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[巻頭言]試験研究をめぐる最近の動向: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

[巻頭言]試験研究をめぐる最近の動向

Author(s)

小那覇, 安優

Citation

沖縄農業, 32(1): 1-1

Issue Date

1997-08

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/1362

Rights

沖縄農業研究会

(2)

巻頭

一一 口 一試験研究をめぐる最近の動向一

副会長小那覇安優

我が国の農業は,UR農業合意等を背景とした国際化が進むなかで,国内的には過疎化の進展,価格支持政 策や農業補助に対する国民的批判等,かつて経験したことのない厳しい施策展開が求められている. そのなかにあって,国が示す農林水産研究基本目標は,「生産現場に直結した新技術の開発」と,それを支 える基礎的・先導的研究を最重点課題として位置づけている. 行政施策としては,農業キーテクノロジー等確立実証モデル事業が発足し,我が国農業の持続的発展を図ろ ために今世紀中に到達すべき生産性向上と,担い手が夢と可能性を持てる革新的技術の早急な普及・定着を打 ち出している. 一方,県内に目を向けて見ると,国際都市形成構想に基づく基本計画のなかでは,〈平和協力〉〈技術協力〉 〈経済・文化交流〉を基本方針として掲げ,そのなかの技術協力は,本県に蓄積されている技術・ノーハウを 活用し,アジア太平洋諸国への協力を展開するもので,その拠点となる研究機関の設置を要求している.これ については,沖縄特別振興対策調整費のなかで,亜熱帯総合研究所(仮称)整備構想検討会が発足し,農業分 野の研究所設置に向けた基本調査が具体化しつつある. また,行政施策としは,沖縄ブランド創設支援調査事業費が計上されている.具体的には,沖縄ブランド創 設支援のグランドデザインと戦略品目別の基礎調査である.ここでの戦略品目は亜熱帯園芸産品,さとうきび 製糖副産物資源化,亜熱帯水産物である. このような国・県の施策展開には,技術開発現場の役割を基本にしている.このことから,新たに展開する 技術ニーズを的確に把握し,時代の流れを先取りした研究計画を構築する必要がある.ここでの,キーワード は,「農業現場に直結した技術開発」であり,それを支える基礎的・先導的技術の開発である.沖縄農業研究 会は,県内研究者・技術者が幅広く参画していることから,組織として,これらの問題に対処したプロジェク ト研究の構築を期待しているところである.

参照

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