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JAIST Repository: 論文と特許から見たR&D成果の国際比較研究 : データベースによる計量的分析

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 論文と特許から見たR&D成果の国際比較研究 : データ ベースによる計量的分析 Author(s) 丹羽, 冨士雄; 富沢, 宏之 Citation 年次学術大会講演要旨集, 6: 84-88 Issue Date 1991-10-17

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/5323

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

6 C 2

論文と特許から

見た

R&D

成果の国際比較研究

- データベースに よ

る計量的分析

- 丹羽 富士 雄 ( 筑波大学 ) , 0 富沢 宏之 ( 科学技術政策研究所 ) 1 . はじめに 本研究は、 学術論文や特許のデータベースを 用いた分析により、 研究開発の成 果を定量的に 把握することを 目的としている。 研究開発の成果を 定Ⅰ的に把握す ることは、 研究開発活動の 把握にとって 極めて重要であ る。 従来、 研究開発活動 0 把握には、 研究開発 費等 研究開発港 劫に 対する基盤要求が 用いられることが 多 かった。 例えば、 研究開発費がどのような 分野に投入され、 何に用いられている かを分析することは、 どのような研究開発活動 が 行われているかを 知る手がかり となる。 しかし、 そのような分析は、 研究開発 活 描を片方から 眺めたものに 過ぎ ない。 研究開発活動をその 成果の側から 把握することが 必要であ る。 研究開発の成果の 分析は、 研究開発活動自身の 理解に役立っばかりでない。 科 学技術政策の 策定にも貢献する。 実俺 、 科学技術政策は 研究開発と経済的目標さ らには社会的目楳を 結びつけようとする 意図的な試みてあ り、 その策定にあ たっ て研究開発の 成果が経済システムあ るいは社会システムの 中で活用されるメカニ ズム を知ることは 必要不可欠であ る。 研究開発の成果をその 基盤と同棟に 定 且 的 に把握することは、 そのメカニズムを 知る捺の基礎的知見になるものであ る。 本研究では、 科学技術 活 劫の成果として 学術論文と特許の 2 つを取り上げ、 分 析した @ 1, 。 なお、 使用した統計は 主として C H I 等関連のデータベースからの ものであ る。 2. 学術 楕文 学術論文の分析に 当たっては C H I データベースを 用いた。 このデータベース は、 国 標的に標準となっている S C I データベースを 加工して作成された 2 次 デ 一 タベースであ る。 本 データベースの 特徴は、 対象とする論文話が 固定されてい る点にあ る。 すな ね ち、 1 次データベースの 収録方針の時間的変化には 形轄 され ない。 ただし、 対象として固定する 論文誌の選択には 依存する。 そのため、 例え ば、 日本の論文誌の 収録が少ないために、 日本の論文 致 が過小に評価されると れ った 問題 は 残る。 分析の結果、 1980 年代において、 我が国は学術論文に 関して 貫 ・ 量 ともに著し ぃ 向上を遂げたことが 明らかとなった。 具体的な結果を い くつか挙げると、 我が

国の学術論文発表数の

世界におけるシェアは 1986 年には 7.7% で アメ ツ カ イ ギ リスに次いで 世界第 3 位の座を占めるまでになった。 近い将来、 イギリスを上回 ることも予想される。 論文教 の シェア か 4%0 以上の主要国 ( 米国、 イギリス、 日 本、 ソ連、 旧西ドイツ、 フランス、 カナタ ) の中 て 、 シェアを増加させているの は 日本たけであ り、 しかもその 件ひは 著しい。 集計の対象としたデータベースは 、

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前述のように 我が国の論文数を 英語圏の論文数に 比べて過小に 見積る傾向があ る ので、 日本は、 1980 年代 中 ごろ以降、 米国に次ぐ世界第 2 位の論文生産国になっ たという仮説は、 十分妥当なものと 考えられる。 論文の質的評価の 試みとして、 板引用回数を 分析した。 日本は、 被 引用回数に おいても 西 ドイツなどを 上回り、 世界第 3 位の座を占めている。 一国の論文の 被 引用回数は、 科学におけるその 国の影 時 度を示すと考えられ、 日本は - 世界にお い て 大きな影響 ガ をもっていることがわかる。 論文の質を評価するためには、 棟別 周回数を論文教 で 険し、 一 論文当たりの 被 引用回数を求める 必要があ る。 日本の - 論文当たりの 被 引用回数は、 1986 年において世界平均をわずかではあ るものの 下回っており、 質的には十分ではない。 しかし、 日本の被引用回数の 増加は苦し く、 その伸びは論文数の 伸びを上回っているため、 一 論文 当 だりの検引用回数も 増加している。 次に学術論文および 学術雑誌に関して、 国際化の視点がらいくつかの 分析を実 施しだ。 その結果、 日本の雑誌 数 ( 掲載論文教で 基準化した ) のシェアは論文生産 数の シニアの 半 分 以下でしかない。 日本はその論文の 多くを海外の 学術雑誌に投稿しており、 しかも増加傾向にあ る 。 しかし、 日本で発行されている 学術雑誌には、 海外からの投稿は 少ない。 日本は海外の 学術雑誌に掲載された 論文数の割には、 外国請文による 被 引用が 少ない。 しかし、 外国論文による 被引 m は増加傾向にあ る。 等 が明らかになった。 3. 特許 特許は技術開発の 成果と考えられる。 また、 特許はその 出傾 、 登録という手続 きが公的機関によって 行われるために、 比較的信頼できる 統計が蓄積されている。 本研究ではそれらの 統計に基づき、 日本を中心に 主要国の特許動向を 分析した。 我が国における 特許出願件数は 1980 年代に急激に 増大している。 しかし、 登録 件数は横ばい 傾向であ る。 それを技術分野別に 眺めると、 出頭件数では 物理分野 や 電気分野が多 い のに対し、 登録件数では 化学・冶金, 緩 維や処理・操作・ 輸送 分野などが多い。 特許制度は国毎に 異なるので 国捺 比較は困難であ る。 そこ て 、 米国と欧州特許 庁 に出願された 特許件数と登録件数とを 国別に比較した。 米国に出願された 特許 では、 日本によるものが 2 剤近くを占め、 米国を除いて 最も多い。 欧州特許庁へ は 米国からの出願が 最も多く 、 次いで 西 ドイツ、 日本、 フランス、 イギリスの 順 になっている。 米国において 登録された特許件数を 国別に見ると、 まず米国からの 特許件数が 減少し外国からの 特許件数が増加している。 外国のシェアの 増加のほとんどは 日 本によるものであ り、 我が国の技術開発の 成果が米国においても 大きな位置を 占 めていることが 分かる。 学術論文の場合と 同じように特許の 貫を比較するために、 特許審査の過程で 審査官に引用された 回数を分析した。 その 拮果 、 我が国の被 引

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周回数のシェアは 特許登録 ジ エアよりも多く、 質が高いことが 分かる。 さらに、 向上傾向にあ ることも明らかになった。 4. 今後の課題 学術論文の量と 質の国際比較は 日本の論文しだがって 研究成果が水面 ( 図の 斜線 ) に出かかっている 状況を示している。 -- 方 、 技術開発の成果であ る特許の 国際比較では、 既にテイク・オフしている ( 図の斜線を越えている ) 状況を示し ている。 いすれも将来の 趨勢として量と 質が向上することを 予想させるものであ る 。 さらに、 製品で同じような 図を描くことができれば、 成執期 ( 斜線よりも上 方に離れた位置 ) にあ るのではながろう , か 。 そうだとすれば、 これらの関係は 、 製品 口一 技術 一 研究という技術発展のサイクルを 明示すると言えよう。 米国やイギ リスもほぼ同じ 歴史過程をたどってきたという 仮説を定量的に 示すことが今後の 課題と考えている。 参考文献 [1] 丹羽富士雄、 富沢宏之、 平原虫入 他 、 「体系科学技術指標 一 我が国の科学技 術 活動 一 」、 科学技術庁科学技術政策研究所、 1991 年 9 月 図一 論文生産数の 国別シェアの 推移 % % % が 。 ⅨⅠ 0 0 0 0% 0 0 2 4 6 8 0 Ⅰ 973 Ⅰ 975 Ⅰ 977 Ⅰ

979

Ⅰ 981

1983

985

1974 1976 1978

1980 1982

1984

1986

日本 その 他 来日

資料 Co 皿 pute Ⅰ Horlzons@ Inc , , "Science & Engineering Literature

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図一 2 主要国の論文枝引用度の 推移 禍用 E ぬン,ァ (96)

/

ク 。 「 一一 モ 0 Ⅰ 0 Ⅰ 1 Ⅰ 0 1 20 30 40 am&@x7 50 60 神司 m 回数 ンエ ア (%) o | (X) 目ま は l973 年ゆら l986 年のき 軍 こついて表示 。 ""

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資料 Computer Horizons ・ Inc , , "Science & Engineering Literature

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図一 3 主要国の国内 / 国外における 特許 数 国内特許

( 出願 数 、 且鐸故 ) 国外特許

( 出 噸数・ 箕 杜牧 ) 300.000 ミ 00.000 100.000 100.000 200.000 ヰ 00.000 3 Ⅱ 1.oo6

母姑

荻田

庄堅

日 本 来 日 西ドイソ イギリス フランス 166.072

睡封

資料 : 特許庁・ 「平成元年度版特許庁広報」 図 - 4 米国における 特許の被引用度の 推移 接 引用 ン ヱア 7O ガ Ⅰ O 援

Ⅰ O お 4O 援

O 好 0 好 1 Ⅰ ガ ⅠⅡⅩ ⅠⅠ 甘 4 ち 援 50 援 り 0 Ⅹ 7 さ Ⅹ 特許盆祭 ン よア

資料 Computer Horizons , Inc , , "Science & Engineering Literature

参照

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