マ ウ ス 耳 下 腺 の 構造 と神 経 支 配
金
沢
大 学 医 学部解 剖
学 第山一講 座 く主 任
こ本 陣良 平
教 授J
井 上 正 雄
く
昭
和5 9年6月
7日 受
付1
マ
ウ
ス耳下 腺の構 造と
神 経 支 配を
,■組織 化学 的 検 索法
お よ び
電顕 観察によ
って検 索し た
. マウ
ス耳 下 腺 腺 細胞の分泌 顆 粒は
, 中心
部と
周辺
部で
電子
密度の異な る 2
層性を 示 す
. 写 真 銀 法によ る と
, 耳下
腺には
多 数の
無髄 神 経 線 維が
分布し
, 腺 房 問の親 織腔, 動 脈 壁およ び
腺 房に お い て3
種 類の微 細な
神 経 網を
形 成し
て おり
,そ
の所々 で瘡 状の腫
大を 示 す
. 組 織 化 学 的 検 索によ る と
,カ テ
コ ー ルア
ミ ン に由来す る
螢 光お よ び ア
セチ
ルコリ
ンエステ ラ
ーゼ
活 性が
,上
記3
種の神経 網に陽 性であ る
.上
郡 中経 節切 除 後,上
記の カ テ
コ ー ルア ミ
ンの
螢 光が
消 失し
, 耳 介 側頭 神 経 切 断 後,ア
セチ
ルコリ
ンエステ ラ
ーゼ
活性が
消 失す る
. 電顕 検 索によ る と
,上
記膚 状 腫 大 部は
軸 索の腫
大部と し て 示 さ れ
,そ
の内部に多 数の シナ プ
ス小胞と ミ ト
コンド リ ア を
含ん
で いる
. 腺 房 間の
組 織 腔と
動脈 壁の軸 索腰 大 部は
いわ ゆ る
遠 距離シナ プ
スと
考え ら れ る
.一方, 腺 房の軸 索
腫
大部は
いわ ゆ る
密 接シナ プ
スと
考え ら れ る
. これ ら
軸 索腰 大 部は
,そ の
内部に含ま れ て
いる
シナ プ
ス小 胞の
種類によ
って
,小
顆 粒 性シナ プ
ス小
胞を
含む I
型 終 末と
,多数
の
無 顆粒 性シナ プ
ス小胞を
含む工 I
型 終末と
に区分す る
こと が
でき る
.上
頸 神 経 節切
除 後,工 型
終 末が
変 性に陥り
, 耳介 側 頭 神経 切 断後,H 型
終 末が
変性す る
. 組 織化 学 所 見お よ び
電 顕 所見よ り
,工 型
終 末は 上
頸 神経 節 由来のア ド
レナ リ
ン作 動 性神 経の シナ プ
ス終 末と
考え ら れ
,H 型
終 末は
耳 神 経 節 由来の コリ
ン作 動性 神 経の シナ プ
ス終 末と
考え ら れ る
.工 型
終 末と n 型
終 末の数比 は
,腺 房 間の神 経 網で は 2
ニ1
, 動 脈 壁の神 経網で は 7
こ 1 , 腺 房の神経 網では 3
こ1 で あ る
. 耳下
腺には
耳 介 側 頭神 経 由 来の少 数の小 径 有 髄知 覚 線維
も
分 布し て
いる
.K e
y
w o rdsp
a r ot
idg
la nd, adr e n e rg
ic n e r v e fibe r s,Ch olin e rg
ic n e r v efibe r s
,m O u S e
味 覚
そ
の他の各種 感 覚刺 激が
, 神 経 系を
介し
て反射 的に耳 下腺に作用 し
,そ の
唾 液 分 泌を
引き
起こす
こと は
, 古く P
a vl
o vい以
下の多く
の研 究 者によ
って
明ら
か にさ れ た
21.ま た
,A
rn Stei
n3I,
K
u ntzら
41およ び G
e ni
s−G
al
v e zら
5Iは
, メチ
レ ンブ
ル ー 染色 法や
鍍 銀法によ
って
,イ
ヌ,ネ
コ,ウ サ ギ
,サ
ル で腺 内に多 数の神 経 線 継が 分
布し て
いる
こと を 示 し た
.そ
の後, 組織 化 学 的 方 法によ
って,F
uji
w a r aら
6Iと N
o rb
e rgら
7Iは
,ラ
ット
耳下
腺にカ テ
コ ー ルア ミ
ン螢 光 陽性の神 経線 継が
分 布し
て いる
こと を
初め
て報 告し
,F
r ei
tagら
81は ウ サ ギ
耳 下 腺で
,カ テ
コ ー ルア
ミ ン螢 光 陽性 線 維のほ
か,ア
セチ
ルコリ
ンエステ ラ
ーゼ
活 性 陽 性線 維も 分
布し て
いる
こと を
見いだ し
, こ の所
見は G
a r r et tら
9Iによ
ってイ ヌ
耳 下 腺に お いて も
確認さ れ た
.こ のよ う な
知 見は
,ア ド
レナ リ
ン作 動薬あ る
いは
コリ
ン作動 薬を 用
いた
薬理
学 的 分泌 刺 激 実験川ん1 別によ
って
確認さ れ
て いる
.一方, 電
子 顕
微 鏡 く電 顕l 観 察によ り
,S
c ot tら
21は ラ
ット
耳下 腺で, 終 末軸 索が
, 腺 房 間のみ な ら
ず腺房に
も
存 在す る
こと を
観 察し た
.H
a nd
川は 過
マ ンガ
ン醇カ リ
固 走 法によ り
, 耳下
腺 内に分布す る ア ド
レナ リ
ン 作 動 性 神経の終 末と
コリ
ン作動
性 神経の終 末の差異を
論じ
, いずれ
の終 末も
, 腺房
間な ら び
に腺房
に存在す る
こと を
見いだ し た
. こ の知
見は
,B
oga rt1 5 1によ り
,ト リ チ ウ
ム ノルア ド
レナ リ
ンを 用
いた オ
ート ラ ジ オ グ
ラ フ イ ーで
,ま た G
a r r et t1 6 1によ り
,5
−ハイ ド
ロオ キ
シド
ー パ ミ ン の取り 込
み実験で確 認さ れ た
.S
t
r u ct
ure a nd In n e r v at
ion of M o u s e P a r ot
id G la nd. M as a o In o u e, D ep
art
m e nt
of An at
o my
くD ire ct
o r こ Prof.R , H o njinJ, Sch o ol of M edici
n e, K a n aza w a Univ ersi
t y
.耳
下
腺の構造と
神 経支配 5 3 5
耳 下腺に分布
す る 上
記のア ド
レナ リ
ン作 動性 神 経と
コリ ン作
動
性 神経と
の2
種の神 経の由 来に関し
ては
,ヒ
ト
の末梢 神 経 系の肉眼
解 剖 所 見に基 づ き
, 前 者が 上
郷中経 節に, 後 者が
耳 神経 節に,そ れ ぞ れ
由来す る
こと が
古く
から 示
唆さ れ
てき て
おり
m,近 年,神経の電 気 刺激 実験1 8−2 2や
支 配 神 経切
断後の耳 下 腺 内 神 経 要 素の組織 化学 的 検 索8I 9 1に
よ
ってそ
の こと が
支 持さ れ
てき
ている
.し
かし
,上
記 両 種の神 経 線維の末 梢終 末の形 態や
存 在部位の詳 細,と く
にア ド
レナ リ
ン作動
性 神 経 終 末と
コ
リ
ン作動
性神 経 終 末の分
布様 式や
分布比
に関し
ては
い
ま だ 明
確でな
い, 加え て
,上
頸 神 経節 ある
いは
耳神 経節から
耳 下 腺に達す る ま で
の神経 走路に ついて も
,諸説
が あ り
意 見の 一致を
み ていな
い2 3 1 2弟以 上
の耳下 腺 神経 支 配に関す る
いく
つ か の問 題のほ
か, 耳下腺の徴構 造に関し
ても
, 腺 細 胞 内の分泌 顆 粒が 示 す 2
層の内 部構 造と 生
化学 的組 成や
組 織化 学 的 所 見と
の相 関が な お
明 確で な
い2 5 I今
回
, 著 者は
, マウ
ス耳 下腺に つ い て,そ
の微 構 造を明 ら か
にす る た め
に, 可 視光 頗 微 鏡 臼ヒ顕1と
電 頗 観察によ り
検索し た
.ま た
, 耳下
腺に分布す る
神経の 走路を
調べる た め
連続切
片の再 構築法を
行な
った
. ついで
, 腺 内神 経終 末の微構 造を 明 ら
か にす る た め
, 神 経 染色, 組織 化学 的 検 索 法, およ び
電顕
観 察によ
って
検 索し た
.な
お, 耳 下 腺 支配 神 経の由来, 走路およ び
終 末を
確 認す る た め
, 各種の侵 襲によ る
神経 変性 実験を
行な
った
.材 料 と
方 法 1
.実
験動物
純 系成 熟 雌
E H
.1種マウ
スく肋
r 5 乙t ノ喝.乃 g rf
v a r.吼
伽扉如 を
実験 動 物と し
て用
いた
.2
. 光顕 再
構 築法
耳 下
腺の形態を
検 索す る た め
,切
断し た
マウ
ス頭 部を
7 5%エタ
ノ ー ル75
ml.ホ ル マリ
ン 2 0 m卜
氷 酢 酸5m
l
の混
液に2 日
間浸
演 固屈し
,Pl
a nk
−R
ychl
o 液で脱 灰
, セロイ ジ
ンに包嘩 し
, 前 頭 断, 矢 状 断,あ る
いは
水平
断の3
叫n l 連 続切
片を
作 製し た
.切
片には
, へマト キ
シリ
ン. エオ ジ
ン染 色くh
e m ato xyli
n.e o si
n stain,以
下H E と
略う を
施し た
.ま た
, 耳 下 腺に分布す る
外 来神経の走 行を
検索す る た
め, 諸 神経を
含む
次の3
箇 所の組織を
試 料と し た
. 耳 介側 頭神 経を
含む
側頭
下 寄の組織, 顔 面神 経
と
耳 下 腺 管を
含む
頬 部およ び
耳下腺 噴筋部の組 織およ び
耳下
腺と そ れ
に分
布す る
神経と を
含む下 顎
後 部の組織.上
記の3
箇所の組 織を
連 続し た
一一
塊
の組 織と し
て取り
出し
, 本 陣写 真鍛
法2 6I く写
真 銀 勘 によ る
連続切
片を
作 製し た
. こ の方法によ る と
,神経 細 胞 体お
よ び
神経 線維 軸 索が
褐 色な
いし 黒
色に特異
的に染 色さ れ る
.3
. 組織 化
学 的検 索 法耳
下
腺の神 経要
素の組 織化 学 的特 性の検 索は
, 次の方法に
よ
った
.り カ
テ
コ ー ル アミ
ン検出 法
力
テ
コ ー ルア
ミ ン螢光 検 出の た め
の フ ォ ル ムア
ルデ
ヒド
.グ
ルタ
ルア
ルデ
ヒド
. ショ糖 固 走法 くf
o r m al
.d
eh
yd
e.gl
uta ra l d
eh
yd
e−S u C r O S efi
x ati
o n m eth
od
,F G S
法l
2 7 Iを 用
いた
.F G S 法
によ る と
組 織 中のカ テ
コ ー ル
ア
ミ ンは
緑 色の
蛍 光を発 す る
.2
1 ア セチ
ルコリ
ンエステ ラ
ーゼ 活
性 検 出法 ア
セチ
ルコリ
ンエステ
ラーゼ
活性検 出のた め
の ルベア
ン酸増 強 法2朗を 用
も1た
. こ の方 法によ る と ア
セチ
ルコ
リ
ンエス テ ラ ーゼ
活性 陽性 部が 黒
色に特 異的に検 出さ れ る
.4
. 電子 顕
微鏡 検 索 法耳
下
腺の電 顕検 索には
, 耳下 腺を そ
の導 管と
共に取り
出し
,2 5
%グ
ルタ
ルア
ルデ
ヒド 0
.1 ml
.0
.2 M
燐 酸 緩衝 液 くpH 7
.4
う5
ml
.ショ糖0
.4 g.2
%オ
ス ミウ
ム 酸5
ml
から な る
固定 液に浸し
, 固 定液 中で細切 し
, 同固定 液に 40
C
で2
時 間おき
,5
%酢 酸ウ ラ
ニル .1
% 酢 酸にて 3 0
分室 温で塊 染 色を
施し た
後,ユタ ノ
T ル系 列で脱水, エポ
ック 飢 2
に包埋
,L K B
48 0 0 A ウ
ルト
ロト
ー ム によ
って
薄切
片を
作 製し た
. 同 時に厚 さ
約1月m の
切
片を
作り
,ト
ルイ ジ
ンブ
ル ー 染色2引を
施し
,光顕
検 索によ る
組 織 部 位の同 定の試 料と し た
. 薄切
片には
酢 酸ウ ラ
ニルと
鉛の 二重
染色3 0 1を
施し
,H U
−1
2型 あ
る
いは H
−5 0 0
型の電鋳によ
っ て観 察し た
.ま た
, 耳下
腺 腺細 胞の分泌
顆 粒の微細 構 造検 索のた め
,2
.5
%グ
ルタ
ルア
ルデ
ヒド
.0
.1M
燐 酸 緩衝 液あ る
いは 4
%パラ
フ ォ ル ムア
ルデ
ヒド
■0
.1M
燐酸 緩衝 液で耳下
腺組 織の細 片
を
40C で 3 0 分
, 前も
って固定し た
後,上
記の電 顕固定を
行な
った
. これ ら
のア
ルデ
ヒド
固定 法のほ か
,腺 内 神経 終 末郡の検 索に
は
,T
r a n z e rら
3 Hの重 ク
ロム 酸固
定 法く d
ich
r o m atefi
x atio n m eth
od l を 用
.いた
.こ の
方
法によ る と
, 神経 組 織 中のカ テ
コ ー ルア
ミ ン含 有物が
極め
て電子
密 度 大な
物 質と し
て検 出さ れ る
.5
. 神経切 断
およ び
神経 節切
除 実験 法
耳 下 腺 支配 神 経の起
源
検 索を 目
的と す る
二次 変性 実 験のた め
, 実体 顕微 鏡を 用
いて
,下
記3
種の神 経.神 経 節の切
断あ る
いは切
除実験を行 な
った
. 手 術に際し て は
,チ オ
ペ ンタ
ー ルの腹 腔 内注
射肌 1
n lgノgう
によ る
麻 酔が
施さ れ た
. 手術 後, 16
, 2 4 時 間,2
, 4 ,7 日
間経った
マ ウ ス から
, 耳下
腺を
採り
,以
−F正
常な
場 合と
同 様に試 料を処
置し
, 術 後の変 化を
検 索し た
.1
う上 頸
神 経 節の切
除法
上
頸神 経 節 切 除は
,内頚 動 脈と
頭 長 筋の間を
広げ
て,上
頸 神経 節を
確 認し て 切
除し た
.2
1耳
介側 頭
神経の切
断法
耳 介 側頭 神 経 切 断
は
,顎
下郡よ り
内側 翼突 筋と 顎
二 腹 筋 後 腹と
の間で耳介 側頭 神経を
確 認し て 切
断し た
.3
ン 顔面
神経
の切
断法
顔 面 神経
切
断は
, 顔 面 神 経が
茎乳 突 孔よ り
出て ま も な
い部 分で
行な
った
.成 績
工
. マウ
ス耳 下
腺の解 剖 学的
構造 と
腺に至
る神 経の 走路1 . マ
ウ
ス耳 下
腺の解 剖 学 的構
造実体 顕 微 鏡 下にマ
ウ
ス耳下
腺と そ
の周
囲を
観 察す る と 国 1
に示 す よ う
にマウ
ス耳 下 腺 くpa r otid
gl
a nd
,pIは
外 耳 道と 下
顎 角と
の間に位 置し
,そ
の導 管は
頬 部で 口腔に開口 す る
. 耳下
腺の腺体は
, 外 耳 道 軟骨 部の腹 側 壁に沿って
吻 側な ら び
に尾 側の方へ広が る と と も
に, 皮 膚に おお わ れ て
腹 側の方へも
広が
って
いる
.そ
のた め
, 腺体の外 形は ほ ぼ
扁 平な 三
角形を 呈 し
,そ の
吻側 部は
外涙 腺 くe xo rb i
tal l
a c ri
m al
gl
a nd
,el
l に隣 接し
, 尾 側 部は
ヒト
の広 頸 筋に相 当す る
帯 状の筋にお
おわ れ
, 腹側 部は 顎
下腺 くs ub
m a nd ib
ul
a rgl
a nd
,S mlな ら び
に舌下
腺 くs ub
li
ngu al
gl
a nd
,Sl
l に接し て
いる
.腺体
は 重 量
約5 0
m g で, 表 面は 凹 凸 不
整で, 淡 紅色を 呈 す る
.腺 体の吻側 端か ら
尾 側端ま で
約7
m m ,外側緑か ら
腹 側 端ま
で約12
m m で,そ
の 厚さ は
約2
へノ3
m m
で あ る
. 腺 体の吻側 部と
腹側 部と
の中 間の領
域が
腺 門で, こ こ から 3
へ5
本の小
導管が
発し
,そ れ ら は
合し て
外 径約0
.2
m n lの1
本の耳 下 腺管と な る
. 耳下
腺 管は
, 唆筋 筋 膜 中を
頬骨 弓と
平 行し て
吻 側 方向へ走り
, 頬 筋およ び
頬 粘 膜を
貫いて
,上 顎
の第2 臼
歯の対 岸で 口
腔 前 庭に開口す る
. 導管の長さ は
, 耳 下 腺の腺 門から 小
導 管の合流 部ま
で約2
へ 4 m m , 合 流部か ら
開口部ま
で約12
m mで あ る
.2
.耳 下
腺に至
る各種
神経の走 路新鮮 標 本の実 体顕 微 鏡の所 見
と
写 真 鍍 法連 続切
片の描 画 再 構 築法に
基 づ
いて
耳下 腺 周辺
の神経の走 路を示 し た
のが
図2で あ る
.耳 下 腺に
は
,図 2
に示 し た よ う
にそ
の導 管およ び
動 脈と
共に4
一−7
本の小
神 経 束が
腺 門郡に進入 す る
. これ ら
の神 経 束は
,上 頸
神 経 節く
s upe ri
o r c e rv i
c al
ga ngli
o n,S Cl
の尾
側 部に発 し
外 頸動脈
に伴 行す る
外頸 動 脈 神 経 帯く
e xte r n al
c a r otid
n e r v e pl
e x u s,el
から
分枝し た
神経 束と
, 顔 面神 経 くf
a ci
al
n e r v e,fl
の頬 筋枝 くb
u c c al b
r a n ch
of f
a ci
al
n e r v e,b b I と
頬骨
枝 くzy go mati
cb
r a n ch
of f
a ci
al
n e r v e,Zl から
分枝し た
神 経 束から な る
.写
真1 は
耳 下 腺 噴筋 部の水平
断のF i
g.1.S
ch
e m ati
cd
r a wi
ng くv e ntr al
vi
e wl of
th
e c e rvi
c al
r egi o n of
m o u s e.S
ymb
oI
s こ a,a u r
i
c ul
aニad
, ad i
po s eti
s s u eこa n,a nte ri
o rb
ell
y of
th
edi
ga stri
cこd
,d
el
toid
こel
, e X O rbi
tall
a c ri
m al
gl
a nd
ニej,e Xte r n al
jugul
a r v ei n
こ1
,l
ym ph
n od
eこm ,m a nd ibl
eニm a,m a S S ete r三my,m y
l
oh
yoi d
ニ p, Pa r Otid
gl
a nd
ニ pd
, Pa r Ot id d
u ct 三 pe, pe CtO r ali
s m ajo rニ pl
, pl
at ys mai S,Ste r n O C
l
eid
o ma stoid
こSh
,Ste rn Oh
yoid
ニSl
,S ub li
ngu al
gl
a nd
こS m ,S ub
m a nd ib
ul
a r gl
a nd
.耳 下 腺の構造
と
神 経 支配5 3 7
Fi
g.2.S
ch
e mati
cd
r a wi
ngくv e ntr o−1
ate r al
vie wlof
th
e n e rv eb
r a n ch
e s s up pli
ed
toth
e pa r otid
gl
a nd
of
th
el
ef
tsi d
e.S
ymb
oI
s ニ a,a u ri
c ul
o−te mpO r al
n e r v eニab
,a u ri
c ul
a rb
r a n ch
of
v agu sn e rv e三
b
,b
u c c al
n e r v eib b
,b
u c c al b
r an Ch
of f
a ci
al
n e rv eこC, Ch
o rd
a t ympa ni
ニd
,d
e ep te mpo r al
n e rv ei e,e Xte r n al
c a r otid
n e r v e pl
e x u sニf
,f
a ci
al
n e rv ei g,ge ni
c ul
a r ga ngli
o ni g p,gr e ate rpetr O S al
n e r v eii
,i
nf
e ri
o r al
v e ol
a r n e r v eニi
c,i
nte r n al
c a r otid
n e rv e三I
n,1i
ngu al
n e r v eこm , m a S S ete r
i
c n e r v eニmf
, m OtO r r O Ot Of f
a ci
al
n e rv eこmp, n e r V e tO m ed i
al
p te ry goid
三N
,N
e r v u si
nte r mid i
u s三n S, n e rv e tO Stapedi
u sニ0, Oti
c ga nglio nニ p, pa r Otid
gl
a nd
i pa, pO Ste ri
o r a u ri
c ul
a r n e r v eニ pd
, pa r Otid d
u ct i r, r O Ot Of
v agu s n e r v eニS,Sympat
h
eti
c tru nk
こS C, S upe ri
o r c e r vi
c al
ga ngli
o nこ t,tri
ge mi
n al
ga ngli
o ni t t, n e rv e tO te n s o r t ym pa rli
三 t y,t ym pa ni
c n e rv ei V, V agal
ga ngl
io ni Z, Zy gO mati
cb
r a n ch
of f
a ci
al
n e r V e.
写 真 銀法 標 本光 顕 像で ト顔
面
神経の頬 筋 枝から
耳下
腺へ行
く
神 経 束が 分
枝す る
こと を 示 し
ている
.ま た
, 耳 神 経 節 くoti
c ga ng l io n,Ol
から 分
枝し た 小
神 経 束が
耳 介 側頭 神 経 くa u ri
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n e r v e, aン
に入 る
.写
真2 は
マウ
ス頭蓋
底せ
卵円 孔
のや や 尾
側部を 通 る
面で前額 断
し た H E
染 色 標本の光顕
像で, 耳神 経 節から
分 枝し た
神経 束が 蝶
形骨を
貫いて
耳介
側頭 神 経に合流す る
こと を 示 し て
いる
. 耳 介側 頭 神 経の末梢 枝の 一 部は
顔 面神 経の頬骨
枝に合 流す る
. こ の合流
枝を
構成す る
神経 線 推は
頬 骨 校 内を
走り
, 耳 下 腺 門に入 る 上
記のP h
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.神 経 束の構 成に関 与
す る と
考え ら れ る
■ マウ
ス の耳神 経 節は
,2
個の神経 節に分
かれ
て おり
, 内顎
動脈が
蝶錐
体裂を
通る
直 前の部分 と
通過
直 後の部分
にそ れ ぞ れ
1 個ず
つ動 脈壁
に沿って存在す る
. こ の2
個の神 経節は
,蝶
錐体 裂を 通 る
細い神経 束によ
っ て互
いにつな が れ
て いる
.耳 下 腺に進
入 し た
神経 束 中の 一 部の有 髄 神経 線維は
腺 内を 通 過 し
, 腺 体の尾
側 部で再 び
腺 外に出て,た だ ち
に広 頸
筋に進入 す る
.工
王. マウ
ス耳 下
腺な ら び
に腺 内神 経 線維
の微
構造1 . 光
顕 所 見
り マ
ウ
ス耳 下
腺の構 造H E
標 本の観 察によ る と
, 耳下
腺は
複 合 管状 胞 状腺で,
そ
の終 末 郡は
, 介 在 部から
線 条 部を
経て,小
葉間 導 管へと
連な る
.終 末 部
は
, 外 径 約2 5
旬3 5
声m で, 腺艦 内径は
極め
て狭
く
, 1層の腺 細 胞と そ
の外 面に位 置す る
筋上
皮細胞と
から な る
. 腺 細 胞は
, 細 胞 質が
エオ ジ
ン によ く
染ま り
, 球形
の核が や や 基
底 部よ り
にあ る
.H E
標 本では
個々 の分 泌
顆粒を
識 別し が た
いが
,写
真3
に示 す よ う
に電顕 用
に固 定 包埋 し
,ト
ルイ ジ
ンブ
ル ー 染色を
施し た
標 本では
, 腺 細 胞の腺腔 側に径 約1 メイm の多 数の分 泌
顆 粒が
見いだ さ れ る
.介 在 部
は
外径 約12
へ25
声m で, 1層の小 型
の細胞から な る
. こ の介 在 部の細 胞は
, 細 胞 質に乏 し く
,そ
の細 胞 質
は H E
染 色では ほ と ん ど
染ま ら な
い.介
在 部の 管 腔は
内 径 約2
.5 旬3
ノノm でエオ ジ
ン に濃
染す る 分 泌
物を
含ん
でいる
.線 条 部
は
外径 約3 0
へ10
0 声m で, 1層の大型
の細胞か