中学生の不登校予防のためのプログラムの作成-生徒・保護者・教師へのアプローチ-
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(2) ◆pre(6月)一postl(6月). がpost1より有意に得点が下がった(ρく0θ。. A校:167名中,有効回答者は150名であった。. したがって,2校ともプログラム実施直前から実. B校:178名中,有効回答者は163名であった。. 施4ヶ月後の生徒の意識が変化したということがで. A・B校ともに,t検定の結果,学校ぎらい感情尺. きる。これは,pre−pOSt1の結果での反省を生かし. 度のpreとpOStlとの有意な差は認められず,項目. 定期考査終了後に行ったことに加え,新しい学級に. 別でも有意な差は認められなかった。原因として,. 慣れてきたためではないかと考えられる。. post1が定期考査直前であり,定期考査に対する不. 2)不登校教の比較. 安を高め,この不安が学校嫌い得点を減少させなか. A校・B校ともに,プログラム実施前と後は同数. ったのではないかと推測される。. であり,新たに不登校が生じていない。また,前年. ◆pre(6月)一post2(10月). 度との比較でも、少なかった。したがって,抑止効. A校:167名中,有効回答者は141名であった。. 果があったといえる。不登校出現率の全国平均が. t検定の結果,post2の得点の方が,preよりも有. 2.86%であるにも関わらず,A・B校いずれも。.02%. 意に低かった(ρく105)。また,項目別でも4項目で. と低い。不登校が出現しにくい中学校であったこと. post2の方がpreより,有意に得点が下がった. も4ヶ月後に新たな不登校を出現させなかった可能 性も大きい。今後の課題として,不登校の多い学校. (ρく05)。. でプログラムの効果を検討する必要があろう。. B校:178名中,有効回答者は164名であった。 t検定の結果,post2の得点の方が,preよりも有. 3)真後アンケート・間き取り. 意に低かった(ρく05)。また,項目別でも6項目に. プログラムの実施をプラスと捉えた意見とマイ. おいて有意な差が認められた。逆転項目4ではpost2. ナスと捉えた意見とが見られた。. がpreより有意に得点が上がり(ρく0易,その他の. 慎重に作成したプログラムであったにも関わら. 項目では,post2がpreより,有意に得点が下がっ. ず,配慮に欠け,修正が必要であったということは. た(ρく:05)。. 反省すべき点であるが,当初のねらい通り1日1枚の. したがって,2校ともプログラム実施直前よりも. 配布であったためにプログラムを読んだという意見. 実施4ヶ月後の方が生徒の意識が変化したというこ. もあり,配布形態は好ましかったといえよう。. とができる。これは,単にプログラム実施の効果の. lV.総合考察と今後の課田. 他にpost1が定期考査終了後に実施されたことによ. 研究Iの結果で示されたように,新たな不登校が. る不安低減の効果も反映している可能性が考えられ. A・B校ともに出なかったことから,プログラムの効. る。. 果があったと言えそうである。さらに,本プログラ. ◆post1(6月)一2(10月). ムを実施したことによって,不登校の予防だけでな. A校:167名中,有効回答者は143名であった。. く,生徒の学校嫌いの程度が減少する方向に変化し. t検定の結果,有意な差は認められなかったが,2. たことが確認された。. 今後の課題としては,プログラムの内容および実. 項目でpost2がpost1より有意に得点が下がった. 施方法を慎重に検討することと,対象を本研究より. (ρく05)。. B校:178名中,有効回答者は165名であった。. 幅広く校種・地域を拡大してプログラムの不登校予. t検定の結果,poSt2の得点の方が,post1よりも. 防効果を検討する必要があろう。. 有意に下がった(ρく05)。また,項目別でも,項目. 主任指導教員:藤田継道. 7(学校をやめたくなることがある)においてpost2. 指導教員:藤田継道. 一171一.
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