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小・学「1の1みんながえがおになる『なかよしスポーツかい』をしよう」

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Academic year: 2021

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第1学年1組 学級活動学習指導案

1 議題 「1の1みんなが えがおになる 『なかよしスポーツかい』を しよう」(1)ア 2 議題について (1)児童の実態 本学級の児童は、入学当初に比べ、自分の考えをみんなの前で発表することができるようになって きている。また、休み時間には進んで外へ行き、サッカーやおにごっこ、ボール遊び等をして遊ぶ児童が多 い。1学期後半には、ドッジボールなどをして学級みんなで遊ぶことを楽しむ姿も見られた。しかし、せっ かくみんなで遊んでいたとしても、児童の中にはルールがよく分かっていなかったり、ルールを守れなかっ たりと、楽しく遊ぶことができなかったと残念そうに教室へ戻ってくる児童も見られた。 学級活動においては、「みんなで遊ぶ日の計画を立てよう」「1学期のがんばったね会をしよう」や「学級 会で歌う歌を決めよう」などの議題で学級会を行った。その中で、事前に自分の考えをもって話合いに参加 したり、教師の助言を受けながら話合いを進めたりすることが少しずつできるようになってきている。しか し、話合いの中で、友達の気持ちを気遣いながら話を聞いたり、友達の意見を受けて自分の考えを話したり することは難しい。このような課題を踏まえ、友達の考えを大切にし、友達の気持ちを考えながら自分の意 見を発言したり友達の意見を聞いたりしながら、学級のみんながもっと仲良くなるための方法について、合 意形成することができるようにする。 (2)議題設定の理由 本議題は、友達の意見をよく聞き、互いの意見を尊重しながら話し合い、みんなで決めたことをみんなで 取り組むことの楽しさや嬉しさ、よさや大切さを実感させるために設定したものである。事前に行ったアン ケートの中で、「今までに、みんなで遊んでいて困ったことはありますか。」という問いに対し、「困ったこ とがある」と答えた児童は21人中8人で、みんなで楽しくできなかったと回答していた。このことにより、 学級遊びをしていても全員が楽しく参加することができていないということが分かった。また、この 時期は、みんなで何かをすることよりも、自分のしたいことができた方が楽しいと感じたり、優先してしま ったりする児童が多い。そこで、みんなで一緒に取り組むことの喜びを味わわせることから、協調性や集団 への意識を高めたいと考え本議題を設定した。 (3)本議題の活動構成 本議題の指導にあたっては、まず、「1の1みんなが笑顔で楽しんで遊ぶことができ、もっとなかよくな りたい。」という課題意識を持つことができるように、学級遊びについてのアンケートの結果を提示し、教 師と児童で課題を共有化する。司会グループには、話合いの進め方を確認しておく。次に、「1の1なかよし スポーツかい」(以下「スポーツ会」)で行うスポーツについて自分たちで話し合って決めることができるよ うに、話合いの進め方のモデルや話合いの観点を提示する。最後に、みんなで決めたことを実践したら楽し かったという実感を持つことができるように、学級会で決めたスポーツをスポーツ会で行わせ、振り返りの 場を設定する。 特に本時では、スポーツ会において、みんなで仲良く遊ぶことができるスポーツとスポーツ会を行う際の 工夫について話し合い、合意形成して決定することができるようにする。そのために、事前の活動において、 みんなが楽しめるためにはどのようなスポーツにしたらよいか、みんながわくわくするような工夫は何かに ついて自分の考えをつくらせておく。本時の「気付く」段階では、「みんなで楽しめるか」「みんながわくわ くする工夫になっているか」という話合いの観点を提示することにより、それぞれのスポーツのよさを比べ ながら話し合うことができるようにする。「比べ合う」段階では、話合いの観点に沿って考えを比べ合うこと や、異なる考えをもつ友達の考えや気持ちを尊重しながら考えていくことができるように、司会グループに 教師が助言するなどして、合意形成ができるようにする。最後に、「振り返る」段階では、本時の話合いの進 め方を振り返らせ、お互いの発言のよさを認め合い、実践への意欲を高めることができるようにする。 3 目標 ○ みんなで楽しい学級をつくるための話合いの約束や進め方について理解したり、みんなで取り組むことの 楽しさや嬉しさを感じたりすることができるようにする。 【知識及び技能】 ○ 「みんなで楽しめるか」「みんながわくわくする工夫になっているか」という話合いの観点をもとに、「ス ポーツ会」で行うスポーツについて意見を出し合い、互いの意見を尊重しながら合意形成を図り、助け合っ て取り組むことができるようにする。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ みんなで決めた「スポーツ会」をすることを通して、みんなで取り組むことのよさや大切さに気付き、学 級での生活を楽しくよりよいものにしようとする態度を養うことができるようにする。 【学びに向かう力、人間性等】

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19 休 み 時 間 等 4 本議題の計画(2時間+課外) 段階 期日 活動内容 指導上の留意点 目指す児童の姿と評価方法 事 前 の 活 動 月 1 日 朝 の 活 動 1の1で学級遊びをする際に、み んなが楽しく遊べているかどうか について知り、課題をつかむ。 ・みんなで楽しく遊べなかった時があ ったな。 ・みんなともっとなかよく遊びたいな。 ○ アンケート結果を提示する ことで、「1の1みんなが笑顔 で楽しんで遊んで、もっとなか よくなりたい。」という課題意 識を持つことができるように する。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ 学 級の 問題 に 関心 を持 ち、進んで話合いの準備に 取り組もうとしている。 〈観察〉 月 4 日 朝 の 活 動 1の1のみんなが笑顔になるた めには、どのような活動をするとよ いか、自分の考えを持つ。 ○ 学級会ノートに自分の考えを 書く。 ○ 司会グループは、みんなの意見 を確認したり、話合いの計画や準 備をしたりする。 ○ 提案理由をゆっくり読み上 げながら意味を確認すること で、課題解決のための自分の考 えをつくることができるよう にする。 ○ 一人一人の学級会ノートに コメントを書くことで、自分の 考えを伝えようとする意欲を 持つことができるようにする。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 「スポーツ会」をすると いう目的に合った意見を考 え、学級会ノートにふさわ しいスポーツと工夫を考え て書くことができる。 〈学級会ノート〉 本 時 の 活 動 月 7 日 本 時 1の1みんなが笑顔になる「なかよ しスポーツ会」で行うスポーツと工 夫について話し合う。 【柱1】何をするか。 ○ドッジボール ○大なわ ○リレー 【柱2】どんな工夫があるか。 ○賞状やメダル ○ 事前に司会グループと話合 いの進め方を練習しておくこ とで、落ち着いて司会や記録を することができるようにする。 ○ 話合いの観点を「相互性の内 容」に焦点化することで、児童 が自分達の力でめあてに沿っ て話し合うことができるよう にする。 ○ 話合いの観点に沿って話し 合うことができるように適宜 助言をすることで、目的を達成 するための遊びを決めること ができるようにする。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ (司会グループ)司会や 記録の仕事、(全員)話合い に進んで取り組もうといて いる。 〈観察〉 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 話合いの観点をもとに、 自 分 の 考 え を 発 表 し て い る。 ○ 友達の発言について、相 手の思いを受け止めようと 思って聞いている。 〈観察・学級会ノート〉 【知識及び技能】 ○ 司会や記録の仕方、基本 的な話合いの進め方を理解 している。 〈観察〉 事 後 の 活 動 月 8 日 役割ごとに「スポーツ会」に向け ての準備をする。 ○ 話合いで決まったスポーツの 改善策について再確認したり、工 夫で決めた賞状やメダル等の作 成をしたりする。 ○ 1人1つの役割を持つよう にすることで、友達を助け合っ てできるようにする。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ 自分の役割に進んで取り 組もうとしている。〈観察〉 9 月 日 学級全体で「スポーツ会」を実践 する。 ○ 役割分担をもとに、協力して 「スポーツ会」を実践する。 ○ 「スポーツ会」の目的を確認 してから実践することで、友達 に声を掛けたり、「一緒にしよ う」と誘ったりする姿が見られ るようにする。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 友達と助け合って活動し ている。 ○ 自分の役割を最後まで取 り組んでいる。〈観察〉 月 日 帰 り の 会 「スポーツ会」の実践を振り返り、 自分の学級のよさやこれからやっ てみたいことについて話し合う。 ・ みんな笑顔で遊ぶことができて、楽 しかった。これから、もっと仲良くな りたい。 ・ みんな話し合ったことが上手くで きて嬉しいな。また、話合いをしてみ んなで何かしてみたい。 ○ 感想を交流する際に、次のよ うな問いかけをすることで、1 の1のみんなが笑顔で楽しめ たかどうかを振り返ることが できるようにする。 ①みんなで決めた遊びをすることができました か。 ②みんなが楽しめて、もっと仲良くなりましたか。 ③友達からしてもらって嬉しかったことを紹介 して下さい。 ④「スポーツ会」をやってみて、自分ができるよ うになったことはありませんか。 ⑤みんながもっと笑顔になるために、やってみた いことは何ですか。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 自分の頑張ったことや友 達のよかったところ、「スポ ーツ会」をしての感想を振 り返りカードに書いたり、 発表したりしている。 〈観察・振り返りカード〉 「1の1の みんなが えがおになる 『なかよしスポーツかい』をしよう」 10 【話し合いのめあて】 1の1みんなが笑顔になれるスポーツか どうか友達の言いたいことを考えながら、 話し合おう。 【話合いの観点】 ・みんなで楽しめるか。 ・みんながわくわくするような工夫になっ ているか。 11 10 11 11 11 19

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5 本時 令和元年11月7日(木)5時間目 6 主眼 ○ 「なかよしスポーツ会」で行うスポーツとスポーツ会を行う際の工夫について自分の意見を伝えるととも に、それぞれの考えのよさを尊重しながら、提案理由に沿った視点から話し合い、合意形成することができ るようにする。 7 準備 (教師)学級会の板書セット、進行台本、議題、提案理由 (児童)学級会ノート 8 過程 段階 学習活動と内容 指導上の留意点 目指す児童の姿と 評価方法 活動計画に沿って教師の助言を受けな がら話し合い、「スポーツ会」で行うスポ ーツと行う際の工夫を決める。 1 はじめのことば 2 ぎだいのかくにん 【議題】 「1の1の みんなが えがおになる 『なかよしスポーツかい』を しよう」 3 ていあんりゆうのかくにん 【提案理由】 ・ 私たちは、みんなで遊ぶことが好きです。けれ ども、1の1の友達の中には、「楽しくできなかっ た」と困っている人がいます。 みんなが楽しめるようなルールを考えると、1 の1みんなが楽しいと感じることができると思い ます。そうすると、1の1のみんながもっと仲良 くなって、笑顔いっぱいのクラスになっていくと 思います。 4 はなしあいのめあてのかくにん 【はなしあいのめあて】 1の1みんなが えがおになれる スポーツかど うか ともだちの いいたいことを かんがえながら はなしあおう。 5 せんせいのはなし 【はなしあいの かんてん】 ・みんなで楽しめるか。 ・みんながわくわくする工夫になっているか。 6 はなしあい 【柱1】ドッジボール、大なわ、リレーの3つ の中から何をするかについて話し合う。 ○ 司会グループと、話合いの進 め方について、事前に打合せを して、練習させておく。 ○ 自分の考えを伝える意欲を高 めるために、児童の学級会ノー トに勇気づけるコメントを書い ておく。 ○ 考えは事前に短冊に書かせ動 かせるようにする。 ○ 提案理由から話合いがずれて いかないように、2つの観点を 意識しながら話合いを進めるよ う助言する。 【学びに向かう力、人間性等】 ○ (司会グループ)司会 や記録の仕事、(全員) 話合いに進んで取り組 もうとしている。 〈観察〉 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 話合いの観点をもと にして、自分の考えを つくり、発言してい る。 ○ 友達の発言につい て、相手の思いを受け 止めようとしながら聞 いている。 ○ 反対意見の友達が安 心したり、納得したり することができるよう に、スポーツのルール の工夫を考えて発言し ている。 〈観察・学級会ノート〉 リレー 大なわ ドッジボール ○ み ん な で で き る か ら 。 ○ た い い い く で し た こ と が あ る か ら 。 ○ み ん な し っ て い る か ら 。 ○ み ん な で た の し く で き そ う だ か ら 。 ○ つ ぎ の 人 に 、 タ ッ チ し て 、 な か よ く で き る 。 ○ み ん な で で き る 。 ○ ル ー ル が か ん た ん だ か ら 。 ○ ま え し た と き に 、 み ん な た の し そ う に し て い た か ら 。 ○ と ぶ の が た の し い 。 ○ ル ー ル を み ん な し っ て い る か ら 。 ○ た す け あ え る か ら 。 ○ み ん な で し た こ と が あ る か ら 。 ○ み ん な で た の し く で き そ う だ か ら 。 さ ん せ い( い い な) ● は し る の が に が て 。 ● こ ろ ぶ か も し れ な い 。 〈 改 善 策 〉 ◎ は し っ て い る 人 を お う え ん す る 。 ◎ は し り お わ っ た ら 、 次 の 人 に 、 タ ッ チ す る 。 ● な わ に あ た る と い た い 。 ● と ぶ こ と が に が て 。 〈 改 善 策 〉 ◎ な わ に ひ っ か っ か た ら 、 ふ わ ふ わ ふ わ こ と ば を か け る 。 ( だ い じ ょ う ぶ だ よ 。 つ ぎ 、 が ん ば ろ う 。 ) ◎ み ん な で か ず を か ぞ え る 。 ● お な じ 人 が ず っ と ボ ー ル を な げ る 。 ● ボ ー ル の と り あ い に な り そ う 。 〈 改 善 策 〉 ◎ ひ と り 一 か い は な げ る よ う に 、 ボ ー ル を ゆ ず る 。 ◎ と ち ゅ う で ボ ー ル の か ず を ふ や す 。 ◎ や わ ら か い ボ ー ル を つ か う と 、 あ た っ て も 、 い た く な い 。 は ん た い( し ん ぱ い) 【合意形成の手立て】 ○ 意見がまとまらない場合は、話合 いの観点を確認させ、決定を促す。 ○ 話合いの方向がそれた時には、話 合いが上手く進むように適宜教師が 介入する。 ○ 反対意見の人たちが気持ちよく参 加できるようにルールを工夫できる ことはないかを問う。 ○ 多数決ではない、解決方法を児童 に提案する。

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【柱2】みんながわくわくするための工夫に ついて話し合う。 7 きまったことのはっぴょう 8 ふりかえり 本時の話合い活動について自己評価し て振り返り、実践への意欲を高める。 9 せんせいのはなし 10 おわりのことば ○ 実践への意欲を高めさせるた めに、これから頑張りたいこと を発表させる。 ○ 先生の話の時は、話合いの仕 方でよかったところを伝え、次 の話合い活動への意欲を高め る。 【知識及び技能】 ○ 司会や記録の仕方、 基本的な話合いの進め 方を理解している。 〈観察〉 ふわふわことばをつかう しょうじょう メダル ○ ふ わ ふ わ こ と ば を つ か う と 、 も っ と た の し め そ う だ か ら 。 ○ み ん な が え が お に な れ そ う だ か ら 。 ○ も ら え る と う れ し い か ら 。 ○ み ん な も よ ろ こ び そ う だ か ら 。 ○ も ら え る と う れ し い か ら 。 ○ チ ー ム で が ん ば れ そ う だ か ら 。 ○ や る き が で る 。 さ ん せ い( い い な) ● だ れ が つ か っ て い る か わ か ら な い 。 〈 改 善 策 〉 ◎ ふ わ ふ わ こ と ば を つ か っ た り 、 や さ し い こ う ど う を し た り し て い た 人 に 、 に こ に こ ポ イ ン ト を あ げ る 。 ● も ら え る 人 は 、 う れ し い け ど 、 も ら え な か っ た 人 は か な し い と お も う 。 ● チ ー ム ぜ ん い ん に あ げ た り 、 ど っ ち も つ く っ た り す る の は 、 た い へ ん そ う 。 〈 改 善 策 〉 ◎ メ ダ ル を つ く る 人 、 し ょ う じ ょ う を つ く る 人 に わ か れ て つ く る 。 ◎ ふ り か え り の と き に 、 に こ に こ ポ イ ン ト が お お か っ た 人 に 、 あ げ た ら ど う か な 。 は ん た い( し ん ぱ い)

参照

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