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新企業制度による国有企業の変革

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Academic year: 2021

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神奈川大学大学院経営学研究科 F研究年報j12 20083 89

■ 修士論文要 旨

新企業制度による国有企業の変革

‑ ハ イアール とレノボの事例研究 を通 じての一考察 ‑

AChangeofStateCo叩OrationbyNewCorporationPolicy

‑AStudyofHaierandLenovO‑

神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

石 華 傑

SHIHtJAJIE

中国政府 が経済改革 を実施 して以来、30年 が 経 っていない うちに、高度成長期に建設 ラッシュ やインフラ整備 などの経済政策 をとり、 さらに外 国投資を招 き経済 を活性化 している。中国経済の 成長 とともに、人 々の生活や消費能力なども大 き く変 わ りつつ ある。結果 と して この

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億人 口の 市場 も成長 し、全世界の注 目を浴びて きている。

労働力や原始資源 を狙 う外資系企業は中国 を生産 工場 として投資 していたが、近年においては金融、

保険、自動車、飲食、メディア、小売 りなどの消 費産業の投資 も拡大 し投資の方向 を変 えている。

それに対 し中国企業 はいかに競争 を感 じ、資本 と技術の差 に負 けて事業提携 を選択 した企業 が 続 出 してい る。 中国聯想 (レノボ) グル ープが 2004年12月8日に北京の五洲大酒店で行われた記 者会見は、全世界に注 目され ることになった。 そ の場 で

、1 3

ヶ月にわたる交渉 を終 えた柳 博志氏 は、世界の コンピュータ界の巨人であるIBMのパ ソコン事業 を

、1 7

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千万 ドルで買収す ると発表 し、世間を驚かせたのである。

外国の企業 をみれば、巨大企業になるまで何十 年か ら百年 もかかったが、短期間で成長 を成 し遂 げた中国国有企業 を探 るためこの論文 に手 を出 し

た。本論は計

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章で構成 されている

1章 の 「社会主義 国家 の新企業制度 の変 化」

では、中国の経済改革 ・開放の進展 に伴 う中国に おける企業の経営管理 をめ ぐって国有企業の変化 と成長 を探 ってみ る。そ して、現在、注 目を集め ている企業 をその経営形態か ら分類す る。

2章 は、ハ イアールの組織 と構造 を分析 し 「海 爾人」 の戦 い方 を紹介す る。80年代 か ら中国の 電気産業 に外国商品を満 ち溢れ るなかで、唯一立 ち上がったのはハ イアールだった。赤字や倒産寸 前の国有企業 を次 々吸収 し資本 累積 が成功 した。

こういった企業たちはハ イアールの船 にの りハ イ アール とともに成長 し続 けて きた。い までは

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万 人の社員 とその家族 たちもハ イアール に頼 って き た。 まさに巨大 な艦船になったハ イアー)L,は重 い 責任 を背負 ってい る。 わず か20年 しかた って い ない間にハ イアール は驚 くほ どの実績 を果 た した ことが中国電気産業 に力 を与 えている。 その原動 力 はハ イアール の企業文 化 か ら生 まれ る。ハ イ アールの企業文化 を研究す る.

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章 は、聯想 (レノボ) の誕生話 か らケ事例 研究 を進 める。中国科学院は自然科学分野で最高 の研究水準 を誇 る国立研究機関であ り、その下 は

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90 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』 第12 2008年 3

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の研究所 ・研究 セ ンターを抱 えてい る。 その なかの一つ は計算技 術研究所 があ る。80年代 に 入 り、全国の科学技術体制 を改革す る政府案が発 動 され ると、国立研究機関は基礎研究 と応用研究 にわけて予算 を編成す ることになる。応用研究 に 属す る研究機 関に対 し政府 は予算 を減 らし、産 ・ 学連携、技術移転 などによる自主的経費 を確保 さ せ るとい う政策 を出 したC これは、一院両制 とい う二つの政府機関制度 と繋がってい くものである。

レノボは科学者たちの創業 だが企業 を高成長に成 し遂げた独 自の人材育成 システムを究明する。

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章 は、新企業制度 の政府の考 えと企業側 の 変革 をそれぞれ分析す る。企業制度の建設に着手 し国有企業改革の中心であった自由権、利益 など の調整政策 を所有権政策 に変わる新制度の策定に 変わ らなければな らない。政府 は ミクロ経済 と基 礎生産の関係 を変革 し社会主義の市場経済で現代 企業制度 を作 ろうとす る。 それに対 し、企業 は独 自の企業制度 を形成 しなければな らない。企業 に とって企業制度が 目に見 えない形に存在 してお り、

それ らを研究す るためには企業制度 を反映す る企 業文化 を取 り上げる。ハ イアール とレノボの事例 研究 を通 じて、国有企業の新企業制度の形成 をま

とめる。

最後に、国有企業に解決 しきれない所有権の問題 について、課題 として今後政府の政策転換す る際 に企業 はどうす るべ きか と提起す る。

参照

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