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審 査 論 文 要 旨(日本文) 論文提出者氏名:橋本 俊彦 審査論文

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審 査 論 文 要 旨(日本文)

論文提出者氏名:橋本 俊彦 審査論文

題 名:

Impulsive Force on the Head During Performance of Typical Ukemi Techniques Following Different Judo Throws

(模範的な受身動作における頭部の衝撃力)

著 者:

Toshihiko Hashimoto, Takanori Ishii, Naoyuki Okada, Masahiro Itoh

掲載誌:

Journal of Sports Sciences (in press, 2014)

(審査論文要旨:日本語論文の場合

1,000

字以内・英語論文の場合

500 words

【背景と目的】スポーツ外傷は,環境的要因,身体的要因,心理的背景などの発生要因が複合的 に誘因となり,最終的に身体に生じる衝撃が外傷を引き起こすこととなる.柔道の外傷で発生頻度の 高い大外刈りと比較的低い大内刈りにおける技の開始から受身完了までのタイミングパターンを定量 化し,受けの頭部の運動学的情報を得ることを目的とした.

【対象および方法】男子日本代表候補の柔道選手

8

名を対象とし,大外刈り

5

施技と大内刈り

5

施技の模範的な受け身について運動学的解析を行った.方法は,身体分析点を

25

点とし,同期した

3

台の高速度デジタルカメラを用い,模範的な大外刈りと大内刈りを撮影した.取りから受けの方向を

Y

軸,鉛直方向を

Z

軸,Y軸に直交する水平軸を

X

軸とする静止座標系を定義し,Frame-DIAS 用いて測定点の二次元座標値を求め,次にコントロールポイントの座標値から

DLT

法により各測定 点の三次元座標値を算出した.得られた三次元座標値は

Wells and Winter

法にて

4

次の

Butterworth

digital filter

を用い平滑化し,最適遮断周波数を

6~12Hz

に決定した.技開始(取りが技を掛ける脚

を始動した時点)から受身完了(受けの動作が静止した時点)の分析区間を

100%

として規格化し,

受けの頭部の鉛直速度,impulse,impulsive forceを算出した.

【結果】頭部の最下点付近での

impulsive force

は,大外刈りが

204.82 ± 19.95 kg m · s

-2,大内刈り

118.46 ± 63.62 kg m · s

-2で,z

= -1.75, p=0.08

と両群に有意差はみられなかったが,r

= 0.78

effect size

large

であった.

【考察および結論】受けの頭部の鉛直速度は技の経過と共に徐々に減速していた.その要因は,

畳と接する身体の面の増加,時間の経過などで,上肢が畳に衝く動作が最も関与していた.頭部最 下点付近における受けの頭部の

impulsive force

は,大外刈りが大内刈りよりも大きい傾向がみられ,

模範的な受身において,大外刈りは大内刈りよりも受けの頭部の衝撃力が大きい技であることが示唆 された.

東 京 医 科 大 学

参照

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