• 検索結果がありません。

手作り試験機による材料の特性評価実験

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "手作り試験機による材料の特性評価実験"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

熊本大学エ学部附属ものづくり創造融合エ学教育センター平成18年度年次報告書

手作り試験機による材料の特性評価実験

エ学部マテリアルエ学科安藤新二 1.緒言

学生が主体的に行う研究を成功させるためには,最 初は模擬的な研究対象を与えて実験技術を十分習熟さ せる必要があるそこでマテリアルエ学科では3年次 後期に「材料創造実習」という科目を設けているこ こでは,学生,院生,教員との討論を通じて問題点を 自ら見いだし,実験等を行い,結果を考察する「発展 テーマ研究」(期間8週間)がある

本申請では,担当の6名の学生に対し,小型試験機 による単結晶材料の機械的性質の評価というテーマで 研究を行った.具体的には小型の疲労試験機および曲 げ試験機を作製し,材料の変形過程を直接観察するこ とで,講義で学習する金属の変形のメカニズムを効果 的に理解できると考えた.

また,このような試験装置を学生自ら作ることで,

機械試験方法の原理を理解することができる近年は このような装置は高度化すると同時にブラックボック ス化しているため,その仕組みを理解することなく使 用している者が多く,そのため誤った測定をしている にも関わらず,そのことに気づかないといった弊害が 生じているまた機器の設計・製作といった内容は,

マテリアル系の講義においてはほとんど行われていな いが,卒業研究においては,そのようなスキルが必要 となる場合も多いさらに簡単な装置であっても,そ れを計画・作製し研究結果を得るという経験は大きな 達成感が得られると思われる.このことは「ものづく

り」教育において重要な点であると考えて,このよう なテーマを導入した.

図1(左)大学院生とのディスカッション.

図2(右)模型をつくり,寸法・構造の確認.ここで 何度も設計の修正を行った.

図3(左)フライスによる部品の加工.

図4(右)アクチュエータ制御基盤の配線.

2実施概要

図5(左)完成した試験機.

図6(右)顕微鏡下でその場観察試験を行う.

でその場観察できるlB目

DID

まず大学院生とともに,試験方法および試験機の構 造についてディスカッションを行う(図1).その結 果,今回の試験機のポイントは,顕微鏡に取り付けら れる寸法に収めることが重要であるとなった.そこで 作成した図面をもとに,実際に顕微鏡に取り付けられ るか,発泡スチロールで模型をつくり確認してみた(図

2).最初に考えた構造では実際に取り付けられない ことがわかったため,何度か図面の修正を行った.

完成した図面をもとに,機械加工により部品の作製

(図3)および駆動用のアクチュエータを制御する回 路を作製した(図4).完成した試験機(図5)を用 いて,実際に顕微鏡で観察しながら3点曲げ試験を行 い(図6),マグネシウム単結晶における変形機構の

観察を行った.今回の授業拡充プロジェクトに申請し,

これらの試験機を作製することに必要なアクチュエー タおよびロードセルを購入した.

a成果

本実験を行うことで,これまでの講義の内容の理解 やその重要性を認識できたようである.担当した学生 からは次のような感想がよせられた.「今回初めての 実験らしい実験をやって,とても材料について興味が 深まりました.まださわり程度かもしれませんが,今 まで漠然としていた「研究」というものに対して理解 ができました.しかしこの創造実習は指導してくださ った、先生や先輩がいなければ全く出来ないものでし た。その点、自分達の未熟さを意識した上でこれから,

学んでいきたいです.」

98

参照

関連したドキュメント

ここまで述べてきたように,今回実施した実験では,コンクリート打込み 218 日後から定期的にトレント法 や

まとめ 本稿では,組込みシステム向けメニーコアアーキテク チャである SMYLEref プロセッサ向けの OpenCL 環境で ある

なお、「安心できる薬」との記載は、他の新しい  研究と治験を同程度の比率で解説して 

(1)試験布の色と背景色の関係を比較検討  ビデオカメラによる映像の特徴として,実物

ガイドブック を提出した後、これまでの予備実験

例えば,水稲の栽培実験で2つの栽培方 法を比較しても,実験データには誤差がつ

  ②全材料のうち細粒分のみを取り出し標準型試験機で力学試験を行ない,その結果から

しか し,焼成 したまま の状態で外部磁界 H‑ 0の状態では,同国 ( C) に示 すよ うに,一つの磁 区内では全体 として同 じ向きに 自発磁化