
のうへなり今は三位入道とおなし世
3
④ は て︑1はてし︵平︶
たるーゐたる︵幽・残・群・林・松・九・広甲・学
・古・静・池・慶・内・鈴・扶・宮・鷹甲・鷹乙・
広乙・三・天︶
⑤ めーナシ︵平︶
しほやくとーしほやくも︵古︶あるーありし︵松・九︶ なからとをさかりはてsおこなひたる人也其おとうとの君もめかりしほやくとあ
4 5
⑥ にーナシ︵松・九・伏︶
つけてーつ︑けて︵松・九・静・鷹甲︶
る返事さまくにかきつけて人こふる
6
⑦
海ーあめ︵鈴・三︶
た
、
へ てーたsてこそ︵松・九︶ーたえて
(竹︶iたXへは︵平︶ なみたの海は都にも枕のしたにたふへ
7
本 ⑧やさしくーナシ︵松・九︶1やさし︵黒︶
て
なとやさしくかきて
8
149 校
⑩を袖中 1に々
奉整な浪1 ⁝中々袖に浪はかけしを 鑑 もろともにめかり塩やく浦ならは
廿 五 オ
9 10
ヱ50
本
校
①
②つらねてーかねて︵松・九︶ つ︑ましくーつsましと︵鈴︶ さふらひしーさふらひし人︵松・九︶ 安嘉門院ー安喜門院︵伏︶ 人ーあま人︵黒︶
かきたるもーひきつらねたるも︵松・九︶ー
かきたる︵静︶
③哀にもーあはれ︵松︶ー哀に︵幽・九・鷹甲︶
こ
の
人も安嘉門院にさふらひし也つSまし
くする事ともを思ひつらねてかきた
るもいと哀にもおかし程なく年くれて
廿
五ウ
2 1
3 なかめのーなかめ︵宮︶ ④成にけりーなりけり︵鈴︶
⑥たとたとしさーすゑはいとsしく︵松・九︶
ーたとくしき︵伏・鈴・黒︶谷のー深谷の︵静︶ーたに︵伏︶ 春にも成にけりかすみこめたるなかめ
の
たとくしさ谷の戸はとなりなれ
5 4
⑥ともーと︵松・九︶
初音ーはつねを︵平︶
た にもーたに︵松・九︶iにも︵伏︶ とも鶯の初音たにもをとつれこすお
6
もひなれにし春の空はしのひかたく
7 にしもーにも︵伏︶ ⑧昔のこひしき程にしも又都のたより昔のーむかし︵松・九︶
8
(290)
へのーゑ︵松・九︶ ⑨ありーありし︵松︶ーナシ︵林・静︶
⑩ 給へりし1給し︵広甲・静・黒︶文かく中にいさよふ月と音つれ給へりし とーに︵広甲︶ にーにも︵竹・黒︶ ありとつけたる人あれはれいの所々への
10 9
Z51 校 本
③よるくーよなく︵群︶
④ なとそこはかと⁝浪のよるくーナシ︵鷹
甲︶
ーそこはかとなく︵鈴︶ そこはかとなきーそこはかとなとなき︵学︶
をーナシ︵伏︶
かきーかきて︵群・学・慶︶ーナシ︵松・九︶
⑤
なるーなり︵松︶
⑥ か へりことをーかへしも︵松︶ー返事も︵九︶
もーナシ︵松・九︶
⑦まち見−聞え︵鈴︶
⑧なーよ︵黒︶
⑲はーと︵伏︶ よるく1よなく︵群︶ ⑨枕ー旅︵広甲︶
なくーなくて︵平︶ 事ーかた︵松・九︶
人
の御もとへ おほろなる月はみやこの空なから
またきかさりし波のよるく
なとそこはかとなき事共をかきき
こえたりしをたしかなる所よりつた
はりて御かへりことをいたう程もへす
まち見奉る
ねられしな都の月を身にそへて
なれぬ枕の浪のよるく
権中納言のきみはまきるs事なく
廿 六 オ
2 1
10 9 8 7 6 5 4 3
152
本 校
①をーをのみ︵松・九・静︶ーナシ︵鈴︶
よみ給ふーよむ︵鈴︶
此 程ー此程のー︵幽・宮・鷹甲・黒・︶ーこのほ
とに︵伏︶
②したるーしをきたる︵松・静︶ーしきをたる
(九︶
ともーともも︵九︶ーともを︵広甲︶1ともを
も︵学・慶︶奉るーまつる︵静︶
③
海ー浦︵鈴︶
ちかきーいとちかき︵松・九︶
おりー折々︵松・九︶
ならねはーなれは︵鈴︶ ④なくさーなきさ︵慶・鈴・黒︶
心ちー心を︵古︶ 猶1かひ︵松・九︶
歌 をよみ給ふ人なれは此程手ならひ
にしたる歌ともかきあつめて奉る 海ちかき所なれは貝なとひろふおり
もなくさの浜ならねは猶なき心ちし
てなとかきて
廿
六ウ
2 1
4 3
(291)
5
⑥ 忘 貝ーわすれかは︵伏・平︶
い か
にしてしはしみやこを忘貝
6
⑦くたくるーくたれる︵広甲︶浪のひまなく我そくたくる
7 ⑧は浦し の海き1川
松鈴鈴
)))
⑨ たるーたり︵万・竹・古・静・岡︶
⑩ は れくもりなかめてー花くもりなかめて
(残・群・万・竹・三・岡︶−はれくもりなか めそ︵松・九︶−春くもりなかめて︵伏︶
わ たるーわふる︵松・九︶
にーも︵万・竹・岡︶ しらさりし浦山風も梅かxは
み
やこにsたる春の明ほの
は
れくもりなかめてわたる浦風に
8 9 10
①た︑よふーた﹀よう︵鈴︶
夜の月ーあけほの︵平︶
かすみたふよふ春の夜の月
1
②山かせー山かけ︵群︶ー山松︵幽・松・九・静・
宮・鷹甲・黒︶あつまちの礒山かせのたえまより
2
③ にーそ︵幽・松・九・宮・鷹甲︶ーは︵黒︶なみさへ花のおもかけにたつ
3
④ い て はー出し︵万・竹・岡︶
都 人
おもひもいてはあつまちの
4
⑤ ははなやいかにとをとつれてましなやーはるや︵伏︶ーはなは︵鈴︶
5 本
⑥
なとーなとや︵九︶
た︑ーナシ︵宮︶ おもふーうちおもふ︵松・九・静︶ ま︑にいそきたるーまxにはかきたる︵伏︶
注
6行目﹁はか﹂見セ消チ
⑦ なりしを⁝日比ーナシ︵黒︶ やうーやうに︵鈴︶
⑧ 程ーほとも︵松・九・静︶
返 事ー返し︵群・松・鈴・扶・広乙・天︶
なとたム筆にまかせておもふま二には
い そきたるつかひとてかきさすやうな
療
りしを又程へす返事し給へり日比の
6 7 8 校
⑨ お ほ つ 文ー御ふみ︵松・九・静︶ かおほつかなさもこの文に霞晴ぬる心ちなさーおほつかなき︵岡︶
9
(292)
ヱ58
⑩ ありー侍り︵群・静・慶︶ーありさも︵鈴︶
してなとあり
廿 七 オ
10
本 154
校
②
の1
に
池
尊
)
①よ﹇と
伏
)
④はれぬーはれ思︵慶︶1くれぬ︵広乙︶
⑤ ちる花をー散花に︵九︶ー藤花を︵広甲︶ーち いろーこゑ︵池︶
る花の︵万・竹・岡︶
⑥
にーそ︵松・九︶
⑦ 忘 れ す はーおもひ出は︵松・九︶
⑨ す
ゑーすそ︵扶︶
わ かくしきーわなくしき︵静︶
⑩ に 成ぬーなり思︵慶︶−及へり︵鈴︶ 日ませにー日交︵三︶ やーに︵静︶
た の む そよしほひにひろふうつせ貝 か
ひある浪のたちかへる世を
くらへ見よかすみのうちのはるの月 はれぬこふろはおなしなかめを 白波のいうもひとつにちる花を おもひやるさへおもかけにたつ あつまちのさくらを見ても忘れすは み
やこの花を人やとはまし
やよひのすゑつかたわかくしきわらは
や み に や日ませにおこる事二たひに成
甘
七ウ
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
本 校
ヱ55
① ほ れ は てーしほれはて︵残・群・林・松・九・広
甲・万・竹・古・池・扶・鷹乙・広乙・三・岡・
天︶ーしほれ︵宮︶ーなれはて︵鷹甲︶
なからーてから︵鈴︶
② 三 た ひ1二たひ︵静︶
なるへきーなるへき日の︵松・九︶−なりぬ へき︵静︶
よりーナシ︵平︶
居ーナシ︵松・九︶
のーナシ︵広甲︶
③ に
てーに︵平︶
一にしてーひとつにて︵松・九・広乙︶ をーナシ︵鈴︶
ほくゑきやうーほけきやうやさき︵松︶−法 華 経
やまき︵九︶
④なこり1名残も︵幽・残・群・林・松・九・広甲・
万・学・竹・古・静・池・内・鈴・扶・宮・鷹甲・
鷹乙・広乙∴一〒黒・岡・天・平︶
⑤おちたるおりしもーおちたりしも︵松︶ーお
ちたりおりしも︵九︶
みやこのーナシ︵鈴︶
⑥こそーナシ︵静・慶︶ーより︵内︶ あれはーナシ︵平︶
⑦
にーナシ︵鷹乙︶
権ーナシ︵静・慶︶
旅のそら⁝と︑めてとかきてーナシ︵鈴︶
⑧ に てーにや︵池︶
あやうきーあやふき︵残・群︶ーたさきはる
まてやとあやうきに︵松︶ー玉きはるまて
やとあやうき︵九︶
たもつーなをたもつ︵松・九︶ーナシ︵残・群・ ⑨さすかにーさすか︵残・群・万・竹・三・岡︶
万・竹・三・岡︶
⑩
かけーかき︵広甲︶
と︑めーとめ︵黒︶
と︑めてーとxめ︵竹︶
とーこそなと︵松・九︶
ぬあやしうほれたてたる心地しなから 三
た ひ になるへき暁よりおき居て仏の
御まへにてこsろを一にしてほくゑきやう
をよみつ其しるしにやなこりなく
おちたるおりしもみやこのたよりあれは
かムる事こそなとふるさとへもつけや
るついてにれいの権中納言の御もとへ旅の
そらにてあやうきほとのこsろほそさも
さすかにたもつ御法のしるしにやけふま
て は
かけとsめてとかきて
廿 八 オ
2 1
3 4
5
(293)
6 7 8
10 9
本 ヱ56
校
①とーに︵鈴︶
② をーかは︵黒︶
おとろきてーおとろく︵広甲︶
か へりことーかへし︵松・鈴︶
④とくし給へりーとくたまへり︵松・九︶ーと てし給へり︵静・平︶ーしたまへり︵鈴︶
⑤きえーき﹂︵静︶
浦ちー浦は︵幽・鷹甲︶
⑥
をーも︵万・竹・岡︶
⑦しるしーしるしこそ︵松・九︶
てーとて︵松・九︶
⑧ た のもしーたのし︵平︶
とーに︵松・伏︶
⑩あれーある︵宮︶
い た つらにあまの塩やくけふりとも
た れ か は
見ましかせに消なは
ときこえたりしをおとろきてかへり
こととくし給へり
きえもせしわかの浦ちに年をへて ひ
かりをそふるあまのもしほ火
御経のしるしいとたうとくて
た のもしな身にそふ友と成にけり 妙なる法の花の契りは
卯月のはしめつかたたよりあれは又おなし
廿
八ウ
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
257 校 本
①こそのーこそ︵静・鈴・黒︶
恋しさーこひしき︵静・三・岡︶
② てーつsけて︵松・九︶
③ はてしーはてS︵残・広甲・学・静・慶・三︶ 世ーに︵松・九︶
④よりーこそ︵平︶
木 す ゑもー木すゑは︵幽・鷹甲・黒︶1情も
(鈴︶
⑥
いまやーいや︵松︶
⑦ 返 事ーかへし︵群・松・九・万・竹・古・鈴・扶・
広乙・三・岡・平︶ありi有うちすてられたてまつりにしのち
は︵松・九・静︶
たつねーはつね︵伏︶ ⑩さてーさても︵松・九︶
人
の御もとへこその春夏の恋しさなと
かきて
見し世こそかはらさるらめ暮はてし 春より夏にうつる木すゑも 夏 衣はやたちかへてみやこ人
いまやまつらん山郭公
其 返 事
又あり
草も木もこそみしまsにかはらねと
ありしにも似ぬこふちのみして
さてほと玉きすの御たつねこそ
廿 九 オ
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(294)
廿
九ウ
158
人よりも心つくしてほとふきす
1
本
②つそ二
るlllは一
鵠寡 黛群) 鈴
扶 広
乙
≡
たふ二声をけふそきsつる
2
校 ③郭公ー時鳥を︵学・静・宮・静︶さねかたの中将の五月まて郭公きかて
3
みちのくにより
4
⑥ ふるすーふりぬ︵松・九︶
み
やこにはきsふるすらむ時鳥
5
⑦ わ れー候な︵残・松・九・万・竹・古・内・扶・鷹
乙・広乙︶ー候なる︵群・学・静・慶・三︶ー候
我︵幽・宮・黒・平︶1候︵鈴︶
た めしとーためしも︵幽・松・九・鷹甲︶ーた めしいま︵宮︶
⑧られてーられ︵九︶
⑩月のー月も︵松・九︶ ⑨てーナシ︵松・九︶ ことにーまことに︵宮︶ 文ー御文︵松・九・静︶
す ゑ 成にけれとーなりけれは︵残・群・万・竹・古・ に1末︵平︶
慶・鈴・扶・広乙・三・岡︶ー成けれと︵幽・林
・
広甲・学・池・内・宮・鷹甲・鷹乙・黒︶
せきのこなたの身こそつらけれ
とかや申されたる事のわれ其ためしとお
もひいてられて此文こそことにやさしく
なとかきてをこせ給へりさるほとに卯
月のすゑに成にけれと時鳥の初音ほの
7 6
(295)
8 9 10
159 校 本
①つてーいて︵古︶ーナシ︵黒︶
きくはーきけは︵幽・残・群・松・九・学・鈴・宮
・
鷹甲・三・黒︶ー聞は︵万・竹・古・静・池・慶
・扶・鷹乙・広乙・岡︶
② や つーやい︵池︶
あまたーあまたの︵静・慶︶ にーには︵松・九︶
③ なとーと︵幽・鈴・宮・鷹甲・黒︶
④ 忍 ひ ねはーしのひねには︵万・古・岡︶ーしの なるーなり︵九︶ ふ音は︵鈴︶
⑤ た いつかーいつる︵静︶ かく1多く︵岡︶
⑥ おもへともーこちつれと︵松・九︶ー打おも
へとも︵静︶
か ひもーかひ︵学・鈴︶ーひも︵古︶
⑦あつまち1東︵池︶
⑧
なるーなり︵鈴︶
有ーなり︵岡︶
⑨よしーみし︵九︶ーもし︵鈴︶
⑩ しけるよとーしけるよとおもふもなかく こそーにそ︵平︶ けるーけるに︵鈴︶
いと︵松・九︶ーしけるよし︵平︶
か にもおもひたえたり人つてにきくは
ひきのやつといふ所にあまた声なき
けるを人聞たりなといふをきふて
忍 ひ ね は
ひきのやつなるほとふきす
雲井にたかくいつかなのらん
なとひとりおもへとも其かひもなしもと
よりあつまちはみちのおくまて昔より
時鳥まれなるならひにや有けん一す
ちに又なかすはよしまれにもきく人有
けるこそ人わきしけるよと心つくし
冊 オ
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
校 本 160
①けれーけれは︵松︶
又ーナシ︵鷹甲︶
くはこくもん院ーくはとく門院︵幽・残・群・
松・九・鷹甲・三・黒︶ー過陽門院︵鈴︶
新中納言ときこゆるはーナシ︵平︶
ー中納言︵慶︶ 新中納言ーしんちうなごんの君ー︵松・九︶
②ときこゆる⁝申納言ーナシ︵池︶
はーナシ︵内︶
京極の中納言ー京極の権中納言︵鈴︶
定
家ーナシ︵群・静︶
③ むすめー御むすめ︵残・群・松・万・学・竹・古・
静・慶・内・鈴・扶・鷹乙・広乙・三・岡︶
ふ か草のーふか草の新中納言ときこゆるは ︵平︶
さきのーナシ︵黒︶
④ち︑のー父︵静・慶︶
中納言の1中納言︵広甲・伏︶
⑤給へるーたまへりける︵松・九︶
給ひにける⁝し奉りーナシ︵鷹乙︶
給ひにけるーたまふにける︵松︶ー給ける ︵伏・黒︶ー給へにける︵宮︶
⑥ つたはりーつたはれ︵静︶ 奉りーナシ︵鈴・尊︶
⑦ なりーなりけり︵松・九︶ーなる︵静︶
うきこかる︑ーうきにこかるs︵幽・鷹甲︶
ーうきみこかるs︵残・群・松・九・万・学・
竹・古・内・鈴・扶・広乙・三・岡︶
⑧給へりしー給へり︵九・静・伏︶ーたまひし ︵鈴︶
の
すけーなひし︵松︶
すけのーすけ︵慶︶
⑨ せうとびとせうとにてそーせにうとてそ︵静︶−おとう とにそ︵松・九︶ーせうとにて︵宮︶ー兄人
にて︵三︶
お は するーおはしける︵群・静・慶・三︶
里 人1さる人︵幽・残・群・松・九・万・学・竹・
古・静・池・慶・伏・内・鈴・扶・宮・鷹甲・鷹乙
にてーとて︵松・九︶ ・広乙・三・黒・岡・天・平︶
⑩ 歌ーナシ︵黒︶ あやしき歌よみて人にはきかれしと
の
せうとにてそおはする里人の子にて
かり舟なとよみ給へりし民部卿のすけ はりてさふらひ給なりうきこかるx藻 は
斎宮の御子にし奉り給へりしかはつた 給へるまふにて年経給ひにける此女院 きこえしにち二の中納言のまいらせをき 家のむすめふか草のさきの斎宮と 中納言ときこゆるは京極の中納言定
にうらめしけれ又くはこくもん院の新
冊ウ
10 9 8 7 6 5 4 3
(296)
2 1
161 校 本
①給しかとーたまへりしもと︵鈴︶
②そらーそらの︵松・九・静・鈴︶
なさにーなきに︵幽・慶・宮・鷹甲・黒︶
なること︑もをーなと事とも︵鷹乙︶ーなる
こととも︵黒︶
③ つ
、けてーつけつる︵広甲︶
⑥文の詞にーふみこと葉に︵松・九︶1ふみの
こと葉︵静︶ つ︑けてー云つらねて︵鈴︶
⑦給へるもーたまへりも︵鈴︶
御かへりことはー御かへしは︵松︶1御かへ ⑧ならすーならぬ︵松︶1ならぬやうに︵九︶
りには︵学︶−御返事には︵慶︶
⑩こひしきーかなしき︵残・万・竹・古・静・池・
内・扶・鷹乙・広乙・三・岡・天︶ あなかちにつふみ給しかとはるかなる旅の
そらおほつかなさにあはれなることふも を
かきつsけて
い か は かり子をおもふつるのとひわかれ
ならはぬ旅のそらに鳴らん
と文の詞につ﹂けて歌のやうにも
あらすかきなし給へるも人よりはなを
さりならすおほゆ御かへりことは
そ れゆへにとひわかれてもあしたつの 子
をおもふかたは猶そこひしき
珊一オ
2 1
3 4
7 6 5
10 9 8
本 162
校 ①きこゆーきこゆる︵学︶
大 納 草のーナシ︵池︶ 言ー大納言の︵松・九・池・鈴︶
② させーナシ︵松・九︶ 夢に1夢にも︵幽・林︶ そひーひ︵平︶ にもーにもつねに︵松・九︶
③
やーは︵鈴︶
もーや︵鈴︶
④ かて 三万き1縛㍑
禦講
平内か黒)鵜)
ll
ときこゆ其ついてに故入道大納言草の枕にもたちそひて夢に見えさせ
給ふよしなと此人はかりや哀ともお
ほさんとてかきつけ奉る
み
やこまてかたるもとをしおもひねに 珊一ウ
ラー幼︵
3 2
4 5
⑥ な こりはーなこりを︵幽・残・群・林・松・九・
万・学・竹・古・静・慶・内・鈴・扶・宮・鷹甲・
鷹乙・広乙・三・黒・岡︶ー名残に︵広甲︶ー
枕に︵伏︶
⑦はかなしや旅ねの夢にまよひきてまよひーかよひ︵松・九・静︶1まかひ︵平︶ しのふむかしの夢のなこりは
6 7
さむれはみえぬ人のおもかけ
8
⑨ かきてーかき︵宮・平︶
しをーたりしを︵松・九・静︶あなかちーかち︵伏︶
⑩ たよりたつねてー使重て︵鈴︶
か
しーナシ︵静︶ へりことーかへし︵松︶ーかへりこゑ︵平︶ なとかきてたてまつりしを又あなかち
に たよりたつねてかへりことし給へり
9 10