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足立文彦教授の紹介

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Academic year: 2021

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― 27 ― 足立 文彦教授の紹介

足立  文彦教授の紹介

足立文彦教授は,2015年3月31日をもって金城学院大学 現代文化学部を定年によりご退職されました。 先生は,1997年4月に現代文化学部教授として着任され ました。南山大学経済学部(1976-1989),名古屋大学経 済学部及び同大学大学院国際開発研究科(1989-1997)で の研究・教育経験を生かして,新設の現代文化学部・国際 社会学科の教育に参画することが,「人生の節目でのチャ レンジだった」とおっしゃっています。新学部の国際化・ 情報化・福祉社会化を三本の柱とする理念に強く共鳴する ものがあったそうです。 着任後3年目から2期4年にわたって,国際交流センター長として,留学制度の拡充に努め られ,今日の国際交流隆盛の基礎をつくったと自負しておられます。その後,教務部長1期半 (3年)と,学部長を1期2年つとめられ,「学部内の教務委員も教務委員長も経験しないまま に,いきなり教務部長に選ばれ,大変だった」と回顧しておられます。GPA制度の導入,履 修登録のCAP制の導入などが思い出に残っているそうです。 先生は開発経済学が御専門で,アジア経済論,人間開発論等の研究成果を教育に生かすべく, 常に研究・教育・交流の三つの柱を意識しながら教員生活を送ってこられました。 研究分野では,「アジア諸国における自動車国産化過程の比較研究」,「日本企業の海外進出」, 「日本の中小企業の国際化」,「日本の経済協力」,「内発的発展の成功事例としての一村一品運 動」等の研究に取り組んでこられ,数々の国際会議での発表によって,国際研究交流にも尽力 してこられました。 教育面では,開発経済学とアジア経済論の延長線上で,本学着任後,国連開発計画が提唱す る人間開発の概念に関心を持たれ,1990年以来毎年刊行されてきた『人間開発報告書』の内容 を,『人間開発報告書を読む』という教科書としてまとめ,講義に使用されてきました。「いさ さか難解を承知で採用した教科書によって,アジア・貧困・援助等のテーマに関心を持つ学生 が育ったことがうれしかった」と語っておられます。 教育と交流を一体化するプログラムとして,国際情報学部のKIT(Kinjo International Training)タイ・プログラムに先駆け,2001年から09年にかけて5回の東南アジア研修旅行を 実施し,多くの学生をタイ,シンガポールなどに引率されました。 先生は,これまでの経験を生かし,アジアの人々へのお礼の気持ちを込めて,定年後はアジ アの大学でボランティアとして教鞭をとりたい,と準備されています。 アジアと日本の懸け橋としての,先生のますますのご活躍を祈念いたします。

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