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日本文化専攻 修士課程 講義概要

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Academic year: 2021

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(1)

日本文化専攻 修士課程

(2)

文学研究科日本文化専攻修士課程の科目履修について

 修士課程の科目群は「言語・思想文化科目」と「歴史・環境文化科目」の 2 分野からなっているが,科目

履修にあたっては「大学院設置基準」の修士課程における教育目的にもとづき,次の原則を考慮すること。

1. 「専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業に必要な高度の能力」を養うために,指導教

  授の特殊講義科目および演習科目計 12 単位を必修とする。

2. その他の選択科目(特殊講義,必修以外の演習)20 単位以上の履修にあたっては,「広い視野に立って精

  深な学識」を得るために,分野・時代・内容が偏ることがないように 留意する。

(3)

授業科目及び担当者

言語・思想文化科目

日本文学特殊講義Ⅰ

日本文学特殊講義演習Ⅰ A

日本文学特殊講義演習Ⅰ B

日本文学特殊講義Ⅱ

日本文学特殊講義演習Ⅱ A

日本文学特殊講義演習Ⅱ B

日本文学特殊講義Ⅲ

比較文学特殊講義Ⅰ

比較文学特殊講義演習Ⅰ A

比較文学特殊講義演習Ⅰ B

比較文学特殊講義Ⅱ

比較文学特殊講義演習Ⅱ A

比較文学特殊講義演習Ⅱ B

日本思想特殊講義Ⅰ

日本思想特殊講義演習Ⅰ A

日本思想特殊講義演習Ⅰ B

教授

田 中   綾

准教授

関 本 真 乃

准教授

関 本 真 乃

准教授

関 本 真 乃

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

10

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11

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12

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13

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1

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1

1

2

1

1

2

授業科目 単位 担当教員 開講年次 対象入学年度 ページ

教授

田 中   綾

講師

中 村 三 春

教授

テレングト アイトル

教授

テレングト アイトル

教授

テレングト アイトル

教授

大 谷 通 順

教授

大 谷 通 順

教授

大 谷 通 順

教授

田 中   綾

教授

鈴 木 英 之

教授

鈴 木 英 之

教授

鈴 木 英 之

(4)

授業科目 単位 担当教員 開講年次 対象入学年度 ページ

授業科目及び担当者

言語・思想文化科目

日本思想特殊講義Ⅱ

日本思想特殊講義演習Ⅱ A

日本思想特殊講義演習Ⅱ B

日本語研究特殊講義Ⅰ

日本語研究特殊講義演習Ⅰ A

日本語研究特殊講義演習Ⅰ B

日本語研究特殊講義Ⅱ

日本語研究特殊講義演習Ⅱ A

日本語研究特殊講義演習Ⅱ B

比較言語研究特殊講義 jⅠ

比較言語研究特殊講義演習 jⅠ A

比較言語研究特殊講義演習 jⅠ B

4

4

4

1

1

2

1

1

2

1

1

2

1

1

2

准教授

丸 島   歩

准教授

丸 島   歩

准教授

丸 島   歩

教授

德 永 良 次

教授

德 永 良 次

教授

德 永 良 次

18

18

19

19

20

20

21

21

22

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23

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15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

教授

寺 田 吉 孝

教授

寺 田 吉 孝

教授

寺 田 吉 孝

教授

大 石 和 久

教授

大 石 和 久

教授

大 石 和 久

(5)

授業科目 単位 担当教員 開講年次 対象入学年度 ページ

教授

須 田 一 弘

授業科目及び担当者

歴史・環境文化科目

日本史特殊講義Ⅰ

日本史特殊講義演習Ⅰ A

日本史特殊講義演習Ⅰ B

日本史特殊講義Ⅱ

日本史特殊講義演習Ⅱ A

日本史特殊講義演習Ⅱ B

環境文化特殊講義 jⅠ

環境文化特殊講義演習 jⅠ A

環境文化特殊講義演習 jⅠ B

環境文化特殊講義 j Ⅱ

環境文化特殊講義演習 j Ⅱ A

環境文化特殊講義演習 j Ⅱ B

教授

郡 司   淳

教授

郡 司   淳

教授

郡 司   淳

教授

手 塚   薫

講師

東   俊 祐

教授

手 塚   薫

教授

手 塚   薫

教授

須 田 一 弘

教授

須 田 一 弘

講師

李   俊 鎬

1

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30

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15以降

15以降

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15以降

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15以降

15以降

15以降

15以降

15以降

准教授

片 岡 耕 平

准教授

片 岡 耕 平

准教授

片 岡 耕 平

日本史特殊講義Ⅲ

(環境文化特殊講義 j Ⅲ)

環境文化特殊講義 j Ⅲ

環境文化特殊講義 j Ⅳ

21以降

(15〜 20)

21以降

(15〜 20)

(6)

講義で取り上げる内容について予め参考文献を読んでくること。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  『源氏物語』がその成立以後どのように享受されたのかをさまざまな文献 (物語・古注釈等)から読み解き、『源氏物語』が社会および物語作者に与え た影響について考察する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 関本 真乃 日本文学特殊講義Ⅰ 4  『源氏物語』が社会および物語作者に与えた影響について理解する。中 古から近世にかけての文献を正確に読解できる力を身につける。 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを配付する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポート 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 『源氏物語』の成立・文体 『源氏物語』作者についての言説①(中古・中世) 『源氏物語』作者についての言説②(中世・近世) 中古の『源氏物語』読者①(同時代における享受) 中古の『源氏物語』読者②(院政期における享受) 『源氏物語』の影響 狭衣物語①(和歌) 『源氏物語』の影響 狭衣物語②巻1・2(表現・修辞) 『源氏物語』の影響 狭衣物語③巻3・4(構成・人物造型) 『源氏物語』の影響 栄花物語①正編前半(表現・修辞) 『源氏物語』の影響 栄花物語②正編後半(構成・人物造型) 『源氏物語』の影響 栄花物語③続編(内容読解) 『源氏物語』の影響 夜の寝覚①前半(表現・修辞) 『源氏物語』の影響 夜の寝覚②後半(構成・人物造型) 前期まとめ 中世の『源氏物語』読者①鎌倉時代 中世の『源氏物語』読者②南北朝時代 中世の『源氏物語』読者③室町時代 『源氏物語』の影響 石清水物語①(表現・修辞にみる摂取) 『源氏物語』の影響 石清水物語②(人物造型にみる摂取) 『源氏物語』の影響 苔の衣 『源氏物語』の影響 我身にたどる姫君 『源氏物語』の影響 いはでしのぶ 『源氏物語』の影響 海人の刈藻 『源氏物語』古注釈①中古・中世 『源氏物語』古注釈②中世 『源氏物語』古注釈③近世以降 近世の『源氏物語』読者①北村季吟 近世の『源氏物語』読者②本居宣長 まとめと課題 予めテキストを配付するので、事前に読解し、語句等を調べておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  中古・中世の物語を精読する。影響を受けた作品やことばの用例分析を 行い、文化・歴史にも目を配りつつ、その物語の主題に迫る。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 関本 真乃 日本文学特殊講義演習ⅠA 4  中古・中世の文学について理解を深める。文献を正確に読解する力を養 い、文学研究の基礎的な方法を身につける。 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを配付する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポート 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 『狭衣物語』① 巻1成立・評価・読解(狭衣の紹介) 『狭衣物語』② 巻1読解(源氏の宮恋慕) 『狭衣物語』③ 巻1読解(飛鳥井の女君) 『狭衣物語』④ 巻2読解(女二の宮出産) 『狭衣物語』⑤ 巻2読解(狭衣の苦悩) 『狭衣物語』⑥ 巻3読解(一品宮との結婚) 『狭衣物語』⑦ 巻3読解(出家の決意) 『狭衣物語』⑧ 巻4読解(宮の姫君) 『狭衣物語』⑨ 巻4読解・主題分析(狭衣即位) 『狭衣物語』⑩『物語百番歌合』について 『夜の寝覚』①巻1成立・評価・読解(中の君懐妊) 『夜の寝覚』②巻2読解・構成(広沢) 『夜の寝覚』③中間欠巻部分・巻3 読解・表現分析(帝の思い) 『夜の寝覚』④巻4読解・構成(生霊騒ぎ) 『夜の寝覚』⑤巻5・末尾欠巻部分 読解・主題分析 『浜松中納言物語』①散逸首巻 成立・評価・読解 『浜松中納言物語』②巻1読解・表現分析(唐后) 『浜松中納言物語』③巻2読解・構成分析(帰国) 『浜松中納言物語』④巻3読解・人物造型分析(吉野) 『浜松中納言物語』⑤巻4読解・表現分析(吉野姫君) 『浜松中納言物語』⑥巻5読解・主題分析(吉野姫君懐妊) 『栄花物語』①巻1∼巻10 成立・評価・文体分析 『栄花物語』②巻11∼巻18 読解・表現分析 『栄花物語』③巻19∼巻26 読解・構成分析 『栄花物語』④巻27∼巻33 成立・評価・文体分析 『栄花物語』⑤巻34∼巻40 読解・表現分析 『堤中納言物語』①成立・評価・読解(虫めづる姫君) 『堤中納言物語』②成立・評価・読解(貝合・ほどほどの懸想) まとめと今後の課題

言語・思想文化科目

(7)

扱う作品は前の週に配布するので、事前に語句等を調べておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  文学作品におけるGHQ検閲の具体的事例を素材にしながら、被占領期 の文学状況を、おもに小説を精読する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 田中 綾 日本文学特殊講義Ⅱ 4  テーマは「GHQ検閲と戦後文学」。日本の被占領期における言論統制を 基軸としながら、戦中と地続きの戦後文学作品を考察することを目標とする。 ●準備学習の内容 ●テキスト 坂口安吾『白痴 青鬼の褌を洗う女』(講談社文芸文庫 ,1989 年)。 ただし、講義開始時に指示する。 ●参考書 山本武利『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波書店、2013年)ほか、講義 時に適宜指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)50%とレポート50%により評価する。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 被占領期とは――ポツダム宣言を読む GHQ検閲(1)目的と方法 GHQ検閲(2)担当者 GHQ検閲(3)札幌では GHQ検閲(4)小樽では GHQ検閲(5)児童文学では GHQ検閲(6)没収指定図書 GHQ検閲(7)最新の研究動向――道外 GHQ検閲(8)最新の研究動向――北海道 雑誌「櫻星」(1)削除指定箇所 雑誌「櫻星」(2)英文調書(タイプ打ち) 雑誌「櫻星」(3)英文調書(筆記体) 雑誌「赤煉瓦」 前期まとめ 太宰治「冬の花火」(1)削除前 太宰治「冬の花火」(2)削除後 太宰治「トカトントン」(1)削除前 太宰治「トカトントン」(2)削除後 太宰治「トカトントン」(3)死 坂口安吾「戦争と一人の女」(1)削除前 坂口安吾「戦争と一人の女」(2)削除後 坂口安吾「戦争と一人の女」(3)性 坂口安吾「続戦争と一人の女」 中野重治「五勺の酒」削除前 中野重治「五勺の酒」削除後 中野重治の被占領期 被占領期の短歌状況(1)その特徴 被占領期の短歌状況(2)戦後短歌の基点 後期まとめ 予めテキストを配付するので、事前に読解し、語句等を調べておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  中古・中世の物語を精読する。影響を受けた作品やことばの用例分析を 行い、文化・歴史にも目を配りつつ、その物語の主題に迫る。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 関本 真乃 日本文学特殊講義演習ⅠA 4  中古・中世の文学について理解を深める。文献を正確に読解する力を養 い、文学研究の基礎的な方法を身につける。 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを配付する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポート 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 『狭衣物語』① 巻1成立・評価・読解(狭衣の紹介) 『狭衣物語』② 巻1読解(源氏の宮恋慕) 『狭衣物語』③ 巻1読解(飛鳥井の女君) 『狭衣物語』④ 巻2読解(女二の宮出産) 『狭衣物語』⑤ 巻2読解(狭衣の苦悩) 『狭衣物語』⑥ 巻3読解(一品宮との結婚) 『狭衣物語』⑦ 巻3読解(出家の決意) 『狭衣物語』⑧ 巻4読解(宮の姫君) 『狭衣物語』⑨ 巻4読解・主題分析(狭衣即位) 『狭衣物語』⑩『物語百番歌合』について 『夜の寝覚』①巻1成立・評価・読解(中の君懐妊) 『夜の寝覚』②巻2読解・構成(広沢) 『夜の寝覚』③中間欠巻部分・巻3 読解・表現分析(帝の思い) 『夜の寝覚』④巻4読解・構成(生霊騒ぎ) 『夜の寝覚』⑤巻5・末尾欠巻部分 読解・主題分析 『浜松中納言物語』①散逸首巻 成立・評価・読解 『浜松中納言物語』②巻1読解・表現分析(唐后) 『浜松中納言物語』③巻2読解・構成分析(帰国) 『浜松中納言物語』④巻3読解・人物造型分析(吉野) 『浜松中納言物語』⑤巻4読解・表現分析(吉野姫君) 『浜松中納言物語』⑥巻5読解・主題分析(吉野姫君懐妊) 『栄花物語』①巻1∼巻10 成立・評価・文体分析 『栄花物語』②巻11∼巻18 読解・表現分析 『栄花物語』③巻19∼巻26 読解・構成分析 『栄花物語』④巻27∼巻33 成立・評価・文体分析 『栄花物語』⑤巻34∼巻40 読解・表現分析 『堤中納言物語』①成立・評価・読解(虫めづる姫君) 『堤中納言物語』②成立・評価・読解(貝合・ほどほどの懸想) まとめと今後の課題 予めテキストを配付するので、事前に読解し、語句等を調べておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  中古・中世の物語を精読する。影響を受けた作品やことばの用例分析を 行い、文化・歴史にも目を配りつつ、その物語の主題に迫る。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 関本 真乃 日本文学特殊講義演習ⅠB 4  中古・中世の文学について理解を深める。文献を正確に読解する力を養 い、文学研究の基礎的な方法を身につける。 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを配付する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポート 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 『とりかへばや物語』①成立と評価、巻1読解(若君と姫君) 『とりかへばや物語』②巻1読解・構成分析(四の君懐妊) 『とりかへばや物語』③巻2読解(宰相中将との関係) 『とりかへばや物語』④巻2読解・構成分析(中納言懐妊) 『とりかへばや物語』⑤巻3読解(大将失踪) 『とりかへばや物語』⑥巻3読解・構成分析(男君と女君の入れ替 わり) 『とりかへばや物語』⑦巻4読解(帝、今尚侍を寵愛) 『とりかへばや物語』⑧巻4読解・主題分析(大団円) 『とはずがたり』①成立と評価、巻1読解(院との新枕) 『とはずがたり』②巻1読解(雪の曙との密会) 『とはずがたり』③巻2読解(粥杖事件) 『とはずがたり』④巻3読解(有明の月) 『とはずがたり』⑤巻4読解(東国) 『とはずがたり』⑥巻4読解(西国) 『とはずがたり』⑦巻5読解・主題分析(院崩御) 『しのびね』①成立と評価、読解(中納言と姫君の出会い) 『しのびね』②読解(中納言結婚、姫君は内侍に) 『しのびね』③読解(中納言と姫君の再会) 『しのびね』④読解・主題分析(男君出家遁世・帝の寵愛) 『しのびね』⑤読解(しのびね型の検討) 『松浦宮物語』①作者と評価、巻1読解(主人公紹介) 『松浦宮物語』②巻1読解(華陽公主) 『松浦宮物語』③巻2読解(反乱鎮圧) 『松浦宮物語』④巻3読解・主題分析(帰国) 『松浦宮物語』⑤偽跋分析 『無名草子』①成立と評価、読解・分析(序・源氏物語) 『無名草子』②読解・分析(その他の物語) 『無名草子』③読解・分析(女の論) まとめと今後の課題

(8)

1946∼48年当時の日本の文学状況を、一次資料等を調査し、自ら文学史 的鳥瞰図を作成しておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  雑誌「文化展望」(1946年4月∼48年6月刊行)所収の文学作品を精読し、 被占領下における日本文化と、〈戦後文学〉の萌芽を考察する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 田中 綾 日本文学特殊講義演習ⅡA 4  テーマは「被占領期文学の意義」。戦後(被占領期)の文学作品を、広告 を含めた復刻版で時代性とともに読み解き、自らの戦後文学史の構想を深 めることを目標とする。 ●準備学習の内容 ●テキスト 講義開始時に指示するが、不二出版による復刻版(2004年)を適宜使用 する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 発表50%及び平常点(出席点は含まない)50%により評価する。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 「文化展望」寄稿者の位相 「文化展望」創刊号(1)太宰治 「文化展望」創刊号(2)大西巨人 「文化展望」第二号(1)前川佐美雄 「文化展望」第二号(2)井伏鱒二 「文化展望」第三号(1)坪野哲久 「文化展望」第三号(2)森田たま 「文化展望」第四号(1)木俣修 「文化展望」第四号(2)中谷孝雄 「文化展望」第五号(1)斎藤史 「文化展望」第五号(2)山岸外史 「文化展望」第六号(1)大木実 「文化展望」第六号(2)荒正人 前期まとめ 「文化展望」第七号(1)坂口安吾 「文化展望」第七号(2)福田恒存 「文化展望」第八号(1)十返肇 「文化展望」第八号(2)中里恒子 「文化展望」第九号(1)花田清輝 「文化展望」第九号(2)野間宏 「文化展望」第十号(1)前川緑 「文化展望」第十号(2)田宮虎彦 「文化展望」第十一号(1)三好十郎 「文化展望」第十一号(2)外村繁 「文化展望」第十二号 収録の三篇 「文化展望」第十三号(1)杉浦明平 「文化展望」第十三号(2)田中英光 「文化展望」と福岡文壇 後期まとめと今後の課題 1945∼49年当時の日本の女性文学の状況を、一次資料等を調査し、自ら 文学史的鳥瞰図を作成しておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  雑誌「人民戦線」(1945年12月∼49年7月刊行)所収の、主に女性作家 による文学作品と、短歌を精読し、被占領下における女性文学史と短歌史 を考察する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 田中 綾 日本文学特殊講義演習ⅡB 4  テーマは「被占領期女性文学、労働者文学の意義」。戦後(被占領期)の 女性や一般の労働者の文学作品を読み解き、自らの戦後女性文学史の構 想を深めることを目標とする。 ●準備学習の内容 ●テキスト 講義開始時に指示するが、不二出版による復刻版(2006年)を適宜使用 する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 発表50%及び平常点(出席点は含まない)50%により評価する。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 中西伊之助の人脈と文学史 「人民戦線」創刊号 「人民戦線」第二号 「人民戦線」第三号 「人民戦線」第四号 「人民戦線」第五号 「人民戦線」第六号 「人民戦線」第七号 「人民戦線」第八・九号 「人民戦線」第十・十一号 「人民戦線」第十二・十三号 「人民戦線」第十四号 「人民戦線」第十五号 前期まとめ 「人民戦線」第十六・十七号 「人民戦線」第十八号 「人民戦線」第十九・二十号 「人民戦線」第二十一・二十二号 「人民戦線」第二十三・二十四号 「人民戦線」第二十五号 「人民戦線」第二十六・二十七号(1)特集・勤労者の生活 「人民戦線」第二十六・二十七号(2)山村愛子 「人民戦線」第二十八号 「人民戦線」第二十九号 「人民戦線」第三十・三十一号 「人民戦線」第三十二号 「人民戦線」第三十三号 女性文学史における「人民戦線」 後期まとめと今後の課題

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1945∼49年当時の日本の女性文学の状況を、一次資料等を調査し、自ら 文学史的鳥瞰図を作成しておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  雑誌「人民戦線」(1945年12月∼49年7月刊行)所収の、主に女性作家 による文学作品と、短歌を精読し、被占領下における女性文学史と短歌史 を考察する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 田中 綾 日本文学特殊講義演習ⅡB 4  テーマは「被占領期女性文学、労働者文学の意義」。戦後(被占領期)の 女性や一般の労働者の文学作品を読み解き、自らの戦後女性文学史の構 想を深めることを目標とする。 ●準備学習の内容 ●テキスト 講義開始時に指示するが、不二出版による復刻版(2006年)を適宜使用 する。 ●参考書 講義中に適宜指示する。 ●学生に対する評価 発表50%及び平常点(出席点は含まない)50%により評価する。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 中西伊之助の人脈と文学史 「人民戦線」創刊号 「人民戦線」第二号 「人民戦線」第三号 「人民戦線」第四号 「人民戦線」第五号 「人民戦線」第六号 「人民戦線」第七号 「人民戦線」第八・九号 「人民戦線」第十・十一号 「人民戦線」第十二・十三号 「人民戦線」第十四号 「人民戦線」第十五号 前期まとめ 「人民戦線」第十六・十七号 「人民戦線」第十八号 「人民戦線」第十九・二十号 「人民戦線」第二十一・二十二号 「人民戦線」第二十三・二十四号 「人民戦線」第二十五号 「人民戦線」第二十六・二十七号(1)特集・勤労者の生活 「人民戦線」第二十六・二十七号(2)山村愛子 「人民戦線」第二十八号 「人民戦線」第二十九号 「人民戦線」第三十・三十一号 「人民戦線」第三十二号 「人民戦線」第三十三号 女性文学史における「人民戦線」 後期まとめと今後の課題 授業での配布した資料等は毎回携帯してくること。できるだけ欠席を避け,積 極的にノートをとること。講義内容は記憶・暗記というよりも,むしろ理解して考 えさせることが多く,思考様式の変換をも示唆することが多い。したがって積 極的に考え,疑問・質問・ディスカッションをもって講義に取り組むことを望む。 そしてとくに柔軟な発想と厳格な方法論に慣れることを要求する。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  比較という観点から日本近現代文学の国境を跨った作品について 解読し,国内外の在来の比較文学研究の方法論的基礎を学び,日本 だけを範囲にしてきた研究がもてなかった視野・問題意識を切り開 くようにしていく。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 テレングト アイトル 比較文学特殊講義Ⅰ 4  比較文学研究の基礎的な訓練を踏まえ,研究の基礎を築くことを 目指す。 ●準備学習の内容 ●テキスト テキストなどはその折に指示する。 ●参考書 『詩的狂気の想像力と海の系譜―西洋から東洋へ、その伝播、受容と 変容』(現代出版)。または講義中に指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 比較文学研究 導入 比較文学の誕生 比較文学の発展 欧米における比較文学研究 日本における比較文学研究 中国における比較文学研究 日本における比較文学研究の現状 Ⅰ ―趨勢― 日本における比較文学研究の現状 Ⅱ ―方法― 日本における比較文学研究の現状 Ⅲ ―展望― 比較文学の研究課題 (各学生の課題について検討・講義Ⅰ)―課題設定― 比較文学の研究課題 (各学生の課題について検討・講義Ⅱ)―検証― 比較文学の研究課題 (各学生の課題について検討・講義Ⅲ)―批判― 比較文学の方法論的・理論的基礎の講読 Ⅰ ―現状― 比較文学の方法論的・理論的基礎の講読 Ⅱ ―ナラトロジー― 比較文学の方法論的・理論的基礎の講読 Ⅲ ―分析― 夏目漱石における比較文学の研究 Ⅰ ―イギリス― 夏目漱石における比較文学の研究 Ⅱ ―近代化― 夏目漱石における比較文学の研究 Ⅲ ―自己・私― 森鴎外における比較文学の研究 Ⅰ ―ドイツ― 森鴎外における比較文学の研究 Ⅱ ―ロマン主義― 森鴎外における比較文学の研究 Ⅲ ―翻訳― 魯迅における比較文学の研究 Ⅰ ―日本― 魯迅における比較文学の研究 Ⅱ ―漱石― 魯迅における比較文学の研究 Ⅲ ―鴎外― 郁達夫における比較文学の研究 Ⅰ ―日本― 郁達夫における比較文学の研究 Ⅱ ―自然主義― 郁達夫における比較文学の研究 Ⅲ ―自我― リービ英雄の作品への比較文学的研究講読 Ⅰ ―アメリカ― リービ英雄の作品への比較文学的研究講読 Ⅱ ―台湾・中国― リービ英雄の作品への比較文学的研究講読 Ⅲ ―日本語というアイデンティティ― 各種文庫本等により、授業で取り上げるテクストを読んでおいてください。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  日本文学は、昭和初年代に「世界的同時代性」を獲得したと言われる(平 野謙『昭和文学史』)。この講義では、「レスプリ・ヌーヴォー」などと呼ばれた新 傾向の文芸思潮を移入し、独自の展開を見せた現代日本の文芸動向を、 個々の観点から追跡する。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 中村 三春 日本文学特殊講義Ⅲ 4 【テーマ】1920∼30年代前衛文芸の研究 【到達目標】昭和文学史の知識の上に小説構造論と分析手法を習得し、そ れに基づいて、作品に対する理論的かつ具体的な意見を表現する力を身に つける。 ●準備学習の内容 ●テキスト プリント(テキスト・スライド)を配付します。 ●参考書 中村三春『フィクションの機構』(ひつじ書房)、『係争中の主体 漱石・太 宰・賢治』(翰林書房)、『花のフラクタル 20世紀日本前衛小説研究』 (同)、『物語の論理学 近代文芸論集』(同)、『〈変異する〉日本現代小 説』(ひつじ書房) ●学生に対する評価 1)感想レポート 各期数回(30%):平常点 2)各期末レポート 2回(70%):論文内容によって評価 課題の実施結果については個々にコメントする。 アヴァンギャルド芸術の理論̶イタリア未来派を中心に 現代芸術史と現代文芸史̶有島武郎を中心に 日本のモダニズム文化とモダニズム文芸 久野豊彦のアヴァンギャルド小説̶『聯想の暴風』 久野豊彦とダグラス経済学̶『新芸術とダグラシズム』 横光利一と新感覚派̶「蝿」「ナポレオンと田虫」 横光利一の都市小説̶『上海』 横光利一の純粋小説̶「機械」『花花』『盛装』 横光利一と日本回帰̶『欧洲紀行』『旅愁』 阿部知二と新興芸術派 阿部知二のスポーツ小説̶「日独対抗競技」 阿部知二の文芸理論̶『主知的文学論』 レニ・リーフェンシュタール問題̶『民族の祭典』『美の祭典』 太宰治における表現の成立̶「地主一代」「学生群」 太宰治の初期小説̶『晩年』 太宰治とメタフィクション̶「道化の華」 太宰治の翻案小説̶『新ハムレット』 意識の流れの小説の文芸史̶有島武郎『星座』 川端康成と新感覚派̶「抒情歌」『浅草紅団』 川端康成と意識の流れの小説̶「水晶幻想」 堀辰雄と新興芸術派̶「水族館」 堀辰雄の文芸理論̶「詩人も計算する」「プルウスト雑記」 堀辰雄の純粋小説̶「美しい村」 プロレタリア文芸の成立̶『種蒔く人』『文芸戦線』 葉山嘉樹のアヴァンギャルド̶「セメント樽の中の手紙」 小林多喜二の軌跡̶『蟹工船』『不在地主』 小林多喜二と表象の倫理̶「党生活者」 森敦とメタフィクション̶「酩酊船」 森敦の軌跡̶『意味の変容』『われ逝くもののごとく』 アヴァンギャルド文芸史の構想

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授業での配布した資料等は毎回携帯してくること。できるだけ欠席を避け,積 極的にノートをとること。講義内容は記憶・暗記というよりも,むしろ理解して考 えさせることが多く,思考様式の変換をも示唆することが多い。したがって積 極的に考え,疑問・質問・ディスカッションをもって講義に取り組むことを望む。 そしてとくに柔軟な発想と厳格な方法論に慣れることを要求する。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  比較文学の理論的・方法論的なアプローチで,日本近現代文学(小 説を中心に)作品について分析・解読の演習を行ない,複数の国家・ 民族・言語の作品との比較という基礎的訓練をする。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 テレングト アイトル 比較文学特殊講義演習ⅠA 4  比較文学研究の基礎的な訓練・演習を通じて,研究の能力を養成す ることを目指す。 ●準備学習の内容 ●テキスト テキストなどはその折に指示する。 ●参考書 『詩的狂気の想像力と海の系譜―西洋から東洋へ、その伝播、受容と 変容』(現代出版)。または講義中に指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 比較文学研究(理論と作家・作品というパラダイム)演習導入 物語論とジャンル Ⅰ ―価値― 物語論とジャンル Ⅱ ―範囲― 物語の構造 Ⅰ ―小説― 物語の構造 Ⅱ ―プロット― 物語の構造 Ⅲ ―時間― 語り Ⅰ ―作者― 語り Ⅱ ―一人称― 語り Ⅲ ―二,三人称― 所定の課題における学生の実践と討議 Ⅰ ―課題設定― 所定の課題における学生の実践と討議 Ⅱ ―検証― 所定の課題における学生の実践と討議 Ⅲ ―批判― 実践と理論の検証 Ⅰ ―テーマ― 実践と理論の検証 Ⅱ ―構成― 実践と理論の検証 Ⅲ ―批判― 理論と漱石 Ⅰ ―パロディ― 理論と漱石 Ⅱ ―ユーモア― 理論と漱石 Ⅲ ―風景― 理論と漱石 Ⅳ ―パースペクティブ― 理論と鴎外 Ⅰ ―インスピレーション― 理論と鴎外 Ⅱ ―ロマン主義― 理論と鴎外 Ⅲ ―風景― 理論と鴎外 Ⅳ ―パースペクティブ― 理論と魯迅 Ⅰ ―日本と西欧の近代思想― 理論と魯迅 Ⅱ ―儒教と日本と西欧― 理論と魯迅 Ⅲ ―日本経由の西欧― 理論と郁達夫 Ⅰ ―自然主義― 理論と郁達夫 Ⅱ ―自我の目覚め― 理論と郁達夫 Ⅲ ―帝国と殖民地― 理論と作家・作品というパラダイムへの反省 授業での配布した資料等は毎回携帯してくること。できるだけ欠席を避け,積 極的にノートをとること。講義内容は記憶・暗記というよりも,むしろ理解して考え させることが多く,思考様式の変換をも示唆することが多い。したがって積極的 に考え,疑問・質問・ディスカッションをもって講義に取り組むことを望む。そしてと くに柔軟な発想と厳格な方法論に慣れることを要求する。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  比較文学の理論的・方法論的なアプローチで,日本近現代文学(小 説を中心に)作品について分析・解読を行ない,複数の国家・民族・ 言語の作品分析と比較を試みる。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 テレングト アイトル 比較文学特殊講義演習ⅠB 4  前学年の比較文学研究の基礎的方法論を踏まえ,今学年は実践を通 じて,研究の能力を高めることを目指す。 ●準備学習の内容 ●テキスト テキストなどはその折に指示する。 ●参考書 『詩的狂気の想像力と海の系譜―西洋から東洋へ、その伝播、受容と 変容』(現代出版)。または講義中に指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 テクスト分析理論の導入 漱石作品の解読・分析 Ⅰ ―吾輩は猫である(視点)― 漱石作品の解読・分析 Ⅱ ―吾輩は猫である(狂気)― 漱石作品の解読・分析 Ⅲ ―草枕― 漱石作品の解読・分析 Ⅳ ―心― 漱石作品の解読・分析 Ⅴ ―その他― 鴎外作品の解読・分析 Ⅰ ―ドイツ三部作― 鴎外作品の解読・分析 Ⅱ ―ドイツ三部作― 鴎外作品の解読・分析 Ⅲ ―即興詩人(翻訳)― 鴎外作品の解読・分析 Ⅳ ―即興詩人(創作)― 鴎外作品の解読・分析 Ⅴ ―後期短篇― 明治日本の近現代化の時代史への再解読 Ⅰ ―検証― 明治日本の近現代化の時代史への再解読 Ⅱ ―批判― 明治日本の文学史への解析 Ⅰ ―検証― 明治日本の文学史への解析 Ⅱ ―批判― 大正文学の史的解析 Ⅰ ―検証― 大正文学の史的解析 Ⅱ ―批判― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅰ ―ロマン主義(イギリス)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅱ ―ロマン主義(ドイツ)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅲ ―ロマン主義(フランス)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅳ ―ロマン主義(アメリカ)― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅰ ―鴎外― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅱ ―漱石― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅲ ―自然主義― 影響史における魯迅文学へのアプローチ―方法― 影響史における魯迅作品への分析 Ⅰ ―日本の近代化― 影響史における魯迅作品への分析(Ⅱ)―日本の文学― 影響史における魯迅作品への分析 Ⅲ ―欧米― 影響史における郁達夫作品への分析 Ⅰ ―日本― 影響史における郁達夫作品への分析(Ⅱ)―欧米― 教員は次回使用する文献資料を具体的に(どのプリントのどの箇所か、 単行本・論文の場合はその書誌情報を)示すので、それを事前に熟読し ておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  清朝末期には「科学」を標榜した,当時としては斬新な小説が次々に発表 された。その多くは翻訳もしくは翻案ともいうべきもので,いずれも梁啓超による 「新しき小説」の鼓吹に応えて執筆された。つとに指摘されているとおり,梁啓 超の理論と創作は日本の政治小説に触発されたものである。一方「科学小 説」も,和訳本を介して欧米の作品を重訳したものや,日本の作品を直接翻訳 したものが多数を占め,明治期日本との関係が深い。  本講義では,清末「科学小説」の誕生に明治期日本の出版がどのような 影響を及ぼしたのかを個々の作品にあたりながら探る。しかし同じ作品であっ ても,受容する側にはそれぞれ固有の事情および論理があり,また受容の方 式がある。その典型的な例として,日本留学時代の魯迅による「科学小説」の 翻訳をとりあげ,底本となった日本側文献との比較を通して,訳者が翻訳にこ めた意味を明らかにする。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 大谷 通順 比較文学特殊講義Ⅱ 4  到達目標:中国と日本の「小説」理論を対照することにより,両者に 対する理解を深める。  テーマ:清末「科学小説」と明治期の出版 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを使用する。 ●参考書 参考文献は講義中に紹介する。 取り扱う時代とその他の作品を俯瞰するうえで,阿英(飯塚朗・中野美 代子訳)『晩清小説史』(東洋文庫,平凡社)を参照することが望ましい。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 中国における伝統的な小説の地位(漢・六朝・唐) 中国における伝統的な小説の地位(宋・元・明・清) 文学革命前夜―梁啓超の「新小説」 文学革命前夜―説部叢書,林訳小説 文学革命前夜―小説界革命 「文以載道」の伝統―清末小説理論(梁啓超を中心に) 「文以載道」の伝統―清末小説理論(魯迅を中心に) 「文以載道」の伝統―清末小説理論(胡適を中心に) 角書き―みずから分類する小説(写情小説) 角書き―みずから分類する小説(政治小説) 角書き―みずから分類する小説(擬旧小説) 翻訳をとりまく状況―洋務運動 翻訳をとりまく状況―戊戌維新 翻訳をとりまく状況―清国留学生 明治の政治小説と少年文学(『経国美談』を中心に) 明治の政治小説と少年文学(『佳人之奇遇』を中心に) 明治の政治小説と少年文学(いわゆる「ヴェルヌ」もの) 雑誌と小説―『新青年』 雑誌と小説―『浙江潮』 雑誌と小説―『繍像小説』 雑誌と小説―『月月小説』『小説林』 日本留学時代魯迅の思想と文学(前期) 日本留学時代魯迅の思想と文学(後期) 魯迅訳『月界旅行』(出版事情・概容) 魯迅訳『月界旅行』(中心思想) 魯迅訳『地底旅行』(出版事情・概容) 魯迅訳『地底旅行』(中心思想) 清末に生まれた新語「理想」 まとめ

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授業での配布した資料等は毎回携帯してくること。できるだけ欠席を避け,積 極的にノートをとること。講義内容は記憶・暗記というよりも,むしろ理解して考え させることが多く,思考様式の変換をも示唆することが多い。したがって積極的 に考え,疑問・質問・ディスカッションをもって講義に取り組むことを望む。そしてと くに柔軟な発想と厳格な方法論に慣れることを要求する。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  比較文学の理論的・方法論的なアプローチで,日本近現代文学(小 説を中心に)作品について分析・解読を行ない,複数の国家・民族・ 言語の作品分析と比較を試みる。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 テレングト アイトル 比較文学特殊講義演習ⅠB 4  前学年の比較文学研究の基礎的方法論を踏まえ,今学年は実践を通 じて,研究の能力を高めることを目指す。 ●準備学習の内容 ●テキスト テキストなどはその折に指示する。 ●参考書 『詩的狂気の想像力と海の系譜―西洋から東洋へ、その伝播、受容と 変容』(現代出版)。または講義中に指示する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 テクスト分析理論の導入 漱石作品の解読・分析 Ⅰ ―吾輩は猫である(視点)― 漱石作品の解読・分析 Ⅱ ―吾輩は猫である(狂気)― 漱石作品の解読・分析 Ⅲ ―草枕― 漱石作品の解読・分析 Ⅳ ―心― 漱石作品の解読・分析 Ⅴ ―その他― 鴎外作品の解読・分析 Ⅰ ―ドイツ三部作― 鴎外作品の解読・分析 Ⅱ ―ドイツ三部作― 鴎外作品の解読・分析 Ⅲ ―即興詩人(翻訳)― 鴎外作品の解読・分析 Ⅳ ―即興詩人(創作)― 鴎外作品の解読・分析 Ⅴ ―後期短篇― 明治日本の近現代化の時代史への再解読 Ⅰ ―検証― 明治日本の近現代化の時代史への再解読 Ⅱ ―批判― 明治日本の文学史への解析 Ⅰ ―検証― 明治日本の文学史への解析 Ⅱ ―批判― 大正文学の史的解析 Ⅰ ―検証― 大正文学の史的解析 Ⅱ ―批判― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅰ ―ロマン主義(イギリス)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅱ ―ロマン主義(ドイツ)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅲ ―ロマン主義(フランス)― 19 ∼ 20 世紀欧米影響史の追跡研究 Ⅳ ―ロマン主義(アメリカ)― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅰ ―鴎外― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅱ ―漱石― 明治日本と中国の文学的影響関係の史的追跡研究 Ⅲ ―自然主義― 影響史における魯迅文学へのアプローチ―方法― 影響史における魯迅作品への分析 Ⅰ ―日本の近代化― 影響史における魯迅作品への分析(Ⅱ)―日本の文学― 影響史における魯迅作品への分析 Ⅲ ―欧米― 影響史における郁達夫作品への分析 Ⅰ ―日本― 影響史における郁達夫作品への分析(Ⅱ)―欧米― 教員は次回使用する文献資料を具体的に(どのプリントのどの箇所か、 単行本・論文の場合はその書誌情報を)示すので、それを事前に熟読し ておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  清朝末期には「科学」を標榜した,当時としては斬新な小説が次々に発表 された。その多くは翻訳もしくは翻案ともいうべきもので,いずれも梁啓超による 「新しき小説」の鼓吹に応えて執筆された。つとに指摘されているとおり,梁啓 超の理論と創作は日本の政治小説に触発されたものである。一方「科学小 説」も,和訳本を介して欧米の作品を重訳したものや,日本の作品を直接翻訳 したものが多数を占め,明治期日本との関係が深い。  本講義では,清末「科学小説」の誕生に明治期日本の出版がどのような 影響を及ぼしたのかを個々の作品にあたりながら探る。しかし同じ作品であっ ても,受容する側にはそれぞれ固有の事情および論理があり,また受容の方 式がある。その典型的な例として,日本留学時代の魯迅による「科学小説」の 翻訳をとりあげ,底本となった日本側文献との比較を通して,訳者が翻訳にこ めた意味を明らかにする。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 大谷 通順 比較文学特殊講義Ⅱ 4  到達目標:中国と日本の「小説」理論を対照することにより,両者に 対する理解を深める。  テーマ:清末「科学小説」と明治期の出版 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを使用する。 ●参考書 参考文献は講義中に紹介する。 取り扱う時代とその他の作品を俯瞰するうえで,阿英(飯塚朗・中野美 代子訳)『晩清小説史』(東洋文庫,平凡社)を参照することが望ましい。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 中国における伝統的な小説の地位(漢・六朝・唐) 中国における伝統的な小説の地位(宋・元・明・清) 文学革命前夜―梁啓超の「新小説」 文学革命前夜―説部叢書,林訳小説 文学革命前夜―小説界革命 「文以載道」の伝統―清末小説理論(梁啓超を中心に) 「文以載道」の伝統―清末小説理論(魯迅を中心に) 「文以載道」の伝統―清末小説理論(胡適を中心に) 角書き―みずから分類する小説(写情小説) 角書き―みずから分類する小説(政治小説) 角書き―みずから分類する小説(擬旧小説) 翻訳をとりまく状況―洋務運動 翻訳をとりまく状況―戊戌維新 翻訳をとりまく状況―清国留学生 明治の政治小説と少年文学(『経国美談』を中心に) 明治の政治小説と少年文学(『佳人之奇遇』を中心に) 明治の政治小説と少年文学(いわゆる「ヴェルヌ」もの) 雑誌と小説―『新青年』 雑誌と小説―『浙江潮』 雑誌と小説―『繍像小説』 雑誌と小説―『月月小説』『小説林』 日本留学時代魯迅の思想と文学(前期) 日本留学時代魯迅の思想と文学(後期) 魯迅訳『月界旅行』(出版事情・概容) 魯迅訳『月界旅行』(中心思想) 魯迅訳『地底旅行』(出版事情・概容) 魯迅訳『地底旅行』(中心思想) 清末に生まれた新語「理想」 まとめ 教員は次回使用する文献資料を具体的に(どのプリントのどの箇所 か、単行本・論文の場合はその書誌情報を)示すので、授業に出る前 にそれを熟読しておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  1920∼30年代に中国風俗研究の第一人者として活躍した井上紅梅に 対しては,その後諸方面から批判がなされ,現在,褒貶あいなかばする状態に ある。本演習では,今ではあまり顧みられなくなった彼の一篇一篇の著作と向 かい合い,先入主にとらえられることなくそれらを綿密に読み進めたいと思う。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 大谷 通順 比較文学特殊講義演習ⅡA 4  到達目標:井上紅梅の著作中から,大量に隠された中国語文献材料を摘 出し,著者井上自身の肉声を洗い出す。  テーマ:「支那通」井上紅梅の中国理解 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを使用する。 ●参考書 参考文献は講義中に紹介する。きわめて数少ない本格的な研究論文で ある,勝山稔「井上紅梅―彼の生涯と受容史から見たその業績を中心とし て―」(『小説・芸能から見た海域交流』東アジア海域叢書3,汲古書院, 2010)を事前に読んでおくことが望ましい。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 「支那通」とは 井上紅梅に対するこれまでの評価 井上紅梅と賭博:『支那風俗』巻上 『支那風俗』巻中 『支那風俗』巻下 井上紅梅と食および性:『支那料理の見方』 『支那料理のたべ方』 『支那女研究』 井上紅梅と『金瓶梅』:『金瓶梅 支那の社会状況』上・中・下巻 『小説西門慶』 井上紅梅と時事 「上海騒擾記」 「ショウ翁と孫文未亡人上海に於ける会見談」 「上海藍衣社のテロ事件」 井上紅梅と秘密結社 『匪徒』 井上紅梅と中国社会風俗:『支那各地風俗叢談』 『支那人の迷信』 『支那人の金銭慾』 「支那の大富籤」 『上海の貧民相』 『阿片と煙草』 井上紅梅と魯迅:「阿Q正伝」「社戯」 『魯迅全集』 『大魯迅全集』 井上紅梅は中国で何を見たのか 『支那ニ浸ル人』 『紅い土と緑い雀』 『さけ・あへん・まあじゃん』

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教員は次回使用する文献資料を具体的に(どのプリントのどの箇所 か、単行本・論文の場合はその書誌情報を)示すので、それを事前に 熟読しておくこと。 ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  魯迅訳『月界旅行』を,底本となった日本語訳本と比較・対照しながら読 むことにより,若き清国留学生が翻訳の中に込めた意味を探る。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 大谷 通順 比較文学特殊講義演習ⅡB 4  到達目標:19世紀末から20世紀初頭の清代出版界における新思潮と 翻訳事情を知る。  テーマ:魯迅訳『月界旅行』の成立 ●準備学習の内容 ●テキスト プリントを使用する。 ●参考書 参考文献は講義中に紹介する。 ●学生に対する評価 平常点(出席点は含まない)とレポートによる。 課題の実施結果については個々にコメントする。 ガイダンス 清末の新思潮 来日した清国留学生たち 清末文壇と魯迅 魯迅訳『月界旅行』「弁言」 進化論: 「弁言」の主張① 小説論: 「弁言」の主張② 「希望」「理想」論「: 弁言」の主張③ 超人論: 「弁言」の主張④ 主張①の源泉:厳復『天演論』 「導言六 人択」 「導言八 烏託邦」 主張②の源泉:梁啓超「論小説与群治之関係」 『新小説』の活動 清末の翻訳 梁啓超訳「佳人之奇遇」 「科学小説」とジュール・ヴェルヌ 梁啓超の日本語観 「和文漢読法」 「論学日本文之益」 主張③の源泉:梁啓超「新民説」 「第七節 論進取冒険」 清末における「理想」の語の用例 主張④の源泉:魯迅「摩羅詩力説」 鉄の部屋 の喩え 底本『月世界旅行』(井上勤訳)との比較 魯迅訳に込められた意味 『月界旅行』「第一回」を例として 『月界旅行』「第二回」を例として 『月界旅行』「第八回」を例として ■単位 ■担当教員名 ●授業計画 オリエンテーション  古事記・日本書紀の読解(天地開闢) 古事記・日本書紀の読解(国産み∼黄泉国往還譚) 古事記・日本書紀の読解(三貴子の誕生と天石戸) 日本紀講筵(日本紀注釈の展開と表現) 日本紀講筵(日本紀注釈と中世日本紀) 日本霊異記の読解ならびに表現・技法の確認(仏教伝来説話) 日本霊異記の読解ならびに表現・技法の確認(輪廻転生説話) 日本霊異記の読解ならびに表現・技法の確認(地獄訪問説話) 往生要集の読解ならびに表現・技法の確認(厭離穢土に見る 地獄・餓鬼・畜生の描写) 往生要集の読解ならびに表現・技法の確認(厭離穢土に見る 修羅・人・天の描写) 往生要集の読解ならびに表現・技法の確認(欣求浄土) 往生要集の読解ならびに表現・技法の確認(極楽証拠) 往生要集の読解ならびに表現・技法の確認(正修念仏) 前期のまとめ 方丈記の読解ならびに表現・技法の確認 発心集の読解ならびに表現・技法の確認 今昔物語集の読解ならびに表現・技法の確認(往生説話) 今昔物語集の読解ならびに表現・技法の確認(地蔵説話) 今昔物語集の読解ならびに表現・技法の確認(神仏霊験説話) 今昔物語集の読解ならびに表現・技法の確認(釈迦の一代記 と本生譚) 平家物語の読解ならびに表現・技法の確認 春日権現験記の読解ならびに表現・技法の確認 沙石集の読解ならびに表現・技法の確認(神仏説話の世界) 沙石集の読解ならびに表現・技法の確認(和歌陀羅尼観) 古今注の読解ならびに表現・技法の確認 太平記の読解ならびに表現・技法の確認 御伽草子(本地物)の読解ならびに表現・技法の確認(熊野) 御伽草子(本地物)の読解ならびに表現・技法の確認(諏訪) 一年のまとめ 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 ●授業の概要  仏教の伝来以来、日本では神と仏が複雑に混じり合い、独自の文化 ・風土が生まれていった。本講義では、古代から中世に成立した文学 作品(神話・説話・随筆・軍記)などの読解を通じて、日本文化の文 学的表現の変遷について考えていきたい。 ●授業の到達目標及びテーマ ■授業科目名 鈴木 英之 日本思想特殊講義Ⅰ 4  テーマ:日本の文学作品を通じて、人々の願いや思いを感じ取る。  到達目標:古代から中世に成立した文学作品・資料から、人々の思 いや願いを正確に読み取ることができるようになることを目指す。 ●準備学習の内容 講義で取り上げる内容について予め参考書を読んでくること。 ●テキスト 資料プリントを配付する。 ●参考書 日本史小百科『神道』(東京堂出版)、ワードマップ『神道』(新曜社)、末木 文美士『中世の神と仏』(日本史リブレット32、山川出版社)、伊藤聡『神道と は何か ─神と仏の日本史』(中公新書 2158)など。このほかは授業中に 指示する。 ●学生に対する評価 平常点による(出席点は含まない)。 課題の実施結果については個々にコメントする。

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