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減価償却制度の確立 : George O.Mayの所説を中心 として

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(1)

減価償却制度の確立 : George O.Mayの所説を中心 として

その他のタイトル On Depreciation Accounting System

著者 清水 宗一

雑誌名 關西大學經済論集

4

4

ページ 366‑394

発行年 1954‑08‑30

URL http://hdl.handle.net/10112/15796

(2)

366 

19 33 , 

P re f a ce  

x .  

片野一郎訳リト

J Vトン会計発達史原著序文 ないのである(A. 興味ゆたかな過去についてそうとうな知識をもたなければいけ れは︑現実のいそがしい仕事に追われながらも︑簿記と会計の れの力は︑およそ底の知れたものである︒それゆえに︑われわ とした認識しかもたないならば︑その発展に貢献しうるわれわ 末なものでしかないわけである︒もし︑その動向について腺胴 貧弱であれば︑その動向を見究わめるわれわれの身構えはお粗 だ中にあるのかも知れない︒﹇'もし︑われわれの史的展望が 在でさえも︑それは将来につながる非常に大きな変動のまった 会計はいまなお進化の過程をたどつているのである。ー—現

C . 

L i t t l e t o n ,   A

cc

ou

nt

in

g  E v ol u t io n  T o 

19 

00 9 

らないのである︒この点に関して米国会計界の巨星ジョージ・

ォー・メイは︑﹁今日︑会計慣習の発達史に関する研究︑会計

慣習の変化をひきおこした原因に関する研究は現代の会計実践

を述べること以上に有益であるかもしれない︒﹂とまで言い︑

明し︑公埜企業統制団体および最高裁判所の立場に対して彼一

を中心として一般産業部門ならびに鉄道および公益企業部門に

おける減価債却制度確立の過程を史的に論述しつ4彼の批判を 流のするどい批判をおこなっている︒そこで本稿は︑彼の所説 も歴史的考察をおこない︑減価債却制度確立の過程を史的に究 会計の歴史的発展的研究の重要性を強調し︑減価償却について 実践を研究するかたわら会計の歴史的発展的研究を怠つてはな

三頁︶︑とリトルトンも述べているように︑現代の会計の理論と

G 8   rge 

0 . 

Mayの所説を中心としてー~

(3)

367 

わが国における研究としては︑山辺六郎著

,1,

1

/ ということは不都合であると認められるようになって︑税務監 て工場設備または機域についてさえ減価債却控除の性質をおび 本稿執筆については︑主としてメイの

Tw

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, fi v

e   Y

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rs

 

いう項別をもつて論述する︒さて︑イギリスの所得税制においては今日みられるごとき所

原価の償却を意味する近代的意味での減価償却会計の一般的

一般産業部門においては︑本質的な会計諸概念と密接

済的概念の成立によってつとに第一次大戦終結までには完了し

ていたのであるが︑鉄道および公益企業部門では︑諸稲の要因

なかんずく法律的背景をともなうことによって近代的減価償却

われわれは以下において

(1 1)

一般産業部門における減価傲

0年代までの鉄道および公益企業部門

立場(‑九二0

︵四︶州際商業委員会の減価償却規

︵五︶減価伯却に対する最高裁判所の

︵六︶鉄道および公益企業委員会全

国協会の減価償却規制(‑九二0

c i a l

  A c c ou n t in g N,   ew   Yo r k , 

19 43 . 

︵七︶むすび︑と

o f   A

cc

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in

g  R e s p o n s i b i l i t y ,   N ew   York, 

19 36

. 

Fi

na

n

に拠り︑彼の最近の論文

減価償却制度の確立︵滸水︶ 得税法がはじめて施行された了八四二年から一八七八年にかけたことは許されなかった︒しかし其間にも︑か4る控除がない における減価伯却の展開︑制(‑九二0

会計の確立はまことに容易ではなかったのである︒ に関連する純粋に会針的な発展であったのであり︑社会的・経 分析整理して紹介することを課匙としている︒

二 ︑

計﹂第四章に教えられるところ大であった︒

一般産業における近代的減価償却理論の確立は純粋に会計的

発展であった︒このことは鉄道および公益企業における減価償

却理論の確立が法律的背景をともなう政治上の歴史であったこ

4いちじるしい対照をなしている︒しかも︑一般産業では近代

的減価位却理論が一般に承認されるようになったのは比較的初

期の発展段階においてであって︑当時すでに減価償却の役立ち

が梃度に達していた°鉄道および公益企菜の部門では︑減価償却

の役立ちが実際に疑わしいというわけではないとしてもひじよ

うに限られている完全な発達状態に到達してしまうまでは︑近

代的減価償却理論の採用は概しておくれてきている

c i a

l ,   p

1 1 8

. )

( Fi n

a n  ,  ﹁アメリカ公益企業会計﹂第四章西川義朗著﹁公益企業会

‑‑. 一‑‑‑‑

(4)

368 

に説くJ 必要性を認識せしめる事情があらわれてきた︒メイは次のようた権威をもつことは明白であったので︑結局この必要性が優勢 し︑比較可能性を確保する必要のあることが他の何よりも優れ 意見は疑もなく当時の一般の情況を示している

( Fi n a nc i a l,

p .  

却を考慮することはこれまでごく稀である︒﹂と判事が述ぺた ず︑大衆が或る企業の利益を云々するとき︑その建物の減価償 れている建物が投下資本によって建てられているにもか4わら

t en n i al  

Bo

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d 

o f  F in a n ce ,

 94 

U .  

S. )

ど必然的となってきた︒か4る整理をせよという主張は多くの 費の計上が一般におこなわれるようになったのは二十世紀に入 他方︑アメリカでは︑一般産業の会計実践において減価償却 ような必要にともない繁栄時における変動にともなって不規則 る工場股備および機械の減価償却に関しては年々の控除が法律 いに一八七八年には︑課税年度を通じての磨滅減耗の原因によ要因であった︒大合同とともに連結財務表の工夫が発達しはじ 督官[  commissioners) 

減価償却制度の確立︵清水︶

の中には法律上の立場を固守するもの

もあったが︑公認を経ない控除を許しはじめたものもあり︑つ

によって認可されたのである︒メイはこのようにイギリス所得

税法上の債却規定に触れるが︑イギリスの一般産業の部門にお

いて減価債却会計がいかなる発達過程をたどったかについては

まった<語ってはいない︒

つてからのことに属し︑一八七六年の或る事件

(E

ys

te

v• r Ce

n  , 

﹁その企業の経営さ

1~2.)、という。しかしながら、二十世紀に入ると減価償却の 一八九七年から一九

0 1 1

一年にかけて頻緊におこなわれた産業

合同が一般産業における減価償却会計の発展を大いに推進する

め︑この実務は一九一七年ころまでには十分確立してしまった

( Fi n a nc i a l,  

p .  

33.)︒宰幸哭合同の過程では︑合同を企てられた

各種会社の会計を統一的基準におくことが必要となった︒この

かつ雑多な方法でおこなわれるごとき資本的支出を費用に計上

するやり方を除去してその代りに組織的かつ継続的な方法で資

産の消耗に関する費用を計上するやり方を用いることがほとん

論争をまきおこした︒とくに不動産の増価

( ap p r ec i a ti o n )

つて減価

( de p r ec i a ti o

n )が相殺されることは不当ではないと主

( 1 )  

張されていたところ︑或るいは︑新しい単位の備付にもとづく

節約は古い単位の陳腐化のための準備金設定を不必要にする

と主張されていたところでは論争がおこったのである︒しか

となったo合同計画の一部として会社の会計を統一的基準にお

(5)

369 

得税法が一九0九年に制定されたことにはじまるといつてもほ 減価 しい株式会社の会計にもちこされたのは当然であった︒こうして合同は一般産業における減価償却会計に大きな推進力をあたえたのである

( F i n a n c i

a l ,

p .  

123.)

0六年には︑直線法による減価償却概念が一般産業では

かなり一般的に用いられていたが

( F i n a n c i

a l ,

p .  

124.)

債却問題に関する新しい関心を喚起したものは一九

0九年に

制定された

Th

e

r po r a ti o e x n   c i

xl

aw

であり︑つゞいて

,

一年の憲法改正を契機として制定された最初の所得税法,

(i

nc

om

e  t a x  l

aw

)であった︒メイは一九0九年の税法の影蓉を重

要視し︑減価償却に対する必要性の十分な認識は最初の法人所

とんどさしつかえなかろう︑と述ぺる︒この税法によって減価

償却控除が課税所得決定の一要索とされ︑減価償却は︑法人が

獲得することを一般に切望していた控除損金として認められ︑

而してこの税法にもとづく控除は一九一三年の税法にも保持さ

れた︒一九一六年の歳入法

(R

ev

en

ue

Ac

t)

では以前の税法に

あらわれていた

d ep r e ci a t io n

という語が除かれてその代りに新

しい辞句が用いられたが︑一九一八年に至り陳腐化をふくめる

ことを明白に規定する附加により結局その規定は﹁陳腐化に対

減価償却制度の確立︵清水︶ くために採用されていた減価債却会計は︑合同の結果生ずる新

. i

 

9 , 1 , I L  

の方法︵腹線法・逓減残高法・年金法および償却兼金法︶が用

1 1

こうして︑減価償却費の費用性を認めた税法規定が

c i a t i o n ,   Th e  J ou r n al  

する合理的な控除をふくめて営業または企業において使用され

( 2 )  

る資産の消耗.磨損に対する合理的な控除﹂となり︑爾来その

4になっている

( F i n a n c i

a l ,

p .  

12 6.

  127. 

R e s p o n s i b i l i t y ,   V o l .  

J[ , 

p . 

34 3.

 

n fl u e nc e o f  A c 

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h e   t   D e v el o p ' 

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17 6. )0  

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̀ 

Ma

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h 

減価償却に対する必要性を十分に認識せしめ︑

は︑固定資産の消耗のための会計は︑減価債却会計として知ら

れる一般的な形式すなわち資産の原価または他の基準的原価値

を有効寿命に亘つて債却する制度をとり︑原価を配分する種々

4あった

( g n c e pt s f     o B us i n es s  I n  

me n a d  T

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  I mp l e me n t at i o n,   Th e  Q u ar t e rl y  J o u rn a o f l  

 

n om i c s,   F eb .  

19

54

, 

p . 

9.)

19 36 , 

p . 

羹欝却会計が所得決定において重要であることを一そう広

く認識させるに至ったものは︑第一次大戦中の高率課税であ

る︒戦時課税において減価償却会計理論が十分に承認された理

由は︑ひじような高率課税制度のもとでは︑産莱上の機械の効

  一‑‑‑  

(6)

370 

習の変化が招来せしめられたとメイが説くものとみることは早

計であろう︒彼の論述から次のような一節に注目しなければな のような社会的・経済的概念の生成のみによってか4る会計慣 不可欠であると認識されたからに外ならない︒第一次大戦の終結までにはすでに一般産業における減価償却会計は十分に確立

( 3 )  

した︒そして発展の歴史は一九1二四年の税立法を除けば︑大戦

の終結とともに終つておると考えてさしつかえない︒一般産業

( 4 )  

における減価付却に関する立場をかえるような出来事は一九一

九年以来すくない

( Fi n

a nc i

a l,

p .  

127128.)

以上の考察によって︑産業合同︑減価償却の費用性を認めた

所得税法および戦時高率課税の三つの要因が一般産業における

近代的減価伯却会計を推進せしめるにあずかつて力のあったこ

とを知りうる︒さて︑メイは︑経済的・社会的概念

(e

co

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d  s

o ci a

l   concepts) 

1 l i t

るいは思想傾向が変化するにともなっ

て会計慣習または会計概念が変化しなければならなくなると考

えるものである︒その意味で右の三つの要因は︑まさしく近代

的減価償却の確立という会計慣晋の変化を招来せしめたとこる

の彼のいわゆる社会的・経済的概念に外ならない︒だが︑こ 率を有効に持続せしめるためには使用された資本の維持が必要 減価償却制度の確立︵洞水︶

ての費用とともに収益に対応せしめる必要のあることが認めら

れたこと︵二︶会計における経続性および貨幣単位安定の仮定

が承認された4めに価値に対する認識をあたえないで原価への

強調がおこなわれたこと︵三︶かくして︑原価の償却を意味す

る近代的意味での減価償却会計が一般的に確立するに至ったこ 書の第一次的重要性が認められた4めに減価償却費を他のすべ ︵一︶一般産業の部門では損益計募

( Fi n

a nc i

a l,  

れば︑重要なのは収益に対する賦課であって︑記入の他の側面 を意味するがごとき近代的意味での減価償却会計の一般的確立計の甚礎によこたわっている歴史的原価概念の第一次的重要性を認めたのである。それは、また会計における継続性(contin•

u it y

)

の仮定および貨幣単位安定

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i n y  

 

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mo

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 u n

i t)

の仮定を承認したのである︒この考え方によ

は比較的重要性がすくなかった︒なぜなら︑贅産勘定は︑価値

を反映するとか或るいは歴史的以上の意味をもっとかと称せら

れない未償却原価の記録であったからである︒﹂

p .  13 0. )

と︒この一節は︑ のであり︑それは︑損益計邸書の第一次的重要性および近代会 は︑本質的な会計諸概念に密接に関連する自然の発展であった らない︒彼ほ言う︒﹁原価またはその他の基準的原価値の償却 0

(7)

371 

2

一九一六年の歳入法は︑

d ep r e ci a t io n という語は︑語源的には

a pp r e ci a t io n 1 l  

果していた時代には︑

d ep r e ci a t io n は価値の変動︵低下ー

・時の臨過または磨損による消焼・陳腐化がふくまれてい a pp r e ci a t io n : ! ; :   更新価値の下落の反対にすぎない 点を注意することが肝要であるという

( Fi n a nc i a l,

p .  

12 0.    

R es p o ns i b il i t y,   V ol .  

I ,  p .  

15 0,  p .  

15 5.

 

Th e  R

ro

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  of   D ep r e ci a t io n ,  T he   Jo

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na

l  o f   Accountancy,

  Ja n .  1 91 5,  p .  

2.

 p . 

6.

)

0九年の

Th e

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X

l a w  

d ep r e ci a t io n

(もしあれば︶に対する合理的な控除﹂

を承認し︑

を規定し︑ 一九一三年の歳入法は︑﹁査産の使用・磨損に

d ep r e ci a

n(もしあれば︶に対する合理的な控除﹂

減価償却制度の確立︵清水︶ ﹁常業または企業にお

は ︑

が︑減価原因には︑外部的事憬にもとづく更新価値の下落

大戦によっておこったインフレーションがアメリカより渤

4

厳軍に審査することによって同じ目的を実質的に達成せん してもその後いく年か連続的に減価償却控除の減額がしき りにおこなわれた

( Fi n a nc i a l, p .  

127128.)

0年代には︑固定贅産を再

もちろん︑メイは︑

評価することによって貨幣価値の変動を袋借対照表に反映 させ︑減価償却費計上を通じて損益計締誉に反映させよう とする動向があったこと

( Fi n a nc i a l, p .  

49 . 

p .  

93.)

烈であった国々

とした︒会社自身の財務会計には一般に反映しなかったと の提案に反対したのであるが︑おこなわれた実際の控除を おいてのみかA

る提案には十分な理由がある︒大蔵省はそ が借方侠方間の相殺と同じ租完全だと考えられやすかった

所得計算上予め当然控除力があるものでないという前提に

き偶然的寓楠による噌価によって相殺され︑かつ︑その相殺

することを提案した︒その控除が恩恵的な控除でありかつ

筆者︶と考えられ︑磨損による減価が物価水準の変動のごと 対する言葉であるので︑価値が会計上比較的大きな役割を

1 と︑を意味していると考えられる︒

3 除を規定した︒そして︑き規定となった

( Re s p on s i bi l i ty , V o l .  

]f , 

p .  

2983 0.) 一九一八年の歳入法で本文のごと

一九三四年に租程に関する議会案は︑減価償却控除を

任意に減額することによって必要とする税牧の一部を確保 ける葺産の使用から生ずる姿産の消耗・磨損﹂に対する控

, 1 I L  

---•-~-—- --—. ‑ ...... . 

(8)

372 

I n f l a t i o

n ,  

Th e  J o ur n a l  o f  Accountancy, 

Ma rc h 

HJ 52 , 

p .  

︵二︶加速償却が適用されつAある場合には︑部分的な埋

C o s t T,   he  A

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Re

vi

ew

, 

Q ct .  

1952 11.)︒当時でも︵一九二0年代︶今日でも︑帳簿価値の

密接な相関関係がないことは理論上経験上明らかである

(T

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  Qu a r te r l y  J ou r n al   o f  E

co

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, 

F eb .

  1

95 4,  p .  

1 0  

引上げは︑減価償却曖を噌額計上によって修正する

I E

方法ではない

(L

i t a t i o n s on h e   t   S i g n if i c an c o f e   I n   v es t e d  p . 

4 4 0 . )

合わせがあるかもしれないが︑これは戦前の投姿の消耗の

ための不十分な準備金に対しては一時的な埋合わせにすぎ

(T

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D is c u ss i o n  o f  F i n a n ' C i

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た︑固定資産の価値の増大が生じても︑この両者になんら レーションによって固定資産の維持痰の噌大があり︑ め︑また︑経営利益の決定とは無関係ならしめる︒インフ 継続性の仮定は︑固定資産の価値を︑確定不可能ならし る︒そして︑これらの動向に対するメイの見解は︑

︵ 一

価償却実践が適切なりや否やが問題となったこと︑を認め ンによって代表される少数の会社の動向によって標準的減

U. s

.スチー尺クライスラーおよびデュポ

減価償却制度の確立︵清水︶

295.)︑というにある︒メイの物価水準変動会計に適切な

減価償却の提案については︑平栗政吉﹁会計利益と実質利

益の問題﹂︵会計第六十五巻第三号昭和二十九年三月︶の

中で︑また︑メイの固定資産会計に対する後入先出法の適

用の提案については︑増崎宗弘﹁加速償却と後入先出法﹂

︵国民経済雑誌第八十六巻第五号昭和二十七年十一月︶の

中で論究されているので︑ここでは重複をさける︒

0

鉄道会社が減価償却法を採用するぺきかどうかという問題

は︑鉄道組織が大規模に築き上げられるまではすくなくともア

メリカでは広汎に考慮されたことがない︒

d ep r e ci a t io n

という

語は︑一八七六年にマサチュセット鉄道委員会が発表した鉄道

会計規程の中にも︑ハッドレー著

R ai l r oa d T ra n s po r t at i o n 

( 1  

八八五年︶の索引の中にも︑或るいは︑スミス対アーメス事件

︵一八九八年︶のさいの最高裁判所の判決の中にもあらわれて

はいない

( R e s p o n s i b i l i t y , V o l .   ] [  

̀ p .  

33 7.

 

Th e  I n fl u e nc e  o f  

Ac

co

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De

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I I   R ai l r oa d  

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D ep r e ci a t io n

̀  

Th e  J ou r n al  

o f  

Ac

 

u nt a n cy ,  

M

ch

19 36 , 

p . 

17 2.

)︒もっとも︑一八七八年の二つの事件で

 一・‑‑‑・・‑ ‑ ..  ‑ 一. ‑‑・・‑‑‑・・‑‑ ―‑・・・  一・一・ー・一・.‑‑ ‑‑‑• ー..・‑

(9)

373 

鉄道企業のための資本が多く海外とくにイギリスから得られた

, 

: '. 

 ̲̲ 

て決定されたことはたしかである︒これは︑アメリカにおける的な条項であったと考えられる︑というのである︒一八六八年 く︑また︑この法律の第一

1 ‑ ないというのが鉄道会社の一般的慣習となっていた 償却費を見つもつてとくにそのために準備金を設けることはし 一八四五年の会社条例総則べからざるものがあり︑改善費を営業費に課するけれども減価 許した︒鉄道発展の顕著な時代を通じてこの判例の権威は争う けることを許さなかったが︑改善費を収益より控除することを 純益決定において減価債却費を見つもりそのために準備金を設 オン・パスィフィク鉄道会社事件では︑最高裁判所は︑会社が 営業費にふくめることを許されるべきでないと主張した︒ユ 除として主張されうる︒﹂という理由で︑会社は減価債却費を 際に支払った費用だけが何程かの妥当性をもつて収益からの控 は︑最高裁判所が減価償却問匙を取扱っているが︑減価償却費

( F i n a n c i

a l ,

p .  

121122. 

R e s p o n s i b i l i t y ,   V o l .   I•

p .  

307 

••

T

he   Na

tu

re

  o f  A

§u nt in g, h  T e  ̲ J o u r n a l   o f   Accountancy,

  Ja n .  1 93 6,  p .  

13

.)

しかるに初期の時代におけるアメリカの実践は︑イギリスの

実践によってひじように影響をうけ︑イギリスの先例にならっ

減価償却制度の確立︵演水︶ という事実にかんがみて当然であった

( R e s p o n s i b i l i t y , V o l .

  I, 

p .  

34 3.

 

Th e  J o ur n a l  o f   Accountancy,

  Ma

rc

h 

19 36 , 

p .  

17 6.

)

世紀中葉において減価償却問題が熟心に論議された︒一八四九

年に上院の特別委員会は減価償却問題に関する証言を得て︑か

つ︐︑同委員会の報告の中で減価償却準備金の設定を次のように

奨励した︒すなわち﹁線路・建物・車輛およびその他の資産に

関して正当な能率状態に鉄道を維持するためには必要な用心お

よび慎重の問題として十分な準備金を設けるべきであることは

償却基金の設定は︑ 明白であるに相違ない︒か4る目的のための準備金または減価

( g  

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Ac

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V i e t .   c .  

16 , 

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12 2)

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R ep o r t,  

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y  A c co u n ts ,

 

P ar l i am e n ta r y  P

ap

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s 

(1 84 9) , 

p .   i x )  

と︒メイによれば︑同委員会は今日の用語法で原価の償却の同

義語として

d ep r e ci a t io n

r e

r ve

という辞句を用いたのではな

の鉄道統制法が通過するまでは多年の間論議がつゞいた︒この サス・パスィフィク鉄道会社事件では︑最高裁判所は﹁単に実

1

0年代の鉄道プームの崩壊につゞく十九 を損益計算に計上することは否認されている︒すなわち︑カン

‑. ‑‑‑. ‑‑‑―‑ ‑-~-‑̲̲̲ :̲ ̲̲... ‑---~--‑.   ‑‑̲ ‑‑‑‑‑ ‑‑‑‑-—-—----

(10)

74 

の下での所得決定の理論の全部と矛盾しなかったa

i n a n c i a l ,   p . 

121122.

・ R   : 

e s p o n s i b i l i t

y ,  

V ol .   ] [ ,   p . 

337339. p . 

34 2. : 

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が進行する以前にすなわち一八四二年に新生していた所得税法

して︑利益を多く上げて翰送することのできる貨物量を増すこ 略した政策とまったく一致し︑かつ︑イギリスにおける鉄道発展 した政策は︑イギリスでは枯渇性資産について償却準備金を省

一般社会の見地から経済的に望ましいとおもわれる事柄と う見解をとつていたのである︒減価償却のための準備金を省略応する費用負担に比べてより一そう重いであろう︒か4る事情 主要な会計士は減価償却は収益に課する必要のない費用だとい 減価償却制度の確立︵清水︶

法律は︑投資が永久的であるという理論を認め︑複会計制度と

して知られる鉄道会計の特別の形式を規定し︑かつ︑資産が十

当然課されるべきすべての費用を収益に対して課したのちに宣

言せらるべしと提案された配当に対して監査役が自己の見ると

とを要求じたが︑減価償却準備金は命令的というよりは任意的

と考えていた︒それゆえ︑取締役が準備金を設けるべき適当な

しつかえなかったけれども︑準備金を設けねばならないかどう

かの問題は︑監査役がかかる減価償却を収益に対して当然課さ

J ou r n al   o f   Accountancy, M

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93 6,  p .  

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替会計または廃棄会計が適用されていたのである︒メイは︑か

4る会計実践が経済発展にどういう影響をおよ底したであろう

か︑換言すれば︑もし鉄道企業の初期の時代に減価償却会計が

実行されていたとすれば経済発展にどういう影響をおよぼした

であろうか︑という問題を提起し︑次のように説く︒

用役一単位当りの資産に関する費用負担は後の年度の用役に対

正反対であるようにおもわれる︒初期の年度における費用負担

を資産の能率の維持に一致する最少限に保つことにより︑かく

4る方法によらない場合に可能であろう以上 れるべき費用の一っと考えるかどうかで結局決ったのであり︑待することのできるであろう用役量よりも少いであろうから︑ る︒初期の年度では︑提供される用役獄は後年度において当然期 用および消耗に関するもっとも重い費用負担を投ずる結果にな 状態にあると考えるときはいつでも取締役は準備金を設けてさ却は︑各資産の寿命のもっとも初期のいく年度かに各資産の使

こるでは当然支払うべき正当なものであるという証明をするこ 分に維持されておるという証明をすることおよび収益に対してにおいては減価償却に対する認識が欠けていたのであって︑取 かくして︑鉄道会社・会計士・裁判所の間で一般に十九世紀

参照

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