代数学の基本定理の様々な証明
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(2) となる複素数C’が存在することを示す。これはアー. 本定理の証明を行う。. ガンドの不等式と呼ばれる定理である。これらを 使って,アーガンドによる代数学の基本定理の証明. 第4章では,第3章で示したことを用いて,様々. を行う。. な手法で代数学の基本定理の証明を行う。§4.1で は,コーシーの定理を使って複素多項式が零点を持. 第3章では,複素関数論のいくつかの定理を述べ. つことを示し,この定理の証明を行う。§4・2では,. る。§31では,複素数を変数とする複素数値関数の. 平均値の定理を使って,複素多項式が零点を持つこ. 複素微分について述べる。これらの複素微分は形式. とを示す。§4.3では,有界な整関数は定数になると. 的には実数を変数とする関数の微分と同じである。. いうリウヴィルの定理を使って,定数でない整関数. しかし,実数を変数とする関数の微分と,複素微分. ∫(2)は少なくとも一つは複素数の根を持つことを. には違いがある。§3.2では,まずコーシー・リーマ. 示し,この定理の証明を行う。§4.4では,ルーシェ. ンの微分方程式について述べ,複素微分可能のため. の定理を使って,十分大きい半径の円の内部で,η. の条件について考える。そして,ガウス・グリーン. 次の複素多項式は,η個の複素数の根を持つことを. の定理を考察する。この定理は2変数関数に対す. 示す。そして,この領域の外側では,growth1emma. る2重積分と実線積分の間の関係を表現している. と呼ばれる定理を使って,根を持たないということ. 一つの結果として考えることができる。そして,実. を示し,この定理の証明を行う。. 線積分を使って,複素線積分を定義する。さらに, ガウス・グリーンの定理を用いて,コーシーの定理. を示す。コーシーの定理とは,閉曲線0とその内 部を含む領域Dにおいて,複素数値関数∫(Z)が各 点で複素微分可能のとき,0に沿っての∫(z)の複. 素線積分は常にOとなる。つまり,. 五榊一・ が成立する。コーシーの定理を用いて,コーシーの. 積分公式と呼ばれる定理を述べる。それらを用い て,代数学の基本定理の証明に必要な定理,すなわ ち,平均値の定理とリウヴィルの定理を示す。§3.3. では,関数の収束について考え,ある領域で解析的 な関数列の収束性について考察する。そして,テー ラー展開,ローラン展開と呼ばれる定理ついて述べ る。§3.4では,各点で複素微分可能な関数の零点, 極について述べ,留数定理について述べる。§3.5で. は,最初に対数関数を複素数を変数とする関数に拡 張する。そして,前節で示した留数定理を使って, 偏角の原理の証明を行う。そして,この偏挽の原理 を使ってルーシェの定理を示す。これらの定理はあ る複素数値関数と零点,極の関係について述べてい. る。これらの定理を使って,第4章では代数学の基 一391一. 主任指導教官 渡辺 金治. 指導教官渡辺金治.
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