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ベクトル制御回路の試作誘導リニアモータと

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Academic year: 2021

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(1)

東北 学院 大学工 学部 熊 谷 正 朗

[email protected]

ベクトル制御回路の試作 誘導リニアモータと

ロボ ット 開発 工学研 究室

RDE Lab.

(2)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ 新型アクチュエータ開発の布石

○ アクチュエータの開発,制御技術の獲得

・ これまで,必要性を感じてロボット用に センサ開発(製作)はしてきた.

・ アクチュエータ開発の必要性が生じた

基礎モデルとしてリニア誘導モータの試作

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ リニアモータ

・ 直線的な移動,推力を発生するモータ c.f. 回転モータ (通常のモータ)

・ 交流同期(磁石使用),ステッピング(有/無) 誘導,ボイスコイル型 など

○ 誘導リニアモータ

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ 誘導モータ

・ 回転磁界,直線進行磁界と,その中に 置かれた導体に生じる誘導電流の相互 作用によってトルク・推力が生じる,

交流モータ.

c.f. 交流同期,交流整流子モータ

※ACサーボは一般に永久磁石同期型

・ 磁界は三相交流で作ることができる.

○ 誘導リニアモータ

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ リニアモータ

+ 変形,組み合わせによって多自由度が描ける.

- 端面の効果があり,リップルがでたり,

解析結果と現実の一致に不安

○ 誘導モータ

+ 構造が簡単:磁界をつくる電磁石群(一次)と,

銅鉄複合材料(二次).

- 効率が永久磁石型に比べて悪い.

○ 誘導リニアモータを前提とした理由

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ 感覚

・ 素人が作っても,それなりには動くものが できそう.

○ 誘導リニアモータを前提とした理由

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ すべりによるトルク・推力発生

・ 移動する磁界と同じ速度で2次側が移動 していると推力はゼロ.

・ 2次側が遅れると,すべり率に比例して推力.

・ すべり率=1-(2次速度/磁界速度)

※すべり率は一般に数%程度

○ ほぼ励磁周波数に比例した速度 →周波数制御

※すべり率が大きくないので

○ 誘導リニアモータの動作

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

開 発の 背景

○ (一般的な)インバータ

・ 周波数と電圧を変化させて回転速度を変える.

・ モータの状態検出はしない.

○ ベクトル制御インバータ

・ 回転磁界に対して,回転座標変換を適用し,

状態量を分離,DCモータ的にモデル化する.

・ 状態計測,推定を行う.

○ 誘導リニアモータの制御

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

発 表内 容

○ 背景

○ リニアモータ

・ リニアモータの概略

・ 電磁場シミュレーション

・ リニアモータの実装

○ ベクトル制御インバータの実装

○ リニアモータの位置制御

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 一次側=電磁石

くし状のコアに3相の コイルを巻く.

○ 2次側=銅+鉄

銅板:誘導電流用 鉄板:磁気回路用

※リアクションプレート

○ 概 略

Cu Fe

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

3相交流電流を3系統の電磁石に流すと

・ 磁界の分布ができる

・ 時間とともに移動する

○ 概 略

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 解析ソフトによる設計指標の検討

・ Maxwell 2D SV (無償) の渦電流解析

→ 交流電流による電磁場と力の解析

○ 電磁場シミュレーション

磁力線

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 解析ソフトによる設計指標の検討

・ Maxwell 2D SV (無償) の渦電流解析

→ 交流電流による電磁場と力の解析

○ 電磁場シミュレーション

磁束密度

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 解析ソフトによる設計指標の検討

・ Maxwell 2D SV (無償) の渦電流解析

→ 交流電流による電磁場と力の解析

○ 電磁場シミュレーション

コイル電流・渦電流密度

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:モデル

(基準値)

10mm

5mm 1mm

1.5mm 10mm

10mm

1mm 1mm 3mm

「推力」

「引力」

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:電流変化

電流2乗

電流比例 飽和

電流 推力

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:周波数変化

→電磁 調理器化

推力/引力

周波数 推力

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:歯幅変化

推力

歯幅 損失

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:歯高変化

推力

歯高 損失

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:歯背変化

推力

歯背 飽和

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:ギャップ

推力

ギャップ 引力

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:銅板厚

推力

銅板厚 引力

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(23)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:銅板厚

最大推力

銅板厚 励磁周波数

推力最大になる

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(24)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:鉄板厚

推力

鉄板厚 飽和

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(25)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:上部形状

推力

上部C

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:下部形状

推力

下部C

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 電磁場シミュレーション:スロット数

推力

ギャップ

幅10.0 15スロット 4コイル 幅12.5 12スロット 3コイル ギャップ変化

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

12スロット 3コイル/相 12.5mm ピッチ

奥行き 44mm

φ約1mm 25巻き/コイル

○ 最終設計

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タ

○ 実 装

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

・ 回転・分布する物理量を 回転する座標系d-q上で 表現する.

↑回転座標変換 直交2相コイルα-β

↑Clarke変換 三相RSTコイル

○ ベクトル制御の概念

d q

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(31)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ ベクトル制御の主要数式

磁界の強さに関する関係式

dq軸の角度推定に使用する式

トルク∝

全電流=

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ ベクトル制御の実装

変換

逆変換 電流検出

指令値 PWM駆動

推定 PI

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

1: 一次側電流を計測して,変換

・ i1d, i1q を求める.

・ dq軸の角度θを推定する.

○ ベクトル制御の実装

Page. 33

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

2: 目標とするi1d, i1q と比較してPI制御で,

dq軸における電圧を算出する.

i1d:一定値(磁束) i1q:トルク・推力決定

○ ベクトル制御の実装

Page. 34

(35)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

3: 逆変換してRSTの電圧(PWM)を決定.

○ ベクトル制御の手法

Page. 35

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ dsPICマイコンによる制御回路を実装.

電源: 50~75V (のみ, DC-DC搭載) 出力: ピーク電流 30A/相 (電源電圧) 通信: シリアル通信

○ インバータ回路の実装

dsPIC マイコン

ゲートドライバ

3相

ブリッジ 電流

センサ

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ dsPICマイコンによる制御回路を実装.

制御周期 10kHz (0.1ms) 整数演算 (固定小数)

ハードで過電流保護

○ インバータ回路の実装

dsPIC マイコン

ゲートドライバ

3相

ブリッジ 電流

センサ

Page. 37

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ 電流に対する推力応答

○ 性能評価

鉄板 t 6

スペーサ 可動銅板

Page. 38

(39)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ 電流に対する推力応答

○ 性能評価

iq指令 id指令

Page. 39

(40)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ シミュレーションとの比較 推力

○ 性能評価

板・ギャップ 条件

シミュ 実測

Page. 40

(41)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ シミュレーションとの比較

推力最大となる周波数(id=iq)

○ 性能評価

板・ギャップ 条件

シミュ 実測

Page. 41

(42)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

ベク ト ル制 御イ ンバー タ

○ シミュレーションとの比較

推力最大となる周波数(id=iq)

○ 性能評価

板・ギャップ 条件

実測/シミュ 推力

周波数

Page. 42

(43)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タの 位置制 御

○ 実験装置

○ 位置計測→

PD

→推力

(iq)

Page. 43

(44)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

リニ ア モ ー タの 位置制 御

○ 位置計測→

PD

→推力

(iq)

Page. 44

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Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

お わり に

・ 誘導リニアモータとベクトル制御回路を開発した.

・ 設計の参考とするために電磁場シミュレータを 用いて解析を行った.

また,解析結果は,一定の比率で実機と一致した.

・ リニアモータ+ベクトル制御の応答試験で,

5ms未満の応答速度を確認した.

・ マウスセンサを併用した位置フィードバック実験で 実証試験を行った.

Page. 45

(46)

Robot Development Engineering RDELab, Tohoku Gakuin

謝 辞

本研究は平成21年~22年にわたる,

米カーネギーメロン大学ロボット研究所への 在外研究の一環として行った.

機会を与えてくださった,ラルフ ホリス 教授と 東北学院大学に感謝申し上げます.

Page. 46

参照

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