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- その1 アンケート調査による分析 -

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Academic year: 2021

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Research on the Mini-development Residential Area S of the 1960s

- Part.1 Analysis by Questionnaire Survey - Eri KAYAMA and Yoko SONE

64 45

109

2 8 12

47

0 20 40 60 80 100 120

地区 の商

隣り Z団地

のお

近く パー

ケッ

蕨駅周辺 商店街

・車 地域

その

多重回答

人数

1960 年代のミニ開発住宅地S地区に関する研究

- その1 アンケート調査による分析 -

日大生産工(院) ○香山 愛理 日大生産工 曽根 陽子

1. 研究の目的

本報告は,首都圏の典型的なミニ開発地域である埼 玉県川口市S地区での「住宅」と「近隣商店・近隣飲食 店」、住民と地域の関係性を検証する。

2. 研究対象地区の概要

研究対象地区は最寄り駅より徒歩約 15 分(約 1.2

㎞)、最寄り駅から東京駅までの所要時間が 35 分程の 場所に位置し、交通の便の良いところだと言える。

全体面積は約8.7haで2003年の住戸密度は約102戸 /haである。S地区の道路は幅約5.6m・3.7mの旧農業 用道路と1.7mの用水路からなり、それらに直行する位 置指定道路が5~20m間隔で並んでいる。一つの路地沿 いには数戸から十数戸の住宅が接している。位置指定 道路を含めた路地にはアスファルト舗装がされていな い所も一部残っている。

水路

0%

20%

40%

60%

80%

100%

S地区内 商店

りの Z団地

近く スー

ケッ

駅周 店街

電車

・車他地

回答

未記入 いない 数名いる 10人以上いる 非常に多い

路地

(位置指定道路)

図 1 調査対象地区の町並みと路地の写真

3. 研究の方法と内容

3-1. アンケート調査

研究対象地区内の各住戸に町会を通じ、アンケート を配布、組ごとに回収した。アンケートには対象地区 内の店舗の利用率や立ち話をする場所など、該当する ものに関しては○印をつけるという形式で行い、付き 合いの程度は非常に多い・10名以上・数名いる・いな いの4つの選択肢を設けて行った。S地区の全住戸、

1660件に配布を行い、704件から回収した。そのうち 調査対象地区の住戸804件からは335件回収した。

回収率:335件/804件(約41.7%)

回答率:313 件/804 件(約 38.9%)

3-2 現地調査

a. S地区内の位置指定道路を含めた路地1~70 箇 所それぞれの表出 (植木、車、自転車、住宅の階 数など) を路地ごとに調査した。

b. 路地1~70 箇所それぞれの人の出入りの数とそ の用途 (立ち話、花の手入れ、水まき、遊び場な ど)を5日間、日付・時間帯を変えて調査する。

4. 調査結果・分析

図 2 日常の買い物によく利用する商店

図 2 より対象地区では、近隣のスーパーマーケット を利用する人の次にS地区内の商店を利用する人が多 い。また、多重回答が多いことから、用途やその日の 行動によって利用する商店を選んで利用していると思 われる。

図 3.顔見知りの人

図 3 は、よく利用する商店別に顔見知りの人の割合

を表したものである。S地区内で買い物する人の中で

顔見知りの人が「非常に多い」と答えた人の割合は

(2)

0%

20%

40%

60%

80%

100%

S地 の商

隣り Z団

の商

くの ット

駅周 辺の

店街

電車

・車 で他

域へ

多重 回答

未記入 いない 数名いる 10人以上いる 非常に多い

0%

20%

40%

60%

80%

100%

区内

Z団地の 商店

くの ーマ

ット

駅周辺の 商店街

車・

他地 域へ その

重回答

いない 数名いる 10人以上いる 非常に多い

0%

20%

40%

60%

80%

100%

S地 内の

Z団地 商店

くの ーパ

ーケ ット

蕨駅 辺の

電車

・車他地

その

多重回

未記入 いない 数名いる 10人以上いる 非常に多い

0%

20%

40%

60%

80%

100%

区内 商店

りの Z団

の商

近く スー

マー

周辺 商店

電車

・車 で他

域へ その

重回

未記入 いない 数名いる 10人以上いる 非常に多い

53.2%を占める。対して、隣りのZ団地の商店と答え た人の割合は 18.9%と低い。「10 人以上いる」と答え た人の割合は、S地区内の商店を利用する人が 38.7%、

近くのスーパーマーケットを利用する人が 35.1%と 高い。また、「いない」と答えた人は回答数 231 件中 4 件のみである。

図 4.あいさつをする知人

図 5.立ち話をするような知人

図 4、図 5 より「非常に多い」「10 人以上いる」を

「多い」として割合を比較すると、あいさつをする知 人が立ち話をする知人より多いと言える。よく利用す る商店をその他と答えた人は立ち話やあいさつをする ような知人が「いない」と回答する割合が高い。

図 6 の趣味などで交流のある知人が「数名以上いる」

と答えた人は、図 7 の家をお互いに訪問するような知 人が「数名以上いる」と比べて割合が低い。

図 6.趣味などで交流のある知人

図 7.家をお互いに訪問するような知人

99 167

135

25 21 96

9 20 0

40 60 100 80 120 140 160 180

1.玄関 先 で

2. 家の 前の路

3.そ の 他の路

4.公園 5.公民 館

6. 商 店 の前や 中

7.その 他

図 8.地区内で立ち話をする場所

地区内で立ち話をする場所を「路地」と答えた人は 167 人で一番多い。次に「その他の路上」、「玄関先」

と続いており、路地が交流の場となっている。

図 9 より地区内で立ち話をする人がいると答えた人 の人数を路地別に比較すると、道幅の広い道路や交通 量の高い道路をさけて立ち話をしていることが分かる。

8人~10人~

4人~7人

1人~3人

図 9.地区内で立ち話をする人の人数

3. まとめ

「S地区内の商店」の利用率が高い人は、地区内で の人との付き合いがある人が多いことがわかる。図 8 からも分かるように付き合いの場は商店だけでなく、

路上でも多いことから立ち話をする場に着目した。

S地区は区・組・班に区分されている。その最小単 位である「班」は道で区切られておらず、路地を囲む 形で区切られている。今後は班ごとにアンケートを整 理分析することで路地の形状や表出と住民意識につい て分析・抽出して行きたい。

<参考文献>

・森本信明 他:暮らし・住まい

「大都市に住む(財) 日本統計学会,

・ゼンリン住宅地図,株式会社ゼンリン

(旧 日本住宅地図出版株式会社),1970~2003

人数

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