長野工業高等専門学校紀要第
33号
(1999) 181長野工業高等専門学校紀要第
33号
(1999)寮生の生活実態・意識に関する考察
―基本的生活習慣に着目して―
内 山 了 治 長 坂 明 彦 常 田 亮 森 山 実 中 村 護 光
Dormitory Students' Attitudes and Living Conditions
‑Focusing on basic lifestyle behavior patterns‑
Ryoji UCHIYAMA Akihiko NAGASAKA Makoto TOKIDA Minoru MORIYAMA and Morimitsu NAKAMURA
T
hisstudypresentsguidelinesforaneducationdomi torywithindividualrooms.Themethodinvolved:surveylngStudentsontheirlivesbyquestionnaires,analyzingthedataandcompanngresults
w i
ththoseof previoussurveys. Theresponseratewas94% and91.8% formalesandfemales,respectively. theswvey revealedlifestyleproblemssuchasthese:about60% ofstudentsstudiedlessthan anhouraday;goingtObed lateandgettinguplatewaswidespread;30% didnoteatbreakfast. While72.5% ofmalestudentslocked theirroomsupondeparture,only38.6% offemalesdid. Comparisonwith priOrstudiesindicatedincreased satisfactionwith dorm lifeasmanifestedbyadecreasein rule‑breakingandCleft;greaterconcernabout cleanliness,andmorecompliancewith shoeregulations. Keyguidelinesincludetheneedforindividual guidanceandmoreactiveparticipationofseniorstudentsinstudentgovernment.
キーワー ド:アンケー ト調査,生活実態,寮生指導,個室型教育寮
1
.はじめに
本校学生寮における一連の環境改善は,平成6 年7 月に竣工 した清風寮と
5号館に始まり, 平成
8年度の
3号館
,4号館及び食堂の改修,平成
10年
12月には懸案 であった雄風崇風呂の竣工,そ して,平成
11年
10月 の
2号館改修竣工によ り一段落 し
,1号館を残すのみ となった
.5年間余 りに及ぶ改修期を経て,本年度後 期か らは
1号館でも
1部屋
2人制が実現 し,寮全体が 個室を中心とした学生寮に変化 した.
このような個室化への移行は 「時代の必然的な流 れ
」 10)として捉え られ,予想され る長所 ・短所は既 に指摘されている
9)10)ll
)が,個室型教育寮 として,特 に低学年寮生への指導上の具体的指針や方策につい ては言及 されてお らず,早急に提示 し検討 してい く 必要性があるものと考えられる.
* ( 寮務主事補) 一般科助教授
** ( #務主事補) 機械工学科助教授
・::: ‡ 書芸至芸諾濡 誓芸宗 諾 芸悪投
***** ( 乗務主事) 一般科教授 原稿受付
1999年 1 0月20日
そこで,本論では,昭和
63年度 ,平成
4年度及び 平成7 年度に実施 されたアンケー トと同様な調査 を全 寮生 に実施 し,先行研究l ) 2 ) 6 ) や報告
8)9)10)tl
)との比較 を通 し,寮生の生活実態,意識及び過去 との差違に ついて検討を行った. 同時に平成
10‑1 1 年度の指導方 針の一つ として掲げ られた「 基本的生活習慣の確立
」に看 目し,指導の評価や個室型教育崇 として配慮す べき指針や方策の提示を試みた.
2.平成10‑11
年度の指導方針
平成
10‑1 1 年度の寮生指導は,現在あ るルールを
寮生に再認識・ 順守させ ることに力点を置いた行動 ・
実践型の指導に特徴があるといえる.兼務委員会で
了承 され,全教官に周知された重点項 目( 表1) は,低
学年寮生を対象とした23 時消灯の復活をは じめとす
る各種生活習慣,日課や浴室2 3時施錠の実施など, 戟
育崇 として所期の 目的が達成されるように全般的に
見直されたものである.これ らは教官か ら寮生への
一方的な管理強化 と捉え られやすいが,寮生会の活
性化 ,学年別集会や居室訪問等によ り,教育寮であ
182
内山了治 ・長坂明彦 ・常田 亮 ・森山 実 ・中村護光 ることを再認識 させ, 寮生 自らが生活 を自己評価 し,
自己管理能 力を向上 させ ることがで きるよう指導上 常 に配慮 した.
表
1寮生指導の重点項 巳 1.基本的生活習慣の確立
・居室訪問 (
1・2年生への重点指導)
・生活時間帯調査等 による寮生 の自己評価実施
・学年別集会の実施
・入浴時問の日課励行
(23時施錠).当日清掃
・寮規則違反に厳 しく対処 .挨拶の励行
2.寮生会の活性化
・寮生会組織 と機構の見直 し
・館長,階長の設置 (ブロック制の見直 し)
・寮生会活性化の施策
3.
個別指導の配慮
・学校や寮への不適応学生の早期発見 ・指導
・気軽に悩みを相談で きる環境作 りの模索
3.アンケー ト調査結果 3‑1
ア ンケー ト実施方法 と回収率
ア ンケー ト調査は全寮生を対象 と し,平成
7年度 と 同時期 の平成 11 年7月上旬 , 各学 年別集会の折 に実施
した.調査項 目は昭和
63年度,平成
4年度 ,平成
7年 度 に実施 された項 目に配慮 し,前回同様無記名調査 と した. 回収率は表
2に示 したとお りであ り, 前回( 雄 風 寮
:77%,清風寮
88%)の回収 率を上回っていた.
上級生の回収率が低かった原因は
,4年生は提 出忘れ,
5年生は進路関係の不在者があげ られ る.
表
2アンケー ト回収率 ( 数字は人数)
雄風宋 清風寮
回答 在寮 回収率( %)回答 在寮 回収率( %)
1年
62 62 100 14 14 100 2年
60 61 98.4 10l l
90.9 3年
62 66 93.9 8 8 100 4年
36 41 87.8 2 3 66.7 5年
37 43 86.0 7 8 87.5留学生
7 8 87.5 4 5 80.03‑2
過去の調査結果 との比較および考察
寮生活の満足度 ,健康状態,人間関係,学習時問, クラブ加入状況及 び違反 ・ 盗難 について, 昭和
63度 , 平成4年度 ,平成7年度の調査結果 との比較 を とお し て項 目毎に検討を加えた.
(1)寮生活の満足度について(図1)
雄風寮 :全体 では
63.0%(167名) の寮生が
,「十分 満足 ・満足 してい る」と回答 し,平成
7年度の
69%に
ほぼ近い値を示 したが ,今回の調査では,選択肢 と して「どち らでもない」とい う項 目を設定 したため, 前回 と直接比較で きない部分 もあ る.不満を持つ学 生は全体で
8.7%であ り,前回の
28.1%に比べ大幅に 減少 した.これ らは風 呂の改修や
3・4号館改修 による 住環境改善の効果 か と思われ る.学年別 に見 ると, 不満 を持つ学生は
3年生に多 く
,2号館改修 による居 室の差や
,3・4号館 は消灯時間が設定 されているのに
5
号館 はないな ど条件の差が不満 として表出 していた.
これ らは
,2号館改修竣工後
,3年生は同一条件 とな るため解消され ると思われ る.低学年 に関 しては,
「不満」の回答は
8.9%であ り,昭和
63年
(17.1%), 平成
4年
(17.8%),平成
7年
(29.5%)に比べ明 らかに減 少 した.「不満」の記述 内容では ,1 年生では 1 号館の 施設関係 ,入浴時間や ,洗濯機 の台数不足 をあげる ものが多 く,他の学年では食事 が主たるものであっ た.また, 縦断的な比較 として , 平成
7年度の
1年生( 本 年度
5年生 ) は , 在寮生が
76名か ら
37名 と減少, 「満足」
は
68.4%か ら
73.0%に向上 し
,「不満足」は
30.3%か ら
5.4%に減少 した.
□十分満足 E 3‑応満足 ロどちらでもない E =不満 E aかなり不満 E 3無回答
0% 5 0
,i1 00, i
図1寮生活の満足度 ( 旋風崇) ( 数字は人数)
寮生の生活実態 ・意識に関する考察 晴風寮 :「 不満」 と答 えた寮生は
2‑4年で各
2,令
計
6名
(14%)であ り
,「どち らともい えな い 」は1 年
3,
2年
6, 5年
3,合 計
12名
(27.9% ),「 満 足 」 は
25名
(58.1%)
であった.平成
7年 には 「 満足」が
95.2%を 示 していたので,満足度の低下が伺 える.不満内容 は,食事.風 呂, 自販機設置に関す るものが大半で あった.
5年生が卒業す ると,開寮 当初か らの寮生は 居な くな り寮生意識の希薄化が懸念 され る.満足度 か らの示唆や問題行動の事前防止 も含 め,雄風寮 に 準 じた指導を検討する必要性があると思われる.
(2)健康状況,人間関係 について (
表3)
雄風寮 :健康状況に関 しては
,「 健康 を維持 してい る」 と回答 した寮生は
77.7%であ り,平成
7年 と同様 の値 を示 した.
r不安がある」寮生 は全体で1
0名お り その うち低学年寮生は
6名
(4.8%)であった.過去の 調査は1・
2年生のみ を対象 とした ものであ り,平成4 年
(23.5%),昭和
63年
(32.2%)に比べ,不安がある 寮生は大幅に減少 している.また,人間関係では,
「 良好 ・問題ない」 とす る回答 は過去 と同等である が
,「 現在 も気 まずい関係
」「 改善の見込みがない」
と した低学年寮生が
17名
(17.9% )もお り,平成
4年 (
1.9%),昭和
63年
(5.5%)に比べ増加 している.
清風寮 :平成7 年の調査 はないため,過去 との比較 はできないが,健康状況では
,「 不安 ・病弱」の回答 数 は1 年
2名
,3年
1名
,4年
1名であ り
,32名
(72.7% )が 「 健康」であると回答 した.人間関係 につ いては, 4 名 が現在 も問題 を抱 えているよ うである.男女 とも 問題 を内包 してい る寮生がお り,指導重点項 目で も ある個指導の配慮を充実 させ ることが重要である.
表
3‑1健康状況 ( 蛾風寮) ( 上段 : 人数,下段 : 割合%) 調査年度 平成1 1 年 平成
4年
2) 昭631)項 目 学年
1 2 3 4 5留学合言
1 2 1.
2言
1.
2計
健康 を維持 54 46 49 24 26 7206 57 67 124 99 してい る 85.776.779.066.770.3 10077.770.482.176.5 67.8
どちらとも 7 10 12 9 11 49
いえない lLll6.719.425.029.7 18.5
不安がある3.2 4 1 326.7 1.68.3 3.10 2829.614 17.4 33 23.85 324.72
表
3‑2人間関係 ( 班風寮) ( 上段 : 人乳 下段 : 割合%) 調査年度 平成 1 1 年 平成
4年
ZJ昭和
631)学年
項 目
1 2 3%p
1 2 1.
2舌 I.
2計
良好.間哲ない 764.8 4280.8 9 1090.0770.3 6477.0 5965.4 11711.43 7210.66改善できた 4.38 3.23 05.7 1316.9 73 ̲6 12ll.99 6.92
現在 も気まずい状態 8 7 1 191.3 21 .24 1.93 5.85
改善の見込みな し 6.4 33 5.0 05.73
合 計
63 60 10 133 77 83 160 146183
(3)
学習時聞及び クラブ活動について ( 図
2,表
4‑1) 平成7年 との比較では,2時間以上学習 している寮 生は雄風寮で
11%,清風寮で
8.1%の増加 が認 め られ た.また
,1時間以下 ( 行わない も含む)は,雄風寮で
17.1%,清風寮で
8.9%の減少が見 られ,寮生 の学習
‑の取 り組みは向上 した とみなす ことがでる. しか しなが ら
,5年生 は1 年次 ( 平成7 年)と比較す ると,雄 風寮では学習時間 が減少 してお り,晴風寮で は学習 す る寮生 としない寮生 の
2極化 が見 られた. また, 学年別学習時問 を図 2 に示 した.ここか らも明 らかな ように, 雄風寮では,
3時間以上学習 している寮生は, 各学年 とも
2‑5名程度 であ り, これに
2‑3時間学習 してい る寮生 を含 めて も1年
38% ,2年
18.8% ,3年
12.9% ,4年
8.4% ,5年
21.6%,全体で
21.9%であっ た.
1時間以下については
1年
17.5%,2年
43.4% ,3年
64.5% ,4年
61.1% ,5年
51.3%と
3・4年の
6割以上 が この よ うな状況 である.清風寮 も同様 な傾 向があ
り,全体では
1時間以下が
57.1% ,1‑2時間が
23.8%,
2時間以上が
19.1%であった.雄風寮,清風寮 ともに 1 年が一番長 く,学年進行 とともに
4年まで落 ち込み.
5
年で少 し回復す るが,時間的には少ない.今 後,学 習時間 をいかに確保 させ るかは大きな課題 といえる.
クラブ加 入状況 は,雄風寮では平成
7年 と同様 で あったが,運動部加 入者 が
3.8%増加 し,文化部 が
4.5%減,未加入者 が
3.3%と微増 した.学年別の未 加入者 は
,3年
21% ,4年
11.1% ,5年
48.6%であ り, 高学年は学習 もクラブ活動 も行 っていない こ とにな る.清風寮の加入状況 は,文化部が減少 し運 動部が 増加 してい るが,その学年 の構成員の特徴 に左右 さ れ る傾 向が ある. また,活動状 況 に関 しては表
4‑1に示 した とお り
,3‑ 14%の部員が 「 活動 をほ とん ど 行 っていない と答 えてお り
,5年 まで活動 を継続 して い る寮生は,雄風寮
14名,清風寮5 名のみであった.
□ 3時間以上 ロ
2‑3時間 ロ
1‑2時間 z g 1時間以下 E 3ほとんどしない
1 0 0 ヽ
80160ヽ
401
20ヽ
0ヽ
、.★享 1 争 6 錦 ? ㌔ * . 1 ? 2 . ‥
芋; 瀧 ?
.l l 5
i 2 t : Zr
4卓
隻∴23'4 ー 4
転 ?:蛋 汰 身
1年 2年 3年 1年 5年 留学生会! t
図
2学 年別学習時間 ( 蛾風寮 ) ( 数字は人数)
(4)
違反 ・盗難 について
平成
4年度か らの違反件数 を図
3に示 した.全体的
な件数 としては減少 してい るが, これ以外の違反 に
184
内山了治 ・長坂明彦 ・常田 亮 ・森 山 実 ・中村護光
ついて平成
8‑10年度の資料 12) をま とめると次の と お りであ る( 数値 は図3 も含 め,寮生調書 によ り指導
された寮生の延べ数 である) .恐喝未遂 ・暴力(
H8:3件) ,自転車盗 ・ 放置 自転車改造(
H9:2件) ,異性宿泊・
入寮黙認(
H9:3件) ,案外生宿泊 ・ 入寮(
H8:8,HIO:7件) , アルバイ ト
(H9:1件) ,点呼後外 出(
H8:19,H9:15件) , 点呼後花火等(
H9:3件) ,不正摂食(
H8:1,HIO:2件) , 居室改造 ・ 電灯不正使用等(
H8:4,HIO:5件) ,虚偽の届 け 出 (
H8:5,班lo:3件 ), 備 品 ・ガ ラ ス の 破 損 等
(H8:4,HIO:3件) であった.また,平成 11年度前期 ま での違反 は,寮 内飲酒
1件3 名 ,点呼時不在 多1 人, 持 ち込み違反 11件 となっている.その他 には,平成
10年度か ら 「自分 たちの身の回 りは 自分 たちできれ いにす る」 とい う寮生会の働きかけで,清掃や各種 当番が遂行 されてい るか どうか各委員長 が確認 し不 履行の場合 は
,「 義務不履行」として指導の対象 とし た.対象回数 は,環境美化作業 ・ 晴掃等の欠席 ・ 未実 施(
97),学年別集会欠席(
23),各種 当番不履行(
26), 帰省 ・ 外泊届不履行( 届 け出内容 との食い違い: 7) であ った. これ らによ り,清掃等の効果 も見受 け られ る が,罰 を恐れて行動す るよ うな寮生 もお り,本質的 な面や教育寮で生活す る一員 と して責任 ある行動 を 理解 させ るには困難 を伴 うことも事実である.
盗難 について も同資料か らま とめると,盗難件数 は平成8 年4 月に郵便局の
ATMが設置 された こと, 及 び同年 11月か ら居室の鍵 を全寮生が持参す るよ う
になってか ら減少 してい る.平成9 年度 の報告では
「自転車以外の盗難 はほ とん どなかった 」 12) との こ とであるが,平成
10年度 は寮外生 による盗難 が1 件, 未解決 を含めて財布( 現金 ・ カー r) 8 ,自転車 8 ,教科書
3,スパイ ク・ 宅配便 ・ 時計な ど日用品7 件 の被害が発 生 した. 置 き忘れや紛失 の可能性 も否定できないが, 寮生活の信頼 関係 を損 な うだけに,印刷物や学年集 会等で事実関係や 防止対策を呼びかけた.低学年の 集会には指導寮生 も同席 し
,「 居室内を整理整頓 し, 変化 に素早 く気づ く
」r記名に心掛 ける」との極 めて 初歩的な生活習慣 ではあ るが
,1・2年寮生 には重み のある言葉 を投げかけて もらい効果的であった.そ の後,盗難 は減少 し,本年度前期 までの盗難 は届 け 出があった もので 自転車
4件,
牝l件,アンケー ト調 査か らは, 自転車2,腕時計1.洗剤等 日用 品8,袷 蔵庫 の中身1( 清風寮)であった. 日用品 に関 しては, すべて雄風寮1 年生 であ り,寮生活 になれ ない時期 の,保 管場所や使 用状況による 「うっか りミス」 も 含まれ ると思われ る.いずれ に して も, 日頃か ら記 名,整理整頓,施 錠等の居室管理 を徹底 させ ること が必要である.
H 4 年度
H 5 年度 H 6 年度 H 7 年度
H8年度
H 9 年度
H10年度
0
50 100 150(件数)図
3違反件数の年次推移
4.基本 的生活習慣について
寮生活の成否 は基本的生活習慣 の確立にあるとい う寮務委員会の指導方針の基,平成
10年度か ら
,1・
2年生‑の重点指導 として,居室訪 問の頻度 を高 め
る,生活時間帯調査 による寮生の 自己評価の実施, 指導寮生‑の指導,学年別集会の実施,入浴 時間の 日課励行(
23時施錠,風 呂の当 日清掃),印刷物に よ る問題点・ 改善点等の呼びかけな どを通 して,教育寮 としての意義や教育方針 を周知 させ る とともに,秦 生の状況 を的確 に捉 えるべ く努力 を してきた. ここ では,具体的な生活習慣の内容 として, 日課 に関す るもの く 起床,消灯,睡眠状態,学習時 間),生活 に 関す るもの ( 点呼後の外出,居室の管理,清掃状況, 入浴,食事,その他)に分類 し考察 した.
4‑1日課に関するもの
起床 ・就寝 の実態は図
4に示 した とお りで ある.
寮の 日課 では午前
7時30 分 までに起床 ,清掃 を済 ま
せ ることになってい るが, この時間に起きてい る寮
生は全体で雄風寮41.
9%,清風寮65.9%,1年 では雄
風寮57.
1%,清風寮76.9%で,朝が遅い寮の実態が再確認 された.就寝 については,23 時以前に就寝す
る寮生は全体で7 名 のみであ り
,24時か ら
1時が平均
的な就寝時刻 であることが伺 える.睡眠時間の確保
に関 しては,雄風寮70.
0%,清風寮65.9%が確保及びほぼ確保 してい ると回答 してい るが,30‑35%の
学生が 「 不足 している」 と感 じている.生活の基本
は睡眠にあ り生活 リズムの見直 しが必要で ある.1
年生の生活記録か らは,学習開始時刻 が遅 く,点呼
前 に学習に取 り掛 かるよ う指導 したが徹底 されてい
なかった. クラブ を実施 した場合,点呼前の時間帯
寮生の生活実態 ・意識に関する考察 は食事,入浴,洗濯で費や され るの も事実であ り,
点呼後 か ら
2時間学習すれ ば ど うして も就寝 は
24時 くらいになって しま う実態 も明 らかになった. 一方, 朝型の学生 は全体で25 名お り早朝5 時30 分 頃か ら学 習や クラブ活動 を実施 している者 もいる.低学年の 場合 同室に朝型 と夜型の学生が同居す ると問題 も発 生 しやす く,今年度後期 の部屋 替 えでは,同 じタイ プの学生が同室になるよ う配慮 した.入寮 当初 もこ れ らの問題 には部屋替 え等 も含 め柔軟に対処す るこ
とが必要であると思われ る.
4‑2生活に関するもの
生活 に関す る集計結果 は表4・
1‑4に示 した.点呼 後の外 出については,アンケー ト調査上は 「 外出 し ていない」 との回答 は雄風寮95 . 4%,清風寮1
00%で あ り
,「 週に1‑2 回」 との回答 が5,
3%であった.この数字か らは,1 日平均4 名程度が外 出 しているこ とにな り, 数 年前 と比較すれば大幅 に減少 している.
現実の外出数は これ よ り多いか もしれないが,点呼 後の外 出禁止は再三の指導 によ り認識が高ま り,実 行 されてきているといえる.
次に居室 の管理についてであるが,盗難 防止対策 と して平成8 年度後期 か ら低学年寮生 も個人 ごとに 居室の鍵が配付 され,施錠す ることが指導 されてき た.案外‑ 出かける際に必ず施錠す る寮生 は,雄風 寮全体では72.
5%であるが,1年生のみ49.
2%と低か った.
1年生ではほ とん ど施錠 しない寮生 も1
9%おり,まだ徹底 されていない.これ らは1 部屋 に2‑3 名 が生活 してい ることや朝巡視のため,施錠せず登 校す る習慣 も一因 と思われ る.晴風寮では学年別の 傾 向は認 め られず,外出の際必ず施錠 してい る寮生 は38.
6%に とどま り,玄関の施錠 システムによる安心感か らか,施錠の意識が薄い といえる.
衛生面については,朝巡視の記録か ら 「 寮がきれ いになった」 との感想 をいただ けるよ うになってき た ことは喜 ば しい ことである.改修が進んだ こと及 び寮生 会 を 中心 とした週
1回 の定期 清掃 や 寮務 委 員 ・ 寮務係 に よる指導の効果 ともいえよ う.しか し, まだ砂や泥が 目立つ こともあ り,乱雑な居室 も存在 す る.毎朝清掃す る心得 を忠実 に実行 してい る寮生 は少な く, 清掃実態は週1 回が43.
6%を占めている.靴の履 き替 えは各号館玄関で行 うことにな ってい る が,雄風寮 は
68.3%の実施率であ りまだ徹底 されていない. しか し,5 号館寮生用 の シューズボ ックス が3 号館 玄関 に設 置 され るな ど,全体的に履 き替 え が促進 され てきている.また,洗濯に関 しては,過
3‑4回が雄風寮
47.5%, 清風寮43.
2%を占めている.
洗濯機 の増設は生活記録で も改善要望第
1位 であ り,
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1年 2年 3年 1年 5年 留字生 合I†
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4‑1起 床時刻 ( 蛾 風寮 ) ( 数字 は人数)
口23:00以前 口23二
01‑23: 3 0
24:01‑1:00
i ー5 ら
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