中国における会社設立・経営に必要・有益な情報をお届けします。 No.33/2014 年 10 月 31 日 「H&H 中国最新法令情報」(No.33)をお送りします。 本号では、≪最新法令速報≫として、10 月 10 日から実施された最高人民法院の司法解釈 「情報ネットワークを利用して人身権益を侵害する民事紛争案件の審理における法律適用 の若干問題に関する規定」の原文及び仮訳を掲載しています。 中国でもインターネットは急速に多様な発展を遂げ、ビジネスでも不可欠のツールとなってい ます。特に、中国では「微博」や「微信」の普及に伴い、ネット情報がより早く、より広い範囲に 伝達されるようになり、大きな社会的影響を及ぼすようになりました。他方、「人肉捜索(ネッ トと人手の両方を駆使した個人の捜索)」、「ネット水軍(なりすまし)」といった問題も発生し、 個人及び法人の権益が侵害される例も増加しています。 そこで、本号では、この司法解釈の原文及び仮訳を掲載することとしました。お役に立てば 幸いです。 最新法令速報 「情報ネットワークを利用して人身権益を侵害する民事紛争案件の審理における法律適用 の若干問題に関する規定」 【解説】 ネットワークを利用した権利侵害については、2009 年に制定された「権利侵害責任法」第 36 条が原則的な規定を置いていますが、具体的な適用及び認定についてはまだ多くの問題が残 されています。本規定は、最高人民法院がネットワークによる権利侵害事件の審理について一 定の指針を示したものであり、最高人民法院が、2012 年 12 月 17 日に発布した「情報ネットワ
ーク伝達権を侵害する民事紛争案件の審理における法律適用の若干問題に関する規定」、及 び最高人民検察院と共同で 2013 年 9 月 6 日に発布した「情報ネットワークを利用して誹謗等を 実施する刑事案件の処理における法律適用の若干問題に関する規定」と併せて、情報ネット ワーク法律問題の裁判実務の体系を構成することになります。 本規定は、全部で 19 条があり、ネットワークを利用した権利侵害事件の管轄(第 2 条)、被告 適格及び被告又は第三者の追加(第 3 条)、原告の申立てによるネットワークサービス提供者 の開示義務(第 4 条)、権利侵害責任法第 36 条第 3 項にいう「ネットワークサービス提供者が 権利侵害について知っている」に該当するか否かの認定(第 9 条)、ネットワーク情報を転載す る行為の過失の認定(第 10 条)、企業の原告適格(第 11 条)、個人情報の保護(第 12 条)、賠 償の範囲(第 18 条)等について規定しています。 なお、「人身権益」は、日本の「人格権」に相当する概念で、本規定においては、「氏名権、名 称権、名誉権、栄誉権、肖像権及びプライバシー権等の権益」を意味します(第 1 条)。また、「情 報ネットワーク」の定義は本規定にはありませんが、上記「情報ネットワーク伝達権を侵害する 民事紛争案件の審理における法律適用の若干問題に関する規定」第 2 条では、コンピュータ ー・ネットワークのほか、テレビ、固定電話、移動電話等の電子設備を端末とするネットワークと されており、本規定でも同じ意味で使用されているものと思われます。 【劉楠、臧晶】 【原文と仮訳】 关于审理利用信息网络侵害人身权益民事纠 纷案件适用法律若干问题的规定 情報ネットワークを利用して人身権益を侵害 する民事紛争案件の審理における法律適用 の若干問題に関する規定 最高人民法院 2014 年 8 月 21 日公布、2014 年 10 月 10 日实施 http://rmfyb.chinacourt.org/paper/html/2014-10/10/content_88715.htm?div=-1 为正确审理利用信息网络侵害人身权益民事 纠纷案件,根据《中华人民共和国民法通则》 《中华人民共和国侵权责任法》《全国人民 代表大会常务委员会关于加强网络信息保护 的决定》《中华人民共和国民事诉讼法》等 法律的规定,结合审判实践,制定本规定。 情報ネットワークを利用して人身権益を侵害 する民事紛争事件を正確に審理するため、 「中華人民共和国民法通則」、「中華人民共 和国権利侵害責任法」、「ネットワーク情報の 保護強化に関する全国人民代表大会常務委 員会の決定」及び「中華人民共和国民事訴訟 法」等の法律の規定に基づき、裁判の実践と 結び付け、本規定を制定する。 第一条 本规定所称的利用信息网络侵害人 第一条 本規定にいう情報ネットワークを利用
身权益民事纠纷案件,是指利用信息网络侵 害他人姓名权、名称权、名誉权、荣誉权、 肖像权、隐私权等人身权益引起的纠纷案件。 して人身権益を侵害する民事紛争事件とは、 情報ネットワークを利用して他人の氏名権、 名称権、名誉権、栄誉権、肖像権及びプライ バシー権等の人身権益を侵害したことにより 引き起こされた紛争事件をいう。 第二条 利用信息网络侵害人身权益提起的 诉讼,由侵权行为地或者被告住所地人民法 院管辖。 侵权行为实施地包括实施被诉侵权行为的 计算机等终端设备所在地,侵权结果发生地 包括被侵权人住所地。 第二条 情報ネットワークを利用して人身権 益を侵害したことにより提起された訴訟は、権 利侵害行為地又は被告住所地の人民法院が 管轄する。 権利侵害行為の実施地は訴えられた権利 侵害行為を実施したコンピューター等の端末 設備の所在地を含み、権利侵害の結果発生 地は権利被侵害者の住所地を含む。 第三条 原告依据侵权责任法第三十六条第 二款、第三款的规定起诉网络用户或者网络 服务提供者的,人民法院应予受理。 原告仅起诉网络用户,网络用户请求追加 涉嫌侵权的网络服务提供者为共同被告或者 第三人的,人民法院应予准许。 原告仅起诉网络服务提供者,网络服务提 供者请求追加可以确定的网络用户为共同被 告或者第三人的,人民法院应予准许。 第三条 原告が権利侵害責任法第三十六条 第二項及び第三項の規定に基づき、ネットワ ークユーザー又はネットワークサービス提供 者を起訴する場合、人民法院は、これを受理 しなければならない。 原告がネット ワークユーザーのみを 起訴 し、ネットワークユーザーが権利侵害の嫌疑 のあるネットワークサービス提供者を共同被 告又は第三者として追加するよう請求する場 合、人民法院は、これを認めなければならな い。 原告がネットワークサービス提供者のみを 起訴し、ネットワークサービス提供者が確定 可能なネットワークユーザーを共同被告又は 第三者として追加するよう請求する場合、人 民法院は、これを認めなければならない。 第四条 原告起诉网络服务提供者,网络服务 提供者以涉嫌侵权的信息系网络用户发布为 由抗辩的,人民法院可以根据原告的请求及 案件的具体情况,责令网络服务提供者向人 民法院提供能够确定涉嫌侵权的网络用户的 姓名(名称)、联系方式、网络地址等信息。 第四条 原告がネットワークサービス提供者 を起訴し、ネットワークサービス提供者が、権 利侵害の嫌疑のある情報はネットワークユー ザーが発布したことをもって抗弁とする場合、 人民法院は、原告の請求及び事件の具体的 な状況に基づき、ネットワークサービス提供者 に対し、権利侵害の嫌疑のあるネットワーク
网络服务提供者无正当理由拒不提供的, 人民法院可以依据民事诉讼法第一百一十四 条的规定对网络服务提供者采取处罚等措 施。 原告根据网络服务提供者提供的信息请求 追加网络用户为被告的,人民法院应予准许。 ユ ー ザ ーを 確定 す る ことが でき る 氏名 ( 名 称)、連絡方法及びネットワークアドレス等の 情報を人民法院に提供するよう命じることが できる。 ネットワークサービス提供者が正当な理由 なくして提供を拒否した場合、人民法院は、民 事訴訟法第一百一十四条の規定に基づきネ ットワークサービス提供者につき処罰等の措 置を講じることができる。 原告がネットワークサービス提供者が提供 した情報に基づきネットワークユーザーを被 告として追加するよう請求する場合、人民法 院は、これを認めなければならない。 第五条 依据侵权责任法第三十六条第二款 的规定,被侵权人以书面形式或者网络服务 提供者公示的方式向网络服务提供者发出的 通知,包含下列内容的,人民法院应当认定 有效: (一)通知人的姓名(名称)和联系方式; (二)要求采取必要措施的网络地址或者足 以准确定位侵权内容的相关信息; (三)通知人要求删除相关信息的理由。 被侵权人发送的通知未满足上述条件,网 络服务提供者主张免除责任的,人民法院应 予支持。 第五条 権利侵害責任法第三十六条第二項 の規定に基づき、権利被侵害者が書面又は ネットワークサービス提供者の公示した方式 によりネットワークサービス提供者に送付した 通知に以下に掲げる内容が含まれる場合、 人民法院は、これを有効と認めなければなら ない。 (1) 通知人の氏名(名称)及び連絡方法 (2) 必要な措置を講じるよう要求したネットワ ークアドレス又は権利侵害内容を正確に認定 するのに足りる関係情報 (3) 通知人が関係情報の削除を要求した理 由。 権利被侵害者の送付した通知が上記条件 を満たさず、ネットワークサービス提供者が責 任の免除を主張する場合、人民法院は、これ を支持しなければならない。 第六条 人民法院适用侵权责任法第三十六 条第二款的规定,认定网络服务提供者采取 的删除、屏蔽、断开链接等必要措施是否及 时,应当根据网络服务的性质、有效通知的 形式和准确程度,网络信息侵害权益的类型 和程度等因素综合判断。 第六条 人民法院は、権利侵害責任法第三 十六条第二項の規定を適用し、ネットワーク サービス提供者が講じた削除、遮蔽、リンク 切断等の必要な措置が適時になされたか否 かを認定する場合、ネットワークサービスの性 質、有効な通知の形式及び正確さ、ネットワ
ーク情報権益侵害の類型及び程度等の要素 に基づき総合的に判断しなければならない。 第七条 其发布的信息被采取删除、屏蔽、断 开链接等措施的网络用户,主张网络服务提 供者承担违约责任或者侵权责任,网络服务 提供者以收到通知为由抗辩的,人民法院应 予支持。 被采取删除、屏蔽、断开链接等措施的网 络用户,请求网络服务提供者提供通知内容 的,人民法院应予支持。 第七条 その発布した情報が削除、遮蔽、リ ンク切断等の措置を講じられたネットワークユ ーザーは、ネットワークサービス提供者に対し 違約責任又は権利侵害責任を負うよう主張 し、ネットワークサービス提供者は通知を受領 したことを理由として抗弁する場合、人民法院 は、これを支持しなければならない。 削除、遮蔽、リンク切断等の措置を講じら れたネットワークユーザーが、ネットワークサ ービス提供者に対し通知内容を提供するよう 請求する場合、人民法院は、これを支持しな ければならない。 第八条 因通知人的通知导致网络服务提供 者错误采取删除、屏蔽、断开链接等措施, 被采取措施的网络用户请求通知人承担侵权 责任的,人民法院应予支持。 被错误采取措施的网络用户请求网络服务 提供者采取相应恢复措施的,人民法院应予 支持,但受技术条件限制无法恢复的除外。 第八条 通知人の通知によりネットワークサ ービス提供者が誤って削除、遮蔽、リンク切 断等の措置を講じ、措置を講じられたネットワ ークユーザーが通知人に対し権利侵害責任 を負うよう請求する場合、人民法院は、これを 支持しなければならない。 誤った措置を講じられたネットワークユーザ ーがネットワークサービス提供者に対し相応 の回復措置を講じるよう請求する場合、人民 法院は、これを支持しなければならない。但 し、技術条件の制限により回復することができ ない場合を除く。 第九条 人民法院依据侵权责任法第三十六 条第三款认定网络服务提供者是否“知道”, 应当综合考虑下列因素: (一)网络服务提供者是否以人工或者自动 方式对侵权网络信息以推荐、排名、选择、 编辑、整理、修改等方式作出处理; 第九条 人民法院は、権利侵害責任法第三 十六条第三項に基づきネットワークサービス 提供者が「知っている」か否かを認定する場 合は、次に掲げる要素を総合的に考慮しなけ ればならない。 (一) ネットワークサービス提供者が人工的又 は自動的な方式により権利侵害ネットワーク 情報につき推薦、ランキング、選択、編集、整 理又は修正等の方式により処理を行ったか否 か
(二)网络服务提供者应当具备的管理信息 的能力,以及所提供服务的性质、方式及其 引发侵权的可能性大小; (三)该网络信息侵害人身权益的类型及明 显程度; (四)该网络信息的社会影响程度或者一定 时间内的浏览量; (五)网络服务提供者采取预防侵权措施的 技术可能性及其是否采取了相应的合理措 施; (六)网络服务提供者是否针对同一网络用 户的重复侵权行为或者同一侵权信息采取了 相应的合理措施; (七)与本案相关的其他因素。 (二) ネットワークサービス提供者が備えるべ き情報管理能力、提供するサービスの性質、 方式及びその権利侵害を引き起こす可能性 の大小 (三) 当該ネットワーク情報が人身権益を侵 害する類型及び顕著さ (四) 当該ネットワーク情報が社会的影響の 程度又は一定時間内のアクセス数 (五) ネットワークサービス提供者が権利侵害 予防措置を講じる技術的可能性及び相応の 合理的措置を講じたか否か (六) ネットワークサービス提供者が同一のネ ットワークユーザーの重複する権利侵害行為 又は同一の権利侵害情報につき相応の合理 的措置を講じたか否か (七) 当該事件に関係するその他の要素。 第十条 人民法院认定网络用户或者网络服 务提供者转载网络信息行为的过错及其程 度,应当综合以下因素: (一)转载主体所承担的与其性质、影响范 围相适应的注意义务; (二)所转载信息侵害他人人身权益的明显 程度; (三)对所转载信息是否作出实质性修改, 是否添加或者修改文章标题,导致其与内容 严重不符以及误导公众的可能性。 第十条 人民法院は、ネットワークユーザー 又はネットワークサービス提供者によるネット ワーク情報の転載行為の過失及びその程度 を認定する場合は、次に掲げる要素を総合的 に考慮しなければならない。 (一) 転載主体が負うその性質及び影響範囲 に相応する注意義務 (二) 転載する情報による他人の人身権益侵 害の顕著さ (三) 転載する情報につき実質的修正をした か否か、文章の標題を書き足し又は修正して それと内容を著しく一致しないようにしたか否 か、及び公衆を惑わす可能性。 第十一条 网络用户或者网络服务提供者采 取诽谤、诋毁等手段,损害公众对经营主体 的信赖,降低其产品或者服务的社会评价, 经营主体请求网络用户或者网络服务提供者 承担侵权责任的,人民法院应依法予以支持。 第十一条 ネットワークユーザー又はネットワ ークサービス提供者が誹謗又は中傷等の手 段により、公衆の経営主体に対する信頼を毀 損し、その製品又はサービスに対する社会評 価を低下させ、経営主体がネットワークユー ザー又はネットワークサービス提供者に対し 権利侵害責任を負うよう請求する場合、人民
法院は、法に従いこれを支持しなければなら ない。 第十二条 网络用户或者网络服务提供者利 用网络公开自然人基因信息、病历资料、健 康检查资料、犯罪记录、家庭住址、私人活 动等个人隐私和其他个人信息,造成他人损 害,被侵权人请求其承担侵权责任的,人民 法院应予支持。但下列情形除外: (一)经自然人书面同意且在约定范围内公 开; (二)为促进社会公共利益且在必要范围内; (三)学校、科研机构等基于公共利益为学 术研究或者统计的目的,经自然人书面同意, 且公开的方式不足以识别特定自然人; (四)自然人自行在网络上公开的信息或者 其他已合法公开的个人信息; (五)以合法渠道获取的个人信息; (六)法律或者行政法规另有规定。 网络用户或者网络服务提供者以违反社会 公共利益、社会公德的方式公开前款第四项、 第五项规定的个人信息,或者公开该信息侵 害权利人值得保护的重大利益,权利人请求 网络用户或者网络服务提供者承担侵权责任 的,人民法院应予支持。 第十二条 ネットワークユーザー又はネットワ ークサービス提供者がネットワークを利用して 自然人の遺伝子情報、病歴、健康診断資料、 犯罪記録、家庭住所、個人的活動等のプライ バシー及びその他の個人情報を公開し、他人 に損害を与え、権利被侵害者がその者に対し 権利侵害責任を負うよう請求する場合、人民 法院は、これを支持しなければならない。但 し、以下に掲げる場合を除く。 (一) 自然人の書面による同意を得ており、か つ約定された範囲内で公開した場合 (二) 社会公共利益の促進のためであり、か つ必要な範囲内である場合 (三) 学校及び科学研究機関等が公共利益 に基づき学術研究又は統計の目的のた め に、自然人の書面による同意を得ており、か つ公開方法が特定の自然人を識別するに足 りない場合 (四) 自然人が自らネットワーク上に公開した 情報又はその他の既に適法に公開された個 人情報 (五) 適法なルートにより取得した個人情報 (六) 法律又は行政法規に別段の定めがある 場合。 ネットワークユーザー又はネットワークサー ビス提供者が社会公共の利益又は社会の公 衆道徳に反する方法により前項第四号及び 第五号に定める個人情報を公開し、又は当該 情報を公開することにより権利者の保護する に値する重大な利益を侵害し、権利者がネッ トワークユーザー又はネットワークサービス提 供者に対し権利侵害責任を負うよう請求する 場合、人民法院は、これを支持しなければな らない。
国家机关行使职权公开个人信息的,不适用 本条规定。 国の機関が職権を行使して個人情報を公 開する場合は、本条の規定を適用しない。 第十三条 网络用户或者网络服务提供者,根 据国家机关依职权制作的文书和公开实施的 职权行为等信息来源所发布的信息,有下列 情形之一,侵害他人人身权益,被侵权人请 求侵权人承担侵权责任的,人民法院应予支 持: (一)网络用户或者网络服务提供者发布的 信息与前述信息来源内容不符; (二)网络用户或者网络服务提供者以添加 侮辱性内容、诽谤性信息、不当标题或者通 过增删信息、调整结构、改变顺序等方式致 人误解; (三)前述信息来源已被公开更正,但网络 用户拒绝更正或者网络服务提供者不予更 正; (四)前述信息来源已被公开更正,网络用 户或者网络服务提供者仍然发布更正之前的 信息。 第十三条 ネットワークユーザー又はネットワ ークサービス提供者が、国の機関が職権によ り作成した文書及び公開実施した職権行為等 の情報源に基づいて発布した情報が以下の 状況のいずれかに該当し、他人の人身権益 を侵害し、権利被侵害者が権利侵害者に対し 権利侵害責任を負うよう請求する場合、人民 法院は、これを支持しなければならない。 (一) ネットワークユーザー又はネットワーク サービス提供者の発布した情報が上記情報 源の内容と一致しない場合 (二) ネットワークユーザー又はネットワーク サービス提供者が侮辱的内容、誹謗的情報、 不当な標題の書き加え若しくは情報の添削、 構造の調整、順序の変更等の方法により人 に誤解を与えた場合 (三) 上記情報源が既に公開是正されたにも かかわらず、ネットワークユーザーが是正を 拒絶し、又はネットワークサービス提供者が 是正を行わない場合 (四) 上記情報源が既に公開是正されたにも かかわらず、ネットワークユーザー又はネット ワークサービス提供者が依然として是正前の 情報を発布する場合 第十四条 被侵权人与构成侵权的网络用户 或者网络服务提供者达成一方支付报酬,另 一方提供删除、屏蔽、断开链接等服务的协 议,人民法院应认定为无效。 擅自篡改、删除、屏蔽特定网络信息或者 以断开链接的方式阻止他人获取网络信息, 发布该信息的网络用户或者网络服务提供者 请求侵权人承担侵权责任的,人民法院应予 第十四条 権利被侵害者と権利侵害を構成 するネットワークユーザー又はネットワークサ ービス提供者との間で、一方が報酬を支払 い、他方が削除、遮蔽、リンク切断等のサー ビスを提供することに合意した場合、人民法 院は、これを無効と認定しなければならない。 特定のネットワーク情報を無断で改竄し、 削除し、遮蔽し、又はリンク切断の方法により 他人のネットワーク情報獲得を阻止し、当該 情報を発布したネットワークユーザー又はネッ
支持。接受他人委托实施该行为的,委托人 与受托人承担连带责任。 トワークサービス提供者が権利侵害者に対し 権利侵害責任を負うよう請求する場合、人民 法院は、これを支持しなければならない。他 人による委託を受けて当該行為を行った場 合、委託者と受託者は、連帯責任を負う。 第十五条 雇佣、组织、教唆或者帮助他人发 布、转发网络信息侵害他人人身权益,被侵 权人请求行为人承担连带责任的,人民法院 应予支持。 第十五条 他人を雇用し、組織し、教唆し、又 は幇助してネットワーク情報を発布又は転送 して他人の人身権益を侵害し、権利被侵害者 が行為者に対し連帯責任を負うよう請求する 場合、人民法院は、これを支持しなければな らない。 第十六条 人民法院判决侵权人承担赔礼道 歉、消除影响或者恢复名誉等责任形式的, 应当与侵权的具体方式和所造成的影响范围 相当。侵权人拒不履行的,人民法院可以采 取在网络上发布公告或者公布裁判文书等合 理的方式执行,由此产生的费用由侵权人承 担。 第十六条 人民法院が権利侵害者に対し謝 罪、影響の除去又は名誉の回復等の責任形 式を判決する場合、権利侵害の具体的な方 法及びもたらされた影響の範囲と対応するも のでなければならない。権利侵害者が履行を 拒否した場合、人民法院は、ネットワーク上に 公告を発布し又は裁判文書を公表するなど合 理的な方法により執行することができ、これに より生じた費用は権利侵害者が負担する。 第十七条 网络用户或者网络服务提供者侵 害他人人身权益,造成财产损失或者严重精 神损害,被侵权人依据侵权责任法第二十条 和第二十二条的规定请求其承担赔偿责任 的,人民法院应予支持。 第十七条 ネットワークユーザー又はネットワ ークサービス提供者が他人の人身権益を侵 害し、財産損害又は重大な精神損害をもたら し、権利被侵害者が権利侵害責任法第二十 条及び第二十二条の規定に従いその者に対 し賠償責任を負うよう請求する場合、人民法 院は、これを支持しなければならない。 第十八条 被侵权人为制止侵权行为所支付 的合理开支,可以认定为侵权责任法第二十 条规定的财产损失。合理开支包括被侵权人 或者委托代理人对侵权行为进行调查、取证 的合理费用。人民法院根据当事人的请求和 具体案情,可以将符合国家有关部门规定的 律师费用计算在赔偿范围内。 第十八条 権利被侵害者が権利侵害行為を 阻止するために支払った合理的支出は、権利 侵害責任法第二十条に定める財産損害とし て認定することができる。合理的支出は、権 利被侵害者又は委託代理人が権利侵害行為 につき調査及び証拠収集をするための合理 的費用を含む。人民法院は、当事者の請求 及び具体的な事件の内容に基づき、国の関 係部門の規定に合致する弁護士費用を賠償
被侵权人因人身权益受侵害造成的财产损 失或者侵权人因此获得的利益无法确定的, 人民法院可以根据具体案情在 50 万元以下 的范围内确定赔偿数额。 精神损害的赔偿数额,依据《最高人民法 院关于确定民事侵权精神损害赔偿责任若干 问题的解释》第十条的规定予以确定。 の範囲に計算することができる。 権利被侵害者が人身権益侵害によりもたら された財産的損失又は権利侵害者がこれに より得た利益を確定することができない場合、 人民法院は、具体的な事件の内容に基づき 50 万元以下の範囲内で賠償金額を確定する ことができる。 精神的損害の賠償金額については、「最高 人民法院民事権利侵害による精神損害賠償 責任の確定に係る若干問題に関する解釈」第 十条の規定に従って確定する。 第十九条 本规定施行后人民法院正在审理 的一审、二审案件适用本规定。 本规定施行前已经终审,本规定施行后当 事人申请再审或者按照审判监督程序决定再 审的案件,不适用本规定。 第十九条 この規定の施行後に人民法院が 審理している第一審及び第二審の事件には、 この規定を適用する。 この規定の施行前に既に結審し、この規定 の施行後に当事者が再審を申し立て、又は裁 判監督手続に従い再審を決定した事件には、 この規定を適用しない。 【劉楠、臧晶】 久田・橋口法律事務所 ウェブサイト:http://www.lexhh.com/ 電子メール:[email protected] 本ニュースレターの掲載内容の著作権は当事務所に帰属します。 本ニュースレターの内容につきましては正確を期しておりますが、思わぬ誤解があるかもしれ ません。また、意見にわたる部分は作成時における法制、実務等の事情に基づく一般論であり、 個別具体的な事案の処理にそのまま適用できるとは限りません。個別事案の処理にあたって は、必ず関係政府機関又は専門家にご確認いただきますようお願い申し上げます。 本ニュースレターにつき、ご意見、ご質問等がございましたら、当事務所ウェブサイトのお問い 合わせページ又は上記電子メールアドレスまでお気軽にご連絡ください。