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研究協力者 福島県立医科大学小児科学講座 細矢光亮

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Academic year: 2022

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平成 25 年度  新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業   

『研究報告書』 

 

研究協力者  福島県立医科大学小児科学講座  細矢光亮 

研究要旨;平成25年、福島県で発症した細菌性髄膜炎の全例調査を行った。細菌性髄膜炎 は全例で2症例有り、1例は大腸菌、1例は起炎菌を同定できなかった。インフルエンザ桿 菌および肺炎球菌髄膜炎のワクチン接種歴はなかった。福島県においては細菌性髄膜炎は 減少してきているが、今後とも全例調査を続けていく必要があると思われる。

研究目的;小児の化膿性髄膜炎が医療上問 題になっているが、Hib ワクチンが導入さ れ、また肺炎球菌も結合型ワクチンが導入 され始めてきた。疾患の疫学はワクチンが 発売されることにより変化することが予想 されるが、ワクチン発売前の疫学調査はな く、また発売後の接種率を正確に把握しな いと、その効果の評価ができない。平成19 年から平成 21 年までワクチン発売前後の 髄膜炎の評価をしており、今回ワクチン発 売後の福島県の細菌性髄膜炎の全例調査を することは極めて重要である。また平成25 年11月より7価から13価の肺炎球菌ワク チンに変更になっており、肺炎球菌の血清 型の動向を調査するのは非常に大切である。

研究方法;平成25年1月から12月までの 福島県内の小児科の入院施設がある 16 病 院に対して、アンケート調査を行う。対象 は小児の化膿性髄膜炎全例である。調査は 個人を特定できるような情報は含めず、ま た研究期間中も個人情報の漏出内容に厳重 に注意する。

研究結果;平成25 年1月〜平成25 年12 月まで2例の細菌性髄膜炎が報告された。

大腸菌が 1例(基礎疾患:門脈体循環静脈 シャント)、1例は起炎菌を同定できなかっ た。Hib および肺炎球菌のワクチン接種歴 はなかった。肺炎球菌、インフルエンザ菌 による髄膜炎症例はなかった。

考察;平成22年からインフルエンザ菌およ び肺炎球菌による髄膜炎症例は福島県下で は減少しており、平成24年と平成25年は インフルエンザ菌及び肺炎球菌による髄膜 炎は発症していない。他の菌による髄膜炎 症例の発症数の変化は見られていない。

結論

今後も、乳児早期のHibワクチン及び肺炎 球菌ワクチンの接種を啓蒙し、今後も細菌 性髄膜炎の発症動向を調査して、ワクチン の効果・有用性を評価していく必要がある と思われる。

研究発表

1.論文発表及び学会発表 なし

知的財産権の出願・登録状況     なし

参照

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