第
2
学年 国語科学習指導案日 時 平成
19
年9
月14
日(金)学 級
2
年1組39
名(男子22
名 女子17
名)授業者 吉田 亜矢子
場 所 大船渡市立第一中学校
2
年1組教室 1 単元名 提案のしかたを工夫しよう 「プレゼンテーション」2 単元について
(1)教材観
本単元の教材は、国語科2・3学年の目標「自分のものの見方や考え方を深め、目的や場面に応じて的確 に話したり聞いたりする能力を身につけさせるとともに、話し言葉を豊かにしようとする態度を育てる」を 実現するためのものである。
聞き手の理解や同意を得られるように、提案のしかたを工夫しながら、プレゼンテーションを行うという 内容である。発表者は、筋道を立てた構成を考える」「視覚に訴える」など説得力をもたせるための工夫を し、聞き手の読書意欲につなげていきたい。プレゼンテーションの内容としては、夏休みの課題である「ノ ンフィクション作品の読書」の中からおすすめの本を紹介するという課題を設定した。
(2)生徒観
全体的に意欲的で、授業に前向きに取り組む生徒が多い。しかし、発言に関しては、決まった生徒が挙手 することが多く、さらに、自分の考えを述べる問いを苦手としている。考えは持っていても、まとめること ができなかったり、自分から積極的に述べることができなかったりする生徒が多い。実際、アンケートを取 ってみても、7割の生徒が、「人前で自分の意見を話すことを苦手だ」と答えている。理由を見ると、「緊張 してしまう」「恥ずかしい」というものが多い。
そこで、少しでも多く「話す・聞く」場を設けるために、授業の中で
4
人グループでの話し合いを取り入 れたり、短学活の中で、1
分間スピーチを行ったりしている。また、ただ発表するだけでなく、質疑応答を 取り入れることで、一方通行にならないように意識し、活動させている。読書活動に関しては、8割の生徒が「読書が好きだ」と答えており、図書室利用も活発である。しかし、
読書傾向に偏りが見られるのが課題である。ファンタジー小説や怪談話、青春小説がほとんどであり、最近 は女子が携帯小説を好んで読んでいる。そこで、より広いジャンルの読書活動を促すために、夏休みにノン フィクション作品の読書を課題とし、今回のプレゼンテーションのテーマに組み込むこととした。
(3)指導観
「話すこと・聞くこと」については、中学1年生では、スピーチの仕方について、中学2年生の1学期に は、聞くときのメモのとり方について学習してきている。読書関連の活動では、夏休みの課題として、ノン フィクション作品の読書とパンフレットの作成を行っており、その学習を受けて、今回のプレゼンテーショ ンを設定した。さらに、中学3年生では、個人による学級を対象にしたブックトークから、代表者による1 年生を対象にしたブックトークへと発展させる予定である。
今回、プレゼンテーションの発表を行う際、「資料の整理のしかたや資料の上手な使い方」「資料を提示す る順番の工夫」「わかりやすい言葉に置き換える」といった点を意識させることで、聞き手に内容が効果的 に伝わるように工夫させたい。また、さらに「相手の同意を得る」「説得する」ということを視野に入れて、
より積極的に自分たちの提案を伝えることを意識させたい。以上の点について、生徒には、事前に視点を与 え、相互評価を行わせたい。
3 指導計画(6時間扱い)
時 学習活動 観点 具体の評価規準B C具体的な手だて 方法 1 学習の目標と見通しを
持ち、グループごとにテ ーマを決める。
関心 ・プレゼンテーションの意味を 理解し、グループの話し合い に積極的に参加している。
・話し合いに必要な材料 を事前に準備させてお く。具体的な例を示し ながら、取り組ませる。
観察
学習シート
2 3
聞き手の立場に立ち、わ かりやすく、効果的なプ レゼンテーションの構 成を工夫する。
話・
聞
・テーマに沿った内容の分析や 言葉選び、発表の流れや役割 分担について、目的意識をも って話し合っている。
・導入、本論、まとめの構成を 意識し、話し方、資料の作り 方、提示のし方などを工夫し ている。
・グループ内で進行役を 決め、話し合いの目的 を確認させながら、活 動を行わせる。
・学習シートを参考に、
わかりやすい構成を考 えさせる。また、リハ ーサルの時間を確保 し、相互評価を行わせ ることで、内容を改善 させる。
観察
学習シート 模造紙等授 業に必要な 物
関心 ・積極的にグループの話し合い に参加し、プレゼンテーショ ンのテーマや方法について、
具体的な提案を行おうとし ている。
・話し合いに必要な材料 を事前に準備させてお く。具体的な例を示し ながら、取り組ませる。
4 5 6
プレゼンテーションを 行う。
言語 ・話す速度や音量、抑揚や間の 取り方を工夫して話してい る。
・前時のプリント、評価 の観点を記入したプリ ントを用いながら、気 をつけるところを確認 させる。
観察
自己評価 相互評価
話・
聞
・発表の内容を正確に聞き取 り、発表内容について的確に 質問したり、感想を持ったり している。
・聞き手を納得させるために、
資料の提示のしかたや話し 方を工夫している。
・4人グループでの話し 合いの時間を確保する ことで、自信をもって 発表させる。
・事前に練習させること で、原稿からなるべく 目を離し、聞き手の反 応を見ながら、話させ る。
観察
学習シート
4 本時の達成目標
言語事項 顔をあげて、話す速度や音量、抑揚や間の取り方を工夫して話している。
話すこと・聞く こと
相手にわかりやすく資料を提示したり、分かりやすいことばで発表したりしている。発表 の内容を正確に聞き取り、発表内容について的確に質問したり、感想を持ったりしている。
5 本時の指導構想
本時は、プレゼンテーションの発表会の3時間目であり、前時までの発表会の反省を生かし、まとめとして 取り組ませたいと考えている。話し手、聞き手ともに、事前に評価の観点を書いた学習シートを渡し、意識さ せることで、より内容の濃い話し合いとさせたい。さらに、本時は、質疑応答の内容に重点をおきたい。自信 のない生徒のためにも、グループ学習を取り入れ、質問・感想を練りあう時間を十分に確保したい。
6 本時の展開 過
程
学習活動 評価の視点・方法 指導の留意点 教材・教具
導 入
5
1 前時の想起する
・前時の発表会で挙げら れた反省点を確認す る。
2 本時の課題を確認す る。
プレゼンテーション 発表会〜売り上げ№
1書店を目指そう!
〜
・前時のプリントを確 認させる。
・話し手、聞き手のめ あてを確かめる。
紙板書
展 開
3 5
3 プレゼンテーション を行う
《一つ目のグループが発表》
・グループごとに質問を 出し合う
・質疑応答
・ワークシートへの記入
《二つ目のグループが発表》
・グループごとに質問を 出し合う
・質疑応答
・ワークシートへの記入
《感想発表》
《話し手》
・なるべく原稿から目を離し、速度、
音量、抑揚、間の取り方を調節し て話している。(言語)
・相手の関心をひきつけるような資 料の提示のしかた・話し方で、発 表している。(話すこと・聞くこと)
《聞き手》
・ 発表内容を聞きとり、もっと知 りたいことを質問したり、感想 を持ったりしている。
(話すこと・聞くこと)
・ 発表者の良かったところ、頑張 ってほしいところをプリントに 記入し、発表することができる。
(話すこと・聞くこと)
・評価の観点を記入し たプリントを用い ながら、気をつける ところを確認させ る。
・4人グループでの話 し合いの時間を確 保する。
・一人一人のがんばり を確かめ合い、成就 感、達成感が持てる ようにする。
発 表 に 必 要 なもの
学習シート
終 末
1 0
4 学習のまとめ
・プレゼンテーションで 気をつける点を発表す る。
・効果的な発表のしかたについて、
発表活動を振り返って、自分の言 葉でまとめることができる。
・学んだことを自分た ちの日常生活に生か せるようにする。
学習シート