JAIST Repository: 準安定窒素原子とメタン及び重水素化メタンの反応
2
0
0
全文
(2) 準安定窒素原子とメタンおよび 重水素化メタンの反応 中永 隆庸. (梅本研究室). 【緒言】本研究室ではこれまで N(2 D) とメタンとの反応で生成した NH ラジカルの初期 回転・振動状態分布を調べてきた。その結果 N(2 D) とメタンとの反応の場合、その反応 経路は挿入反応で、中間状態の寿命は短いと結論づけた。今回は N(2 D) と重水素化メタ ンから生じる NH,ND ラジカルを検出し、その同位体効果について考察した。また N(2 D) と CH4 等から生成する H,D 原子の並進エネルギーと収率を求めた。 【実験】メタンと NO の混合ガスを cell 内に注入し、Nd:YAG レーザの第二高調波 (532nm) で励起した色素レーザの倍波を照射し、NO を光分解させ N(2 D) を生成させる。N(2 D) とメタンとの衝突によって NH 等のラジカルが生成する。生成した NH,ND ラジカルを Nd:YAG レーザーで励起した色素レーザーの倍波を用いて励起させ、その蛍光をモニター することで検出した。同様に H(D) 原子を二光子励起させ、励起原子の真空紫外発光を観 測し、検出した。(LIF 法) 【結果・考察】図 1 に N(2 D) と CH4 , CH2 D2 から生成する NH ラジカルの初期回転分布を 示す。これから生成直後の NH ラジカルにおける 2 次の同位体効果は存在しないことが分 かった。図 2 に N(2 D) と CH2 D2 の反応から生成した H,D 原子のドップラースペクトル を示す。スペクトルの解析から H,D 原子の平均並進エネルギーはそれぞれ 72,80kJ/mol と求まる。これから H との対生成物が CH2 NH であることが分かる。また N(2 D) と H2 か ら生成する NH と H 原子の収率を 1 として、N(2 D) と CH4 から生成する NH と H 原子の 収率をそれぞれ 0.360.1,0.860.2 と求めた。各チャンネルの分岐比は次の通りである。 N(2 D) + CH4. ! NH + CH3 + 118kJmol01 0 3 6 0 1 ! H + CH3N + 83kJmol01 0 1 ! H + CH2NH + 308kJmol01 0 8 6 0 2 :. <. :. :. :. 図 1:. NH. ●: CH4 keywords. ラジカルの初期回転分布. 図 2:. :. H,D のドップラースペクトル. ○: CH2 D2. 準安定窒素原子 N(2 D), レーザー誘起蛍光 (LIF) 法, 平均並進エネルギー. Copyright c 1999 by Takanobu Nakae.
(3)
関連したドキュメント
• NPOC = Non-Purgeable Organic Carbon :不揮発性有機炭素 (mg/L). • POC = Purgeable Organic Carbon :揮発性有機炭素 (mg/L) (POC
非自明な和として分解できない結び目を 素な結び目 と いう... 定理 (
[r]
水平方向設計震度 機器重量 重力加速度 据付面から重心までの距離 転倒支点から機器重心までの距離 (X軸側)
水素爆発による原子炉建屋等の損傷を防止するための設備 2.1 概要 2.2 水素濃度制御設備(静的触媒式水素再結合器)について 2.2.1
平成 22 年基準排出ガス窒素酸化物 10 %以上低減、及び、粒子状物質 30 %以上低減
仮設窒素封⼊ライン窒素封⼊流量 10分毎 PCVガス管理システム排気流量 10分毎 その他窒素封⼊系各パラメータ 随時.
IMOでは、船舶からの窒素酸化物(NOx)及び硫黄酸化物(SOx)の