親 会 社 説 に基づ く支配 持分利 益 の 開示
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(2) 親 会社 説 に基づ く支配 持分 利益 の開 示. さて 、 親 会 社 説 の 本 質 と考 え られ る親 会 社(支. 配 持 分)に. と って の 利 益 計 算 に焦 点 を当 て. る と、 具 体 的 に 問題 に な り うる の は 、 利 益 が支 配 持 分 と非 支 配 持 分 の どち ら に帰 属 す るの か とい う利 益 の 帰 属 問 題 で あ り、 非 支 配 持 分 が支 配 持 分 に混 入 す る問 題 で あ る。 企 業 結 合 に お い て は 、 例 え ば 、 バ ー ゲ ンパ ー チ ェ ス な ど 特 殊 な ケ ー ス に 問 題 が あ る と 考 え られ る(山 下2007)。. ま た 、企 業 結 合 後 に お い て は 、例 えば 、 の れ ん の 減 損 な どの 特 殊 な ケ ー ス に 問 題. が あ る と考 え られ る(上 田2007)。. さ らに 、 子 会 社 に お け る非 支 配 持 分 に 欠損 が あ る場 合 の. 会 計処 理 も問 題 とな ろ う。 米 国 の 現 行 制 度 で は、非 支 配 持 分 に と っ ての 欠 損 が あ る場 合 に は、 当該 欠 損 額 は 支 配 持 分 に 帰 属 させ られ る こ と に な る。 この と き 、 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 区 分 は 達 成 され て い な い 。 一 方 、FASB(2005b)で. は 、 非 支 配 持 分 に 適 用 可能 な 損 失 は 、 当. 該 帰 属 が 非 支 配 持 分 に帰 属 させ られ る持 分 を超 過 す る場 合 で あ っ て も、 非 支 配 持 分 に帰 属 さ せ られ 続 け な けれ ば な ら な い と され て い る(22項)。. この と き 、 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 と の. 区分 は 、達 成 され て い る。 した が って 、支 配 持 分 と非 支 配 持 分 の 区 分 だ け に焦 点 を 当 て れ ば 、 FASB(2005b)の. 提 案 は 、 望 ま しい もの で あ ろ う。. さ らに 、 支 配 持 分 と非 支配 持 分 の 区 分 以 外 の 企 業 結 合 後 の 問 題 もあ る。 例 え ば 、経 済 的 単 .一体 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益(=支. 配 持 分 に帰 属 す る利 益)と. 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利. 益 が異 な るケ ー ス を あ げ る こ とが で き る。 本 稿 で は 、 この よ うな ケ ー ス を取 りr.げ る。 本 稿 で は、 連 結 損 益 計 算 書 に お い て 、 親 会社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益(以. 下、. 支 配 持 分 利 益 とい うこ と もあ る)と 経 済 的 単 ・..体 説 に基 づ く企 業 集 団全 体 に 帰 属 す る利 益(以 下 、企 業 集 団全 体利 益 と い う こ と もあ る)を い ず れ か一 方 で は な く、同 時 に 開Tす る と きに 、 親 会 社 説 に基 づ く支配 持 分 に帰 属 す る利 益 は、 必 ず し も経 済 的 単 一 一体 説 に 基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 か ら非 支 配 持 分 に 帰属 す る利 益 を 控 除 す る だ けで は計 算 され な い ケ ー ス も あ る と い う こ と を指 摘 す る(4,。そ の ケ ー ス と は、 追 加 取 得 や 一 部 売 却 とい っ た持 分 変 動 を生 じ させ る 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 取 引 が あ る場 合 で あ る 。 従 来 か ら い わ れ て い る と お り、 当 該 取 引 は、 親 会 社 説 に よれ ば 、 支配 持 分 に帰 属 す る損 益 を生 じ させ る が 、 経 済 的 単 一 体 説 に よ れ ば 、 資 本 取 引 に該 当 し、 そ の よ うな 損 益 を生 じ させ な い 。 した が っ て 、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を経 済 的単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 か ら計 算 す るに は、 非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を 控 除 す る だ け で は な く、 この 違 い を反 映 す る よ う な調 整 が 必 要 に な る と考 え られ る。 先 行 研 究 お よ びFASB(2006)な. ど に よれ ば 、 い ず れ か. 一 方 を 開 示 す る場 合 の み が 考 え られ て い た が 、 本 稿 で検 討 す る の は 、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 と経 済 的.単一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 を 岡 時 に開%rす る場 合 で あ り、 この 点 に本 稿 の 特 徴 が あ る。 FASB(2005b)に. お い て も、 これ らの 調 整 が 必 要 で あ る こ と を認 識 して い る と考 え られ 、. 注 記 開 示 を要 求 して い る(FASB2005b,30項. 〉。FASBは. 、経 済 的 単 一 体 説 を指 向 しな が ら も、. 親 会 社 説 に基 づ く 支 配 持 分 利 益 も重 要 で あ る とい う こ と を 信 じて い る よ うで あ る(FASB. 一178一. ド.
(3) 親 会社 説 に基 づ く支 配持分利 益 の開示. 2005b,B39項. 〉.そ れ で も な お 、FASB(2005b)が. 示 して い る開 示 例 で は 、 現 行 開示 され て. い る親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益 と は異 な り う る とい う こ と を本 稿 で は 明 らか に す る。 そ の う え で、 現 行 開 示 され て い る親 会 社 説 に基 づ く支 配持 分 利 益 を どの よ うに 開示 し う るか に つ い て 若 干 の 考 察 を 加 え る こ と と した い。 本 稿 の 独 自 の も の が あ る とす れ ば 、 こ れ ら の FASB(2005b)に. あ る問 題 点 の指 摘 とそ の 改 善 め 提 案 が あ げ られ よ う。. な お 、 本 稿 で は 、FASB(2007b)の. 適 用 指針 と 同様 に 、親 会 社 に優 先 株 主 が存 在 しな い ケ. ー ス を想 定 す る。 とい うの も、 この と き、 連 結 損益 計 算 書 に お い て 開示 され る支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 と親 会 社 の 普 通 株 主 に 帰 属 す る利 益 が.・..致 す る ことになるため、後の議論 が行 い や す い た め で あ る。 さ ら に、 親 会 社 説 と経 済 的単 一 体 説 お よ び 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 取 引 に焦 点 を当 て る うえ で 、 優 先 株 主 が 存 在 す る場 合 に は、優 先 株 主 と 普 通株 主 との 取 引 が 生 じ うる な ど複 雑 とな り う る こ と を避 け る た めで もあ る。 ま た、 本 稿 で は 、 財 務 諸 表 本 体 で の 認 識 と注 記 に お け る開 示 に お け る差 異 に つ い て は、 議 論 し な い こ と とす る ㈲。 本 稿 が 暗 黙 に採 用 して い る投 資 家 の 意 思 決 定 モ デル は 、 他 の 項 目 は と もか く、親.会社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益 の 開 示 につ い て連 結 損 益 計 算 書 に お い て で あ っ て も注 記 にお い て で あ っ て も、ほ とん ど.コス トが な く同様 の処 理 を行 う こ と を前 提 と して い る。 さ らに 、親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益 の従 来 まで の 計 算 方 法 に よ る開 示 が な され な い こ と に よ っ て 、 投 資 家 が 学 習 す る た め に 時 間 が か か るた め に投 資 家 が 余 計 な コ ス トを 負担 す る こ と を想 定 して い る(6) 本 稿 の以 下 の 構 成 は 、 次 の と お りで あ る。 第2節. で は 、 連 結 主 体 論 と連 結 損 益 計算 書 に お. け る2つ の 利 益 の 開 示 の 関 係 を示 す 。 第3節 で は 、 第2節 で み た 関 係 の な か で 連 結 主体 論 に よ っ て 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 が 異 な る ケ ー ス を具 体 的 に み る こ と とす る。 そ の う え で 第 4節 で は、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益 の 開 示 につ い て の い くつ か の 丁 夫 を 試 み る。 最 後 に 第5節 で は 、 結 論 を述 べ る こ と と した い 。. 2.連 結 主体 論 と連 結損 益 計 算書 にお け る2つ の利 益 の 開示. 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 と企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 は 、 米 国 の 現 行 制 度 上 の連 結 損 益 計 算 書 に お い て 開 示 され て お り、FASB(2005b)に. お い て も連 結 損 益 計 算 書 に お い て 開 示 さ. れ る こ と が提 案 され て い る。 両 者 の連 結 損 益 計 算 書 は 、 現 行 制 度 上 の 連 結 損 益 計 算 書 に お い て 持 分 法 に よ る投 資 損 益 な ど を控 除 して い る点 で 異 な る もの の 、 基 本 的 に は 同様 の様 式 と い っ て よい よ うに 思 わ れ る(7}。 これ ら2つ の 開 示 様 式 の 背 景 に は 、 連 結 主 体 論 とい わ れ る異 な る基 本 的 な 考 え方 が あ る 。 連 結 主 体 論 に よ っ て 、 焦 点 が 当 て られ る利 益 は 異 な る。 そ の1つ. 一i7s一. 一. は 、 支 配 持 分 に帰 属 す る利.
(4) 親会 社説 に基づ く支配 持分利 益 の開示. 益 に焦 点 を 当 て て い る親 会 社 説 で あ る。 も うiつ は 、企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益 に 焦 点 を 当 て て い る経 済 的 単 一 体 説 で あ る。 以 下 の 図 表1で. は 、 これ ら の連 結 主 体 論 と2つ の 利 益 の. 関 係 が 示 され て お り、 そ れ ぞ れ の 説 が 焦 点 を 当 て て い る利 益 が 太 字 で 強 調 され て い る 。. 図 表1連. 結 主 体 論 と2つ の 利 益 の 関 係. 支配 持 分 に帰属 す る利 益. 図 表1に. 企 業 集 団全 体 に帰 属 す る利 益. 親会社説. 0. C. 経 済 的単 一 体説. C. 0. 示 され る とお り、 それ ぞ れ の 説 の も とで 、 焦 点 が 当 て られ て い る利 益 は 異 な っ て. い る もの の 、 ど ち らの 説 の も とで も、 支 配 持 分 利 益 と企 業 集 団 全 体 利 益 と い う2つ の 利 益 が 開 示 され う る。 そ れ は、 米 国 の現 行 の連 結 損 益 計 算 書 に お い て 、親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益(①)と. 親 会 社 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益(② 〉 が 開示 され て. い る とお りで あ る。 ま た 、FASB(2005)に. よ っ て 提 案 され て い る連 結 損 益 計 算 書 に お い て. も、 経 済 的単 一 体 説 に 基 づ く企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益(④)と 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益(③)が. 経 済的単一体説 に基づ く. 開 示 され て い る と お り.で あ る。. ど ち らの説 の も とで も、 企 業 集 団全 体 に 帰 属 す る利 益 か ら非 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 を控 除 す る こ と で支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 が求 め られ る た め 、 一 見 す る と、① と③ の2つ の 金 額 は 同 じに な りそ うで あ る。 しか し、 ① と③(お. よび ② と④)の2つ. 必 ず し も同 じに な らな い ケ ー ス が あ り う る 。 そ の ケ ー ス とは 、 第3節. の利益. の利 益 の 金 額 は、. で扱 う持 分 変 動 が 生 じ. る よ うな 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 の 取 引 が 存 在 す る ケ ー.スで あ る。 その 違 い は 、親 会 社 説 と経 済 的 単 一 体 説 と い う議 論 か ら生 じる もの で あ る。.もち ろ ん 、② は 、 ① に非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を 加 算 す る こ と に よ っ て 求 め られ 、 ④ も また 、 ③ に非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を 加 算 す る こ とに よ っ て 求 め られ る た め に 、 ① と③ との 差 異 を検 討 す る こ と は、 ② と④ との 差 異 を 検 討 す る こ と と同 じで あ る。 こ こで ① と③ に焦 点 を 当 て るの は 、 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の 開示 とい う本 稿 の テ ー マ と合 致 す るか ら で あ る。 前 述 の よ うに 、FASB(2005b)で は考 え られ て い な い 。FASBは. も、 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 が 必 ず しも重 要 で は な い と 、 財 務 諸表 利 用 者 が 引 き続 き支 配 持 分 に帰 属 す る金 額 に 関 心. を持 つ と考 え る た め に 、 特 定 の 損 益 計 算 書 の小 計 お よ び そ の 他 の 包 括利 益 の 構 成 要 素 に 関 す る支 配 持 分 に 帰属 す る金 額 の 開示 を 要 求 す る こ と を決 定 した とい う(FASB2005b,B39項 さ らに 、FASBは. 〉。. 、 財 務 諸.表利 用 者 が 、 ど の よ うに 非 支 配 持 分 との 取 引 が支 配 持 分 に 帰 属 す. る持 分 に 影 響 す る の か に関 心 を 持 つ で あ ろ う と考 え る た め に 、1以 上 の 部 分 所 有 子 会 社 を も つ 企 業 が 、 支 配 持 分 の 持 分 に対 す る非 支 配 持 分 との 取 引 の 影 響 を表 示 す る明 細 を 開示 す る よ う要 求 す る こ と を決 定 し、 別 の 計 算 書 と して 明 細 を表 示 す る こ と が 当 期 の 企 業 の 実 際利 益 に. 一180一.
(5) 親会社 説 に基づ く支 配持 分利 益 の開iT. つ い て 混 乱 を招 き うる た め に、 当該 明細 が 、 別 の 計 算 書 と して表 示 され る よ りも む しろ連 結 財 務 諸 表 の 注 記 に お い て 開 示 され るべ きで あ る と決 定 した とい う(FASB2005b,B40項)(R)。 これ らは 、30項dに. お い て、 連 結 財 務 諸 表 の 注 記 に お け る、 支 配 持 分 に帰 属 す る持 分 に 対. す る 非 支 配 持 分 との 取 引 の 影 響 を示 す 別 の 明 細 を開 示 す る よ う規 定 され て お り、 ま たA9項 に お い て 例 示 され て い る。 しか し、 開 示 され る金 額 は 、現 行 実 務 上 開示 され て い る金 額 と 必 ず し も同 じ に は な らな い 。 ま た 、 連 結 純 利 益 とい え ば 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 の こ と を指 す 現 行 の 用 語 法 と異 な り、 FASR(2005b)のA9項. に お いて は、FASB(1991)の. 連 結 損 益 計算 書 の 様 式 に示 され て い る. よ う に、 企 業 集 団全 体 に 帰 属 す る利 益 の こ と を連 結 純 利 益 と呼 ん で い る。 この こ とは 、 経 済 的 単 一 体 説 を 採 って い る こ と と整 合 的 で あ る。 な お 、現 在 、連 結 上 の包 括 利 益 は 、連 結包 括 利 益=連. 結 純 利 益+OCI(そ. の他の包括利 益、. 非 支 配 持 分 損 益 控 除 後 〉 の よ うに 計 算 され て お り、 非 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 が親 会 社 に 帰 属 す る連 結 純 利 益 に お い て含 まれ て い な い こ と か ら、 本 稿 の 議 論 で は 、 議 論 の射 程 外 と し て い る(A)。 本 稿 で は、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 に焦 点 を 当 て て い る が、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 の 連 結 損 益 計 算 書 に お け る開 示 の重 要 性 は 、 経 済 的単 一 体 説 か らは 必 ず し も導 か れ な い で あ ろ う。 とは い え、 こ の こ と は、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 の 開示 は 必 要 が な い とい う こ とを示 す わ け で は な い 。FASB(1991)に. お いて、. 経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く連 結 損 益 計 算 書 の 様 式 が 、 何 を ボ トム ラ イ ン と考 え る か に よ っ て 2つ 示 され て い る とお りで あ る(FASB1991,164頁. 表zz>。. 例 えば 、 親 会 社 説 に基 づ く支. 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の 開示 の 必 要 性 につ い て は、Penman(2001)、. 辻 山(2004)な. ど で示. され て い る(io7。本 稿 で は 、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 お よ び 経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益 の い ず れ が よ い か に つ い て は 議論 せ ず 、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の 開 示 は必 要 が な い と い うわ け で は な い とい う こ と を確 認 し た う えで 、 現 在 開 示 され て い る親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 との整 合 性 や 連 続 性 に注 目す る立 場 を採 る こ と とす る。この親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益 の 開示 につ い て は 、 第4節 で 扱 うが 、 そ の 前 に経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益 との 差 異 が生 じ うる ケ ー ス をみ る こ と とす る。. 3.連. 結 主体 論 によ って支配 持分 に帰 属 す る利 益 が異 なるケ ー ス. 前 節 で 述 べ た と お り、親 会 社 説 と経 済 的単 一 体 説 の 両 説 問 で 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 が 異 な り う るケ ー ス(特 殊 な例)が. あ る 。 そ れ は 、現 金 を対 価 とす る持 分 変 動 を生 じ させ る取 引 、. 一181一. し.
(6) 親 会社 説 に基づ く支配 持分利 益 の開示. 例 え ば 、 支 配 持 分 の 追 加 取 得 や 一都 売 却 、 時価 発 行 増 資 な どの 取 引 が 期 中 に あ る ケ ー ス で あ る(i//。前 節 で み た とお り、 追 加 取 得 や 一 部 売 却 とい っ た 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 取 引 が な い ケ ー ス は 、 図表1に. お い て 示 され て い る支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の ① と③ が 一 致 す る ケ. ー ス の1つ で あ る。 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 取 引 の扱 い は 、 親 会 社 説 の も とで は、 損 益 取 引 に該 当 す る。 非 支 配 持 分 は支 配 持 分 と は異 な る た め で あ る。 一 方 、 経 済 的 単 ・ …体 説 の も とで は 、 支 配 持 分 と 非 支 配 持 分 との 株 主 同 士 の 取 引 とみ な され るた め 、資 本 取 引 に該 当 す る。 この こ と につ い て 、 設 例 を 用 い て確 認 して み よ う。 【追 加 取 得 の設 例 】(大 雄2003を. 参 考 に 作成(izり. 子 会社 資 本 の 簿 価 お よ び 公 正価 値 を400、 取 引 直 前 の親 会 社 の持 株 比 率 を80%と 親 会 社 が現 金100を. し、 当該. 支 払 って 非 支 配 株 主 の 保 有 す る子 会 社株 式 をす べ て取 得 した とす る 。. 〈親 会 社 説 の も とで の 仕 訳 〉 ・個 別 仕 訳. (単 位1百. (借)子. 会. 社. 株. 式. 100. (貸)現. 金100. ・連 結 仕 訳 (貸)子. 会. 社. 株. 万 円〉. 式100. 0 9︼. ん. の. (単位:百 0 8. 分. れ. 支. 持. 配. (借)非. 万 円). 〈経 済 的 単 一 体 説 の も とで の仕 訳 〉 ・f固 別仕 訳. (単位:百. (借)子. 会. 社. 株. 式. ioa. (貸〉. 現. 万 円). 金100. ・連 結 仕 訳. (単位=百. 万 円). 0 8. (借)非. 配. 持. 分. 本. 剰. 余. 金. (貸)子. 会. 社. 株. 式100. 0 ワ臼. 資. 支. 親 会 社 説 の も とで は 、 当 該 取 引 は 、 損 益 取 引 に該 当 し、 の れ ん が生 じ る。 の れ ん は 、 事 後 に お い て 費 用 と して 利 益 計 算 に 含 まれ る。.一 一方 、 経 済 的 単 一 体 説 の も とで は、 当 該 取 引 は 、 資 本 取 引 に 該 当 し、 の れ ん は 生 じな い 。 資 本 剰 余 金 は、 損 益 に は 含 ま れ な い。 つ ま り、 追 加 取 得 の 会 計処 理 に つ い て 、 親 会 社 説 と経 済 的 単 一 体 説 の 差 異 は 、 の れ ん と資 本 剰 余 金 とい う 勘 定 に明 確 に現 れ る の で あ る。. 【 一 部 売 却 の 設 例 】(大 雄2003を. 参 考 に 作 成). 親 会社 が 時 点0で 完 金 子 会 社 を設 立 し、 そ の 後 、 時 点1で. そ の 子 会 社 の株 式 の20%を. した とす る。 子 会 社 へ の 出 資 額 また は子 会 社 株 式 へ の 投 資原 価 を350、 時 点0の の 簿 価 を350、 時 点1の. そ れ を450と. 子会社 資本. し、 売 却 に よ るキ ャ ッシ ュ イ ン フ ロ ー を100と. 一isz一. 売却. す る。.
(7) 「. 親会 社 説 に基づ く支 配持分 利益 の 開示. 〈親 会 社 説 の も とで の 仕 訳 〉 ・個 別 仕 訳 (借〉. (単位:百 現. 金. 100. (貸)子. 会. 社. 株. 万 円〉. 式70. 子 会 社 株 式 売 却 益30 ・連 結 仕 訳. (単位:百. (借)子. 会. 社. 株. 式70. (貸)非. 支. 配. 持. 万 円). 分9G. 子 会 社 株 式 売 却 益20 〈 経 済 的 単 一 体 説 の も とで の 仕 訳 〉 ・個 別 仕 訳. (単位:百. (借)現. 金:100. (貸)子. 会. 社. 株. 万円). 式70. 子 会 社 株 式 売 却 益30 ・連 結 仕 訳. (単位:百. 万 円). 0 7. (借)子. 会. 社. 株. 式. (貸)非. 配. 持. 分90. 本. 剰. 余. 金10. 0 3. 支. 子会 社 株 式 売 却 益. 資. 親 会 社 説 の も とで は、 当該 取 引 は 、 損 益 取 引 に該 当 し、 子 会 社 株 式 売 却 益 が生 じ る。 個 別 で の 子 会 社 株 式 売 却 益 が連 結..ヒ で は一 部 消 去 され る が 、 残 りの10だ. け子会 社株式売 却益 が. 連 結 上 実 現 し、 連 結 純 利 益 に 含 まれ る。 一 方 、 経 済 的 単 一 体 説 の も とで は 、 当該 取 引 は、 資 本 取 引 に該 当 す る。 個 別 で の 子 会 社 株 式 売 却 益 が連 結 上 で は完 全 に消 去 され た う えで 、 差 額 の10が 連 結 上 の 資 本 剰 余金 に 含 め られ 、 当該 取 引 か ら損 益 は 生 じな い 。 つ ま り、 一 部 売 却 の 会 計 処 理 に つ い て 、 親 会 社 説 と経 済 的 単 一 説 と で は 、 連 結 一.ヒ 、 子 会 社 株 式 売 却 益 を認 識 す る か しな い か に その 違 い が現 れ るの で あ る 。. 4.親. 4.1各. 会社 説 に基 づ く支 配 持分 に帰属 す る利 益 の 開 示. 利 益 を開 示 す る連 結 損 益 計 算 書 の 様 式. 前 節 で は 、 親 会社 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益(①)と (③)(お. 経 済 的 単一 一体 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益. よび ② と④)の 利 益 数 値 が異 な り う る よ うな追 加 取 得 や 一 部 売 却 と い っ た取 引 が あ. る ケ ー ス を設 例 お よ び仕 訳 を示 しな が らみ た。 こ こ で は さ ら に、 こ れ らの利 益 が複 数 開 示 さ れ うる連 結 損 益 計 算 書 の 様 式 を示 しな が ら、 こ の差 異 を再 び 確 認 す る こ と と す るV3)。 以 下 で は 、 図 表2に. お い て は 、 親 会 社 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 利 益(②)と. づ く支 配 持 分 利 益(①)の 利 益(④)と. 経済的単. 開 示 、 図 表3に. 親 会 社 説 に基. お い て は、 経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体. ・ 体 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益(③)の. 一153一. 開 示 、 ま た 図 表4に. お いては、.
(8) 親 会 社説 に基 づ く支配 持分 利益 の 開示. 経 済 的 単 一 体 説 に 基 づ く企 業 集 団 全 体 利 益(④)と. 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益(①)の. 開示 に つ い て、 連 結 損 益 計 算 書 の 様 式(抜 粋)が 示 され て い る。 周 知 の とお り、 図 表2お び 図 表3は. よ. 、 それ ぞ れ 親 会 社 説 に 基 づ く連 結 損 益 計 算 書 と経 済 的 単 一 一体 説 に基 づ く連 結 損 益. 計 算 書 で あ る(14i。図 表4は. 、 前 節 で示 し た親 会 社 説 と経 済 的 単 一 体 説 の も と で の 持 分 変 動. の 会 計 処 理 の差 異 を よ り明 ら か に す るた め に 、 経 済 的単 一.体説 に基 づ く企 業 集 団全 体 利 益 か ら親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を導 出 して い る連 結 損 益 計算 書 で あ る。 こ こで 、 追 加 取 得 お よ び.一 ・ 部 売 却 を考 慮 す る前 の 企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益(連 益)を200と. 結純利. し、 子 会 社 に お け る 非 支 配 持 分 に 帰 属 す る連 結 純 利 益 を30と す る。 追 加 取 得. に よ るの れ ん20は. 、1だ け 減 損 した と す る。 な お、 一 部 売 却 に よ る売 却 益 は 、10で あ る と. す る。. 図 表2親. 会 社 説 に基 づ〈企 業集団全 体 利益(②)と 親 会社 説 に基づ く支 配持 分 利益(①)の 開 示 連結損益 計算書(抜 粋). 連 結純 利益(②)209 控除=子 会社 にお ける非支 配持分 に帰属 す る連 結純 利益30 支 配持 分に帰属 す る連結 純利益(①)179 (出典)FASB(2005>のA6項. 図 表2に. を参照 して加工. 示 され る とお り、 親 会 社 説 の も と で は 、 企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益(②)は. 追 加 取 得 お よび 一.一 部 売 却 前 の 利 益200に 却 益10を. 、. 、 の れ ん の 減 損 損 失1を 控 除 し、 一 部 売 却 に よ る売. 加 算 して 、209と 計 算 され る。 したが っ て 、 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益(①)は. 会 社 に お け る非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益30を. 図 表3経. 控 除 して 、179と 求 め られ る。. 済 的 単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 利 益(④)と 支 配 持 分 利 益(③)の. 、子. 経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く. 開示 連結 損益計 算書(抜 粋). 連結純 利益(④)200 控除=子 会 社 にお け る非支 配持 分 に帰 属 する連結 純利益30 支配持 分 に帰 属 す る連結 純利 益(③) .170 (出典>FASB(2005)のA6項. 図 表3の. を参照 して加⊥. と お り、 経 済 的 単 一 体 説 の も と で は 、 企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益(④)は. 、追. 加 取 得 お よび 一 部 売 却 か ら損 益 が 生 じ な い た め 、 追 加 取 得 お よ び 一 部 売 却 前 の利 益200に しい 。 した が っ て、 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益(③)は る利 益30を. 控 除 して 、170と 求 め られ る。. 一184一. 等. 、 子会 社 に お け る非 支 配 持 分 に 帰 属 す.
(9) 親会 社 説に基 づ く支配 持分利 益の 開i]. 図 表4経. 済 的 単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 利 益(④)と 支 配 持 分 利 益(①)の. 親会社 説に基づ く. 開示 連結 損益計 算書(抜 粋) zoa. 控 除:子 会 社 にお ける非支 配持 分に帰 属 する連結純 利益. 30. 控除:非 支 配持 分へ の(か らの)移 転= 非支 配持分 への子 会社 株式 の売却 か ら受 け取 る プ レミアム. io 1. 非 支配持 分 か らの子 会社株 式 の取得 に支払 うプ レミアムの うち当期 帰属 分 子会 社 にお け る非 支配持 分 への正 味の移転. 9. 支 配持 分に帰属 す る連結純 利益(①) (出典)FASB(2005)のA6項. 図 表3と. 179. およびA9項 を参照 して加工. 同 様 、 経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益(④)は. 、経済 的単. 一 体 説 の も とで は追 加 取 得 お よび 一 部 売 却 か ら損 益 が 生 じ な い た め 、 追 加 取 得 お よび 一 部 売 却 前 の利 益200に. 等 しい。 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益(①)は. 体 説 に基 づ く企 業 集 団 全体 に 帰 属 す る追 加 取 得 お よび ∴部 売 却 前 の 利 益200か け る非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益30を ..… ・ 部 売 却 に よ る売 却 益10を. 4.2諸. 、経済的単 一 ら子 会 社 に お. 控 除 す るだ けで は な く、 の れ ん の減 損 損 失1を 控 除 し、. 加 算 す る必 要 が あ り、179と 求 め られ る。. 様 式 の 問題 点. 前 項 で は、 親 会 社 説 と経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 と企 業 全 体 に帰 属 す る利 益 と を 開示 す る諸 様 式 を示 した が、 こ こで い ま一 度 、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の 開示 を 検 討 す る こ と と した い。 第2節 とFASB.(2005)の. で見 た よ う に、 現 行 開 示 され て い る利 益. 提 案 に お い て 開示 され る利 益 は、 次 の 図表 の と お りで あ る.。. 図 表5米. 国 の 現 行 開 示 され て い る利 益. 支 配持 分 に 帰属 す る利益. 企 業 集 団 全体 に帰 属 する利 益. C. c. i親 会社説1. 図 表6FASB(2005)の. 経 済 的 単一 体 説. 提 案 に お い て 開 示 され る利 益. 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益. 企 業 集 団全 体 に帰 属 す る利 益. C. C. この よ う に① と③ が 異 な り う る こ と か ら導 か れ る疑 問 は、FASB(2005)の. 提 案 の よ う に、. 連 結 損 益 計 算 書 に お い て ① を 開示 しな くて よ い の か とい う こ と 、④ を開 示 す る こ と が意 味 を 持 つ と して も、 ③ を 開 示 す る こ とに ど の よ う な意 味 が あ る の か とい う こ と が あ げ られ よ う。. 一zss一. . r1. 連結純 利益(④ 〉.
(10) 親 会社 説 に基づ く支 配持 分利 益のiii示. まず 前 者 につ い て は、 連 結 損益 計 算 書 に お い て 開 示 され な く な る ほ ど① が重 要 で は な い こ と は 論 証 され て い な い の で は な い か と考 え られ る。 ま た後 者 に つ いて は、 経 済 的 単 一 体 説 を 採 れ ば 、 ④ を開 示 す る こ と が意 味 を持 つ と して も、 ③ を開 示 す る こ と に どの よ うな意 味 が あ る の か は 、 親 会 社 説 を採 る と き に② を 開 示 す る意 味 は あ るの か とい う こ と と 関連 す る か も しれ な い。 す な わ ち、 現 行 制 度 上 開示 され て い る② は 、① を出 す た め の 過 程 で 開 示 され る もの に 過 ぎ な い と考 えれ ば 、 同様 に 。 経 済 的 単 一体 説 を採 れ ば 、 ④ を 開示 す る過 程 で ③ が 開 示 され るに 過 ぎ な い と考 え られ そ うで あ る。 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益 は、3つ の様 式 の う ち、 図表2の に お い て、 開示 され て い る。 さ らに 、 図 表3の. 様 式 お よ び 図 表4の. 様式. 様 式 を採 用.した うえ で 、親 会 社 説 に基 づ く支. 配 持 分 利 益 を注 記 に お い て 開 示 す る こ と もで き よ う。 後 者 の 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益 の 開示 は 、FASB(2005b)に. よ っ て提 案 され て い る形 に他 な らな い 。. 繰 り返 し述 べ て い る とお り、FASB(2005b)に 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益(①)は. お け る提 案 に よれ ば、 現 行 開示 され て い る. 、.連結 損 益 計 算 書 に お い て 開 示 され な い 。 た だ し、. ① の 利 益 は 、 連 結 財 務 諸 表 の注 記 に お い て 開示 す べ き こ とが 提 案 され て い る(FASB2005b, 30項 〉。 そ の 開 示 は 、 適 用 指 針 のA9項. に あ る と お.りで あ る。 そ の た め 、 ① の 利 益 の 開 示 に. つ い て は 、連 結 損 益 計 算 書 か注 記 か と い う開示 場 所 の 問 題 を 除 け ば 、 問 題 が な い よ う に もみ られ る。 しか し、 そ の 注 記 開示 に お け る利 益 は 、 持 分 変 動 を生 じ させ る支 配 持 分 と 非 支 配 持 分 の 取 引 が考 慮 され て い る も の の、 依 然 と して現 行 開示 され て い る親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 利 益(①)と. は 異 な る もの で あ る。 そ の 相 違 点 は、 追 加 取 得 時 に生 じ う るの れ ん に相 当 す. る.金額 を即 時 に 利 益 計 算 に 含 め て い る点 で あ る。 この 点.を次 項 にお い て 扱 う こ と と す る。. 4.3FASB(2005)に. お け るの れ ん に相 当 す る金 額 の期 間 帰 属 問題. これ ま で述 べ て きた とお り、 経 済 的 単 一 体 説 を採 っ て い るFASB(2005b>の. 注記開示 にお. い て は、 親 会 社 説 の も と で は追 加 取 得 に お い て の れ ん と.なる金 額 お タ び 一 部 売 却 に お い て 売 却 益 と な る金 額 が、 支 配 持 分 に帰 属 す る 連 結 純 利 益 に そ れ ぞ れ 加 減 算 され て い る(FASB 2005b,A9項)。.し. た が っ て 、 当 該注 記 に お い て は、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 利 益(①)が. 開 ボ され て い る よ うに もみ られ る。 こ こで 指 摘 した い の は 、 親 会 社 説 の も とで 追 加 取 得 に お い て ⑱ れ ん と な る金 額 が.…時 に利 益 に チ ャ ー ジ され て い る こ とで あ る。 この こ と は 、 現 行 の 米 国 基 準 で あ るSFAS142.号. に お け る 会 計 処 理 と は異 な り、 の れ ん とな る金 額 につ い て 即 時. 償 却 を認 め て い る よ う に も:考え られ よ う。 そ の よ うな処 理 は注 記 に お い て で あれ ば 認 め られ うるの か も しれ な い と して も、 現 行 の 会 計 処 理 との 整 合 性 を保 と う とす れ ば 、 の れ ん と な る金 額 につ い て 何 らか の 事 後 の 手 続 が 必 要 と な るで あ ろ う。SFAS142号. に お い て は 、 の れ ん は 、 そ の償 却 が禁 止 され て お り、 減 損 が 毎. 年 テ ス トされ るの み で あ る(FASB2001>(is;。. 一156一. しか し、 経 済 的単 一 体 説 を採 っ た と き に 生 じ.
(11) 親会 社説 に.基づ く支配持 分利 益 の開示. る:当.該 注 記 開 示 に お け る親 会 社 説 を採 っ た と きの の れ ん に相 当 す る金 額 に つ い て 、 経 済 的 単 一 体 説 の も と で は本 来 の れ ん で な い もの を仮 想 的 に の れ ん と し た う え で 、 当 該 の れ ん に減 損 .会計 を適 用 す る と い う こ と は. 、.困難 が 伴 うよ うに思 わ れ る。. そ こ で 当該 の れ ん に減 損 会 計 が適 用 さ れ え な い とす れ ば 、FASB(2001)で. は禁 止 され て. い る償 却 とい う手 続 を い ま一 度 検 討 して み て もよ い か も しれ な い 。 注 記 開示 の範 囲 に お い て は 、FASB(2005b)で. はの れ ん とな る金 額 に つ い て 即 時償 却 を認 め て い る よ う に、FASB(2001). に お い て 禁 止 され て い る の れ ん の 規 則 的 償 却 も認 め られ う る か も しれ な い(is)ま. た、注 記. 開示 に お い て もの れ ん の規 則 的 償 却 が認 め られ な い と して も、 財 務 諸 表 利 用 者 は 、 の れ ん の 規 則 的 償 却 が あ っ た もの とみ な して そ の.よう な操 作 を 行 う こ と が容 易 で あ る.と い うの も、 の れ ん の 規 則 的 償 却 は 、耐 用年 数 の 見 積 も り を除 け ば 測 定 のICI性. を伴 う もの で は な い た め. で あ る。 な お 、耐 用 年 数 の 見積 も りに つ い て は、例 え ば 、APB(1959)の40年 の20年. やIASB(1998>. な どが 適 当で あ る か も しれ な い が 、 こ こ で は 議 論 しな い。. 5.お. わ りに. 本 稿 で は、 連 結 損 益 計 算 書 に お い て 、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 と経 済 的 単一...体 説 に基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 を同 時 に 開 示 す る と きに 、 親.会社 説 に 基 づ く 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 は、 必 ず し も経 済 的 単 一 体 説 に 基 づ く企 業 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 か ら非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を控 除 す るだ け で は計 算 され な い ケ ー ス も あ.ると い う こ と を 指 摘 した 。 そ の ケ ー ス と は、 追 加 取 得 や 一 部 売 却 と い っ た 持 分 変 動 を 生 じ させ る支 配 持 分 と 非 支 配 持 分 と の取 引 が あ る場 合 で あ る。 当 該 取 引 は、 親 会 社 説 に よ れ ば 、 支 配 持 分 に帰 属 す る損 益 を生 じ させ る が 、 経 済 的 単 一 体 説 に よれ ば 、 資 本 取 引 に該 当 し、 そ の よ うな損 益 を生 じ させ な い 。 した が っ て 、 親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を経 済 的 単 一 体 説 に 基 づ く企 叢 集 団 全 体 に帰 属 す る利 益 か ら計算 す る に は 、 非 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 を控 除 す る だ けで は な く.、この 連 い を反 映 す る よ うな 調 整 が必 要 に な る と考 え られ た。 支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 に は、 連 結 主体 論 の 観 点 か らは 、 親 会 社 説 に 基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 と経 済 的 単 一 体 説 に基 づ く支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 が あ り う る。 親 会 社 説 の も と で は 、 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 に焦 点 が 当 て られ る一 方 、 経 済 的 単 一 体 説 の も と で は、 企 業 集 団 全 体 に 帰 属 す る利 益 に 焦 点 が 当て られ る とす れ ば 、 経 済 的 単 一 体 説 に 基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 は 、 どの よ う な意 味 を持 つ の か よ くわ か らな い よ う に も思 われ る。 そ こで 、 本 稿 で は、FASB(2005b)を. 参 照 しな が ら、 経 済 的 単...体説 に 基 づ く利 益 を 開 示. しつ つ も、親 会 社 説 に基 づ く支 配 持 分 に 帰 属 す る利 益 を 開示 す る工 夫 を検 討.した 。 と り わ け 、 支 配 持 分 の 追 加 取 得 につ い て は 、FASB(2005b)の. 一187一. 開 示 案 で は、.一時 に利 益 に チ ャ ー ジ され.
(12) 親 会社 説 に基 づ く.支配持 分利益 の開iF. る た め に、現 行 の利 益 とは 異 な る利 益 が 開 示 され る こ とに な る点 に問 題 が あ る と 考 え られ た 。 この 問題 を解 決 す べ く、 追 加 取 得 の 際 に生 じ う る金 額 は、 現 行 と 同 じよ うな減 損 テ ス トを さ れ る か 、 あ るい は 現 行 制 度 上 禁 止 され て い る償 却 を 行 う こ とが で きる とい う工 夫 の 余 地 を指 摘 した 。 今 後 の 課 題 と して は 、 図 に あ げ た4つ の利 益 が 有 用 で あ るの か 、 と りわ け親 会 社 説 お よ び 経 済 的 単 一 体 説 が焦 点 を 当 て て い る2つ の 利 益 が 有 用 で あ るの か を実 証 す る 必 要 も あ ろ う。 実 証 の 問 題 と なれ ば 、 支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との 取 引 は、 相 対 的 に 金 額 が小 さい か も しれ な い た め 、 そ の 価 値 関 連 性 に 大 き な.インパ ク トが な い こ と も.予想 され る(n)。 ま た、 本 稿 が 想 定 した投 資家 の意 思 決 定 モ デ ル につ い て も さ らな る研 究 が 必 要 と な ろ う。. 【注 】 〔1:1当 該 プ ロ ジ ェ ク トか ら 、 企 業 結 合 に 関 す る 改 訂 基 準 で あ るFASB(2005a>お さ れ て い る 。 企 業 結 合 公 開 草 案 で は 、FASBとIASB共 公 開 草 案 で は 、FASBとIASBは. 〔 『. 現 在 、[ASBか. よ く 知 られ て い る と お り. 同 で コ メ ン トを 募 集 した の に 対 し 、 非 支 配 持 分. 、 代 表 的 な も の は 、Baxter.andSpinney(1975)お ・ 体 説 の2つ. お け る経 済 的 単.....・ 体 説 の 経 緯 と して は.討 再 び 公 開 草 案 と し てFASB(2005>、 よ びIASBの. 公 表 され て い る(FASB2007a>。. よ びFASB(1991)で. 議 資 料 と し てFASO(1991)、. 公 開 草 案 と し てFASB(1995)、.. そ し て 最 終 的 な 基 準 と してFASB(2007b)が. 概 念 フ レ ー ム ワ ー ク プ ロ ジ ェ ク トの フ ェ ー ズD報. 例 え ば 、Nurnberg(2001)、1司(2007)な の 連結 財 務 諸表 制 度 上 は. そ れ ぞ れ 公 表 され た。 告 実 体 の 審 議 に お い て も、. 存 在 し て い な い.し. 礪 矢 と して、. どが あ る。. 、経 済 的.単 一 体 説 に 基 づ く企 業 集 団 全 体 に 基 づ く利 益 は 開 示 され て い な い 。. ま た\ 現 在 、 日本 の 基 準 設 定 主 体 で あ る 企 業 会 計 基 準 委 員 会(nsaJ)に. ㈲. あ る。. だ け が 示 さ れ て い る わ け で は な い 。 ま た 、FASBに. 親 会 社 説 に つ い て 検 討 され て い る 。 経 済 的 単 一 体 説 を 支 持 す る も の に は 、Moonitz(1951)を. 4;Q本. 一方、. ら はい まだ 最終 的 な 改 訂基 準 は 公表 され て い ない 。. た だ し 、 そ こ で は 親 会 社 説 と 経 済 的.単. 現 在 、FASBお. 公表. 別 々 に コ メ ン トを 募 集 した 。. 〔z:同 時 に 、企 業 結 合 に 関 す る 基 準 で あ る 財 務 会 計 基 準 書 改 訂141.tiが 2008年1.月9日. よ びIASB(2005a)も. は 、 その た めめ プ ロ ジェ ク トも. たが っ て、 本 稿 で は取 り扱 わ な い。. この 問題 を扱 っ た文 献 に は 、例 えば 、Verrecchia〔2001) 、UYe(2001>、Schipper(2007)な. ξが る.. (n:. 例 えば,須 田(2004)を. (9:. 現 行の 米 国基 準 の も とで 作成 され る連 結 損益 計算 書 に おい て は、 支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 は、 企 業 集 聞. 参 照,. 全 体 に帰 属 す る利 益 か ら会 計 変 更 の 累積 的 影 響 お よび 持 分 法 に よ る投 資 損 益 を控 除 して 求 め られ る。 FASB.(2005)で. は 、 会 計 変 更 の 累 積 的 影 響 は 、 企 業 集 団 全体 に帰 属 す る利 益 に含 まれ て い るが 、持 分. 法 に よ る投資 損 益 は不 明で あ る。 推 測で あ るが 、 持 分 法 に よ る投 資損 益 は、 支 配持 分 に帰 属 す る利益 お よび 企 業 集団 全 体 に帰 属 す る利 益 に 含 まれ るの で 、 企業 集 団 全体 に帰 属 す る利 益 に含 まれ て い るの で は ない で あ ろ うか 。 この よ う な項 目の差 異 につ い て は 、本 稿 の 主 旨 を外 れ る こ とに な る た め、 議 論 は しな い こと とす る。 (9J. な お、 共 同 で プ ロ ジェ ク トを行 って い るIASBは. 、IASI.号 「 財 務 諸表 の表 示 」 が、 期 首 と期 末 とで持 分. の各 ク ラ スの帳 簿 価 額 の 調整 を持 分 変 動 計 算書 ま た は注 記 に お いて 表 示 し、 そ れ ぞれ の 変 動 が別 々 に開 示 され るよ う企 業 に要 求 して お り、支 配 持 分 の 持分 に対 す る非 支 配 持分 との 取 引 の影 響 に関 す る情 報 も、. 一188一.
(13) 親 会社 説 に基 づ く支配持 分利 益 の開示. 持 分 変 動 計 算書 また は財 務 諸 表 の注 記 に おい て 提供 され る ため に、 分 離 明細 を要 求 す る こ と が必 要 で は ない と結論 付 けた と い う(IASB2005BC18項)。 (.9:包 括 利 益 に つ いて は 、 資本 取 引 を除 く純 資 産 の 変 動す べ て を包 括利 益 とす る もの(FASB198570項 よびASBJ2006「 10項)と. お. 財 務 諸表 の構 成 要 索 」8項 〉 と、純 利 益 に評 価換 算 差 額 等 を加 え た もの(FASB1997. い う2通 りの 定義 が あ り うる。 前 者 の 定義 に よれ ば、 非 支配 持 分 に帰 属 す る利 益 は.、包 括利 益. に 含 ま れ る..一 ・ 方 、後 者 の 定義 に よれ ば 、 非 支 配 持分 に帰 属 す る利 益 は 、包 括 利 益 に含 まれ な い。現 行 の 米 国基 準 の も とでの 連 結.との包 括 利 益 は 、 後者 の定 義 に よ るもの で あ る。 これ らの定 義 の 違 い に よ る 問 題 も あ ろ うが 、 ここ で は 議論 しな い こ と とす る.純 利 益 と包 括 利 益 の詳 細 につ いて は、 例 えば 、 川 村 (2σ04)、辻 山(2005)な. ど を参 照 。. 1301オ ール ソ ンモ デル を代表 とす る企 業 価値 評 価 に 関す る残 余利 益 モ デル に おい て は 、 ク リ ー ンサ ー プ ラ ス 関係 が保 たれ れ ば、 どの よ う な簿 価 お よび 利 益 が用 い られ る こ と も可 能 で ある。.この こ とは.他 に仮 定 を置 かな けれ ば、 簿 価 と時 価 の 対 立 に 対 し.て特 定 の 結 論 を導 か な 駐 の と同様 、親 会 社 説 と経済 的 単 一 体 説 の 対 立 に対 して特 定 の結 論 を導 か な い 。 それ で もや は り、Penman(2001)な. どで は、 普 通 株 主 に と. って の 残 余利 益 か ら企業 価 値 を算 定 す る よ う なモ デ ル が示 され て い る よ うに、 特 定 の 資 本 と利 益 を想 定 し て 企 業 価 値 評 価 モ デ ル を策 定 す る こ と は 有 意 義 で あ ろ う。 な お、 残 余 利 益 モ デ ル に つ い て は、 EdwardsandBell(1961)、Ohlson(1995;な. ど を参 照。. 本稿 で取 り扱 っ た支 配 持 分 に帰 属 す る利 益 の 問 題 は、 優 先 株主 が 存 在 しな けれ ば 、親 会 社説 に基 づ く 支 配 持 分 に 帰属 す る利 益 が 普 通株 主 に 帰属 す る利 益 を指 す こ とに な る た め、Penman(2001)な 通 株 主 に と っての 企 業 価値 を 算定 す る 評価 モ デ ル に近 いで あ ろ う、,Penman(2001)で. どの 普. は、 少 数 株 主 と. の 取 引 は 、 ど う扱 われ て い るの か よ くわ か らな い。 少 数 株 主価 値 は、 負 債で は な く、 ま た 普通 株 主 に 帰 属 す る資 本 で もない た め、 普 通株 主 に と って の価 値 を計 算 す る際 に は企 業 全 体の 価 値 か ら控 除 され る。 た だ し、 企 業価 値 評 価 に おい て は、企 業 が 開示 した利 益 よ りも アナ リス トの 予想 利 益 の ほ うが 将 来 の 株 価 を予 想 す るの に有 用 で あ る と い う こ と もい われ て い る(太 用2002、. 須 田 ・竹 原2004な. 日本 企 業 をサ ン プル に アナ リス ト予 測 を用 い たfiiiih.研 究 もあ る(FFerrmannetal.2{〕07).支. ど〉.実 際 、 配 持 分 に帰. 属 す る利 益 に注 目す ると して も、 企 業 が 開示 すべ き利 益 を議論 す る こ とは、 企 業価 値 評 価 の 文 脈 か らは あ ま り重 要 で は な いの か も しれ ず 、 む しろ 、支 配 持 分 と非 支 配 持 分 との取 引 が ア ナ リ.ストの 予 想利 益 に 考 慮 され て い るか ど うか に着 目す るべ きな の か も しれ な い。 これ らは 、実 証 問 題 で あ り、 本 稿 の 範囲 を 超 えて い る。 UI:こ れ らの 取 引 を親 会社 説 に基 づ い て 検 討 した 日本 の 文 献 と して. 、 大雄(1976>(1977)で. は、米 国 の文 献. を も とに 親 会社 持 分 の変 動 に 関 す る 会計 を分 析 して い る。 片 山(1994)は 、親 会社 持 分 の 変 動 に 関す る .会計処 理 の例 が 詳 細 にわ か りや す く示 され て い る 。 ま た、 親 会社 説 と経 済 的 単....・ 体 説 の 両 説 に基 づ い て 検 討 した もの には 、次 の もの が あ る。 黒 川(1595で. は、 持 分変 動 につ いて 、段 階 法 と一 一括 法 な らび に. 親 会 社 説 と経 済 的 単一 体 説 に基 づ く会 計 処 理 を検 討 して い る。 同様 に、 川 本(2002)で. も、親 会社 持 分. の変 動 につ い て 、段 階 法 と...・ 括 法 な らび に 親会 社 説 と経 済 的 単一 体 説 との 関係 を考 察 して い る。 この よ うに、 従 来の 検討 は、 段 階法 と一 括 法 に 焦 点 を当 て て い た,,大 雄(2003)で. は、 親 会 社 持 分 の変 動 に つ. い て、 持 分の 継続 概 念 と支配 概 念 を も とに 分析 して い る。 な お、 これ らの概 念 は、 親 会 社 説 と経 済 的 単 一 体 説 と は必 ず しも...救す る もの で は ない 〔12)なお、 大 雄(2003)に. 。. お け る設 例 で は 、具 体的 な数 値 が 用 い られ て いな い。 ま た親 会 社 説 と経 済 的単....一. 体 説 とい う分類 を して お らず、 持 分 の 継 続 と支配 と い う概 念 を用 い た分 類 を して い る。 (laな お 、 本稿 は 、 いず れ か の連 結 損 益 計 算書 の様 式 を開 示 す べ きで あ る とい うこ と を主 張 す るもの で は な く、 議 論 の便 宜 の た め に この よ う な連 結 損益 計 算 書 の 様 式 を示 す の みで あ る。 U4例. えば 、FASft(1991)な. どで 示 され て い る もの で あ る。. 一159一.
(14) 親.会社 説に基づ く.支 配持 分利 益 の開示. (16 Us;. 米 国 で の 減 損 基 準 導 入 の 経 緯 に つ い て は 、 辻 山(2004).参. 照。. 注 記 開 示 の 範 囲 で は な く 財 勝 諸 表 本 体 に お い て 考 え る 場 合 に 参 考 に な り う る の は 、OhlsonandPenman (2005)で. あ る 。OhlsonandPenman(2005)で. 包 括 利 益(OCI)に 括 利 益(OCI7に. は、 ス トック オ プ シ ョンの再 評 価差 額 に つ いて その他 の. 含 め る こ と が 提 案 さ れ て い る 。 ま た 、 梅 原(2008>で. は 、.負 の の れ ん を そ の 他 の 包. 含 め る こ と が 提 案 さ れ て い る 。 こ れ ら の 提 案 と 同 様 に 、 の れ ん に 柑 当 す る 金 額 をOCI. とす る こ と も で き う る と 考 え ら れ る 。 た だ し、 経 済 的 単 一 体 説 の も と で ど の よ う に 行 う の か に つ い て 疑 問 は残 る。 tlD. な お 、 貸 借 対 照 表 に お け る 少 数 株 主.持.分に 関 す る 実 証 研 究 に つ い て は 、 石 川(2006>を. 【参 考. 参照。. 文 献 】. AmericanInsfiluten[Acwuntant(A[A).1959.AccountingResearchBulletin(ARB)No.51.Consolidated Fdnanca「7Statementr.NewYork,NY:AIA. Accoun5ngPrincipleBoard(APB).1970.APBOpinionNo.17.IntaorgibleAssets.NewYork,NY:AICPA, Baxter,G.C.andJ.C.Spinney.1975.ACIoserLookatConsolidatedFinancialStatementlReoryCAM「g「zine 106(1):31‑36. Dye,R.A.2001.AnEvaluationof"EssaysonDisclosure"andtheDisclosureLiteratureinAcwun6ng.jou>n「E oJAccounting「xdEconomacs32:181‑235 Edwards,E.O.andP.W.Belt.1961.T{ee77aeory「xdMe「surementofBusixusIncovne.Berkeley,CA:University ofCaliforniaPress. FinancialAccountingStandardsBoard(FASB)./985.StutemcntofFinancialAccountingConcepts(SFACJ No,6.ElementsofFinancaodStotemeats.Stamford,〔 務.会 計 の 諸 概 念(増. 恥FASB.(平. 松 一 夫. ・広 瀬 義 州 訳 、2002.『FASB財. 補 版 〉』 中 央 経 済 社,). .1992StatementofFinancialAcwnntingStandards(SEAS)No.130.ReportingCornprehensioe Ixcome.Norwalk,CT:FASI3. .2001.StatementofHlnancia]AccountingStandazds(SFAS)No.142.GoodwillandOtherIntangible Assets.Norwalk,CC:FASB, .2005a.ProposedStatementsofFinancialAccounfingStandards.BusinessCombin「tions‑aregiacement ofEASBStatementNo.141.Norwalk,CCH'ASB. .2005b.ProposedStatementsofFinancialAccounfingStandards. .ConsolidatedFan「ncdodSt「tenaenk,. GacdudingAccoantingendReDostingofNoncontrddangInte>estsinSubsida「ries一「replacementofARB No.51.Norwalk,Cf:FASB, ,2006,ExposureU)Y6fZ,Businus(わ. 耀 う加 σ卿%3CommentLetterSumm「ry.Norwall(,CT:FASB,. .2007a.Statementsof̲FinancialAceountingStxudards(SFAS)No.14/(Revised200.Bwsiness Cambin「diaxs.Norwatk,〔. コー;FASB.. 2007b,StatementsofFinancialAccountingStandards(SEAS)No.160./>DncontrotlingInterestsln ConsolidatedFinancialSKatements‑an「onendnaentofARBNo Herrmann,D.T.moue,andW.B.Thomas. .51.NorwaLk,CT:FASB. .2007."IReEffectofChangesinJapaneseConsolidationPolicyon. AnalystForecastErr〔rr/ournalofAccounting「ndPublecPolicy26:39‑61. .,. InternationalAcconnfingStandardsBoard(TABS).2005.ProposedAmendmentstoIAS27Consolid「tedand Sepos「feFinancialSt「tements.London,U.K.:IASCP' InternatlonalAccountingStandardsCommiLLee(IASC).1998.InternatlonalAccountingStandards(IAS)2L. 一190一. ..
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